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第2回議会改革フォーラム
伊那市議会の議会改革に関する活動を市民に報告し意見を交換する「議会改革フォーラム」が、22日に開かれました。
議会改革特別委員会が開いたもので、会場には市民125人が訪れました。
議会改革フォーラムは、開かれた議会を目指そうと、去年8月に1回目が開かれ、今回で2回目となります。
この日のフォーラムでは、議会改革特別委員会が取り組んでいる▽議会と市民の意見交換の場設置▽議員の倫理条例制定や通年議会の検討など5項目を基に意見交換が行われました。
意見交換では、「今回のような意見交換会だけでなく、話し合うテーマを設けて年に数回開催してほしい」「公共施設を建設する際のプロセスが見えにくい。議会がどのくらい内容を知っているのか教えてほしい」などの意見が出ていました。
これに対し黒河内委員長は「テーマを設けるかは検討したい」「公共施設の建設は、早い段階から議会がチェック機能をはたせるよう、市に情報を求めていく必要があると思う」と答えていました。また、議会全員協議会の内容を議会」だよりに掲載してほしいとの意見には、「全協では、行政からの重要な説明や議員間討論が行われている。通年議会の検討の中で全協のあり方も検討していきたい」と話していました。
議会改革特別委員会では、今後も意見交換の場を設けていく計画で、市議会のHPでも意見を受け付けています。 -
土地開発公社「平成25年度末までに解散」答申へ
伊那市土地開発公社のあり方について検討する委員会は、土地開発公社は平成25年度末までに解散すべきであるとする検討結果をまとめした。
今回の検討結果は、27日、白鳥孝市長に答申されます。
23日は、市役所で最終となる4回目の委員会が開かれ答申の内容についてまとめの協議を行いました。
その結果、伊那土地開発公社のあり方について、公社の業務である土地の先行取得は減少し役割を終えていて、保有する土地の処分についても見通しが立たない事から解散すべきとの考えをまとめました。
解散する場合は、支払利息の半分を国が補助する「第三セクター等改革推進債」を活用し、解散時期については「三セク債」の発行期限である平成25年度末までとしています。
公社が解散する場合、「伊那市は、公社の保有している土地や預金などを引き継ぎますが、金融機関からのおよそ26億円の借入金を公社に代わり返済します。
伊那市土地開発公社は、平成24年3月末現在、簿価でおよそ28億円の土地を保有していますが、推定時価は24億円と見込まれる事から、その差は、マイナス3億6千万円あまりとなっています。
近年、地価は下落傾向にある事から委員からは、「解散後、市は公社から引き継いだ土地について、期限を決め早い段階で売却するよう弾力的に対応する事が必要」などの意見が出されていました。
伊那市の酒井茂副市長は「前例の少ない中、一定の方向をまとめて頂いた。
財政の健全化と将来への負担を小さくなるよう答申を基に議会とも相談しながら市の方向性を出していきたい」と話していました。 -
村教育委 副学籍制度導入を検討
南箕輪村教育委員会は、特別支援学校に通う子どもが、住んでいる地域の小中学校の行事に参加できる「副学籍制度」を導入したい考えを示しました。
23日は南箕輪村民センターで8月の定例教育委員会が開かれ、征矢鑑教育長から素案が示されました。
副学籍制度は、養護学校など特別支援学校に通う子どもやその保護者が希望すれば、住んでいる地域の小中学校の行事などに参加できるというものです。
征矢教育長は「本人の意思次第だが、支援できる環境を作ることが大切」と話していました。
村教育委員会では、素案に基づき委員から意見を集約し、早ければ来年7月に導入したい考えです。 -
山野草について学ぶ講習会
山野草について学ぶ講習会が23日、箕輪町文化センターで開かれました。
講習会は、町公民館が月に1回開いているいきいきライフ講座の1つとして開かれたものです。
23日は、11人が参加し、リンドウやシマイトススキなど秋の植物5品種を、1つの鉢に植える寄せ植えを体験しました。
講師は、信州みのわ山野草クラブ会長の白鳥征男さんが務めました。
白鳥さんは「失敗例の多くは、水のあげ方によるもの。植物は、夜成長すると言われているので、気温のあがらない朝か夕に水をあげると良い」と話しました。
他に、「寄せ植えする時は、日なたや日陰など育つ環境が同じ植物を選ぶ事」などとアドバイスしていました。
いきいきライフ講座は、3月まで月1回開かれ、次回は寒天を使った料理教室が開かれます。 -
富県小5年生が被災地の学校にビデオレター
伊那市の富県小学校5年生が岩手県大船渡市の吉浜中学校に送るビデオレターを23日撮影しました。
富県小5年生は去年、イベントなどで一輪車を披露し、被災地への義援金を集める活動をしていましたが、顔が見える交流をしていきたいと、今回ビデオレター送ることにしました。
児童は班に分かれ、撮影する内容を練習していました。
ビデオレターでは、クラスの紹介をした後、去年の取り組みについて紹介しました。
23日収録したビデオレターは、市の職員が現地に届けるということです。 -
伊那市出身のガラス工芸作家池上直人さん夫妻 作品展
伊那市出身のガラス工芸作家池上直人さん夫妻の作品展 透明の力と喜びの色が23日から伊那市坂下のはら美術で始まりました。
会場には花器や食器などのガラス工芸品およそ300点が展示されています。
伊那市出身の池上直人さんと、妻の由美さんは2001年に中川村にガラス工房「錬星舎」を構え、作品の製作をしています。
池上さんは透明なガラスに泡を入れた作品、西村さんは色ガラスを使った作品を得意としているということです。
クリスタルガラス展 透明の力と喜びの色は28日火曜日まで、はら美術で開かれています。 -
ローメンイメージキャラ2代目「ロメンくん」にバトンタッチ
伊那の名物ローメンをPRするイメージキャラクターのバトンタッチセレモニーが15日、伊那市のセントラルパークで行われました。
初代イメージキャラクターの「ウマカロー」から、会員募集ののぼり旗を受け取ったのは2代目キャラクターの「ロメンくん」です。
この日は、伊那ローメン夏まつりがセントラルパークで開かれ、セレモニーはその中で行われました。
「ロメンくん」は、具材である羊に、頭には調味料の蓋をかぶり、角の代わりにキャベツがついています。
新しいイメージキャラクターは、6つの候補の中から、一般による投票が6月に行われました。
ロメンくんは、全体のおよそ7割近い2千票あまりを獲得し2代目キャラクターに決定しました。
セレモニーが終了すると新旧イメージキャラクターは会場を回り、集まった人たちと記念写真をとっていました。
ロメンくんは、各種イベントに出演し、伊那の名物ローメンをPRするという事です。 -
二千絵会 旧井澤家住宅で作品展
和紙を使って制作するちぎり絵の作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で、開かれています。
作品展を開いたのは、伊那市のいなっせで月1回教室を開いている二千絵会(にちえかい)です。
二千絵会は、伊那市御園の中村早恵子さんが主宰する教室で、旧井澤家住宅で作品展を開くのは5年ぶりです。
会場には、草花や風景を題材にした18人の作品39点が展示されています。
作品は、3枚の和紙を重ね合わせた「しゅんこう和紙」と呼ばれる和紙を使用しています。3層になっている和紙を、ちぎったり、はいだりして貼り合わせていくことで色の濃淡を表現していて、水彩画のようなタッチが特徴だということです。
二千絵会では、「淡く、やさしいイメージの作品を楽しんでほしい」と話していました。
二千絵会のちぎり絵作品展は、26日(日)まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。 -
南箕輪村の「たけのこ園」一般公開
児童発達支援事業所として10月に開所予定の、南箕輪村の「たけのこ園」を広く知ってもらおうと一般公開が行われています。
22日、村内の保育園児などが見学に訪れ、遊具を並べて作ったコースを回りながらバランス感覚などを養う「サーキット遊び」を体験しました。
たけのこ園は、南箕輪村の西部保育園東に建設され、今年
10月に開所を予定しています。
言葉や社会性などの発達に支援が必要な子供とその保護者が一緒に通園する施設で、対象はおおむね2歳から小学校入学前までです。
たけのこ園では、遊びや生活を通して子供の発達支援を行い、保護者の相談にも応じます。
サーキット遊びは、開園後の毎日のプログラムに組み込まれていて、専門家や保育士が指導にあたります。
たけのこ園の一般公開は、9月4日、5日、19、20日にも行われ、時間は午前9時から午後5時半となっています。
また、8日には、子育てに関する講演会も予定されています。 -
田楽座が盆踊りナイト
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の盆踊りナイトが18日に田楽座稽古場で開かれ、会場は、熱気に包まれていました。
田楽座の盆踊りナイトは、去年に続き2回目の開催で、北は、東京、南は大阪からの参加者もいました。
稽古場には、やぐらとちょうちんがつるされムードを盛り上げます。
参加者40人のうち1/3が初心者だということですが、県内を中心にした盆踊りの生歌・生演奏で気持ちよさそうに踊っていました。
田楽座では、「盆踊りは、老若男女みんなで踊り、盛り上がれる。日本人の魂が揺さぶられる」と話しています。
盆踊りナイトは、午後6時から3時間にわたり行われ、終わりに近ずくにつれ、会場内の雰囲気も最高潮に達していました。 -
高校演劇部員がプロの舞台技術学ぶ
伊那市の伊那文化会館は、演劇舞台技術セミナーを17日に開きました。
上伊那地方の高校演劇部員を中心に50人が参加し、舞台のプロから照明や音響技術を学びました。
伊那文化会館では、地域の演劇文化の振興を図ろうと毎年このセミナーを開いています。
9月23日に上伊那地区の高校合同演劇発表会が計画されていることから、各高校の演劇部員らが参加し、実技を交えた講義を受けました。
照明は、文化会館舞台課の岡田稔さんから指導を受けました。
岡田さんは、「照明とは、空間の空気を表現すること」と説明し、参加者たちがライトを浴びながら身を持って光の当て方を体感しました。
岡田さんは、「照明のセクションは、部活動で訓練しずらい部分。少しでも役に立てれば」と話していました。
部員26人でセミナーに臨んだ伊那西高校演劇部の前沢温部長は、「知っているつもりだったことも改めて学び勉強になった。9月の発表会では、役者1人1人の演技が光るようなスポットを当てたい」と意気込んでいました。 -
消防広域化新組織 広域連合内部組織へ
上伊那の消防広域化について具体的な検討を行う専門委員会が22日、伊那市のいなっせで開かれ広域化による新たな消防組織は上伊那広域連合の内部組織とする案が了承されました。
委員会には上伊那8市町村の副市町村長や消防関係者などおよそ20人が出席しました。
広域化の方式については、現在の伊那と伊南の消防組織を解散し、新しい組織を上伊那広域連合の内部組織とする案が前回の委員会で示されていました。
会合では、委員から質問や意見は出されず、広域連合の内部組織とする案が了承されました。
この日の委員会では、広域化の時期についても平成27年4月1日を目標とする案が了承されました。
次回の専門委員会は、11月に開かれる予定で、消防本部や消防署、指令センターの位置について提案される事になっています。 -
上伊那観光連盟 新体制へ
上伊那観光連盟は、上伊那地域の観光産業の総合的な発展を目的に規約を改正し、新たにJA上伊那が会員に加わりました。
22日は、伊那市のいなっせで規約の改正に伴う初めての総会が開かれ、上伊那の8市町村や地方事務所の職員などおよそ20人が出席しました。
県の調べによりますと、平成23年の上伊那地域の観光消費額は、およそ105億円でした。
これは、県内10地域の中で、木曽、下伊那に続き、下から3番目となっていて、最も多かった長野地域の5分の1程度となっています。
上伊那地域の観光における課題解決や、広域観光を推進するため、上伊那観光連盟では、時代にそぐわない点がある事から昭和32年の設立当時に作られた規約を7月に改正し、今回、初めての総会を開きました。
規約の主な改正点は「連盟の意思決定の場は、市町村長でつくる理事会から、会員全てが出席できる総会となり」、「会員は、観光産業発展に必要な上伊那の法人や団体等も加われる」ようになりました。
今回、管内で広く農業体験などを行っているJA上伊那が観光連盟の会員となりました。
総会の中で御子柴茂樹組合長は「農産物を中心にあらゆる局面で観光に寄与できれば」と話していました。
この他に、今日の総会では、JR飯田線によるイベント列車ツアーの開催や、誘客宣伝事業として、イメージ戦略やオフシーズン対策を検討する等の事業計画案が承認されました。 -
国保直営診療所の在り方について検討結果 答申
伊那市内に4か所ある国保直営診療所の在り方について検討してきた医療政策審議会は、「今後も体制を整備しながら診療所の運営を維持継続する必要がある」とする検討結果を20日、白鳥孝伊那市長に答申しました。
20日は、審議会の飯島尚幸会長と兼子敦彦副会長が市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
答申では、▽4つの診療所の一体的な運営を図り、地域の医療需要に応じた連携体制を整える▽地域住民や患者の声を反映した診療所の運営体制を構築する▽収益増を図り経営改善に取り組むとしています。
伊那市には、西箕輪診療所、新山診療所、長藤診療所、美和診療所があります。
審議会では、診療所の患者数が減少していることなどから、市の行政改革大綱に基づき、施設のあり方などについて検討してきました。
飯島会長は「診療所はなくてはならない存在。災害時に孤立した時、地域に医師がいることは心強いと思う」と話していました。
白鳥市長は「やむを得ない赤字であっても、その額を少なくしていく必要がある。出された意見を重く受け止め、今後の在り方について方向を定めていく」と話しました。
昨年度の4つの診療所のうち、西箕輪が診療204日で延べ患者数が5,731人。
1日当たりの患者数は18.1人。
新山は、診療日数が43日で、延べ患者数は157人。
1日当たりの患者数は3.7人。
長藤は、診療日数が236日で、延べ患者数は3,933人。
1日当たりの患者数は16.7人。
美和は、診療日数が243日で、延べ患者数は11,159人。
1日あたりの患者数は45.9人となっています。
伊那市では、昨年度の4つの施設の収益は、全体でおよそ2,000万円の赤字になるとみています -
高齢者が交通安全意識高める
高齢者を対象にした交通安全講習会が20日、伊那市西春近の小出一区公民館で開かれ、お年寄りが事故に遭わないための心構えなどについて学びました。
講習会は去年伊那市内で高齢者が死亡する事故が多発したことから、お年寄りに交通安全意識を高めてもらおうと西春近交通安全協会が開いたものです。
講習会にはお年寄り11人が集まり伊那警察署の三沢謙司交通課長の話を聞きました。
三沢課長は、「夜間道路を歩くときは夜光反射材をつけること。また横断歩道も絶対に安全とは限らないので、車の様子を確認してから渡るようにしてください。」と呼びかけていました。
講習会では、ほかに0から48までの数字が不規則に書かれた紙が用意され、時間を測って数字の順にチェックする反応テストも行われました。
去年伊那市内で10人が交通事故で亡くなりうち7人が高齢者でした。
今年は、今月20日現在、伊那署管内で5件の死亡事故が発生し6人が亡くなっています。
伊那署では高齢者の交通安全対策を最重要課題として、講習会の開催など啓発活動に取り組んでいくとしています。 -
美篶保育園 住民とピザ作りで交流
伊那市の美篶保育園で、地域の住民と園児がピザを作って交流しました。
21日は美篶の地域運営委員や美篶保育園に食材を提供している野菜の会のメンバーなど18人が集まり、園児とピザトーストを作りました。
美篶保育園は、毎年ジャガイモやプチトマト、ピーマンなどの野菜を育てていて、収穫した野菜を地域の人と調理し、交流しています。
21日は年長の園児51人が地域住民と下ごしらえをし、年少、年中の園児はトッピングしました。
ピザトーストのほか、収穫したジャガイモを使ったフライドポテトや、野菜スープをお昼に食べました。
園児に畑仕事を教えている向山勝彦さんは、「自分で作れば嫌いな野菜も食べられるようになる。作った野菜を子供と一緒に収穫して食べられるのはうれしい。」と話していました。 -
高遠城址公園さくら祭りポスター決定
来年から使われる高遠城址公園さくら祭りのポスターの図案が決定しました。
今回決定したポスターの図案は、伊那市の有限会社アド・プランニングがデザインしたものです。
5社から9つの図案が集まり、伊那市観光協会の役員の投票により決定しました。
ポスターは8,850作り、関東の京王線や中京の名鉄線の車内吊りのほか、市内商店などに貼られるということです。
この図案は3年間使用する予定です。 -
伊那市 放射線量測定継続へ
伊那市は、福島第一原発事故に伴い市民の間に広がっている不安を払拭しようと去年10月から行っている給食食材と空間放射線測定を1年継続して実施します。
これは、21日開かれた定例記者会見の中で白鳥孝伊那市長が明らかにしたものです。
伊那市では、去年10月から市役所、高遠町と長谷総合支所で週に3回空間放射線測定を行っています。
この他、市内の全小中学校と保育園の給食食材も測定しています。
今年3月からは市独自で給食放射線を測定する機器を導入しました。
容器にその日の給食のおかずなどを入れると重さ1キロあたりの放射線の量を示すベクトル値の計測ができます。
伊那市によりますと、これまで基準を超える数値はでていないということです。
放射線の測定結果は、伊那市のHPで見ることが出来ます。 -
大芝高原の始祖の孫が南箕輪村を来訪
明治時代に南箕輪村の大芝高原への植樹を提唱推進し、今の姿の基礎を築いた福澤桃十さんの孫にあたる福澤幸雄さんが13日に大芝高原を訪れました。
千葉県習志野市に住む福澤幸雄さんととし子さん夫妻が13日に大芝高原を訪れ、みんなの森が整備され、セラピーロードとして活用されている現在の姿を見ました。
大芝高原に植樹の必要性を訴え進めたのは、伊那市山寺出身で南箕輪尋常小学校の初代校長だった福澤桃十さんです。
福澤さんは、明治23年に赴任。
当時、大芝の広大な土地は、牛や馬のえさとしての草を採る場所としてわずかに利用されていただけだったということです。
福澤さんは、子どもたちに木を育てる喜びと必要性を伝えようと一部から猛反対を受けながらも少しずつ植樹をはじめ、明治28年、約10ヘクタールの学校林が認められ、現在の大芝高原の基礎となったのです。
南箕輪村の唐木一直村長は、その桃十さんに孫がいることを知り感謝の気持ちを伝えたいと、盆にあわせてこうした機会を作りました。
唐木村長は、「村のシンボルとなっている大芝高原があるのも桃十先生のおかげ。村の宝の基礎を築いていただいた」と感謝の気持ちを伝えていました。
福澤桃十さんは、幕末の1862年文久2年に生まれ、1927年昭和2年に亡くなっています。
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アレックサ・ミローデさん 1年間留学
フランス人のアレックサ・ミローデさん18歳は、箕輪町などの家庭に滞在しながら伊那北高校に通い、1年間日本の文化を学びます。
17日は、ミローデさんと留学を受け入れている箕輪ロータリークラブの吉澤博文会長らが役場を訪れ、平澤豊満町長にあいさつしました。
ミローデさんは18歳の高校3年生。
母国フランスでは、科学を専攻しながら英語、ドイツ語、中国語を学んでいます。
日本語は、独学で1年間学んだということで、「色々な場所に行って日本の文化を学びたい」と話します。
ミローデさんは、ロータリークラブの会員の家に滞在し、伊那北高校の1年生のクラスに在籍することになっています。 -
箕輪町北小河内納涼夏祭り
箕輪町北小河内の納涼夏祭りが14日箕輪町公民館北小河内分館の駐車場で行われ、地域有志で作るそば打ち同好会がそばをふるまいました。
北小河内の納涼夏祭りは地域住民の交流の場を設けようと公民館が毎年行っているものです。
会場には焼きそばや輪投げなど出店が並び、500人ほどが集まりました。
今年は地域住民有志でつくる、そば打ち同好会が初めて出店しました。
そば打ち同好会はボランティアでそばを提供していこうと去年5月に発足しました。
会員は20人で、月に一度そば打ち講習を行っているほか、会員が出席する会合などでふるまっているということです。
祭りでは200食を用意し、完売しました。
そば打ち同好会の岩井亜男会長は、「一年間講習をしてきたそばを、祭りでたくさんの人に食べてもらうことができて嬉しい」と話していました。 -
2011年度日本優秀建築選100選に創造館
日本建築家協会が選ぶ、2011年度の日本建築家協会優秀建築選100選に伊那市創造館が選ばれました。
2011年度の優秀建築選100選は、全国231点の応募の中から日本建築家協会が選んだものです。
創造館は、修復・保全した建築物、他の用途に適応させた建築物が選ばれる「保存プロジェクト」の部門で選ばれました。
創造館の捧剛太館長は、昭和モダンの古典的な部分を残しつつ、耐震化、収蔵庫の増築、市民が憩える庭を作ったことなどが評価されたのではないかと話していました。
創造館は、1930年・昭和5年に上伊那図書館として建てられ、生涯学習の場として、教育・学術や文化の発展を目的に2010年に改築されました。 -
南箕輪村 9月から給食の放射線量測定開始
南箕輪村は、村内の小中学校や保育園の給食に使われる食材の放射線測定を、9月から開始します。
20日は、南箕輪小学校と南箕輪中学校の給食をつくる南箕輪村学校給食センターで試験測定が行われました。
村では、これまで学校給食センターと、自校方式で給食を作っている南部小がそれぞれ月1回ずつ、県の検査機関に測定を依頼していました。
今回、村教育委員会が放射線測定器を1台購入したことから、独自の測定が可能となりました。
測定では、1分間に測定器に入ってくる放射線量を調べます。
村は、松本市を参考にある一定の基準値を越えた食材は使用しないこととしています。
20日は、千葉県産のサツマイモと埼玉県産のミツバの数値を調べ、ともに基準値を下回りました。
測定機は、1週間ごと各学校や保育園で使用します。
結果は、学校の給食便りなどで各家庭に通知されるということです。
なお、伊那市と箕輪町でも給食に関する放射線量の測定を独自に行っています。 -
若者参加のまちづくり拠点 来月オープン
不登校などの悩みを抱えた若者と地域を繋げる拠点施設、コミュニティ・カフェ・セジュールが9月16日、伊那市荒井の通り町にオープンします。
コミュニティ・カフェ・セジュールは通り町の空き店舗を改装してオープンするもので県の新しい公共の場づくりのためのモデル事業として1千万円の補助を受けています。
セジュールは悩みを抱えた若者を支援する上伊那子どもサポートセンターなど16団体で構成する若者参加のまちづくり協議会が運営するものです。
1階はケーキやドリンク類を提供するカフェで3人ほどのスタッフが対応します。
また絵画など作品が展示できるスペースも設けます。
2階は学習支援や地域の人たちとの交流スペースとして活用されます。
協議会の櫻井裕記会長と、事務局長の戸枝智子さんです。
櫻井会長は、元教諭で伊那弥生ヶ丘高校の校長などを務めました。
退職後に上伊那子どもサポートセンターで学習支援スタッフとして活動してきました。
戸枝さんは、上伊那子どもサポートセンター発足当初から10年間、事務局をまた協議会では事務局長を務めています。
協議会を構成する上伊那子どもサポートセンターでは毎年、年間40人前後の若者の支援にあたっていて、そのうちの半数が高校生、ほかは中学生や二十歳前後の若者だということです。
オープンにあたり協議会ではボランティアスタッフを募集しているほか、寄付も募っていて継続的な運営を目指すとしています。
問い合わせ76-7627 -
夏休みが終わり2学期始まる
夏休みが終わり上伊那の小中学校の先頭を切って20日、伊那市の伊那小学校で始業式が行われました。
式では児童代表が新たに取り組みたいことや決意を発表し2学期をスタートさせました。
20日から2学期が始まった伊那小学校では児童らが日焼けした顔で登校しました。
1年生の教室では夏休み中に作った工作や絵日記を提出していました。
始業式では体育館に児童およそ650人が集まりました。
2学期の目標として3年生代表の男子児童は、総合学習で育てているブタの赤ちゃんの世話をしっかりしたいと話しました。
また6年生代表の女子児童は勉強で分からないことがあったらそのままにせず納得するまで調べ理解するようにしたいと決意を発表していました。
本多俊夫校長はロンドンオリンピックの陸上に義足で出場した選手を例に挙げ、「できないかもしれないとあきらめてしまうのではなく、スタート地点に立つことが大事だ」と話し「何事もあきらめないで取り組んで下さい。」と児童に呼びかけていました。
上伊那の小中学校の始業式は21日ピークを迎えます。 -
諏訪形の住民 保育ブロック工法で育てた苗を植樹
災害に強い山にしようと取り組んでいる伊那市西春近諏訪形の住民は、保育ブロックで育てたケヤキなどの苗を、平成18年に土砂災害が起きた貝付沢に19日、植えました。
19日は、地元有志でつくる諏訪形区を災害から守る委員会の委員12人が、保育ブロックで育てたケヤキおよそ120本ともみじ数本を貝付沢の斜面に植樹しました。
委員会では、倒れにくい木を育てるため、保育ブロックと呼ばれる強い根を育てる生育方法に取り組んでいます。
5月には、伊那市地域づくり活動支援金事業を活用して、およそ150本の苗を保育ブロックに植えました。
10月に植樹を予定していましたが、生育が予定より早かったため、2か月ほど早い作業となりました。
メンバーらは、2メートル間隔で苗を植えていました。
去年、猿に食べられてしまったクヌギも、保育ブロックで育て、7月に試験的に25本植えていました。
19日に確認したところ、食べられていたのは3本に留まっていて、委員会では、「保育ブロックにしたことにより、根の成長が早まり、猿が引き抜けなかったのでは」と話していました。 -
国民学校の時代を振り返る
第2次大戦中の昭和16年から22年までの6年間だけ存在した国民学校の時代を振り返る講演会と座談会が19日伊那市創造館で開かれました。
9月2日までの戦争に関する展示にあわせて開かれました。
国民学校の存在を通して、しあらためて戦争と平和について考えるきっかけにしようというものです。
講演会は、郷土雑誌「伊那路」編集委員の山口通之さんが、研究者の立場から国民学校設立にあたっての時代背景や概要を説明。
尋常小学校や高等小学校が国民学校になった理由について、「ヒットラー政権下のドイツのホルクス・シュウレの直訳だった」と話し、教育内容も様々な面で共通していることを紹介しました。
座談会では、国民学校を卒業した駒ヶ根市出身で東京都に住む堀江玲子さんと南箕輪村に住む松澤英太郎さんが当時の様子や思い出を話しました。
会場からは、「平和な日本をどう維持していくかが必要」「若い世代に語り継ぐ必要がある」などといった意見がありました。 -
廃校の音楽祭
廃校になった旧高遠町の三義小学校芝平分校体育館にプロ・アマ20団体が参加し演奏を披露する第3回廃校の音楽祭が18日と19日の2日間にわたり開かれました。
18日は、ジャズやカンツォーネ、シャンソンなど様々なジャンルの歌が、その道のプロたちによって、次々と歌い継がれていきました。
廃校の音楽祭は、役割を終えた古い校舎を利用しようと、都内から芝平に移住した飯島忠義さんが3年前に企画。
妻でカンツォーネ歌手の茉鈴さんの呼びかけで年々参加するミュージシャンも増えています。
芝平分校は、明治6年、1873年に開設されましたが、昭和40年、1965年に閉校。
現在の校舎は、改築後50年以上たっているとされています。
飯島さんは、「音楽会は、全国にたくさんあるが、こうした場所での開催は稀。高遠の中心部から18キロ離れていて、きてもらうにもハードルが高いが、その分楽しみも倍増する」と話しています。
会場には、ジャズからモンゴルの民族歌謡、サックス、バンドネオンの音色が響き、訪れた人たちは、廃校のかもし出す雰囲気と音楽の共演を堪能していました。 -
上古田でヘブンリーブルー見頃
箕輪町上古田で、青いアサガオ、ヘブンリーブルーが見ごろを迎えています。
ヘブンリーブルーは、上古田の農業従事者らでつくるこれからの農業林業を考えるEグループが8年前から遊休農地を利用して育てています。
現在は咲きはじめで、8月下旬に満開になるということで、花は10月頃まで楽しめるということです。
それでは天気予報です。 -
箕輪町南小河内に伝わる盆の伝統行事「おさんやり」
箕輪町南小河内に伝わる盆の伝統行事「おさんやり」が、16日に行われ、重さ700キロのお舟が区内を練り歩き厄払いをしました。
午後4時半、南小河内のお堂前に集まった50人の担ぎ手が、息を合わせて700キロのお舟を持ち上げ、巡行を始めました。
おさんやりは、箕輪町南小河内に伝わる盆の伝統行事です。
区内を流れる大堰が、天竜川と反対に南から北へ流れる逆さ水のため疫病や災いの原因とされ、
その厄を払う目的で始まったとされています。
災いを舟に乗せて地区の外へ運び出すものとされ、約2時間かけてゆっくりと区内を練りあるきました。
途中4か所の辻で民謡「ヨイソレ」を披露し、再び、出発点のお堂前に戻りました。
日が沈み暗くなると、担ぎ手が一斉にお舟を左右に揺らし壊し始めます。
壊したお舟の破片は、住民が持ち帰り、厄除けとして、1年間玄関先に飾るということです。