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インドネシアメディアみはらしいちご園視察
インドネシアのメディア関係者が22日伊那市西箕輪のみはらしファームを訪れ、いちご刈りを楽しみました。
ガルーダインドネシア航空が、中部地域への誘客を図ろうと、長野県の協力を得て3年前から行っているものです。
メディア関係者を招待し、現地でその良さを報道してもらい、誘客につなげたい狙いです。
22日は、インドネシアのテレビやラジオ、新聞、雑誌の記者など9人がみはらしいちご園を訪れました。
ガルーダインドネシア航空によりますと、現在東京、大阪が観光のメインになっていて、原発事故の風評被害もあり、観光資源の豊富な中部地域をインドネシア国内にアピールしたいということです。
ハウス内では、ニュースキャスターや新聞記者が、いちごをほうばっていました。
今回は、伊那のほか、松本市や木曽地域も回る日程になっています。 -
ソリンのお茶会 豪州の紅茶楽しむ
国際交流イベントのお茶会が22日開かれ、日本人や外国人がオーストラリアのお茶を楽しみました。
お茶会は、茶道を勉強している上伊那地方事務所の国際交流員、ソリン・リッジウェイブラウンさんが開き、およそ50人が参加しました。
お茶会は2年目で、今年は日本の茶道のほか、ソリンさんの母国、オーストラリアのお茶の入れ方が紹介されました。
針金で持ち手をつけた缶にお湯と紅茶を入れ、勢いよく回します。
回す回数は3回で、お茶の葉が沈んだらカップに注ぎます。
これはおよそ200年前、イギリス人がオーストラリアに来たころからのお茶の入れ方で、現在もキャンプファイヤーなどで行われているということです。
参加者は、オーストラリア流で入れた紅茶を味わっていました。 -
看護師養成所設立に向けて検討
上伊那地域の医療問題などについて検討する上伊那地域包括医療協議会の初会合が23日、伊那市のいなっせで開かれました。
協議会では,上伊那地域に看護師養成所設立に向けて検討を進めていくとしています。
協議会は、今年3月まで設置された上伊那地域医療問題懇談会に代わるもので、医療問題について調査研究を行うものです。
会議には上伊那医師会や上伊那歯科医師会の代表、行政など25人が出席しました。
会長には、上伊那医師会顧問の神山公秀さんが選ばれました。
会議では、今年度の事業計画が示されました。
計画では、上伊那医師会の長年の懸案事項であった看護師養成所設立に向け検討を進めていくとしています。
大規模災害対策では、医療救護訓練を実施するほか、上伊那地域災害医療活動のマニュアルの作成などを計画しています。
また、コンビニ受診を控えるよう啓発活動を行うほか不足している産婦人科医や外科医師の確保に努めるとしています。
協議会では、救急医療対策委員会や大規模災害対策委員会など8つの専門委員会を設置し、それぞれの分野で検討を行います。 -
くくり罠による捕獲 充実
サルやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会が24日、伊那市で開かれました。
今年度はくくりわなによる捕獲を充実することなどを確認しました。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の代表ら40人が出席し、今年度の事業計画などを決めました。
今年度の取り組みでは、くくりわなによる捕獲の充実を図るほか狩猟免許取得者の確保に向けた講習会の実施などを計画しています。
伊那市では、今年度、捕獲奨励金の充実を図っていて、ニホンジカでは4000円から5000円に、ニホンザルは5000円から6000円に増額しました。
また、免許取得や更新の補助金も充実させています。
報告によると、有害鳥獣による平成22年度の農作物への被害量は284トンで被害額は前年度よりおよそ1200万円多い5300万円に上りました。
捕獲量は、ニホンジカが914頭、イノシシが241頭、ニホンザルが125匹などとなっていていずれも前の年を上回っています。
今年度は、ニホンジカ1500頭、ニホンザル300匹、イノシシ250頭などの有害鳥獣駆除を計画しています。 -
海外の旅行会社が観光施設を視察
東日本大震災と福島原発事故の影響で海外から日本への旅行客が減っている中、4月以降、旅行会社などは、観光客を確保しようと長野県の観光施設を訪れています。
24日は、中国の旅行会社や航空会社、メディアなどおよそ40人が伊那市西箕輪を訪れました。
これは震災後、日本への旅行客が減っていることから海外メディアや旅行会社に視察・取材してもらい正確な情報を発信してもらおうと、香港の旅行会社が企画したものです。
24日は、羽広荘で地元でとれた野菜をつかったお弁当が振る舞われました。
中でも鯉の甘煮が人気でした。
また、中国のメディアがお弁当をリポートしながら味わっていました。
この後、みはらしファーム内を視察しました。
一行は、25日まで長野県内を視察し、その後は、富山県や岐阜県などを周り27日に帰国する予定です。 -
地域の防災について考える講演会
出水期を前に伊那市は、地域の防災について考える講演会を24日、伊那市役所で開きました。
講演会には、市の職員や地域防災組織の代表者などおよそ180人が集まりました。
講演会は、出水期を前に地域の防災について考えようと開かれたものです。
24日は、国土交通省河川局砂防部長を務めた牧野裕至さんが講師を務めました。
牧野さんは、地域の防災については「与えられた台本型の物ではなく、どんなことが起こりうるかそれぞれが考え、現場型の地域防災計画を作っていくべき」と話しました。
市では、「今後も防災について考える機会をもうけていく」としています。 -
最高気温16.7度
23日の伊那地域の最高気温は、16.7度と平年より5.7度低い4月中旬並みの気温となりました。
24日は天気が回復し、気温もあがるということです。 -
わんぱく親子塾 野菜の植付
保育園に通う前の子供と母親が通う伊那市西箕輪公民館の子育てサークル「わんぱく親子塾」は、23日、みはらしファームで野菜の植付をしました。
この日は、20組の親子が参加し、広さ、およそ、130平方メートルの畑で、サツマイモの苗植えや、トウモロコシとスイカの種蒔きをしました。
参加したある母親は「砂場などとは違い、土に親しむよい機会。夏の収穫が楽しみです」と話していました。
わんぱく親子塾は、保護者同士の交流などを目的に、毎月農業体験や野外学習などをしていて、今年度は36組の親子が参加しています。 -
たかとおカード加盟店会主催のチャリティーコンサート
伊那市高遠町の商店主などでつくるたかとおカード加盟店会は21日、高遠町総合福祉センターでチャリティーコンサートを開きました。
コンサートは、たかとおカード加盟店会が、音楽を通して被災地を支援しようと今回初めて開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
コンサートでは、伊那市の東部中学校の合唱部とOBが、力強い歌声を披露しました。
他に、高遠町の住民7人でつくるグループ、プロジェクトジュンペイが日本のポップスを演奏しました。
また、県内を中心に活躍するシンガーソングライターの美咲さんが、震災の犠牲者への鎮魂歌として作った曲を歌いました。
たかとおカード加盟店会の櫻井彰会長は「沈んでいる気持ちが明るくなるよう、高遠の地から元気を発信していきたい」と話していました。
コンサートの最後には、出演者全員が舞台にあがり、「上を向いて歩こう」を歌いました。
今回集まった義援金は、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に送られるということです。 -
南原住宅団地内焼却灰今年度掘削工事へ
南箕輪村土地開発公社は、南原の住宅団地内の焼却灰問題について、今年度中に掘削工事を始めます。
23日は、南箕輪村役場で土地開発公社の理事会が開かれ、南原住宅団地内の焼却灰除去について経過報告や、今後の予定が示されました。
南箕輪村では、昭和62年頃、南原住宅団地造成地を、一時的に、伊那中央清掃センターから出た焼却灰の処理場として提供していました。
平成19年に、下水道工事でこの焼却灰が見つかり、村では、現在の法令に基づき、除去する事にしました。
地下に焼却灰が埋まっていると考えられる、7世帯は、去年の年末までに移転が終わり、家屋の取り壊しが終了しています。
今後、土地開発公社では、ボーリング調査等を行い、今年度中に除去工事を始めたいとしています。
費用については、当時、伊那中央清掃センターにゴミを搬入していた、伊那市や箕輪町、南箕輪村の3市町村で負担する事になっています。 -
出水期を前に河川の巡視点検
出水期を前に国や県などの関係機関は、堤防の低い箇所や過去に漏水のあった箇所などの巡視点検を23日、行いました。
巡視点検には、天竜川上流河川事務所や消防団などおよそ30人が参加しました。
23日は、天竜川上流河川事務所伊那出張所の加藤博所長が、現場の状況を説明しながら、三峰川と天竜川のおよそ20箇所をチェックしていきました。
このうち、伊那市の三峰川橋付近の左岸では、「水の流れによって、川底が削られている箇所がある」「川の中にある樹木が流された場合、橋などの構造物に引っかかる恐れがある」などと話していました。
河川の巡視点検は24日以降も行われ、南信地域の16市町村を回わるということです。 -
一般リフォーム補助終了 下水道接続工事は引き続き受付
伊那市の今年度事業、リフォーム工事補助事業のうち一般リフォーム工事分の受付が予定数に達したことにより、25日終了しました。
なお下水道接続を含むリフォーム工事に関しては、補助予定件数に達していないことから、引き続き申請を受け付けています。
市では、30万円以上のリフォーム工事に対して一律10万円を補助する、リフォーム補助事業に、今年度、1千万円を計上していました。
当初は補助予定件数を100件としていましたが、4月中に予定件数に達したことから、150件分、1,500万円を追加し、件数を250件分、予算を2,500万円としました。
その際、市では下水道接続工事に対する補助の要望も多かったことから250件中120件に関しては下水道接続工事を含むリフォーム工事に対し補助することとしました。
市によりますと、25日現在、下水道接続を含むリフォーム工事には、予定件数120件に対し62件の申請があるということです。
この工事に関しては浄化槽接続工事も対象となる区域があります。
市ではこの補助制度を下水道接続率の向上にもつなげていきたいとしています。 -
長谷中生が総合学習でそば打ち体験
伊那市長谷の長谷中学校の生徒が19日、総合学習でそば打ちを体験しました。
長谷中学校の総合学習は、伝統文化や歴史など5つの講座があり、全校生徒51人が希望する講座に分かれて学んでいます。
この日は地域の人を講師に迎えて学習が行われました。
講座の一つ、食文化の講座では、生徒13人がそば打ちを体験しました。
趣味でそば打ちをしている杉島の宮下定博さんが指導しました。
生徒達は、そばをのしたり、切るなどの作業に取り組んでいました。
食文化講座では、長谷の郷土料理を調査し、地域の人達と交流を深めています。
学習発表を行う秋の文化祭までに5回の調理実習を行うということです。 -
福島のりんご 伊那でパンに
原発の風評被害で、伊那で再起をかけている福島の農家、佐藤浩信さんのりんごを取り入れたパンが22日みはらしファームで販売されました。
アルストロメリアで描かれたがんばろう日本の花文字。
伊那市西箕輪のみはらしファームで22日、みはらし五月まつりが開かれました。
会場の一角には、佐藤さんが福島で営む伊達水蜜園の加工品がおかれていました。
佐藤さんが生産したりんごやももをジュースやシロップ漬けに加工したものが並べられていました。
みはらしファームの一角にある手作りパン工房麦の家。
麦の家では、デニッシュにカスタードクリームやチョコレートをしぼり、佐藤さんのりんごのシロップ漬けを載せて焼いたりんごデニッシュを今日限定で販売しました。
りんごデニッシュは、焼きあがると早速販売コーナーに並べられていました。
麦の家では、今日の反応を見て、好評だったら継続的に販売していきたいと話しています。 -
4,000人が天竜川でごみ拾い
上伊那の天竜川河川敷で一斉にゴミ拾いをする天竜川水系環境ピクニックが22日行なわれました。
財団法人長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターが毎年開いていて、今年で18年目になります。
106の企業や団体から4,000人が参加して、辰野町から下伊那郡の天龍村までを6つの地区に分けて河川敷のごみを拾いました。
このうち伊那地区は、17社から1,100人が参加して、天竜川や三峰川のごみを拾いました。
この日集められたごみは、空き缶が2,023個、空きびんが507個、不燃ごみは、444袋可燃ごみは、130袋にのほりました。
伊那テクノバレー地域センターは、「天竜川の現状を認識し、更なるモラルの向上や循環型社会の実現を目指したい」としています。 -
木下区歴史ウォーキング
箕輪町木下で、地域の文化財などを学ぶ歴史ウォーキングが22日行われました。
歴史ウォーキングは木下公民館の行事で、今年で3年目です。
この日は木下区民およそ50人が参加し、箕輪町文化財保護審議会前会長の蟹澤廣美さんの案内で区内を巡りました。
このうち曹洞宗の寺、養泰寺では、箕輪町の文化財に指定されている観世音菩薩像を見ました。
菩薩像は32体あり、観音堂に安置されています。
蟹澤さんは、菩薩像は伊那市手良中坪から譲り受けたもので、三十三観音像の1体が足りず、32体が安置されていることなどを説明していました。
参加者はこのほか、木下区内の北城遺跡から出土した銅柄香炉を見ました。
仏教の法要で使うもので、出土したのは香炉の部分です。
蟹澤さんは、「平安時代前期のものとみられ、この時代の柄香炉の出土は全国的にも例がなく、柄の部分があれば重要文化財になる」と話していました。 -
進徳館の日記念少年剣道大会
進徳館の日に合わせ、21日、少年剣道大会が伊那市高遠町で行われました。
「進徳館の日記念少年剣道大会」は、進徳館教育の文武両道の精神を子供達に受け継いでもらおうと、毎年行われています。
大会には、伊那市内のスポーツ少年団や剣道教室から28団体、約150人が出場しました。
小学生は総当たり、中学生はトーナメント方式で試合を行いました。
体育館には、子ども達の掛け声や、竹刀の音が響いていました -
長野県経営者協会上伊那支部 総会
長野県経営者協会上伊那支部の総会が18日に開かれ、災害の対応についての学習会を開くなど、今年度行う事業を決めました。
県経営者協会上伊那支部は、現在50の事業所が会員となっています。
昨日開かれた総会で、今年度の事業計画が示され了承されました。
景気が低迷する中、経営ノウハウの情報交換などが重要となるとして、企業の見学会を開くこと、東日本大震災を受けて、災害時、企業がなすべき事を学ぶ学習会を開くことなどを決めました。
昨年度の事業報告では、会員企業が小中高校生を対象に行った職場体験や会社見学などの受け入れ人数が報告されました。
昨年度は、4,800人で、これは、統計をとり始めたH18年度の2,500と比べて2倍近くになっています。
18日の総会では役員改選も行われ、新しい支部長にルビコン(株)の勝山修一社長が選ばれました。
任期は、2年間となっています。 -
進徳館の日
旧高遠藩の藩校、進徳館の教育精神を見つめなおし受け継いでいこうと、「進徳館の日」の催しが21日、伊那市高遠町で開かれました。
かつて進徳館の生徒たちが、毎日、学問をする前に孔子を始めとする五聖像に拝礼していた事にならい、この日も、市の関係者が拝礼をしました。
進徳館の日は、高遠藩時代の教育精神を見つめ直し受け継いでいこうと、進徳館が創設された5月に毎年開かれています。
基調講演では、高遠中学校の野溝和人校長が「中学生に引き継がれている進徳館の心」と題し講演しました。
高遠中では、毎年、城址公園の桜まつりで観光客の案内をボランティアで行っていて、観光客と触れ合う中で、人との繋がりや感謝の心を学んでいるという事です。
野溝校長は、「観念的ではなく実用の学問であるべきとする進徳館の「実学」の精神が子供達に受け継がれている」と話していました。 -
シンポジウム「忘れまじ三六災害」
昭和36年に伊那谷を襲った「三六災害」についてのシンポジウム「忘れまじ三六災害」が21日、駒ヶ根市総合文化センターで開かれました。
シンポジウムは、三六災害からちょうど50年にあたる今年、その体験を伝承し、地域住民の防災力を向上させていこうと、NPO法人「天竜川ゆめ会議」が開きました。
シンポジウムでは、伊那市長谷、中川村四徳、大鹿村の大西山で起きた土砂崩落などについて、3人が体験談を話しました。
伊那市長谷の中山晶計総合支所長は、役場職員だった当時の体験談を話しました。
中山支所長は「災害の時に三峰川が氾濫して魚が堤防に打ち上げられた。それを拾いに行った職員が橋を渡ったところ、その直後に橋が落ちたと聞いた」と話していました。
中川村四徳出身の小松谷雄さんは、最も雨が降った6月27日の夜に見た光景について話しました。
小松さんは「山の上には居場所を合図する明りがいくつも見えた。四徳川を流れる大きな岩がぶつかりあう音で眠る事もできなかった。次の日外に出てみると、6・7畳ほどの大きな岩が蔵の下に落ちていて恐怖を感じた」と話していました。
大鹿村前村長の中川豊さんは、大西山が崩落していく様子について話しました。
中川さんは「大西山の崩落は、崩れると言うよりも真下に落ちていく感じだった。崩落の後、村の大きな水田の真ん中には大きな山ができていた」と話していました。
会場を訪れたある男性は「災害はひとごとではないということを感じた。災害対策について見つめ直してみたい」と話していました。
天竜川ゆめ会議の福澤浩代表理事は「三六災害であった体験談を絶やしてはいけない。天竜川流域は災害ととなりあっていることを学び、地域全体で防災力を高めていかなくてはいけない」と話していました。 -
梨オーナー園が開園
箕輪町木下の梨オーナー園が21日に開園し、オーナーが梨の摘果作業を行いました。
この日は県内外から訪れた、27組およそ70人が摘果作業をしました。
これは、箕輪町が都市と農村の交流事業として行っているグリーンツーリズムの一環で行われているものです。
梨オーナー園は人気の体験で、今年は募集した40区画全てが完売しています。
管理をしている地元農家によりますと、今年は霜の被害が少なく、梨の出来は良さそうだということです。
オーナーらは「軸が長く、太いものを残すように」と地元農家から説明を受け作業をしていました。
あるオーナーは「収穫するというのは大きな喜びがある。摘果や袋かけ、収穫の流れを体験できるというのはうれしい」と話していました。
摘果した梨は、6月に袋かけをして、10月上旬に収穫作業をすることになっています。 -
中条盆栽・山野草クラブ 展示会
伊那市西箕輪の中条盆栽・山野草クラブの展示会が、21日から中条公民館で始まりました。
会場には会員15人の山野草や盆栽、およそ300点が並んでいます。
山野草では、袋状の花を付けるアツモリソウが毎年多く並びます。
地元、南アルプスや経ヶ岳産のものや北海道産のレブンアツモリなど、様々な種類が展示されています。
また盆栽は、春先の低温で葉の色づきが遅いものもあるということですが、推定樹齢が100年を超える松など、会員が丹精込めた作品が並んでいます。
会の白鳥昭平会長は「マニアの人から素人の人までいろんなお客さんが来てくれるのを楽しみに毎年精を出して育てている。ぜひ足を運んでもらいたい」と話していました。
中条盆栽・山野草クラブの展示会は22日まで伊那市西箕輪の中条公民館で開かれていて、時間は午前7時から午後4時までとなっています。 -
セーフコミュニティ認証取得へ 6月にプレ審査
安全なまちづくりに取り組む地域「セーフコミュニティ」の認証取得を目指す箕輪町は、12月の本審査を前に、6月にプレ審査を受けます。
20日の夜には箕輪町役場でセーフコミュニティ推進協議会が開かれ、委員およそ70人が出席しました。
協議会では、本審査を含めた今後の事業計画が示され6月のプレ審査について説明がありました。
6月7日から3日間の日程で行われ、WHOセーフコミュニティ認証センター公認の審査員から指導を受けることになっています。
本審査とほぼ同じ内容で実施される予定で、推進協議会に設置された6つの対策委員会がこれまでの活動報告を行うほか、審査員が町の安全活動を視察します。
またこの日は、各対策委員会からこれまでの経過報告がありました。
交通安全対策委員会は、事故の減少を目標に、危険箇所マップを作成していくことを報告しました。
また、くらしの安全対策委員会は、一人暮らしのお年寄りなどの救急時に的確な医療情報を入手するため、医療情報カードを入れたカプセルを冷蔵庫などにいれる取り組みを普及させたい考えを示しました。
推進協議会会長の平澤豊満町長は「認証取得に向け、委員全員で情報を共有しながら理解を深めていきたい」と話していました。 -
伊那まつり踊りインストラクター認定会
伊那まつり踊り振興会は、8月の祭りに向け、踊りのインストラクターとデモンストレーターの認定会を14日、伊那市役所で開きました。
伊那まつりの伊那粋踊りとドラゴン踊りのインストラクターは、毎年認定を受ける必要があります。
14日は、伊那粋踊りの認定会に9人が参加しました。
インストラクターの資格更新のため、わかりやすく指導ができるか、一人ずつ審査を受けました。
インストラクターは、踊りのオープンレッスンのほか、希望する踊り連や企業で踊りを指導します。
認定会は22日にも開かれる予定で、審査結果は22日以降に発表されるということです。 -
防犯活動に貢献11人と1団体表彰
伊那市や箕輪町、南箕輪村の防犯協会などでつくる、伊那防犯協会連合会は、16日、伊那市役所で定期総会を開き、功績のあった11人と1団体を表彰しました。
総会の中で、防犯活動に貢献した、個人や団体に表彰状が贈られました。
表彰されたのは、子どもの登下校時の安全などの見守りや、お祭りなどで防犯パトロールを行うなど住みよい地域づくりや、防犯活動に貢献した8人と、1団体です。
受賞者を代表して、美篶地区防犯協会の、上島誠さんは「地域が平和で安全、安心であるよう、今後も努力していきたい」と挨拶しました。
伊那警察署によりますと、管内での刑法犯の発生件数は、4月末の暫定値で189件と前の年と比べ、5件減少しています。
しかし、自転車盗や車上ねらいなど街頭犯罪は、増加傾向にあるという事です。
総会では、犯罪の起こりにくい地域づくりをめざし、声かけやパトロールなどを行い、犯罪防止の気運を高め行くこと等が確認されました。 -
箕輪町が河川調査
梅雨を前に箕輪町は、町内の主要な河川を20日調査しました。
調査したのは、箕輪町内の25の河川で、4つの班に別れて、護岸の状況などを調べました。
この調査は、梅雨のシーズンを前に、危険な箇所がないか調べるもので、危険個所が見つかった場合は、河川管理者の県に改修を要望します。
下古田の北の沢川は、平成18年の豪雨の際、護岸が決壊した箇所もあり、担当者が念入りに状況を調べていました。
20日の調査で、護岸が水にあらわれ、掘られていたり、土砂の堆積により、川の底が上がっている箇所があったということです。 -
第6回西町区美術作品展
伊那市西町公民館で、第6回西町区美術作品展が20日から22日までの日程で開かれています。
会場には、絵画や書道、工芸作品など区民の力作80点が飾られています。
つるし雛の大作や92歳のお年寄りがベニヤ板に描いた油絵、春日町の長寿会がチラシや包装紙などを使い丹精込めて制作したペーパーブロックなどもあり、訪れた人たちは、足を止め作品に見入っていました。
会場の一角には、休憩室も用意され、訪れた人たちが一息つくことができます。
西町区美術作品展は、22日日曜まで、伊那市の西町公民館で開かれています。 -
数学者 秋山さんが伊那で講演
理学博士で数学者の秋山仁さんが、20日伊那市で講演しました。
上伊那教育会の定期総集会の中で行なわれたもので、上伊那の教職員や一般など1,000人が講演を聞きました。
秋山さんは、東京都生まれの64歳です。
上智大学大学院数学科を修了後、ミシガン大学の数学客員研究員となり、大学教授などを経て、現在は、ヨーロッパ科学院会員、東海大学教育開発研究所所長などを務めています。
秋山さんは、「知識の集積で終わってはしょうがない。生活の中で役立つ知恵に昇華させることが大事」と話し、つめこみ暗記の学習から体験型学習へ、思考のプロセスを重視した教育への転換を訴え、量でなく質を変える必要があると話していました。 -
箕輪中部小体育館 概要示す
老朽化により建替えられる箕輪中部小学校の体育館の概要が20日、議会に示されました。
それによりますと建物は、鉄骨2階建てで、ミニバスケットボールのコートが2面とれる広さが確保されているほか、多目的運動室や軽運動室、器具庫などが備わる予定です。
現在の体育館は、昭和43年に建設され、今年で43年目になり、耐震面で不安があることから建替えられることになりました。
新しい体育館は、現在の体育館を取り壊し、同じ場所に建設されます。
取り壊しは、夏休み期間中に行い、来年3月に完成。4月から利用できるということです。
隣の藤が丘体育館と教室棟とは渡り廊下でつなぎます。
総事業費は、取り壊しも含め2億7,000万円でそのうち6,000万円は、国の交付金でまかないます。 -
東京の中学生が上農で体験
東京都の武蔵野市立第三中学校の生徒が、上伊那農業高校で、20日農業体験をしました。
西洋なしの摘果では、上農の生徒が、実の摘み方を中学生に教え、中学生が体験していました。
東京都の武蔵野市立第三中学校は、総合的な学習の一環として、毎年この時期に1年生が4泊5日の体験学習をしています。
上伊那農業高校を第2の学校と位置づけ、127人が摘果のほか、農業機械に乗ったり、丸太切りを体験しました。
第3中学校では、「自然とふれあい、自然や自分のあり方を主体的に考えて欲しい」と話しています。
生徒たちは、明日大町市で田植えやそば打ち、ジャム作りなどを体験することになっています。