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高山植物等保護対策協南信総会
南アルプスなど南信地域で、高山植物の踏み荒らしなどの取り締まり件数が増加していることが分かった。11日開いた高山植物等保護対策協議会南信地区協議会で報告された。
データは会員である市町村からの報告をまとめたもので、昨年度の南アルプスや中央アルプスなどでの植物の踏み荒らしや摘み取りなどの保護取り締まり件数は、前年度より32件多い1050件だった。
その中でも踏み荒らしは83件増の682件で、食事などの休憩や、写真撮影のために立てた三脚などが原因となっている。
また、同じく増えている摘み取りについては、登山初心者が目立ち、なぜ悪いかが分かっておらず注意しても理解してもらえないという。
このような結果を受け南信森林管理署では本年度、森林保護や啓発活動を行うグリーンサポートスタッフを2人から4人に増員する。
協議会でも、会員である市町村や山岳会などから被害情報を提供してもらい、昨年度同様にパトロールや啓発活動を行っていきたい竏窒ニしている。 -
箕輪町保育課題検討委員会 答申
箕輪町の保育園の運営形態や施設整備などについて検討してきた委員会は11日、「民間の保育園等の誘致や、保育園数の削減などの検討が必要」と、平澤豊満町長に答申した。
箕輪町保育課題検討員会の松下勲委員長が、検討結果を平澤町長に答申した。
委員会は、昨年9月に箕輪町から諮問を受け、10回にわたり町の保育サービスについて検討を進めてきた。
答申ではまず、運営形態については保護者の多様化するニーズに応え、サービスを向上させるために、民間の保育園や幼稚園等の誘致が必要としている。
また施設整備については、老朽化に伴う園舎の建て替えに合わせ、統廃合も検討することが必要としている。
このうち町内の2つの園については、統合も視野に入れた計画的な検討が必要としている。
松下委員長は、「子どもたちが、これからの社会の中で柔軟な変化に対応できる資質を身につけられるよう保育サービスの充実を図ってほしい」と要望した。
平澤町長は「答申の趣旨に従い、具体的な検討を進めていきたい」と述べた。 -
伊那まつり協賛イベント「あさみちゆきコンサート」をPR
今年の伊那まつり協賛イベント「あさみちゆきコンサート」が8月1日、行われる。チケットの発売を前に伊那市では、実行委員会がポスターを準備し、いなっせ内に貼り出した。
あさみちゆきさんは、東京都吉祥寺の“井の頭公園の歌姫”の異名を持ち、伊那市の熱狂的ファンが3年前、伊那まつりに招待した。
コンサートは今年で3年目。昨年もいなっせホールは満員となった。
チケット販売は6月20日からで、6月中は生涯学習センター事務室のみでの取り扱いになる。
価格は2千円で全席指定。300枚の販売となっている。
実行委員会では「早いもの順で席がうまっていくので、良い席を希望する人は早めに購入してほしい」と呼びかけている。
コンサートは8月1日午後2時から。 -
伊那まつりポスター原画決まる
伊那まつりのポスターに使われる原画選考会が10日、伊那市役所で行われ、伊那東部中学校の伊藤佳奈美さんの作品が選ばれた。
ポスターの原画は市内6つの中学校の2年生を対象に募集し221点が集まった。
原画に選ばれた伊藤さんの作品は、全体の配置がよくシンプルなデザインが評価された。
伊那まつりのポスターは800枚作り、市内外の公共施設などに張るという。 -
関東甲信地方が梅雨入り
気象庁は10日、長野県など関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。
長野県の梅雨入りは、平年より2日遅く、去年より12日遅くなっている。
10日の伊那地域はくもりで、夕方ころ雨がぱらつく1日となった。 -
ネギの先にネギ?
変わったネギが生えている竏秩B
南箕輪村北殿の有賀今朝雄さんの畑で、ネギの先から新しいネギの芽が出ている。
有賀さんは、この畑で10年ほど前から自家栽培でネギを育てているが、こんなネギは初めて見たという。
信州大学農学部生物生産部の春日重光教授によると、「穂発芽」と呼ばれ、花の中で種子が育ったもので、雨が続き気温などの条件がそろうと起きるという。
花が咲くとネギが固くなることから花を取ってしまうことが多く、最近では見かけることが少なくなったという。 -
アマランサス種まき
伊那地域アマランサス研究会は7日、伊那市荒井の畑でアマランサスの種まきをした。
種をまいたのは、研究会会長の登内英雄さんが所有する畑30アールで、この畑では今年から新たにアマランサスを栽培する。
会員が大根などの種まき用の機械を使い、食用と花が房になる鑑賞用の2種類をまいた。
畑の土には、おからを混ぜていてアマランサスが大きく育つ可能性があり、会員たちは、「ここは1年中風が強いので、長い茎が折れないように暴風ネットの設置も検討したい」と話していた。
花の見頃は8月のお盆過ぎ、収穫は10月中旬。
収穫したアマランサスは、市内の小学校などの給食のほか、加工商品に使う。 -
脳いきいき教室と園児が交流
伊那市の富県保育園の園児20人が8日、高齢者の健康づくりを目的とする「脳いきいき教室」に参加する地元のお年寄りと一緒に手遊びなどを楽しんだ。
子どもたちに地域の人と関わりあいながら成長してもらおうと、今年初めて行った。
今回は、昔ながらの手遊びに挑戦した。もちつきなどの動きを表した手遊びを、子どもだけでなくお年寄りも一緒になって楽しんでいた。
あるお年寄りは「小さい子どもと接するのは、普段の教室と違って楽しい」と話していた。
本年度は全4回の交流を計画している。 -
フェンシングアジア選手権
箕輪中3年平松竜成君出場箕輪町の箕輪中学校3年の平松竜成君が、今年7月にシンガポールで開かれるフェシングのアジアジュニア・カデ選手権大会に出場する。
平松君は8日、父親と共に箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場あいさつをした。
平松君が出場するのは、14歳から17歳対象の部門で、種目はサーブル。サーブルは上半身に剣が触れると得点になる。
今年1月のジュニア・カデ選手権大会で5位に入賞し、アジア選手権への初出場を決めた。
アジア選手権は、アジア各国から例年延べ500人ほどが出場する大会という。
平松君は、「海外の選手と戦うのは初めて。海外選手の技、スタイルを見て自分に取り入れ、進歩して帰ってきたい」と話していた。
平松君は現在、土曜日と日曜日に中京大学に行き、大学生と一緒に練習して技を磨いているという。
平澤町長は、「自信につながると思うので是非がんばって」と激励していた。 -
伊那市で初めてのフットサルリーグ戦が開幕
伊那市で初となるフットサルリーグの開幕式が9日夜、伊那市民体育館であり、8チーム約60人が集まった。
伊那フットサルリーグは、市内でフットサルを楽しめる場をつくろうと今年度発足した。
上位を目指すABリーグと、楽しむことを前提としたCリーグがあり、16チームが登録している。
開幕式では、箕輪町の参加チームの代表小林さんが選手宣誓した。
開幕式の後、リーグ戦の1回戦があり、選手らは熱戦を展開していた。
同リーグでは、10月ころまでの間に1チーム13試合を戦う予定。 -
箕輪町商工会が農商工連携事業着手へ
箕輪町商工会は今年度、工業技術や経営力を農業に生かす新しい事業、農商工連携事業に取り組む。
箕輪町は、農業・工業・商業の均衡のとれた発展を目指している。
その中で近年、農業を工業的な技術で支援することや、観光・商業と併せて振興していくことが必要になっているという。
そこで箕輪町商工会は、独自に連携事業に取り組むことを決めた。
計画では、これから商工会の会員を対象に事業プランを募集し、夏ごろまでに事業を決める。
事業を提案した会員が、町内の畑で作物を栽培し、その作物を使って研究開発を進める。
畑は、箕輪町が大出地区に広さ約7アールの畑を確保した。
今後、商工会で栽培用にビニールハウスも建てる予定という。
商工会は今年度、この事業の実験補助運営管理費として50万円を予算に盛り込んでいて、今後、相談に応じるなど側面的な支援をしていくという。 -
南箕輪村南原保育園で草もち作り
南箕輪村の南原保育園の園児が10日、地域のお年寄りと一緒に草もち作りを楽しんだ。
地域のお年寄り12人が保育園を訪れ、草もち作りが始まった。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、年長と年中の園児が生地を丸める作業を手伝った。
子どもたちは、生地を少しずつ渡してもらい、両手でころころと丸めたあと、平らになるように手でつぶした。
平らにした生地を庭に準備した釜でゆでた後、ヨモギを加えて再びよくこねた。
ヨモギは、5月に園児とお年寄りが一緒に摘んだものだという。
こねた生地は、食べやすいように一口大に丸め、きなこ、ごま、あんこで味付けした。
園児は、「ヨモギのにおいがする」と話し、草もちが出来上がっていく様子を見ていた。
皆で作った草もちは、お昼に味わった。 -
伊那市に求職者支援センター設置
長野県は、雇用情勢の悪化を受け、伊那市に「緊急求職者総合支援センター」を設置する。
センター設置は、県内でも求人倍率の低い伊那市と上田市。
センターでは、離職を余議なくされた人を支援するため、伊那公共職業安定所と協力し、就職や職業訓練と合わせて、住宅など生活に関する相談に専門の相談員が対応する。
予算額は、伊那市と上田市の2カ所合わせて約2300万円で、補正予算案が6月定例県議会に提出される。
県では、可決され次第準備にとりかかり、今年秋までには設置したい竏窒ニしている。 -
伊那倫理法人会が「朝礼が企業を変える」をテーマに経営講演会
明るく活気あふれる企業づくりを目指す伊那倫理法人会による経営講演会が8日夜、伊那市の伊那商工会館であった。「朝礼が企業を変える」をテーマに、社会保険労務士法人田畑事務所が、朝礼風景を実演した。
実演では、あいさつなどの基本を確認したほか、社団法人倫理研究所が発行している啓発本『職場の教養』を全員で読み、感想を言い合った。
田畑事務所では、全員が集まる昼休みに朝礼をしており、語り合うことで社員相互の理解を深めているという。
伊那倫理法人会の大槻晃会長は、「企業活性化のために朝礼が見直されてきている」と、朝礼の大切さを強調していた。 -
住宅用火災警報器設置家庭は約3割
6月から設置が義務化された住宅用火災警報器を設置している家庭が、約3割に留まっていることが分かった。
これは伊那消防組合が設置状況の把握などを目的に実施したアンケートで明らかになったもので、伊那署管内から選んだ1,227世帯から回答を得た。
それによると、住宅用火災警報器設置の義務化を知っていたのは、73.8%、905世帯だった。
一方、家に火災警報器を設置していると答えたのは、30.2%、370世帯に留まった。
この結果について伊那消防組合では、「まだまだ設置率が低い。設置率向上のため、更なるPRに取り組みたい」と話している。 -
ナイターソフトICT杯 アスターが2連覇
ナイターソフトボール伊那ケーブルテレビ杯の春季トーナメント決勝戦が8日夜、伊那市営球場であり、アスターが大会2連覇を果たした。
春季トーナメントは伊那ナイターソフトボール連盟に加盟する17チームで争ってきたが、決勝にはアスターとGTエボリューションが勝ち残った。
試合は先攻アスターが、1番打者春日建太郎さんのランニングホームランで1点を先制。
さらに4回の表、今度は山崎大志さんがランニングホームランを放ち、点差を2点に広げた。
最終回に、GTエボリューションは、蟹沢一之利さんが3塁打を放ちチャンスをつくる。
次の打者がピッチャーゴロを打ち、その間に蟹沢さんが生還。1点差まで詰め寄った。
しかし反撃もここまでで、最後はアスターのピッチャー春日健太郎さんが踏ん張り、2対1で勝利した。
優勝したアスターは大会2連覇を果たした。 -
小学生が入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹
県の天然記念物ミヤマシロチョウを守っていこうと、伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の4年生が9日、入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹した。
植樹作業は、ミヤマシロチョウの保護を目的に平成15年から行われている。
児童らは、最初に県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんからミヤマシロチョウについて説明を受けた。
その後、グループに分かれて穴を掘り、メギの苗木100本を植樹。メギはトゲがあるため伐採が進み、それを食べるミヤマシロチョウが絶滅の危機にあるという報告がされている。
旧高遠町が平成12年から13年に実施した自然環境調査でも、ミヤマシロチョウの減少が確認された。
ミヤマシロチョウは標高1500メートルから2千メートルの山岳地帯に生息し、7月上旬から下旬にかけて発生する。
7月には征矢さんを中心とするグループが、入笠山でミヤマシロチョウの生息調査を実施する予定。 -
村南部保育園でサツマイモ植え
南箕輪村の南部保育園の園児が9日、近くの畑でサツマイモの苗を植えた。
苗は、紅あずま120本。園児は保育園のすぐ近くにある畑で、苗を一人1本ずつ渡してもらったあと、土に穴を掘って植えた。
苗を寝かせるように植えると教わり、地面に寝るように置いた苗の上に土をかぶせていた。
南部保育園では毎年、食育の一環で野菜を栽培していて、今年はサツマイモのほかジャガイモ、ニンジンなども育てている。
この日植えたサツマイモは、10月頃に収穫できる見込みで、焼き芋大会などを計画している。 -
箕輪町で出張職業相談
箕輪町役場で9日、伊那公共職業安定所による出張職業相談があった。
雇用対策の一環として箕輪町が初めて、伊那公共職業安定所の協力を得て行った。
午前9時から正午までの相談時間に49人が訪れ、専門相談員1人が対応にあたった。
1月から求職中という女性は、「今後、情報提供してもらえるというので少し目の前が広がった」。50代の男性は、「家から近い役場で相談をやってもらえてありがたかった」と話していた。
町では、「少しでも待ち時間が短縮できて、住民の役に立てれば」と話している。
出張職業相談は7月7日にも開く。 -
箕輪町議会6月定例会開会
共同作業の家を障害者就労支援センターへ移行箕輪町議会6月定例会は9日開き、箕輪町共同作業の家を障害者就労支援センターに移行する条例案が提出された。
この条例案は、国の法律に基づいて、障害者が通っている共同作業の家を、就労継続支援施設に移行するというもの。
共同作業の家は現在、町の委託で箕輪町社会福祉協議会が運営している。
就労支援センターに移行された場合、委託から指定管理者制度に変わる。
今まで通り、通所者が工賃を得るための作業訓練などを行うが、通所者の仕事の場を増やすなど、より積極的な取り組みをするという。
この条例案は、今議会で可決されると10月1日から施行となる。
6月定例会の会期は22日まで。一般質問は15、16日。 -
映画「ビューティー うつくしいもの」
モスクワ国際映画祭コンペ部門にノミネート農村歌舞伎を題材に伊那谷で撮影が行われた映画「ビューティー うつくしいもの」が、今月ロシアで開かれる第31回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた。
この作品を手がけた後藤俊夫監督が9日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長にノミネートの報告をした。
モスクワ国際映画祭は、2年に1度開かれている長編映画祭で、今回世界各国から500本を超える作品が集まった。
日本からも十数本が出品されていて、ビューティーは、映画祭のメーンであるコンペティション部門16作品の中に日本代表としてノミネートされた。
映画「ビューティー」は、伊那谷の農村歌舞伎を描いた作品で、歌舞伎俳優の片岡孝太郎さんらが出演している。
撮影は一昨年伊那谷で行われ、伊那市長谷の熱田神社ではエキストラ2百人を集めたロケも行われた。
小坂市長は、「日本映画の国際賞受賞が多い。それに続くよう期待しています」と激励していた。
モスクワ国際映画祭は、今月19日から開かれる。ビューティーは25日に上映され、後藤監督が舞台あいさつする。
最優秀作品の決定は28日。 -
伊那西小ファミリーコンサート
伊那市の伊那西小学校で14日、伊那フィルハーモニー交響楽団のファミリーコンサートが開かれた。会場となった伊那西小学校の体育館には、児童のほか保護者や地域住民などが集まった。
今回のコンサートは、伊那西小学校の開校60周年を記念して企画された。
コンサートでは、馴染みのあるクラシック音楽が演奏されたほか、池上眞澄校長が指揮し、伊那西小の児童も共演して学校の校歌などを一緒に歌った。
また、指揮者を体験するコーナーでは、5年生の清水康太君と6年生の村松冴君が挑戦した。
2人は、「すごく緊張した。しっかりできてよかった」と感想を話していた。
アンコールには軽快な行進曲が演奏され、観客も手拍子で参加して一緒に楽しんでいた。 -
「ふき文庫」のためフキ回収
伊那市の新山小学校で7日、子どもたちの本を買うためのフキ集めが行われ、体育館にPTAらが次々にフキを運んだ。
この活動は、フキの販売収益で児童用の本を購入し、子どもたちが読書に親しむ環境づくりをしようと36年前から行っている。
昨年は6万2千円ほどの収益があり、児童書18冊と紙芝居の舞台を購入した。
フキは、川や畑の土手に生えているものを地域の人が収穫した。
フキの香りでいっぱいになった体育館では、業者に出荷するため、保護者たちが長さをそろえて箱詰めしていた。
現在図書館にある本は、約2割がこの収益で購入しているということで、PTA会長の六波羅孝さんは、「地域の協力で行っている活動。子どもたちには、本を読む習慣をつけて大事にしてもらいたい」と話していた。
この日の作業では、520キロのフキが集まった。 -
大学ラグビー 同志社×明治
大学ラグビー、明治大学と同志社大学の招待試合が7日、伊那市陸上競技場で行われた。会場には約1500人がつめかけ、試合を楽しんだ。
大学ラグビーの招待は、平成7年度の陸上競技場の改修工事の竣工記念として始まり、今年で13回目。
この日は、大学選手権や日本選手権で多くの優勝経験を持つ東西を代表する伝統校、明治大学と同志社大学が戦った。
試合は、紫と白のユニフォームの明治大学が優位に立ち、次々にトライを決め、結果66対7で明治大学が勝利した。
観客は、体と体のぶつかりあいにどよめき、好プレーに歓声を上げていた。 -
北新区7月に豊川の清掃工場視察
上伊那の新しいごみ処理施設の建設候補地となっている伊那市富県北新区の住民が、愛知県豊川市で導入している新型のごみ処理施設を7月に視察する。
現地では、周辺住民から聞き取り調査も行う予定で、住民の生の声を聞きたい竏窒ニしている。
7日夜開いた地元住民と伊那市、広域連合との懇談の中で提案され、正式決定した。
北新区では、ごみ処理施設への理解を深めるため、先進地の視察を希望していた。
それを受け上伊那広域連合は、すでに新しいごみ処理場が稼動している近県の市町村をリストアップし、北新区に提案した。
北新区は、その中でも今回の建設候補地と同じように山すそにあり、一日のごみの処理量が広域連合が計画している施設に最も近い施設を視察場所に選んだ。
視察地は、愛知県豊川市の豊川宝飯衛生組合の清掃工場。現在、2基のごみ処理施設が稼動しているが、主に平成15年に建設した新しい施設を視察する。
1日に処理するごみの量は130トンで、ごみの処理方法は、コークス燃料を使ってごみを高温で燃やす「コークスガス化溶融方式」。
また当日は、ごみ処理の余熱を利用した周辺施設の見学も行う。
北新区では、先進地視察の後、環境アセスについての勉強会を進める予定。 -
野生動物対策センター発足記念シンポジウム
今年2月に信州大学農学部に「野生動物対策センター」が設置されたことを記念したシンポジウムが7日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
野生動物対策センターは、シカなどの野生動物に関する問題を解決するための人材育成の拠点として、今年2月に農学部内に設置された。
シンポジウムは、このセンターを広く地域に知ってもらい、地域との連携について考えたいと開いた。
センターの担当教員でもある農学部の竹田謙一准教授は、長野県の野生動物問題の特徴について講演した。
竹田准教授は、長野県は農業の鳥獣被害額が全国3位、被害面積は2位で、他の県に類を見ない発生地だと説明した。
また、長野県は害を及ぼす動物も多種多様と話し、「野生動物問題のメッカであることを逆手にとり、モデル地域となるべき。その中でも農学部は、森林、農業、動物とさまざまな面から共同で研究できるので、果たすべき役割は大きい」と話した。
講演後には、県内外で鳥獣問題解決に取り組んでいる5人によるパネルディスカッションも行われ、今後の解決方法について意見を交わした。 -
プール清掃
伊那市の伊那東小学校で8日、プール掃除が行われた。
1、2時間目に、5年生107人がプールを掃除した。
子ども達は、デッキブラシで磨く人、ゴミや石を拾う人などそれぞれ役割を分担した。
伊那東小ではここ数年、エコと水道代の節約を兼ねて、掃除には大きなプールの残り水を使っている。
水を運ぶ役目の児童は、バケツいっぱいに水を入れ、何度も何度も大きなプールと小さなプールを往復していた。
同校のプール開きは19日で、8月いっぱい水泳の授業を行う。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会が8日開会し、村側から予算案件など4議案が提出された。
一般会計補正予算案は、総額1億2千万円で、全会一致で原案通り可決された。
主な事業は、西部保育園の耐震改修工事費用等に4千万円、8月に発行を計画している総額2400万円のプレミアム商品券の印刷代や、プレミアム部への補助に500万円など。
任期満了に伴う副村長の選任は、現職の加藤久樹さんを再任した。
6月定例会の会期は17日まで。一般質問は15、16日。 -
宝永の絵図修復後披露
箕輪町内に残る、今から300年前に描かれた「宝永の絵図」が7日夜、北小河内公民館で修復後初めて、区会議員らに披露された。
絵図は、南小河内と北小河内の両区で、1年ごと交代で管理している。
17日に南小河内区へ絵図を渡す交換式を前に、北小河内の区会議員らが集まり、畳6枚ほどの大きさのある絵図を広げた。
絵図は、今まで折りたたみ保管されていたため、一部破けたり、裂けるなど痛んでいたということで、先月業者に依頼し修繕した。
絵図には、現在の辰野町から諏訪、伊那市高遠町の片倉一帯の山林が描かれている。
また裏面には、集落で山や水の権利などで争ったとき、奉行所が裁定した記録が残っている。 -
みらい塾のバラ見ごろ
伊那市長谷黒河内にある農家民宿「みらい塾」のバラ園で、色とりどりのバラが訪れた人の目を楽しませている。
みらい塾のバラ園は、女将の市ノ羽幸子さんが4年前から手がけてきたもので、今では120種500本近いバラが植えられている。
現在見ごろを迎えている品種は、柔らかな香りが漂う「ロココ」や、小ぶりの花が連なって咲く「カクテル」などで、そのほかにも「アンネのバラ」などが庭を彩っている。
みらい塾のバラは、ほかよりも花が大きく育つのが特徴で、バラの見学に訪れる人も年々増えてきているという。
このバラは、来週が見ごろだという。