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山岸吉雄さん木版画展
趣味で木版画に取り組んでいる伊那市長谷の山岸吉雄さんの木版画展が11日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には多色摺りの木版画およそ60点が展示されています。
作品のほとんどは、身近にある山と民家を題材にしています。
山岸さんは、およそ30年前から、独学で木版画に取り組んでいます。
作品にする絵を部分ごとに板に彫り、色を変えて何回も摺るため、時間と根気のいる作業だということです。
作品の一つ「月照仙丈」は、月の光で山が浮かび上がった光景を見て、どうしても作品にしたいと取り組んだ、お気に入りの1枚ということです。
山岸さんは、「作品に自分の色の世界を出せることが魅力。板から絵ができる、日本の伝統美術を知ってほしい」と話していました。
山岸さんの木版画展は20日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
地域ブランドフレーズ 「い縲怩セに」決定
伊那市、箕輪町、南箕輪村を統一のイメージで表そうと、伊那青年会議所が検討してきた地域ブランドフレーズが、「い縲怩セに」に決まりました。
10日夜、伊那商工会館で開かれた伊那青年会議所8月公開例会で、伊那北高校書道部の生徒によるパフォーマンスで発表されました。
地域ブランドフレーズは「い縲怩セに」です。
これは、伊那谷と、伊那の方言「いーんだに」をかけています。
地域ブランドフレーズは、伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村統一イメージのフレーズを作り、活用していくことで地域を活性化させようというものです。
伊那青年会議所の地域ブランド確立委員会の取り組みで、地域住民と考えた7つのフレーズの中から、街頭などで行ったアンケート結果を基に決定しました。
同日はフレーズの活用方法も検討され、ロゴシールを作って活用してもらう、キャラクターを作るなどの意見が出ていました。
地域ブランド確立委員会では今後、ブランドフレーズを地域に浸透させるため、同日の意見を参考に活用方法を実行していくということです。 -
被災地の子ども支援コンサート
南箕輪村・こども地球サミットの舞台制作業務を担当している辰野町のイベント会社「イマジー」は、東日本大震災にあった子供たちを支援するコンサートを11日、南箕輪村民センターで開きました。
「明日(あした)はきっとやってくる」と名付けられたコンサートには、元宝塚歌劇団の但馬(たじま)久美さんらが出演しました。
子ども地球サミット・キッズエコロジーコンサートは、今年8月に予定されていましたが、震災を受けて中止となりました。
主催するイマジーなどはキッズエコロジーコンサートに変わるものとして、被災地の子ども達を支援する目的でこのコンサートを開きました。
コンサートの中では、陸前高田市で被災し、母親をなくしたカメラマン、上田聡さんが撮影した被災地の様子などが上映されました。
東日本大震災からちょうど5ヶ月となる11日午後2時46分には、会場全員で黙祷しました。
イマジーでは、今後も、継続的に被災地支援の活動を行なっていきたいとしています。
また、県内の子ども達がレコーディングに参加した曲を10月上旬にインターネットで配信し、売上金の一部を支援金としたいとしています。 -
上農高校生徒 盆花市準備
南箕輪村の上伊那農業高校で、12日の盆花市で販売する花の準備が11日行われました。
11日は、全校生徒が加盟する農業クラブのクラス代表や、生徒会役員など60人ほどが作業にあたりました。
花は、菊やアスター・トルコキキョウなどです。
生徒達は、机に並べられた花を組み合わせて花束を作っていました。
盆花市は、59回を数える恒例行事で毎年楽しみにしているファンが多くいます。
12日は、伊那市のいなっせ多目的広場と伊那北駅前で午前9時半縲恃フ売する予定です。
盆花は1束500円で販売されます。 -
春近発電所 1号機が復旧
冠水事故により発電ができなくなっていた伊那市の県営春近発電所の1号機の復旧工事が完了し、11日から運転が再開されました。
伊那市東春近にある長野県企業局の県営春近発電所です。
復旧工事が続けられ、10日は、試運転で問題がないかどうかの確認が行われていました。
発電所では高遠ダムから取水した水で水力発電を行っています。
今年4月に、配管が破断し、2つある発電機が水に浸かる事故がありました。
これにより、1号機、2号機ともに故障し運転できなくなっていました。
春近発電所は最大2万3600キロワットを発電する事ができ、中部電力に売電しています。これは伊那市全域をまかなえる程度の発電量で、高遠町、長谷、駒ヶ根市の一部などで利用されているということです。
2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円となる見込みです。
長野県企業局南信発電所の山寺晴雄管理課長は、「浜岡原発が停止している今、電力が必要とされる中での故障で申し訳なかった。電力消費量のピークには少し間に合わなかったが、ようやく稼動でき、ほっとしている。」と話していました。
長野県企業局によりますと2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円7500万円となる見込みです。
また、運転できなかった期間の損害額は3億円程度と見込んでいます。
長野県企業局では、配管の溶接に問題があったと見て、施行業者と、損害賠償請求を含めて協議していきたいとしています。 -
ふれあいバザールinアピタ伊那店
障害者施設の製品の販売会、ふれあいバザールinアピタ伊那店が12日、開かれました。
アピタ伊那店で開かれた販売会では、上伊那の障害者就労センター6施設で作った織物やお菓子などが並べられました。
ふれあいバザールは、障害者の作る製品と活動について多くの人に知ってもらおうと、長野県セルプセンター協議会が開いているものです。
協議会では、障害者の工賃アップなどを目的に、販売の機会の促進に努めています。
訪れた人達は、手にとって気に入った物を買い求めていました。
利用者が作った製品は、この他にも月に1回、伊那中央病院と伊那市福祉まちづくりセンターで販売しているということです。 -
高遠しんわの丘ローズガーデンバラ祭りフォトコンテストの最優秀賞 蜷川さん
今年の高遠しんわの丘ローズガーデンバラ祭りフォトコンテストの最優秀賞に、伊那市の蜷川靖子さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれたのは、蜷川さんの作品「バレリーナの花揺れて」です。
蜷川さんの写真は、手前にピンクの花が、奥に人と中央アルプスが配置されていて、立体感があることなどが評価され最優秀賞となりました。
今年は、32人から112作品の応募があり、入賞した作品は市内の公共施設などで展示されるということです。 -
高校生が看護の仕事を体験
高校生を対象とした1日看護体験学習が10日、伊那中央病院で行われました。
これは高校生が今後の進路を決めるうえで参考にしてもらおうと伊那中央病院が行ったものです。
体験学習は9日、10日の2日に分けて行われ、上伊那の6つの高校から看護師を目指す学生など、合わせておよそ50人が参加しました。
高校生は患者の足を洗うなど直接触れあいながら看護師の仕事について学んでいました。
体験学習では車イス介助や血圧測定などが行われ、高校生が看護の仕事について理解を深めていました。 -
田原の耕作放棄地、再生へ
伊那市東春近田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組みます。
10日は、農業振興センターやJA上伊那など関係者およそ50人が集まり現地で起工式が行われました。
再生事業は、2年計画で田原上段の耕作放棄地およそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われます。
72人いる地権者もこの計画に賛同し事業費はおよそ1億5,000万円で、そのうち半分の7,600万円は国の補助で賄われます。
田原上段の耕作放棄地は、養蚕が盛んだった昭和40年代頃までは、桑畑が広がっていたということです。
しかし養蚕が衰退するにつれ、桑畑も管理されなくなり、30年以上荒れた状態が続いていました。
田原集落農業振興センターでは、後世に農業ができる土地を残そうと再生事業を行うことにしました。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備をするほか、木の伐採や草刈りなども地元で行います。
伊那市によりますと、16ヘクタールという大規模な再生事業は市内でも初めてということで、今後のモデルケースになればと期待しています。
再生整備終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。 -
ミノワオールスターが全国3位
箕輪町のソフトボールチーム、ミノワオールスターが全国大会で3位入賞を果たしました。
10日は、ミノワオールスターの監督と選手6人が箕輪町役場を訪れ平澤豊満町長に3位入賞の報告をしました。
全国大会は、先月30日から茅野市で開かれ全国から48チームが出場しました。
ミノワオールスターはトーナメントで3試合を勝ち上がり準決勝で対戦した高知県代表のチームと延長戦の末引き分け。
ルールによりくじ引きとなりくじ運悪く惜しくも決勝進出はなりませんでした。
大会ではミノワオールスターが引き分けた高知県代表チームが優勝しました。
ミノワオールスターは、今回で5年連続6回の全国出場を果たしている強豪チームで、次こそは全国制覇したいと雪辱に燃えています。 -
被災地岩手の小学生が村で夏休み
東日本大震災の被災地、岩手県の小学生ら10人が、南箕輪村で夏休みを過ごしています。
南箕輪村を訪れているのは岩手県平泉町の小学生と保護者らです。
平泉町は、震災があった地域の中では被害の程度が軽いということです。
子どもたちは9日到着し、10日は南箕輪村などの子どもたちと一緒に大芝高原の村民プールで遊びました。
南箕輪村への滞在は、毎年夏に村内で開かれている子ども地球サミットの舞台制作会社イマジーが、被災した子ども達を支援しようと企画しました。
この支援プロジェクトでは、11日、村内で東日本大震災支援コンサートを開くことになっていて、それに合わせて子どもたちを招待しました。
株式会社イマジーでは、「長野県でリフレッシュしてほしい」と話していました。
平泉町の小学生たちは、12日まで滞在し、明日午後1時から村民センターで開かれるコンサートに出演することになっています。 -
盆花販売に向け準備
盆花の販売を行う南箕輪村農業経営者協議会が10日、花の刈り取り作業をしました。
南箕輪村農業経営者協議会は、減反の田んぼを利用して盆花用にアスターなどを栽培しています。
10日は、会員が花の刈り取り作業に汗を流しました。
協議会の盆花販売は15年近く続いています。
今年の花束には、アスター、ケイトウ、菊など7種類が入る予定で、1束500円です。
11日の夕方から、ファーマーズあじーなと、みはらしファームとれたて市場で販売します。
予約販売は12日午後3時から午後5時半まで、南箕輪村役場駐車場で行います。 -
シナノレッド出荷始まる
箕輪町のJA箕輪果実選果場で、リンゴの極早生品種シナノレッドの出荷が始まっています。
10日は、5キロ箱およそ70ケース分の出荷作業が行われました。
シナノレッドは、お盆前に出荷される赤いリンゴとして需要があり、上伊那地域ではおよそ1ヘクタールで栽培されています。
今年は春先の生育が遅れたものの、霜の被害は無く、出来はいいということです。
この選果場に集まったシナノレッドのほとんどは、お盆に行われる阿波踊りの祭りに合わせて徳島県に出荷されます。
今年は、5キロ箱で1300ケース分の出荷を見込んでいて、出荷作業は18日まで行われるということです。 -
東日本復興チャリティー講演会
NPO法人ドリームケーキプロジェクトなどでつくる実行委員会は8日、東日本復興チャリティー講演会を伊那市のいなっせで開きました。
この講演会は、東日本大震災をきっかけに、日本のあるべき姿を取り戻し、永続的に被災地を支援していこうと開かれたものです。
講師の一人、菓匠しみずのパティシエで、NPO法人ドリームケーキプロジェクト理事長の清水慎一さんは、東北の被災地で子どもたちと夢ケーキを作ったときの様子を話しました。
清水さんは、子どもたちが描いた夢をケーキで形にする夢ケーキの活動をしています。
被災した宮城県の小学校で夢ケーキ作りをして、子どもたちを励ましたいと思っていたけれど、反対に励まされたと話していました。 -
伊那市・新宿区友好提携5周年パネル展
伊那市が東京都新宿区と、友好提携を結び今年で5周年です。
伊那市役所では、友好提携5周年を記念したパネル展が開かれています。
パネル展は、交流事業や、交流の歴史を振り返り、今後のさらなる発展に繋げていこうと開かれています。
市役所1階の市民ホールには、パネル16枚が展示され、互いの産業や伝統芸能、交流事業などを紹介しています。
このうち、紹介されている「伊那教場」は、終戦直後、学校が焼けてしまった新宿の子どもたちの為に、上伊那の有志が木材を寄贈し作られたものです。
旧高遠藩主内藤家が縁で、旧高遠町と昭和61年に友好提携を結びました。
平成18年の市町村合併により、新たに伊那市と友好提携を締結しました。
パネル展は、8月11日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。 -
ワークショップ「あの日の新聞を探せ」
図書館に保存されている過去の新聞を使ったワークショップ「あの日の新聞を探せ」が9日、伊那図書館で開かれました。
9日は、伊那市内から7人が参加しました。
ワークショップは、図書館をより身近に感じてもらおうと今回初めて開かれたものです。
伊那図書館には、古いもので110年前の明治34年の新聞が保管されています。
参加した人達は、過去の物と現代の物とを見比べ「昔の記事を見ても、現代と同じようなニュースが取りざたされていることが分かった」「戦時中の新聞は、明治の新聞よりも使われている紙が薄い」などと、感じた事を発表していました。
平賀研也館長は「過去の新聞やデータを地域の財産として、多くの人に活用してもらえればうれしい」と話していました。
ワークショップは12日金曜日まで開かれています。 -
赤そばの里で種まき
赤そばの里としてしられる箕輪町上古田の畑で9日、種蒔きが行われました。
9日は、古田の里赤そばの会のメンバー7人が4.2ヘクタールの畑に200キロの種を播きました。
もともと上古田の畑ではトウモロコシなどを作っていましたがイノシシなどに食い荒らされてしまうため10年前から鳥獣対策で赤そばを栽培しています。
広大な面積に赤そばが咲き、毎年多くの写真愛好家や県内外の観光客が訪れるようになりました。
今年は、9月18日から10月10日まで、花まつりを開く予定で農産物の販売なども予定しています。
会では、「今年も多くの人達に花を見に来ていただけるよう、花まつりに向け準備を進めていきたい」と話していました。 -
(株)仙醸 厚生労働大臣賞受賞
伊那市高遠町の酒造メーカー株式会社仙醸は、献血推進事業に貢献した企業や個人に贈られる厚生労働大臣感謝状を受賞しました。
9日は、感謝状の伝達式が伊那合同庁舎で行われ、寺井直樹伊那保健福祉事務所長から株式会社仙醸の伊藤好専務取締役に感謝状が手渡されました。
株式会社仙醸は、35年以上にわたり毎年街頭献血車を受け入れ、従業員に献血を呼び掛けてきました。
従業員の大半が献血を行っていて、国が進めている400ミリリットル献血への理解が深いことも評価されました。
今年は、全国で308団体、県内では7団体に感謝状が贈られたということです。 -
大芝でメロンの出荷 はじまる
南箕輪村大芝の水耕ハウスではメロンの出荷がはじまっています。
生産組合のハウスでは、秋から初夏にかけていちごを、今の時期はメロンを栽培しています。
今年は、春先の寒さで出荷の遅れが心配されていましたが6月以降の暑さで玉伸びもよく糖度も高いということです。
栽培しているのは皮にネットがかかる「アールスメロン」という品種です。
ハウス内の日中の温度は42度。
その暑さの中で武村さんは、ひとつひとつメロンを収穫していました。
今年は例年並みの1600玉の収穫を見込んでいてお盆にかけて出荷量も増えていくという事です。
メロンは、南箕輪村の直売所やJAファーマーズあじーななどで1玉800円から販売しています -
JR東海が中間駅位置案について説明
JR東海は、リニア中央新幹線の県内の中間駅を天竜川右岸の飯田市座光寺、下伊那郡高森町南東部を含む直径5キロの円とした位置の案について9日、県内5地区の期成同盟会などで組織する県協議会に説明しました。
説明会には、上伊那期成同盟会や諏訪、飯田下伊那地区の期成同盟会、長野県、経済団体の代表などが出席しました。
長野県企画部の黒田和彦企画部長は、「今日の説明会は情共有のために開催した。リニアが県全体にとってよりよいものになるよう一緒になってとりくんでいくことをお願いしたい」と挨拶。
続いてJR東海の中央新幹線推進本部長の宇野まもる護取締役は、「今回公表した案は各地域の意見を聞き、私どもなりにまとめたもの。この説明会が理解を深めていただく一つの契機になれば」とあいさつしました。
JR東海は、先週公表した概略路線や県内中間駅の位置の案を記した環境配慮書について出席者に説明しました。
上伊那期成同盟会の白鳥孝伊那市長は、飯田線も含めた中間駅への選択肢が多いアクセスを要望し、各地区期成同盟会と県、JR東海が参加する検討の場の設置を要望しました。
飯田・下伊那期成同盟会会長の牧野光朗飯田市長は、飯田地区での説明会の開催を要望しました。
JR東海は、年内には環境アセスに着手したい考えで、2014年の着工を目指します。
ただ、350億円とされる巨額の駅建設費について、全額地元負担を主張するJR東海側と事業者負担が基本とする県側とのへだたりは大きく、調整は難航するものと見られます。 -
核廃絶願い平和のつどい
1945年昭和20年、8月6日、広島に原爆が投下されてから66年が経ちました。
伊那市坂下の丸山公園では広島原爆の日の6日に平和のつどいが開かれました。
平和のつどいには、伊那市の被爆者で3年前に亡くなった久保村文人さんの遺族など、およそ50人が集まり、原爆が投下された時刻午前8時15分に黙とうを捧げました。
平和のつどいは、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会が開いているもので、今年で25回目となります。
平和のつどいでは、参加者が原爆の火が灯されている平和の塔の前に花を手向けていました。
伊那市民の会では「アメリカのオバマ大統領は、核兵器のない世界をめざすと宣言してノーベル平和賞を受賞したが、今なお地下核実験を続けている。
1人1人の力は弱くても世界中の人々と連帯して核兵器のなくなる日まで活動したい。」話し、恒久平和への誓いを新たにしていました。 -
福島の小学生を送る会
5日から伊那市で、夏休みを過ごしていた、福島県の小学生を送る会が、8日、伊那市の荒井区事務所で開かれました。
送る会には、原発事故の影響で避難している福島県大熊町の小学生の代表2人等が出席しました。
今回の伊那市への滞在は、震災で被災した福島の子ども達に楽しい夏休みを過ごしてもらおうと、市内のボランティア団体、市民ネットワーク伊那が企画したもので、およそ70人の子供が招待されまし。
6日に行われた、伊那まつり市民おどりでは、荒井区の踊り連に入り、まつりに参加しました。
大熊町の小学5年生高宮美月さんは「伊那まつりで踊った事がとても楽しかった。今度は同世代の子ども達と交流したいです」と話していました
荒井区の武田治区長は「今回の訪問をきっかけに、荒井区と大熊町、会津若松市の結びつきを深めていきたい」と話していました。
会津若松市子ども育成会連絡協議会の新井田萬壽子会長は、「子どもたちは、伊那まつりに参加し、心にのこる思い出を持ち帰る事ができた」と話していました。
送る会では、荒井区の区民や商店主などから集めた義援金58万2千円と、お米30キロが子ども達に手渡されました。 -
村療育施設関連事業費 大幅増
南箕輪村が、来年10月に開所を目指す、療育施設の建設に関する事業費は、当初予算の1億5,000万円から、8,000万円増えて、およそ2億3,000万円になる事が、8日、わかりました。
8日、村役場で開かれた村議会全員協議会の中で、報告されました。
村の説明によりますと、事業費は当初、建物の大きさなどを基準に、概算で算出したという事です。
今月、建物の設計を終えたところ、療育施設の建設費は、約2,600万円の増額。
建設に伴い、隣りの西部保育園駐車場の造成に、約1,300万円追加。
療育施設と村内の2つの保育園に設置する、太陽光発電設備事業は、予定していた、経済産業省の外郭団体の補助が打ち切りとなり、代わりに環境省の補助を受けるため、発電出力を16キロワット増やした事で、約4,200万円の増額となります。
村では、これら療育施設建設などの事業に関する、約8,000万円の補正予算を、8月の臨時村議会に提出する事にしています。 -
七夕の伝統行事 さんよりこより
三峰川を挟んで、北側の伊那市美篶と南側の富県地区で、7日、月遅れの七夕行事、「さんよりこより」が行われました。
さんよりこよりは、洪水を起こす「厄病神」を地区の子どもたちが、七夕飾りでたたき、厄払いをする伝統行事です。
およそ580年前の洪水で高遠町藤沢にあった天伯社が当時の桜井村に流され、その後対岸の川手村に流れついた事が縁で毎年8月7日に行われています。
美篶の川手天伯社で「さんよりこより」が終わると、神輿に御神体を乗せ、対岸の富県の桜井天伯社をめざします。
桜井天伯社に神輿が到着すると、集まった子どもたちは、七夕飾りを手に、鬼役の大人を囲み、「さー寄ってこいよ」とう意味の、「さんよりこより」を唱えながら、3周回り、その後、手にした七夕飾りで、鬼役の大人を一斉に叩き、これを3回繰り返しました。
ある子どもは、「雨が降ってきたが、しっかりと、鬼を叩く事ができて楽しかった」と話していました。 -
東部中生が少林寺拳法で全国大会へ
8月20日から香川県で開催される全国中学生少林寺拳法大会に、伊那東部中学校の生徒6人が出場します。
20日は、全国大会に出場する藤森ふみかさんと、春日梢さん、馬場萌奈さん、池上勝悟君、宮下拓己君、藤井瑠唯君の6人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
6人とも東部中学校の3年生で、少林寺拳法伊那支部に所属しています。
6人は、7月10日に開かれた少林寺拳法長野県大会中学生の部で上位入賞を果たし、全国大会出場を決めました。
生徒の中には、陸上や剣道など他の部活動をしながら、週3回の練習に励んだという生徒もいます。
選手を代表して宮下君は「これまでの集大成としてなんとか予選を突破して、いい結果を残したい」と抱負を述べました。
全国大会は20日から香川県で開催されます。 -
伊那市と南箕輪村の一部で停電
7日午後2時半頃、伊那地域で雷を伴う激しい雨が降り、伊那市と南箕輪村の一部で停電となりました。
中部電力伊那営業所によりますと伊那営業所のエリア内では、伊那市と南箕輪村の一部、あわせて3130戸が落雷により停電となったということです。
順次復旧作業が行われ、8日の未明までにほとんどの世帯で復旧しました。
8日は、復旧が済んでいない伊那市の西箕輪と高遠町、南箕輪村の3か所で、落雷により故障した変圧器の交換作業を行いました。
中部電力伊那営業所によりますと、正午過ぎに作業が終了し、全世帯で復旧したということです。
長野地方気象台によりますと、7日の伊那地域は午後2時からの1時間に24.5ミリの強い雨が降ったということです。
この雨により、JR飯田線で、上下線合わせて8本、最大72分の遅れが出たということです。 -
ミニチュア竪穴住居作り
小学生を対象にしたイベント、ミニチュア竪穴住居作りが8日、伊那市創造館で開かれました。
8日は、市内の小学生とその保護者22人が参加しました。
イベントは、縄文から宇宙までをテーマに、夏の思い出を作ってもらおうと伊那市創造館が開いたものです。
8日は、学芸員から縄文時代の人の知恵や工夫を学びながら、本物の50分の1ほどのサイズの模型を作りました。
子ども達は、素焼きのように仕上がる粘土を、平に伸ばして住居の土台となる部分を作っていきました。
粘土が乾いてしまうため、ひびをなくすのに苦戦していました。
伊那市創造館では、9月4日日曜日に「黒曜石体験ミュージアムと宇宙空間観測所見学会」を開くということです。 -
図書館ツアー
伊那図書館は、普段入れない部屋などを案内する図書館ツアーを2日、開きました。
図書館ツアーは、図書館により親しんでもらおうと開かれているものです。
2日は、市内の小学生3人が参加し、1階から4階までを見学しました。
職員から「館内には22万冊の本があり、1日1冊読んでも570年かかります」などと説明を受けていました。
他に、図書館3階にある過去の新聞が保管されている部屋では、子ども達が大正時代の新聞や、自分の誕生日の記事を探していました。
参加したある男の子は「普段できない体験ができてよかった」と話していました。
図書館ツアーは、12日金曜日まで、1日2回行われます。 -
子どもワークショップ ウインドチャイム作り
伊那市高遠町の信州高遠美術館主催の子どもワークショップが3日、高遠閣で開かれ、小学生が風鈴を作りました。
ワークショップは、子どもを対象に毎年夏に開かれていて、今年で5年目です。
小学生23人が参加し、アルミなど金属の棒を使った風鈴、ウインドチャイム作りに挑戦しました。
指導したのは、東京芸術大学大学院美術教育研究室の学生4人です。
ウインドチャイムは、針金に毛糸を巻いて星などの形を作り、金属の棒を縛りつけて作ります。
子どもたちは、音が鳴るように考えながら棒を取り付けていました。 -
リニア県内駅 下伊那高森、飯田座光寺案を公表
リニア中央新幹線を建設するJR東海は、県内の中間駅の候補地に下伊那郡高森町南東部と飯田市座光寺地区を含む直径5キロの位置の案を5日公表しました。
飯田下伊那地域が併設を求めていたJR飯田駅は含まれていません。
JR東海の発表によりますと、県内の路線案は、下伊那郡大鹿村と木曽郡南木曽町南部をほぼ直線で結ぶ50キロで、直径5キロの中間駅の範囲には、下伊那郡高森町南東部と飯田市座光寺地区が入る一方で、地元が併設を要望していたJR飯田駅は含まれまていません。
JR東海は、6月7日に東京・名古屋間のルートと、長野県を除く神奈川、山梨、岐阜の中間駅の候補地を示していました。
長野県のルートや中間駅の候補地については、「地域の要望などを踏まえて対応する」として、6月下旬までに上伊那や諏訪など県内4地区の同盟会と懇談などを行い、調整を続けてきました。
上伊那同盟会は、6月24日のJR東海との懇談会で、飯田線も含めた中間駅へのアクセスなど課題解決に向けた協議の場の設置をJR側に求め、JR側も参加の意向を示していました。
5日の発表を受け上伊那期成同盟会の白鳥孝伊那市長は、「上伊那地域としては、県や他の規成同盟会と連携し、国の積極的な関与を求めながら、JR東海はもとより、JR東日本も加わる検討の場で、リニア中央新幹線の整備効果が中南信地域をはじめ広く県全体に波及できるよう、具体的な検討に入りたい」とコメントしました。
JR東海は、リニア中央新幹線の2014年度の着工を目指しています。
中間駅の設置費用に関しては、線路を除く全額の負担を各自治体に求めていて協議は難航、今後の大きな課題となっています。