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南信の水稲作況指数99 平年並み
農林水産省・関東農政局が発表した9月15日現在の今年度の南信の水稲の作況指数は99で、平年並みの収量が見込まれます。
今年は、5月下旬から6月上旬にかけての低温で、穂の数が、平年より少なくなりました。
1穂あたりのもみ数は、幼穂形成期が高温で推移したことから、平年よりやや多くなりました。
登熟は、出穂前の7月下旬と、出穂後の8月下旬から9月上旬にかけ、低温で日照が少なかったことが影響し、やや不良が見込まれます。
南信は、全もみ数がやや多く、登熟がやや不良と予想され、作況指数は99で10アールあたりの収量は、625キロと見込んでいます。
長野県全体の水稲の作況指数は、97で、10アール当たり607キロ収穫できる見込みとしています。 -
創作教室受講生の作品展
書道や、絵画、写真など創作教室に通う受講生の作品展が、伊那市のサンライフ伊那で開かれています。
作品展は、サンライフ伊那で開かれている創作教室に通う、受講生の発表の場として開かれているものです。
会場には、写真や陶芸、盆栽のほか、木彫、書道など様々な作品およそ220点が並べられています。
サンライフ伊那作品展示会は、10月2日まで開かれているほか、10月1日には煎茶披露会も予定されています。 -
「孝組座」定期公演
伊那市の伊那小学校6年孝組は、月1回の定期公演を27日、学校近くの坂下公会堂で行いました。
孝組では、地域の人に喜んでもらおうと、5年生の頃から「孝組座」としてダンスや人形劇を毎月披露しています。
27日は、クラス34人が7つのグループ分かれ、和太鼓の演奏や、コントなどを披露しました。
孝組では、会場の準備やチラシの作製、小道具作りなど全て自分たちで行っています。
公演を通してお客さんの反応や、見ていて気付いた点を話し合い、改善しているということです。
会場には、地域住民およそ30人が訪れ、児童らの踊りや演奏に目を細めていました。
孝組では、次回公演を10月25日に坂下公会堂で予定していて、多くの来場を呼び掛けています。 -
南箕輪村の特別養護老人ホーム 10周年記念式典
平成12年の開所から10年をむかえた南箕輪村の特別養護老人ホームの10周年記念式典が28日に行われました。
式典では、地元大泉の御嶽山保存会が、祝いの席で踊る民謡を披露し華を添えました。
特別養護老人ホームを運営する上伊那福祉協会会長の平澤豊満箕輪町長は、「これからも家族や地域の期待に応え福祉サービスの向上に努めたい」、
原好子施設長は、「福祉に対するニーズはこの10年で質、量とも多様化してきた。利用者のみなさんが魅力ある生活が送れるよう力と心を合わせて取り組みたい」と挨拶しました。
特別養護老人ホーム南箕輪老人ホームは、平成12年に、上伊那福祉協会の8つ目の施設として開所しました。
協会で唯一認知症高齢者専用の施設となっていて、現在利用者は、定員いっぱいの54人、ショートステイは、19人が利用しています。 -
地域桜守育成へ
伊那市が認定した地域桜守の始めての講習会が28日、伊那市役所周辺で行われました。
講習会は、地元の桜を管理できる人材を育てようと伊那市が開いたもので、地域桜守に認定された9人が集まりました。
講師を務めたのは、高遠城址公園の桜などを管理している、伊那市振興公社の桜守、稲辺謙次郎さんです。
稲辺さんは、桜が枯れてしまうテングス病の対応策など、管理方法などについて説明していました。
伊那市では桜による滞在型の観光を目指そうと日本一の桜の里づくりを進めています。
市の調査によりますと、市内には、高遠を中心におよそ2,200か所に1万2,000本を超える桜があるということです。
しかし振興公社の桜守は現在5人で市内全ての桜を管理することは、難しい状況となっています。
このことから地域の桜を地元で管理してもらおうと地域桜守を育成することとなりました。
この事業は県の地域発元気づくり支援金の補助64万5,000円を受けていて、それを元に新たに桜管理マニュアルも作成しました。
講習会は年度内にあと3回開かれる予定で、桜の管理方法などを身につけた地域桜守は地元の桜を管理するとともに、その知識を広く住民に伝える役割も果たしていくということです。 -
共同開発の炭入り石けん販売へ
伊那木曽ビジネスマッチングプラザ起業者交流会に参加した会社が共同開発した洗顔用炭入り石けんの販売が10月から始まります。
洗顔用炭入り石けんを共同開発したのは、箕輪町の株式会社伊那炭化研究所と塩尻市の友絵工房です。
伊那炭化研究所は炭の製造や利用について研究していて、高温で炭を細かくする技術を開発しました。
友絵工房は、肌の弱い人のために自然素材を使った化粧品などの製造を行っています。
伊那炭化研究所と友絵工房では、この石けんについて、しっとりとした洗い上がりが特長で肌の弱い人も安心して使ってほしいと話しています。
両会社は平成20年に権兵衛トンネル開通を機会に伊那商工会議所が開いた、伊那木曽ビジネスマッチングプラザ起業者交流会に参加しました。
そこで互いのノウハウを活かして商品開発をすることになり、洗顔用炭入り石けんを開発しました。
交流会がきっかけで、商品開発が行われたのは、これが初めてで、炭入り石けんは10月に伊那市で開かれる中央アルプスビジネスフェアにも出展します。
製品化された竹炭石けんと赤松炭石けんは、1個450円で、伊那炭化研究所で販売し今後販路を広げていくということです。 -
灯籠祭 高遠囃子巡行
伊那市高遠町の灯籠祭・本祭りが23日に行われ、高遠囃子が街なかを練り歩きました。
高遠灯籠祭は、鉾持神社の秋の例祭に合わせて行われています。
秋の実りに感謝する祭りで、今年は、仲町と本町が山車の巡行を、霜町と相生多町が高遠囃子の練歩きを行いました。
囃子連は、太鼓や笛、三味線などを演奏しながら町内をおよそ1時間かけて巡行しました。
午後5時頃には、商店街に、稲穂にみたてた「ほうずきちょうちん」が灯され、街を彩っていました。 -
ソフトボールチーム「伊那シニア」6年連続全国大会出場
30日から京都府で開かれる全日本シニアソフトボール大会に、長野県代表として伊那市のチーム「伊那シニア」が6年連続で出場します。
26日、伊那シニアの西岡洋児監督と選手が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場のあいさつをしました。
伊那シニアは、伊那市在住者を中心とする59歳以上のソフトボールチームです。
5月の県大会で優勝し、6年連続全国大会出場を決めました。
全日本シニア大会では、去年、一昨年と2年連続で準優勝しています。
白鳥市長は、「伊那の名前を全国にとどろかせ、ぜひ今年は優勝を狙ってください」と激励しました。
全日本シニアソフトボール大会は30日から京都府で開かれ、伊那シニアは初戦、茨城県代表と対戦します。 -
まっくんバスの安全祈願祭
10月1日から南箕輪村で導入されるまっくんバスの安全祈願祭が27日、南箕輪村役場で行われました。
安全祈願祭には、関係者およそ10人が参加しました。
新たに導入されるバスは、乗降車の際に車高が自動的に5センチ低くなります。
これにより、お年寄りや車いすの人でも乗り降りがしやすくなります。
定員は26人で、総事業費はおよそ1,800万円です。
バスが1台増えることで巡回数が1日4回から5回に増える他、新たに箕輪町を通るルートなどが追加されます。
唐木一直村長は「バスの利便性が向上し、高齢者の移動手段の確保につながることを期待している」と話していました。
2台体制での運行は、10月1日からで、2か月間は試験的に土日も運行するということです。 -
唐木いきいき交流施設 竣工
介護予防や地域住民の交流の場となる「唐木いきいき交流施設・ひだまり館」が伊那市西春近の小出島に完成し27日、竣工式が行われました。
27日は、地域住民や工事関係者など24人が参加しテープカットなどをして完成を祝いました。
唐木いきいき交流施設は高齢者の介護予防や地域住民が交流する場として整備されたものです。
老朽化していた公民館を解体し、その跡地に今年の4月から整備を行ってきました。
総事業費はおよそ2100万円で、うち2000万は 国からの補助金となっています。
建物は木造平屋建てで延べ床面積はおよそ100平方メートル。
全館バリアフリーとなっていって施設内の段差をなくしたり、交流室には、転倒予防のカーペットタイルを貼りました。
小出島区の前沢活人区長は、「世代間交流の場として有効に活用したい」と話していました。
伊那市では平成24年までに唐木いきいき交流施設を含め市内15か所で地域交流施設を整備する計画です。 -
振り込め詐欺防止 緊急対策会議
伊那警察署は、振り込め詐欺防止のための緊急対策会議を27日、開きました。
伊那署では振り込め詐欺撲滅のため金融機関の防犯事務担当者を対象に今年初めて緊急対策会議を開きました。
会議には、伊那署管内の6つの金融機関の担当者28人が参加しました。
会議では、振り込め詐欺被害の現状が報告されました。
それによりますと、長那県内では今年1月から8月末現在までに66件およそ9,000万円の被害が出ています。
前の年に比べると29件、およそ5,000万円増となっています。
伊那署管内では今年1月から9月26日までに3件、およそ330万円の被害が出ています。
いずれも、息子を名乗る電話で60歳以上の人が被害にあいました。
こうしたことから、伊那署では、金融機関の担当者に、危機意識をもってもらい手口をしっかり覚えてもらいたいと呼びかけていました。
また、被害にあった人の多くは振り込み先名義がカタカナということで、そうした場合は警察に連絡してほしいと行員に話していました。
伊那署では、振り込め詐欺撲滅に向け今後も年金支給日のATM警戒や高齢者を対象とした出前講座などを行っていく計画です。 -
中央アルプスビジネスフェアに71社参加
今年10月に開かれる上伊那の製造業の底力と技術力をアピールする、第1回中央アルプスビジネスフェアに、71社の地元企業が参加します。
22日は、上伊那8市町村の企業や商工関係団体の関係者が参加し実行委員会が開かれ、10月に予定しているフェアの内容について検討しました。
中央アルプスビジネスフェアは、これまで3回開催された上伊那工業交流プラザを引き継ぎ、今年初めて開かれます。
地域外への情報発信、受注開拓を目的としています。
この日は金属加工や電気・電子機器、食料品関連など、71の企業が参加することが報告されました。
伊那市のサン工業(株)社長の川上健夫実行委員長は、「目標としていた70社を達成できた。上伊那を世界にアピールする一歩としたい」と話していました。
中央アルプスビジネスフェアは、10月25日と26日の2日間、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれます。 -
小売り酒販組合が未成年飲酒防止呼びかけ
県内の小売酒販組合などが、高校生など未成年の飲酒防止を呼びかける街頭啓発を、22日朝、JR伊那北駅前で行いました。
この日は、辰野町から駒ヶ根市までの5つのJR飯田線の駅で、未成年飲酒防止のキャンペーンがおこなわれました。
キャンペーンを行ったのは伊那小売酒販店組合や伊那税務署、伊那警察署です。
5つの駅にそれぞれ10人ほど、合わせて60人が参加しました。
このキャンペーンは、長野県下にある10の小売酒販組合が、主に通学途中の高校生を対象に飲酒防止を訴えようと毎年行っています。
毎年4月ごろ行っていますが、今年は、東日本大震災の影響で、実施を半年ずらしたということです。
伊那小売酒販組合の池上清人副理事長は、「人生は長く、お酒は20歳を過ぎればいくらでも飲めるので、20歳になるのを待って欲しい」と話していました。 -
新宿の小学生が稲刈り体験
伊那市と友好都市提携を結んでいる東京都新宿区の小学生が、26日、市内の田んぼで稲刈りを体験をしました。
26日は、江戸川小学校6年生の児童11人が、鎌を使い、稲刈りをしました。子ども達は、田んぼに入り、成長した稲を刈り取っていました。
この日収穫したお米は、来月、学校に送られ、給食のときに全校で味わうという事です。 -
オール反射ナイト作戦
夜間の交通事故を防ごうと16日夜に、南箕輪村で「オール反射ナイト作戦」が行われました。
この日は地域住民などおよそ20人が参加し、伊那警察署の署員から夜間の交通安全について学びました。
これは、重大な事故につながりやすい夜間の交通安全について学んでもらおうと、伊那市と南箕輪村の住民でつくる伊那交通安全協会などが開いたものです。
昨夜は、車のライトが人の視覚にどのような影響を与えるかを学びました。
車のライトを当てて見えやすい色を判別する体験では、40メートル先にカラーコーンを置き、見える色と見えない色を確認していました。
ライトのついた車の横にいる人が、どこまで近づけば見えるかという実験では、1メートルほどまで近づいてようやく姿を確認していました。
ある参加者は「ライトを点ければ見えると思っていたが、死角があることがわかった。今回の経験を活かしていきたい」と話していました。
伊那警察署では、管内で今年に入り9件の死亡事故が発生していることから、夜間だけでなく日中も油断せず運転するよう呼びかけています。 -
農商工の連携について学ぶ実習研修会
農商工の連携について学ぶ実習研修会が19日、伊那市高遠町の機械機器製造業、株式会社藤沢精機で開かれました。
研修会は、農商工の連携を学び新たなビジネスモデルを生み出そうと、東京都に本社を置くTeam-COMPACTが、開いたものです。
研修会には、関東や関西の経営コンサルタントや、筑波大学の大学院生などおよそ30人が参加しました。
研修会は、9月10日から県内各地で開かれました。
このうち、藤沢精機では、農業経営において課題となっている野生鳥獣の被害対策について学びました。
藤沢精機では、捕獲用の檻やくくり罠の製造、販売をしています。
藤沢精機の保科忠由社長は「有害鳥獣を捕獲するには、檻というハード面だけではなく、管理方法などのソフトの面を研究することで、捕獲率はあがる」などと説明していました。
ある参加者は、「今回学んだことを農商工の連携の為の支援活動に活かしていきたい」と話していました。 -
南信地区の国有林野事業の推進に賛同する自治体の有志でつくる協議会の総会
南信地区の国有林野事業の推進に賛同する自治体の有志でつくる協議会の総会が、伊那市の南信森林管理署で21日開かれ、三峰川上流の船形沢地区崩落地の復旧治山工事の促進などを伊那市が求めました。
総会には、南信森林管理署や南信地区の12市町村の代表者などおよそ30人が出席し意見を交換しました。
協議会は、地域社会と国有林野事業の連携強化を図る事などを目的に組織されています。
意見交換で白鳥孝伊那市長は「伊那市長谷の浦国有林内の船形沢地区の崩落地が、天竜川や三峰川の白濁の原因になっている。復旧治山工事事業の促進をお願いしたい」と要望しました。
それに対し南信森林管理署では「土砂流出防止や地滑り防止の工事などを行ってきた。今後も平成27年度までを目標に、計画を進めていきたい」と話していました。
白鳥市長は、仙丈ヶ岳の高山植物の保護の推進などにも協力を求めていました。 -
第40回伊那まつり 来年8月4、5日開催
伊那市の伊那まつり委員会が26日、市役所で開かれ、来年の第40回伊那まつりは8月4日と5日に行うことが決まりました。
伊那まつり委員会で日程案が示され、第40回の来年のまつりは、8月4日土曜日、5日日曜日に行うことが決まりました。
来年のまつりについては今後、事務局会議を開いて方向付けをし、10月に企画会議を立ち上げます。
来年3月にまつり委員会、4月に実行委員会を開く予定です。
従来通り初日に市民踊り、2日目に花火大会を行うか、前身の勘太郎まつりからの通算回数を表示するかなど、祭りの詳細については今後検討していくということです。 -
初参戦ローメンズクラブ 入賞ならず
愛知県豊川市で24日から開かれたB級ご当地グルメの祭典「中日本・東海B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが初参戦し、2日間で7600食を販売したものの、入賞は逃しました。
B1グランプリは、ご当地グルメを活用して地域を元気にしていこうと開かれているイベントで、中日本・東海大会が開かれるのは今回が初めてです。
大会には、中部地区の5県から19団体、ゲストとして地区外から3団体の合計22団体が参加し、食を通じて地元のPR合戦を繰り広げました。
伊那市の飲食店や市民ボランティアでつくる伊那ローメンズクラブは、今年夏にB1グランプリの出場資格となる愛Bリーグ正会員となり、今回初参戦しました。
ローメンズクラブは、会場となった豊川市野球場の入口付近のブースが割り当てられ、会場を訪れた人たちが匂いに誘われてローメンを買い求めていました。
また、作業手順を細かく分業したため、長い団体では1時間以上あった待ち時間を平均10分程度におさえ早い回転でローメンを提供していました。
開催地豊川市から訪れたという男性は「初めて食べました。今まで食べたことのない新しい感覚の食べ物でおいしい」と話していました。一方、地元から親子で訪れた女性は「少し味が寂しい気がする。もう少しピリ辛でも・・・」と物足りなさを訴えていました。 -
第5回ケーブルテレビ杯6年生大会
上伊那ケーブルテレビ協議会の第5回ケーブルテレビ杯6年生大会が25日、伊那市の陸上競技場で開かれ、飯島町の飯島FCが初優勝しました。
今年で5回目のケーブルテレビ杯には、上伊那地域の少年サッカーチーム10チームが出場し、熱戦を繰り広げました。
決勝戦に駒を進めたのは、白のユニホーム飯島FCとオレンジのユニホーム東春近少年サッカークラブです。
試合は前半11分に動きます。
飯島の10番大西隼人君が相手キーパーを交わし、先制します。
17分には9番の熊谷拓斗君がドリブル突破からゴール左隅に落ち着いて決め、前半を2対0で折り返します。
後半は、東春近が何度もチャンスをつくり飯島のゴールを襲います。
しかし、相手の堅い守備に阻まれ得点を奪えず2対0で飯島FCが勝ち、見事初優勝を果たしました。 -
高速交通体系「検討組織」早期設置要望へ
リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会は、今年度の活動として、リニアを中心とした、地域の高速交通体系のあり方を協議する「検討組織」の早期設置を県などに、働きかけていく事を確認しました。
26日は、伊那市役所で総会が開かれ、今年度の事業計画として、早期整備に向け、リニア中央新幹線を中心とした、地域の高速交通体系のあり方を協議する「検討組織」の早期設置を県などに働きかけていく等が承認されました。
また、会の目的を、これまでの「上伊那への中間駅設置」から、「リニアの経済効果を広く波及させるため、県内中間駅への交通アクセスの整備促進を図ること」へ変更します。
国のルート決定を受け、上伊那地区期成同盟会では、運動の方針を、伊那谷を通るBルートによる駅設置から、今後は東京と名古屋をほぼ直線で結ぶ、Cルートを前提とした整備計画に沿って行うとしています。
また、県と県協議会が、国やJR東海との協議・調整に積極的に関与する事等を求める、決議を採択しました。 -
早稲田大の公開講座受講生が稲刈り
早稲田大学の公開講座で心と体の健康について学んだ受講生が25日、伊那市長谷の田んぼで稲刈りを体験しました。
25日は、首都圏から9人が伊那市長谷を訪れ、稲刈りを体験しました。
体験したのは、早稲田大学の石井康智教授の心と身体の健康に関する公開講座を受講した人たちで作るグループです。
石井教授は、長谷の高齢者を対象に、年に6縲・回の教室を開いていて、受講生も数年前から長谷を訪れ地域住民と交流をしています。
農作業は、去年からで、今年は田植えや草取りを行い、25日に稲刈りをしました。
体験を受け入れているのは、南アルプスむら長谷の農産物直売所に出品している生産者で作るファーム長谷のメンバーです。
受講生は、生産者に教えてもらいながら、稲刈りを楽しんでいました。
収穫しはざかけされた米は有料で販売されていて、早稲田大学の受講生に人気だということです。
次回は、11月上旬に、受講生と生産者で収穫祭を行う予定です。 -
絵本作家ワークショップ お面づくり
ダンボールなどを使ったオリジナルのお面づくりのワークショップが25日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
伊那図書館では毎年、絵本作家を呼んでワークショップを開いていて、親子連れなど60人が参加しました。
今年は、絵本作家「ツペラ ツペラ」の2人が講師を務めお面を作りました。
ツペラツペラは絵本のイラストレーションをはじめテレビ番組での工作指導などをしている2人組です。
ワークショップでは、架空の人物の名前、性格、特徴が書かれた、くじを引いて、その人物を想像しながらお面を作りました。
参加した子ども達は、はさみやカッターを使ってダンボールを顔の形に切って、顔を書いたり、色を塗っていました。
お面づくりをはじめておよそ1時間30分。
ユーモラスなお面が会場に並びました。
出来上がったお面を、一人一人発表していました。 -
十六善神図像 お披露目
伊那市富県の下新山で、明治43年に作られた掛け軸が見つかり、修復が終わった掛け軸が23日に住民にお披露目されました。
「十六善神図像(じゅうろくぜんじんずぞう)」と呼ばれる掛け軸で、中央に釈迦、そのまわりに仏法を守るという十六の神が描かれています。
明治43年に、当時の下新山の住民が寄付を募り、地元の宝勝寺に奉納したという事です。
当時は大事に保管されていましたが、いつからか存在自体が忘れ去られていて、去年、民家で発見されたという事です。
この掛け軸は、曹洞宗の寺院で春先に行われる大般若祈祷法要の際に、本尊の代わりに祭りお参りをするものだという事です。
住民らが新しく修復された掛け軸に手を合わせていました。
下新山常会では、今後、この掛け軸を大切に保管し、春と秋の彼岸の時に祭るという事です。 -
伊那市西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が16日、招魂碑がある羽広の仲仙寺で行なわれました。
西箕輪社会福祉協議会が主催した追悼式には、遺族や関係者50人が参加し、戦死者の霊を慰めました。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「みたま御霊の安らかなご冥福をお祈りする」と式辞をのべました。
仲仙寺境内にある招魂碑には、日清、日露、太平洋戦争で戦死した217人の名前が刻まれています。
伊那市遺族会のあかばねかなめ赤羽要会長は、「戦後66年、悲惨な戦争を2度とおこさないよう後世に伝えていかなくてはならない」とあいさつしました。
招魂碑前では、どきょう読経にあわせて、遺族や追悼式参列者が焼香し、手を合わせていました。
西箕輪遺族会の伊藤文直会長は、「時間の経過とともに遺族の参加も少なくなってきているが、追悼式を通じて戦争がない社会の大切さを伝えていきたい」と話しました。 -
「幸せを運ぶ青い電車」 運行
JR伊那北駅の開業100周年を記念して鉄道ファンなどから「幸せを運ぶ青い電車」と呼ばれる119系電車が23日、臨時運行されました。
この日は、伊那小学校の児童や希望者など120人ほどが、JR伊那北駅から青い電車に乗り込みました。
車内には、万国旗が飾り付けられ、参加者を迎えました。
このイベントは、伊那北駅が来年1月に開業100周年を迎えることから、地元の山寺活性化協議会が企画しました。
参加者が乗り込んだ119系は、飯田線では、昭和50年代後半から運行していました。
現在では、この電車を残すのみで、ほとんど通常の運行に利用されておらず、鉄道ファンなどから、幸せを運ぶ青い列車と呼ばれています。来年3月に廃車となる予定でその後は飯田線から姿を消します。
この列車に乗って、午前10時40分にJR伊那北駅を出発し、高森町の市田駅で折り返し、伊那北駅まで戻ります。
山寺活性化協議会が、伊那商工会議所などの協力を得て、JR東海飯田支店との交渉を繰り返して、運行を実現させました。
車内では、家族連れがお菓子を食べながら会話を楽しんだり、子ども達が風景を写真に収めるなどしていました。
市田駅に到着すると、お弁当を広げ、昼食を楽しみました。
往復の沿線では、119系の青色電車を写真に収めようと多くの鉄道ファンがシャッターを切っていました。
午後2時半過ぎに、電車は伊那北駅に戻りました。 -
第23回平和のための信州・戦争展in箕輪町
平和の尊さと戦争の悲惨さを後世に伝える「第23回平和のための信州・戦争展in箕輪町」が24日から、箕輪町地域交流センターで開かれています。
会場には、戦争の悲惨さを伝えるパネルや写真、当時の軍服などが展示されています。
戦争展は、県内4地区が持ち回りで開いていて、上伊那では6回目、箕輪町では初めて開かれました。
戦争展を主催する平和のための信州・戦争展実行委員会では、上伊那地域での戦争に関する展示を行おうと、陸軍伊那飛行場に関するパネルの他、辰野町に実際に投下された爆弾の破片などを展示しています。
他にも、スパイ戦に必要な資材や機材の研究開発のために上伊那各地でつくられた登戸研究所に関する資料なども展示されています。
訪れたある70代の女性は「戦争については小さい頃で詳しいことは覚えていないが恐かったことだけは覚えている。展示を見て戦争の悲惨さを改めて実感した」と話していました。
戦争展は25日まで箕輪町地域交流センターで開かれていて、25日は登戸研究所に関する講演などが行われます。 -
小黒川渓谷キャンプ場釣り堀で謝恩祭
伊那市内の萱の小黒川渓谷キャンプ場釣り堀で24日と25日の2日間、謝恩祭が行われています。
謝恩祭は、今年から釣り堀の運営をしている株式会社クロスプロジェクトグループが、多くの人に足を運んでもらおうと行っているものです。
期間中、通常100円の竿代を無料に、釣ったニジマス1匹200円を100円で提供しています。
3連休2日目の24日は、家族連れなどおよそ250人が釣りを楽しみました。
魚を釣り上げた人達は、名物のニジマスの花びら焼きに舌鼓を打っていました。
釣り堀を管理している伊藤一男さんは「日頃の疲れを癒すには最高の場所なので、清流の音を聞きながらおいしいニジマスを味わってほしい」と多くの来場を呼び掛けています。
謝恩祭は、24日まで行われています。 -
信州みのわ山野草クラブの秋の展示会
信州みのわ山野草クラブの秋の展示会が、24日と25日の2日間、箕輪町の木下公民館で開かれています。
会場には、季節の花や盆栽などおよそ200点が並んでいます。
今年は、花が少なめですが、葉の表面に白い模様のある斑入りの物が多く楽しめます。
クラブは、箕輪町を中心に辰野町から伊那市までの会員18人でつくられています。
毎年展示会を開いていて、近年は県内各地からの来場者も増えているということです。
山野草展示会は、25日まで木下公民館で開かれています。 -
高齢者交通安全講習
高齢者の交通事故を減らそうと、南箕輪村などは、14日、村内で開かれたゲートボール大会で交通安全講習を行いました。
大会の前に講習会が開かれ、南箕輪村駐在所の坂井好明所長が交通事故防止について話をしました。
これは、秋の全国交通安全運動の一環として、南箕輪村と村交通安全協会が毎年行っているものです。
講習会では、伊那署管内で今年8人が交通事故で死亡していてそのうち5人が65歳以上の高齢者である事、高齢者の事故の多くは、横断歩道ではない場所での道路横断中に起きている事などがクイズで出題されました。
ある参加者は「わかっていても実行する事が難しい。改めて気をつけなければいけないと思った」と話していました。