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出水期を前に水防訓練
出水期を前に、箕輪町で15日、消防団が水防訓練を行いました。
水防訓練は川の増水など、万が一に備えようと上伊那北部消防連絡協議会が行ったものです。
訓練には、辰野町、箕輪町、南箕輪村の消防団153人が参加し、水防の基本的な工法を伊那建設事務所の職員から教わりました。
団員らは基礎となるロープの結び方や土のうの積み方などを学んだ後、小隊ごとに分かれ3つの工法を学びました。
このうち、堤防を浸水から守るシート張りでは、縦横7メートル程の広さのビニールシートに、骨組みとなる竹や、流れないようにする土のうなどを括りつけていました。
上伊那北部消防連絡協議会は「水防活動では、状況にあわせて迅速に行動することが重要。実際の災害で役立つよう訓練を重ねていきたい。」と話していました。 -
イーナちゃんウォーキングカーニバル2011
青空が広がった日曜日の15日、イーナちゃんウォーキングカーニバル2011が、伊那市長谷で行われました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、歩くことを通して健康づくりやコミュニケーションを図ることを目的に毎年開かれていて、今年は初めて長谷を会場に行われました。
15日は、園児から70代までおよそ450人が参加しました。
カーニバルは、長谷の名所や旧跡などを楽しみながらおよそ15キロのコースを歩く「健康ウォークの部」と、ヒントを頼りにゴールを目指す「ウォークラリーの部」に分かれて行われました。
このうちウォークラリーの部では、ヒントが書かれた紙を頼りにチェックポイントを通過しながらゴールを目指しました。
コース途中にはクイズやゲームコーナーが設けられ、参加者は家族や仲間との会話を楽しみながら歩いていました。
主催した伊那市では「健康づくりのためにも、これが運動のきっかけになればうれしい」と話していました。 -
禁煙友愛会が南箕輪村に車椅子を寄贈
日本禁煙友愛会伊那支部は12日、車椅子1台を南箕輪村に寄贈しました。
この日は、伊那支部の清水勇支部長など5人が村役場を訪れ、唐木一直村長に目録を手渡しました。
禁煙友愛会伊那支部では毎年車椅子を寄贈していて、今年で5年目になります。
車椅子は、会員およそ2千800人の会費の一部で購入しました。
清水支部長は「車椅子を活用していただき、村の福祉が少しでも充実すればうれしい」と話していました。
唐木村長は「毎年のご好意を大変ありがたく感じている。大切に使わせていただきたい」と話していました。
南箕輪村では、車椅子を村内の施設で活用していくことにしています。 -
まっくんバス増便 フリー降車も
南箕輪村巡回バスまっくんバスは10月から、バスが2台になり便数が増えるほか、一部でフリー降車サービスが導入されます。
12日は、南箕輪村地域公共交通会議の初会合が開かれ、まっくんバスの運行についての改正案が示されました。
改正案は、まっくんバスを1台増やして2台にし、これまで4回だった村内の循環を5回に増やします。
また、箕輪町の商店街までルートを延長し、買い物などが便利になるよう配慮されています。
新たに、交通量の多い道路を除きフリー降車サービスも導入されるほか、月額6000円の定期券も発行します。
唐木一直村長は、「高齢化社会の中で、買い物弱者、買い物難民の言葉が聞こえる。費用対効果ではなく、村民の利便性を考えたい」と話していました。
まっくんバスの運行の改正は、10月からを予定しています。 -
開通5周年 伊那木曽連絡道路フォーラム
伊那と木曽を結ぶ伊那木曽連絡道路の開通5周年を記念して14日、伊那木曽連絡道路フォーラムが開かれました。
会場には関係市町村の職員や商工会会員などおよそ330人が集まりました。
フォーラムは、5周年を機に連絡道路の意義を見つめ直し、今後の交流や地域づくりについて考えようと開かれました。
基調講演では芝浦工業大学大学院教授で国土交通省顧問の谷口博昭さんが「これからの地域づくりと道路」と題して話しました。
谷口さんは「道が良くならなければ沿線の地域はよくならない。道路と地域のつながりを深めるために、国、地域がそれぞれの役割を果たしていく必要がある」と話しました。
また事例報告では、国土交通省飯田国道事務所長の杉井淳一さんが伊那木曽連絡道路の整備効果について発表しました。
杉井さんは整備効果として、通行時間の短縮や医療災害時の協力体制の構築などをあげ「利用者へのアンケート結果では、9割以上の人が満足していると答えている。連絡道路の開通は両地域にとって大きな効果があった」と話していました。
フォーラムでは各地域の代表者による討論会も開かれ、今後の道路の活用や交流について意見を交わしていました。 -
伊那弥生 夏の全国高校野球県大会シード権獲得
北信越高校野球長野県大会の1回戦、伊那弥生ヶ丘高校 対 松本工業高校の試合が14日、伊那県営球場で行われ、弥生ヶ丘高校は5対4で逆転勝利しました。
この結果、弥生ヶ丘高校は夏の全国高校野球長野県大会のシード権を獲得しました。
弥生ヶ丘高校は4月から始まった県大会の南信予選で2位となり、県大会への出場権を獲得しました。
初戦の14日は、去年夏の甲子園出場校、松本工業高校と対戦しました。
序盤、リードを奪われた弥生は、6回にヒットや相手のエラーで逆転し、5対4と1点のリードを奪います。
1点リードの最終回、弥生は2アウト2・3塁からフォアボールを出し、2アウト満塁のピンチを迎えます。
しかし、最後は藤澤直樹投手がバッターを三振に打ちとりゲームセット。5対4で勝利し夏の県大会のシード権を獲得しました。 -
信州みのわ山野草クラブ 春の山野草展
信州みのわ山野草クラブの春の山野草展が14日から箕輪町の木下公民館で始まりました。
会場には会員が丹精込めた山野草、およそ230鉢が並んでいます。
信州みのわ山野草クラブは、箕輪町の会員を中心に、18人が所属しています。
様々な種類の山野草を一緒に植え、箱庭のような鉢を作る「寄せ植え」が多いのが特徴です。
今年は春先に気温が上がらなかったため、花の咲く時期が1週間ほど遅れましたが、例年、この時期には花が終わっているエビネやウツギ、ホウチャクソウがちょうど見頃となっています。
信州みのわ山野草クラブの春の山野草展は15日まで木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
被災者支援ミュージックキャラバン「ふれ愛コンサート」
東日本大震災の被災者支援のため全国縦断コンサートを開いているNPO法人国境なき楽団が14日、伊那市の市役所前広場でミュージックキャラバン「ふれ愛コンサート」を開きました。
コンサートには、歌手で国境なき楽団キャラバンチームリーダーの庄野真代さん、伊那市出身のクラリネット奏者橋爪恵一さんをはじめ、地元から東部中学校吹奏楽部、伊那市民吹奏楽団などが出演しました。
国境なき楽団は、ステージトラックで、東京を拠点に児童養護施設や老人ホームなどを訪問してコンサートをしています。
東日本大震災以後、このトラックで被災地に救援物資を届けていましたが、4月からは全国縦断コンサートを行い、それぞれの会場で義援金や被災地の吹奏楽連盟に届ける楽器、被災者へのメッセージを集めています。
コンサートに訪れた人たちは、演奏を聞いたり、被災者へのメッセージを書いたりしていました。
楽器の寄付コーナーには、ホルンやギターなど市民から楽器が寄せられていました。
キャラバンは23日から4日間、宮城県と岩手県を訪問してふれ愛コンサートを開き、楽器とメッセージを届けるということです。 -
ルビコン 敷地の黄桜見頃
伊那市西箕輪のルビコン株式会社の敷地内にある公園の黄色い桜と八重桜が見頃となっています。
本社の前にある公園は、2008年に整備されたもので、黄色い桜と八重桜、あわせて80本ほどが植えられています。
ルビコンでは、「桜の後は、シャクヤクやツツジ、アジサイなど様々な花が楽しめる。公園はいつでも開放しているので、気軽に立ち寄って欲しい」と話しています。
公園内の桜は、20日頃まで楽しめそうだということです。 -
推奨みやげ品 新たに2品
伊那市観光株式会社の「氣の里あま酒」と有限会社大西屋の和菓子「伊那アマランサスいれとるで」が伊那市観光協会推奨みやげ品に選ばれ今11日、伊那市役所で登録証が交付されました。
「氣の里あま酒」を販売する伊那市観光からは、田中穂積専務が出席し登録証を受け取りました。
また和菓子「伊那アマランサスいれとるで」を販売する大西屋からは小池保彦社長が出席し登録証を受け取りました。
「氣の里あま酒」は、氣の里の水を使っていて、700グラム入り1,000円、300グラム入りが500円で、入野谷など伊那市観光株式会社の施設で購入できます。
また「伊那アマランサスいれとるで」は、和菓子の皮にアマランサスを練り込んでいて、1個100円で伊那市美篶芦沢の大西屋で購入できます。
伊那市観光協会の推奨みやげ品は今回の2品をあわせて、現在61品が登録されています。 -
松本市の会社員追分努さん夫妻と飼っている犬2匹が新山小で交流
家庭犬インストラクターの資格を持つ松本市の会社員追分努さん夫妻と飼っている犬2匹が13日、伊那市の新山小学校を訪れ、子ども達と交流しました。
家庭犬インストラクターは、ボランティアで施設の訪問やしつけ教室を開くことができる資格です。
13日は、追分さん夫妻が犬との接し方についての話しをしたり、飼い犬2匹が芸を披露したりしました。
新山小では、数年ほど前から学校で猫を飼っています。
猫の名前はタマで、去年の12月、長野放送のわが家のアイドルにタマが出た際、その放送を見た追分さん夫妻が新山小のことを知り、今回の交流が実現しました。
追分さん夫妻は、飼い犬2匹を連れて月に2回ほど県内の老人ホームなどを訪問しています。
児童らは、2匹の芸を、身を乗り出して見ていました。 -
ウッドフォーラム伊那 発足
木のおもちゃの企画・製造を通して、地域の木育の推進を図る団体、ウッドフォーラム伊那が13日、発足しました。
13日は、伊那市役所で、ウッドフォーラム伊那の設立総会が開かれ、伊那市内の木工職員やおもちゃ販売店など8人が参加しました。
総会にはウッドフォーラム伊那の設立に関係する、白鳥孝伊那市長や東京都新宿区、長野県の職員なども立ち会いました。
今年度から、新宿区では、赤ちゃんの誕生記念に、伊那市の職人がつくった木のおもちゃがプレゼントされています。
伊那市と新宿区が友好提携している事などが縁で始まったもので、更に活動を広げていこうと今回、木のおもちゃづくりを担当している木工職人などがあつまり、会を設立しました。
総会で、高遠町の宮原漆器工芸の宮原 勝さんが、会長に選ばれました。
来賓あいさつで、白鳥市長は、「木のおもちゃが、子供たちが環境や樹木や植物などに興味を持つきっかけになってほしい」と話していました。
また、新宿区の中山弘子(ひろこ)区長から「会の設立により伊那市との関係においても、絆を深めることになると期待している」とメッセージが届きました。
設立総会では、伊那市と新宿区に、記念品として木のおもちゃが贈られました。
ウッドフォーラム伊那では、新宿区に送る木のおもちゃを企画・開発していくと共に、伊那市の保育園や公民館で、木工教室などの出張イベントを行っていきたいとしています。
なお、今年度、新宿区の発注を受け、伊那市からおよそ2300個の木のおもちゃが送られる予定です。 -
上伊那郡内で振りこめ詐欺被害
上伊那郡内で、12日、60代の女性が、息子を騙る男から150万円を騙し取られる振り込め詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、12日、上伊那郡内の60代の女性が被害に合いました。
11日夜、女性の家に、息子を騙る男から、「携帯電話が壊れた」などと電話があり、昨日、午前中に「女の子を妊娠させてしまったので、100万円を振り込んで欲しい」、午後には、「弁護士にお礼として払う50万円を振り込んで欲しい」などと電話がありました。
それぞれ、指定された県外の金融機関の口座に振り込むよう要求され、150万円を騙し取られたものです。
伊那警察署では、相手は、あらかじめ名前を調べて子供や孫を騙るほか、会社の上司、警察官などを騙る場合があるので、家族しか分からない合言葉を決めておくこと、急な現金の振込みを要求する電話は、まず振り込め詐欺を疑うことなどを呼びかけています。 -
イベントチーム 笑龍が防災考える
伊那市のイベント企画チーム「笑龍」は、東日本大震災を受けて、震災についての備えや、自分達に何ができるか考えようと、12日夜、勉強会を開きました。
12日夜は、笑龍のメンバーや一般など12人が参加しました。
笑龍は、イベントを企画し、地域を元気にしようと活動しているグループです。
3月11日の東日本大震災を受けて、今年は、防災・ボランティアをテーマに活動する事を決めました。
勉強会初回の12日は、伊那市の危機管理課防災係の小牧学さんを講師に招きました。
小牧さんは、互いに手をつなぎ合って気持ちを送りあうというネイチャーゲームを紹介し、参加者が挑戦しました。
小牧さんによると、「手をつなぐというのは、知り合い同士でも普段は恥ずかしいものだが、災害時には、まったく知らない人と手をとりあう必要が出てくる。手をすんなりとつなげることは、意識が高い証拠」と話しました。
また、会のメンバーから、事前に出されていた、災害についての質問に答えました。
美和ダムが決壊したらどうなるのかという質問には、「実は、災害に関する市役所に問い合わせで最も多いのが、美和ダムについての質問。美和ダムはマグニチュード7.8までは耐えられると聞いている」と答えていました。
勉強会では、伊那市の防災マップを見て危険箇所を確認したり、情報の入手の仕方などを確認していました。
笑龍では、今後、防災について学んだり、キャンプなどを通してサバイバル技術を学び、ある程度の技術が身についてから、被災地でボランティア活動を行なうとしています。 -
箕輪東小学校の5年生は、田植え体験
箕輪東小学校の5年生は、田植え体験を13日、学校近くの田んぼで行いました。
13日は、箕輪東小の5年生28人が、借りている2.7アールの田んぼに、もち米の苗を手で植えていきました。
箕輪東小では、総合的な学習の時間に毎年5年生が田植え体験をしています。
13日は、児童の保護者から指導を受けながら、20センチ間隔で苗を植えていきました。
田植えを初めて経験する児童がほとんどで、泥に足を取られながらも賑やかに作業を進めていきました。
指導にあたった保護者は、「昔の人の苦労を体験して、食べ物の大切さを学んでもらいたい」と話していました。
箕輪東小学校では、秋に稲刈りと脱穀を行い、12月の親子レクリエーションで餅付きをして味わうということです。 -
南箕輪村有害鳥獣対策協議会総会
南箕輪村有害鳥獣対策協議会の総会が11日、村役場で開かれ、今年度クマの対策として大芝高原内の山林の一部で間伐を行う計画が示されました。
総会では、去年4月から今年4月までの有害鳥獣の目撃情報が報告されました。
それによりますと、クマ4件、日本ジカ1件、イノシシ1件で、人的被害や農作物への目立った被害はありませんでした。
クマの目撃情報4件のうち3件は、大芝高原内です。
このため村では今年度、クマ対策として、夏頃に大芝高原マレットゴルフ場西側の山林で間伐を行います。
間伐は、大芝高原の森林整備計画と合わせて行うということです。 -
伊那市コンビニ収納利用は8%
伊那市が去年4月から実施している、税金などをコンビニエンスストアで納める「コンビニ収納」の実績が12日報告され、昨年度は納税件数全体の8%がコンビニ収納だったことが分かりました。
これは、12日開かれた伊那市の電子市役所推進会議で報告されたものです。
それによりますと、昨年度のコンビニ収納の利用件数は全体の納税件数のおよそ8%にあたる4万7790件で、金額はおよそ4億9000万円となります。
コンビニ収納で扱っているのは税金、保育料、住宅使用料、上下水道の料金です。
市によりますと、コンビニ収納は平日の朝と夕方の利用が多く、利用者の年代では30代が多いということです。
市では、税金などの収納率を上げるため、コンビニ収納の普及を図るほか、クレジットカードを利用した新たな収納についても検討していきたいとしています。 -
伊那北高校で震災援助活動講演会
伊那北高校1年生を対象にした講演会が12日開かれ、生徒や保護者が東日本大震災の援助活動の報告を聞きました。
講演会は、保護者・教員・生徒の集いの中で開かれたものです。
東日本大震災の援助活動をした伊那市の職員3人を講師に迎え、話を聞きました。
監査委員事務局の伊藤一真さんは、福島県会津若松市で、生活物資の受け渡しなど避難所の運営支援をしました。
伊藤さんは、「避難所では温かい食事が出され、近くの温泉に入ることもできる状況ではあったが、被災者の大変さを強く感じた」と話していました。
水道部の伊藤勇司さんは、宮城県塩釜市で、被災者に直接水を提供する給水支援をしました。
伊藤さんは、「水の大切さを被災者から教わった。水の持ち運びに給水袋が役に立ち、喜ばれた。今後の必需品だと思う」と話しました。
伊那消防署の山岸浩示さんは、宮城県内各地で緊急援助隊として救急活動や行方不明者の捜索活動をしました。
山岸さんは、「何不自由ない生活が全て失われるのが災害。普段から災害に対する危機感を持つことが大切」と生徒に呼び掛けていました。 -
森林整備で里親協定締結
伊那市西春近自治協議会と東京都立北園高校の校友会、財団法人三五会は、森林整備についての里親協定を12日に締結しました。
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで行なわれた調印式には、北園高校の2年生や関係者約350人が出席しました。
白鳥孝伊那市長や市川武二上伊那地方事務所長の立会いのもと、里親となる財団法人三五会の蓮沼俊之理事長と里子となる西春近自治協議会の橋爪俊夫会長との間で協定書が取り交わされました。
協定により、三五会が平成28年までの5年間、毎年40万円を西春近自治協議会に支援します。
協議会では、その支援金を森林整備に活用し、北園高校の生徒らも協力します。
対象となる森林は、権現山一体の区有林が中心で、登山道の整備などを予定していますが、具体的な内容は、毎年計画を立てて進められることになっています。
板橋区にある都立北園高校は、東京都府中第9中学校を前身とする伝統校で、三五会は、昭和13年に財団法人として認可され、高校生活や教育活動を資金面から援助しています。
北園高校では、環境教育からタフな人間力を養おうと、去年、PTAや三五会の協力のもと、信州北園プロジェクトを発足させました。
1年生は、信州大学でのセミナーを受講し、2年生は、森林保全奉仕合宿を行います。
北園高校では、その学習を行なうために安定したフィールドを長野県に求めていて、上伊那地方事務所の橋渡しで、西春近の地が選ばれました。
式典であいさつした西春近自治協議会の橋爪会長は、「地域をあげて皆さんのおこしを歓迎します」と話し、地元西春近北小学校5年生による和太鼓の演奏が披露されました。
北園高校の生徒は、11日、西春近発祥の四角い木製の笛「ユカイナ」作りに取り組み、この日の式展で演奏も披露しました。
生徒を代表して、藤田桃子さんは「後輩にこの活動を引き継いでいきたい」とあいさつしました。
森林の里親制度は、森林整備に意欲を持つ地域と社会貢献に意欲がある企業・団体が連携して森林づくりを行なうものです。
今回の締結は、県内では、63件目、上伊那地域では、4件目となり、高校の関係団体と締結するのは、県内でも初めてです。 -
県道西伊那線通行止め解除に
このところの雨で伊那市美篶の県道西伊那線で法面の崩落の危険性が高まったため、伊那建設事務所は、300メートル区間を11日夜から通行止めにしました。
12日、午後4時15分に通行止めは解除となりました。
伊那建設事務所によりますと、通行止めになったのは、伊那市美篶の県道西伊那線の約300メートル区間です。
雨が続き、県道北側の法面の崩落が懸念されたため、昨夜9時に通行止めにしました。
道路に面した住宅2世帯、4人が自主避難しました。
12日は、朝から倒木の恐れがある立木を除去する作業を行いました。
土砂崩落の危険があるのは、県道北側の最大斜度60度の法面で、県道に沿って30メートル、高さは、3メートルの範囲です。
立木の除去にあわせて、柵の補強も行い、雨も小康状態になったことから、今日の午後4時15分に通行止めは解除されました。
今回の雨で、伊那市高遠町の山田河原駐車場が一部浸水したほか、南アルプス林道バスは、12日朝から運休しました。
安全確保のため、林道をパトロールし、13日の朝に運行を再開するか判断するということです。
長野地方気象台によりますと、雨は、いったん小康状態となっていて、13日未明に寒冷前線の通過により一雨ありますが、その後は回復に向かい日中は、晴れ間ものぞくということです。 -
小松養蜂園が震災被災地に蜜蜂の巣箱寄贈
伊那市御園の小松養蜂園は、東日本大震災の被災地に300箱の蜜蜂の巣箱を寄贈しました。
小松養蜂園は、伊那市社会福祉協議会の障害者社会就労センターゆめわーくに蜜蜂の巣箱を組み立てる仕事を発注しています。
12日は、そのゆめわーくで作られた300箱の巣箱を福島、岩手、宮城の養蜂協会に贈りました。
輸送を請け負うのは、東海西濃運輸株式会社で、趣旨に賛同し、格安で引き受けたということです。
出発に先立ち、ゆめわーくの利用者が被災地に向けた応援メッセージをドライバーに手渡しました。
小松養蜂園の小松実治社長(81)は、東日本大震災と36災害がだぶったといいます。
36災害の際に小松さんの飼育している蜜蜂の巣箱が大水で流され、大きな被害をうけました。
小松さんは、「被災地では、ハウスごと流されたと聞いている。イチゴ栽培農家も多く、少しでも力になれたら」と話しています。
12日発送された巣箱は、福島、岩手、宮城の養蜂協会に100箱ずつ贈られることになっています。 -
子供美容師体験イベント
箕輪町の美容室で、8日、子供たちが、カットやパーマ等美容師の仕事を体験するイベントが開かれました。
イベントは、上伊那で美容室5店舗を経営する、松島美容室が、子ども達の連休中の思い出作りと、地域から元気を発信していこうと企画しました。
会場となった箕輪町の店舗には、幼児から小学生およそ120人訪れました。
松島美容室代表取締役の関重春さんは「美容師の仕事を通して子ども達に夢と元気をあたえたい」と話していました。
子供達は、美容師に教わりながら、カットやパーマ、シャンプーなど美容師の仕事を体験したり、ヘアーアレンジやネイルアートなどのサービスを受けたりしていました。
このうち、マッサージコーナーでは、マッサージのやり方を教わった子供たちが、保護者の肩や腕などを叩いたり、さすったりしていました。
ある母親は、「今日は母の日。思い出に残るプレゼントになりました」と話していました -
箕輪町議会議長に藤田英文さん
改選後初めての箕輪町議会臨時会が11日開かれ、議長に藤田英文さんが選任されました。
議長には藤田英文さんと向山章さんの2人が立候補しました。
選挙の結果、有効投票数15票のうち藤田さん12票、向山さん3票で、藤田英文さんが当選しました。
藤田さんは3期目の68歳です。就任のあいさつで、「地方分権の時代に耐えうる議会、県下に誇れる箕輪町づくりをしっかりとがんばっていきたい」と話しました。
副議長選挙は指名推薦で行われ、下原甲子人さんが選ばれました。
下原さんは2期目の70歳です。「明るく開かれた議会を目指しながら、議長を補佐していきたい」と就任のあいさつをしました。
議長・副議長の任期は、申し合わせにより2年となっています。 -
震災被災地ボランティア活動報告会
東日本大震災の被災地で、ボランティア活動をした2人が10日、箕輪町文化センターで報告会を開きました。
報告会は、箕輪町でそば屋を経営する小田切和雄さんが、知人の建石さんと中村さんから、被災地での活動を聞き、多くの人にその体験を知ってもらおうと、開きました。 -
野溝嘉彦画業30周年記念展
伊那市東春近在住の洋画家、野溝嘉彦さんの画業30周年記念展が11日から、西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には伊那谷や木曽、安曇野など信州の風景を描いた油絵およそ40点が展示されています。
今回の展示は、野溝嘉彦さんが画業に専念して30年の節目を祝う記念展として開かれました。
野溝さんは現在74歳。会社勤めをしながら絵を描いていましたが、絵に専念しようと会社を辞め、30年が経ちました。
年に5回ほど全国で個展を開くなど精力的に画業に取り組んでいます。
今回の展示作品は6号から100号まであり、ほとんどが近作ということです。
野溝嘉彦さんの画業30周年記念展は24日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
入園者数、去年と比べ7万人減
伊那市は11日、今シーズンのさくら祭り期間中の高遠城址公園の入園者数を発表しました。
有料入園者数は15万2,000人で去年と比べ7万6,000人の減となっています。
今シーズンの高遠城址公園のさくら祭りは、4月1日から27日までの27日間で伊那市民を含めた総入園者数は16万5,201人でした。
有料入園者数は、15万2,850人で去年の22万9741人と比べ、7万6,891人の減となっています。
内訳は、大人の団体客が4万4,399人で去年の9万7,309人と比べ、5万2,910人の減。
個人客が、10万5,446人で去年の12万8,476人と比べ、2万3,030人の減となっています。
有料入園が始まったのが、昭和58年でその年が、13万4,000人。
昭和60年が14万7,000人で、今年は有料入園が始まって以来、3番目に少ない入園者数となっています。
一方、無料で入園できる伊那市民の入園者数は、1万2,351人で、去年の1万9,752人と比べ7,401人の減となっています。
伊那市では東日本大震災による自粛ムードのほか、咲き始めが去年と比べ遅かったことなどが入園者数の減少につながったと分析しています。
またレンタルの発電機が被災地優先だったため、夜間のライトアップができなかったことが、市民の入場の減少につながったと話しています。 -
伊那市の職員、クールビズはじまる
伊那市の職員は11日から、上着やネクタイを着用せずに勤務する「クールビズ」を始めました。
11日は伊那市役所で伊那市議会臨時議会が開かれ、白鳥孝市長をはじめ、市の幹部、また議員がノーネクタイで議会に出席しました。
伊那市では毎年、6月からクールビズを始めますが、中部電力が管内の浜岡原発の停止を決めたことなどから夏場の節電などを目的に11日から実施しました。
職員は上着を脱ぎ、軽装で業務にあたっていました。
伊那市役所では節電対策として、廊下の照明を切っているほか、東日本大震災の直後から、2基あるエレベーターのうち1基を停止しています。
伊那市ではクールビズの実施期間を9月30日までとしていますが、気象状況により延長する場合もあるとしています。 -
止まぬ雨、土砂災害などに注意
伊那地域では11日も1日雨が降り続け、降り始めからの降水量は109.5ミリに達しました。
長野地方気象台によりますと、伊那地域では、9日午後11時の降りはじめから、11日午後2時までの降水量は109.5ミリに達したということです。
11日正午から12日正午までの24時間の降水量は南部の多いところで140ミリと予想しています。
雨は13日金曜日まで降り続くと予想されていて、長野地方気象台では土砂災害や、河川の増水に注意するよう呼びかけています。 -
サンデーソフトボール開幕
ンデーソフトボールの開会式が8日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で行われ、今シーズンのリーグ戦がはじまりました。
開会式にはサンデーソフトボール連盟に加盟する9チームの選手が参加しました。
式では去年の優勝チーム、ロジテックが優勝旗を返還し、皆川昭裕さんが選手宣誓をしました。
式が終わるとリーグ戦が行われ、選手らは、はつらつとプレーしていました。
サンデーソフトボールは40年ほどの歴史があり、リーグ戦では9チームが2試合づつ総当たりで、順位を競います。
会長の志賀浩司さんは、「全力プレーとケガをしないよう心がけ、1年間ソフトボールを楽しみたい。」と話していました。
サンデーソフトボールのリーグ戦は月に2回ほどのペースで9月まで行われます。 -
お釈迦様の誕生日を祝う花まつり
お釈迦様の誕生日を祝う花まつりが10日、伊那市西箕輪の中条公民館で行われました。
花まつりには、中条区の住民と近くの西箕輪南部保育園の園児あわせておよそ70人が訪れ、お釈迦様の誕生日を祝いました。
花まつりは、お釈迦様の生まれた日に甘い雨が降ったと言われていることから、4月8日の誕生日にお釈迦様の形をした像に甘茶をかけて祝います。
中条区では、毎年5月8日に花まつりを行っていましたが、今年は8日が日曜日で園児が参加できないことから、日にちをずらして行いました。
園児らは、交代で甘茶をかけると、手を合わせていました。
中条区の白鳥準一区長は「様々な伝統行事を子供達に経験してもらい、これから先も引き継いでいってもらいたい」と話していました。
園児らは、お礼に感謝の気持ちを込め、歌のプレゼントを贈りました。