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水銀灯などの清掃ボランティア
伊那市の電気工事会社などは15日、春日公園などの水銀灯の清掃をボランティアで行いました。 清掃活動は、伊那市電設業協会と電気工事協力会伊那地区が毎年ボランティアで行っているもので、今年で14回目です。 今日は、12社から24人が参加し6グループに別れて高遠ほりでいパークや伊那公園など市内4か所の水銀灯を清掃しました。 このうち春日公園では参加者が、脚立や高所作業車などを使い電灯についたよごれを落としていました。 また、電球がきれている所は取り換えをしていました。 水銀灯を管理している伊那市では「普段清掃できない高い所を清掃をしていただき大変助かっている」と話していました。
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トンボの楽園で観察会
伊那市富県新山のトンボの楽園で13日、ハッチョウトンボの観察会が開かれました。 ハッチョウトンボはトンボの中では最小の種類で体長はおよそ2センチです。 観察会はこの場所の整備や保護活動を行っている新山山野草等保護育成会が開いたものです。 今が最も飛び交う時期だということで観察会には家族連れなどが訪れていました。 トンボの楽園は日当たりの良さやきれいな湧き水が流れていることなどその自然環境がトンボの生息に適しているということです。 観察会では育成会の会員が訪れた人たちにその生態や特長について説明していました。 育成会によりますと、ここには45種類のトンボがいるということで「いつでも好きな時に来て観察してほしい」と話していました。
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野球部が県大会へ必勝祈願
長野県中体連の県大会に出場する春富中学野球部は、伊那市東春近の春近神社で必勝を祈願しました。 13日は部員およそ30人と監督、保護者らが春近神社を訪れ必勝を祈願しました。 春富中学野球部は予選で南信地区2位となり県大会出場の切符を手にしました。 チームは堅い守りが持ち味でバッテリーを中心に失点を抑える野球を心がけているということです。 県大会には県内4地区から各4チーム、合計16チームが出場することになっていて上位2チームが北信越大会に出場することができます。 南信地区は春富中のほか箕輪中、南箕輪中も県大会に出場します。 試合は19日に塩尻市営球場で行われることになっていて春富中は県大会で優勝し2年ぶりの出場を目指します。
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ビデオ作品コンクールで吉澤さんが伊那市長賞
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクール表彰式が13日、伊那市のいなっせで開かれ、吉澤豊さんの作品が伊那市長賞に選ばれました。 コンクールには一般からの作品を含め15人から30点が出品されました。 このうち伊那市長賞には吉澤豊さんの“「たかずやの里」移転記録”が選ばれました。 児童養護施設たかずやの里が伊那市富県から東春近へ移転するまでの地域の支援や関係する人たちまた新しい施設が完成するまでの様子を撮影した作品です。 伊那ケーブルテレビジョン賞には原英美さんの“通学合宿”が選ばれました。 西箕輪小学校の児童が公民館に宿泊しながら学校に通う様子を記録したもので、そこでの生活や地域の人たちとの交流が記録されています。 赤羽仁会長は「会員の研鑽のためはじめたコンクールも17回目となった。 映像を残すことで地域に貢献し見た人に感動を与える作品づくりをしていきたい」と話していました。
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伊那市の産業用地 初売却見通し
伊那市土地開発公社が所有していた産業用地が伊那市に引き継がれてから初めて売却される見込みとなりました。 14日は市と購入企業の間で土地売買仮契約調印式が行われました。 14日は伊那市役所で調印式が行われ産業用地を購入する東京パック株式会社の波多野勇社長と白鳥孝伊那市長が仮契約を結びました。 産業用地を購入する東京パックは東京に本社を置きポリエチレン製の手袋などを製造販売しています。 年商はおよそ12億円で従業員はおよそ85人。東京に2つの工場と物流センターがあります。 売買の仮契約を交わした産業用地は伊那インター工業団地の一角で広さはおよそ7,600平方メートル。 金額はおよそ9,800万円となっています。 東京パックではここにフィルム工場と手袋製造工場、物流倉庫を建設する計画で土地取得を含めた事業費は5億円を見込んでいます。 調印式で波多野社長は伊那に工場を造ることで生産、供給能力を増強するとともに、首都直下の地震に備えリスクの分散を図りたいとしています。 東京パックでは工場建設にあたり地元から33人を雇用する計画で平成27年8月の操業開始を予定しています。
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ボランティア募り高齢者支援へ
南箕輪村は10月からお年寄りの生活をボランティアが支援するまっくん生活支え愛(あい)事業をはじめます。 これは14日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 この事業は増加する高齢者世帯を地域で支援するもので、おおむね75歳以上の高齢者のみの世帯や障害者世帯を対象としています。 支援内容はゴミ出しや除雪、買い物など日常生活にかんするものとなっています。 支援を受けたい世帯は、民生委員の承認を得たのち、村から1世帯あたり年間24時間分の助成券が交付されます。 ボランティアは登録制で報酬は30分あたり300円となっています。 村では8月からボランティアの募集と利用者の申請受付をはじめ9月議会でこの事業に関する補正予算案を提出。 10月からのサービス開始を目指します。
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高校生が登戸研究所の聞き取り調査
第2次大戦末期、神奈川県から上伊那地域に疎開した陸軍の秘密機関、登戸研究所について、高校生5人が当時を知っている人たちから13日聞き取り調査をしました。 駒ヶ根市の中沢公民館。 中沢にも登戸研究所の一部が疎開し、短期間でしたが小型爆弾などのスパイ兵器の製造などが行われました。 中沢小学校も研究所になり、公民館は、その跡地に建設されました。 聞き取り調査をしたのは、辰野高校や箕輪進修高校の生徒たちが参加する上伊那高校生平和ゼミナールの5人です。 調査内容をまとめ、それぞれの文化祭で発表する予定です。 この調査に協力したのは、当時を知る地域住民2人です。 上村睦生さんの父親が登戸研究所で働きました。 「小学生のころ研究所には大量の黄燐があり、川遊びでやけどをした」 竹村寿彦さん。 終戦とともに秘密機関だった研究所を進駐軍に隠そうと資機材を処分した時の様子を見ていました。 「爆発はものすごい衝撃で、近所のガラスが割れ、窓枠も曲がるほどだった」 高校生たちは、メモをとりながら、初めて聞く事実に戦争を身近に体験している様子でした。 高校生平和ゼミナールは、19日の辰野高校の文化祭でこれまでに調査した資料をまとめ一般公開する予定です。
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手良小6年生が栄小学校と交流準備
長野県北部地震で被災した栄村の栄小学校と交流を続けている、伊那市の手良小学校の6年生は初めて栄村を訪問することになりました。 14日はその準備として、自分たちの地域を紹介するパンフレットを作りました。 手良小学校の6年生は、4年生の時に、自分たちで作った野菜を販売し、その収益を栄小学校に送る活動を行って以来、手紙で交流を続けています。 4年生から始めた文通は、これまでに、10回以上になるということです。 6年生になった今年、初めて栄村に行くことになり、今日はその準備として、自分たちの住む伊那市や手良を紹介するパンフレットを仕上げました。 児童たちは、これまでに、班ごとに分かれて、伊那市の事を調べてきました。 パンフレットには、ザザムシと蜂の子、イナゴが三大珍味として紹介されています。 震災から2年がたち、栄小学校にも普段通りの生活が戻ったことから手良小の6年生は、去年から野菜を販売した収益を貯金してきました。 児童たちは、そのお金を使って、17日(木)に栄小学校へ行くことになっています。
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ちびっこ駅伝大会
ちびっこが伊那市の中心市街地をかけぬけるちびっこ駅伝大会が13日行われました。 大会には市内の保育園と幼稚園から53チーム、506人が参加しました。 ちびっこ駅伝は、ぎおん祭り歩行者天国に合わせ、伊那まちの再生やるじゃん会が毎年開いているものです。 いなっせ前をスタートし、8区間先のゴールを目指します。 商店街には多くの保護者が応援に駆け付け、子どもたちに声援を送っていました。
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弥生高 初戦突破
全国高校野球長野大会。 2日目の13日は上伊那勢3校が登場しました。 それでは試合結果をお伝えします。 伊那弥生ヶ丘 対 長野俊英は6対2で伊那弥生ヶ丘が勝ちました。 次は15日に県営上田野球場で上田西と対戦します。 赤穂対中条、屋代南、明科の連合チームは5対6で赤穂が敗れました。 高遠対田川は12対2で高遠が敗れました。
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箕輪南宮神社伝統 雨乞いの鹿頭奉納
箕輪町木下の南宮神社伝統の雨乞いの神事、鹿頭(ししがしら)の奉納が13日行われました。 13日は、小雨が降る中神事が行われました。 子ども達が鹿の頭に見立てた飾りをかぶり、境内を3周します。 およそ450年前の大干ばつの時に、雨乞いで雨が降ったことに感謝し、鹿を神様に献上したことが始まりとされています。 名前に「福」「大」「富」が付く地区で、天竜川より東側の福島・福与と、西側の大泉・大泉新田、富田、大萱が毎年交代で行っています。 今年は東側が担当しました。 この後、ご神体遷座の神事が行われ、ご神体を乗せた神輿が三日町の秋宮へ向かっていきました。 ご神体は12月に秋宮から春宮の南宮神社にふたたび遷座されます。
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あんざんコンクール
算の速さと正確さを競う2014あんざんコンクールが12日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 コンクールには日本珠算連盟伊那支部に加盟している8つのそろばん教室から44人が参加しました。 大会では、かけ暗算、わり暗算、みとり暗算を制限時間内に解き、合計点を競います。 大会は、日本珠算連盟が暗算を通して子供の集中力や記憶力の向上につなげようと行っているものです。 小学校3年生の部から中高生の部まで、5つの部門があります。 各部門の1位は、小学校3年の部が、伊那北小学校の宮下尚也君、小学校4年生の部が南箕輪小学校の古屋敷伊織君、小学校5年生の部が箕輪中部小学校の備前ゆき恵さん、小学校6年生の部が箕輪中部小学校の小松良輔君、中高生・一般の部が西箕輪中学校3年の吉野桃由さんでした。 大会長の伊藤正伊那商工会議所専務理事は、「子どもの能力は、小さい頃からの鍛錬で無限に広がっていく。子供の能力を生かせるような地域社会を作っていきたい」と話していました。
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村民プールオープン 100人が初泳ぎ楽しむ
南箕輪村大芝高原内の村民プールが12日オープンし、子ども達が初泳ぎを楽しみました。 12日の伊那地域は、最高気温32度と2日連続の真夏日となり絶好のプール日和となりました。 オープン初日の12日は、親子連れなどおよそ100人が訪れ初泳ぎを楽しみました。 去年は水不足の影響で1週間ほど遅れましたが、今年は例年通りのオープンとなりました。 村開発公社では「台風の影響を心配していたが予定通りオープンできてよかった。多くの人に利用してもらいたい」と来場を呼び掛けていました。 村民プールの営業は8月24日日曜日までで、時間は午前10時から午後4時までとなっています。
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まっくん軽トラ市 新鮮な野菜を安価で
軽トラの荷台を店舗に見立てて採れたての野菜を販売する「まっくん軽トラ市」が12日、南箕輪村の大芝高原で開かれました。 大芝高原味工房前には、村内の生産者9団体が軽トラの荷台を使って商品を売っていました。 販売されたのは、トマトやキャベツ、キュウリなど今が旬なものからカボチャなどの先取り野菜まで様々です。 軽トラ市は、生産者が直接販売することで消費者に安心して購入してもらおうと村開発公社が開いているもので、今年で3年目です。 直売所よりも安価で売られているということで、袋いっぱいに買っている人の姿もありました。 また、味工房では信州大学農学部が開発したこの時期収穫されるいちごを使ったジェラードが限定販売され、訪れた人達は早速味わっていました。 まっくん軽トラ市は、7月~10月までの第2土曜日に開かれていて、次回は8月9日に予定されています。
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医療系バンドハートフルホスピタル コンサート
現役医師による医療系バンド「ハートフルホスピタル」のコンサートが12日、伊那市の老人保健施設はびろの里で開かれました。 ハートフルホスピタルは、中京圏を中心に活動している現役医師による4人組みの音楽グループです。 メンバーのうち3人は勤務があるということで、12日は、名古屋市の病院で内科医として働いている赤澤貴洋さんが、オリジナル曲を披露しました。 ハートフルホスピタルは、平成19年にデビュー。病院での出来事を歌にしていて、現在7枚のCDをリリースしています。 CDの売り上げは全て臓器移植ネットワークや骨髄移植推進財団に寄付している他、福祉施設などでのコンサートも全てボランティアです。 赤澤さんは「歌を通して医療や介護、福祉の現場で働くスタッフの思いを伝えていきたい。患者さんや利用者さんとの距離が近づくきっかけにもなればうれしい」と話していました。 赤澤さんは、演奏を終了した2時間半後に勤務があるということで、足早に会場を後にしていました。
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第96回全国高校野球選手権長野大会
夏の甲子園を目指す、第96回全国高校野球選手権長野大会が、12日開幕しました。 選手達はおよそ2週間にわたり甲子園出場をかけ熱戦を繰り広げます。 開会式では、去年優勝した上田西高校を先頭に全87チームが入場行進しました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の5校を紹介します。 上伊那農業高校は15日午後2時から諏訪湖スタジアムで飯山北と対戦します。 高遠高校は13日午後2時から松本市野球場で田川と対戦します。 伊那北高校は16日午前9時から松本市野球場で野沢南と対戦します。 伊那弥生ヶ丘高校は13日午前9時から長野オリンピックスタジアムで長野俊英と対戦します。 箕輪進修高校は開幕カードを引きあて、12日小海高校と対戦しました。 今年の春公式戦で初勝利をあげた箕輪進修高校は、夏の大会での初勝利をかけ開幕試合を戦いました。 試合は1回に2点を先制した小海がその後も追加点をあげ試合を優位に進めます。 追いかける箕輪進修は終盤7回。 2本のタイムリーを放ち5点差とします。 しかし反撃はここまで。 試合は9対3で小海が勝ち、箕輪進修は初戦敗退となりました。 大会は、4回戦まで長野、松本、上田、諏訪の4会場で行われ、準々決勝以降は主会場の長野オリンピックスタジアムで行われます。 順調に日程が進むと、27日日曜日に決勝戦が行われます。
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木下南宮神社夏祭り 鼓笛隊パレード
箕輪町木下の南宮神社の例大祭に合わせ、南宮神社夏祭りが12日行われました。 夏祭りでは、児童による鼓笛隊パレードが行われました。 木下地区内で3つに別れ、区内を練り歩きました。 鼓笛隊パレードは、祭りを盛り上げようと毎年行われています。 児童は6月末から練習をしてきたということで、「ミッキーマウスマーチ」と「線路は続くよどこまでも」の2曲を演奏しました。 区の中心部を周る中隊は、ますや旅館駐車場など7か所で演奏を披露しました。 13日は、南宮神社伝統の雨乞いの行事、鹿頭踊りが行われることになっています。
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ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業10周年記念イベント
運動あそびや英語を幼少期から取り入れる、箕輪町の「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」の10周年記念イベントが12日、町文化センターで行われました。 イベントでは、10周年を記念して運動あそびと英語あそびの実践報告が行われました。 三日町保育園の園児が逆上がりや蛙飛びなどを披露していました。 ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業は、健康で知力に富み、国際舞台で活躍できる子どもをめざし、「運動あそび」「英語あそび・英語活動」「読育」「食育」の4点を柱に取り組んでいるものです。 イベントでは、運動遊びを考案した松本短期大学名誉教授の栁澤秋孝さんが実績を報告をしました。 それによりますと、運動あそび導入当時保育園の年中だった子どもの、小学校5年時点での体力測定の結果が、全国トップクラスだったということです。 栁澤さんは、脳科学の研究結果から、幼少期の体験が発育に大切だと話していました。 また、英語あそびの実践報告も行われました。 おごち保育園の園児は野菜の名前や色を英語で発表していました。 松島保育園の園児による英語の手遊び歌では、来場者も一緒になって手を動かしていました。 箕輪町では、今年度箕輪中学校にタブレット端末を導入するなど、ICT教育にも力を入れていきたいとしています。
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みのちゃんバス 新ルートとダイヤ決まる
箕輪町内を走る巡回バス「みのちゃんバス」の、新たなルートとダイヤが決まりました。 これは、11日に役場で開かれた、箕輪町地域公共交通会議で決まったものです。 みのちゃんバスは、6つのコースがあり、そのうち「南東コース」と「北西コース」のルートとダイヤの見直しがありました。 南東コースは、役場を発着点とし、中学生の登下校に合わせた時間が新たに決まりました。 北西コースも発着点は役場で、高齢者の声を元に、ダイヤ変更により、ながたの湯での滞在時間が増えるとしています。 両コースとも、これまで運行していなかった月曜日も運行することが決まりました。 また、バスの運行の変更が始まる10月1日に合わせて、バスのデザインも変わり、青空をイメージした青色に、自然・文化・産業を表す三本線が描かれる予定です。
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東部中学校 露頭の火山灰の実験・プレゼンテーション
伊那市の東部中学校の生徒は、デジタル教科書の作成に活かすため、学校近くの火山灰を調べる実験を11日行いました。 この日は、1年7組の生徒32人が、学校北側にある露頭から採取した火山灰と、周辺地域の山の鉱物を比較する実験を行いました。 これは、市内に務める教員やIT関係者などが東部中学校の露頭を教材にした、デジタル教科書の作成に活かそうと理科の授業の中で行われたものです。 この日は、上伊那の理科教員およそ50人が授業を見学しました。 学校の露頭の火山灰はどこから来たものかを探るため、県内の山から得た鉱物と比較しました。 比べたのは、佐久地域の浅間山、木曽地域の御嶽山、諏訪地域の八ヶ岳、松本地域の焼岳の鉱物です。 生徒達は、粒の大きさや形、色などを見比べてどの山に近いかグループ毎に結果をまとめ、プレゼンテーションしました。 実験の結果、全てのグループで「御嶽山」の鉱物と同じだという結論になりました。 次回は、火山灰が本当に御嶽山のものなのかについて、露頭に詳しい研究者を招き授業を行う予定です。
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みのわ健康アカデミー 楽脳フィットネス
みのわ健康アカデミーの卒業生を対象に認知症予防の「楽脳フィットネス」が11日、箕輪町の町民体育館で開かれました。 指導したのは、長野市のフィットネスサポートセンター代表の三浦弘さんです。 この日は、みのわ健康アカデミーの卒業生と今年度受講している10期生およそ100人が参加しました。 フィットネスは、リズムに合わせて足や手を動かしながら、しりとりをしたり、色や数字を覚えるゲームをしました。 三浦さんは「60歳を境に、脳が衰える傾向がある。定年退職などで仕事から離れても社会参加をすることが必要です」と参加者に呼び掛けました。 健康アカデミーでは、卒業生を対象に、昨年度から健康講座と体力測定を行っていて、卒業しても健康づくりの意欲を持ち続けてほしいとしています。
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県支援金 第2次募集分を選定
県が市町村や公共的団体の取り組みを支援する「地域発 元気づくり支援金」の第2次募集分の採択事業の選定が11日行われました。 採択事業は、上伊那地方事務所長が7月中旬をめどに公表します。 第2次募集は、約890万円の支援額に対し、上伊那の5つの市町村から16件、1,300万円余りの要望があります。 市町村別では、伊那市が8件776万円、駒ヶ根市が1件176万円、辰野町が2件95万円、中川村が3件235万円、宮田村が2件93万円となっています。 事業区分別では、産業振興・雇用拡大に6件539万円、教育・文化の振興に4件336万円、地域協働の推進に2件、224万円などとなっています。 11日は、7人の選定委員が採択事業を選定しました。 決定は、上伊那地方事務所長が行い、7月中旬をめどに公表される予定です。
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南箕輪村がガイドライン策定へ
南箕輪村環境審議会は、太陽光発電施設などを建設する際の事業者の努力目標を定めたガイドラインの策定を11日唐木一直村長に答申しました。 村環境審議会の武田孝志会長です。 唐木一直村長に答申書を手渡しました。 審議会が答申したガイドラインは、太陽光や小水力、風力などの発電施設の容量が10キロワット以上のものを建設する際に対象となります。 事業者に対し、計画書の提出や住民への説明会の開催などに努めるよう規定する内容ですが、拘束力や罰則はありません。 唐木村長は、「自然エネルギーは推進したいが、無秩序では困るので、一定のルールは必要」としています。 武田会長は、「難しい問題だが、地域のことは、地域の中で収めてもらうのが理想」と話していました。 現在村内では、企業による大型の太陽光発電施設の建設や優良農地への大規模施設建設計画がもちあがっています。 ガイドラインは、8月1日に施行される予定で、村の広報誌などで周知をはかる考えです。
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台風8号 農作物被害なし
台風8号は、10日深夜に長野県に最も接近しましたが、上伊那地域への影響はありませんでした。 県内有数のスイートコーンの生産地南箕輪村の農家もほっと一息です。 南箕輪村大泉の清水忠雄さん。 若干倒れたものもあるということですが、台風の影響は少なくひと安心です。 台風一過の11日、伊那地域の最高気温は、30.3度と真夏日となりました。 台風8号は、10日深夜、長野県に最も接近しましたが、雨や風の影響はありませんでした。 10日午後4時48分に上伊那地域に出された大雨洪水警報は、午後11時22分に解除されました。 伊那市、箕輪町、南箕輪村によりますと、雨や風による被害はなかったということです。 10日午後6時から運休していた南アルプス林道バスは、11日午前8時から運行を再開しました。 JA上伊那によりますと、11日現在、辰野町から中川村までの上伊那管内で、被害の報告はないということです。
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「信州機能性食品開発研究会」が乳酸菌の機能を学ぶ
産学官の連携による機能性食品の開発を進める「信州機能性食品開発研究会」が11日に伊那市内で開かれ、乳酸菌の機能と活用をテーマにパネルディスカッションが行われました。 研究会は、機能性食品に関する信大農学部の研究を活用し、企業同士が情報交換をしながら新たな産業の創出を図ろうと平成20年に発足しました。 この日は「乳酸菌の機能とその利用」をテーマにパネルディスカッションが行われました。 今年度から新しく研究会の会長に就任した、箕輪町のニチノウ食品(株)社長の有賀哲哉さんは「植物性、動物性、生きたまま腸に届く、などいろいろな乳酸菌の種類があるが、食品業界としてどう活用すればいいのか」と質問を投げかけました。 これに対し信大農学部の大谷元教授は「腸の悪い菌を退治するには生きたままでなければならないが、免疫機能を高めるのは細胞の成分なので生きていなくてもいい。目的とする保健機能に応じて使い分けが必要」と話していました。 研究会では、今年度、会員を対象にした信大農学部による無料技術相談に力を入れていくということです。
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南箕輪村戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人達の霊を慰める、南箕輪村の戦没者慰霊祭が、11日に行われました。 日清・日露戦争から太平洋戦争までに命を落とした170の御霊に、黙とうを捧げました。 慰霊祭は、南箕輪村社会福祉協議会と村が毎年行っているものです。 村社協の孕石勝市会長は「戦争を知らない世代が増える中、尊い犠牲を語り継ぎ悲しみの歴史を繰り返さないよう誓います」と祭祀を読み上げました。 参列した遺族らは、花を手向け冥福を祈っていました。 南箕輪村遺族会の山口一男会長は謝辞で、「終戦から69年、家族と生き別れて75年ほどになる。それだけ平和な日本が続いてきたという事かもしれないが、集団的自衛権の問題や特定秘密保護法の成立など、今の日本は戦争前夜であるような気持すらする。あの悲しみを経験した者として永久の平和を望みたい」と話していました。
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台風8号 10日夜遅くから11日未明最接近
台風8号は、10日夜遅くから11日未明にかけて長野県に最接近します。南信では、多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降ると予想されていて、長野地方気象台では、土砂災害、低地の浸水、河川の増水などに注意を呼びかけています。 長野地方気象台によりますと、10日午後4時現在、台風8号は、高知県の南40キロを45キロの速さで東に進んでいて、長野県に最も接近するのは、10日夜遅くからから、11日の未明にかけてです。 南部では多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るところもあると予想されています。 また、24時間雨量で200ミリの雨が降ることが予想されていて、気象台では、土砂災害、低地の浸水、河川の増水に注意を呼びかけています。 県内全域で、強いところでは風速13メートルの風が吹く可能性があります。 雷注意報も発令されていて、落雷や竜巻などの突風、降雹にも注意が必要です。 JA上伊那では農作物などへの対策を呼びかけていました。 伊那市西箕輪与地の畑では、収穫期を迎えたナスを台風から守ろうと、農家の唐沢 佑浩さんが、ロープを張る作業を行っていました。 唐沢さんは、一日かけて、台風対策をしたということです。 南箕輪村では、村内の小学校の下校時間を早め、全校が一斉に、午後3時に集団下校しました。途中まで職員が安全確保のため付き添いました。中学校は通常通りでした。 11日の村内の小中学校の登校については、11日午前6時に判断するということです。 伊那市でも、全ての小学校で集団下校としたほか、中学校では10日と11日朝の部活を中止しました。 箕輪町では、全ての小学校で集団下校、中学校は通常通りでした。 午後4時現在、伊那市の高遠第4保育園で、倒木があったということですが、けが人はなく、園舎への被害もありません。 箕輪町、南箕輪村には被害の報告はありません。 台風は徐々に勢力を弱めているということですが、各市町村では、風雨が強く身の危険を感じたときは、外出をせず、建物の2階にとどまるなどの対応を呼びかけています。
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県社協が福祉の職業PR DVD制作
長野県社会福祉協議会は、未来を担う若者達に福祉の仕事について関心を持ってもらおうと、県内で福祉の仕事をしている人たちを取材したDVDを制作しました。 県の委託をうけて、県社会福祉協議会・県福祉人材センターが制作したのは、「笑顔を支えるプロになる」というDVDです。 中学生や高校生に、未来の職場として福祉事業に関心を持ってもらおうと制作しました。 伊那市社会福祉協議会の春日 優美さんも出演しています。 DVDには県内全体から17人の介護福祉士や、介護士などが出演しているほか、事業所や福祉の仕事全体についても紹介しています。 県社会福祉協議会では、このDVDを2,400枚作成し、県内の高校に配布したほか、介護の仕事に興味を持つ人向けのセミナーなどで活用していくということです。
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万引き防止尽力 アピタ伊那店表彰
長野県万引防止対策協議会連絡会は万引き防止活動に尽力したとして伊那市のアピタ伊那店を表彰しました。 9日は表彰の伝達が伊那警察署で行われ小山光彦署長からアピタ伊那店の長谷川守店長に賞状が渡されました。 アピタ伊那店では、従業員の声掛けや死角となる場所の巡回防犯カメラを増やすなどして万引防止につとめています。 長谷川店長は「人間は魔がさすことがあるので万引きができない環境づりををしていきたい」と話していました。
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美和湖で水難救助訓練
夏の本格的なウォーターシーズンを控え、高遠消防署と美和ダム管理支所は美和湖で水難救助訓練を行いました。 訓練は美和湖で人がおぼれたとの想定で行われました。 消防署員らは、ボートを使い、おぼれた人役の署員にロープを投げ、船に引き寄せていました。 高遠消防署管内に高遠、美和のダム湖がありモーターボートやカヌーなどが楽しめることから水難事故が発生した場合、適切な救助活動ができるよう定期的に訓練に取り組んでいます。 高遠消防署の下平晃さんは、「救助の手順を確認できた。万が一のときには迅速に救助できるよう備えたい。」と話していました。 美和ダム管理支所によりますと、昨年度の美和湖で水上バイクやボートの利用台数はおよそ500台で、そのうちの半数が7月と8月となっていて、水難事故は無かったという事です。