-
伊那市敬老訪問
敬老の日の19日、伊那市は長寿者訪問を行いました。
19日は、白鳥孝市長が伊那市野底の平澤ひさゑさん宅を訪れ、祝い金と肖像画を手渡しました。
平澤さんは明治43年生まれの101歳。
体が弱かったという平澤さんは、70歳を過ぎた頃から食事に気を使うようになり、ほとんど病院に行かなくなったと話します。
散歩が日課で、「出かける時は杖をついて家を出るが、帰る時は忘れてしまう」と笑いながら話していました。
週に1回、脳いきいき教室に通っていて、教室では最年長だということです。
伊那市の88歳以上のお年寄りは399人で、そのうち100歳が22人、101歳以上は33人となっています。 -
台風15号 21日の夕方から夜にかけて通過する見込み
台風15号は21日の夕方から夜にかけて県内を通過する見込みで長野地方気象台では土砂災害などに注意するよう呼び掛けています。
20日の伊那地域は、降り始めから午後3時までに74ミリの雨が降りました。
釜口水門では、20日の午後4時現在水位調節の為毎秒100t、高遠ダムでは、最大毎秒35tの放流を行っています。
伊那市では、天竜川と三峰川の水位が上昇するとして同報無線や地域安心安全メールで注意を呼び掛けています。
長野地方気象台によりますと、強い台風15号は県内へは21日の夕方から夜にかけて県内を通過する見込みです。
このため県内では南部を中心に22日にかけて大雨になる見込みで21日の正午までの予想降水量は多い所で180ミリとなっています。
気象台では、土砂災害や農作物の被害など注意を呼び掛けています。 -
副町長に白鳥一利さん
箕輪町の新しい副町長に現在の総務課長の白鳥一利さんが就任することが20日、決まりました。
現在総務課長の白鳥一利さんは58歳。
昭和46年3月に辰野高校を卒業後、その年の4月に箕輪町役場に勤めました。
平成18年10月から保健福祉課長を、平成21年10月から総務課長を務めています。
白鳥さんは「町民の目線に立ち、職員の良き理解者として誠心誠意努力したい」と挨拶しました。
箕輪町では平成15年10月から副町長2人体制をとっていて、 現在の桑沢昭一さんと永岡文武さんは9月30日に任期満了となります。
20日の町議会9月定例会には副町長を一人とする条例改正案と白鳥さんを副町長とする人事案件が提出されどちらも全会一致で可決されました。
白鳥さんは10月1日付で副町長の職務につくことになっていて任期は4年間、平成27年9月30日までとなっています。 -
県内の地価下落 下落幅は縮小
長野県は、7月1日現在の県内の地価を公表しました。
県全体では、商業地は19年連続、住宅地は15年連続で地価が下落しましたが、下落幅は縮小しました。
地価調査は毎年、県が実施しているものです。
今回は県内77市町村の基準地404地点で調査を実施しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の商業地では、伊那市山寺のアルプス中央信用金庫伊那北支店付近が1平方メートルあたり5万4100円で、去年の5万7300円と比べ5.6%下落しています。
箕輪町の松島商店街の商業地は、3万7900円で去年の4万200円と比べて4.7%下落しています。
南箕輪村神子柴の商業地は3万1100円で去年の3万2800円に比べて5.2%下落しています。
住宅地の市町村別では平均で、伊那市が2.2%、箕輪町が4.0%、南箕輪村が2.3%下落しています。 -
伊那市長谷で雑穀料理づくりを体験
東京に本部を置くNPO法人のメンバーが18日、伊那市長谷で雑穀料理づくりを体験しました。
伊那市では、毎月17日を「い縲怩ネ雑穀の日」としてイベントを開催していて、この日もその一環で講座が開かれました。
参加したのは、東京に本部を置くNPO法人環境文明21です。
旧長谷村時代から交流があり、毎年秋にエコツアーで訪れています。
講座では、長谷で食を通した健康づくりの活動をしている長谷食文化研究会の2人が講師を務めました。エゴマを使った野菜の味噌和えや、きびを小麦粉に混ぜたおやきなど4品を作りました。
参加者は、「地域ならではの味を教えてもらい参考になった」と話していました。
環境文明21は、環境負荷の少ない社会をつくる事を目指すNPO法人で、今日はエコツアーの一環として他に、これからの自然エネルギーについて意見交換会を開きました。
メンバーらは、「豊かな社会を築く中で環境問題が置き去りにされてきた。原子力発電が問題となっている今、家庭や企業、個人がこれまでの考え方を変えるべき」と話していました。 -
箕輪町上古田の赤そば色付き始め
箕輪町上古田の赤そば畑では、そばの花が赤く色付き始めています。
赤そばはネパール原産で、日本でも育つように品種改良され、高嶺ルビーと名付けられています。
箕輪町上古田の赤そばの里は標高およそ900メートル、広さは4.2ヘクタールで赤いそばの花が一面に広がっています。
18日、箕輪町上古田で赤そば里開きが行われ、関係者がテープカットなどで祝いました。
この畑を管理しているのは、上古田の区民有志95人でつくる古田の里赤そばの会です。
会では8月におよそ200キロの種をまき、順備を進めてきました。
赤そばの里は箕輪町の観光スポットとなっていて、この時期、県内外から観光客や、写真愛好家が訪れます。
赤そばの見ごろは、今月下旬から来月上旬までで来月10日まで地元産の野菜や果物などの直売所が設けられています。
また10月の1日と2日は、上古田公民館で、手打ちそばの試食ができる、赤そば花まつりが開かれる予定です。 -
伊那市保育園の統廃合 引き続き理解求める
伊那市の保育行政について考える審議会が15日に伊那市役所で開かれました。
保育園の統廃合問題について市側は、「必ずしもスムーズに進んでいない現状だが、3年間で市税が9億円落ち込んでいることなども市民や保護者に伝えていきたい。」と話し、引き続き統廃合に理解を求めていく考えを示しました。
伊那市は、行政改革大綱と保育園整備計画に基づき、現在竜東地区と伊那西部地区、東春近地区、高遠・新山地区の4地区を対象に懇談会や説明会を開いて、保育園の統廃合について理解を求めています。
今日の審議会で委員から「地域全体に理解してもらわないといけない。回覧版では、周知徹底は図れないのではないか」との意見が出されました。
これに対し伊那市は、「統廃合問題は、100対0の解決は不可能だが丁寧な説明で理解を得ていくしかない。統廃合による効率的な運営のメリットなど市全体に及ぼす財政面での効果も市民や保護者に伝えていきたい」と話しました。
なお、白鳥孝市長は、統合反対の署名が提出されている竜東地区の伊那東、伊那北、竜東保育園の保護者の代表らと近々懇談する予定です。 -
上伊那小学校 運動会ピーク
上伊那郡内の小学校では17日、運動会がピークを迎え、グラウンドには子どもたちの元気な声が響きました。
このうち南箕輪南部小学校では、近くの南原保育園との合同運動会が開かれました。
全校児童、全園児参加の、毎年恒例の風船飛ばしでは、今年から環境への影響を考え、日光で土に還る風船が使われました。
被災地を応援するメッセージなどが書き込まれた鳩の形の風船は、空高く上がっていきました。 -
蓄音機の音色楽しむ 箕輪町郷土博物館でミニ講座
箕輪町の郷土博物館で16日夜、蓄音機の音色を楽しむミニ講座が開かれました。
これは、普段忙しい大人にも博物館に親しんでもらおうと開かれたミニ講座で、5人が参加しました。
蓄音機は、昭和8年に発売されたもので、2年前に町民から郷土博物館に寄贈されました。
講座は、蓄音機の音色を楽しんでほしいと初めて計画され、博物館が所蔵するレコードおよそ300枚の中から状態の良いものを選び、昭和20年代後半から30年代初期の歌謡曲と童謡合わせて10曲を聞きました。
参加した人たちは、蓄音機から流れる歌に合わせて口ずさむなどして楽しんでいました。 -
長野県書道展伊那地区展
第64回長野県書道展の伊那地区展が18日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
書道展は、長野県書道協会などが毎年開いているものです。
伊那地区展では、上伊那の小学生から一般までの作品と県内巡回作品合わせて891点が展示されています。
今年は、出品を広く呼び掛けたこともあり、小学生から高校生の作品が去年より77点多く集まりました。
一般の部は、漢字の書が多く出品されています。
箕輪町の書道家で審査員を務める千葉耕風さんは「一般の部は中央の展示会に出しても恥ずかしくないレベル。自分の好みの作品があったらじっくり観賞してほしい」と話していました。 -
中病地域公開がん講演会
伊那中央病院の第3回地域公開がん講演会が17日、伊那市のいなっせで開かれました。
がん講演会は、伊那中央病院が平成21年に地域がん診療連携拠点病院の指定を受けたことから、毎年開いているものです。
講演会には地域住民や医療関係者らおよそ250人が集まりました。
講師は、伊那中央病院の小川秋實名誉院長で、「がん治療と心のケア」をテーマに話しました。
小川名誉院長は、がんによって起こる体の痛みと心の痛みを減らす緩和ケアについて話しました。
緩和ケアでは、体の痛みはモルヒネを適切に使うことで抑えられると説明しました。
心の痛みについては、生きがいがあれば頑張れること、プラス思考だとマイナス思考の人より生存期間が延びることなどを話しました。
終末期のケアについては、「だれかが側にいることが肝心。親しい人が患者の手を握ったり体をさすることは効果絶大。ぜひやってほしい」と話していました。 -
被災地支援活動 報告会
8月にボランティアで被災地の支援活動を行った南箕輪村役場の職員が12日、報告会を開きました。
被災地で支援活動を行ったのは役場職員の有志5人です。
職員は、8月7日から9日までの3日間、岩手県山田町を訪れました。
報告会では、現地での映像や写真を使って説明しました。
山田町はホタテの養殖が盛んな町で人口はおよそ1万8,000人。
3月11日の地震で津波の被害を受けました。
職員達は、山田町にあるボランティアセンターで寝泊りをしながら、被災した家のがれき処理作業などをしました。
職員は、「まだまだ復興はほど遠い。継続的な支援が必要」などと現地で感じたことを話していました。 -
箕輪町職員が災害対応訓練
箕輪町は、町職員を対象にした、災害対応訓練を16日に行いました。
訓練は、職員が、被災地や避難所などで、迅速かつ的確に行動できるよう行われました。
町では、東日本大震災や各地で発生した豪雨災害を受け、これまでの避難を中心とした訓練から、今年は、より実践的なものにしました。
参加した職員は、発電機や放射能測定器など町が所有する機器の使用方法を理解すると共に、どのう作りなどを行いました。
放射能測定では、防護服を着た職員が、「電源を入れてから機器が安定するまで2分30秒待つ事」や、「同じ場所で30秒毎、5回測定するなど」基本的な使い方を説明していました。
箕輪町では、防災の原点にもどり、今後、設備や職員の行動などについて見直しを行いながら、災害に強い街づくりを目指していくといしています。 -
南箕輪村出身 村澤明生さん仕事展
南箕輪村出身の彫刻家、村澤明生さんの仕事展が17日から伊那市創造館などで始まりました。
会場となった創造館には、村澤さんの彫刻作品などが並んでいます。
村澤さんは、南箕輪村出身の55歳。
伊那小学校、伊那中学校、高遠高校を卒業後、武蔵野美術大学を経て彫刻家になりました。
現在新潟県に住み、青果市場で働きながら作品作りをしているということです。
彫刻を始めたきっかけについて村澤さんは「小学校6年生の時に故・中村喜平さんのブロンズ像が学校に寄贈され、その作品を見てインパクトを受けた。それが初めて彫刻に興味を持った瞬間だった」と話していました。
村澤さんの作品は国内外に展示されているほか、上伊那にも多くあり、出身地、南箕輪村の大芝高原や南部小学校にもモニュメントが置かれています。
展示では、苔とクリスタルを組み合わせた近作のオブジェ「Over the Border・越境」が創造館の中庭に展示されています。
作品について村澤さんは「芝生とタイルの境をボーダーに、苔を芝生から飛び出した草に見立てた作品。これは、自分が伊那市から飛び出していった様子を表現したもの。境界線の向こうからは、今まで見ていた世界が良いことも悪いこともまったく別の世界に見えた」とこれまでを振り返りながら話していました。
また、南箕輪南部小学校の図書館でも展示が行われていて、8点の作品を見ることができます。
「村澤明生の仕事展」は、25日まで伊那市創造館・南箕輪南部小学校・カフェ&ギャラリーアイダッシュの3会場で開かれています。 -
上伊那中学生野球大会「ロータリー杯」
上伊那の中学生軟式野球大会「ロータリー杯」が17日、上伊那郡内で開かれました。
この日は、上伊那の中学校14校から、合同チームを含む13チームが参加して、南箕輪村の上伊那農業高校グラウンドなど3会場で試合をしました。
大会は、伊那ロータリークラブの青少年健全育成奉仕活動の一環で行われているもので、今回で10回目になります。
試合はトーナメント方式で行われ、上位4校には10月に開かれる新人戦上伊那大会のシード権が与えられます。
ロータリー杯は、3年生が抜け1・2年生のみの新チームに移行して初めての大会となるため、各チーム、新戦力の力試しをしながら試合を進めていました。
ロータリークラブのあるメンバーは「高校に入れば同じチームでプレーする選手もいると思うので、少しでも交流を深めてもらいたい」と話していました。
なお、新人選のシード権獲得となる上位4校には、箕輪中学校、伊那東部中学校、春富中学校、辰野中学校が勝ち進んでいて18日に準決勝と決勝が行われることになっています。 -
伊那北高校合唱コンクール
伊那市の伊那北高校伝統の合唱コンクールが16日、伊那文化会館で開かれました。
合唱コンクールでは、全21クラスが、夏休み前から練習してきた成果を披露していました。
審査の結果、金賞には「きこえる」を歌った3年F組が選ばれました。 -
新たな食糧費執行基準示す
伊那市の白鳥孝市長は、16日記者会見を開き不適切な食糧費の支出をめぐる問題について改めて陳謝したうえで新たな食糧費執行基準を示しました。
白鳥市長、酒井茂副市長、長谷川洋二顧問弁護士の3人が記者会見の席上、この問題について陳謝しました。
市長は会見で、今後行われる監査によって過去の不適切な支出が指摘された場合、市長個人が法的に弁済義務を負担するものについては、その全額を市に返還するとの考えを示しました。
また調査結果が判明し事実関係が明確になった時点で相応の処分を行うとしています。
新たに作成した食料費執行基準は国家公務員倫理法に従ったより厳しいものとし、全ての食糧費の支出について年度終了後、監査委員の審査を受け、不適切なものについてはこれを公表するとしています。 -
伊那市の職員が公文書偽造
伊那市の職員が公文書を偽造していたことが分り、市は16日、伊那警察署に被害届を出しました。
伊那市によりますと、公文書を偽造したのは、農林部耕地林務課主査の41歳の男性職員です。
この職員は伊那市の測量業務経営の社長から頼まれ、箕輪町で落札した測量業務の契約を受注する際、契約審査に必要な伊那市からの受注実績を偽装した文書に、無断で市長印を押印したものです。
この件に関し白鳥孝伊那市長は陳謝したうえで、市役所の文書が偽造され、それに職員が市長印を捺印したという行為は市民との信頼を根底から覆す行為であり再発防止を約束するとしています。 -
NEC問題 住民監査請求棄却
NECライティング伊那工場が閉鎖したことに伴い、補助金の返還などを求め住民有志が提出していた監査請求は、伊那市監査委員の監査の結果、棄却されました。
住民監査請求は、市民197人でつくるNEC問題市民の会が7月21日に伊那市監査委員に提出していたものです。
請求は、
▽白鳥孝市長がNECライティング株式会社に対し補助金およそ1億5,000万円の返還と、損害金およそ4億円の賠償を請求すること。
▽前市長の小坂樫男さんと現市長の白鳥孝さん個人に対して、損害金およそ4億円の賠償を請求すること
を、監査委員に対し勧告するよう行ったものです。
伊那市監査委員は、
▽伊那市がNECライティングに対し補助金全額返還を求めている民事調停が、現在も進行中であること。
▽現地点で市の損害金額は確定していないこと
などから、市民の会の請求を棄却としました。
市民の会は16日、伊那市役所で会見を開き「資料を出し説明してきたが、こういった結果になり残念」と話しました。
この結果を受け市民の会では住民訴訟を検討していく考えを示しています。 -
箕輪町防災講演会
箕輪町は、住民の防災意識を高めようと「想定外を生き抜く力についての防災講演会」を15日、箕輪町文化センターで開きました。
講演会は、東日本大震災の教訓から、災害に備えることの大切さを再認識してもらおうと、箕輪町が開いたものです。
会場には、住民およそ450人が集まりました。
群馬大学大学院工学研究科教授の片田敏孝さんが講師を務め、「想定外を生き抜く力」をテーマに、話をしました。
片田さんは、平成16年から岩手県釜石市の防災アドバイザーとして、地震発生時の避難などについて、市内の小中学校で指導してきました。
今回の震災では、釜石市は津波の被害を受けましたが、学校に登校していたおよそ3,000人の小中学生全員が避難することができました。
片田さんは「▽想定にとらわれるな▽最善を尽くせ▽率先避難者たれ」と、自身の考える避難3原則について話しました。
他に、「想定外を生き抜くためには、ハザードマップや過去の経験などの想定にとらわれてはいけない。その状況下で最善の策を尽くすことが大切」などと話していました。
なお、伊那市教育委員会では市内の全小中学校を対象に東日本大震災発生時の避難行動について調査しました。
その結果、「自主的に避難行動をとった」という児童や生徒は、小学校で57%、中学校で42%となっています。
他に、「教師が即座に避難行動の指示を出した割合」は、小学校で61%、中学校で67%となっています。
教諭が気付いた点として、「▽地震が起きた際、児童はすでに机の下に避難していて、日頃の訓練が活かされていること▽今後も自主的に避難行動をとれるよう訓練を重ねていくこと」などを挙げています。 -
敬老の日に合わせ唐木村長らが敬老訪問
9月19日の敬老の日にあわせ、南箕輪村は、88歳と90歳以上のお年寄りを対象に唐木一直村長らが敬老訪問をしました。
5月に100歳の誕生日を迎えた南原の小坂美志子さん宅。
唐木村長が祝い状や祝いの品を届けました。
小坂さんは、長男夫婦と3人暮らしで、新聞に毎日目を通し、読書が趣味だということです。
唐木村長から祝い状などを受け取るとはっきりとした口調でお礼をいい、会話を弾ませていました。
南箕輪村の88歳以上のお年寄りは、278人で、そのうち6人が100歳以上。最高齢者は、106歳だということです。
村の全人口に占める65歳以上の割合は、19.82パーセントで、県下1若い村となっています。 -
南箕輪村 50万円以内の損害賠償について専決処分で対応
南箕輪村は、50万円以内の損害賠償について、議会の議決を経ないで後に報告する専決処分で対応することが16日の村議会で決まりました。
南箕輪村では、2006年度以降議会の議決などを経ていない損害賠償事例が19件、総額185万円分あったことが明らかになっていました。
舗装の傷みによる車両の損傷の補修賠償がほとんどで、金額は、3,000円から63万円でした。
唐木村長は、議会に条例の制定の検討を要請していて、16日議員提案で専決処分事項の指定が提案され、全会一致で可決したものです。 -
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール審査会
上伊那歯科医師会などによる歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が15日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれました。
コンクールには上伊那の小中学校から809点の応募がありました。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内では、最優秀賞に伊那北小学校5年の矢野妙さん、西箕輪小学校5年の伊藤大晟君の作品が選ばれました。
優秀賞には東春近小学校6年の三澤瞳子さん、長谷小学校5年の中山さや香さん、南箕輪中学校2年の三好愛美さんの作品が選ばれました。
最優秀賞と優秀賞に選ばれた17作品は、来年6月の県のコンクールに送られます。 -
写真集団アルプ第1回山岳写真展
山岳写真の愛好家でつくる写真集団アルプの第1回山岳写真展が15日から、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には春から冬までのさまざまな山の表情をとらえた写真48点が展示されています。
写真集団アルプは、辰野から飯田までの伊那谷に暮らし、山岳写真を撮り続けている仲間が今年6月に立ち上げたグループです。
会員は16人で、北アルプス、南アルプス、中央アルプスを中心にそれぞれが山に登り、撮影をしています。
今回は、1人3作品を持ち寄り、季節ごとに展示しています。
写真集団アルプは、創作活動だけでなく、環境保全や撮影モラルの普及にも取り組んでいくということです。
この写真集団アルプ第1回山岳写真展は、いなっせ2階展示ギャラリーで19日まで開かれています。 -
伊那西部保育園存続を願う会が市と協議
来年度の入園希望者数が30人に満たない場合、休園とする方針が示されている、伊那市の伊那西部保育園について、保護者らでつくる存続を願う会は、14日夜、伊那市の子育て支援課と協議を行いました。
14日夜は、伊那西部保育園の存続を願う会のメンバーなど10人ほどが、ますみヶ丘公民館に集まり、伊那市の子育て支援課あてに提出していた公開質問状を元に協議を行いました。協議は、今回で2回目になります。
伊那西部保育園は、今年1月に、入園希望者数が定員60人の半分の30人に満たない場合、来年度から休園とする方針が市から示されました。
今年度の西部保育園の園児数は、年中7人、年長11人の、合わせて18人、今年度新たに入園した園児はいませんでした。
伊那市では、休園が5年間続いた場合、廃園とする方針です。
昨夜の協議では、「西部保育園は、西部地区唯一の保育園であり、それがなくなるとコミュニティの崩壊につながるのではないか」「障害のある子どもの受け入れなどで少人数ならではの保育が行えている」「来年度から休園という方針は急すぎる。もう少し暫定期間を設けて欲しい」といった意見が出されていました。
伊那市子育て支援課の山口俊樹課長は、「すこやかな育ちの保育を行ううえでも、財政的な面でも30人は必要なので、ご理解いただきたい。」と答えていました。
伊那西部保育園の存続を願う会では、今後、来年度の園児数30人を確保できるよう活動していくということです。
伊那西部保育園の入園説明会は10月18日、入園申請の受付は11月を予定しています。
伊那市では、その希望者の数を見て、12月には、休園にするかどうか決定したいとしています。 -
栗くり坊主園 観光客でにぎわう
伊那市富県の栗園、栗くり坊主園には、多くの観光客が訪れ、栗拾いを楽しんでいます。
14日は、静岡県などからツアー客が観光バスで栗園を訪れていました。
栗くり坊主園は、高烏谷栗栽培組合が、遊休農地の解消を目的に1997年から活動をはじめ、2004年にオープンしました。
広さ2.5ヘクタールの園内では、およそ1500本の栗の木が収穫の時期を迎えています。
観光客は、落ちている栗などを拾ってはかごに入れていました。
ツアー客の場合、一人500グラム持ち帰る事ができ、入場料を含めて500円だという事です。
高烏谷栗栽培組合によると、今年は、粒は若干小さめですが、虫食いも少なく、出来はよいということで、去年並みの3000人ほどの観光客を見込んでいます。
栗くり坊主園は、予約制となっています。
問い合わせ:高烏谷栗栽培組合事務局 電話78竏・699 -
パカパカ塾 モンゴルから義援金預かる
箕輪町一の宮のNPO法人ハーレンバレーパカパカ塾は、交流しているモンゴルの遊牧民から、東日本大震災への義援金を受け取りました。
15日は、パカパカ塾の春日幸雄理事長らが、義援金を受け取った経過などを説明しました。
パカパカ塾では、塾に通っている小中学生をモンゴルの遊牧民の住居に数日間滞在させてもらい、交流する活動を2004年から行なっています。
この活動により、子ども達の生きる力が養われているということです。
そのほか、塾の会員が購入した馬を、遊牧民に預かってもらい、預かり金を遊牧民に支払うホースオーナー制度で、遊牧民の子ども達の教育費を支援してきました。
馬を預かっている遊牧民達は、東日本大震災で、日本が甚大な被害を受けたことを知りました。
今年の夏も小中学生とともに春日理事長がモンゴルを訪れた際、義援金を預かってきたということです。
義援金は、19人から20万トゥグルグが寄せられました。日本円に換算すると1万2500円程度ですが、1万トゥグルグで、1週間分の労働賃金に値することから、非常に貴重な志だということです。
パカパカ塾では、日本赤十字社を通して、義援金を被災地に送りたいとしています。 -
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が16日、招魂碑がある羽広の仲仙寺で行なわれました。
西箕輪社会福祉協議会が主催した追悼式には、遺族や関係者50人が参加し、戦死者の霊を慰めました。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「御霊の安らかなご冥福をお祈りする」と式辞をのべました。
仲仙寺境内にある招魂碑には、日清、日露、太平洋戦争で戦死した217人の名前が刻まれています。
伊那市遺族会の赤羽要会長は、「戦後66年、悲惨な戦争を2度とおこさないよう後世に伝えていかなくてはならない」とあいさつしました。
招魂碑前では、読経にあわせて、遺族や追悼式参列者が焼香し、手を合わせていました。
西箕輪遺族会の伊藤文直会長は、「時間の経過とともに遺族の参加も少なくなってきているが、追悼式を通じて戦争がない社会の大切さを伝えていきたい」と話しました。 -
南箕輪村 「子育て支援課」来年度設置へ
南箕輪村は、小学校へ通う前の子供の子育てを支援する「子育て支援課」を、来年度設置する方針です。
これは、14日に開かれた村議会9月定例会の一般質問で、唐木一直村長が答えたものです。
南箕輪村は来年度、発達障害など支援が必要な小学校入学前の子供を受け入れる療育施設を開設します。
新たに設置される子育て支援課は、この療育施設も担当します。
村ではこれまで、小学校入学前の子育て支援は住民福祉課の福祉係が行ってきましたが、新たな課を設置することで、支援内容を充実させたいとしています。
子育て支援課の設置条例については、早ければ12月定例村議会に提出され、可決されれば、来年4月に設置される予定です。 -
地域づくりについて考える
地域づくりについて考える伊那経営フォーラムが10日、伊那文化会館で開かれました。
伊那経営フォーラムは、これからの地域づくりについて考えようと伊那青年会議所が開いたものです。
フォーラムでは、白鳥孝伊那市長、伊那食品工業の塚越寛会長、伊那商工会議所の向山公人会頭をパネリストに迎え「価値ある強い地域を創る」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
これからの街づくりについて、白鳥市長は「行政単位ではなく、伊那谷を一つのスケールとして考える必要がある」と話し、塚越会長は「身の回りを清掃するなど美意識を持つ事が大切」と述べました。
向山会頭は、「産業、自然を守りながらこの地域の特性を活かした街づくりに取り組んでいきたい」と話していました。
フォーラムにはおよそ600人が参加し、この地域の在り方や将来について考えました。