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伊那北高校吹奏楽部定期演奏会
伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会が14日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。部員72人が、この日のために練習してきた20曲を披露した。
新年度になって初めての大きな演奏会ということもあり、新入部員を交えて5月には合宿練習を行い、時間のゆるす限り毎日練習を積んできたという。
定期演奏会は今年で54回目で、50回以上を数えるのは県内でも珍しいという。
自分達で考えた衣装や照明、司会などで工夫を凝らしていた。
顧問の寺澤顕孝教諭は、「部活も勉強も手を抜かない文武両道を目指す生徒ばかり。演奏を通して人間力を培ってもらいたい」と話していた。
吹奏楽部の次回の演奏会は、6月28日の高校文化祭でのコンサートだという。 -
グリーンサポートスタッフ任命式
貴重な高山植物を登山者などの踏み荒らしから守るグリーンサポートスタッフの任命式が15日、伊那市の南信森林管理署であった。
今年グリーンサポートスタッフとして活動する4人が、南信森林管理署の竹内正比古署長から、任命書を受け取った。
グリーンサポートスタッフの採用は、本格的な夏山シーズンを控えたこの時期に、毎年行っている。
10月末までの間、南アルプスや八ヶ岳などで巡視パトロールやマナー向上を呼び掛ける啓発活動をする。
今年はECTシステム導入車への高速道路料金割引が始まり、高山植物を知らない観光客も増えると見ていて、これまでの2人から4人に増員した。
その一人、廣山潤一郎さんは、宮崎県から今回初めてスタッフに応募した。
期間中は、単身赴任で滞在するという。
南信森林管理署管内で昨年度発生した踏み荒らし件数は682件で、前の年より80件以上増えたという。 -
手良保園児がポニーや子牛とふれあい
伊那市手良保育園の全園児約90人が15日、ポニーや子牛とのふれあいを楽しんだ。
これは、手良の酪農家酒井秀明さんが協力を申し出て、子どもたちに農業や命の大切さを感じてもらおうと行った。
子どもたちは、ポニーの背中に乗せてもらって、園庭を回った。
ポニーのほか、4月に生まれた子牛ともふれあった。
JA上伊那の職員から、牛には上の前歯がないことなどを教えてもらい、子どもたちは興味深そうに子牛を見ていた。
手良保育園の宮下瑞穂園長は、「最近は家畜を飼っている家庭が少なく子ども達にとって大きな動物は怖いかもしれないが、牛や馬は身近でかわいいものだと感じてほしい」と話していた。 -
南殿区自主防災会が防災マップ見直し作業
南箕輪村の南殿区自主防災会は17日夜、昨年までに作成した防災マップの見直し作業を南殿コミュニティセンターで行った。
南殿区自主防災会は去年8月までに、要支援者や危険個所などを書いた防災マップを区内13の班ごとに作った。
今年は、2班分を一つのマップにする計画で、初めての見直し作業に1・2班の住民が集まった。
参加者は、要支援者の年齢や状況、保育園児が小学生になったなど変更点を確認しあって地図に書き込んでいた。
マップは12月までに全ての見直しを終える計画という。
自主防災会の唐木達会長は、「地域づくりは絆づくり。となり近所の顔が分かる支え合いのシステムにしていきたい」と話していた。 -
よろず講座が刑事事件裁判傍聴
5月21日の裁判員制度スタートを受け、自分が裁判員に選ばれた時への心構えとして18日、伊那市の富県公民館で学ぶ男性らが、地裁伊那支部で刑事裁判を傍聴した。
裁判員制度は、国民の中から選ばれた裁判員が、刑事裁判の審理や評議に参加し、有罪か無罪かを判断する制度。
始まったばかりのこの制度を理解するため、富県公民館の「よろず講座」で学ぶ男性8人が、地裁伊那支部で実際の刑事裁判を傍聴した。
この日は、無免許運転で起訴された被告の初公判が行われた。
裁判員制度の対象は、殺人や放火など重大な犯罪に限られている。
地裁伊那支部によると、1年間に裁判員の候補として裁判所に呼ばれる人の数を市町村別に試算すると、伊那市が114人、箕輪町が40人、南箕輪村が22人になるという。 -
リニア工事費 Bルートは5兆7400億円
JR東海は18日、ルート選定の基本的なデーターとなるリニア中央新幹線の工事費などの試算結果発表した。伊那谷を通るBルートの工事費は、3つのルート案の中で一番高い5兆7400億円となっている。
JR東海では、国の指示に基づき工事費や輸送量などの調査を実施していて、3つのルート案それぞれの事業費や所要時間、また今後のスケジュールについて発表した。
JR東海では、首都圏と中京圏を結ぶリニア中央新幹線の2025年の開業を目指している。
ルートについては、木曽谷を通るAルート、伊那谷を通るBルート、南アルプスを貫くCルートの3つの案が出ている。
JR東海の発表した資料によると、建設費は県や上伊那などが要望する伊那谷を通るBルートが5兆7400億円と3つの中で一番高く、JRが想定している南アルプスを貫通するCルートは5兆1千億円と試算されている。
また、所要時間はBルートの47分に対して、Cルートは40分と試算している。
JR東海では、試算結果をルート選定の基本的なデーターとし、長野県などの沿線自治体に対し説明を行い、地域との調整を進めたい竏窒ニしている。
伊那市の小坂樫男市長は、「JR東海には清算の根拠を示すとともに各地域に対して丁寧に説明を行うよう要望したい。ルートは地域の振興を考慮した形で決定され進めることが必要。今後同盟会としては、Bルート実現に向け長野県とともに取り組んでいく」とコメントした。
伊那商工会議所の向山公人会頭は「机上で出された想像通りの試算結果。鉄道が沿線の活性化に対して果たす役割の重要性を考えればBルートだと県も話している。
今後も、さらに具体的にBルートの必要性を訴えていきたい」とコメントした。
JR東海では今後、維持運営費や輸送需要量などについても8月上旬までにまとめる計画で、全ての調査結果がまとまり次第、出来るだけ早い時期に国へ報告したい竏窒ニしている。 -
上伊那公立病院の連携検討会議発足
上伊那地域の伊那中央病院・昭和伊南総合病院・辰野総合病院の3つの公立病院の連携促進について検討する会議が17日、発足した。
医師の不足や地方自治体の財政難などにより、公立病院の経営は非常に厳しい状況にある。
そういった中、上伊那地域では、医師の確保や経営改善などといった課題に直面しているとして、連携について検討する組織を立ち上げた。
会議は、病院が設置されている地区の伊那市長・駒ヶ根市長・辰野町長のほか、各病院の病院長、県など9人で組織している。
上伊那地域公立病院連携促進検討会議では、連携により医療提供体制を維持、また強化していく方策を検討していくという。 -
宝永の絵図 引き渡し式
箕輪町の南小河内区と北小河内区に伝わる山や水の権利などについて描かれた「宝永の絵図」の引き渡し式が17日夜、南小河内公民館で行われた。
絵図は、今から300年前の江戸時代に描かれ、南小河内と北小河内の両区で1年ごと交代で保管している。
この日は、両区の役員など16人が見守る中、昨年保管していた北小河内区から、南小河内区へと絵図が引き渡された。
絵図を受け取った南小河内区の清水義男区長は、「かつては山の恵みにより集落が維持できた。今後も、山の権利を記した絵図を村の宝として受け継いでいきたい」とあいさつした。
北小河内区の丸山亮区長は、「大切な絵図面を次の世代に引き継ぐことがわれわれの責務。絵図の存在は、両区をより強い絆で結ぶシンボル的な存在」と話していた。
式が終わると、約3メートル四方の絵図が広げられ、立ち会った区会議員らは興味深げに地図を見ていた。
絵図はこれまで、折りたたみ保管していたため、一部が裂けるなど痛んでいたということで、先月業者に依頼し修復した。
ある役員は、「噂には聞いていたが初めて見た。地区を支えた歴史の一端に触れることが出来た」と話していた。 -
長谷保育園 玉ねぎ収穫体験
伊那市の長谷保育園の園児が19日、地域の畑で玉ねぎの収穫体験をした。
収穫は、未満児から年長の50人ほどが体験。
畑は伊那市長谷杉島の伊東修さんのもので、園児たちのために8年前から毎年、奥さんとともに玉ねぎを育てている。
シカなどに食べられないように大事に育ててきたということで、今年は千個ほどが育った。
園児たちは大きな玉ねぎを一生懸命に引っ張って抜いていた。
伊東さんは、「土に触れたり、食べ物作りを子どもが知ることは大事。おいしく食べてもらいたい」と話した。
収穫した玉ねぎは、家に持ち帰ったり、保育園の給食で使われる。 -
【カメラリポート】~法華道を残したい~
伊那市高遠町芝平から、入笠山を抜け富士見町に通じる道、法華道。昔、山梨県から高僧たちが伊那谷に布教するため使った道とされ、往来も盛んだった。
しかし過疎による集団移住で芝平から人がいなくなると、法華道も利用されることが少なくなり、昭和40年代には廃道になっていた。
この道に、このほど案内看板が立てられた。立てたのは、北原厚さん。廃道となっていた法華道を、一人きりで10年間かけて整備してきた。
北原さんは次のように話す。「高遠町芝平で生まれたので、古道・歴史の道があって、あまりにも廃れて廃道になってしまって、それをなんとか復興しようと思ったのがきっかけです。それで、(下草などを)刈り始めて今年でちょうど10年。最初はとにかく、40年ほどの間があって樹木や熊笹で道も分からないほどで、とにかく残そうと思って整備してきました」。 -
おごち保育園で交通安全教室
箕輪町おごち保育園で15日、交通安全教室が開かれ、園児と保護者が交通ルールを学んだ。
この日は、ヤマト運輸による交通安全教室が開かれ、走ってくる車に向かってタイヤを転がし、車は急に止まれないことを実演した。
ヤマト運輸は、社会貢献事業として保育園や小中学校で交通安全教室を開いている。
教室では、車の周りで遊ばないことも学び、もしボールなどが車の下に入ってしまったときは運転手に教えることを確認した。
最後に横断歩道の渡り方を練習した。黒ネコが、左右を確認し手を上げて横断歩道を渡ってみせると、次は親子で練習した。子どもたちは、左右をしっかり見て安全を確認し、横断歩道を渡っていた。 -
伊那スキーリゾート撤退 ヤマウラが伊那市長に書面
今シーズンの営業を休止している伊那スキーリゾート経営のヤマウラは5月28日付けで、スキー事業から撤退するとの書面を伊那市長あてに出していたことが分かった。
それによると、ヤマウラは現段階で経営を引き継ぐ後継会社が決まっていないことから、スキー場の営業は無理と判断し、事業から撤退するとしている。
地元地権者の要望に沿い借地返還のほか、次の作業をスムーズに行うためにも測量業務を実施したい竏窒ニしているほか、伊那市に対して地元との調整を依頼している。
これについて地権者代表で西春近財産区議長の橋爪俊夫さんは、「後継会社を探しても続かないと思う。この件を長引かせてもいけないし、ヤマウラの意志も固いので原状復帰してもらうしかない」と話している。
一方ヤマウラは、「測量業務については権利関係をきちっとするために実施する。今後については様々な選択肢があると思う」とコメントしている。
この件については地元地権者とヤマウラ、伊那市の3者による協議が今週中にも開かれる予定。 -
6億7500万円の一般会計補正予算案
市議会最終日に提出伊那市議会経済建設委員会協議会は17日、伊那市役所で開かれ、第4回補正予算案が示された。
これは国からの地域活性化・経済危機対策臨時交付金として、伊那市に5億7千万円が交付されたことから追加された。
市ではこの交付金を地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応などに充てる。
主な事業は小黒原産業適地周辺道路の整備に1億2100万円、浄水管理センター屋上への太陽光発電装置設置に7700万円、デイサービスセンター春富ふくじゅ園の増改築に1100万円など。
補正予算案は交付金のほか、国庫補助金を加え総額6億7500万円を追加することにしていて、議会最終日の22日に提案される。 -
山荘ミルクでバラ見ごろ
伊那市横山の山荘ミルクのバラが見ごろを迎えている。
山荘ミルクには、5千坪の敷地に180種類450本のバラが植えられている。
今年は肥料を変えたため、木が大きく育ち花も多くついたという。
バラの木の下には宿根草のギボウシが植えられていて、花だけでなく緑も楽しめる。
山荘ミルクの向山美絵子さんは、「バラだけだと見ていて疲れてしまう。花と緑を一緒に植え、それぞれを引き立てる配置を考えた」と話していた。
山荘ミルクのバラは、11月頃まで楽しめるという。 -
保科正之、NHK大河ドラマ化ならず
NHKは17日、2011年の大河ドラマを発表した。
伊那市を中心とする「名君保科正之公のドラマをつくる会」が目指してきた旧高遠藩主保科正之のドラマ化は、今回実現しなかった。
2011年の大河ドラマの主人公に選ばれたのは、織田信長の妹お市の娘として生まれ、徳川2代将軍秀忠の正室となった「お江の方」だった。
「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」は、旧高遠藩主保科正之を生誕400年となる2011年の大河ドラマにするため活動してきた。
会長の小坂樫男伊那市長は、「大変残念。今後も大河ドラマ化に向けて引き続き署名活動や要請活動に活発に取り組んでいく」とコメントを発表した。
会では、保科正之の大河ドラマ化実現を目指し、5年前の平成16年から活動してきた。
これまでに30万人以上の署名を集めたほか、NHKへの要望活動を行い、昨年2月には全国組織も発足させた。
今回は実現しなかったが、会では今後も保科正之のドラマ化実現に向け活動していくという。 -
南箕輪村出身加藤道彦さん 村商工会で講演
南箕輪村商工会の研修会が16日夜、商工会館で開かれ、南箕輪村出身で現在京都府で経営コンサルタントをしている加藤道彦さんが講演した。
研修会は事業に役立つ知識を学んでもらおうと村商工会が毎年開いているもので、商工会員約60人が参加した。
講師を務めた加藤さんは現在61歳で、下着メーカーのワコールで役員を務めるなど40年近く働き、定年後の現在は京都府で経営コンサルタントをしている。
加藤さんは、京都には大企業だけでなく、創業100年を超す中小企業が何社もあることをあげ、「長期計画をもつ経営者が多く、立ち上げ当初の信念や目標を大事にしている企業が長く続いている」と説明した。
加藤さんは、「自分の企業はこれだけは負けないというものを見つけて、そこに関して絶対に負けないよう貪欲になることが大切」と呼びかけていた。 -
「伊那市の良さは自然環境」
Uターン、Iターン就職者アンケート結果まとまる伊那市の良いところは「自然環境」、課題は「道路交通網の整備」というアンケート結果が出ている。
伊那市がUターン、Iターン就職者を対象に昨年9月から10月にかけて実施した調査で、伊那市を中心とした主要な14事業所のUターン、Iターン就職者253人から回答を得た。
伊那市に来て良かったことの第1位は「自然環境」で、UIターン者3割が回答している。
続いて「住みやすさ」「子育て環境」となっている。
一方伊那市に来てがっかりしたことの第1位は「道路交通網関係」で、良かったことと同様それぞれ3割近くが回答。続いて「都会的でないこと」と続いている。
伊那市にIターンした理由としては、「やりたい仕事だった」などと仕事がキーワードとなっているのに対し、Uターンした理由については「家の事情」「ふるさとだから」などと仕事とは直接関係なかったことが浮き彫りになっている。
伊那市は、このアンケート結果を20日に開くUIターンシンポジウムで報告する。
シンポジウムは20日午後3時から伊那市役所多目的広場で開く。 -
竜南保育園の親子がネイチャーゲーム
伊那市の竜南保育園園児とその保護者が13日、春日公園でネイチャーゲームを楽しんだ。保育参観に合わせて行ったもので、約180人が参加した。
ネイチャーゲームは、アメリカで開発された野外活動で、見る、聞く、触れるなどさまざまな感覚を使って自然を直接体験するゲーム。子どもたちは、自然の中で行ういろいろなゲームにより感受性が豊かになり、思いやりの心が育まれるという。
春日公園では、いなネイチャーゲーム協会のインストラクター5人が、さまざまなゲームを紹介した。
動物の名前が書かれたカードに従い、その動物になりきるゲームでは、子どもたちがウサギやゾウ、ペンギンなどの仕草をまねていた。
土曜日ということもあり、普段子どもと触れ合う機会の少ない父親の姿も多くみられた。 -
旧井澤家で古田人形芝居上演
伊那市西町の旧井澤家住宅で14日、箕輪町上古田に伝わる古田人形芝居が上演された。
伊那部宿を考える会が、昔ながらの造りの住宅で芝居を楽しんでもらおうと企画した。年に1回行い、今回が4回目。
古田人形芝居保存会のメンバーが、四国・阿波藩でのお家騒動を描いた「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を披露した。
旧井澤家住宅は江戸時代中期に建てられ、酒屋を営んでいた。
舞台は、馬が飼われていた馬屋の部分を利用していて、訪れた人たちは趣きのある雰囲気のなか芝居を楽しんでいた。 -
中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会
オリジナル焼酎づくりへサツマイモ植え伊那市長谷の中尾歌舞伎を核に地域起こしをしようと、中尾歌舞伎のオリジナル焼酎をつくる活動が始まった。
長谷中尾の畑で14日、「中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会」のメンバーが焼酎用のサツマイモ「黄金千金」の苗を植えた。
中尾歌舞伎保存会、伊那市、JA上伊那などでつくる「中尾歌舞伎ふるさとおこし協議会」は、長谷の中尾歌舞伎を核とした地域振興を目的としていて、昨年、農林水産省のモデル事業の採択を受け発足した。
農山漁村の活性化と自立を目的とした事業で、平成24年度まで年間200万円の補助を受けている。
2年目の今年は、地域に密着した特産品づくりをしようと、オリジナルブランドとして「中尾歌舞伎の芋焼酎」の製造を計画した。
協議会の西村篝会長は、「焼酎づくりが地域に根付く活動となり、少しでも地域おこしの力にしたい」と話していた。
サツマイモは10月に収穫し、完成した焼酎は来年春に中尾歌舞伎の公演で販売するほか、長谷の酒販店などでも販売する予定という。 -
大芝高原まつりポスターなど決定
南箕輪村で8月に開かれる大芝高原まつりのポスターなどの図案が昨夜、村役場で開かれた選定会で決まった。
図案は、南箕輪中学校美術クラブの34人が応募した。
ポスターの図案に選ばれたのは、2年生の永井あかりさんの作品。ポスターは200枚作り、村内の公共施設や飲食店などに掲示する。
うちわの図案は、3年生の本郷未樹さんの作品。うちわは6500本作り、村内全戸に1本ずつ配る。
パンフレットの図案は、3年生の竹松鈴佳さんの作品。図案はパンフレットの表紙に使う。
ポスター、うちわ、パンフレットは7月下旬に完成する予定。 -
箕輪町共同作業の家新築を検討
箕輪町の平澤豊満町長は、箕輪町共同作業の家の施設整備について、新築の方向で検討していることを明らかにした。16日開いた箕輪町議会一般質問で答えた。
共同作業の家は昭和61年に建設され、62年に開所した。
建設から23年が経過して建物が古くなり、一部に痛みが生じているという。
平澤町長は、「今後できるだけ早い時点で新築を考えている」とし、建設場所については「今、建物がある沢の周辺が一番いいと考えているが、保護者などと検討したい」と話した。 -
伊那街道を歩く勉強会
名所案内地図作成へ地域の名所を巡り案内地図などを作成しようと16日、伊那市の住民が伊那街道を歩く勉強会を開いた。
これは、身近な資源を生かし地域振興を図ろうと伊那市の御園・山寺・坂下・荒井・西町の5地区の住民でつくる歴史の道伊那街道を歩こう会が開いた。
会は、区の役員と伊那市地域協議会の委員25人で構成し、今年5月に発足した。
この日は、伊那市文化財審議委員会の久保村覚人さんを案内人に、伊那部宿や平安時代に名馬を集めて都へ献上したとされる御馬寄など伊那街道沿線を歩いた。
このうち現在の明十橋、昔でいう往来橋たもとの道標は、文正8年に建てられたとされていて、右が江戸身の婦、左が善光寺と記されている。
久保村さんは、「坂下に仕事で来た建具屋が地元へお礼に残したものではないか」と解説していた。
会では、伊那街道いいとこマップを作成し全戸配布するほか、地域住民などに対しての案内看板を設置する計画という。 -
西駒山荘トイレ説明会
中央アルプス西駒ヶ岳の登山を計画している中学生を対象とした山荘でのトイレの使い方説明会が16日、伊那市の伊那中学校で開かれた。
説明会は、西駒山荘を経営している伊那市が、生徒たちに山の環境保護の取り組みについて知ってもらおうと登山前に開いている。
西駒山荘の管理人宮下拓也さんが山荘のトイレの現状について説明した。
西駒山荘では環境への負担を減らすために袋式トイレを使っている。
袋の中には吸水性に優れた紙が入っていて、使用後は袋のままためておくことができる。
秋にヘリコプターで荷下げして焼却処分することから山の環境に負担がかからず、伊那市では平成13年から使っている。
この説明会は今月29日まで上伊那の4中学校で開く。 -
上伊那新型インフルエンザ対策協議会会議
「冷静な対応」呼びかけ新型インフルエンザの2例目の県内発生を受け16日、上伊那地方本部と8市町村の担当者との合同会議が開かれた。地方本部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は、「まだ上伊那管内で発生はないが、今後の展開にも注目し、正確な情報に基づいた冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。
会議では、県や上伊那での対応が報告された。
それによると上伊那では、指定医療機関となっている伊那中央病院のほか4つの病院が協力病院となっていて最大で1日700人の外来診療の受け入れが可能、入院は182人分の病床が確保されているという。
また、飯田で感染が確認された男性が、熱が出る前の今月13日、飯田で開かれた保育フェスタに参加していたことを受け、各市町村が独自に調査した結果を報告した。
報告によると、駒ヶ根市と中川村で親子1組、飯島町で保育士3人、宮田村で保育士5人がフェスタに参加していたという。
いずれも、今のところ発熱などの症状はなく、県の指示に従い、園児は登園せず自宅待機、保育士や保護者は自宅待機のほか、マスクを着用しての出勤などの対応をとっているという。
伊那保健福祉事務所では、上伊那でもフェスタ参加者がいることから、電話対応時間を15日夜から24時間体制にしている。
これまで、参加者からの相談が寄せられたが、感染を疑うような例はなかったという。
電話相談は伊那保健福祉事務所(TEL76-6837)へ。 -
思沢川にホタル舞う
伊那市御園の思沢川でホタルが舞い始めている。
地区住民でつくる「思沢川に蛍を育てる会」が、エサとなるカワニナを放ちホタルを育てる活動を行なっていて13年ほどになる。
ホタルの飛び交う季節になると、思沢川には竹で作った手作りの灯篭が立てられる。
この一帯は街灯もなく、夜は闇に包まれる。
市街地でこのような場所が残っているのは珍しく、貴重な自然を守っていこうと、ホタルを育てる活動が始まったという。
今年は20日過ぎから月末がピークになりそうで、多い日には1000匹ほどが舞う姿が見られそうだという。 -
田畑半沢ほたる祭り
南箕輪村田畑の半沢川で、ほたる祭りが行われている。
祭りを行っているのは、田畑の住民有志でつくる「田畑半沢を愛する会」。ホタルが舞い、魚も多くいた昔のような川を取り戻そうと、エサの放流や河川整備をしている。
会によると、今年は祭り初日の14日から比較的多く舞っているという。
ほたる祭りは28日まで。時間は午後7時半から9時半まで。 -
上村町自主防災訓練 福井県鯖江市が視察
伊那市山寺の上村町自主防災会の訓練が14日行われ、福井県鯖江市神明地区区長会が視察に訪れた。
上村町自主防災会は、台風による浸水被害を受け平成17年に発足。これまで年2回の訓練のほかマニュアルを載せたパンフレット作成など、積極的に活動している。
鯖江市神明地区では、町内会ごとに自主防災組織があるが、まだ実戦的な訓練や活動が出来ていない組織もあることから、今回上村町を視察することにした。
上村町自主防災会は、白山神社付近でチェーンソーの扱い方や放水の訓練をした。
神明地区からは「女性でも消火活動ができるのか」「メンバーの報酬や、コミュニケーションの方法はどうしているのか」などの質問が出ていた。 -
新型インフルエンザ冷静な対応を
県内で初めて新型インフルエンザ感染者が確認され、長野県は冷静な対応を求めている。
市町村でも、「感染拡大の危険性は低い」と見て、従来通りの体制を維持する中で、冷静な行動を住民に求めている。
13日に飯田市で新型インフルエンザに感染した患者が確認されたことを受け、翌14日は県の相談窓口に200件を超える相談が寄せられた。
その大半が、感染したのではないかと心配する内容だった。
しかし県では、患者が限定されていて、接触した人も限られていることから、現時点では感染が広がるような状況にないと判断し、冷静な対応を求めている。
学校行事や事業の自粛要請などは行わない方針。
伊那市や箕輪町でも14日、対策会議が開かれ、県の判断に従い、これまで通りの対応を行っていくことを確認した。南箕輪村も同様の方針という。
上伊那の新型インフルエンザの相談窓口は、伊那保健福祉事務所(TEL76竏・837)で、対応時間は午前8時半から午後5時15分まで。急な発熱などに関する相談は時間外でも対応する。 -
箕輪町ごみ資源化事業
モデル地区は木下区箕輪町は本年度、生ごみの資源化推進のためモデル地区を設定して事業を行う。
生ごみの資源化は、各家庭から出た生ごみを集めて処理し、堆肥を作るもので、箕輪町は本年度予算に200万円を盛り込んでいる。
15日開いた箕輪町議会一般質問で平澤豊満町長は、木下区の区会議員の了解を得たとして、「区内の常会をモデル地区に選ぶ」と話し、「生ごみは収集するごみの4割を占めている。削減につながるよう期待したい」と話した。
具体的な方法について町では、収集と堆肥化を業者に委託する方法と、地域に大型の生ごみ処理機を設置する方法を想定しているが、住民と共に考え、取り組みやすく続けていける方法をとりたい竏窒ニしている。
作った堆肥については、農地や家庭菜園で使用してもらう予定。
実施時期は未定だが、地区が決定したらできるだけ早く実施したい竏窒ニしている。