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高遠町の商店主らが義援金届ける
伊那市高遠町の商店主らでつくる、たかとおカード加盟店会は25日、チャリティーコンサートで集まった義援金を、伊那市に届けました。
25日は加盟店会の櫻井彰会長など3人が伊那市役所を訪れ、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に送る義援金15万5,234円を手渡しました。
加盟店会は21日に音楽を通して被災地を支援しようと、高遠町総合福祉センターでチャリティーコンサートを開きました。
コンサートには伊那市の東部中学校合唱部の生徒らが出演し、会場には、約300人が集まりました。
櫻井会長は「被災地復興のために役立ててもらいたい。」と話していました。 -
30日にかけ激しい雨に注意を
梅雨前線や台風2号の影響で、長野県内は、南部を中心に今夜から、30日にかけ、激しい雨が降る恐れがあります。
長野地方気象台では、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。
本州の南海上に前線が停滞していて今後、この前線にむかって、台風2号から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となる見込みです。
長野地方気象台では今夜から広い範囲で雨となり明日朝からは、1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあると予想しています。
今日午後6時から明日午後6時までの24時間に長野県南部の降水量は、多い所で、120ミリ、30日にかけさらに増えると予想しています。
気象台では、土砂災害や河川の増水などに十分注意するよう呼びかけています。 -
伊那公園マレットゴルフ場オープン
伊那市の伊那公園マレットゴルフ場が、28日、オープンしました。
28日は、地元の中央区の区長や、関係者など、およそ20人が参加し、オープニングセレモニーが行われました。
伊那公園マレットゴルフ場は、30年ほど前に作られましたが、利用者が少なく、コースは荒れた状態だったという事です。
伊那市中央区のマレットゴルフ愛好者でつくる中央区マレットゴルフクラブでは、街中にあり、より多くの人にマレットゴルフを楽しんでもらおうと、再開に向け、整備を進めてきました。
クラブでは、今年の3月から、土の入れ替えや、間伐材でコースの区切りを作るなどの整備作業をボランティアで行ってきました。
これまでは、公園内に3か所に点在していたコースは、公園の東側、市営プール近くの林に一か所にまとめられました。
セレモニーが終わると、出席者は、新しいコースでプレーを楽しんでいました。 -
ふれあい農園で都会の人達が田植え体験
伊那市高遠町勝間にある都会の人達のオーナー農園「ふれあい農園」で28日、田植え体験が行われました。
勝間のふれあい農園では、東京や埼玉など関東の人を中心におよそ110人が参加して田植えを体験しました。
ふれあい農園は、農作業体験を通して都市と農村の交流を深めようと行われていて、オーナーは田植えと稲刈りを体験します。
収穫後、申し込み1区画につきコシヒカリの玄米60キロがオーナーに届くことになっています。
この日は、およそ13アールの田んぼでコシヒカリの苗を手植えしました。
稲刈り体験は10月に行われる予定です。 -
森林セラピーてくてくツアー
森林セラピーロードの持つ、リラックス効果を体験するツアーが28日、南箕輪村の大芝高原で行われました。
森林セラピーてくてくツアーは、大芝高原に設置された森林セラピーロードを活用した運動方法を広め、多くの人に利用してもらおうと、南箕輪村が企画しました。
ツアーには、村内を中心に上伊那各地からおよそ40人が参加しました。
松本大学の根本賢一准教授は日頃の運動方法についてアドバイスをしました。
根本さんは「毎日の運動を30分休みなく続けた場合と、10分毎、3回に分けて行った場合を比較し、筋力や肺活量、動脈硬化予防では、同じ程度の効果がみられる。
体力に合わせ、無理なく続ける事が大切」と話していました。
ある参加者は、「毎日1時間歩いています。自己流になっていた点などを再確認できました。」と話していました。 -
南アルプス研究会 今年度「ふれあい調査」実施
自然環境を生かした地域づくりに取り組んでいる南アルプス研究会は今年度新たに、地域住民と協働で、自然の中での暮らしや遊びなど身近な自然とのかかわりを調べる「ふれあい調査」に取り組みます。
28日、南アルプス研究会の総会が伊那市長谷の入野谷で開かれ、事業計画が承認されました。
ふれあい調査は、住んでいる地域で自然とどう関わり暮らしてきたか、子どもの時に自然の中でどのような遊びをしてきたかといった自然とのかかわりを調べ、地域づくりにつなげるというものです。
調査は2011年度から2013年度までの3年間で、今年度は予備調査として長谷地域で行います。
今後、住民と検討してテーマを設定し、9月から12月に調査する予定です。
来年度からの本調査では、伊那市内のほかの地域にも呼び掛けたいとしています。
南アルプス研究会の坂井昌平会長は、「研究会は地域住民と共に歩む体制づくりが課題となっている。今年度は住民と協働でふれあい調査を力一杯頑張っていきたい」と話していました。 -
JA上伊那 平成22年度決算 利益減少
JA上伊那の平成22年度の事業総利益は、前の年度と比べおよそ1億3千万円減少しました。
JA上伊那の通常総代会が26日、JA上伊那本所で開かれました。
平成22年度の事業総利益は79億4903万円で、前の年度より1億3697万円減少しました。
これは金融、共済、LPガス、Aコープレギュラー店での減少によるものです。
純利益は1億5155万円で、前の年度より7758万円減少しました。
農畜産物の販売高は145億1384万円で、前の年度より9億7050万円減少しました。
今年度は、去年策定された中期計画の2年目で、計画実現のため事業に積極的に取り組んでいくことが確認されました。
また、環太平洋連携協定TPPへの参加に反対する特別決議も承認されました。
宮下勝義組合長は、「安全・安心・新鮮な農畜産物の生産と販売を通して、農家の手取りの向上を図り、暮らしを応援していきたい」と話していました。 -
地権者組合が10万円寄付
国道伊那バイパス南箕輪村地区地権者組合は24日、およそ10万円を寄付しました。
24日は、地権者組合の浅野芳美組合長らが役場を訪れ、およそ10万円を唐木一直村長に手渡しました。
組合は、去年10月に天竜橋を含む国道153号バイパスの村内全区域が供用開始したことから、今年2月で組織を解散しました。
寄付金は、解散にともない、運営費の一部をあてたものです。
唐木村長は「長い間地権者の協力があって完成した。これかららは周辺整備に取り組んでいきたい」と話していました。
浅野組合長は、「村の発展に役立てて欲しいと話していました -
春の呑みあるき
伊那谷のお酒を飲み比べることができるイベント「春の呑みあるき」が27日、伊那市の通り町商店街で行われました。
イベントは、商店街を歩きながらゆっくりと酒を味わってもらおうと、酒販店などが毎年春と秋の年2回開いているものです。
27日は、辰野町から飯田市までの12の酒造メーカーが、日本酒や地ビール、ウイスキーなどを提供していました。
イベントでは、1,000円で道中手形とおちょこのセットを購入すると、全ての種類の酒を好きなだけ味わうことができます。
参加者は、それぞれのブースの担当者に飲み方やお薦め品などを聞き、飲み比べていました。 -
梅雨入り 統計開始以来2番目の早さ
気象庁は27日、「関東甲信地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
今年は、去年より17日早く、平年より12日早い梅雨入りです。
これは、1951年の統計開始以降、2番目の早さです。
今後向こう1週間、気圧の谷や前線の影響により曇りや雨の日が多くなる見込みです。
また、長野地方気象台は、30日にかけ、大雨の恐れがあると発表しました。
長野県南部では、明日の午後6時までの24時間に、多い所で、100ミリの雨が降ると予想しています。
気象台では、土砂災害や河川の増水、などに注意を呼び掛けています。 -
伊那保育園で親子でパン作り
伊那市の伊那保育園に通う親子が27日、みはらしファーム麦の家でパン作り体験をしました。
伊那保育園では、毎年この時期に親子で楽しみながら交流を深めてもらおうと、親子レクリエーションを開いています。
園児達は、発酵を済ませた生地に、ハケでタマゴを塗ったり、ゴマやチーズ、チョコレートなどをトッピングしていきました。
初めて作ったという園児がほとんどで、賑やかに作業をすすめていました。
10分ほどで焼きあがると歓声が起きていました。
園児達は早速、焼き立てのパンを味わいました。
伊那保育園の宮下京子園長は「子供達には、楽しみながら食べ物を作ることで、食の大切さを学んでほしい」と話していました。 -
美鈴工房パッチワークキルト展
上伊那地域に10の教室をおくパッチワーク教室「美鈴工房キルト教室」の作品展が27日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、会員40人の作品およそ300点が並んでいます。
美鈴工房キルト教室は、定期的に作品展を開いていて、今回で16回目です。
作品は、クッションとお揃いの柄にしたソファーカバーや、娘の結婚祝いとして作ったベットカバーなど実用的な物の他、ステンドグラスをモチーフにした鑑賞用のものなど様々です。
パッチワークは、使わなくなった布を再利用するのが一般的で、中には着物を縫い合わせて作った物もあります。
美鈴工房パッチワークキルト展は、29日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
リニアCルート決定で首長の反応
国土交通省は、南アルプスを貫く直線のCルートでのリニア中央新幹線の整備計画を決定し26日発表しました。
県南部の首長たちの反応です。
白鳥孝伊那市長は、「県全体で主張してきたBルートから、Cルートになり誠に残念。震災の影響で十分な議論がなされたか疑問が残る。
今後は、他の同盟会などと連携し、中間駅のあり方や在来線の高速化、道路網の整備、松本空港とのアクセスなど、県内の交通体系の新たなビジョンを早期に明確にするよう関係機関に働き掛けを行いたい。」とコメントを発表しました。
牧野光朗飯田市長は、「リニア実現に向けた大きな一歩であり感慨深いものがある。飯田地域としては、戦略的な地域づくりの重要性から現飯田駅併設を地域全体で合意している。早期実現に向けて最大限の協力をしていきたい」とのコメントを発表しました。
伊那地域と同様、伊那谷を通るBルートを主張してきた諏訪市の山田勝文市長は「残念だが、国の決定には従う。飯田市と諏訪市は考えが違っていたところもあったが、今後は長野県がひとつになって交通体系を考えていくべき。JR中央東線の高速化などで、山梨のリニア駅とのアクセスの向上を求めていきたい」とのべました。 -
標高2,000メートルでシカを捕獲へ
ニホンジカの食害対策に取り組んでいる南アルプス食害対策協議会は、標高2,000メートルの北沢峠大平山荘周辺で初めてニホンジカの捕獲を行なう計画です。
27日、伊那市役所で開かれた協議会の総会で承認されました。
大平山荘周辺は、標高約2,000メートルで、この標高でのニホンジカの捕獲は、全国的に見てもあまり例がないということです。
協議会が伊那市の長谷猟友会に委託し実施します。
今年度は、更に、林野庁の予算260万円を活用し、協議会を構成する伊那市、飯田市、大鹿村、富士見町で各市町村の猟友会に委託して、捕獲を実施する計画が新たに示されました。
総会では、信州大学農学部の竹田謙一准教授が、22年度に南アルプスで行なった食害の実態調査の結果を報告しました。
防護柵の効果で植生が回復したことや、ニホンジカによる土壌の踏み荒らしで降雨による土砂の流出が起こりやすくなることなどが報告されました。
また、環境省がレッドリストに指定しているコヒョウモンモドキは、成虫が確認されず、「食害の影響で絶滅したものと考えられる」と報告されました。
竹田准教授は、「標高の高い所での捕獲が必要」「方法は、他の動物がかかってしまうくくり罠でない、小型の囲いワナが良い」と話しました。
協議会では、平成20年度から高山植物を食害から守る防護ネットを設置していて、昨年度までに馬の背などで0.47ヘクタールを保護しています。
防護ネットについては、今年度、ネットの補修を中心に、新たな設置個所の検討を進めるとしています。 -
原発事故・放射能汚染学ぶ
福島第一原子力発電所の事故による、放射能汚染問題について考える勉強会が、25日、南箕輪村の村民センターで開かれました。
福島第一原子力発電所からおよそ40キロ離れた、福島県飯館村で、21日に採取された土壌の放射線量を測定すると、測定器のから大きな音が出ていました。
勉強会は、南箕輪村の住民グループチームグリーンみなみみのわが、原発や放射能汚染について理解を深めてもらおうと開いたもので、会場にはおよそ70人が訪れました。
講師の原富男さんは、このグループのメンバーの一人で、長年チェルノブイリ原発事故の被災地で被ばく者の支援や農地の浄化等の取り組みをしています。
原さんは、飯館村の土を前に、「福島で今、やるべき事は、放射線の測定を細かく行い、危険箇所を把握する事。体内に放射性物質を取り込む前に、表面の土を取り除くなどの対策が必要」と話していました。
また、「チェルノブイリは、25年が経過した今も、土壌の汚染に多くの人が苦しんでいる。福島は放射能汚染の解明、解決、生活の手段などをチェルノブイリに学ぶべき」と話していました。 -
振り込め詐欺防止訓練
南箕輪村のアルプス中央信用金庫 信大前支店で、振り込め詐欺を未然に防ぐための訓練が26日行われました。
訓練は、今月が振り込め詐欺総合対策強化月間となっていることから伊那警察署が行ったもので、伊那署管内では、去年に引き続き2回目となります。
アダルトサイトから高額な架空請求が来た男性が、振り込みに来たとの想定で行なわれました。
振り込め詐欺では、高齢者が被害者となるイメージが一般的ですが、最近では、若者も多く被害に合っているとして、被害者役は、若手署員が務めました。
受け取り人の名前がないことなど振込用紙に不備があるとして、受付の行員が上司に相談。急いで振り込みたいという男性を相談窓口に案内し、振り込め詐欺の手口の一つ、架空請求ではないかと説明していました。
行員は、男性を説得し、振り込みを思いとどまらせていました。
また、犯人が、ATMから現金を引き出しに来るとの想定で訓練が行なわれました。
不審な行動をする犯人役に対して、行員が、ATMの近くで携帯電話をしないよう呼びかけたり、服装を覚えたりしていました。
伊那警察署では、行員に対し、「違和感を見逃さない、ということが犯罪抑止につながる」と話していました。
なお伊那署管内では、今月12日辰野町で、60代の女性が、息子を騙る男から150万円を騙し取られる被害が発生しています。 -
伊那浄水管理センター対策協議会
伊那浄水管理センター対策協議会が24日、伊那市役所で開かれ、原発事故による放射能問題を受け、脱水汚泥の放射能検査を来月実施することなどを報告しました。
24日は、伊那浄水管理センターの周辺地区になっている下新田区、上新田区、狐島区の代表者など11人が集まり意見交換しました。
県内の流域下水道終末処理場の焼却灰から微量のセシウムが検出されたことなどから、脱水汚泥の放射能濃度の検査を来月実施する方針を、市が示しました。
また、人件費削減の為に今年10月から実施する水道料金の検針など窓口業務の民間委託について委員からは「災害が起きた際、民間委託で十分な対応がとれるのか」などの意見がありました。
市では、「災害応援協定のような形を結び、極力影響がないようにしていきたい」と話しました。 -
伊那広域シルバー3年連続減収
公益社団法人・伊那広域シルバー人材センターの昨年度の契約金額は、前の年度より116万円減のおよそ4億1300万円で、3年連続の減収となりました。
26日は、伊那市の伊那文化会館で総会が開かれました。
伊那広域シルバー人材センターは伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村の会員で構成されていて、平成22年度末現在で691人が活動しています。
順調に契約を伸ばし、平成19年度には、およそ1万件、金額にして5億円を超える契約がありました。
しかし、平成20年のリーマンショックの影響を受けて、平成20年度は4億7000万円、21年度は4億1400万円、昨年度は4億1300万円の契約金額となりました。
3年連続の減収となりましたが、昨年度は前年度から116万円と、若干の減収に下げ止まりました。
三澤満男理事長は、「震災を受けて、今年度も厳しい運営となることは必至だが、地域に貢献し、喜ばれ、期待される事業を推進していきたい」と挨拶しました。
なお、伊那広域シルバー人材センターは、今年4月1日に、社団法人から公益社団法人となっています。 -
伊那小児童がアユ稚魚放流
伊那市の伊那小学校6年文組の児童が、26日、天竜川にアユの稚魚を放流しました。
26日は、伊那小6年文組の児童33人が、天竜川にかかる大橋の左岸でアユの稚魚を放流しました。
アユは琵琶湖産で、体長は5センチから8センチほどです。
子どもたちは、プラスチックのケースにアユを入れてもらい、次々に川に放していました。
これは、天竜川漁業協同組合が、管内の小学校に呼びかけ毎年行っている事業で、今年は組合員の孫がいる文組に声がかけられました。
子どもたちは、アユは石についたコケを食べること、鮎は香る魚とも書き、スイカのような良い香りがすることなどを教わっていました。
なお、天竜川漁協では、毎年、5トン、60万匹ほどの鮎の稚魚を放流しています。
天竜川の鮎釣りの解禁は、6月25日(土)となっています。 -
藤沢警察官駐在所落成
伊那市高遠町に、伊那警察署藤沢警察官駐在所が新しく建設され、業務が始まっています。
駐在所は、前の駐在所が老朽化していたこと、隣接の長藤駐在所が今年4月から高遠交番に統合されたことなどから、移転新築されました。
国道152号沿いで、前の駐在所より2キロほど南にあります。
3月23日に完成し、すでに業務が行われています。
木造平屋建て、敷地面積はおよそ500平方メートル、床面積はおよそ140平方メートルで、床面積は前の駐在所のおよそ2倍と広くなりました。
事務室には机といすを置いたコミュニティスペースがあり、間仕切りが出来るようになっています。
一般も使えるトイレも設け、床はバリアフリーになっています。
駐在所の所員は1人で、北澤立夫所員は、「パトロールを強化して安心安全な生活の確保に努力し、地域と警察をつなぐ心の掛け橋となるよう努めていきたい」と話していました。 -
赤羽栄子さん押花絵展 「押花と染が出逢って」
伊那市美篶の押花絵インストラクター、赤羽栄子さんの押花絵作品展が26日、伊那市のベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には新作を含む80点が展示されています。
押花を始めてから19年、13回目の展示会で、今回は「押花と染が出逢って」をテーマにしています。
染めの作品は8点あります。
刷毛と網で染料を霧の状態にして染める霧染という技法で、赤羽さんが染めた和紙や布を背景に使い、押花と合わせて独自の作品を作り上げました。
今回は、押花しおり体験会を開き、体験料を東日本大震災の義援金にあてるということです。
この赤羽栄子さんの押花絵展は31日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。
しおり作り体験会は会期中毎日午前11時と午後2時からで、限定200枚となっています。 -
福沢一郎・木内克 二人展
伊那市の信州高遠美術館所蔵作品の企画展「福沢一郎・木内克 二人展」が開かれています。
大正から昭和にかけて作られた洋画や彫刻、51点が展示されています。
福沢一郎は、抽象画を主に描いていた画家です。
今回展示されている作品のメインとなるのは、「堕天使」です。
神話からイメージして描いたもので、他にも「女と悪魔」など、神話に関連した作品が並んでいます。
木内克は、「テラコッタ」と呼ばれる立体作品を多く残した彫刻家です。
テラコッタは、粘土を使って形を作りだし、焼いて完成させる作品です。
木内克は、たった一人の女性をモデルとして裸婦の作品を作りだすことを生涯のテーマとしていました。
福沢一郎、木内克二人展は、伊那市の信州高遠美術館で7月5日まで開かれています。 -
高遠さくらホテル 東日本大震災と長野県北部地震の義援金寄託
高遠さくらホテルは、東日本大震災と長野県北部地震の義援金として来館者や従業員から集めた義援金を20日、伊那市役所に届けました。
集まった義援金は、85,431円です。
20日は、高遠さくらホテルの山本孝史)支配人ら2人が伊那市役所を訪れ、義援金を届けました。
高遠さくらホテルでは、震災翌日から震災募金箱を設置しました。
また、4月29日から5月8日までの11日間、チャリティーGWランチバイキングを行い、売り上げの一部を義援金にあてました。
山本支配人は「震災で沈みがちな気分を盛り上げれるよう、多くのイベントを企画していきたい」と話していました。 -
伊那食品衛生協会の総会
上伊那8市町村の飲食店などでつくる伊那食品衛生協会の総会が23日開かれ、今年度の事業計画などを決めました。
23日は、JA上伊那本所で総会が開かれ、役員およそ80人が集まりました。
今年度は新たに、店ごとの業種や住所、責任者名を記した食品営業台帳を作成し、新規会員の加入を促進します。
他にも、昨年度に引き続ききのこ中毒防止の為の展示会や、食品衛生シンポジウムなどを開きます。
伊那食品衛生協会の飯島登会長は「生肉による食中毒問題なども起きているので、消費者に食の安心を提供できるよう、協会の向上に努めていきたい」と話しました。
また、23日は、食品衛生の普及などに功績のあった17人と33の施設が表彰されました。 -
水害発生に備え土のう作り
水害が発生しやすい時期を前に25日、伊那市役所で土のう作り講習会が開かれました。
講習会は水害が発生したときに備え、土のうの作り方を覚えようと伊那市の職員を対象に開かれました。
25日は、およそ40人が参加し、袋に入れる砂の量や、紐の結び方などを危機管理課の職員から教わっていました。
砂は15キロほどを入れ、重くなりすぎないようにしたほか、入れやすいように、バケツの底のあいた道具を使う職員もいました。
伊那市では今月はじめの大雨で備蓄していた土のう、およそ400個を水があふれそうな用水路などに設置したということです。
25日は、400個の土のうが作られ、市では水害に備え備蓄しておくということです。 -
伊那消防組合議会 上伊那消防広域化研究開始の方針
伊那消防組合議会は25日、H27年度を目標に上伊那の2つの消防本部を統合する消防広域化について今後研究を進めていくとする方針を決めました。
25日に開かれた伊那消防組合議会全員協議会で、伊那消防組合消防本部と伊南行政組合消防本部を統合する上伊那消防広域化について説明があり、伊那消防組合としては、広域化の研究を開始したいとする方向で意見集約されました。
今年2月、中南信での消防広域化協議が休止となったことから上伊那での広域化が検討課題となっていて、これまで、伊那消防組合を構成する伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の意見集約が行われてきました。
上伊那で一本化されれば、災害情報の集約、部隊の効率的な運用などのメリットがあるとしています。
今後、伊南行政組合でも研究を開始するとの方針が決まれば、2つの組合や上伊那広域連合などで研究会を設置し、具体的な検討に入る事になっています。
また、今日の議会で、伊那消防組合の消防救急無線デジタル化の設計委託料、約740万円が補正予算案として提出され可決されました。 -
南箕輪村開発公社 昨年度決算まとめ
南箕輪村開発公社は、昨年度の決算をまとめました。
大芝の湯や公園管理など5つの事業すべてが2年連続で黒字となりましたが、不況や震災の影響で大芝荘が大幅な減収となっています。
村開発公社によりますと、大芝荘の昨年度の収益は、前の年度より1,120万円少ない約2億4,080万円となっていて、利益は3万円にとどまっています。
これは、長引く不況と、東日本大震災による春の高校伊那駅伝の中止や宴会利用者の減少などによるものとしています。
その他、リニューアル2年目の味工房では、前の年度より収益が750万円減少し、利益は1万3千円、5つの事業全体の利益は27万円となっています。
村開発公社では、長引く不況や原油価格の上昇、震災など昨年度は非常に厳しい経営だったとし、引き続きキャンペーンなどを行い、より多くの人に利用してもらえるサービスを提供していきたいといしています。 -
原発について講演
チェルノブイリ原発事故後、ウクライナで支援活動を行っている伊那市富県の小牧崇さんが25日、南箕輪村で講演し、原発は、弱者を踏み台にした豊かさだと非難しました。
小牧さんの講演会は、福島第一原発事故を受け、原発問題について考えようと生活クラブ伊那支部が開いたものです。
講演会で話をした小牧さんは、チェルノブイリ原発事故後、ウクライナで放射能に汚染された土壌を浄化する活動などを行っています。
また今回停止となった静岡県の浜岡原発と伊那地域が120キロしか離れていないことから、事故があった場合、影響があるとして、放射線量の観測を行ってきました。
小牧さんは福島第一原発の事故について、原発の恩恵を受けていたのは、大都市であり、被害を受けたのは、福島の人たち。
原発は弱者を踏み台にした豊かさであり原発問題は人権問題だと非難しました。
また浜岡原発の停止について歓迎するとしたうえで、すぐにとは言わないが廃止していくべきだと訴えていました。
さらに、国が原発の研究開発に多額の補助をしていることに対し、自然エネルギーの開発に投資するべきと話していました。 -
地域防災について考える
地域防災のあり方について考える防災研修会が今日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター開かれました。
研修会は自主防災組織の必要性や、災害が起きたときの行動などについて考えようと伊那市が開いたもので会場には約150人が集まりました。
研修会では今年4月に新たに設置された伊那市役所危機管理課の埋橋進防災係長が、話しをしました。
埋橋係長は大災害が発生した場合、行政や消防、警察などは迅速な対応がとれないことや、個人の力では限界があるとして、自主防災組織の重要性を訴えました。
また自主防災組織は、災害情報の収集、消火活動、災害弱者の安全確保など、役割をはっきりさせ対応することが大切だと話していました。
市では防災意識が高い地域は被害が小さい。普段の近所付き合いが防災への大きな力になるとしています。 -
南箕輪土地改良区が銀章を受章
長野県西部南箕輪土地改良区が村内の農業用地整備に貢献したとして、功労者表彰銀章を受章しました。
功労者表彰は、全国土地改良事業団体連合会から贈られるものです。
南箕輪土地改良区の唐澤嘉幸理事が24日、南箕輪村役場を訪れ唐木一直村長に受章の報告をしました。
土地改良区は、村内、西天水路の西側の田んぼや畑を整備していて、会員およそ900人で組織しています。
広さは360ヘクタールで、アスパラガスや白ねぎ、カリフラワーなどが栽培されています。
西天より高台の西側に耕作地があることから揚水機で水をあげていて土地改良区では、調整池や水路を維持管理し、安定して耕作地に水を送っています。
唐澤さんは受章を機に、さらに地域農業の発展に努めていきたいと話していました。