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野菜のドライブスルー販売
伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷の農産物直売所「ファームはせ」は、新型コロナウイルスで直売所が休業となり出荷ができない農家を支援しようと、野菜のドライブスルー販売を14日から始めました。
道の駅南アルプスむら長谷の向かい側の建物で、14日正午からドライブスルー販売が始まりました。
利用者は車に乗ったまま商品を選び、車を降りずに買い物をすることができます。
地元長谷を中心としたアスパラガスやきゅうりなどの野菜はセット販売も行われていて、7種類1,000円、9種類1,500円で合わせて20セット用意されています。
ファーム長谷によりますと、道の駅内の農産物販売所では、およそ90軒の農家が野菜などを出荷していたということですが、今回の新型コロナウイルスの影響で休業となり、例年のように出荷ができない状態だということです。
ファーム長谷のドライブスルー販売は、毎週火曜日・木曜日・土曜日の正午~午後5時半までで、5月いっぱい行われます。
受け渡しの2日前までは注文も受け付けていて、電話98‐2955
または、QRコードからLINEで登録をして予約することができます。
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花卉農家を応援 役場でアルストロメリア販売
箕輪町は、新型コロナウイルスの影響でイベントが自粛となり消費が減少している花卉農家を支援しようと、上伊那産のアルストロメリアの予約販売を23日役場で行いました。
23日は午後1時から販売が行われ、訪れた人たちはお気に入りの花束を選び、買い求めていました。
箕輪町では新型コロナの影響でイベントの自粛により花の消費が減少してることから、花卉農家を支援しようとJA上伊那からの依頼を受け販売を行いました。
2日から9日まで予約を受け付け、住民と職員あわせておよそ60束の注文があったという事です。
1束10本入りで、税込み1,000円で販売されました。
箕輪町では今後もJAと連携を取りながら農家の支援を行っていきたいとしていとしています。
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地域材活用に関する協定
伊那市と上伊那木材協同組合は、公共施設整備における地域材の活用推進に関する協定を17日、締結しました。
17日は、市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と上伊那木材協同組合の都築透理事長が協定書を取り交わしました。
協定は、公共施設整備で地域産材を使用することで伊那市が進める50年の森林ビジョンで描く循環型社会を実現することを目的としています。
伊那市によりますと、木材は伐倒から製材・乾燥・加工と使えるまでに時間がかかるため公共施設で地域産材を活用したくても準備が整わず使用を断念するケースもあったということです。
こうした状況を改善するため、計画当初から互いに情報を共有し上伊那木材協同組合が地域材の調達の中心的な役割を担うことでスムーズな活用を目指します。
白鳥市長は「伊那市の公共施設への活用をさらに推進したい」と話していました。
都築理事長は「協定により地域材が円滑に流れ有効利用する仕組みができ地産地消がより鮮明になる」と話していました。
上伊那木材協同組合は、上伊那地域の木材の生産や製材などに携わる20社で構成しています。
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伊那市手良で早くも田植え
伊那市手良の田んぼでは、22日から、早くも田植えが始まりました。
伊那市手良の田んぼでは株式会社中坪ノーサンの登内美穂代表らが、田植えを行っていました。
中坪ノーサンは伊那市手良で担い手がいなくなった地域の田んぼを借りて稲作を行っています。
30ヘクタール、およそ350枚の田んぼで、主にコシヒカリを作っています。
登内代表は「新型コロナの問題がみんなの生活を圧迫しているが、生産者の立場でできることをやって支えていきたい」と話していました。
田植えは6月10日頃まで続くということです。
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上伊那産のアルストロメリア注文販売
箕輪町は、新型コロナウイルスの影響でイベントが自粛となり消費が減少している花き農家を支援しようと、上伊那産のアルストロメリアの注文販売を行っています。
2日、役場に職員向けに事前に注文していた上伊那産のアルストロメリアが届きました。
JA上伊那から、新型コロナウイルスの影響でイベントの自粛などが相次ぎ農産物の消費が減少してることから、農家支援として職員向けの花の販売の依頼があったということです。
職員だけでなく町民にも花を買って楽しんでもらおうと注文販売をすることにしました。
1束10本入り税込み1,000円です。
花の注文は、箕輪町役場産業振興課農業振興係で、9日(木)まで受け付けています。
電話または窓口で直接注文し、引き渡しは23日(木)午後1時~午後5時15分までです。
【箕輪町産業振興課農業振興係】
電話79-3111
内線164・168 -
新型コロナ影響考慮 出張販売
新型コロナウイルスの影響で農畜産物の消費が減少している中、農家を支援しようと、伊那市役所の職員を対象に出張販売が18日に行われました。
市役所1階多目的ホールの前には、上伊那産のアルストロメリア60束・みはらしファームのいちご200パック・上伊那の若手酪農家が企画開発した牛乳300本が並びました。
午後5時15分に業務を終えた市の職員たちの行列ができていました。
出張販売は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、学校の休校やイベントの自粛、観光ツアーのキャンセルなどが相次ぎ、農業経営にも影響が出ることが予想されることから、JA上伊那が伊那市に呼び掛けて今回行われました。
JA上伊那では、他の市町村にも生産農家に対する経営支援の要請を行っているということです。 -
まっくんファームが農業賞で特別賞
農作業の受託や大型機械の導入で作業効率化に取り組んできた、南箕輪村の農事組合法人まっくんファームが、第49回日本農業賞県審査・集団組織の部で特別賞を受賞しました。
11日は、伊那市狐島のJA上伊那本所で伝達式が行われ、主催したNHKの長野放送局二宮徹部長から、まっくんファームの堀美津男代表理事に表彰状が伝達されました。
大型のコンバインなどを導入し、共有することで作業効率を上げたことや、農作業受託により担い手不足を解消したことが評価されたということです。
農事組合法人まっくんファームは、田植えや収穫作業を中心にした、集落営農組織として平成23年に法人化しました。
現在は、南箕輪村の農家571戸が加入していて、加入面積は249ヘクタールです。
第49回日本農業賞は、NHKのほか、JA全農中央会などが開いたもので、集団組織の部には全国から93件の応募がありました。
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哲学者・内山さん 農山村の役割を語る
群馬県上野村と東京を往復して暮らす哲学者・内山 節さんが、農山村の役割について語る講演会が、23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
内山さんは、1200人ほどの人口の村、群馬県上野村と東京を往復して暮らす哲学者です。
講演会で、内山さんは、「既定路線での市場経済・近代国家・資本主義は劣化していて、限界が来ている」とし、「お金にならないことを大事にする、困っている人がいれば手伝いに行くといった農山村的な価値を学びなおすことが必要だ」と話しました。
この講演会は、農業とともにある暮らしを考え、中山間地域の農業振興を図ろうと活動している南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会と伊那市が共催で開きました。
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JA上伊那 3営農センター開所
JA上伊那は農家への営農指導強化などを目的に各支所で行っていた営農指導や農業資材の取り扱いを3か所のセンターなどに集約しました。
これに伴いJA上伊那と業務提携を結んだホームセンターのコメリが農協ブランドの肥料や農薬の販売を始めました。
3つの営農センターの内の一つが設置された、箕輪町中原の北部営農センターと資材店では関係者など20人ほどが出席し1日開所式が行われました。
JA上伊那の御子柴茂樹組合長は「農業の新たな時代に向かい、組合員の利便性を高め、農業の発展に繋げていきたい」と話していました。
また、2人の職員が代表し「農家の不安を受け止め、きめ細かいアドバイスを行っていきたい」「ニーズに応え、よりよいサービスを提供していきたい」と決意を述べました。
JA上伊那では、現場での営農指導の従実を図っていこうと、12支所にいた指導員を箕輪町、南箕輪村、駒ケ根市の3つのセンターに集約し、10店あった資材店は、半分の5店に減らしました。 -
スマート林業部会最新機材デモ見学
伊那市新産業技術推進協議会のスマート林業部会は、最新技術を使った機材のデモンストレーションを、伊那市西春近の山林で25日見学しました。
伊那市や林業関係者など部会のメンバー15人が森林整備業・平澤林産の作業現場に集まり、最新機材のデモを見学しました。
こちらがその最新機材の集材機です。
伐採した木材を、ワイヤーロープを使って運びます。
オペレーターはコントローラーを使い遠隔で操作します。
本体の動作状況は、専用のアプリを通してタブレットで確認できます。
あらかじめ設定した距離まで、全自動でリールを巻取り、人が離れて作業できるため、安全性の確保と生産性の向上が見込めることが最大の特徴です。
部会の一員で、西春近の平澤林産は、全国で初めてこの機材を導入したということです。
平澤林産は、「自動化することで人的ミスによる事故を防ぐことができ、省力化も見込める」と話していました。
見学したある参加者は「今後、ドローンと連携して作業することで更なる効率化が見込めると思う」と話していました。
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ミドリナ白書シンポジウム
伊那市が進める50年の森林(もり)ビジョンを民間からサポートする団体「ミドリナ委員会」は、人と森の心地よい関係を考えるシンポジウムを、きょう市内で開きました。
シンポジウムでは、初めに、プロダクトデザイナーで、武蔵野美術大学教授の若杉浩一さんが、基調講演を行いました。
若杉さんは、様々な商品のデザインを手掛けてきましたが、会社の収益のためだけに働くことに疑問を感じ、デザインで地域と産業を活性化させる取り組みへと活動をシフトさせていきます。
その地元の木材を活用した家具や遊具のデザインを行い、地域や企業と連携しながら新しい価値づくりを進めているということです。
若杉さんは、「地域資源を使って地域で価値を生み出し循環する暮らしを作っていく時代が来ている」と話していました。
イベントには、150人が参加しました。教育、食、住まいなどの5つのテーマに分かれ、森林との関係性でどのような未来が描けるのかを、1日かけてディスカッションしました。
これは、伊那市が進める50年の森林(もり)ビジョンを民間からサポートする団体「ミドリナ委員会」が開きました。
委員会では、「人と森の心地よい関係」をテーマに、これからの道筋を描く白書の作成を検討しています。
白書は2年間かけて検討します。
そのための1回目の検討を行うため今回シンポジウムが開かれました。
イベントは伊那市ますみヶ丘にある地域材を使った家づくりを進める総合建設業・フォレストコーポレーションの社屋で行われました。
昼には、ジビエ料理などが用意され参加者が味わっていました。
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JA上伊那・コメリ 委託販売
JA上伊那と新潟県に本社を置く大手ホームセンター株式会社コメリは、農業者の利便性向上を目的に業務提携による委託販売を行います。
委託販売は、JA上伊那が取り扱う肥料や農薬、農業資材などの商品を上伊那のコメリ8店舗で取り扱うとしています。
去年4月からは、試験的にJAオリジナル商品の一部の農薬や肥料などの販売が行われています。
JA上伊那は、今月末までに管内5か所の資材店舗の閉鎖を決めていて、去年2月からコメリとの協業を検討してきたということです。 -
タイの農協職員ら 伊那市の農家視察
農業視察で日本を訪れている、東南アジア・タイの農業協同組合が18日、伊那市が出荷量日本一の花・アルストロメリアの農家を視察しました。
この日は、タイ北部に位置するチェンマイ県ドイサケット郡の農協職員や農家など10人が、伊那市東春近の花卉農家・川口隆さんのハウスを訪問しました。
ドイサケット郡の農協では、主にコーヒー豆を栽培していますが、マーケティング戦略が不十分で、収益性が低く付加価値の創出が出来ていないということです。
今回、日本の農協がどのような役割を果たしているかを知り、自国の課題解決につなげようと 視察に訪れました。
訪れたメンバーらは、1本の苗からどのくらいの量が出荷できるのか、どういう状態で出荷しているのかなど、川口さんに質問していました。
川口さんは「花をつくる仲間と品質を落とさないように、揃えて出すことで、市場価値を下げないように努めています」と、説明していました。
タイ農業協同組合省 協同組合振興局アチャ・スウォンニタヤ副局長「日本のみなさんの勤勉さがよくわかりました」と話していました。
ドイサケット・パタナ農業協同組合スリヌアン・タイトン組合長は「タイに比べて狭い土地の中で工夫しながらやっているのがわかりました。地元に帰って学んだことを活かしたい」と話していました。
今回の視察は、国際協力機構JICAの協力で実現したもので、メンバーらは、22日まで日本に滞在するということです。 -
南ア食害対策協議会の活動報告
南アルプス食害対策協議会の活動報告会が17日、伊那市の防災コミュニティセンターで開かれ、GPSを取り付けたニホンジカが季節ごとに山を移動していることが報告されました。
会には、信州大学農学部や南信森林管理署など、関係機関から30人が集まりました。
信大農学部の渡邉修准教授は、今年度の活動報告として、ニホンジカ3頭の首にGPSを取り付け、位置情報をもとに高山帯での行動範囲を調査した結果を説明しました。
渡邉准教授は、ニホンジカは、夏の時期は高山帯へ移動し、冬は標高の低いところにいるとして、季節ごとに移動を行っているとの調査結果を報告しました。
調査から、高山植物を食害から守る防護柵設置のタイミングや、山麓でのシカ捕獲について検討していく必要があると話していました。
南アルプス食害対策協議会は、野生動物から高山植物の保護を目的に平成19年に発足しました。
これまでにニホンジカの食害から守るため防護柵の設置など行っています。
今後は、報告の内容をもとに来年度の活動について計画していくということです。
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伊那北小学童クラブ 子どもたちが壁に木材プレート
鉄筋プレハブ造りの伊那市の伊那北小学校の学童クラブの内装に子どもたちが木材プレートを打ち付ける作業が、13日から始まりました。
学童クラブで使用されているのは、鉄筋プレハブ造りの建物です。
子どもたちに地元産のスギ・ヒノキ・カラマツ・アカマツのプレートが渡され、名前や夢を書き込んでいました。
木のぬくもりを感じてもらいたいと長野県森林づくり県民税を活用して内装の改修が行われました。
13日は、学童クラブに通う児童のうち低学年50人ほどが、施設の壁に、木材プレートを打ち付けていました。
壁の一部が残されていて、14日は高学年が板を取り付けます。
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大学生がザザムシ漁を見学
群馬県にある高崎経済大学地域政策学部の学生らが8日伊那市を訪れ、昆虫食の研究の一環でザザムシ漁を見学しました。
8日は高崎経済大学地域政策学部の学生と教授3人が、ザザムシ漁を見学しました。
学生らは、水生生物の研究に取り組んでいて、現在は特に昆虫食について研究を進めています。
その中で、伊那市にザザムシを食べる文化があると知り、見学に訪れました。
ベテランの漁師で中央の中村昭彦さんから、漁の方法や道具などについて説明を受けていました。
また、ザザムシの佃煮も用意され、実際に味わっていました。
学生らは、今年の夏に群馬県にある博物館「ぐんま昆虫の森」で、研究成果を展示するということです。
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伊那華のみそ娘初仕込み
伊那市東春近の農家の女性でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、7日みその初仕込みをしました。
7日は加工組合のメンバーやJAの職員らが作業に当たりました。
上伊那産のコシヒカリを使った麹と大豆を蒸してすりつぶしたものを混ぜ合わせます。
空気が入らないよう樽に投げ入れていきます。
こうすることでカビの繁殖を防ぐ効果があるということです。
こちらは麹造りです。
蒸した米を冷ましながら麹菌をまぶしていきます。
東春近の農家の女性8人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、昔ながらの食文化を伝えていこうと、毎年無添加で味噌を作っていて今年で21年目です。
作業は来月頭まで行われ、今年は9トン分の味噌を仕込む予定です。
味噌は市内外の小中学校・保育園の給食にも使われています。
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JA上伊那家庭菜園講習会開催
春野菜の種まきを前に、南箕輪村の伊那広域野菜選荷場で28日、家庭菜園講習会が開かれ、参加者が土について学びました。
今回の講習会には、JAの南箕輪・西箕輪・伊那支所の生活部会の会員、およそ20人が参加しました。
講師を務めたのは、JA上伊南箕輪支所の中山大作さんです。
中山さんは「通気性と水はけが良い、ふかふかした土が野菜作りには最適だ」と話しました。
今年は暖冬で雨量が少なく干ばつ傾向ですが、「ここ1週間で雨が降り、土の状態は良くなりつつあると思う」と話していました。
また、土の性質を良くするにはたい肥が最適だと話しました。
参加者たちは熱心にメモを取るなどしていました。
ある86歳の女性は「農業は50年以上やっているが、講習を通して農業を学び直し、天候不順にも負けない野菜を作りたい」と話していました。
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上農 かんなくずでコサージュづくり
南箕輪村の上伊那農業高校の2年生は、かんなくずを使って卒業式用のコサージュを24日作りました。
24日は、上伊那農業高校コミュニティーデザイン科里山コースの2年生21人がコサージュを作りました。
コサージュは、ヒノキを鉋で削って出た「かんなくず」を使って作ります。
24日は伊那市西箕輪の木製品の製造販売業株式会社やまとわの社員が講師となり、作り方を指導しました。
花びらは、生徒が削った厚さ1000分の25ミリのかんなくずを折りたたんで作ります。
つぼみの部分は、大鉋で削ったものを丸めて作ります。
上伊那農業高校では、林産物の加工について学ぶとともに、時間が経っても枯れず思い出に残るコサージュを作ろうと、株式会社やまとわに依頼しました。
コサージュは全部で40個作成し、3月4日の卒業式で緑地創造科の3年生が身に着けるということです。
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直売所にこりこ 施設建て替えへ
箕輪町がJA上伊那に運営を委託した大出の農産物直売所「にこりこ」の現在の建物について白鳥政徳町長は、建て替えを行うため、年度内に取り壊すとの考えを21日、示しました。
これは、この日開かれた町議会臨時会で報告されました。
大出の農産物直売所「にこりこ」は、現在町振興公社が運営していますが、新たにJA上伊那に運営を委託することが決まっています。
JAからは老朽化や手狭なことから改築を望む声があがっていて、協議を進めた結果、新たな施設を建て直すことに決まったということです。
これに伴い、にこりことその南側にある製粉所が取り壊されることになり、撤去費はおよそ990万円となっています。
新たな施設は現在の2つの施設の土地を活用して一回り大きいひとつの建物を建てる予定です。
産業振興課未来農戦略係(みらいのせんりゃくがかり)の土岐俊係長は「地域のみなさんが集まれる場所、県外のみなさんに地元をアピール出来る場所にしていけるよう、みなさんから意見をいただきながら事業を進めていきたい」と話していました。
この日開かれた町議会臨時会で、撤去費用などを盛り込んだ一般会計補正予算案が提出され、全会一致で可決されました。
作業は2月下旬に着手し、年度内の撤去を目指します。
新たな施設のオープンは10月を予定しています。
またこのほか、箕輪中部小学校と隣接する藤ヶ丘体育館と箕輪中学校に隣接する社会体育館の耐震補強設計委託料690万円の一般会計補正予算案も合わせて可決されました。 -
上伊那御膳で地域の魅力発信
上伊那地域の農家でつくるアグリフォーラム実行委員会は、高校生や大学生の協力を得て、地元ならではの食材を使った「上伊那御膳」のプロデュースを進めています。
20日は、御膳に詰める料理の投票が行われました。
この日は、伊那市の伊那合同庁舎に農家や高校生、大学生が集まり、料理の試作品を見ながら投票したいものを選んでいました。
イナゴのゼリーや蜂の子の寿司などインパクトの強いものから、リンゴのおこわやトマト入り卵焼きなど、地元食材を使った料理が並びました。
試作したのは実行委員会のメンバーで、料理のコンセプトを説明していました。
参加者らは、上伊那御膳にふさわしいメニューは何かを考えながら投票していました。
参加した大学生は「(イナゴは)カルシウムがあって美味しそう。自分は美味しそうだなと思うが、都会で出したりしたときにどんな反応になるか気になる」と話していました。
また、ある農家は「地域に残る伝統食や地元野菜を後世につないでいけるような御膳になることを期待しています」と話していました。
これは、農家でつくるアグリフォーラム実行委員会が、関係者とともに地元の特産物や郷土料理をひとつに盛り込んだ「上伊那御膳」を開発しようと去年から取り組みを進めています。
境澤賢二委員長は「地域のことが伝えられるような御膳になることを願っています。こうして農家や高校生、大学生がひとつのことに取り組むことができるということ、また農産物をつくる農家がこういったことに取り組むことの面白さ、大切さを感じています」と話していました。
今後は、投票で人気だったメニューを盛り込んだ御膳を開発し、地域の飲食店などに提案していきたいとしています。 -
酒蔵・生産者が地元の新酒PR
伊那市の酒米を使った2つの蔵の新酒をPRする会が20日夜、市内で開かれました。
この日は伊那市狐島のJA上伊那本所で、酒蔵や酒米の生産者、JA職員などおよそ60人が新酒の完成を祝って乾杯しました。
新酒をPRした酒蔵は、伊那市荒井の宮島酒店と高遠町の株式会社仙醸です。
それぞれの酒は市内の地域限定でつくられた酒米を使用しています。
宮島酒店では伊那市荒井の酒米を使った「艶三郎」、高遠町山室の「一飄」、西箕輪の「第六天」、今年から加わった横山の「維者舎」の4種類。
株式会社仙醸は、高遠町山室の「辛口純米」と「やまむろ生」、御園の「純米うすにごり・四季」と「直汲み生原酒」の4種類です。
参加した人たちはそれぞれの新酒を飲み比べながら味わっていました。
また、酒蔵から酒の紹介やPRもありました。
宮島酒店の宮島敏社長は「日本有数の米の産地でさらに手をかけてつくった酒米でつくったお酒。たくさんの人に味わっていただきたい」と話していました。
㈱仙醸の黒河内貴社長は「おいしい酒米をつくっていただいている。しっかり醸造しなければいけないと改めて感じました」と話していました。
値段は720ミリリットル入りで、【宮島酒店(税込)】艶三郎1,100円 一飄1,350円 第六天1,100円 維者舎1,700円 【㈱仙醸(税抜)】辛口純米1,239円 やまむろ生1,200円 純米うすにごり・四季1,100円 直汲み生原酒1,600円
市内の酒販店で購入することができます。 -
スマート農業実証実験 報告会
伊那市は、ICTやIoTなどの最先端技術を使ったスマート農業の今年度の実証実験の報告会を、16日に市役所で開きました。
報告会では、実証実験に参加している農事組合法人や個人農家12人が発表しました。
農地・営農管理システムを取り入れている伊那市高遠町の農事組合法人山室は「設備を整えたがタブレットに慣れていない組合員は使うことができず今後の課題だ」と話しました。
施設内環境監視制御システムを取り入れている西箕輪のいちご農家は「オンラインで気温や天気、カーテンの開閉状況が監視できるようになり省力化に繋がった」とした上で、今後については次のように話しました。
伊那市では、中山間地域の農作業の省力化や効率化、生産性の向上を目的に、IoTやICTを活用したスマート農業技術の導入に向けた実証実験を今年度から行っています。
実証実験は来年度までの2年間行われることになっていて、伊那市では今年度の取り組みを活かして効率化が図れるよう検証を進めていきたいとしています。 -
上伊那の花トルコギキョウ種まき
長野県が出荷量全国1位で、上伊那を代表する花の1つ、「トルコギキョウ」の種まきが14日、伊那市東春近で行われました。
農事組合法人いなアグリバレーのハウスでは、およそ20人の組合員が種をまきました。
農事組合法人いなアグリバレーは、植物を種から苗に育てる「育苗」などを行っています。
上伊那は諏訪に続いて県内2番目のトルコギキョウの産地で、5月下旬までに平年並みの330万本分の種をまきます。
ハウス内で育てられた苗は、JA上伊那管内のおよそ90戸の生産者に配られます。
トルコギキョウは関西を中心に関東、中京圏へ出荷されるということです。
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みはらしスタートまつり
2日は伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの各施設がオープンし、スタートまつりが行われました。
宝投げでは、施設の割引券や商品の引換券が入った餅などが投げられ、訪れた人たちが我先にと手を伸ばしていました。
いちご園も2日にオープンしました。
この日は、904人の予約で、ほぼ満員になったということです。
訪れた家族連れは、赤く色づいたいちごをさっそく味わっていました。
みはらしファームでは、「今年は災害がなく、多くの人においしい果物を味わってもらえる年になってほしい」と話していました。
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クリエイター×農業 ワサビを栽培
農家と消費者を繋げる活動をしているクリエイター集団HYAKUSHOは、上伊那産のワサビのブランド化を図ろうと、今年2月から栽培に取り組んでいます。
南箕輪村のワサビ田です。
およそ5,000株の苗が植えられていて、現在7センチほどになっているということです。
栽培しているのは、伊那市手良のクリエイター小澤純一さんら3人です。
3人は、農家が生産する農作物のブランド価値を高める取り組みを進めていて、農家の気持ちを知るとともに今後のモデルケースにしていこうと、今年2月にワサビの栽培を始めました。
数年前まで本格的に栽培が行われていたというこの場所を、仕事を通じて知り合った安曇野市のワサビ農家から紹介され、取り組み始めたということです。
こちらは、26日にSNSに公開されたプロモーション映像です。
整備作業から収穫までの様子を動画で撮りためていて、県内外に広めていくことで上伊那産のワサビのブランド化を図りたいとしています。
すでに、飲食店などから取引の話が持ち掛けられているということです。
収穫は来年6月ごろを予定しています。 -
上伊那8市町村の焼酎ずらり
遊休荒廃地で育てたサツマイモを使った、上伊那8市町村のブランド焼酎が並ぶ「新酒試飲会」が23日夜、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
この日は、各地の生産者らおよそ80人が集まり、新酒の味を楽しんでいました。
現在、上伊那8市町村で作られている芋焼酎のブランドは13種類あります。
地域おこしや遊休荒廃地対策として平成18年から生産が始まりました。
「座々無志」や「みのわ黄金千貫」、「大芝の華」など、それぞれ地域性のある名前がつけられています。
今年は去年より6トン多い39トンを収穫したということです。
鈴木光市副会長は「みんなでがんばって収穫して、完成した焼酎をみんなで飲むことができるというのは最高のことだと改めて感じる」と話していました。
市町村ごとの銘柄が、900ミリリットル入りで販売小売価格1,100円(税抜)、8市町村ブレンドの伊那八峰が販売小売価格924円(税抜)です。
上伊那のAコープや酒販店などで販売されます。 -
アルストロメリア 出荷ピーク
上伊那が日本一の生産量を誇る花「アルストロメリア」の出荷作業が、年末年始の需要期に向けて本格化しています。
伊那市東春近の花卉農家、酒井弘道さんの家では、年末の出荷作業がピークを迎えています。
午前中は収穫作業を行い、午後は選別と箱詰めが行われます。
上伊那では、夏場涼しく、冬場晴天の日が多いことから、年間を通じてアルストロメリアの栽培が行われています。
栽培に適していることから、日本一の生産量、1,300万本を出荷しています。
アルストロメリアを出荷するときに栄養剤と殺菌剤を入れた袋を一緒に入れることで長持ちさせています。
年末年始の出荷作業は24・25日がピークで、酒井さんのハウスでは、2日間で1万本を出荷するということです。
酒井さんは「今が一番忙しい時期。年末年始は花屋も花の数が欲しい時期なのでなんとかしたいと思います」と話していました。
年内の作業は25日までで、再開するのは年明けだということです。 -
被災農家対象 施設復旧費用助成説明会
台風19号で被害を受けた農家を対象にした農業施設復旧費用の助成制度の説明会が20日箕輪町の町文化センターで開かれました。
説明会には町内の農家10人が参加しました。
国・県・町は協調して、台風19号で被害を受けた農家を支援するため、農業施設の復旧します。
農業用ハウスの復旧はかかった費用の最大5分の3、果樹棚や畜舎、農業機械などの復旧は最大10分の9が補助されます。
町の担当者は、補助対象となる条件や申請の方法などについて説明していました。
箕輪町の台風19号の農業被害額は4,800万円となっていて、そのうち果樹被害額は3,500万円となっています。
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信州のりんごワッフル発売へ
JA上伊那のプライベートブランド「伊那華シリーズ」の新商品として、地元産のりんごを使った「信州のりんごワッフル」が、21日に発売されます。
こちらが、伊那華シリーズの新商品、信州のりんごワッフルです。
水分量を20%残すセミドライ加工した上伊那産のりんご「ふじ」と、同じく上伊那産の小麦「ハナマンテン」が使われています。
ふじは糖度が13%~14%と高いものを使用していて、袋を開けた瞬間から甘い香りが広がります。
ハナマンテンは、たんぱく質の一種「グルテン」が豊富に含まれている超強力粉で、もっちりとした食感が楽しめます。
価格は、5個入り税込み800円です。
伊那華シリーズはJA上伊那のプライベートブランドとして、これまでそばやうどんなどが販売されてきましたが、スイーツの商品は今回が初めてです。
今年4月に箕輪町に選果場が一本化されたことの記念と、以前から計画されていた6次産業化への取り組みとして商品化されました。
19日は、御子柴茂樹組合長らが記者会見を開き、新商品について説明しました。
信州りんごワッフルは、21日(土)からJA上伊那の各直売所・Aコープ・ファミリーマートJA店などで販売されます。