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上農雑穀カレー レトルト製品化
上伊那農業高校の生徒が考えた雑穀入りカレーが、レトルトカレーとして製品化されました。
雑穀入りカレーは、雑穀の活用について取り組んでいる上伊那農業高校生産環境科生物班の生徒が中心となって考えたものです。
13日、完成したレトルトカレーに生徒が考えたラベルを張る作業が行われました。
上農雑穀カレーは、玉ねぎ、鶏肉、雑穀のモチキビ、アマランサスなどが入った「インド風チキン&雑穀カレー」です。
製品化にあたっては、い縲怩ネ雑穀ネットワークなどの協力を得ました。
8月に伊那市役所で行った試食会の後、業者を交えて味をさらに研究し、完成しました。 -
木下南保育園園児がイナゴ取り
箕輪町の木下南保育園の園児が13日、保育園近くの田んぼでイナゴ取りをしました。
イナゴ取りは、稲刈りが終わったこの時期に行っている恒例行事です。
年少から年長までの園児65人がイナゴ取りをしました。
この日は園児の父親が保育に参加する日で、父親も一緒に田んぼを訪れました。
園児は、田んぼの中や土手を歩き、眼を凝らしてイナゴを探していました。
園児が取ったイナゴは、保育園の調理室で煮て、給食で味わうということです。 -
応急手当普及員が心肺蘇生法の変更点学ぶ
一般の人に心肺蘇生法を教えることができる応急手当普及員が6日、心肺蘇生法の変更点を学びました。
心肺蘇生法講習会は伊那消防署が開いたもので、伊那市と南箕輪村の応急手当普及員34人が受講しました。
心肺蘇生法のガイドラインの見直しに伴い、一般市民が行う応急手当の変更点について、消防署の職員が説明しました。
主な変更点は、これまで人工呼吸と胸骨圧迫を交互に行っていたところを、人工呼吸ができないか、ためらわれる場合は胸骨圧迫のみを行うことなどです。
普及員は、3日間の講習を受けて認定されるもので、伊那消防署管内では企業や福祉施設、学校、行政などの関係者や一般の135人が資格を持っています。
伊那消防署では、「最新の心肺蘇生法をしっかりと学び、一般の人に教え、広めてほしい」と話していました。 -
産業観光 経済界と自治体が連携へ
上伊那の市町村長と、県経営者協会上伊那支部が11日懇談し、企業の特長を活かした「産業観光」について、今後、連携して取り組むことが確認されました。
上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部は、2008年から懇談会を開いていて、この日は3回目の懇談が伊那市のいなっせで行われました。
懇談は冒頭のみ公開で行われ、企業の特長を活かして観光資源とし誘客を図る「産業観光」について話し合いました。
産業観光は、工場見学や、製造体験、展示物の公開など、企業を一般に公開する事で産業と観光を結びつけ誘客を図るものです。
上伊那支部では、加盟する50の企業に対し来年3月までにアンケートを行い、何が観光資源として活用できるか情報収集を行うという事です。
また、市町村と協会の連携をスムーズにするため、上伊那8市町村でつくる上伊那観光連盟を情報集約の窓口とする事が決まりました。
県経営者協会上伊那支部では、地域の活性化のために、自治体と経済界が一体となって取り組むことが必要だとして、広域的な連携を進めていきたい考えです。 -
竜西保育園の園児 伊那中学校を見学
伊那中学校2年生の生徒は12日、近くにある竜西保育園の園児を学校見学に招待しました。
この日は、竜西保育園の年長クラスの32人が伊那中学校を訪れ2年2組の生徒の案内で学校を見学しました。
2年生は家庭科の授業の一環で竜西保育園と交流していて、今回初めて園児を学校見学に招待しました。
理科室や調理室を順番に見て回り、音楽室では、3年生の合唱の授業を見学しました。
ある生徒は「小さな子供と触れ合える機会が少ないのでとても楽しい。けがをさせないよう、しっかり手をつないで歩きました」と話していました。
竜西保育園の小林政子園長は「園児が階段をのぼれるか、のどが渇いていないか、一人で靴がはけるかなどいろいろ心配してくれてうれしい。園児との接し方もとても上手だった」と話していました。 -
日本園芸療法学会 10月末に全国大会
全国の医療機関や研究機関などで組織する日本園芸療法学会長野大会が、今月末に南箕輪村の信州大学農学部で開催されます。
大会長の近藤廉治南信病院理事長は、7日伊那市役所で記者会見を開き、園芸療法学会長野大会の概要や園芸療法の現況などについて説明しました。
園芸療法とは、花や野菜の栽培を通して患者の心を開いていく治療法のことで、南信病院では、2000年から取り組んでいます。
これにより統合失調症患者が自発的に物事に取り組むようになるなどの効果が出ているということで、近藤理事長は、何よりも病院の雰囲気が変わったと話していました。
近藤理事長は、全国的にもいち早く園芸療法に取り組んでいて、学会からの開催要請については、伊那地域での開催を提案しました。
今年で第4回になる日本園芸療法学会の全国大会は、10月29日から30日にかけて、南箕輪村の信州大学農学部で開催されます。
医療の現場で園芸療法がどのように行なわれているか、どのような効果があるかをテーマにして、植物療法の可能性についての基調講演や災害復興における植物、園芸の役割についてのパネルディスカッションなどが計画されています。
事務局では、一般にも積極的な参加を求めていて、上伊那在住者は、1,000円で参加できます。 -
伊那市・箕輪町から技能五輪全国大会へ
次世代のものづくりを担う技能者がその腕を競う「技能五輪全国大会」の長野県選手団がこのほど発表されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、2事業所から2人が出場します。
伊那市の菓匠Shimizuで働く圃中智穂さん22歳。圃中さんは木曽高校を卒業後、2年間愛知県の専門学校に通い、現在の仕事に就きました。
圃中さんはアメ細工やマジパン細工、ケーキを作る洋菓子製造の部門に出場します。
仕事が終わった後、先輩に教わりながら大会に向け練習をしているということです。
圃中さんは「普段やらないアメ細工が課題。先輩に教わりながら作り方を勉強しています。大会で学んだ技術や経験を持ち帰り、お客さんによりよいサービスが提供できるようにしたいです」と話していました。 -
箕輪町青色パトロール隊
箕輪町の防犯ボランティア、箕輪町青色パトロール隊が、警察庁の「現役世代の参加促進を図る環境づくり支援事業」実施団体の指定を受けました。
この事業は、40歳代以下の世代に防犯ボランティアへの参加促進を図ろうと警察庁がおこなっているものです。
箕輪町青色パトロール隊が、この事業に応募したところ、町ぐるみで行っているセーフコミュニティへの取り組みが認められ今回、県下で唯一指定を受けました。
指定を受けたことから、警察庁から青色回転灯や、車両用マグネットシート、パトロールベスト、青色LED懐中電灯が貸与されました。
箕輪町青色パトロール隊は60歳代以上を中心に今年3月に結成されました。
15人の隊員が自分の車に青色回転灯を装着し子どもの登下校時のほか夜間や休日にパトロールを行っています。
隊では、今回の指定を機に現役世代の参加者を募り、その活動を広げていきたいとしています。 -
子ども神輿 お披露目
箕輪町の福与諏訪社の例大祭本祭りにあわせ、9日子ども神輿がお披露目されました。
子ども神輿は、全長3メートル、高さは1メートルほどです。
地元の有志でつくる「福与と人を元気にする会」が、住民参加による地域起こしを進めようと区内の子どもたちからデザインを募集し1ヶ月半かけて製作しました。
9日は、午前8時30分に福与公民館を出発し、諏訪社までの1キロのみちのりを1時間半かけて練り歩きました。
沿道では、地区住民たちが子どもたちに声をかけていました。
諏訪社の例大祭は、2007年まで約80年にわたり青年会による演芸が続いていましたが、会員不足により途絶えていました。
2月に発足した元気にする会は、まずできることからと神輿を活用した地域の活性化に取り組むことを決め、今日お披露目しました。 -
来春の花粉飛散量 少なめ
株式会社ウェザーニューズは11日、来年春の花粉の飛散予測を発表しました。
ウェザーニューズによると長野県南部のスギ花粉の飛散量は、去年に比べて少なく、去年よりおよそ7割減少となると予測しています。
また全国的な猛暑となった去年の夏と比べると今年は雲が多く気温も低くかったことから、スギ花粉の発生源となる雄花の量は、今年より少なくなり来年はスギ花粉の飛散量は少なくなる見通しです。 -
伊那市北部地区交通安全住民大会
伊那市北部地区交通安全住民大会が1日、野底公民館で開かれ、大会宣言で交通事故撲滅を誓いました。
会場には地区住民およそ100人が集まりました。
これは、伊那市の竜東6地区でつくる、北部地区交通安全協会が交通事故をなくそうと開いたものです。
北部地区は、平成23年度の伊那市高齢者交通安全モデル地区に指定されています。
大会では、伊那警察署交通課の宮尾雅彦課長の講話があり、じゃんけんで人間の反射速度がどの程度かを説明し「運転をするとき、目で見てからブレーキを踏むまでには時間がかかる。スピードを抑え、万が一のことを予測しながら運転してほしい」と呼びかけていました。
また、交通安全指導員で伊那マジッククラブの伊藤憲司さんが手品を披露し交通安全を啓発していました。
大会の最後には事故のない安全な社会を目指すとした大会宣言が読み上げられ、参加者全員で交通事故撲滅を誓いました。
今年2月には地区内で死亡事故が発生していることから、北部地区安協の高山タカシ会長は「バイパスが開通し交通量が増えている。これまで以上に地域の意識を高めていきたい」と話していました。 -
インドの健康法 笑いヨガを体験
インドで開発された笑いによる健康法、笑いヨガの体験会が5日、伊那市のいなっせで開かれました。
体験会は、笑いヨガの効果などを知ってもらおうと伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、会場にはおよそ90人が集まりました。
笑いヨガは、笑いの体操とヨガの呼吸法を取り入れた健康法で1995年にインドの医師により開発されました。
ストレスホルモンの分泌を抑えるなどの効果があるといわれていて、日本でも各地で教室が開かれています。
2日は愛知県で活動する笑いヨガの講師も訪れ、指導にあたっていました。
参加した人たちは、大きな声で笑いながら、笑いヨガを体験していました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは新しく笑いヨガ教室を始める計画で、興味のある人は参加してほしいと話しています。 -
マツタケの収穫量 今年は不作
秋の味覚マツタケの収穫が最盛期を迎えています。
今年は、去年に比べ収穫量は少ないということです。
マツタケを生産しておよそ50年の伊那市富県の藤原儀兵衛さん73歳。
藤原さんは、贈答用などの注文を受け自分の山からマツタケを採って出荷しています。
藤原さんは8月の下旬から山へ入りマツタケを収穫していて今が最盛期を迎えています。
去年は大豊作でしたが今年はマツタケの大きさや収量もいまひとつのようです。
藤原さんは「今年の夏の気温差の影響で80%の菌が死んでしまった」と話していました。
マツタケの収穫作業は11月中旬頃まで行うということです。 -
上古田保育園の園児が栗拾い
箕輪町の上古田保育園の園児は11日、保育園近くの栗園で栗拾いを楽しみました。
栗拾いをしたのは、上古田保育園の未満児から年長までの園児およそ50人です。
箕輪町木下で大根などを栽培しているわかば農園が、子ども達に喜んでもらおうと無料で開放しました。
広さ30アールの園内には栗の木が70本以上あり、園児らはいがの中に入っている栗を上手に取り出していました。
栗園を管理する下平洋八さんは「園児たちの姿を見て元気をもらった。喜んでもらえてうれしいです」と話していました。
拾った栗は、家に持ち帰る他、給食で栗ごはんにして食べるということです。
園児達は、ビニール袋いっぱいになった栗をリュックサックにつめていました。 -
パラグライダーが女児に衝突
10日の午後1時前、辰野町で誤ってパラグライダーが公園に降り、遊んでいた子どもと衝突する事故がありました。
この事故で女の子は頭の骨を折る大けがをしました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは辰野町の辰野ほたる童謡公園です。
東京都の38歳男性が操縦するパラグライダーが着陸しようと公園内の広場に向けて下降していたところ着陸予定地点の手前で落下し遊具で遊んでいた伊那市に住む小松佐那子ちゃん3歳に衝突しました。
佐那子ちゃんは頭の骨を折る大けがをしました。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。 -
まほらいな市民大学入学式
まほらいな市民大学の入学式が4日、伊那市のいなっせで行われ14期生66人が入学しました。
まほらいな市民大学は生涯学習の場として市が開いているものです。
入学生は40代から70代までの66人で平均年齢は66.6歳です。
学長の白鳥孝伊那市長は「健康に留意して歴史や芸術文化などを学んで欲しい」と挨拶しました。
入学生を代表して伊藤正光さんは「新たに出会った仲間と絆を深め精進していきたい」と話していました。
まほらいな市民大学は、健康や芸術など2年間でおよそ50の講座が予定されていて10単位以上を取得すると修了証が贈られます。 -
唄い継ぐ馬子歌 伊那節大会
古くから伊那の地で唄い継がれている伊那節の発表会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那節の発表会、伊那節大会は、後世に唄い継ごうと1988年、昭和63年から始まりました。
大会ではこれまでの優勝者、10人が顔を揃え、自慢の喉を披露していました。
伊那節は古くは御嶽山と呼ばれた馬子歌で江戸時代に権兵衛峠を行き来した馬子たちが口ずさみ伊那谷の各地に広まりました。
10日は、伊那節大会の前身となる伊那節のど自慢の優勝者も歌声を披露しました。
1981年、昭和56年の優勝者で現在伊那節保存会副会長の北原正明さんは、「昔は宴会の席などで伊那節は、欠かせないものだった。地域に伝わる民謡が歌い継がれるよう盛り上げていきたい。」と話していました。 -
秋のローズガーデンで愛誓う
伊那市高遠町の、しんわの丘ローズガーデンで8日、結婚式が行われ、新しく夫婦になった2人が永遠の愛を誓いました。
しんわの丘ローズガーデンでの結婚式は、伊那市観光株式会社がローズガーデンをPRしようと平成21年から始まりました。
例年バラが見ごろとなる6月に行っていますが今年は、2度咲きのバラが咲き始めたことから、始めて秋の挙式を計画しました。
式を挙げたのは、宮田村出身の新朗、久保田祐貴さんと、埼玉県出身の新婦、光恵さんです。
2人は東京で知り合い、今年4月に入籍。
光恵さんがあこがれていた「ガーデン挙式」が高遠町のローズガーデンで行われていることを知り、式を挙げることを決めました。
2人は家族や友人に見守られ永久の愛を誓っていました。
しんわの丘ローズガーデンでは、23日にも結婚式が予定されています。 -
暴力追放・地域安全伊那市民大会
暴力を追放し、安全で明るく平和な住みよい伊那市を築こうと、伊那市などが暴力追放・地域安全伊那市民大会を8日、いなっせで開きました。
大会には関係団体からおよそ400人が参加しました。
伊那市防犯協会女性部が、強引に貴金属を買いたたく押し買いについての寸劇を発表しました。
寸劇は、東日本大震災の影響で貴金属が必要だと偽り家に訪れた暴力団員に、主婦が宝石を売ってしまうという話です。
劇の中で、押し買いに対して毅然と断る、一人で対応しない、相手を確認するなど注意を呼び掛けていました。
大会の最後には、暴力追放と地域の安全についての大会宣言を採択し、参加者全員で「がんばろう」を三唱していました。 -
現役行司から軍配届く
南箕輪村南殿の殿村八幡宮でも子どもたちによる奉納相撲大会が9日に開かれました。
相撲を前に、現役の行司から贈られた軍配が大会を運営している奉納相撲奉賛会に手渡されました。
軍配は、日本相撲協会東関部屋に所属している行司、木村要之助さんから贈られました。
木村さんと親交がある北殿の佐々木功男さんが、奉納相撲で使っている軍配が古くなっていることを知り、製作してもらいました。
軍配についているふさは、木村さんが実際に使っていたものだということです。
奉納相撲の土俵開きの神事にあわせ、軍配の贈呈式が行なわれました。
軍配を受け取った奉賛会では、「地域の子どもがたくましく、心豊かに育つよう願いを込めて使わせていただきたい。」と感謝していました。 -
第5回天竜健康ウォーク
さわやかな秋晴れに恵まれた9日、第5回天竜健康ウォークが箕輪町で開かれました。
大会には、上伊那を中心に県内外からおよそ1,000人が参加しました。
参加者の健康と体力づくりを目的に実行委員会が5年前から毎年開いているものです。
参加者は、天竜川護岸を歩く5キロコースと田園風景を眺めながら歩く9キロコース、もみじ湖を通る13キロコースに分かれ、みのわ天竜公園をスタートしました。
絶好のウォーキング日和となった9日は、参加した家族や仲間同士、天竜川の景色を楽しみながら歩いていました。
実行委員会では「ウォーキングはお金がかからず誰でも気軽にできる。健康づくりのためにも、この大会がウォークングを始めるきっかけになればうれしい」と話していました。 -
第30回荒井神社例大祭奉納こども相撲大会
伊那市荒井区の恒例行事「第30回荒井神社例大祭奉納こども相撲大会」が9日、荒井神社で開かれました。
大会には、区内から小学生およそ100人が出場しました。
荒井区では、荒井神社の例大祭に合わせ、毎年子ども相撲を奉納しています。
大会は、小学校1年生から6年生までの児童が、学年ごと男女に分かれトーナメント方式で対戦しました。
土俵上では、2分近い取り組みや、豪快な投げ技など熱戦が繰り広げられていました。
荒井区の武田治区長は「大勢の子ども達が参加してくれてとてもうれしい。荒井区の恒例行事として、これからも大切にしていきたい」と話していました。 -
南アルプスふるさと祭り
伊那市長谷の南アルプスふるさと祭りが9日、美和湖公園で行われました。
オープニング式典では、西村篝ふるさと祭り実行委員長の開会宣言が行われ祭りがスタートしました。
ふるさと祭りは、長谷地区の祭りとして毎年開かれていて今年で28回目です。
地元でとれた猪の肉を使った恒例の振舞い鍋のブースには、多くの人が並んでいました。
今年は、1杯100円の寄付を募り東日本大震災と長野県北部地震の被災地に義援金として送ります。
被災地の特産品を販売するブースも設けられ、訪れた人は足を止めて買い求めていました。
この他にも、長谷の6つの地域の子ども神輿が会場を練り歩き、祭りを盛り上げていました。 -
クロスカントリーコースでトリムマラソン
伊那市ますみヶ丘の平地林内に整備されたクロスカントリーコースを使ったマラソン大会が8日、初めて開かれ、参加者が森林内を駆け抜けました。
この日は伊那市を中心におよそ160人が参加し、コースの感触を確かめました。
クロスカントリーコースは、伊那市出身で株式会社カネボウ化粧品陸上部の総監督を務める伊藤国光さんの監修のもと、伊那市が昨年度から整備してきたものです。
1周1キロのコース内には、膝への負担を軽減するように、間伐材を使ったウッドチップが敷き詰められています。
コースを初めて使った参加者は、森林内のさわやかな風を受けながら駆け抜けていました。
参加した男性は「ウッドチップが敷き詰められていて膝の負担が少なくとても走りやすい」と話していました。
コースを監修した伊藤国光さんは「全国でも同じような場所はそんなに無い。木漏れ日の中走るので爽快感もある」と話していました。
伊那市では今後、新たに3キロのコースを整備する他、更衣室やトイレ、実習室を備えた休憩施設も設置する計画で、来年度の完成を目指すということです。 -
北福地区民が地域の川について学ぶ
伊那市富県北福地で8日、大沢川の文化をさぐるイベントが開かれ、住民が地域を流れる川について理解を深めました。
8日は地区住民およそ150人が参加して、大沢川に関連する場所を見てまわりました。
これは、住民有志でつくる「北福地の環境をよくする会」が開いたものです。
会では、川の特徴や歴史をまとめた冊子やDVDを作るなど、大沢川について理解を深めてもらおうと活動しています。
大沢川周辺の散策では、住民らが農業集落排水処理施設福地浄化センターを訪れ、伊那市の職員から説明を受けながら見学していました。
浄化センターでは、南福地を含む富県南部の2千人以上の汚水を処理し、浄化した後大沢川に排出しています。
北福地集落センターで行われた全体会では、子ども達が水質調査の感想を発表したほか、制作したDVDが上映されました。
田畑和一会長は「大沢川には地区住民のほとんどが関わっている。地域を流れる川について理解を深め、豊かな自然環境を守っていきたい」と話していました。
会では、制作した冊子を北福地の全戸に配布した他、今後イベントなどでDVDを上映し、地域の自然への理解を深めていきたい考えです。 -
伊那総合物産展・商工祭
伊那市内の企業などが一堂に集まる、伊那総合物産展・商工祭が8日から伊那商工会館で始まりました。
これは、地元企業の技術力や開発力を地域の人達にも知ってもらう他、名産品を多くの人に味わってもらおうと毎年開かれています。
今年は「地域経済の安全と安心のために未来と防災、環境を考える」をテーマに開かれ、展示会場2階には三六災害や18年豪雨災害、東日本大震災・長野県北部地震のパネルが展示された他、住宅部品メーカーが免震構造の展示をしていました。
また、陸上自衛地松本駐屯地の自衛官が特別参加し、宮城県の被災地で使われた、橋を設置する特殊車両の実演を行いました。
食のコーナーでは、イナゴ、ザザムシ、蜂の子の佃煮を乗せた三色丼の早食い大会が開かれました。
参加した人たちは、水で流し込みながら、なんとか完食していました。
今年の物産展・商工祭には例年より20ほど少ない58団体が参加しました。
震災の影響で、やむを得ず参加を断った企業もあるということです。
伊那総合物産展・商工祭は、9日も開かれ、時間は午前10時から午後4時までとなっています -
伊那弥生ヶ丘高校100周年式典
伊那弥生ヶ丘高校の創立100周年記念式典が8日、伊那市の伊那文化会館で行われ、100年の節目を祝いました。
式典は、学校関係者や在校生、卒業生などが出席し、生徒による旧校歌の合唱で始まりました。
伊那弥生ヶ丘高校は、1911年、明治44年に長野県町立伊那実科高等女学校として始まり、1920年、大正9年に長野県伊那高等女学校になりました。
1949年、昭和24年に伊那弥生ヶ丘高等学校となり、今年で創立100周年を迎えました。
伝統的な校風、「自主自律」「文武両道」の精神のもと、これまでにおよそ2万5千人が学び、巣立っています。
100周年の記念事業では、学習室の整備、桜の植樹、楽器の購入、記念誌の発刊などが行われました。
式で百周年記念事業実行委員長の清水貞子同窓会長は、「よき伝統を継承しながら新たな校風を作り上げ発展してきました。生徒の皆さんは、多くの経験を積み重ね一層充実した学校生活を送ってください」とあいさつしました。
窪田善雄校長は、「100年の節目から新たな飛躍を遂げるよう努力していきます」と話しました。
生徒を代表して小田部宙生徒会長は、「歴史、伝統を次の世代に引き継ぐため精進していきます」とあいさつしました。
式典に続いて記念講演会が開かれ、東京大学大学院教授の姜尚中さんが「悩む力」と題して話しました。
姜さんは、「東日本大震災で、人を支えなければ自分も支えられないということを学んだ」と話し、「これからの時代は、自己本位で自分で考える、自分の身は自分で守る時代にしないといけない」と話しました。
そして「悩むことは生きている証拠。自分を支える生きる力と考え、希望に向かって生きてほしい」と話していました。 -
学校給食アイデア料理コンテスト審査会
箕輪町の小中学生が学校給食の献立を考えるアイデア料理コンテストの審査会が7日夜、箕輪町保健センターで開かれました。
コンテストは箕輪町の食育推進事業の一環で、今年で4年目です。
秋の献立を募集し、町内の中学校と5つの小学校から248人の応募がありました。
同日は、書類による1次審査で入賞作品に選ばれた6点から最優秀賞を選ぶ2次審査が行われました。
献立を考えた児童と生徒が、「野菜がたくさんとれるようにした」「和風、洋風、中華風といろいろな味を楽しめるようにした」などと、献立について発表しました。
その後、栄養士や役場職員ら15人が、季節感、色どり、味、オリジナル性などを考え、試食審査していました。
最優秀賞は来週決定する予定で、表彰は学校で行われます。
入賞した6つの献立は、それぞれの学校で、実際に給食で提供されるということです。 -
旧井澤家住宅で木彫教室作品展
箕輪町在住の木彫作家、中澤達彦さんの木彫教室に通う生徒の作品展が9日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まります。
作品展は、旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会のメンバーが、古い木造建築と木彫が合うのではないかと中澤さんに話を持ちかけて実現したものです。
会場には中澤さんの伊那地区の教室に通う20人と中澤さんの作品、90点が並んでいます。
教室では生徒が創作で思い思いの作品作りをしていて、会場には仏像やレリーフなど様々な作品が展示されています。
中澤さんは「古い木造住宅と木彫で物によってはミスマッチなものもあるけど、逆にそこが良い。作品と住宅の融和した雰囲気を見てもらいたい」と話していました。
作品展は9日から16日まで旧井澤家住宅で開かれています。 -
信大 特殊草刈り機を検証
信州大学農学部は、藪払い作業の軽減を目的とした特殊な草刈り機を伊那市西春近の諏訪形で7日テストしました。
草狩り機は、ミニショベルに搭載され、3枚の刃が独自の回転をすることで、様々な植生に対応し、刈り取るというものです。
信州大学農学部の中山間地域プロジェクトの一環で、その有効性をテストしました。
メリットは、細かく破砕できること、枝も切ることができること、メンテナンスが容易にできる点で、サルなどの鳥獣被害に苦しむ伊那市西春近諏訪形の地域住民も作業の様子を見守りました。
この地区は、鳥獣被害対策として、電気柵を農地周辺に張り巡らして対策していますが、藪には、獣道の跡もあり、深刻な問題となっています。
信大農学部では、藪を払い、緩衝帯を作ることで、野生動物の行動の変化なども調べます。
そこで大学が注目したのがこの草狩り機で、藪払いにおける作業効率や安全性などを検証しました。
草狩り機で刈った後は、森の中が見通せるほど、視界が良くなり、大学関係者や地域住民も納得の様子でした。
信大農学部では、今回の試験結果を中山間地の支援システム作りに反映させていきたいと話しています。