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南箕輪村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会が3日に開会し、一般会計補正予算案など18議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、3億5,400万円を追加するものです。
主な事業は、園児数の増加による南部保育園の保育室増築に2,000万円、標識の設置など子どもの通学路交通安全対策工事費に2,200万円、申請のあった高齢者世帯などに配布する福祉灯油券に320万円などとなっています。
南箕輪村議会9月定例会は、12、13日に一般質問、14日に委員長報告、採決が行われることになっています。
なお、南箕輪村では一般質問の様子を村専用チャンネルで試験的に録画放送する予定です。 -
伊那市総合防災訓練 一般市民が避難生活体験
伊那市は、大地震の発生を想定して、実際に一般市民が避難所に一泊する訓練を、1日夜、美篶小学校体育館で行いました。
1日夜、地震が発生したとの想定で、美篶小学校に避難所が開設され、避難生活を体験する宿泊訓練に一般市民15人が参加しました。
伊那市では、東日本大震災を受け、去年初めて、市民が避難所に泊まる訓練を実施し、今年で2回目です。
この日の夜、避難所で就寝中に余震が発生したとの想定で訓練が行われました。
緊急地震速報が流れると、職員は市民を壁際に誘導しました。
揺れがおさまると、建物内は危険と判断され、体育館の外へ避難します。
避難が完了すると、人員確認が行われました。
避難所では、停電と断水を想定し投光器が設置されたほか、凝固剤の入った袋を使う簡易トイレが用意され、参加者が実際に体験していました。
伊那市では、去年の宿泊訓練の反省点を活かし、今回は、受付や物資の運搬などを市民と一緒に行うようにしたということです。
そして2日朝7時15分、東海地震が発生したとの想定で、美篶地区全域で訓練が行われました。
近くの公民館などに避難した住民らは、人が埋まっていると想定し、自分たちで用意した資機材を使って救出する訓練を行い、災害時の対応を確認していました。 -
井月と種田山頭火 モニュメントが完成
伊那市の中心市街地から俳句文化を発信しようと、伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月と種田山頭火を描いたモニュメントが完成し、2日、除幕式が行われました。
この日は、伊那市荒井と坂下境の伊那橋の上で除幕式が行われました。
モニュメントは、高さ160センチ、横220センチで、井月と、井月の生き方に憧れ、井月の墓参りのために伊那を訪れた種田山頭火が酒を酌み交わす場面が版画で描かれています。
版画は、千曲市の版画家で、伊那市で井月の作品展を開いたことがある森貘郎(ばくろう)さんが制作し、解説文は、井上井月顕彰会が監修しました。
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」が、俳句文化の発信と、街を訪れる人の交流の場づくりを目的に設置しました。
伊那まちの再生やるじゃん会では、この版画をモチーフにした井月グッズの販売も考えているということです。 -
熱響 太鼓まつり 上伊那の太鼓グループ一堂に
上伊那の太鼓グループが出演する「熱響 太鼓まつり」が、1日夜、伊那市の伊那スキーリゾートで行われ、夜空に迫力ある太鼓の音色が響きました。
熱響太鼓まつりは、20年ほど前に、地域の活性化を目的に伊那谷太鼓まつりとして伊那市通り町で行われたのが始まりです。
現在は、場所を伊那スキーリゾートに移し、技術向上のための演奏会を毎年この時期に行っています。
この日は、辰野町から中川村までの11団体が出演し、日ごろの練習の成果を発表しました。
演奏の合間には、獅子舞も披露され、会場を沸かせていました。
夜空には、迫力ある太鼓の音色が響き、会場を訪れた千人あまりの観客が演奏に聞き入っていました。 -
上伊那の祭りと行事30選映像の祭典 11月3日と4日に
上伊那広域連合は、「上伊那の祭りと行事30選映像の祭典」を、11月3日と4日の2日間、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開きます。
2日は、上伊那広域連合から映像の制作を依頼された井上井月顕彰会の関係者が、詳細について説明しました。
祭典は2日間にわたり開かれ、初日は撮影した30の祭りと行事を総集編として1時間にまとめ上映します。
他に、2日間を通して夏祭りやお盆の行事、獅子舞などを、特集ごとにまとめ上映します。
映画「ほかいびと、伊那の井月」を手掛け、今回の撮影を行った北村皆雄監督は「上伊那の祭りと行事を広めると同時に、地域の人が地元の良さを見つめ直すきっかけになれば」と話していました。
上伊那の祭りと行事30選映像の祭典は、11月3日、4日の2日間、高遠さくらホテルで開かれます。 -
どろカップ2012IN伊那
どろんこサッカーの全国大会「どろカップ2012IN伊那」が2日、伊那市荒井で開かれ、参加した35チームが熱戦を繰り広げました。
大会には、上伊那の他和歌山県や大阪府などから35チームが参加しました。
子どもから大人まで、泥にまみれて楽しもうと始まったこの大会は、今年で6回目です。
去年は台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
決勝戦は、南箕輪村の会社仲間で参加したジェルモと、大阪のチームの組み合わせとなりました。
試合は、開始1分。
ジェルモが、相手ゴール前でボールを奪い先制します。
その後は、お互い見せ場を作りますがゴールを奪えず、ジェルモがこの1点を守り切り優勝しました。
参加者の中には、タキシードを着て紳士的なプレーを心掛ける人などもいて、大会を盛り上げていました。 -
高遠城下まつり 子供騎馬行列披露
伊那市高遠町の中心市街地で1日前身の絵島まつりから数えて43回目となる高遠城下まつりが行われ、子供騎馬行列などが披露されました。
去年は台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
高遠郵便局からJR高遠駅までの国道361号を歩行者天国にして、午後1時からさまざまなイベントが行われました。
午後4時からは高遠北小学校の2年生から6年生までの児童およそ50人が子供騎馬行列を披露しました。
子供たちは時代衣装に身を包み、本通りを練り歩きました。
子供騎馬行列は、高遠藩主だった保科正之が高遠町藤沢の貴船神社に、騎馬行列の時に使う道具を収めたのが始まりとされています。
それ以来300年以上もの間神社の例祭で続けられ、大正12年を最後に中断していたものを、平成3年に復活させました。
小学生たちは、高遠町総合福祉センターやますそ前から提灯や弓など、それぞれの役割に応じた道具を持ち仲 町駐車場にあるお祭り広場まで歩きました。
大将を務めたのは6年生で児童会長の岩澤秀樹君で、白い羽織を着て歩いていました。
子供騎馬行列は、以前から不定期に行われていましたが、子供の数が減っていることや指導者が高齢化していることから、今回が最後となる可能性もあるということです。 -
防災の日 箕輪町総合防災訓練
9月1日は防災の日です。
箕輪町では総合防災訓練が行われ、松島区の社会福祉体育館では、大規模災害を想定し、二次避難所の設置訓練が初めて行われました。
訓練は、東海地震と伊那谷断層帯地震の発生を想定し行われました。
午前8時17分、避難勧告の放送が町内に流れると、地区ごとに住民が避難を開始しました。
このうち、松島区の社会福祉体育館では、公民館などの避難所に入りきれなかった避難民を受け入れる二次避難所の設置訓練が行われました。
訓練には、区民や町、社協の関係者などおよそ300人が参加しました。
箕輪町では今年3月に地域防災計画の修正を行い、二次避難所や福祉避難室の設置などを新たに計画に盛り込みました。
避難所では怪我をした人や障害者、妊婦など、10ほどのグループに分け、運営側と避難者役の人たちが、必要な物や対応などについて確認をしていました。
参加者からは「知的障害を抱えた人は環境が変わると落ち着かなくなるので、気分を落ち着かせる為に、折り紙や絵を描く為の画用紙などの準備が必要」、「車いすを利用している人がリラックスできるよう、マットを敷いて休んでもらう場所を作った」などといった意見が出されていました。
視察に訪れた、平澤豊満町長は「今回の訓練の経験を他の町民に伝え、いざというときには皆さんがリーダーシップをとり、被災した人たちが安心して避難できる環境を作ってほしい」と話していました。 -
井月俳句大会 大賞に山口さん(飯島町)
漂白の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が1日、伊那市高遠町の高遠閣で開かれ、最高賞の井月俳句大賞には飯島町の山口斗人さんの作品が選ばれました。
俳句大会には、小・中学生3、665人、高校、一般252人から8、000句以上の投句がありました。
最高賞の井月俳句大賞には、飯島町の山口斗人さんの「蟇出でて 山の暗さを ひとゆすり」が選ばれました。
夏の夕暮れ時に、山で影になった庭からヒキガエルが出てきた様子を作品にしたものです。
この日はこのほか高校・一般の部で入賞した11作品と小中学生の部で特選に選ばれた49作品の作者に表彰状が贈られました。
俳句大会実行委員会の佐藤文子さんは「毎年投句も増えているし、心に残る作品も多くなっている。井月に関する句だけでなく、これからも多くの作品を寄せてほしい」と講評していました。 -
第52回高遠高校文化祭 兜陵祭
伊那市の高遠高校の文化祭「兜陵祭」の一般公開が1日から始まりました。
今年で52回目を迎える高遠高校の兜陵祭は「STAND UP!!縲恆宸ー!湧き上がる歓声が勇気となる縲怐vをテーマに開催されています。
高遠高校ならではの文化祭にしようと、専門コースごとに特色ある展示などが行われています。
情報ビジネスコースでは、高遠町の商店街について商店街で行った聞き取り調査やアンケートの結果を展示しています。
調理室では、3年の各クラスの代表が沖縄そばの販売を行っています。
修学旅行の思い出の味を食べてもらおうというもので、沖縄から取り寄せた麺や肉などを使っています。
高遠高校の文化祭「兜陵祭」は、2日も午前11時から午後2時半まで一般公開されます。 -
上伊那求人倍率 10か月連続県下最低
上伊那地域の7月の月間有効求人倍率は、6月より0.02ポイント上昇し、0.64倍となったものの、10か月連続で県下最低となり、ハローワーク伊那では、雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられるとコメントしています。
新規求人数は、6月を14.1%下回る965人でした。
主力の製造業は、197人から170人と6月に比べ13.7パーセント下回りました。
新規求職者数は、6月を4.2パーセント下回り829人でした。
これにより7月の月間有効求人倍率は、0.64倍でした。
県平均は、0.81倍で、上伊那は、去年の10月から10ヶ月連続で県下最低となりました。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる」とコメントし、「持ち直しの動きがみられる」とした6月の内容を一段階引き下げました。 -
シャッターアート制作 弥生に感謝状
伊那市の中心市街地再生に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会は、シャッターアートを制作した伊那弥生ヶ丘高校美術部に感謝状を31日贈りました。
伊那弥生ヶ丘高校美術部は、7月23日から1週間をかけ、通り町のパソコン教室のシャッターに絵を描きました。
伊那弥生ヶ丘高校の美術部が制作にあたり、2羽の小鳥が幸せを運ぶイメージを表現しました。
感謝状の贈呈式で内山和夫会長は「街をにぎやかにしていただいてありがたい」と話し、図案をデザインした3年生のはしもとりな橋本莉那さんに感謝状を手渡しました。
中心市街地のシャッターアートは、3月の伊那西高校美術部によるタウンステーション伊那まちのシャッターに続いて2件目で、他にも希望する店舗がある為、今後も継続的に取り組んでいくということです。 -
小水力発電により農業生産基盤を安定化させる研究を行う考え示す
上伊那地域が持つ特徴を活かした政策を検討する上伊那地域戦略会議の会合が31日開かれ、農業用水路を使った小水力発電の収益により、農業生産基盤を安定化させる研究を行っていく考えが示されました。
これは、31日に伊那市のいなっせで開かれた会合の中で、座長の青木一男上伊那地方事務所長が示したものです。
研究は、農業用水路などの施設が老朽化し維持管理に係る農家負担が増加していることから、小水力発電などを活用し、農業生産基盤の安定化を図ろうというものです。
案によると、研究会は市町村や土地改良区、南信発電管理事務所などで構成します。
施設の維持管理や発電設備建設のための資金調達方法などを研究していく考えです。
県によると、上伊那地域は小水力や太陽光発電施設数が県全体のおよそ13%を占めるなど、再生可能エネルギーに対する関心が高いということです。
一方で、県営の水力発電施設14か所のうち、西天竜発電所だけが赤字となっていることから、県は廃止する考えを示しています。
これについて委員からは「廃止にせずに、赤字を解消する努力をしながら残すべき」との意見がありました。
県では、9月12日に青木所長が阿部守一知事に対し、25年度事業に向けた施策の提案を行うということです。 -
西春近南保育園 燻製とカレーのパーティー
伊那市の西春近南保育園は、地域の人を招いて燻製とカレーのパーティーを31日、開きました。
西春近南保育園では、保育園でとれた野菜を使って毎年カレーパーティーを開いています。
今年は、ジャガイモおよそ40キロがとれ、園児達が皮むき器を使って皮をむきました。
今回はカレーの他に、西春近南小学校で燻製づくりを教えている加納義晴さんを招き、燻製をつくりました。
手づくりの燻製器に竹輪やチーズがのせられ、園児らは興味津々な様子で見ていました。
31日は、近くの春富ふくじゅ園の利用者も訪れ、燻製とカレーができるまでの間歌などを歌って交流し、一緒に味わったということです。 -
南箕輪小プール納め
残暑が続く中、南箕輪村の南箕輪小学校で31日、今年最後の水泳の授業が行われました。
このうち3時間目には、2年生およそ50人が今年最後の水泳の授業を行いました。
31日は、ビート板を使ってバタ足の練習をした他、今年習ったクロールの練習をしました。
児童らは、今年最後の授業を見に訪れた保護者の前で、上達した泳ぎを披露していました。
長野地方気象台によると、県内は9月に入っても最高気温が30度近く上がる日が続くとみていて、水泳の授業は終わりましたが、子ども達にとってはまだまだ暑い日が続きそうです。 -
東部中学校生徒が手作りおもちゃで園児と交流
伊那市の東部中学校の生徒が、24日竜東保育園の園児と中学生が作った手作りのおもちゃで交流しました。
交流をしたのは東部中2年の生徒32人と竜東保育園の年少から年長の園児151人です。
生徒は、糸電話や水でっぽうなど、自分で作ったおもちゃを持参し、園児と遊びました。
東部中学校では、家族の大切さを感じてもらおうと家庭科の授業の一環として保育園と交流しています。
6月にも一度保育園を訪れていて、その際に園児が好きなおもちゃを調べ、製作の参考にしたということです。
参加したある生徒は、「自分が作ったおもちゃで楽しそうに遊んでくれてうれしい」と話していました。 -
平和を願う朗読の集い
戦争と平和をテーマにした第11回平和を願う朗読の集いが25日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
会場には朗読の愛好家でつくる伊那朗読の会会員など40人ほどが集まりました。
伊那朗読の会では、文学作品などを通じて平和について考えてもらおうと毎年8月に平和を願う朗読の集いを開いています。
集いでは会員が、戦争と平和をテーマにしたエッセイや童話、作文など4つの作品を朗読しました。
このうち、「字の無いはがき」は、字が書けない娘が学童疎開した際、父は自分への宛名を書いたはがきを持たせ、元気な日はマルを描いて毎日出すように伝えます。
参加したある男性は、「戦時中の子どもの生活などを聞いて、改めて戦争は二度と起こしてはいけないと感じた」と話していました。 -
南信の水稲「平年並み見込み」
関東農政局長野地域センターは、30日、県内の今年の水稲の作柄概況を発表しました。
南信は、平年並みの見込みとなっています。
8月15日現在の作柄概況で、長野県全体の作柄は、「平年並みの見込み」となっています。
南信は、穂数が「やや少ない」、1穂あたりのもみ数は「やや多い」、全もみ数は「平年並み」登熟は「平年並み」で、全体では「平年並み」となっています。
今年は、6月に低温の時期があった事から背丈が伸び悩みましたが、7月以降気温が上昇したため生育が進みました。
出穂にかけて天候に恵まれたことから、粒の肥大は良好が見込まれるということです。
なお、他地域の東信、中信、北信、ともに平年並みの見込みとなっています。 -
上伊那観光 新宿で調査
上伊那観光連盟は、9月2日、3日の2日間、東京の新宿駅で観光と物産展のキャンペーンを行います。
キャンペーンでは、今年初めて、来場者へのアンケート調査を行います。
上伊那観光連盟は、知名度アップと、首都圏からの観光客を増やそうと、3年前から、毎年、秋の行楽シーズンを前に、観光キャンペーンを行っています。
今年も、JR新宿駅の西口イベントコーナーで、2日間に渡り、観光PRと物産販売を行います。
今年は、来場者400人を対象にしたアンケート調査を現地で実施します。
アンケートでは、長野県に旅行に来た事があるか、伊那谷の観光地で知っている場所はあるかなど7項目をききます。
首都圏の住民が、どの程度、上伊那地域について認識しているかを調査しようと、今年初めて行われるものです。
キャンペーンでは、観光連盟を構成する上伊那8市町村や、旅行業者などが、特産品の販売や情報提供を行います。
今年も、8市町村の特産品の果物やそば、加工品など100種類を販売します。
また、観光パンフレット30種類を用意して、誘客を呼びかけます。
上伊那観光連盟では、アンケート調査の結果を9月中にはまとめたいとしていて、その結果を観光振興に活かしたい考えです。 -
伊那東小1年生川遊び
伊那市の伊那東小学校の1年生は、30日、東春近の三峰川榛原河川公園の水辺で、自然に触れました。
30日は1年生94人が、水着になって、榛原河川公園沿いの三峰川の浅瀬に入りました。
伊那東小では、生活科学習の一環で、毎年1・2年生が、川に出かけ、自然と触れ合っています。
榛原河川公園は、学校から歩いて行ける距離にあり、トイレや水場なども整備されていることから、こうした学習に活用しています。
子どもたちは、川の中を歩いたり、魚を捕まえたりしていました。
また、工作の時間に活用するため、お気に入りの石を探して拾っていました。
伊那東小学校では、「川の中を歩くこと、魚や虫を採ること・触れること、こうした事は、自然の中でしか学べない」と話していました。 -
箕輪中学校体育館改築にあたり発掘調査
箕輪町の箕輪中学校体育館の改築にあたり、敷地となっている中山遺跡の発掘調査が始まっています。
これは、箕輪中学校体育館の改築にあたり、中学校全体の敷地となっている中山遺跡の調査をしようと箕輪町教育委員会が主体となり、10人ほどの調査団が行っているものです。
調査は27日から始まり、改築する体育館部分のおよそ800平方メートルを調べます。
30日までの調査で、バケツ2杯分ほどの土器や石器、土偶が出土しているということです。
中山遺跡は過去に3回調査を行っていて、縄文時代、平安時代の遺構や遺物が発掘されているということです。
箕輪町教育委員会は、「過去の工事などにより壊れている部分もあるが、土器などがたくさん出土しているので、今後の調査に注目していきたい」としています。
調査は9月末までを予定していて、結果は報告書にまとめられることになっています。 -
伊那警察署地震総合防災訓練
伊那警察署は、30日から始まった防災週間に合わせ、地震総合防災訓練を行いました。
30日は、交通確保や、チェーンソーを使った救出訓練などが行われました。
訓練は震度6の地震を想定し行われ、伊那警察署の署員80人ほどが参加しました。
警察署近くの交差点では、電気の供給が途絶えたことを想定し、小型の発電機で信号機に電気を供給する訓練を行いました。
この発電機は以前のものに比べ小型で軽量なものだということで、震災対策として今年導入されました。
また、手信号による誘導の訓練も行われました。
伊那警察署では、災害時に備え、機器の操作訓練などを行うため、毎年防災訓練を行っています。
参加したある署員は、「いざ災害が起きた時にやらなければならないことを確認できよかった。実際の道で誘導するのは初めてだったので、参考になった。」と話していました。 -
手良小学校 被災地支援目的に野菜の苗植える
長野県北部地震の被災地支援に取り組んでいる伊那市の手良小学校の児童は、野菜の苗を29日、学校近くの畑に植えました。
手良小学校の4年生は、育てた野菜を販売して、被災地を支援する活動を行っています。
29日は、広さ7アールの畑にブロッコリーとキャベツの苗を500本ずつ植えました。
野菜は、10月下旬に行われるJA上伊那手良支所の祭りで販売するということです。 -
大地震に備え竜西保育園が中学校と初の合同訓練
伊那市の竜西保育園は、近くの伊那中学校と地震に備えた合同訓練を、29日、初めて行いました。
竜西保育園では、東日本大震災を受け、あらゆる想定での訓練を行おうと、今回初めて伊那中学校にお願いし合同訓練を行うことにしました。
防災ずきんをかぶった園児たちは、一次避難場所の園庭に集まりました。
人員確認が済むと、二次避難場所になっている、伊那中学校のグラウンドを目指して移動しました。
竜西保育園ではこれまで、単独で中学校のグラウンドまで避難する訓練を行ってきましたが、実際に中学生が一緒に避難して来たときはどのような状況になるのか確認し、課題を見つけようと今回の訓練を行いました。
園児たちがグラウンドに到着すると、中学生も続々と避難してきました。
竜西保育園では、年に1回は合同訓練を行うとともに、避難後の具体的な対応についても検討していきたいということです。 -
伊那市小沢の唐澤幸一さん みすず寮に水墨画寄贈
伊那市小沢の唐澤幸一さんは、養護老人ホームみすず寮に水墨画を贈りました。
29日、唐澤さんがみすず寮を訪れ、箱山み江子施設長に水墨画2枚を届けました。
贈られた絵は、伊那市横山からの風景をバックに鷹を描いた作品と、3羽の雀を描いた作品です。
唐澤さんは、2年前に自身の作品をみすず寮で展示していて、「絵を見て、心を和ませてほしい」と話していました。
箱山施設長は「アットホームな温かい絵を飾る事ができうれしい」と話していました。
唐澤さんは、絵のほかに、ボールを転がしてゴールに入れる遊具も自分で手作りし、施設に贈りました。 -
伊那市観光(株)取締役会 四半期の売上状況報告
伊那市観光(株)は、29日、取締役会を開き、今年4月から6月までの売り上げ状況を報告しました。
この日、伊那市役所で取締役会が開かれ、事務局や各施設の支配人から、今年4月から6月の売り上げ状況や経営計画などが報告されました。
伊那市観光では、健全な経営を目指そうと今回初めて四半期の売上状況の報告を行いました。
報告によりますと、伊那市長谷の仙流荘、入野谷は前の年の同じ時期と比べ赤字幅は減り、仙流荘は約490万円の赤字、入野谷は、約200万円の赤字だったということです。
これを受け取締役からは、「宿泊予約をキャンセルした旅行会社に理由を聞いて、キャンセルの原因を追究しているか」「ゼロ磁場を訪れた観光客が駒ヶ根に流れている現状を分析しているのか」「地域振興まで考えると、市の総合支所とも連携していく必要がある」などの意見が出されていました。
伊那市観光では、今後も四半期に一度、経営状況を報告していくということです。 -
南箕輪村役場 オオスズメバチ駆除
小学生の通学路に面する、南箕輪村役場東側の林にオオスズメバチが巣をつくり29日、駆除作業が行われました。
オオスズメバチの巣が見つかったのは、役場東側のサワラの木の根元です。
オオスズメバチは体長およそ4センチで、日本にいる蜂類の中でも強い毒性を持ち、攻撃性も強いと言われています。
巣がある木からおよそ1メートルの所には、小学生の通学路もあり子供たちの安全を守るため、村内のハチの愛好家により巣の駆除が行われました。
最初に入口から殺虫剤を散布し、その後、巣の入り口を粘着剤が着いたダンボールで塞ぎ巣に帰ってきた蜂を捕まえます。
巣の入り口は、土嚢で塞ぎ、中にいる蜂が出られないようにしてしまうという事です。
夏に気温が高いと蜂の発生量が多くなると言われていますが、今年の蜂の傾向について、伊那市地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんは「今年は夏が暑すぎて、蜂のエサが無く、発生量は少ない。オオスズメバチは土の中に巣を作るので気をつけてほしい」と話していました。
小木曽さんは、スズメバチの巣を見つけた場合は、刺激をせず、専門家に相談してほしいと話していました。 -
高遠町・長谷地域自治区 あり方検討へ
伊那市の高遠町地域自治協議会と長谷地域自治協議会は、合併から10年が経過する平成28年度以降の地域自治区と総合支所のあり方について検討し、来年2月に検討結果を市長へ建議する事にしています。
28日は、高遠町総合支所で地域自治協議会が開かれ、事務局から、検討の内容や進め方についての案が示され了承されました。
地域自治区の設置は、合併特例法により認められていて、新伊那市の合併では協議により合併の日から10年間と定めました。
しかし、それ以降については何も検討されていない事から、地域の体制について、地域協議会の場で協議を進める事にしました。
協議会では、合併特例法の有効期間以降、地方自治法により地域自治区を設置するかどうかやや、現在と同等な支所としての機能を維持させるか等、地域自治区の存続について検討します。
地域自治区を存続するとした場合の総合支所については、市の内部組織が検討している総合支所のあり方と比較検討を行い、地域密着型の住民サービスについて事務を見直す事に目指します。
高遠町と長谷地域協議会では、検討結果を来年2月に市長へ建議する事になっています。
高遠町地域協議会の小松晃(ひかる)会長は「長谷と歩調を合わせながら、支所としての機能が残せるよう協議を進めていきたい」と話していました。 -
伊那市役所で防災訓練
伊那市役所で職員およそ200人が参加し避難訓練が行われました。
29日の訓練は、市役所1階の食堂から火が出たとの想定で行われ、訓練に参加した職員は火災発生の放送が流れると足早に庁舎の外へと避難していました。
この日の訓練ではこの他に、放水やはしご車による訓練なども合わせて行われました。
白鳥孝市長は「市の職員役所は災害時においても、市民の命を守る事を優先しなければならない。
与えられた仕事を全うするためにも、意識を持ちながら動いてほしい」と話していました -
たかずやの里 プレハブ3棟全焼
29日、午前11時50分頃伊那市富県の児童養護施設たかずやの里で、鉄骨平屋建てのプレハブ3棟を全焼する火事がありました。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市富県の児童養護施設たかずやの里です。
火事は、午前11時50分頃発生し男子生徒が一人部屋として利用する鉄骨平屋建てのプレハブ3棟、およそ30平方メートルが全焼しました。
火は、発生から50分後の午後0時40分頃消防により消し止められました。
火事があった時間帯に、この部屋を利用する中学生や高校生は学校や施設内の別の場所にいて怪我はなかったという事です。
たかずやの里によると、この火事により消火活動をおこなった男性職員が、右腕に軽い火傷を負ったという事です
警察と消防では出火原因について調べを進めています。