-
上伊那中学生野球大会「ロータリー杯」
上伊那の中学生軟式野球大会「ロータリー杯」が17日、上伊那郡内で開かれました。
この日は、上伊那の中学校14校から、合同チームを含む13チームが参加して、南箕輪村の上伊那農業高校グラウンドなど3会場で試合をしました。
大会は、伊那ロータリークラブの青少年健全育成奉仕活動の一環で行われているもので、今回で10回目になります。
試合はトーナメント方式で行われ、上位4校には10月に開かれる新人戦上伊那大会のシード権が与えられます。
ロータリー杯は、3年生が抜け1・2年生のみの新チームに移行して初めての大会となるため、各チーム、新戦力の力試しをしながら試合を進めていました。
ロータリークラブのあるメンバーは「高校に入れば同じチームでプレーする選手もいると思うので、少しでも交流を深めてもらいたい」と話していました。
なお、新人選のシード権獲得となる上位4校には、箕輪中学校、伊那東部中学校、春富中学校、辰野中学校が勝ち進んでいて18日に準決勝と決勝が行われることになっています。 -
伊那北高校合唱コンクール
伊那市の伊那北高校伝統の合唱コンクールが16日、伊那文化会館で開かれました。
合唱コンクールでは、全21クラスが、夏休み前から練習してきた成果を披露していました。
審査の結果、金賞には「きこえる」を歌った3年F組が選ばれました。 -
新たな食糧費執行基準示す
伊那市の白鳥孝市長は、16日記者会見を開き不適切な食糧費の支出をめぐる問題について改めて陳謝したうえで新たな食糧費執行基準を示しました。
白鳥市長、酒井茂副市長、長谷川洋二顧問弁護士の3人が記者会見の席上、この問題について陳謝しました。
市長は会見で、今後行われる監査によって過去の不適切な支出が指摘された場合、市長個人が法的に弁済義務を負担するものについては、その全額を市に返還するとの考えを示しました。
また調査結果が判明し事実関係が明確になった時点で相応の処分を行うとしています。
新たに作成した食料費執行基準は国家公務員倫理法に従ったより厳しいものとし、全ての食糧費の支出について年度終了後、監査委員の審査を受け、不適切なものについてはこれを公表するとしています。 -
伊那市の職員が公文書偽造
伊那市の職員が公文書を偽造していたことが分り、市は16日、伊那警察署に被害届を出しました。
伊那市によりますと、公文書を偽造したのは、農林部耕地林務課主査の41歳の男性職員です。
この職員は伊那市の測量業務経営の社長から頼まれ、箕輪町で落札した測量業務の契約を受注する際、契約審査に必要な伊那市からの受注実績を偽装した文書に、無断で市長印を押印したものです。
この件に関し白鳥孝伊那市長は陳謝したうえで、市役所の文書が偽造され、それに職員が市長印を捺印したという行為は市民との信頼を根底から覆す行為であり再発防止を約束するとしています。 -
NEC問題 住民監査請求棄却
NECライティング伊那工場が閉鎖したことに伴い、補助金の返還などを求め住民有志が提出していた監査請求は、伊那市監査委員の監査の結果、棄却されました。
住民監査請求は、市民197人でつくるNEC問題市民の会が7月21日に伊那市監査委員に提出していたものです。
請求は、
▽白鳥孝市長がNECライティング株式会社に対し補助金およそ1億5,000万円の返還と、損害金およそ4億円の賠償を請求すること。
▽前市長の小坂樫男さんと現市長の白鳥孝さん個人に対して、損害金およそ4億円の賠償を請求すること
を、監査委員に対し勧告するよう行ったものです。
伊那市監査委員は、
▽伊那市がNECライティングに対し補助金全額返還を求めている民事調停が、現在も進行中であること。
▽現地点で市の損害金額は確定していないこと
などから、市民の会の請求を棄却としました。
市民の会は16日、伊那市役所で会見を開き「資料を出し説明してきたが、こういった結果になり残念」と話しました。
この結果を受け市民の会では住民訴訟を検討していく考えを示しています。 -
箕輪町防災講演会
箕輪町は、住民の防災意識を高めようと「想定外を生き抜く力についての防災講演会」を15日、箕輪町文化センターで開きました。
講演会は、東日本大震災の教訓から、災害に備えることの大切さを再認識してもらおうと、箕輪町が開いたものです。
会場には、住民およそ450人が集まりました。
群馬大学大学院工学研究科教授の片田敏孝さんが講師を務め、「想定外を生き抜く力」をテーマに、話をしました。
片田さんは、平成16年から岩手県釜石市の防災アドバイザーとして、地震発生時の避難などについて、市内の小中学校で指導してきました。
今回の震災では、釜石市は津波の被害を受けましたが、学校に登校していたおよそ3,000人の小中学生全員が避難することができました。
片田さんは「▽想定にとらわれるな▽最善を尽くせ▽率先避難者たれ」と、自身の考える避難3原則について話しました。
他に、「想定外を生き抜くためには、ハザードマップや過去の経験などの想定にとらわれてはいけない。その状況下で最善の策を尽くすことが大切」などと話していました。
なお、伊那市教育委員会では市内の全小中学校を対象に東日本大震災発生時の避難行動について調査しました。
その結果、「自主的に避難行動をとった」という児童や生徒は、小学校で57%、中学校で42%となっています。
他に、「教師が即座に避難行動の指示を出した割合」は、小学校で61%、中学校で67%となっています。
教諭が気付いた点として、「▽地震が起きた際、児童はすでに机の下に避難していて、日頃の訓練が活かされていること▽今後も自主的に避難行動をとれるよう訓練を重ねていくこと」などを挙げています。 -
敬老の日に合わせ唐木村長らが敬老訪問
9月19日の敬老の日にあわせ、南箕輪村は、88歳と90歳以上のお年寄りを対象に唐木一直村長らが敬老訪問をしました。
5月に100歳の誕生日を迎えた南原の小坂美志子さん宅。
唐木村長が祝い状や祝いの品を届けました。
小坂さんは、長男夫婦と3人暮らしで、新聞に毎日目を通し、読書が趣味だということです。
唐木村長から祝い状などを受け取るとはっきりとした口調でお礼をいい、会話を弾ませていました。
南箕輪村の88歳以上のお年寄りは、278人で、そのうち6人が100歳以上。最高齢者は、106歳だということです。
村の全人口に占める65歳以上の割合は、19.82パーセントで、県下1若い村となっています。 -
南箕輪村 50万円以内の損害賠償について専決処分で対応
南箕輪村は、50万円以内の損害賠償について、議会の議決を経ないで後に報告する専決処分で対応することが16日の村議会で決まりました。
南箕輪村では、2006年度以降議会の議決などを経ていない損害賠償事例が19件、総額185万円分あったことが明らかになっていました。
舗装の傷みによる車両の損傷の補修賠償がほとんどで、金額は、3,000円から63万円でした。
唐木村長は、議会に条例の制定の検討を要請していて、16日議員提案で専決処分事項の指定が提案され、全会一致で可決したものです。 -
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール審査会
上伊那歯科医師会などによる歯の衛生に関する図画・ポスターコンクールの審査会が15日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれました。
コンクールには上伊那の小中学校から809点の応募がありました。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内では、最優秀賞に伊那北小学校5年の矢野妙さん、西箕輪小学校5年の伊藤大晟君の作品が選ばれました。
優秀賞には東春近小学校6年の三澤瞳子さん、長谷小学校5年の中山さや香さん、南箕輪中学校2年の三好愛美さんの作品が選ばれました。
最優秀賞と優秀賞に選ばれた17作品は、来年6月の県のコンクールに送られます。 -
写真集団アルプ第1回山岳写真展
山岳写真の愛好家でつくる写真集団アルプの第1回山岳写真展が15日から、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には春から冬までのさまざまな山の表情をとらえた写真48点が展示されています。
写真集団アルプは、辰野から飯田までの伊那谷に暮らし、山岳写真を撮り続けている仲間が今年6月に立ち上げたグループです。
会員は16人で、北アルプス、南アルプス、中央アルプスを中心にそれぞれが山に登り、撮影をしています。
今回は、1人3作品を持ち寄り、季節ごとに展示しています。
写真集団アルプは、創作活動だけでなく、環境保全や撮影モラルの普及にも取り組んでいくということです。
この写真集団アルプ第1回山岳写真展は、いなっせ2階展示ギャラリーで19日まで開かれています。 -
伊那西部保育園存続を願う会が市と協議
来年度の入園希望者数が30人に満たない場合、休園とする方針が示されている、伊那市の伊那西部保育園について、保護者らでつくる存続を願う会は、14日夜、伊那市の子育て支援課と協議を行いました。
14日夜は、伊那西部保育園の存続を願う会のメンバーなど10人ほどが、ますみヶ丘公民館に集まり、伊那市の子育て支援課あてに提出していた公開質問状を元に協議を行いました。協議は、今回で2回目になります。
伊那西部保育園は、今年1月に、入園希望者数が定員60人の半分の30人に満たない場合、来年度から休園とする方針が市から示されました。
今年度の西部保育園の園児数は、年中7人、年長11人の、合わせて18人、今年度新たに入園した園児はいませんでした。
伊那市では、休園が5年間続いた場合、廃園とする方針です。
昨夜の協議では、「西部保育園は、西部地区唯一の保育園であり、それがなくなるとコミュニティの崩壊につながるのではないか」「障害のある子どもの受け入れなどで少人数ならではの保育が行えている」「来年度から休園という方針は急すぎる。もう少し暫定期間を設けて欲しい」といった意見が出されていました。
伊那市子育て支援課の山口俊樹課長は、「すこやかな育ちの保育を行ううえでも、財政的な面でも30人は必要なので、ご理解いただきたい。」と答えていました。
伊那西部保育園の存続を願う会では、今後、来年度の園児数30人を確保できるよう活動していくということです。
伊那西部保育園の入園説明会は10月18日、入園申請の受付は11月を予定しています。
伊那市では、その希望者の数を見て、12月には、休園にするかどうか決定したいとしています。 -
栗くり坊主園 観光客でにぎわう
伊那市富県の栗園、栗くり坊主園には、多くの観光客が訪れ、栗拾いを楽しんでいます。
14日は、静岡県などからツアー客が観光バスで栗園を訪れていました。
栗くり坊主園は、高烏谷栗栽培組合が、遊休農地の解消を目的に1997年から活動をはじめ、2004年にオープンしました。
広さ2.5ヘクタールの園内では、およそ1500本の栗の木が収穫の時期を迎えています。
観光客は、落ちている栗などを拾ってはかごに入れていました。
ツアー客の場合、一人500グラム持ち帰る事ができ、入場料を含めて500円だという事です。
高烏谷栗栽培組合によると、今年は、粒は若干小さめですが、虫食いも少なく、出来はよいということで、去年並みの3000人ほどの観光客を見込んでいます。
栗くり坊主園は、予約制となっています。
問い合わせ:高烏谷栗栽培組合事務局 電話78竏・699 -
パカパカ塾 モンゴルから義援金預かる
箕輪町一の宮のNPO法人ハーレンバレーパカパカ塾は、交流しているモンゴルの遊牧民から、東日本大震災への義援金を受け取りました。
15日は、パカパカ塾の春日幸雄理事長らが、義援金を受け取った経過などを説明しました。
パカパカ塾では、塾に通っている小中学生をモンゴルの遊牧民の住居に数日間滞在させてもらい、交流する活動を2004年から行なっています。
この活動により、子ども達の生きる力が養われているということです。
そのほか、塾の会員が購入した馬を、遊牧民に預かってもらい、預かり金を遊牧民に支払うホースオーナー制度で、遊牧民の子ども達の教育費を支援してきました。
馬を預かっている遊牧民達は、東日本大震災で、日本が甚大な被害を受けたことを知りました。
今年の夏も小中学生とともに春日理事長がモンゴルを訪れた際、義援金を預かってきたということです。
義援金は、19人から20万トゥグルグが寄せられました。日本円に換算すると1万2500円程度ですが、1万トゥグルグで、1週間分の労働賃金に値することから、非常に貴重な志だということです。
パカパカ塾では、日本赤十字社を通して、義援金を被災地に送りたいとしています。 -
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が16日、招魂碑がある羽広の仲仙寺で行なわれました。
西箕輪社会福祉協議会が主催した追悼式には、遺族や関係者50人が参加し、戦死者の霊を慰めました。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「御霊の安らかなご冥福をお祈りする」と式辞をのべました。
仲仙寺境内にある招魂碑には、日清、日露、太平洋戦争で戦死した217人の名前が刻まれています。
伊那市遺族会の赤羽要会長は、「戦後66年、悲惨な戦争を2度とおこさないよう後世に伝えていかなくてはならない」とあいさつしました。
招魂碑前では、読経にあわせて、遺族や追悼式参列者が焼香し、手を合わせていました。
西箕輪遺族会の伊藤文直会長は、「時間の経過とともに遺族の参加も少なくなってきているが、追悼式を通じて戦争がない社会の大切さを伝えていきたい」と話しました。 -
南箕輪村 「子育て支援課」来年度設置へ
南箕輪村は、小学校へ通う前の子供の子育てを支援する「子育て支援課」を、来年度設置する方針です。
これは、14日に開かれた村議会9月定例会の一般質問で、唐木一直村長が答えたものです。
南箕輪村は来年度、発達障害など支援が必要な小学校入学前の子供を受け入れる療育施設を開設します。
新たに設置される子育て支援課は、この療育施設も担当します。
村ではこれまで、小学校入学前の子育て支援は住民福祉課の福祉係が行ってきましたが、新たな課を設置することで、支援内容を充実させたいとしています。
子育て支援課の設置条例については、早ければ12月定例村議会に提出され、可決されれば、来年4月に設置される予定です。 -
地域づくりについて考える
地域づくりについて考える伊那経営フォーラムが10日、伊那文化会館で開かれました。
伊那経営フォーラムは、これからの地域づくりについて考えようと伊那青年会議所が開いたものです。
フォーラムでは、白鳥孝伊那市長、伊那食品工業の塚越寛会長、伊那商工会議所の向山公人会頭をパネリストに迎え「価値ある強い地域を創る」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
これからの街づくりについて、白鳥市長は「行政単位ではなく、伊那谷を一つのスケールとして考える必要がある」と話し、塚越会長は「身の回りを清掃するなど美意識を持つ事が大切」と述べました。
向山会頭は、「産業、自然を守りながらこの地域の特性を活かした街づくりに取り組んでいきたい」と話していました。
フォーラムにはおよそ600人が参加し、この地域の在り方や将来について考えました。 -
伊那市の食糧費 調査を要請
伊那市が食糧費の支出に関して基準を越える支出を認める内規を作成していた問題で伊那市議会は監査委員に対し調査を要請しました。
14日は非公開で市議会の会派代表が会議を開き食糧費の支出について調査するよう、監査委員に要請しました。
調査は、伊那市、伊那市土地開発公社、伊那市観光株式会社を対象としています。
調査する期間は平成18年度の合併以降から今年度までとしています。
井上富男代表監査委員は、この要請を承諾し10月末に議会に報告するとしています。
この問題は、国や県職員に対し市が接待する食糧費が従来の基準を超える内規を作成していたもので、これまでに9件がこの内規に基づいて支払われていたことが市議会一般質問で明らかになっています。 -
太鼓集団「大太坊」全国大会に向け稽古に熱
伊那市西春近のまつり工房を拠点に活動する太鼓集団「大太坊」が西日本大会で優勝し、全国大会への出場権を獲得しました。
現在、メンバーは大会に向け熱の入った稽古を行っています。
大太坊は総勢16人の男女で構成されていて、今月4日に愛知県で開かれた大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
大会には、およそ40団体の出場応募があり、そのうちビデオ審査を通過した12団体が出場しました。
大会の審査は会場に訪れた観客の投票方式で行われ、大太坊が最も多い支持を集め優勝しました。
リーダーの武井亨さんは、優勝を喜ぶ一方、全国で勝つためには、さらなる技術向上が必要だと話します。
大太坊はその前身となる太鼓集団「むげん隗」を含めると20年の歴史があり、これまで数多くのコンテストで優秀な成績を収めてきました。
全国大会は12月に埼玉県で開催される予定で、東西の大会を勝ち抜いた8団体が出場することになっています。 -
郵便局で強盗防犯訓練
箕輪町の東箕輪郵便局で14日、強盗が押し入ったとの想定で防犯訓練が行われました。
訓練では強盗役の警察官が、局内にいた女性客を人質にとり、現金を渡すよう要求していました。
局員は、防犯マニュアルに従い現金を小出しにするなどして警察が来るまでの時間をかせいでいました。
犯人が逃走したあと、局員らは駆け付けた警察官に犯人の特徴などを話していました。
伊那警察署管内では去年伊那市内の郵便局に強盗が押し入り、現金60万円が奪われる事件が発生しています。
管内の郵便局では月に1度、強盗を想定した訓練を行っていて、いざという時に慌てず行動できるよう、備えたいとしています。 -
県内工芸作家の美術展 開催
県内の工芸作家による、第3回長野県工芸美術展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
県工芸美術展は県内の作家でつくる県工芸美術会が開いているものです。
県内で工芸美術に携わる作家の発表の場として開かれているものです。
会場には県内在住または、出身者から寄せられた染め織や木工、陶芸、木彫など88の作品が並んでいます。
このうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の小坂洋一さんと、箕輪町の大橋幸子さんの作品が入賞しています。
小坂さんのステンレス工芸、「苦の後の笑顔を信じて」は、福島の原発事故により風評被害を受けている農家が近い将来、笑顔で収穫できる日が来ることを願い作られたものです。
大橋さんの手描染色「鳳凰」は、白い布を染色の技法を使い、鳳凰の形に染め抜いたものです。
長野県工芸美術展は入場無料で19日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています -
伊那東小伝統の相撲大会
伊那市の伊那東小学校で13日、恒例の相撲大会が開かれ、大相撲さながらの熱戦が繰り広げられました。
伊那東小学校学校の相撲大会は、心と体を鍛えようと40年以上前から続く恒例の行事です。
1年生から6年生までが、学年ごとのトーナメント戦で順位を競いました。
3分以上続く取り組みや、投げの打ち合いなど、熱戦が随所で繰り広げられていました。 -
高遠町地区の調査結果報告
伊那市の高遠町地区で固定資産税の徴収について実際に課税すべき登記面積と課税面積に誤差があった問題で伊那市は13日調査結果を報告しました。
13日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で、市側が議会に報告しました。
今年の4月から臨時職員2人が、相違するおよそ7000筆について法務局登記簿と旧高遠町の課税資料などを調査しました。
調査の結果、相違する土地は旧長藤村の6,998筆です。
この地区は、山林原野も含め国土調査が実施されていましたが、課税する際に調査が行なわれていない他地区との均衡を図るため、国土調査前の登記面積を課税面積としていたことがズレの主な原因と判りました。
相違する土地のおよそ95%が山林原野、およそ5%は国土調査後に山林原野から地目変更された土地で、地目の修正漏れも確認されました。
伊那市では、山林原野は、これまで通り、国土調査前の登記面積を課税面積とすること、山林原野以外の土地は、課税地積を登記地積に改めること、調査結果に基づく課税については来年度から行うなどとしています。
また、これまでの経過や調査概要などについて地元説明会を開くとしています -
いなっせ管理組合が訓練
万が一に備え伊那市のいなっせ管理組合は13日、救急救命講習などを行いました。
いなっせ管理組合では、毎年、春と秋に訓練を行っていて、13日は、いなっせ内の飲食店の関係者や市の職員など40人が参加しました。
指導には、伊那消防署の署員があたり訓練用の人形をつかって救急救命法について学びました。
胸の圧迫では「膝を立てて真っすぐ伸ばし自分の体重をかけてしっかり押す事」と署員からアドバイスを受けていました。
参加者達はひとつひとつの動作を確認しながら救命法について学んでいました。
いなっせ管理組合では訓練を通していつ起こるか分からない災害に備えていきたいとしています -
懐かしい電車の模型などを展示
伊那北駅開業100周年記念事業の一環で、伊那市のタウンステーション伊那まちで13日から懐かしい電車の模型などを集めた大鉄道展が始まりました。
展示されているのは、ジオラマや80分の1の電車模型などです。
展示したのは伊那市で洋服店を営む尾崎晃一さん(69)です。
尾崎さんは、50年ほど前から趣味で電車模型などを集めています。
当時飯田線で動いていた模型を始め駅の行き先がかかれたサイドボードなど様々です。
13日は、伊那小学校の4年正組の子ども達が訪れていました。
子どもたちは、尾崎さんに質問したり、駅の中で使われていた鉄道電話で友達と話をしたりしていました。
懐かしい列車の模型などが並ぶ大鉄道展は9月25日までいなっせ前のタウンステーション伊那まちで開かれています。 -
箕輪中部小 直江津遭難慰霊の日
69年前、修学旅行中に新潟の海で亡くなった5人の児童の冥福を祈ろうと箕輪中部小の児童らは13日、慰霊碑に花を手向けました。
箕輪中部小では、毎年9月13日を直江津遭難慰霊の日としています。
69年前の今日、中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の6年生が修学旅行で新潟県の直江津の海を訪れた際、高波にさらわれた26人のうち5人が死亡しました。
慰霊の日は、その5人の冥福を祈ろうと児童会が中心となって毎年行われています。
今朝は、全校児童およそ710人が、校庭の東側に立つ慰霊碑に花を手向け、手を合わせていました。 -
第39回伊那まつり写真コンテストの表彰式
第39回伊那まつり写真コンテストの表彰式が13日行われ、入選者に賞状などが贈られました。
最優秀の推薦に選ばれた伊那市西箕輪の久保田昌宏さんの作品「彩花(いろどり)」は、伊那まつり市民踊りの際に撮影されたもので、祭りの賑わいがあらわれている点などが評価されました。
13日は、伊那市役所で表彰式が行われ、伊那まつり会長の白鳥孝市長から入選者に表彰状が手渡されました。
コンテストには、20人から82点の応募があり、そのうちの25作品が入選しました。
白鳥市長は「躍動感ある写真が多く、1人ひとりの笑顔あふれる瞬間が上手くとらえられていた」と話しました。
作品が推薦に選ばれた久保田さんは「来年は40回の記念の年。これからもいい写真が撮れるようがんばりたい」と喜びを語りました。
入選作品は、30日金曜日まで伊那市役所市民ホールで展示されます。 -
雅秋園でぶどう狩り始まる
箕輪町福与の果樹園「雅秋園」で13日からぶどう狩りが始まり、開園を待ち望んでいた親子連れらで賑わっています。
雅秋園では、90アールの広さの敷地にナイヤガラやデラウエアー、コンコードなどが植えられていて、この3品種については一日中ぶどう狩りを楽しめます。
13日は、オープン初日ということもあり、午前中だけでおよそ100人が訪れました。
毎年訪れているという南箕輪村の子育てサークルの親子33人は、たわわに実ったぶどうをとって、実りの秋を満喫していました。
今年は、春先に花の開花が遅れたため、例年より5日ほどオープンが遅れたということですが、夏の気温が高く甘味が増し、粒も大きめということです。
雅秋園のぶどう狩りは、入場料大人500円、小学生250円となっていて、10月初旬まで楽しめるということです。 -
東日本大震災から半年 宮城県気仙沼市の現地報告
東日本大震災の発生から半年の11日、宮城県気仙沼市の現地報告が伊那市の伊那図書館で行われました。
8月に宮城県気仙沼市を訪れた伊那図書館の平賀研也館長ら2人が報告をしました。
平賀館長は、「気仙沼市の図書館は建物が被害を受け、安全な部屋だけで業務を行っている。本を仕分けして貸し出す余裕がなく、全国から送られてくる支援の本を断っているのが現状」と話しました。
図書館の再建はまだ先の話で、インターネット上に図書館が必要とするボランティアなどが掲載されていることを紹介していました。
また、気仙沼市出身で、伊那市在住の野溝清美さんが現地報告をしました。
野溝さんは気仙沼出身者を中心とした復興支援団体、リアス気仙沼で活動しています。
気仙沼は、がれきの撤去が進んでいますが、建物など何も無くなった場所は時が止まってしまったようだと話していました。
野溝さんは、「支援は先が長い。皆さんのお力を貸してほしい」と協力を呼び掛けていました。 -
十五夜に合わせて「オカラコ」づくり
伊那地域の十五夜の伝統行事、オカラコづくりが12日、伊那市西町の旧井澤家住宅で行われました。
この日は旧井澤家住宅を管理している、伊那部宿を考える会のメンバーおよそ20人が集まり、作業をしました。
オカラコは、伊那地域で十五夜に作られる伝統食で、二晩水に浸した米をすり潰して、団子状に丸めます。
伊那部宿を考える会では、この伝統行事を後世に伝えていこうと6年前からオカラコづくりをしています。
完成するとサトイモの葉の上に乗せ、旧井澤家住宅の縁側に収穫した野菜と一緒に飾り付けていました。
伊那部宿を考える会の森功会長は「季節感のある素晴らしい行事。伝統は少しずつ廃れていってしまうので、後世に伝えていけるよう長く続けていきたい」と話していました。 -
箕輪町 独自に空間放射線量測定
箕輪町は、福島原子力発電所の事故を受け、空間放射線量の測定を、12日から始めました。
空間放射線量の測定は、住民から不安の声が寄せられたことを受け、町が始めたものです。
測定は、毎朝9時に箕輪消防署敷地内の地上50センチ、1メートル、また、屋上で行います。
12日は、署員3人が30秒ごとに5回測定し、その平均値を出していました。
測定結果は、町のホームページでその日のうちに更新していくということです。
また、12日の箕輪町議会一般質問で平澤豊満町長は、毎日の測定の他に、町内の全ての小中学校のグラウンドで月に1回空間放射線量の測定を行っていく考えを示しました。
保育園については、9月中に全保育園を対象に測定し、正常な値かどうかを調査するということです。
箕輪町では、今後消防署での定点観測を中心に、町内の観光施設などでも測定していくということです。