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箕輪町酪農振興協議会総会
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)は28日、第48回総会を町産業会館で開き、畜産飼料生産組織のコントラクター設立や消費拡大に向けた取り組みなどを盛り込んだ08年度事業計画などを承認した。
新年度事業計画は、酪農近代化の推進で乳牛事故防止対策、環境保全型農業の推進、農作業事故防止対策、コントラクター設立についての取り組み。畜産農政対策、研修視察、消費拡大の取り組み、認定農業者加入促進など。
コントラクター設立に向けた取り組みについては、2月の協議会の役員会と青年部の合同会議で、役員と青年部にコントラクターへの移行希望者を含めて準備を進めること、生産する飼料はトウモロコシと飼料用イネの2種類で検討することを決めている。
乳牛事故防止対策協議会の予算では、農家負担金の消毒代金を各50円値下げし成牛は200円、育成牛などは150円とし、農家の負担を軽減する。 -
箕輪町北部営農組合総会
箕輪町北部営農組合(唐沢誠組合長)は26日夜、07年度総会を大出ふれあいホールで開き、ジャガイモのオーナー制など新事業を盛り込んだ08年度事業計画案や収支予算案などを承認した。
98年7月に発足し10周年になる同組合。07年度は地域農業活性化事業で新規にサツマイモのオーナー制、大根の掘り取りなどに取り組んだ。
08年度は新たにジャガイモのオーナー制と学校給食対応に取り組む。ジャガイモはサツマイモと同様に一般向けのオーナー制で、4月下旬に播種、7月下旬に収穫を予定する。学校給食対応は、現在給食対応している町内の直売所「愛来里」の依頼を受け、食育と農業の活性化のため組合として携わっていこうと、取り組みを決めた。サツマイモのオーナー制、大根・白菜の掘り取りイベントも継続。これら3事業を組合の3地区で分担して実施する。
水稲育苗事業、視察研修、稲刈り体験学習の補助、収穫祭の実施なども計画する。 -
箕輪町林業振興地域推進協議会
松くい虫被害対策実施計画案など承認箕輪町林業振興地域推進協議会は27日、町役場で開き、今年1月に町内で松くい虫被害が確認されたことを受け、松くい虫被害対策実施計画・自主事業計画案を承認した。今後、計画を県に提出する。
町内の被害は、福与地区で1月22日に2本、2月12日に1本の計3本を確認。3月26日までに被害木の伐倒駆除を終えている。林野調査員が巡視した結果、松の枯損木は95本で、全て伐倒を予定する。
計画は、現段階では被害拡大地域や樹種転換の設定はできないため、町内の標高800メートル以下の赤松林89ヘクタールを地区保全森林に指定。被害が確認された場合は伐倒駆除する。
08年度の事業計画では、被害の拡大防止のため林野調査員による巡視回数を増やし、年5回実施。枯損木の伐倒や、被害木が発見された場合に早期の伐倒駆除の実施などを盛り込んだ。
協議会は森林組合役員、知識経験者、森林組合職員ら12人で、平沢豊満箕輪町長が委嘱。任期は09年5月11日まで。会長は林廣さん=下古田。 -
南割営農組合長に加藤さん
宮田村の南割営農組合は23日に総会を開き、新たな組合長に加藤隆司さんを選任するなど役員を改選した。
任期は2年。新役員は次ぎの皆さん。
▽組合長=加藤隆司▽副組合長(土地利用)=小林定義▽同(機械調整)=小田切康夫▽同(会計)=浦野和広▽営農企画土地利用副部長=小林正信▽監事=加藤清人、小林宏美 -
中越営農組合長に小田切さん
宮田村中越営農組合は23日に総会を開き、新たな組合長に小田切暢明さんを選ぶなど役員を改選した。
任期は2年。新役員は次の皆さん。
▽組合長=小田切暢明▽副組合長=吉沢和男、橋倉貞人▽会計=日向一男▽監事=近藤健一、新谷清人▽農政部長=酒井靖浩▽農政班長=新谷和彦(1班)伊藤恵三(2班)原田博安(3班)山本達男(4班)▽連絡員=小田切唯男▽トラクター係長=久保田秀男▽田植機係長=吉光孝男▽コンバイン係長=酒井重彦▽水稲部会長=片桐美義▽果樹部会長=新谷和美▽畜産部会長=原田博安▽中越担い手会=池上寛 -
村民参加のワインセミナー開講、名実ともに山ぶどうの里に
名実ともにワインの里に‐。村内農家が栽培する山ぶどう(ヤマソービニオン)を原料にワインの特産地化が進む宮田村で4月から、地域文化としてさらに定着させようと、一般村民対象の「ワインセミナー(仮称)」が通年で始まる。村公民館と村産業建設課の共催で、栽培者や醸造する本坊酒造など生産関係者も協力。年間12回の講座でワインの様々な知識を学ぶほか、ほ場での体験実習も取り入れて、地元への普及啓もうを充実させる考えだ。
気軽に関心を深めてもらい地元ワインのファン拡大を図るのが当初の目的だが、将来的にはソムリエの養成など普及活動の推進役となる人材育成も目指したい考え。
長期的な構想も視野に入れており、村産業建設課は「文化として定着させていくためには、住民に関心を高めてもらうことが最も重要に思う」と説明。
特産ワイン「紫輝」が醸造開始から10年目を迎え、村の山ぶどうの里づくり構想は新たな段階を迎える。
セミナーでは山ぶどうの栽培、収獲、仕込み体験を交え、ワインの概論、鑑賞と表現法、管理方法や料理との相性など幅広く学ぶ。
テイスティングなどもあるため成人が対象。毎月1回午後7時からを予定し、初回は4月21日。
28日から参加者の募集を開始し、20人の定員になり次第締め切る。問い合わせは村公民館85・2314へ。 -
認定農業者、集落営農組織合同研修会
駒ケ根市担い手育成総合支援協議会(市営農センター)は18日、認定農業者、集落営農組織を対象にした合同研修会を駒ケ根市のJA上伊那南部グリーンセンターで開いた。農業関係者など約50人が参加し、経営改善、法人化などについて学んだ。
経営改善研修では、県担い手育成総合支援協議会専門アドバイザーの鈴木皓平さんを講師に迎え、経営計画の立て方と改善への生かし方などを聴いた=写真。鈴木さんは「決算書を作成できる知識がないと現状の分析ができない。貸借対照表と損益計算書の意味と作り方を十分理解した上で、計画的な改善に取り組んでほしい」と話した。参加者は資料に並んだ数字に頭をひねりながら、真剣な表情で講義に耳を傾けていた。
法人化研修では飯島町の農事法人「田切農産」の紫芝勉さんが同社の経営について説明した。 -
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会総会
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会は14日夜、07年度総会を町産業会館で開いた。08年度事業計画などを承認し、新役員を選出した。
08年度は加工品作りで、07年度に好評だったトマトジャム、トマトケチャップ作りに引き続き取り組む計画。新年度は材料となる加工用トマトの栽培から行う。
例年通り、みのわ祭り、もみじ湖まつり、マナビィランド野菜市、浜松市庄内公民館祭りにも参加する。
新役員は次の皆さん。任期は08、09年度の2年間。
▽会長=関幹子▽副会長=井口勝子、三井すえ子▽会計=宮島光子 -
花ろまん33弥生3月花贈り
弥生3月は花贈りの月、卒業式や送別会、入学式、別れと出会いのシーンに、心のこもったメッセージを花で伝える。卒業する先輩に贈る花はエレガントで淡い色調のスイートピー、花言葉は「わたしを覚えていてください」「微妙な悲しみ」。送別会は豪華な花束、色とりどりの花たちが喜びや悲しみのエピソードを語りかける。入学式は何といっても桜。思い出に咲く花はいつも桜。今回は花贈りのテクニックを中川村の「さくらびと」の松沢広さんと、飯島町の道の駅の花の里いいじまのフラワーコーディネーターの中原菜採さんからお聞きした。(大口国江)
◇入学式のアレンジ
花材・東海桜、アネモネ、ラナンキュラス、ゼンマイ、ピット(葉)ゲーラック(葉)
受け皿に、吸水し、面取りしたオアシスを入れ、周りに水苔を張り、U字形の曲げた針金で固定する。器の3、4倍の長さに切った桜を中央より後に挿す。つぼみは上の方に、開いている花は中心に。アネモネは短く、つぼみのラナンキュラスは高めに入れる。バックにゼンマイ、ピットとゲーラックで根元を整える。
「花をスイセン、ポンポン菊、麦の穂に替えると卒業式に向く。パラレル型(垂直)は横に出さないようにするのがポイント。器の中に自然を再現するように生ける」。
##(写真)
◇ちょっと豪華なアレンジフラワー(中原さん)
花材・日向ミズキ、バロット咲きチューリップ、コデマリ、バラ「アリーロイヤル」、ダリア「ミレン」、白のスイートピー、赤のカラー、ドラセナ、コデマリ、モンステラ
日向ミズキで季節感を出し、バロット咲きのチューリップで華やかさと個性を強調。ダリアの存在感を生かし、コデマリで動きを演出、モンステラで全体を引き締めた作品。
中原さんは「若い女性にはチューリップやスイートピーなどかわいらしく、早春らしい花を。送別会は豪華な花束が喜ばれるが、持ち帰ることも考えて贈るといい」と話している。 -
伊那市で遊休農地対策プロジェクトが発足
伊那市内の遊休農地解消に向け、具体的な活動を展開する「遊休農地対策プロジェクト」(有賀芳雄会長)が17日、発足した。農業委員会の正副会長と、農業振興部会の役員、市内の各地区から選出された農業委員9人がメンバーとなり、昨年秋に調査した市内にある遊休農地の現状把握と、今後の取り組みを議論。1年目は、比較的面積規模、筆数の少ない水田の耕作放棄地の解消を目指し、地区ごとの対策を講じていくこととなった。
国の遊休農地解消重点地区の指定を受けた伊那市では昨年秋、農業委員の協力で、市内にある遊休農地の状況を把握。具体的対策を講じていくため、今回のプロジェクトを発足することとなった。
市内にある遊休農地の全面積は約356ヘクタール。うち、現在のままでも耕作可能な休耕地、多年草や雑草が繁茂しているものの、トラクターなどで起こせば容易に復元できる農地「耕作放棄地」が111ヘクタールあることから、各地区ごと、この耕作放棄地の解消に重点を置いて取り組む。
現状報告では各地区とも共通して「山つきの条件の悪い場所が荒廃している」という状況にあることが分かったほか、田畑合わせて最も多い耕作放棄地(約24ヘクタール)がある高遠地区では「農地を売りたいという人はいるが、担い手がいないというのが問題」などといった声もあり、担い手の確保、有害鳥獣対策が重要であることを認識した。また「ボランティアでは続かない。ある程度のメリットは必要」とする意見もあった。
今後、具体的な対策としては▽担い手、集落営農組織への農用地を集積する▽地区全体で「耕作する日」などを設ける竏窒ネどといった取り組みを地域ごとに展開し、一歩ずつ耕作放棄地を解消していく方針で、おおむね5年間、プロジェクトを継続し、成果をあげていきたいとしている。
また、遊休農地の中にはすでに原野化し、大規模な基盤整備を必要とする農地や農地として利用するより山林などとして活用すべき農地(244ヘクタール)含まれているが、これらの利用用途については今後、国が農地転用に関する一定の方針を示すこととなっているためそれを待って対策を考える。
次回の会議は6月に開く。 -
イチゴ栽培の廃液活用、一定の成果
伊那市と信州大学が連携事業として06年から伊那市西箕輪の「みはらしいちご園」に設置した研究用ハウスで試験研究をしている「イチゴ栽培の廃液活用」。イチゴは液肥で栽培するが、苗はすべての液肥を吸収しきれないため、約20%がそのまま垂れ流しとなり、環境負荷がかかっている。その負荷を減らす目的で廃液を再利用したトマト栽培ができないか研究しているが、2年目も終わりに近づき、ほぼ、廃液を出さないで再利用する方法が確立しつつある。
研究を担当する農学部の大井美知男教授は「イチゴの廃液をほとんど出さないで栽培できるようになり、見通しがついた。トマトが出来ることは分かったので、今後はトマトの品質を上げるよう、溶液を改良していきたいとしている」と語る。
研究は3カ年事業。2年目の本年度は、イチゴ栽培で出る廃液にトマトが生長するよう一部養分を補い、ハウスの中のトマト苗に施肥。根の部分は人工培土を入れた袋で覆われているため、再利用した液肥もすべてこの人工培土の中に吸収され、トマトの養分に変わる。
しかし、イチゴ栽培は冬から春にかけてで、トマトを栽培するハウスの温度を維持するにはコストがかかるため、実用化に向けてはこうした課題の解消も必要となる。 -
村農業者クラブが生産行程管理「GAP」の学習会
宮田村の30縲・0代の若手農業者を中心に構成する「村農業者クラブ」は13日夜、食の安全性を守るため今後導入が進むとみられるGAP(農業生産行程管理)についての学習会を開いた。農家にとっても信頼性は今後一層求められるとも考えられ、参加した約10人のメンバーは理解を深めた。
現段階ではあまり農家に浸透していないGAPの取り組みが始まっていることを知った同クラブ代表の杉山栄司さんが、今後を見据えて紹介しておこうと今回の学習内容に選んだ。
事業所などが取得するISOシリーズの農業版とも言えるGAPの考え方は、消費者に安全な農産物を届けるなかで経営の効率化、環境対策なども含めて農作業の行程管理をチェックするもの。鹿児島県では茶栽培農家全4000戸に導入する計画もあるという。
杉山さんや県農業改良普及センターの職員が説明。「徐々に市場関係者の間にも浸透している。これからも進む方向にあるのでは」と話し、関心を高めた。 -
農業を志す若者を支援するNPO法人中央アルプス農業実践塾理事長
駒ケ根市下平
大沼昌弘さん(66)ここにくる研修生は娘や孫と同じ。自分の教えた子が嫁いでいくのはうれしいね竏秩B
農業をやってみたいと考える学生や若者に、より実践に近い農業を学んでもらう「中央アルプス農業実践塾」を発足させたのは昨年9月。この3月から、実際に研修生が集まり、研修を開始する。これまでも、農事組合法人「大盛堂生産農場」として、述べ200人の研修生を受け入れ、送り出してきた。その体制を強化するため、NPO法人として再スタートを切った。
「『昔田舎のおじいちゃんがくれたトマトがおいしかった』『おばあちゃんの家で食べたお米を自分でも作ってみたい』っていう子も多いに」と話す。
◇ ◇
農業を継いだのは28歳の時。祖先が開墾して残してくれた広大な農地で最初に作ったのは大豆だった。
「そりゃ、最初は『こんなに広い畑嫌だな』と思ったけどね」と笑う。
しかし、丹精込めて育てた大豆は、愛情をかけた分だけ実りとなって応えてくれた。その瞬間、それまでの苦労など一気に吹き飛んだ。
「よく『米や野菜と話せるようになる』っていうけど、作物は自分の息子や娘と同じようにかわいい」
◇ ◇
そんな農業に40年近く励んできたが、取り巻く環境は年々厳しくなっている。中でも、地域の農業者が高齢化し、先人が培ってきた農地を耕す担い手がいなくなるという問題は深刻化している。しかし、農業大学で農業を学んだ学生すら、農業を継ぐことがほとんどない矛盾。見えない壁を感じた。
そんな中、都会の若者と農村とのパイプを作ろう竏窒ニ、10年ほど前から都会で農業に関心を持つ若者の就農や研修を支援する「新・農業人フェア」を、東京、大阪で開始。農業に関心のある若者と直接話し、研修に来てもらおうと考えた。
年々そのニーズは高まり、農業を学ぶ若者だけでなく、農業とはまったく関係のない分野で働いていた若者が、飛び込んでくることも少なくなくなった。
「それこそ、最初は『今年もだめだった』って肩を落として帰ることもしばしばだったけど、今じゃ1会場に千人を超える人が集まるようになった」
◇ ◇
しかし、訪れる研修生は農業について何も知らないというのがほとんど。そのため、一つひとつ丁寧に、一から教えていく。
土づくり、病害虫の防除などの基本から始まり、市場流通や消費者対応まで。時には、生き物との向き合い方、農村での生活の仕方、生命の重みなど、座学では学べない“生きる力”そのものを伝えることもある。
「研修生が『大切なことを教えてくれた』って話してくれた時は『本当に良かったな』とうれしかった」と振り返る。
◇ ◇
研修を終え、若者たちは独立する。この地で就農した人、別の県の山奥で農業を続けている人、大学の講師となった人などさまざまだが、ここでしか得られないことを学び、今を生きている。
「田舎では農業を始める若者への見方がシビア。『すぐに嫌になるんじゃないか』って考える人も多いけど、一番大切なのはそうやって若者が田舎に入ってきてくれた時、その子たちを支えてあげる周囲の環境があるかどうかだと思う。何にせよ、農業を続けていることはうれしいし、研修生は自分の娘や孫と同じでかわいい。そうした若者が、農村に定着してくれればというのが、ぼくらの願い」 -
北割営農組合、新組合長に本田さん
宮田村北割営農組合は8日に総会を開き、新たな組合長に本田幸達さんを選ぶなど役員改選した。
任期は2年。新役員は次の皆さん。
【組合長】本田幸達【副組合長】浦野正喜(営農企画)牧田正博(機械労働)庄村洋治(会計)【監事】太田武、唐木登 -
のうさん味ネットフェアにぎわう
のうさん味ネット上伊那・上伊那農業改良普及センターは9日、
JA上伊那Aコープ駒ケ根店で、かあちゃん自慢のふるさと上伊那の味を集めて「のうさん味ネットフェア」を開いた。
上伊那地区で取れる農産物を加工した、みそや各種漬物、おやき、五平もち、パン、切り餅など20グループが出店。「米粉パン、おいしいよ」「ちょっと食べて、この漬物一味違うから」と盛んにPRし、熱心に販売。来場者は試食し、1品、2品と買い求めていた。
また、五平もちの「ふるさとの味いいじま」はみその焦げるこおばしい匂いを漂わせ、焼き立てを販売していた。 -
獣害対策現地研修会
ニホンジカやイノシシ、日本ザルなどによる獣害が上伊那でも深刻化する中、実践的な防除技術を学ぶ現地研修会が10日、駒ケ根市で開かれた。上伊那地方事務所、上伊那農業改良普及センター、上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会主催。駒ケ根市、宮田村の農業者ら約40人が参加し、信州大農学部食料生産科学科の竹田謙一助教の講義とアドバイスを受けた。
参加者は駒ケ根市内の中沢と東伊那の2カ所を訪れ、設置された防護柵の状況を見ながら効果的な対策について聞いた=写真。竹田助教授は「できれば動物に柵の中を見せないこと。作物が見えれば突破しようとする。高さは最低60センチ以上。下をくぐらせない工夫も必要だ」などと話した。参加者は「費用と手間の板挟みで、思うような対策を取るのはなかなか難しい」と頭を抱えていた。
同会は15日にも伊那市長谷を会場に開かれる。事前申し込みは不要で参加費無料。問い合わせは地方事務所林務課(TEL76・6823)へ。 -
中川村産大豆使用のこだわりの豆腐、新発売
中川村産大豆使用のこだわりの豆腐の製造が7日から始まり、夕方から村内4店舗に並んだ=写真。
村営農センターが中心になり、昨年、試験的に製造販売したところ、好評だったことから、月1回定期的に製造、販売することにした。
今年は村内の生産者2人が収穫した大豆(ギンレイ)960キロを用い、すいれい豆腐が来年2月までに、充填方式で絹ごし豆腐を8000丁(1丁300グラム)を製造する。
食味と品質に重点をおいた、中川村産大豆百%の豆腐の価格は1丁税込み105円。初回は7日に500丁製造販売。賞味期限10日。今後も製造・出荷は原則、毎月第1金曜日とし、土・日曜日を中心に販売する。製造量は500縲・50丁の予定。
販売店はたじまファーム、マルトシ食品館、Aコープ南向店、玉屋商店 -
全国農業青年意見発表大会で宮田村の杉山さんが準優勝
第47回全国青年農業者会議農業青年の意見発表大会で、宮田村中越区の杉山栄司さん(32)が準優勝にあたる農水省経営局長賞を受賞した。大阪からIターンで就農した経過にふれながら、世話になった人々への感謝の想いも込めて発表した。
昨年あった県大会、関東ブロック大会で最優秀賞を獲得した杉山さん。地区代表となり、他の各地の農業青年7人とともにこの日の全国大会に臨んだ。
「私の想い」と題し、リンゴ栽培にかける想いと周囲の支えで今があることを7分間の発表に凝縮。
「農業を志したり、自分の道を探している若者のヒントにもなるよう発表しました」と杉山さんは本番を振り返った。 -
食の安全安心を考える勉強会
伊那食品衛生協会(御子柴誠一会長)は26日、シンポジウム「食の安全・安心を考える勉強会」を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。行政、検査機関関係者、生産者、消費者など約150人が参加し、意見交換をした。
シンポジウムでは消費者代表として長野県食の安全・安心モニターの中山千代美さん、上伊那地方事務所農政課の桑原祐一さん、上伊那農業協同組合常務理事の瀬戸喜成さん、飯田食肉衛生研究所の安藤清明所長、伊那保健所食品生活衛生課の熊谷彰芳さんなどが、それぞれの立場から食の安全について講演した。
桑原さんは「ポジティブリスト制度に対応した農薬使用について」と題し、農薬や肥料を安全に使用するための国や県の対策について話した。
桑原さんはまず「農薬を使わない農業生産では、どうしても病気や害虫、雑草などにより農産物の安定生産を欠く」と農薬の必要性を説明。農薬を使わなかった場合の減収率として、水稲28%減、小麦36%減、大豆30%減、リンゴ97%減、モモ100%減など、農林水産省のデータを提示した。
そして農薬の安全性を確保するために取られている政策として、厳密な検査のうえで国に登録された農薬だけが製造、輸入および販売できる農薬の登録制度や、農作物に対し全ての農薬の残留基準値を設定し、基準値を超過した農作物、食品の流通を禁止するポジティブリスト制度などを説明した。
桑原さんは「農家において規制や回数、希釈倍率を守っていくことが、食の安全につながっていく」と話していた。
また瀬戸さんも最初に農薬について「農薬というと大変危険だという認識が多くあるが、ほとんどのものは長くても1週間以内で成分が分解し、体に障るということのない範囲のものになっている。散布したものを一生食べて健康に差し障りがない、そういうものが基準になっている」と話していた。 -
みはらしいちご園を管理する羽広いちご生産組合の若手農業者
伊那市西箕輪
太田雅士さん(28)伊那市西箕輪の高台にある「みはらしいちご園」。ハウスの中では今、赤く色づいたイチゴが食べごろを迎え、訪れる観光客たちを出迎えている。その園を管理する「羽広いちご生産組合」のメンバーは7軒の地元農家。男性スタッフは50代から60代が中心だが、その中に混じり、5年前からイチゴ栽培に取り組んでいる。
「苦労したけど、やっと慣れてきました。植物が相手なので、大学の時みたいに『今日はやだな』って寝ている訳にいかないです」と笑う。
◇ ◇
大阪府堺市出身。信州大学農学部の学生だった6年前、自身が所属していた研究室の教授に「現場を見ろ」と言われ、駒ケ根市内の農家でイチゴ栽培を経験。それがこの道に進むきっかけとなった。
当時は農学部の学生だったが、農作業などほとんどしたことがなかった。一から覚えることばかりだったが、自分で工夫しながら作業できることは面白かった。
イチゴ栽培をしよう竏秩B決意した。それから県の関係機関などに相談し、イチゴ農家を探す中で、みはらしいちご園が手を挙げてくれた。
ちょうどそのころ、いちご園ではハウスが一棟空いていた。話し合いの中で、自分でそのハウスを管理したいと申し出。そして卒業後、当時の組合長のもとで研修を積みながら、同園のスタッフとして働き始めた。
◇ ◇
しかし、与えられたハウスは1カ月半ほど手付かずの状態だったらしく、葉もつるも伸びっぱなし。病害虫も発生していた。
とにかく何とかしなければ竏窒ニ、思う一方、大学では病気や害虫にどの薬が使えるのかなんて学んでいない。そこで初めて、自分には何もできないことを痛感する。
「それまでは自分で何でもできるような気がしていたけど、そこで『自分は何もできないんだ』って気付きました。その時はとにかく必死で、いちご園の人に見てもらったり、お世話になった駒ケ根の人に聞いたりしながら対応しました」と振り返る。
また、ここは観光農園のため、イチゴ狩りに来る観光客にも対応しなければならない。 もともと人付き合いがあまり得意でなく、いまだに戸惑いを感じることもしばしば。栽培とは違った大変さを日々感じている。しかし、お客から返ってくる「おいしかった」の声は、何よりも嬉しい瞬間だ。
「そういう一言一言が力をくれます」
◇ ◇
3年前からはハウス2棟を管理するようになった。管理するイチゴの株は数にして9千株。一株一株と向き合う作業は単純だが、手をかけたイチゴが無事に成長していく姿を見られるのは嬉しい。
「一人で大地にぽーんと放り出されても、何ができるか分からなかったけど、ここの人たちはきちんと的確に、自分が納得するまで教えてくれる。周りでがっちりと支えてくれる人たちがいるのは、ありがたいです。栽培方法は毎年違うので、これっていうやり方はない。ただ、その年その年に合ったやり方を追求していければと思います。あと、そうはいっても同年代の人との収入の差はある。その差をできるだけ縮められるようにしたい」 -
箕輪町内でコントラクター設立準備へ
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)がこのほど開いた役員会と青年部の合同会議で、畜産飼料生産組織のコントラクター設立に向け準備を進めることで意見がまとまった。3月の総会に設立準備について提案する。
酪振は昨年5月の臨時総会後にコントラクター設立に向けた研究委員会を発足。12月にコントラクターに関する意向調査をした。町内の酪農家36戸と肉用牛肥育農家2戸の38戸が対象で32戸から回答を得た。
合同会議では、アンケート結果を基に協議し、設立に向け役員と青年部にコントラクターへの移行希望者を含めて準備を進めること、生産する飼料はトウモロコシと飼料用イネの2種類で検討することを決めた。
アンケートによると飼料生産状況は、トウモロコシが栽培農家16戸、平均栽培面積3・2ヘクタール、牧草は29戸、6・4ヘクタール、わら集め25戸、1・7ヘクタール。
トウモロコシと牧草では、牧草のほうが栽培戸数、栽培面積ともにほぼ倍近く、トウモロコシは今後やめるか減らす農家が多いのに対し、牧草は現状維持が多い。トウモロコシに比べ牧草のほうが自己完結型で機械装備も整っている。コントラクターに期待する作業は収穫や調製が中心。
コントラクターが設立された場合の動向は、組織参加せず自分で作る40%、組織参加しないがコントラクターからも購入6%、組織参加し共同作業に出られる18%、組織参加するが作業に出られない6%、当面は不参加だが機械が壊れたら21%、条件によって参加9%だった。 -
なごみ家でみそづくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で25日、みそづくり講習会があった。学校給食を育てる会有志でつくる「梅の里味噌研究グループ」が、昔ながらの仕込み方法を出張指導。利用者や近所の人たち約20人が参加して、にぎやかに体験した。
約20キロの大豆を仕込み、若い人たちは手作りの作業に新鮮な様子。ベテランの主婦たちは昔を思い返しながら、汗を流していた。
今後、同施設で天地返しするまで半年保管。その後は参加者に分けて寝かし、11月末にはおいしいみそが出来あがりそうだ。 -
宮田小3年2組、育てた繭をつむいでランプシェードに
宮田村宮田小学校3年2組は22日、自分たちで育てたカイコからできた繭(まゆ)の糸をつむぎ染色し、ランプを覆うシェードを手づくり。駒ケ根市のシルクミュージアムで体験。生糸のあたたかみにふれながら、糸一本をつくるのにも大変だった先人たちの苦労を改めてかみしめた。
繭を煮立てて、自分の好みの色に。牛乳パックを使って型どりしながら糸をつむいだ。
「煮たらプニョプニョになった。やわらかい」と感触も確かめつつ手作業。
「疲れた。手がだるい」「昔の人もこんな風にやったのかな」など、大変さも感じながら完成を目指した。
青やオレンジなど、色鮮やかな糸が徐々に形になり「こんなに糸は細いのになかなか切れない」と歓声もあげた。
同学級はカイコを育てるだけでなく、シルクミュージアムを訪れるなど地域に根づいた養蚕の歴史も学習。カイコをまつる・ス蚕玉様・スも参拝する予定だ。 -
南箕輪村生産森林組合通常総会
南箕輪村生産森林組合(組合員約1200人、原旭一組合長)は24日、第41回通常総会を村民センターで開き、08年度事業計画を含む6議案を承認した。
08年度事業計画では、これまで手をつけてこなかった矢ノ南入で境界巡視に着手。木の生育状況なども確認する。また、蔵鹿山、御射山などといった奥地林の増強と育成を図るため、作業道の整備を進めるとともに資本整備、生産基盤整備を進める。
総会では、06年の7月豪雨で被災した同組合が管理する作業道の復旧が完了したことなどを報告。また、当期の未処理欠損金1千455万円は、次年度の欠損金として繰り越すことになった。
原組合長は「山の経営が張り合いの悪い仕事であることは依然として変わらないが、国産材需要の高まり、森林税の導入など、昨年辺りから明るい動きもある。いくらか長いトンネルから出る見通しが出てきた気がする」と語り、林業経営の今後に期待を込めた。 -
長野県有機農業研究会とやまなし有機農業市民の会が種苗交換会を開催
長野県、山梨県で有機農業に取り組む農家らでつくる2団体による「第15回種苗交換会」が23日、南箕輪村民センターであった。同会の会員ら約60人が、それぞれ有機農法で育てた種約100種類を持ち寄り、思い思いの種と交換した=写真。
長野県有機農業研究会とやまなし有機農業市民の会が毎年開催しているもので、自分たちで育てた種を共通の財産として多くの仲間に栽培してもらうとともに、栽培技術などに関する情報交換をしている。
種苗交換に先立ち、波田町にある自然農法国際研究開発センターの中河原敏雄さんが、試験的に取り組んでいる「自然生え育種」について説明。「自然生え育種」はその名の通り、肥料などを与えず、自然のままに生えてきた野菜の苗の中から、生命力の強い苗などを選び、そこから種を採取する方法で、中河原さんは「根の張りが強く、土壌条件に合った種が選抜できるのが特徴」と説明。また「有機農業は生産量を上げるということが非常に難しいと思うが、こうした栽培を目指すのであれば、野菜本来の持つ力を生かしたやり方が、より栽培しやすいのではないかと思う」と語った。 -
給食レシピの「田舎汁」親子で味わって、公民館もちっこ大会
宮田村公民館のもちっこ大会は23日開き、地産地消の学校給食に取り組む関係者が、日ごろ村の子どもたちが親しんでいる給食のレシピでつくった地元産野菜ふんだんの「田舎汁」を約200人の来場者に振る舞った。親子で給食を一緒に食べる貴重な機会となり、一つひとつ野菜の名前を確かめながら味わう姿もみられた。
この日は参加した子どもたちが昔ながらにきねと臼で餅をつき、親と一緒に会食。
村内の学校給食に農産物を提供する学校給食を育てる会と村給食調理員が協力し、あったかな田舎汁を用意した。
宮田小6年2組が大豆から育てつくった仕込みみそを用いて、ニンジン、ダイコン、ゴボウなど計10種類の野菜で栄養満点。
「なかなか食材のことを考えて料理を食べることはないが、子どもたちが貴重な体験でつくったみそなど、作る人のことを考える機会にもなりました」とある父親。
給食調理員の石川康恵さんは「食の安全が問われる時代だが、村の給食は生産者の協力で地元のものを地元で食べられる。食を考えるひとつの機会になれば」と話した。 -
駒ケ根市農業委員会と認定農業者が意見交換
駒ケ根市農業委員会(清水千博委員会長)と認定農業者の会(堺沢豊理事長)は20日、意見交換会を市役所南庁舎で開いた。約50人が参加し、農業を取り巻く課題や今後の取り組みなどについて考えを述べ合ったほか、それぞれの07年度の活動が報告された。
参加者は「政府の政策に振り回されてばかりでは地域農業の発展はない。何か独自の取り組みが必要だ」「米価は下がる一方で生活は苦しい。国が駄目なら市が補助をしてほしい」などと意見を交わした。
清水委員会長は「農業情勢はめまぐるしく変わってきていて、我々も大きな戸惑いを感じている。一番の問題は何といっても担い手の確保だ。元気の出る農業を目指して頑張ろう」と呼び掛けた。堺沢理事長は「今ほど、食の安全が注目されている時はない。ある意味では農業者にとってチャンスだ」と述べた。 -
信大農学部の野口俊邦教授が最終講義
森林経済学などを専門とし、国有林問題、林業労働者問題など、数々のテーマで研究成果を残し、本年度で信州大学農学部を退官する野口俊邦教授(65)による最終講義が23日、同学部であった。これまでの教え子たちや森林分野の研究者などが集まる中、これまでの自身の歩みと研究を振り返り、今後の大学への期待などを語った=写真。
専門学術誌『林業経済』の編集員などを経て、野口教授が同学部に着任したのは1978年。以降、それまでタブーとされてきた国有林問題をはじめ、中小林家問題、林業労働者問題など数々の研究に取り組み、提言をしてきた。
最終講義では、自身の変遷とともにこれまでの研究について紹介。林業労働者問題については、現在の日本林業の主な担い手の平均年齢が50代となっている一方、林業専業労働者の年間収入は300万円に達していない深刻な状況にあることを現場調査から明らかにし「これが林業専業労働者の実態であり、こうした人たちは不安定就業労働者として、考えるべき。一方でこうした人たちに日本の林業を担ってもらっているという問題は、いまだ解決されないまま」と語った。 -
もりもり上伊那 山の感謝祭開催
上伊那の林業関係者や市民団体、NPOなどが一堂に集う「もりもり上伊那 山の感謝祭」が21日、南箕輪村の信州大学農学部キャンパスであった。功労者表彰や林業関係コンクール入賞者の表彰があったほか、上伊那地域で森林づくりを実践する各団体の活動発表があり、自分たちにできる森林整備の方向性などを模索した。
森林づくりを次世代へと引き継いでいくことなどを目的として県や森林関係団体など4者が合同で開催しているもので、約200人が集まった。
実践発表では、信州大学農学部の野口俊邦教授が司会を務める中、上伊那各地で活動する8団体がその取り組みについて発表。
その一つ、伊那市を中心として森林整備などに取り組む「森だくさんの会」は、環境への理解を深めるとともに、人材育成の一環として、女性も一緒になって里山づくりに取り組んでいることを紹介。発表者の稲辺謙次郎さんは「今後の展望としては、地域の方々と一緒になって活動できる信頼されるボランティア団体となり、確かな技術を身に付けていきたい」と語った。
表彰者は次のみなさん。
【上伊那山林協会長表彰】
◇林業功労者表彰▼治山=小林元邦(飯島町)▼林道=大村博幸(伊那市)▼造林=小田切泰雄(宮田村)
【上伊那林業コンクール】
◇間伐の部▼最優秀賞=野口中坪共有林・北原林業(伊那市)▼優秀賞=杣道の会(辰野町)
◇枝打ちの部▼立石洋一(伊那市)▼優秀賞=大出財産区(箕輪町)
◇国土緑化・育樹運動ポスターの部▼最優秀賞=植木千尋(宮田小3)宮沢翼矢(高遠中1)▼優秀賞=林優奈(宮田小3)中原未帆(宮田小3)油井瞳(高遠中2)田畑正輝(高遠中1)
◇野鳥愛護ポスターの部▼最優秀賞=橋爪陽(宮田小3)原朱花(西箕輪小6)田辺悠(宮田中2)▼優秀賞=浦野咲紀(宮田小3)水上由伸(宮田小3)竹内万結(辰野東小6)中村真優(南箕輪南部小5)小野覚(宮田中1)林あかね(赤穂中3)
◇野鳥巣箱製作の部▼最優秀賞=有賀智紀(箕輪北小4)▼優秀賞=唐沢春樹(箕輪北小6)梅本諄人(箕輪北小3) -
家族経営協定で合同調印式と飯島町百笑会総会
明るい魅力ある農家経営、生活を実現する飯島町家族経営協定合同調印式と、締結者による飯島町百笑会の総会が21日、飯島文化館であった。4組が森岡一雄農業委員会長と佐藤光吉上伊那農業改良普及センター所長の立会いで調印した。
協定は夫婦は親子など家族間で就業条件や経営の役割、収益配分などを取り決め、家族農業経営での個人の地位や役割を明確化し、近代的な家族農業経営を実現する。
式で、森岡会長は協定の意義や重要性に触れてあいさつ。次いで、早稲田吉郎さん一家4人(荒田)、木下善文夫妻(高尾)、三石俊一夫妻(鳥居原)、斉藤久男さんと潤さん親子の4組が、それぞれ独自の内容で協定を締結した。就業条件や収益分配、将来の目標、健康管理、経営委譲時期などを明記した。
引き続き、新規に4組の締結者を迎え、締結者41組でつくる百笑会の総会・研修会が開かれた。