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権兵衛トンネルで防災訓練
万が一の事故に備え、伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路「権兵衛トンネル」で16日、防災訓練が行われました。
防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えようと開通した平成18年から毎年行われています。
トラックが対向車線にはみ出し、対向車線を走ってきた乗用車と衝突して火災が発生したと想定で行われました。
訓練には、伊那、木曽両地域の警察や消防など93人が参加しました。
16日は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの伊那側入り口からおよそ300メートル中に入った所で訓練が行われました。
救急救助訓練では、両地域の消防組合が車両に閉じ込められたけが人を救助していました。
また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。
トンネルを管理する木曽建設事務所によると8月末現在、開通からの利用車両の累計は、およそ940万台、1日平均およそ3900台となっています。
尚、これまでトンネル内で大きな事故は起きていないということです。 -
箕輪中部小お笑いクラブが芸を初披露
箕輪中部小学校お笑いクラブのメンバーが16日、児童や教諭、またプロの落語家の前で芸を披露しました。
箕輪中部小お笑いクラブは今年4月に発足しました。
4年生から6年生まで14人が所属していて、コントや手品、落語などの芸を身に付けようと稽古を重ねています。
今日は、児童およそ100人と教諭のほか、駒ヶ根市出身のプロの落語家春風亭愛橋さんの前で持ちネタを初披露しました。
愛橋さんは同級生の中部小の教諭から招待を受け訪れました。
クラブのメンバーは、初舞台にもかかわらず堂々と持ちネタを披露していました。
児童の話芸はプロの落語家春風亭愛橋さんを唸らせていました。
箕輪中部小お笑いクラブの演芸披露は19日まで毎日行われる予定で、メンバーは「舞台を踏むことで芸に磨きをかけたい。」と意気込んでいました。 -
長谷小児童がイワナの稚魚放流
伊那市の長谷小学校の児童がイワナの稚魚の放流を15日長谷の黒川で行いました。
15日は長谷小の2年生15人がイワナの稚魚150匹ほどを放流しました。
放流は、天竜川漁業協同組合が児童に川や釣りに親しんでもらおうと行っているものです。
児童は「げんきでね」「大きくなってね」などと言いながら稚魚を川に放していました。 -
「火事に負けず勉強がんばって」
9月に校舎などが全焼した上田市の浦里小学校を支援しようと南箕輪小学校児童会はお金を集め、15日南箕輪村役場に届けました。
15日は、原勇飛児童会長など10人が村を通じて募金を届けてもらおうと、南箕輪村役場を訪れました。
募金は火災の報道をテレビで見た児童らが、同じ小学生のために何かしたいと行ったものです。
9月20日から27日まで全校児童に呼びかけ、およそ11万4,000円が集まりました。
浦里小学校は、大正時代に建築されたものがそのまま残る木造校舎でした。
その趣のあるたたずまいから映画やドラマのロケ地としても使われていました。
しかし9月5日夜の火災で校舎や倉庫などが全焼しました。
南箕輪小学校児童会では募金とともに浦里小学校の子どもたちに元気になってもらえればと、励ましの手紙も贈ることにしました。
南箕輪小学校児童会の募金と手紙は村の征矢鑑教育長から上田市の教育長に届けられることになっています。 -
地域医療連携で組織づくり検討へ
上伊那地域医療再生推進協議会が15日、伊那市のいなっせで開かれ地域医療の連携を強化するための組織づくりを進めていくことなどが確認されました。
協議会には病院関係者や、行政などからおよそ20人が出席しました。
会では、地域完結型の医療を実現するため実務者会議の組織化など地域医療の連携を強化していくことが確認されました。
これまで公立3病院、上伊那生協病院、こころの医療センター駒ヶ根が参加して行われていた医療連携懇談会を基本とした新たな協議会の設置も検討していくとしています。
会ではほかに地域医療再生事業の最終年度となる来年度の事業計画が示されました。
病院間を越えて患者の電子カルテが共有可能となる地域連携ネットワーク整備事業など総額はおよそ12億3,000万円となっています。
また信大病院と連携した信州メディカルネットワークへ参加しやすいように、補助率を3分の1から2分の1に引き上げることも了承されました。
現在20の医療機関が参加を希望していて補助率引き上げにより協議会では30に増えると見込んでいます。
協議会では再生計画が終了する来年度以降も事業を継続し地域医療の安定的な維持に努めていくとしています。 -
伊那にゆかりの著名人2人 芸術文化大使に委嘱
伊那市の花人、唐木さちさんと俳優で画家の片岡鶴太郎さんが伊那市特命大使の芸術文化大使に委嘱されました。
14日伊那市役所で唐木さんと片岡さんに白鳥孝市長から委嘱状が手渡されました。
唐木さんは現在64歳。
生花の講師として活躍しているほか日本各地で展示会を開催しています。
俳優の片岡さんは、画家としても活躍していて、信州高遠美術館で展示会を開催しました。
片岡さんは本で紹介された唐木さんの生花の美しさにひかれ伊那市の唐木さん宅を訪れるようになり、花を通して交流を続けています。
白鳥市長は「それぞれの世界で活躍している二人に、伊那市の良さをPRしていただきたい。」とあいさつしました。
伊那市の魅力を市にゆかりのある著名人にPRしてもらうために設けられた伊那市特命大使は唐木さんと片岡さんを合わせて9人となっています。 -
西駒山荘 営業終了で荷下げ
中央アルプス将棊頭山の頂上直下にある山小屋、西駒山荘の今シーズンの営業が終了し、15日、山荘で使っていた毛布などの荷下げ作業が行われました。
15日は、ヘリコプターによる荷下げ作業が行われ、山荘で使われていた生活用品のほか発電機などが下ろされました。
今シーズンは7月14日から10月8日まで営業し793人が利用しました。
伊那市観光株式会社が運営する西駒山荘は老朽化による建て替えが計画されています。
来年は建て替えのため営業を休止し、新しい山荘での営業は再来年を予定しています。 -
復本さん編纂の「井月句集」岩波文庫から出版
神奈川大学名誉教授で俳文学者の復本一郎さんがまとめた「井月句集」があす16日に、岩波文庫から出版されます。
復本さんは「井月の評価を高めるきっかけになることを期待したい」と話しています。
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人井上井月についてこう話すのは神奈川大学名誉教授で俳文学者の復本一郎さん。
復本さんは松尾芭蕉や正岡子規など俳人に関する調査、研究を行い、これまでに数多くの本を出版してきました。 -
園児とお年寄りが交流
伊那市の上の原の脳いきいき教室に通うお年寄りと上の原保育園の園児が9日、手遊びなどをして交流しました。
伊那市が上の原公民館で開いている脳いきいき教室に通うお年寄り12人と上の原保育園の2歳児19人が歌や手遊びなどをして楽しみました。
交流会は、年に1度開かれていて毎年お年寄りたちは園児との交流を楽しみにしているということで、9日は、園児が歌や運動会で発表したダンスを披露しました。
また、お年寄り達が教室で行っている体操を園児と一緒に楽しみました。
あるお年寄りは「いつも子供たちら元気をもらっている。楽しい交流会でした」と話していました。 -
電機商業組合伊那支部 電気の無料安全点検
伊那市内の電気店でつくる電機商業組合伊那支部は、一人暮らしのお年寄り宅をまわり、電気の配線で危険がないかを確認しました。
9日は、伊那支部の伊東千織支部長が伊那市御園の高齢者宅を訪れ、たこ足配線になっていないかや、電気の点灯確認などを行いました。
訪問点検は、組合の全国安全点検月間にあわせて今回初めて行われたものです。
伊東さんは「必要でなかったら二股コンセントをはずしてください」「電源コードが古くなっているので新しい物に取り替えてください」などと、アドバイスしていました。
組合では、地区の民生委員と協力して、御園区、山寺区、坂下区の高齢者宅を今月いっぱいかけて訪問するということです。 -
箕輪町ボランティアガイド養成へ
箕輪町は、県外などから訪れた観光客を案内するボランティアガイドを、来年度までに養成します。
ボランティアガイドの養成講座が12日、箕輪町内で開かれ、住民7人が参加しました。
ガイドの養成は、一般の人におもてなしの心を養ってもおうと町が初めて企画しました。
参加者は、町内の観光スポット9か所を見学し、職員や関係者から説明をうけました。
このうち、上古田の赤そばの里では、古田の里赤そばの会の唐澤清光会長が解説しました。
唐澤さんは「この場所から南アルプスがきれいに見えるのは夕方ですが、花がきれいなのは朝です」「赤そばは収量が少なく、通常のそばと比べて三分の一から四分の一しか取れません」などと話しました。
町では、近隣市町村の観光施設も案内できるように広域的な知識を深めてもらい、来年度中には活動を始めたいとしています。 -
たかずやの里 退園生が激励
施設の移転建て替えが計画されている伊那市富県の児童養護施設たかずやの里は今年、創立60周年となります。
15日は節目の年を祝い退園生など関係者が子どもたちに激励の言葉を贈りました。
15日は、たかずやの里でイベントが行われ、関係者が60年の節目を祝いました。
現在55歳で理容師として伊那市内で店を構える松澤和彦さんは、2歳で施設に入り13年間を過ごしました。
松澤さんは、来年度社会人となり独立する生徒に責任感を持った大人になるよう呼びかけました。
現在26歳で美容師の谷口麻耶さんは2歳で施設に入り16年間を過ごしました。
美容師の資格を取得した谷口さんは、子どもたちに目標に向かってがんばってほしいと激励しました。
たかずやの里は1952年、昭和27年に虚弱児施設高烏谷保養園として開設しこれまでにおよそ600人がここで生活し独立しています。 -
秋空の下 横山区民運動会
伊那市の鳩吹公園野球場で14日、横山区民運動会が開かれ、およそ150人が競技を楽しみました。
運動会は、区内を5つの組に分けた対抗戦で9種目が行われました。
幼児からお年寄りまで多くの区民が一堂に集まり親睦を深める場として、毎年この時期に開かれ、今年で27回目となります。
全員が出場し、長さの違うビニール紐を一本に縛りゴールを目指す種目では、筒に入れられた紐を抜き取ると先端に縛り着け、およそ50メートル先のゴールを目指しました。
参加した人たちは、筒の中から紐を抜き取ると、急いで先に縛り次の走者へとバトンタッチしていました。
VTR
区長の武田忠さんは、「世代を超え、体を動かしながら親睦を深める事ができる、横山の伝統行事。いつまでも続けていきたい」と話していました。 -
アイデアロボットで勝負
中学生が自作のロボットで技術を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が14日、伊那市の創造館で開かれました。
大会は上伊那の中学校から16チーム、45人が出場しました。競技は、コート内にある、空き缶を指定された位置運んだ数や、積み上げた数で得点を競います。
中学生は、それぞれ自慢のロボットを操作して競技に臨んでいました。
また、試合中にロボットが動かなくなるハプニングに見舞われるチームもあり、生徒たち、急なトラブルにも焦る事なく対応していました。
決勝戦は、伊那中学校と西箕輪中学校のチームの対戦となりました。
伊那中学校の桑田信君のロボットは、缶を持ち上げる部分に電磁石を使う等の工夫がされていて、決勝では缶を2段積み上げ得点を稼ぎ、6対2で勝利し優勝しました。 -
今秋一番の冷え込み 木々は色づき始め
13日の伊那地域は、最低気温6.2度と、この秋一番の冷え込みとなりました。
長野地方気象台によりますと、この日の伊那地域は午前6時過ぎに最低気温6.2度を記録、10月下旬並みの冷えとなりました。
伊那市横山の鳩吹公園では木々が黄色や赤に色づき始めていました。 -
木下さん伊那市に「夢現幻」寄贈
駒ケ根市在住の金属造形作家で日展の評議員を務める、木下五郎さんは、9日、伊那市に銅版を加工した自身の作品、「夢現幻」を寄贈しました。
この日は、市役所1階の市民ホールで木下さんや白鳥孝伊那市長等、およそ20人が出席し除幕式が行われました。
作品の寄贈は、伊那市での展覧会に出品する機会が多く、感謝の気持ちを表そうと行われたものです。
夢現幻は2009年に制作された作品で、サイズは縦2メートル、横3メートルあります。
銅版を加工したもので、赤や青などの色は、金属特有の錆で色付けし、背面には金箔が貼られています。
風神と雷神をイメージし、人間の内面の変化や人生を抽象的に表現したということです。
木下さんは「多くの人に作品をみてもらい、人生について改めて感じてもらえれば」と話していました。
白鳥市長は「市民に勇気を与える作品」と話し、感謝していました。 -
春近神社奉納演芸発表会
伊那市東春近の春近神社の奉納演芸発表会が6日に行われました。
発表会では、伊那市東春近の車屋、中組、渡場、中殿島、下殿島の5つの地区の住民200人ほどが集まりました。
このうち車屋の小中学生は、地区に伝わる車屋太鼓を演奏しました。
車屋太鼓は、昭和45年ころに作られた創作太鼓で、毎年演芸大会で奉納しているということです。
このほか、舞踊やフラダンスなどが披露され、観客からはおひねりが飛んでいました。 -
商店街に賑わい
伊那市の食と文化の祭典「まちの文化祭」が、伊那市の中心市街地で13日、初めて開かれ、会場は訪れた人たちで賑わいました。
セントラルパークのステージでは、イナゴにザザムシ、蜂の子と、昔、伊那市では貴重なタンパク源として食べられていた「虫」をのせた「三色丼」の早食い大会が行われ、会場は盛り上がっていました。
いなっせ北側広場、セントラルパーク、通り町商店街を会場に、イベントが行われたほか、地元の名物料理などの出店が並びました。
まちの文化祭は、食文化の普及と商店街の活性化を目的に、去年まで行われていた伊那総合物産展示会・商工祭に変わるイベントとして、今年初めて企画されました。
伊那商工会議所の向山公人会頭は「地域の声に反応して企画されたイベント。地域が自ら動いていくようなイベントになっていけば」と話していました。
早食い大会では、辰野高校の中村美波さん(辰野町)が優勝し、三色丼の具材となる佃煮が景品として送られていました。
中村さんは「イナゴ以外は初めて食べたけど、意外とおいしかったです」と話していました。 -
第5回カデ・エペ選手権大会
フェンシングの全国大会、第5回全国カデ・エペ選手権大会が13日から箕輪町で始まりました。
大会には27の都道府県から101人が参加しています。
カデ・エペ選手権大会は、13歳以上17歳未満が対象で、順位に応じて2013年に開かれる世界大会日本代表の選考基準となるポイントが獲得できます。
会場となっている箕輪町社会体育館では、13日に総当たり戦が行われ、その成績をもとに14日の決勝トーナメントが組まれます。
地元から参加したある選手は、「地元で全国大会が開かれていてうれしい。上位入賞を目指してがんばりたい」と意気込んでいました。
箕輪町町民体育館では、14歳未満が対象の全国大会、みのわもみじカップも開かれています。 -
南箕輪中 伝統落ち穂拾い
南箕輪中学校の生徒は12日、伝統の落ち穂拾いを行いまいた。
南箕輪中では、稲刈りの終わった毎年この時期に落ち穂拾いを行っていて、今年で55回目となります。
今年は、1人1キロを目標に集め、脱穀、精米した米を学校で販売し、東日本大震災の被災地と長野県北部地震の被災地栄村などに義援金としておくるということです。 -
イーナちゃん駅伝カーニバル 西春近が2年ぶり6回目のV
第30回市民駅伝イーナちゃん駅伝カーニバルが8日、伊那市の陸上競技場で開かれ、西春近が2年ぶり6回目の総合優勝を果たしました。
今年の市民駅伝には、市内12地区から183人と、オープン参加159人の合わせて342人が出場しました。
去年までは鳩吹公園で開かれていましたが、今年から陸上競技場に会場を移しました。
参加者は、園児から小学生までが参加する子どもの部と、中学生以上が参加する地区の部、選手2人以上で参加するオープンの部に分かれ、順位を競いました。
大会の結果、子どもの部、地区の部ともに西春近が勝ち、2年ぶり6回目の総合優勝を果たしました。
なお、オープン参加の部では、かんてんぱぱRCが優勝しています。 -
ねんりんピックの美術展に作品を出品
今月13日から宮城県で開催される全国健康福祉祭、通称ねんりんピックの美術展に、伊那市の松澤芳郎さんと、小坂洋一さんが作品を出品します。
10日は二人が市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に出品の報告をしました。
松澤さんの作品、「聖観音」は、クスノキを使った木彫です。
小坂さんの作品、「幼い頃の思い出」は手作りのステンレス細工です。
松澤さんは去年の長野県高齢者作品展で長野県知事賞、小坂さんは長野県長寿社会開発センター理事長賞を受賞し、その作品をねんりんピックへ出品します。
ねんりんピックは13日から宮城県で開催されます。 -
推奨みやげ品 新たに4点追加に
伊那市観光協会の推奨みやげ品に新たに4点が加わりました。
一つ目は、伊那市中央北原醸造店のやまもと醤油です。
県内産の大豆と小麦で醸造した醤油で、創業以来50年続く素朴でまろやかな味わいは、県外にもファンがいるということです。
1.8リットルが762円、1リットル554円です。 -
第29回 健康まつり
健康について楽しく学ぶ第29回健康まつりが7日に伊那市保健センターで行われました。
テーマは、生活習慣病予防で、伊那市保健センターには、健康や運動に関する様々なブースが設けられていました。
塩分の感じ方を体験するコーナーでは、簡単な検査が行われ、係員が塩分を控えた食事をとるよう訪れた人たちに呼び掛けていました。
ほかには、体重や体脂肪、お腹まわりをはかるメタボ検査や骨粗相症に関するコーナー、脳年齢を測定するコーナーなどがあり、訪れた人たちが検査したり、体験していました。
運動を推奨するコーナーでは、ニュースポーツも紹介されていました。
囲碁ボールはスティックでボールを転がし、白・黒のボールを並べます。
会場を訪れた人たちは、楽しみながら気軽に健康の大切さにふれているようでした。 -
小出太鼓 権現まつり
伊那市西春近の小出太鼓の活動を支援している小出太鼓育成会は、7日に細ヶ谷にある小出太鼓の練習場で恒例の権現まつりを開きました。
小出太鼓は、地域を中心に40人のメンバーがいて、そのうち25人が小中学生です。
権現まつりは、発表や地域との交流の場にしようと毎年、小出太鼓育成会が開いています。
これまでは、仮設舞台でしたが、今年は、新しく完成した常設の舞台でお披露目もかねて演奏が行われました。
出演したのは、小出太鼓のほか、小中学生でつくる打DA鼓・若鮎会、地元西春近北小の4年生たちで、舞台の合間には、来場者が太鼓を体験する時間ももうけられ、小出太鼓のメンバーからリズムや打ち方を学んでいました。
育成会では、「子どもも増えて、練習場所が課題となっていたが、常設ステージが出来たので、本番と同じ状況で練習できる。今後も太鼓文化を保存・継承していきたい。」と話していました。
会場には、飲食の屋台も並び、訪れた人たちは、太鼓とともに楽しいひと時を過ごしているようでした。 -
上農雑穀カレー第二弾 販売へ
南箕輪村の上伊那農業高校は、上伊那産の雑穀を使ったカレーを、去年に引き続き今年も販売します。
第二弾となる上農雑穀カレー。
アマランサスでとろみを付け、モチキビで雑穀の歯ごたえをだしたトマトベースのキーマカレーです。
上農高校生産環境科作物班では、去年から雑穀を使ったカレー作りを行っていて、今回はその第二弾です。
11日は、上農高校でカレーの試食会が開かれ、い縲怩ネ雑穀ネットワークのメンバーら関係者およそ20人が集まりました。
今年のカレーについて生徒は、「今回は、トマトの量を減らし香辛料をプラスしたことでカレー独自の風味が楽しめると思う」と話します。
上農高校では、このカレーをレトルトパックにして1,900食を販売し、収益の全てを東日本大震災の義援金として被災地に送るということです。
カレーは、1袋180グラム入り、300円で、13日に伊那市で開かれるまちの文化祭や、上農高校の文化祭などで販売するということです。 -
上伊那産ハナマンテン 給食で提供
伊那市は、地元農産物の良さを知ってもらおうと、上伊那産の小麦「ハナマンテン」で作った麺を、試験的に学校給食に取り入れています。
今後は、ハナマンテンの生産と消費の拡大を図りたい考えです。
ハナマンテンは、長野県が麺専用に開発した品種で、伊那市を含む上伊那の一部で栽培されています。
平成16年に県が開発した際、JA上伊那がその普及促進を決め伊那市などの農家が栽培を始めたもので、今年はおよそ千トンの収穫がありました。
伊那市では、9月26日から市内の小学校と中学校の給食で試験的にハナマンテンを使った麺を取り入れています。
12日は、高遠と長谷の小中学校で提供されました。
このうち長谷小学校では、栄養士から説明を受けた後、全校児童およそ80人が麺の食感や味を確かめました。
ハナマンテンは、麺にするとコシがでて茹でた後も伸びにくいのが特徴です。
伊那市では、今年度中に市内の全ての小中学校で2回実施し、感想を聞いて今後の取り組みに活かしたいとしています。 -
旧井澤家住宅で木彫工芸作品展示
箕輪町木下の木彫工芸家、中澤達彦さんが主宰する教室の作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
中澤さんが主宰する木彫教室「舎羅の会」が、旧井澤家住宅で作品展を開くのは2回目です。
去年、伊那教室の作品展を開き、今回は、駒ヶ根市の赤穂教室のメンバーが作品を展示しました。
赤穂教室では、30代から80代の男性8人が、月2回公民館に集まり作品を制作しています。
会場には、壁掛けのレリーフや置物など、63点が展示されています。
木彫は、頭の中にイメージした図案をもとに木槌と鑿で形を作り出していくため、力のいる作業だということです。
中澤さんは、「男性が作りだした迫力ある作品を楽しんでほしい」と話していました。
舎羅の会赤穂教室の作品展は、14日(日)まで、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。 -
上農高校 ナガノパープル栽培
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科の生徒は、ぶどうの長野県限定栽培品種「ナガノパープル」の栽培に取り組んでいます。
ナガノパープルは、一般的に知られている巨峰と比べ甘味が多く皮ごと食べられるのが特徴です。
上農高校では、5年前からナガノパープルの栽培に取り組んでいます。
8日は、生徒4人がぶどうの収穫と品質チェックを行いました。
学校にあるビニールハウスが老朽化していることから、ぶどうの木にビニールを覆っただけの雨除け栽培と呼ばれる方法で栽培しています。
生徒らは、雨除け栽培はビニールハウスでの栽培に比べ、乾燥しやすいことから「夏場の水やりを多めにした」と話します。
去年に比べ、乾燥によるひび割れは少なかったものの、摘果が不十分だったことから、粒が小さく、色つきが悪いものが目立つということです。
生徒達は、今年の経験を来年に活かしたいと話します。
収穫したぶどうは、24日から県内7か所で開かれる「日本学校農業クラブ全国大会」で販売するということです。 -
行政と企業による景観保全組織を設置へ
上伊那の市町村長と長野県経営者協会上伊那支部が10日に懇談し、行政と企業による景観保全組織を設置することを決めました。
上伊那の51の企業が加盟する県経営者協会上伊那支部では2008年から、地域活性化を目指して上伊那の市町村長との懇談会を開いていて、今回で4回目です。
懇談会は冒頭のみ公開で行われ、行政と企業による産業観光などについて意見を交わしました。
懇談会では、観光による誘客には景観保全が必要だとして、行政と企業による景観保全組織を、近々立ち上げることを決めました。
企業の敷地内や周辺地域の環境美化活動に企業が率先して取り組み、自治体が協力することで住民と一体となった活動とすることをねらいとしています。
事務局によると、組織構成や発足時期、活動内容は、これから検討していくということです。
また、この日は、勝山修一上伊那支部長から上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に、児童養護施設たかずやの里の整備支援基金の目録が手渡されました。
支援金は、これまで寄付されたものに支援を決定しているものを加えた、1,200万円となっています。
白鳥連合長は、
「上伊那の8市町村で力を合わせ行う事業。大変ありがたい」と感謝していました。