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高遠ダム建設60周年記念フォトコンテスト
長野県企業局が行った高遠ダム建設60周年記念フォトコンテストの入賞作品が決まりました。
グランプリを受賞した栃木県の「ハル」さんの作品はダムや発電所とその奥に写る街並みのコントラストが美しく表現されていることが評価されました。
コンテストは去年7月から12月まで行われ15点の応募があったということです。
グランプリに選ばれたこの作品は高遠ダムカードの写真として活用されるほか3月から伊那市役所などで展示されるということです。 -
歯科医師会が歯ブラシ500本寄贈
伊那市歯科医師会は、災害時に使える備蓄用の歯ブラシなどを12日、伊那市に寄贈しました。
この日は、歯科医師会の広岡明美会長と飯田厚副会長が市役所を訪れました。
寄贈されたのは、歯ブラシ500本とマウスウォッシュ500個です。
歯科医師会では、伊那市の災害時の非常持出袋の中に歯ブラシなど口腔ケアをするものがなかったことから寄贈を始め、今年で3年目になります。
実際に訓練に参加した時に、水がなければ歯が磨けないなどの声を聞いたことから、今回はマウスウォッシュも贈りました。
広岡会長は「歯ブラシを贈ることを通じて、災害時に歯ブラシが必要なものだということが多くの人に伝わればうれしい」と話していました。
これまでに寄贈されたものを合わせて、伊那市の歯ブラシの備蓄は3,500本になったということです。 -
日本で最も美しい村連合 展示
「日本で最も美しい村連合」に加盟している伊那市高遠町の文化や風景を紹介する展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、日本で最も美しい村連合に加盟している、伊那市高遠町・大鹿村・木曽町・中川村・南木曽町を紹介する写真や工芸品などが並んでいます。
2015年に加盟した高遠町は、石仏と風景の写真を展示しています。
これまで石仏の写真は展示してきましたが、観光資源をPRしようと、今回は桜やバラ、祭りの様子の写真も並んでいます。
会場には高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの枝も展示されていて、今週末頃花が咲きそうだということです。
主催者を代表して大鹿村の担当者は「地域の良さを知ってもらい、実際にそれぞれの場所に足を運んでもらいたい」と話していました。
この展示会は、19日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
高遠伝統のだるま市
江戸時代から続くとされる伊那市高遠町のだるま市が、11日に鉾持神社参道で行われ、福だるまを買い求める人で賑わいました。
だるま市は、今年1年の無災害や農作物の豊作を願う鉾持神社の祈念祭にあわせて、神社前に市をだしたのが始まりとされる伝統行事です。
鉾持神社参道には、大小様々な福だるまや宝船などの縁起物を販売する露店が並びました。
訪れた人たちは、気に入ったものを見つけて値段交渉していました。 -
伊那市集落支援員「交流・物流コラボレーター」を募集
伊那市では、ドローンや自動運転、AIによる最適運行・自動配車サービスなどの新産業技術の推進を、商店街や中山間地などの地域に入って協力して行う集落支援員「交流・物流コラボレーター」を募集します。
募集人員は1人。
応募資格は、●年齢は20歳以上65歳以下●新産業技術による地域課題の解決に熱意と知識を有し、積極的に活動できること●心身ともに健康で、地域になじむ意志を有し、かつ誠実に活動を遂行できること●普通自動車運転免許を取得している●パソコンおよびスマートフォンの一般的な操作ができること。
応募期間は、2019年3月1日までです。
委嘱期間は、2019年4月から2020年3月末。
報酬費は月額29万1,600円。
(雇用形態ではなく委嘱となります。)
(詳しくは、伊那市役所 電話78-4111 内線2146まで)
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あり方研究委員会が結果を市長に報告
新しい高遠町総合支所庁舎の建設に向け機能や規模などについて調査・研究を進めてきた高遠町総合支所あり方研究委員会はその結果を8日白鳥孝伊那市長に報告しました。
あり方研究委員会の伊藤岩雄会長ら3人が伊那市役所を訪れ白鳥市長に報告書を手渡しました。
報告書によりますと新しい総合支所の位置については旧総合支所がある場所またはその周辺としています。
規模については支所機能が実現できる規模としています。
伊那市では庁内に検討委員会をつくり、報告書の内容を生かした新しい総合支所庁舎建設について検討していくということです。
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水森かおりさん 高遠さくら路をリリース
NHK紅白歌合戦に16回出場している演歌歌手の水森かおりさんは、伊那市の高遠の桜と女性の恋心をテーマにした新曲、「高遠さくら路」を、1月22日にリリースしました。
27枚目となる新曲「高遠さくら路」は、高遠の桜と女性の悲しい恋心を綴った曲です。
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立春に寒ざらしそば引き上げ
立春の4日、先月の大寒に合わせて川の冷水に浸した「寒ざらしそば」が引き上げられました。
4日は、高遠そば組合のメンバー7人が、長谷の粟沢川からそばの実を引き上げました。
今年は、去年よりおよそ45キロ多い135キロを浸しました。
「寒ざらし」をすることで、そばの甘みが増したり食感がよくなったりすることから、組合では毎年この時期に行っています。
引き上げられたそばの実は、カビが生えないよう2週間ほど天日干しをします。
期間中は、組合員が交代で天地返しをするということです。
寒ざらしそばは、1食1,200円で7月中旬に高遠町内のそば店6店舗で提供されることになっています。 -
だるま市に向け人形飾り製作
2月11日は、伊那市高遠町の鉾持神社参道で伝統のだるま市が行われます。
年々数が少なくなっている恒例の人形飾りですが、西高遠の春日医院では、地域を盛り上げようと今年も製作に取り組んでいます。
2日は春日医院のスタッフやその友人が作業にあたりました。
今年は、子どもに喜んでもらおうと人気アニメキャラクターを作っています。
だるま市は、五穀豊穣を願う鉾持神社の祈年祭に合わせて行われていて、約400年前から続くとされる高遠伝統の冬の風物詩です。
市に合わせて周辺に飾られる名物の人形飾りは、かつて各地区の実業団が製作していました。
去年は7団体が製作していましたが、今年は高遠町総合支所庁舎の仮移転の影響などで伊那市役所有志が製作を行わないことから、1団体減り6団体となります。
これは昭和33年のだるま市で撮影された人形飾りです。
この写真を撮影した高遠町の矢澤章一さんに当時の賑わいについて聞きました。
春日医院では、祭りを盛り上げようと7年前から人形飾りを製作しています。
また、今年は初めて、手作りの小物を販売します。
スタッフやその友人の他、病院に通う患者にも声をかけて集めています。
2日も作業の途中で、作品を届けに来た人がいました。
高遠だるま市は11日に鉾持神社参道で行われます。
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顔の見えるつながりで連携強化
上伊那で切れ目のない医療と介護・看護体制の構築を目指し、多職種連携について考える「医療・介護多職種連携ミーティング」が27日、伊那市役所で開かれました。
ミーティングには、病院関係者やケアマネジャー、市町村職員などおよそ130人が参加しました。
参加者は、聖路加国際大学の山田雅子教授の説明を聞きながら、20の班に分かれてグループワークを行いました。
最初に、班ごと医療介護や看護サービスで、地域に足りないものについて話し合いました。
参加者からは、ケアマネジャーや総合診療の医師が足りないなどの意見が出ていました。
山田さんは「持っている資源を使ってどうやりくりすれば10年後に幸せな地域になるのか。足りないものだけでなく、今の介護・看護が本当に必要なものかどうかを考えていく必要があります」と話していました。
ミーティングは、昨年度から上伊那地域で導入された、病院や介護施設などの統一の入退院時の連携ルールをより良いものにしようと、今回初めて開かれました。
上伊那地域在宅医療・介護連携推進事業研究会の北原敏久会長は「顔の見える関係づくりを進めることで、今後の連携強化につなげていきたい」と話していました。 -
遠照寺で火災訓練
1月26日は文化財防火デーです。
これに合わせて伊那市教育委員会は、釈迦堂が国の重要文化財に指定されている高遠町の遠照寺で火災訓練を行いました。
訓練には、遠照寺の住職や檀家など16人が参加しました。
墓地で線香の火が枯草などに移り燃え広がったとの想定で行われました。
火災が発生したことを遠照寺の松井教一住職が消防署に通報し寺にいた地域住民を屋外へ避難させていました。
文化財防火デーは、世界最古の木造建造物である奈良県の法隆寺金堂で昭和24年1月26日に火災が発生したのを契機に制定され、今年で65回を数えます。
釈迦堂の前では消火器を使い初期消火の訓練が行われました
指導した消防署の署員は、「離れた場所から放水し、徐々に火元に近づいて火を消すようにすると良い」などとアドバイスしていました。
教育委員会では、火災に限らず不足の事態に対応できるよう今後も様々な訓練を行っていきたいとしています。
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新庁舎の位置や規模など研究結果まとまる
新しい庁舎の機能や規模、位置などについて議論してきた高遠町総合支所庁舎あり方研究委員会は現在の総合支所の機能を維持したうえで住民の交流の場となる施設が望まれるとする研究結果をまとめました。
24日研究委員会の会合が高遠町総合福祉センターで開かれ研究結果のまとめが承認されました。
それによりますと位置については旧総合支所がある場所、または
その周辺としています。
また規模については総合支所の機能が実現でき会議室や多目的ホールを備えた庁舎としています。
機能、役割として交流・コミュニティ、防災・災害対応、子育て支援、移住者支援、観光案内が提案されています。
高遠町総合支所庁舎あり方研究委員会は新たな支所庁舎の建設に向け調査、研究を行うため高遠町地域協議会に設置されたもので委員およそ30人で構成されています。
研究結果のまとめは白鳥孝伊那市長に報告され新たな総合支所庁舎建設の参考となります。
今後は検討委員会が設置され新庁舎建設に関する具体的な検討に入るということです。
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羽広荘・入野谷 廃止を含め検討を提言
伊那市議会は、伊那市観光株式会社が運営する宿泊施設・羽広荘と入野谷について、廃止も含め検討するよう23日伊那市へ提言しました。
23日は、伊那市議会の黒河内浩議長ら4人が白鳥孝伊那市長に伊那市観光株式会社の経営改善に向けた提言書を手渡しました。
伊那市観光は市の第三セクターで宿泊施設や日帰り温泉施設の指定管理者の指定を受け運営しています。
慢性的な赤字が続き、今年度は一般会計から2,100万円の補助金を支出することになっています。
市議会では、去年5月から経営改善に向けた検討を重ね、全ての議員の総意として提言をまとめました。
提言では、西箕輪の羽広荘については老朽化に伴い多額の修繕費が見込まれる事から、「指定管理者の公募」「民間への売却」もしくは「廃止」する事としています。
伊那市長谷の入野谷についても多額の赤字経営が続いている事から廃止を含め検討する事を求めています。
伊那市では、宿泊施設や日帰り入浴施設、山小屋などの施設毎、経営改善に向けて検討を進めていくとしています。
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園児が長~いソリコース楽しむ
22日の伊那地域は朝から雪が降りましたが昼頃にはやみ、晴れ間が広がりました。
伊那市高遠町の高遠第二第三保育園の園児はこの日、国立信州高遠青少年自然の家に設置された長いソリコースでソリ遊びを楽しみました。
年長・年中とその保護者、およそ30人がソリを楽しみました。
自然の家では毎年ソリコースを設置していますが、今年は雪が少なく、施設の回りに積もったわずかな雪を運び入れてコースをつくっていました。
きょうの降雪でコースの状態も良くなり、子ども達は積もったばかりの雪の上を滑っていました。
園児らは「すべるところがたのしかった」「カーブのところをすべるのがおもしろい」と話していました。
自然の家では、2月2日・3日に、ソリコースを使った「そりすべり大会」も予定しています。 -
高遠の自然の香り漂う空調器 試験設置
伊那市高遠町の活性化を目指す「伊那東部山村再生支援研究会」は、アカマツやクロモジを活用した多機能空調器の商品化に向け、試験的な設置を市内の公共施設などで始めました。
JA上伊那本所の窓口横に設置されている、切り株のような見た目のこちらが空調器です。
高遠産のアカマツ材を切り株に見立て、中には消臭効果があるアカマツの炭が入っています。
上に乗った竹筒の中からは、高遠に自生するクロモジから抽出した油のアロマの香りが漂います。
「炭・アロマ多機能空調器」と名付けられたこの空調器の商品化を目指しているのは、高遠町の住民有志でつくる「伊那東部山村再生支援研究会」のメンバーです。
東京農業大学や伊那市、上伊那森林組合、JA上伊那と連携して活動しています。
国立信州高遠青少年自然の家の事務室にも空調器が設置されています。
今回、試作品が完成したことから、市内の公共施設など50か所に試験設置を始めました。
伊那東部山村再生支援研究会の小池守雄事務局長は「みんなで山を大事にしようという機運と共に、地域の活性化につなげていければうれしい」と話していました。
研究会では今後、設置した施設の従業員らにアンケート調査を行い、その結果を元に改良を加え、商品化を目指すということです。 -
高遠高校 卒業定期演奏会
伊那市高遠町の高遠区緒工の音楽専攻の卒業定期公演が20日信州高遠美術館で開かれました。
卒業定期演奏会には音楽専攻と合唱部の生徒20人が出演し22曲を披露しました。
音楽専攻では年に20回ほど演奏活動を行っていて、この演奏会が3年生にとっては最後となります。
3年生は合唱のほか、琴などの演奏を披露しました。
館内では、芸術コース美術専攻・書道専攻の生徒による卒業制作展も開かれていて、油絵や陶芸、書などおよそ50点が展示されています。
作品と一緒に、3年間の制作についてまとめた文章も1人1人展示しています。
このうち書道専攻の生徒6人は、合同で木簡作品を作りました。
全部で83枚あり、中村不折の書を手本に、筆跡に差が出ないよう仕上げたということです。
高遠高校美術・書道専攻の卒業制作展は31日(木)まで開かれています。
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寒中の川に「そばの実」
伊那市高遠町の高遠そば組合は、そばの実を冷たい川の水に浸す「寒ざらし」を18日に行いました。今年は130キロ、およそ900食分を用意しました。
18日は組合員7人が、伊那市長谷市野瀬にある粟沢川にそばの実を浸しました。
「寒ざらしそば」は、江戸時代高遠藩が将軍に献上していたとされています。
18日の伊那地域の最低気温は 氷点下2.7度でしたが、粟沢川の水温は3度でした。
そばの実を寒中の水に浸す事でアクが抜け、デンプン質が糖に変わり甘みが増すという事です。
高遠そば組合では、夏のそばの消費拡大につなげようと寒ざらしそばの商品化に取り組んでいます。
そばは立春の来月4日に引き上げる予定で、その後乾燥させます。
組合に加盟する伊那市高遠町の6軒のそば店で7月13日から期間限定で提供される予定です。
参加店舗 ・壱刻 ・華留運 ・ますや ・楽座 紅葉軒 ・紅さくら ・きし野
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伊那市とKDDIがドローン・5G連携協定
伊那市と大手通信会社KDDI株式会社は、ドローンと第5世代移動通信システム・5Gの利活用に向けた連携協定を、17日、締結しました。2020年の実用を目指す5Gは大容量通信が可能となり、観光や移住定住への活用にも期待がかかります。
スマートフォンで撮影している画面上にドアが現れ、動きながらドアをくぐると、画面上では新宿御苑や大阪の街に移動し、360度の映像の中で歩き回ることができます。
これは、AR・拡張現実の技術です。
望遠鏡のようなゴーグルを覗くと、360度の3D映像が楽しめるこちらは、VR・仮想現実の技術です。
どちらも、大容量の画像を必要とするため、5Gと親和性の高い技術です。
17日KDDIが、伊那市役所で5G活用のデモンストレーションを行い、白鳥孝市長らが体験しました。
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高遠中と高遠高校サッカー部 合同練習
伊那市の高遠高校と高遠中学校のサッカー部は、中・高の連携を深めていこうと合同練習を高遠町文化体育館で14日行いました。
練習には高校生8人と中学生7人が参加し、パスやドリブルなどの基礎を行いました。
高遠高校と高遠中学校のサッカー部の合同練習は3年間行われています。
中学生はこれから必要な技術を学び、高校生は教える事でサッカーに対する理解を深めていこうと行われています。
練習ではグループ毎に分かれ、パス回しや、ドリブル競走などをしました。
高遠高校と高遠中学校はサッカー部の他に、野球部やバスケットボール部でも同様な交流を行っています。
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高遠焼 登り窯で窯出し
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯で16日焼きあがった高遠焼の窯出し作業が行われました。
16日は、高遠焼の陶芸家・浦野真吾さんが登り窯の中から作品を取り出していました。
今年は4百点の茶碗や花瓶などを焼きあげました。
浦野さんは、「窯の温度や灰などにより作品の出来は明けてみるまで分からないが、登り窯ならではの風合いのある物が焼ける」と言います。
登り窯は幅が3メートルで斜面に沿って4段あります。
去年の大晦日に火を入れ、4日間温度が一定になるよう番をして焼きました。
窯出しは19日頃まで行われます。
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高遠 桜の開花予想4/3
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、1回目の今年の桜の開花予想を16日に発表しました。高遠城址公園の開花は4月3日の予想となっています。
ウェザーニューズが発表した予想によりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は4月3日、満開は9日となっています。
去年は、過去最速の4月1日に開花し満開は4月5日でした。
第2回開花予想は2月14日の予定です。
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オスプレイ訓練中止など申し入れ
伊那市議会の共産党議員らは、上伊那地域の上空でオスプレイとみられる飛行体の目撃情報が寄せられていることについて、飛行訓練の中止などを、15日に伊那市に申し入れました。
この日は共産党市議団3人が市役所を訪れ、城取誠総務部長に申し入れをしました。
今月に入り、飯田市や箕輪町の上空で米軍のオスプレイと見られる飛行体が目撃されたとする新聞記事が掲載されたことを受け申し入れをしました。
内容は、飛行ルートの情報公開や、オスプレイの飛行訓練の中止などを求めるものです。
伊那市では「長野県内の市長会と歩調を合わせて対応を考えていきたい」としています。 -
質の向上へ 伊那市議員研修会
伊那市議会は、議員の一般質問の質を高めようと15日に市役所で研修会を開きました。
地方議会総合研究所の廣瀬和彦さんが、一般質問の手法について説明しました。
議会の開会前に、一般質問の要旨を記入する通告書について、伊那市議会では質問内容のほとんどを文書にしています。
これについて廣瀬さんは「全部文書にするのもいいですが、答弁書をもらわないといけません。相手は質問の内容を知っているのに、こちらは答弁の内容がわからないのでは立場が不利になってしまいます」と話していました。
また、一問一答方式についての注意点として「話題になっている事案の質問は集中しやすいです。同じことを繰り返し聞いても同じ答えが返ってくるだけなので、質問を削って、ほかの質問に時間を割くのもテクニックです」と話していました。
黒河内浩議長は「議員の質を高めることが、議会の魅力づくりにもつながる」と話していました。
研修会は、2018年4月に新しい議員が8人加わったことから、より質の高い議会にしていこうと開かれたものです。 -
引持の獅子舞
伊那市高遠町引持に伝わる伝統の獅子舞が地域住民に披露され、集まった人たちが家内安全や五穀豊穣を願いました。
引持の獅子舞は、かつて、朝まで飲み明かしながら日の出を待って地区の安泰を願う「お日待ち」の行事で行われていたということです。
獅子とひょっとこが一組となって舞い、部屋の四隅の厄を払います。
獅子が体についたノミを食べるユニークなしぐさもありました。
引持の獅子舞は、30代から60代までの17人でつくる引持獅子舞保存会が行っています。
会場には地域住民41人が集まり、今年一年の家内安全などを願いました。
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高遠町地区で成人式
2日は、高遠町地区の成人式が高遠さくらホテルで行われました。
高遠町地区では、男性30人、女性21人の合わせて51人が成人を迎え、式には48人が出席しました。
スーツや晴れ着姿の新成人たちは恩師や友人との再会を喜んでいました。
主催した高遠町公民館の原和男館長は、「高遠の歴史や文化を自信と誇りにして故郷の地域振興に尽力してほしい」と式辞を述べました。
新成人を代表して伊藤柊さんは「成人としての自覚を新たにし、信頼される人間となるよう努め郷土の発展のために努力したい」と決意を述べました。
式では、高遠太鼓が披露され、中学時代に太鼓を学んだ新成人たちも参加して太鼓を打ち鳴らしていました。
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地元の酒米使った新酒PR
地元上伊那産の酒米を使って酒造りを行う伊那市内の酒蔵2社や酒米の生産者が、7日夜、新酒のPRを行いました。
この日は伊那市狐島のJA上伊那本所で、生産者やJA職員らおよそ70人が新酒を味わいました。
今回完成した新酒は、宮島酒店の「艶三郎」や「第六天」など4種類と、仙醸の「黒松仙醸・純米大吟醸」など4種類です。
2つの酒蔵は、荒井や御園、西箕輪、高遠町山室などで、それぞれ酒米を栽培しています。
参加した生産者らは、新酒を味わいながら、お互いに労をねぎらっていました。
ある参加者は「酒の味はイマイチわからないけれど、どれも特徴があって、どれも美味しい」と話していました。
この日は記者会見も開かれ、関係者らが地元の酒米で造った新酒をPRしていました。
御子柴茂樹組合長は「地産地消、地元の酒米を使った美味しいお酒をみなさんに楽しんでもらいたい」と話していました。
宮島酒店の宮島敏社長は「お酒で米の美味しさを、お米でお酒の美味しさを伝えられるような良い循環をつくっていきたい」と話していました。
仙醸の黒河内貴社長は「伊那産のお米の美味しさを、お酒を通じて多くの人に知ってもらえるよう努力していきたい」と話していました。
日本酒は、それぞれの酒蔵のほか、上伊那地域の酒販店で購入することができます。 -
高遠焼 白山登り窯で年に1度の火入れ
伊那市高遠町に伝わる高遠焼の窯「白山登り窯」で、年に1回の窯焼きが、12月31日から1月3日まで行われました。
31は、高遠焼の陶芸家浦野真吾さんと親族が窯に薪をくべていました。
白山登り窯は、1,000点以上の作品を同時に焼くことができ、火入れは年に1度この時期に行われます。
湯のみやご飯茶碗、花器や壺など大小合わせておよそ400点を焼きました。
幅3メートルで、山の斜面に沿って4段に連なり熱が下から上に上がっていくようになっています。
窯の中の温度は340度ほどで、最高で1,200度まで上がるということです。
今年は、浦野さんの息子で小学5年生の瑛正君も作業を手伝いました。
高遠焼は、元々高遠城に水をひくための土管を作ったのが始まりとされ、およそ200年以上の歴史があります。
3日まで夜通しで薪を足して温度調節し焼き上げたということで、1月中旬に取り出すことにしています。 -
高遠町公民館 そば打ち講座
伊那市高遠町公民館は手作りのそばで年越しをしてもらおうと、高遠閣でそば打ち講座を12日、開きました。
そば打ち講座は、高遠町公民館の人気の講座で、今年は伊那市を中心に22人が参加しました。
高遠そば・そば打ち愛好会のメンバー6人が講師を務め、参加者が技術を学びました。
愛好会は、この講座を受講した人たちで集まるグループで、代表の倉澤成子さんが実演をしました。
倉澤さんは、「そばを伸ばす時は、厚さを一定にすることが大切です」とアドバイスをしていました。
高遠町公民館によりますとこれまでの受講者の中には高遠町内でそば店を開いた人が数人いるということです。
そば打ち講座は、来年の1月18日まであと2回を予定していて、最終日には修了証が贈られることになっています。
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ドローン物流 河川上空飛行へ協定
買い物弱者支援など地域課題の解決に向けて、3年後の実用化を目指すドローンを活用した物流事業で伊那市は、天竜川と三峰川の上空を飛行するための協定を、国・長野県と締結しました。
18日は市役所で調印式が行われました。
協定は、天竜川と三峰川の上空を飛行ルートとして物流事業を行うためのものです。
伊那市と河川を管理する天竜川上流河川事務所、三峰川総合開発工事事務所、天竜川ダム統合管理事務所、伊那建設事務所の5者が協定書に調印しました。 -
満光寺で松が冬の装い「雪吊り」
伊那市高遠町の満光寺で、松の枝を雪から守る冬の風物詩・雪吊りが行われました。
満光寺の境内では、箕輪町の小池造園が縄を張って枝を守る雪吊りの作業を行っていました。
一目見ると極楽に行けるといわれる極楽の松には3本の支柱を立て守ります。
景観的な美しさとともに、枝を守るための実用性を兼ね備えているということです。