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可視化から始める脱炭素
企業の二酸化炭素排出量削減に関するセミナーが26日、伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesで開かれました。
セミナーでは東京都に本社を置くe-dash株式会社の甲斐綾乃さんが講師を務めました。
e-dashは企業の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みを支援している会社です。
甲斐さんは「地球温暖化は人間の経済活動による二酸化炭素の排出が原因の一つで、その削減が急務となっている」としたうえで「排出量の可視化により削減目標を設定しクリーンエネルギーへ切り替えていく必要がある」と話していました。
セミナーは八十二銀行伊那支店と長野銀行伊那支店が開いたもので、省エネに関す補助金制度についても説明がありました。
会場には上伊那の企業などから約30人が集まり話を聞いていました。
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廃棄物政策審議会 プラごみの分別基準を確認
上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで2日に開かれ、来年4月に変更するプラスチックごみの分別基準について確認しました。
上伊那では現在プラマークのないプラスチック製品は燃やせるごみとして扱っています。
来年4月からはほぼすべてのプラスチック製品は資源プラスチックとして回収されます。
この日は委員や市町村の職員が出席し分別基準のマニュアルの記載内容を確認しました。
委員からは、「子どもでもわかるようにする必要がある」「変更後も混入の多いごみを集計して、修正していくべきだ」などの意見が出されました。
前回の審議会で出た「複合製品が何かわかりにくい」という意見から、具体例として、ボールペン、ホッチキスなどが追加されました。
審議会の岡野哲郎会長は「プラスチックごみは環境負荷が大きいがリサイクルすることで資源化できる。重要な案件だと感じている」と話していました。 -
伊那VALLEY映画祭 7月26日から
伊那VALLEY映画祭が伊那市のかんてんぱぱ西ホールで7月26日から開かれ、3日間で14本の映画が上映されます。
28日は伊那VALLEY映画祭実行委員の矢島信之さん宅で記者向けに概要が説明されました。
映画祭は7月26日から3日間開かれ、1日目はふるさと・民俗、2日目は戦争の記憶、3日目は教育をテーマにした映画や番組が上映されます。
上映後には製作者のトークショーも行われます。
映画祭の初日には伊那ケーブルテレビが制作した3作品も上映されます。
第6回伊那VALLEY映画祭はかんてんぱぱ西ホールで開かれ、3日間とも入場無料です。 -
ウエルシュ菌食中毒注意報 発出
長野県は、初めての「ウエルシュ菌食中毒注意報」を1日全県に発出しました。
長野県は、先月ウエルシュ菌による食中毒が3件、合わせて200人が症状を訴える状況が発生したことから、「ウエルシュ菌食中毒注意報」を昨日発出しました。
高温でも死滅せず生き残るのが特徴で、カレーやシチューなどの煮込み料理で発生しやすく、大量に調理し常温で置いておくと菌が増えやすいということです。
長野県では、前日調理は避けなるべく早く食べること、加熱調理をしたときは菌が増えやすい45度前後を長く保たないようにすること、温め直すときは食品の中心部が75度以上になるまでよく温めることなど、食中毒予防を呼びかけています。
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箕輪町総合教育会議 箕輪西小を視察
箕輪町総合教育会議が2日開かれ、関係者が箕輪西小学校の授業を視察しました。
2日は、白鳥政徳町長や町の教育委員など約15人が訪れ、授業を見学しました。
3年生の社会の授業では販売の仕事について学んでいて、箕輪町内にあるスーパーマーケットについて調べています。
子どもたちが、視察に訪れた人たちに、「良く行く店や、その店に行く理由」についてインタビューしていました。
6年生のクラスでは、総合学習の授業を視察しました。
赤そばの里で黒曜石を見つけたことから、町郷土博物館の学芸員を招き、石器や土器について質問していました。
視察後の会議で「地域の題材を取り上げることでより関心がわき、子どもの探求心につながる」「子どもたちが主体的に活動する時間を大切にしていると感じた」などの意見が出ていました。
箕輪町総合教育会議では、町の教育の現状を確認しようと年に1回視察を行っています。
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下小沢あかりの会 草もち味わう
伊那市小沢の住民で作る下小沢あかりの会は6月27日に小沢地域交流センターで、作った草もちを味わいました。
この日は会員20人が集まり、交流会が開かれました。
草もちは、会員が作ったもち米や、地元のヨモギが使われています。
朝7時から餅をついたということです。
ほかにも、水餃子や漬物が並びました。
下小沢あかりの会では、地元住民の交流の場として毎年交流会を開いています。
会では今後、花壇づくりなどの活動を行っていくということです。
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長谷総合支所 開庁式
新しく完成した伊那市長谷総合支所の開庁式が2日に現地で行われました。
開庁式には白鳥孝市長など50人が出席しました。
建て替えられた長谷総合支所は木造平屋建てで、延床面積はおよそ690平方メートルです。
庁舎には地元産のヒノキやカラマツが使われています。
JA上伊那のATMも設置されました。
太陽光発電や自家発電設備も備え、災害時には地域の防災施設として使用します。
前の長谷総合支所は、1959年に旧長谷村役場として建設され、2022年7月に老朽化のため解体工事が始まりました。
同じ場所に今年5月、新庁舎が完成しました。
開庁式では、ざんざ節保存会が踊りを、長谷中学校3年生が南アルプス祝太鼓を披露して完成を祝いました。
新庁舎には南アルプス課、農林建設課、総務課、市民福祉課があり、1日から業務が始まっています。
職員は25人ほどが常駐します。
伊那市商工会長谷支所の窓口も設けられました。
受付時間は午前8時30分から午後5時15分です。
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自然災害が起きるかもしれないという不安 77.8%
台風19号被害から5年の節目を迎えることや、元日の能登半島地震を受け、県世論調査協会が県内の18歳以上1,500人を対象に調査を行い、61.3%の920人から回答を得ました。
日ごろ、地震や水害など大きな自然災害が起きるかもしれないという不安を感じているかという質問に対し「大いに感じている」「ある程度感じている」と回答した人は合わせて77.8%でした。
特に不安に感じている自然災害は「地震」が84.2%
「豪雨・水害」が66.9% 「台風災害」が47.5%でした。
また、能登半島地震を受け日ごろの備えについて十分かどうかとの質問には、88%の人が「心配になった」と回答していました。
長野県世論調査協会が行った、防災に関する県民調査によりますと、日ごろ地震や水害など大きな自然災害が起きるかもしれないと不安を感じている人は77.8%でした。 -
みのわBASEで防災イベント
日頃から防災や減災を意識してもらうイベント「防災BASE」が箕輪町松島の防災交流施設みのわBASEで6月29日に開かれました。
会場のみのわBASEは、災害時に防災拠点施設として活用されます。
みのわBASEの管理会社が企画し、箕輪町と松島の飲食店ゆとろぎroom5884、伊那ケーブルテレビが協力しました。
箕輪町は、災害への意識を高めてもらうため、平成18年と令和3年の豪雨災害の写真を展示しました。
ゆとろぎroom5884は、小麦粉で作った生地にチキンや豆などを包んだブリトーを販売しました。
ブリト―は真空パックで冷凍保存されていて、災害時の非常食としても活用できるということです。
伊那ケーブルテレビは過去の災害中継をまとめた映像などを放映しました。
あわせてテレビやインターネットなどに関する家庭での困りごとを解決する「なんでも相談会」も開きました。
イベントは訪れた人に日頃から防災や減災を意識してもらおうと初めて開かれました。
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救急搬送中に脱輪
伊那広域消防本部は、けが人を救急搬送中の救急車が脱輪し搬送の遅れが発生したと1日発表しました。
6月30日午後8時頃、伊那市西春近の市道で救急搬送中の救急車が左折時に道路左側の側溝に左後輪タイヤを脱輪させました。
運転手と乗員2人、搬送中の70代女性1人の、合わせて4人が乗っていましたがこの事故によるけが人はいませんでした。
事故後、別の救急車に女性を乗せ換え市内の病院におよそ16分遅れで収容しました。
収容先の医師によりますと事故で搬送が遅れたことによる、女性の容態への影響は無いということです。
上伊那広域消防本部では「傷病者をはじめ関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。
今後は緊急走行中の安全確認の徹底について職員に指導し再発防止に努めてまいります。」とコメントを出しています。
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手良地区をモデル地域に指定
伊那市は手良地区を移住定住を推進する田舎暮らしモデル地域に指定しました。
モデル地域指定は手良地区が4か所目となります。
1日、手良地区活性化促進会議、田舎暮らしサポート委員会の江連英委員長ら3人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長からモデル地域の指定書を受け取りました。
モデル地域指定は移住定住を推進するための取り組みを行っている地域を支援するものです。
住宅を新築した際の補助や出産祝い金の支給などがあり指定期間は10年間です。
手良地区の今年6月1日現在の人口は2,017人ですが伊那市では20年後は1,500人台になると推計しています。
田舎暮らしモデル地域の指定は、新山地区、長谷溝口地区、伊那西地区に続いて手良地区が4か所目となります。
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南箕輪村 名札を名字のみに
南箕輪村は、職員のプライバシー保護のため、1日から職員の名札などの表記を名字のみとしました。
村では、職員が安心して働ける労働環境を確保するため、1日から職員の名札や文書・メールなどの表記を、原則として名字のみとしました。
課長以上の管理職については、これまで通りとなっています。
また、部署内に同じ名字の人がいる場合でも、名字のみとなります。
なお、上伊那の他の自治体では、辰野町が全職員名字のみの表記となっています。 -
路線価 下落止まり横ばいに
相続税や贈与税の算定基準となる路線価が、1日に公示されました。
28年下落が続いていた伊那税務署管内の最高路線価は、横ばいとなりました。
関東信越国税局によりますと、伊那税務署管内の最高路線価は、伊那市荒井のいなっせ前で、1平方メートルあたり3万6,000円でした。
管内の最高路線価は、1996年から28年下落が続いていましたが、去年と同じ3万6,000円で横ばいとなりました。
県内10地区ある税務署管内の最高路線価のうち、大町・佐久・松本・長野が上昇、上田・諏訪・信濃中野が横ばい、飯田・木曽が下落となっています。
路線価は、主に道路に面した土地の1平方メートルあたりの標準価格で、相続税や贈与税の算定基準となります。 -
雨の影響 南箕輪村で浸水
前線を伴った低気圧の影響で、伊那地域は30日から雨が続き、南箕輪村では浸水被害がありました。
南箕輪村南原の会社の敷地では、隣接する畑から雨水が流れ込み建物内が床上浸水しました。
午前8時半ごろ、役場の職員と地元の消防団が駆け付け、雨水が流れ込まないよう土嚢を積んでいました。
その後、排水ポンプを使用して、たまった水を出していました。
午後4時現在、伊那市で倒木が4件あり、長谷浦の市道では付近の道路で車が通行がしづらい状態となっています。
撤去作業は、あす以降行うということです。
長野地方気象台によりますと、伊那地域の降水量は、きのうの降りはじめから1日午後3時までに99ミリを記録しました。
午後4時現在、伊那市、駒ヶ根市、飯島町、宮田村に大雨警報が出ています。
この雨で、JR飯田線は伊那市駅と宮田駅間で降り続いた雨が規制値に達したため、午後4時現在、辰野駅―駒ケ根駅間が午前9時ごろから運休となっています。
向こう1週間雨が降りやすい日が続いているということで、気象台では長雨による土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けています。 -
就職希望の高校3年生 産業視察
ハローワーク伊那などは、就職を希望する高校3年生を対象にした産業視察を5月27日に行いました。
産業視察には、上伊那地域を中心に、就職を希望する高校3年およそ400人が参加しました。
18グループに分かれ、製造業や小売業など36事業所を視察しました。
このうち、伊那市に本社を置く株式会社ニシザワのベルシャイン伊那店には、35人が訪れました。
はじめに、担当者が会社の概要や小売業の仕事について説明をしました。
大正13年に創業し、今年で100周年を迎えるニシザワでは、スーパーマーケットや飲食事業など4つの事業を行っています。
このうち、スーパーマーケットの事業は、会社の売り上げの70%を占めるということで、「小売業は、地元の人の生活を支える、必要不可欠な業種です」と話していました。
ベルシャインの視察ではほかに、売り場やバックヤードの見学もしました。
高校生の就職活動は、7月1日から始まり、内定が出るのは9月16日からとなっています。
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箕輪写友会 写真展5日まで
箕輪町の写真愛好家でつくる箕輪写友会の展示が町文化センターで開かれています。
会場には自然をテーマに県内外で撮影された会員の写真20点が展示されています。
60代〜80代の会員7人が月に1度集まり勉強会を開いています。
会では会員を募集していて、町内在住か町内に勤務している人ならだれでも入会できるということです。
第26回箕輪写友会写真展は7月5日金曜日まで町文化センターで開かれています。 -
交通死亡事故多発警報を受け伊那署が取り締まり
6月12日に全県に交通死亡事故多発警報が発令されたのを受け、伊那警察署は交通指導取り締まりを19日行いました。
19日は伊那警察署の交通課署員7人が伊那北駅前交差点付近の市道で通行禁止違反の取り締まりを行いました。
この市道は、伊那小学校の通学路として使われていて、午前7時半から9時まで車の通行が禁止になっています。
6月12日に全県に交通死亡事故多発警報が発令されたのを受け、伊那署が取り締まりを行ったものです。
伊那警察署によりますと、今年に入って管内で発生した交通死亡事故は、6月9日に伊那市日影の国道361号で発生した単独事故の1件だということです。
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南箕輪村地域おこし協力隊 子ども預かり遊ぶ催し
南箕輪村の地域おこし協力隊の隊員が子育てをする親に自分だけの休日を過ごしてもらおうと、子どもたちを預かり一緒に遊ぶイベントが大芝高原の森の学び舎で30日に開かれました。
30日は5歳から10歳までの子どもおよそ20人が参加しました。
隊員3人が設けたそれぞれのブースを子どもたちが回りました。
子ども向けプログラミング体験会の開催などの活動を行っている隊員のブースでは、子どもたちはプログラミングされたラジコンの操縦体験をしました。
他に、パソコンを操作し、隊員が制作したオリジナルのゲームを楽しんでいました。
このイベントを企画したのは保育士の資格を持っていて、南箕輪村地域おこし協力隊として一昨年から活動している新関千絵さんです。
新関さんは、隊員が子どもたちを預かり一緒に過ごすことで、子育てをする親に自分だけの休日を過ごしてもらおうと企画しました。
今後は、3歳から5歳の子どもがいる子育て世帯を対象にイベントを開催する予定だということです。
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あさってにかけて大雨に注意
長野地方気象台は、あさって7月2日にかけて、県南部で大雨が続く恐れがあるとして、土砂災害などに注意を呼び掛けています。
30日午後6時から予想される24時間の降水量は、南部で180ミリとなっています。
気象台では、雨雲が予想以上に発達した場合などは警報級の大雨になる可能性があるとして、土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けています。 -
箕輪南宮神社 茅の輪くぐり
箕輪町木下の箕輪南宮神社で半年間の穢れを清める大祓の神事が30日行われました。
南宮神社には茅という植物を編んで作った直径3メートルの茅の輪が設置されています。
大祓の神事には神主や総代など25人が参加し、無病息災を願って茅の輪をくぐりました。
南宮神社の大祓祭は毎年この時期と12月末の年に2回行われています。
茅の輪を8の字に3回くぐることで半年間の穢れが清められ、残りの半年の疫病避けになるとされています。
茅の輪は来月14日の例大祭まで設置されていて、誰でもくぐることができます。
またこの日は人形のお焚き上げも行われました。
人の形をした紙に名前を書いて燃やすもので、穢れを人形に写し取って焚き上げるということです。
南宮神社総代会では「世の中暗いニュースも多いが、明るくなってほしい」と話していました。 -
大出スポーツフェスティバル
箕輪町の大出区民が参加する大出スポーツフェスティバルが6月9日に、ながたドームで開かれました。
スポーツフェスティバルでは、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を楽しみました。
モルックは、木の棒を投げて倒し得点を競う競技です。
子どもから大人まで楽しめるスポーツとして、今回初めてモルックを行いました。
大出区では、区民同士の親睦を深めるため毎年この時期に大会を開いています。
スポーツフェスティバルには、区内9つの常会からおよそ100人が参加しました。
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親子で6メートルの巻き寿司づくり
伊那市山寺区公民館のイベントで地区の親子が長さ6メートルの巻き寿司づくりを29日に伊那市のきたっせで行いました。
巻き寿司づくりには、親子10組などおよそ25人が参加しました。
山寺の八幡寿司が酢飯や具材を用意し、作り方を教えていました。
具材には卵焼きやかんぴょう、エビなどを入れていました。
入れ終わると長さ6メートルの寿司を参加者が息を合わせて巻いていきました。
出来上がった巻き寿司は、その場で食べたほか、家に持ち帰ったということです。
巻き寿司づくりは、山寺区公民館のイベントとして行ったもので、2023年は5メートル60センチをつくり、今回は新記録の6メートルだったということです。
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大槻さん手話ダンス教室 25周年交流会
箕輪町の大槻一子さんが指導する上伊那各地の手話ダンス教室の25周年交流会が、29日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
箕輪町沢の大槻一子さんは、現在84歳。35年ほど前、50代のころに手話ダンスに出逢いました。
神奈川県にある日本手話ダンスクラブの本部に5年間通って会員となり、上伊那で教室を開きました。
現在は、6つの教室に、合わせて40人ほどが通っています。
この日は、友情出演を含め6団体がダンスを披露しました。
各地の団体が一同に会するこの交流会が今年25周年を迎えました。
20年以上の経験者が11人いるということです。
披露される手話ダンスは、大槻さんが振り付けたものでレパートリーは111曲あります。
各教室では、高齢者施設などでダンスを披露するなどのボランティアを行っているということです。
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30日から県南部 大雨が続く恐れ
長野地方気象台では30日の夕方から7月2日頃にかけて南部で大雨が続く恐れがあるとして、土砂災害などに注意するよう呼び掛けています。
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上伊那広域連合 職員懲戒処分
上伊那広域連合は、去年7月、箕輪町のクリーンセンター八乙女に搬入されたごみの中から出てきた現金を警察に届け出ず飲食代に充てていたとして、47歳の係長を懲戒処分にしたと28日に発表しました。
上伊那広域連合によりますと戒告の懲戒処分を受けたのは、上伊那広域連合事務局の係長47歳です。
この職員は、去年7月24日頃、箕輪町のクリーンセンタ―八乙女に搬入されたごみの中から作業員が見つけた現金9万円を、警察に届け出ず、職員の飲食代に充てることについて黙認していました。
また、これ以前に施設内で出た現金を所内に保管し、現場職員の茶菓子等の購入に充てていたということです。
指導上の措置として上伊那広域連合事務局の技術主査45歳を訓告、管理監督者63歳を口頭注意としました。
上伊那広域連合長は「今後、このようなことがないよう、職員間の意思疎通を図りチェック体制を強化するなど再発防止に努め、住民のみなさんの信頼回復に尽くしてまいります」とコメントしています。 -
伊那北高校文化祭 ペン祭始まる
伊那市の伊那北高校の文化祭「第70回ペン祭」が28日から3日間の日程で始まりました。
文化祭はコロナ前の形で5年振りに通常開催となりました。
28日は全校生徒およそ700人が体育館に集まり開祭式が行われました。
はじめに生徒会が制作した動画が上映されました。
今年のペン祭のテーマは「ペン祭とは、1%の理性と99%の狂気である」です。
理性を吹き飛ばし楽しみつくしてほしいという思いが込められています。
開祭式では、軽音楽部による演奏や全校生徒でダンスを踊りました。
最後は、全校生徒で製作したモザイクアートがお披露目されました。
モザイクアートは、縦2m50cm横5mで、全校生徒がマスにカラーテープを貼り、つなぎ合わせたということです。
今年は5年振りにクラス出店が行われ、3年生がかき氷やフランクフルトなどを販売しました。
29日・30日は、一般公開されクラス展の他、ダンス部や合唱部などの発表が予定されています。 -
伊那市議会6月定例会閉会
伊那市議会6月定例会は新たに提出された議員提出議案など6議案を含む11議案全てを原案通り可決し28日に閉会しました。
議員提出議案のうち、国の地方自治法の一部を改正する法律が成立したことを受け、衆参両院の総務委員会の付帯決議を十分にふまえた制度運用を求める意見書提出について賛成19、反対1の賛成多数で可決されました。
今定例会に提出された11議案は全て原案の通り可決されました。
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農林科学の研究と教育支援で助成金
農林科学の研究と教育の支援をしている公益財団法人信州農林科学振興会は、信大農学部助教や留学生などに助成金を28日に贈りました。
南箕輪村の信州大学農学部で贈呈式が行われ、振興会から目録が手渡されました。
研究者に対する助成として信大農学部助教など3人に合計60万円。
教育助成として信大の大学院生3人に合計120万円。
国際交流助成として信大農学部外国人留学生支援の会に12万円が贈られました。
研究者を代表して信大農学部助手の椎葉湧一朗さんは「研究資材の購入費やフィールドワーク実施など役立てていきたい」と謝辞を述べました。
振興会では伊那中央ロータリークラブなどからの協力を得ながら県内の農林業の人材育成と教育の助成を目的に毎年贈っています。
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教職員が紛失したUSBメモリ 県教委に届く
長野県教育委員会は、中信の県立高校の教職員が紛失したUSBメモリが県教委に郵送で届いたと28日発表しました。
県教育委員会の発表によりますと、紛失したと思われるUSBが25日(火)に県教委に封書で届いたということです。
封書には「USBメモリは破壊してあること」「手元に何も残っていないこと」「内容を他言していないこと」が書かれた手紙とUSBが入っていました。
送られてきたUSBを紛失した教職員が確認したところ、本人が紛失したものであることが判明しました。
USBと封書は警察に提出し、捜査を進めています。
現在、個人情報の流出は確認されていないということです。
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ミクロネシア児童ら 高遠小で交流会
ミクロネシア諸島の児童や生徒24人が28日に伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ児童と交流しました。
これは国立信州高遠青少年自然の家の交流事業で行われたものです。
体育館で交流会が開かれ、ミクロネシアの児童・生徒は地域の伝統的な踊りを披露しました。
23日の土曜日に来日して東京都に滞在し、前日国立信州高遠青少年自然の家に到着したという事です。
高遠小学校の児童は校歌を披露しました。
国立信州高遠青少年自然の家での受け入れはコロナ禍以来4年ぶりだということです。
ミクロネシアの児童・生徒たちは国立信州高遠青少年自然の家での自然体験や、ホームステイを行い、7月2日に帰国するという事です。