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信州伊那高遠の四季展
応募386人、487点8月に開かれる3年に一度の全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」の実行委員会は5日開き、今年の応募点数などを報告した。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市の風景や行事などをテーマにした絵画作品を公募する展覧会。
今年の作品募集は4月末で締め切られていて、応募人数は前回より20人ほど少ない386人、応募作品は前回より40点ほど少ない487点。
この作品の中から、金賞銀賞各1点、銅賞3点など合計75点を入賞作品として選ぶ。
審査は19、20日に行う。
信州伊那高遠の四季展は、8月1日から9月13日まで、信州高遠美術館をメーン会場に開く。 -
新型インフルエンザ相談体制変更
新型インフルエンザに関する相談が少なくなってきていることを受け、長野県は6日から、県内の保健福祉事務所などに開設している電話相談窓口の対応時間を短縮した。
県では、4月末から県庁などに電話相談窓口を開設していて、上伊那でも伊那保健福祉事務所に設置している。
国内で感染者が確認された5月16日以降、多いときは1日に500件以上の相談が寄せられたこともあったが、6月に入り相談件数は100件前後まで減少している。
また、新型インフルエンザの発生地域に滞在した人からの相談はほとんどないことから、相談時間の変更を決めた。
変更後は午前8時半から午後7時までとなる。
急な発熱などの緊急時は、引き続き時間外の対応も行っていくという。 -
箕輪南小で地域住民と児童の集い
箕輪町の箕輪南小学校で6日、地域住民と児童の集いが開かれた。
この集いは年1回開いている恒例行事。この日は参観日で学校を開放していて、地域の人たちと児童が歌などを発表しあって交流した。
発表は、2学年ずつの3ステージと地域の人の全4ステージ。
1・2年生は、一人ずつ家族を紹介するお話リレーの発表をした。「お父さんは楽しそうにビールを飲んでいます」「妹はぼくのまねをします。そんな妹が大好きです」など、大きな声で発表していた。
地域からは、三日町地区のコーラスグループ「ひまわりコーラス」が参加して、唱歌など2曲を歌った。
集いの最後は5・6年生が合唱を披露。地域の人や家族に感謝の気持ちを込めて、「ベストフレンド」という曲を熱唱していた。 -
伊那市保育料統一で23人に影響
伊那市は旧3市町村の保育料を一元化するため段階的に保育料徴収基準を改定し、今年7月から統一料金にする。保育料体系の一元化に伴い保育料が値上げとなる人数は高遠町と長谷に住む23人で、影響額は年間合計で83万2800円となる。
5日夜、伊那市役所で開いた伊那市保育園運営協議会で報告された。
階層区分は現行の21階層から13階層に統合し、それにより高遠町と長谷の23人の保育料が値上げとなる。
最高は月額5千円の値上げで該当者は5人、4600円が7人などとなっている。
伊那市では該当者に対し、料金改定について説明し理解を求めていくことにしている。
運営協議会ではほかに、同じ世帯から3人以上が保育園に通っている場合、3人目以降は保育料を無料とする報告もあった。
これは国の保育料軽減措置によるもので、今年度は市内で17人が対象となり、年間の合計影響額は約60万円。
上伊那での3人目以降の無料化は箕輪町と南箕輪村で実施している。
また協議会では今年度、伊那東保育園と伊那北保育園の整備について検討していくことを確認した。 -
荒井区少年少女球技大会
伊那市荒井区伝統の少年少女球技大会が6日、伊那小学校グラウンドで開かれた。
大会は、荒井区などが毎年開いているもので、今年で32回目。以前はソフトボールを行っていたが、平成7年から、低学年でも楽しめるようキックベースボールに切り替えた。
荒井区にある12の地区から、190人ほどの子どもが参加し、地区ごとに分かれて試合をした。
会場からは、子どもたちを励まそうと大きな声援が送られていた。
伊那公民館荒井分館館長の久保村友保さんは、「最近は、同学年のみで遊ぶ子どもが多いようだ。学年を超えた交流ができるよう今後も続けていきたい」と話していた。 -
入笠山開山式
夏山シーズンを迎え6日、入笠山で開山式が行われた。
伊那市と富士見町でつくる入笠山観光連絡協議会は、毎年6月始めに開山式をしている。
この日は、伊那市境の富士見町にある登山道入り口で開山式が行われ、関係者や登山客などが1年間の無事故を祈願した。
協議会会長の小坂樫男伊那市長は、「多くの人に足を運んでもらい、景色を満喫してもらいたい」と話していた。
開山式では、今年初めて「諏訪アルプホルンクラブ」のメンバーが演奏をした。
アルプホルンはスイスの民族楽器。遠くまで音が響くことから、昔は山の上で時間を知らせるために使われていたという。
演奏が終わるとさっそく、登山客が頂上を目指して歩き始めた。
入笠山は標高1955メートル。年間を通して40万人が訪れる。
山頂では360度のパノラマが楽しめ、天気が良ければ富士山や3つのアルプスが見える。
協議会では、「入笠山は初心者でも登山が楽しめるので、多くの人に景色や植物などを見に来てもらいたい」と話していた。 -
フェンシング長野県大会
フェンシングの長野県大会が6日、箕輪町の町民体育館で開かれ、選手たちが練習の成果を発揮した。
会場では、8月に奈良県で開かれる高校の全国大会インターハイの予選と、小・中学生の県大会を同時に開催した。
大会には上伊那郡内の選手を中心に約30人が出場。相手の胴の部分をついて得点するフルーレ種目を行った。
高校生にとってはインターハイにつながる重要な試合ということもあり、ポイントをとった選手たちは大きな声をあげ、ガッツポーズを見せていた。
7日は、高校生の部は団体戦と残りの2種目、小・中学生の部は小学生と中学生女子の試合がある。 -
大芝高原の間伐材を無償提供
南箕輪村の大芝高原で6日、昨年度の間伐事業で出た間伐材が無償提供された。
受付終了の午前9時までに約40組が大芝高原を訪れ間伐材を選んでいた。
南箕輪村は、定期的に大芝高原の間伐を行い、間伐材を無償で提供している。
訪れた人たちは、ヒノキやアカマツなどの間伐材を車に乗せられるサイズに切って運んでいた。
村内から訪れた男性は、「間伐で大芝の森が良くなる上に、無償で提供してくれるのでうれしい」と話していた。 -
ジャスコ箕輪店で避難訓練
火事を想定した避難訓練が6日、箕輪町のジャスコ箕輪店で行われ、施設内全店舗の従業員約120人が参加した。
ジャスコ箕輪店では、災害発生時に従業員一人ひとりが割り当てられた役割をこなせるよう年に2回訓練をしている。
今回は、できるだけ災害発生時に近い状況を体験してもらおうと、箕輪消防署が設置した煙体験ハウスの中を通った。
従業員らは、視界1mほどの煙の中をハンカチや手で口を覆い、体勢を低くして通過していた。
箕輪消防署では、「広い店内でも煙は一気に広がる。落ち着いて迅速な行動がとれるよう、普段から意識をしていてほしい」と呼びかけていた。 -
箕輪RC35周年記念植樹
箕輪ロータリークラブは5日、創立35周年を記念して箕輪町のながた荘近くに、ブルーベリーやキイチゴの苗木を植えた。
雨の降る中、会員ら約10人が作業し、ブルーベリーやキイチゴ、ユスラウメの苗木30本を植えた。
植樹した3種類は全て実のなるもので、宿泊客が散策時に取って食べられるようにと、ながた荘の希望に応え選んだ。
箕輪ロータリークラブの佐々木喬会長は、「35周年という一つの節目を迎えた。今後も地域貢献のために頑張っていきたい」と話していた。
箕輪ロータリークラブでは、35周年記念事業として今回の植樹のほか、箕輪町と南箕輪村への本の寄贈などを計画している。 -
しんわの丘でローズガーデンウエディング
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで5日、結婚式が行われた。
伊那市観光がローズガーデンを全国に発信しようと無料挙式を募集したところ、11の都県から55組の応募があった。
その中から選ばれたのが、三重県在住の恩田竜二さん、美和さん夫妻。
二人は同じ職場で知り合い、2001年に結婚式を挙げた。ご主人の竜二さんは、当時バレーボールの実業団選手。結婚から3年目、試合を間近に控えた竜二さんは事故で脊椎損傷の大けがを負い下半身完全まひの体になってしまった。
結婚から8年が過ぎ、ローズガーデン挙式の募集を知った二人は、改めて誓いをたてようと応募した。
5日は、小雨が降るあいにくの天候となったが、そんな二人を祝福しようと50人が参列した。
式は、竜二さんから美和さんへのブーケプロポーズに始まり、指輪の交換、結婚証明書への署名、誓いの口づけと幸せの時間が流れていった。
伊那市観光社長の小坂樫男市長も立会人として参列。代表の署名もした。
最後は、バラの花びらに包まれた二人。妻の美和さんは、「心に残る結婚式になった」と感謝していた。
高遠さくらホテルから移設された愛の鐘が二人の新たな門出を祝福しているようだった。
しんわの丘ローズガーデンでは13日にも、もう一組の結婚式が行なわれる。 -
上伊那華道会いけばな展
上伊那華道会のいけばな展が8日まで、伊那市通り町のニシザワデパートで開かれている。
池坊や小原流など10の流派で組織する上伊那華道会は、毎年この時期にいけばな展を開いている。
5、6日が前期、7、8日が後期で、前期後期合わせて160点を展示している。
会場には、ユリやバラなど季節の花をあしらったいけばなが並び、訪れた人たちは足を止めて見入っていた。
出品しているのは、指導者か流派の推薦を受けた人の作品のみで、レベルの高いものばかりという。
会長の福澤登美子さんは、「流派を超えた個性の共演を多くの人に見てもらいたい」と、来場を呼びかけている。 -
伊那市西箕輪地区が功労者表彰報告
地域の景観を守る活動が認められ、伊那市西箕輪のふるさと景観住民協定者会が、国土交通大臣表彰を受けた。
同会の小池知志会長らが5日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞報告をした。
西箕輪地区では、地域の景観を守ろうと西箕輪ふるさと景観住民協定を結んでいる。また昨年9月、県内で初めて景観育成特定地区の指定を受け、建築物に基準を設けるなど景観の保全に努めている。
その活動が認められ1日、東京都で開かれた「日本の景観とまちづくりを考える全国大会」で、まちづくり功労者国土交通大臣表彰を受けた。受賞は、伊那市内の団体では初めて。
小池会長は、「地道に良い方法を考えて取り組んできたことが評価された。これからも住みよい地域づくりをしたい」と話していた。
協定者会では現在、伊那インター工業団地の誘導看板の統一化を進めているほか、活動内容をまとめた冊子作りなどに取り組んでいて、今後も景観保全のために活動していきたい竏窒ニしている。 -
伊那市松くい虫対策協議会
伊那市は、松くい虫対策として松以外の種類に転換する地区をこれまでの東春近、西春近に加え、富県、美篶でも実施する。5日開いた伊那市松くい虫対策協議会で報告した。
平成20年度は、東春近で8.18ヘクタール、西春近で1ヘクタール、合計9.18ヘクタールで松以外の樹木に転換する樹種転換をした。
今年度はこれに加え、富県と美篶地区の一部でも行なう計画で、20年度の倍の約20ヘクタールを計画している。
長野県の松くい虫被害は全国1位で、県内で上伊那は、上田小県、下伊那などに次いで4位となっている。
上伊那では、特に駒ヶ根市で被害が増加している。
伊那市の被害は、初めて発見された平成18年が731立方メートル、20年度は1220立方メートルと増加傾向にある。
「間伐すると被害が拡大するとの話があるが」との委員からの質問に、県の担当者は「間伐した木材は、10月から2月の寒い時期に乾燥させるなど適切な処理をしないと松くい虫の温床になる」との説明があった。
これまでに被害が確認されていないのは西箕輪地区、長谷地区のみで、20年度も被害の報告はなかった。 -
伊那市でグリーンカーテン大作戦
環境保全について考える「環境の日」の5日、伊那市は、植物のつると葉で日差しをさえぎるグリーンカーテンを作るため、アサガオの苗を植えた。
職員約30人が、アサガオの苗約300本をプランターに植えた。
グリーンカーテンは、アサガオなどつるのある植物をネットにはわせ、窓の外を覆う。夏の強い日差しを和らげ、部屋の温度が上がるのを抑える効果があるため、エアコンの使用時間を少なくすることができる。
伊那市では、温暖化防止への取り組みとして昨年からグリーンカーテンを作っている。
昨年は植えた本数が少なく、期待したほどの効果が出なかったため、今年は苗の数を増やし、計画的に肥料や水やりをするという。
プランターは庁舎の南側の窓の前に設置した。幅は約48メートルで、順調に成長すれば高さは4メートルほどになるという。 -
みのわ祭りポスター図案決まる
みのわ祭りを町内外にPRするポスターとうちわの図案選考会は4日夜、箕輪町役場で開き、ポスターに箕輪北小学校6年の勝野紗瑛さんの作品、うちわに同小5年の下平杏奈さんの作品が選ばれた。
今年は、町内の小学生を中心に66点の作品が寄せられ、みのわ祭り実行員会のメンバーが審査した。
ポスターに選ばれた勝野さんの作品は、町のイメージキャラクターもみじちゃんが祭りを楽しんでいる様子を描いている。
団扇に選ばれた下平さんの作品は、色使いや字体などのデザインが評価された。
ポスターは千枚、うちわは4500本用意し、PRに役立てるほか、まつりの参加者に配る。 -
箕輪エコエコ研究会発足
箕輪町内の異業種の経営者などで組織する、自然エネルギーを活用した新商品の開発を目指すグループ「箕輪エコエコ研究会」が4日夜、発足した。
箕輪町産業会館にメンバーが集まり、新組織立ち上げに向け組織の名称決定や役員の選出などをした。
メンバーは、平成18年から、太陽光や農業用排水など自然エネルギーを活用した商品の開発研究をする「箕輪ブライトプロジェクト」として活動してきた。
今年3月に3年間の活動を終えたが、より完成度の高い装置の開発や新分野の研究を進めようと、新組織を立ち上げることになった。
名称は、エコロジーとエコノミーをかけ、語呂がよいことから、「箕輪エコエコ研究会」に決まった。
新会長には、アルミ加工などを手掛けるバンブーの竹内眞治社長が選ばれた。
竹内さんは、「このグループは有志の集まり。遊び心を持ち、物作りを楽しみたい」と話していた。
会では新規会員の募集を行っていくほか、今年の秋頃から新規事業に取り組む計画をしている。 -
保育園児と小学生交流
南箕輪村の南箕輪小学校2年4組の児童は5日、学校近くの中部保育園で、自分達で作ったおもちゃを使い園児と一緒に遊んだ。
2年4組は、総合学習の一環で保育園との交流をしている。
児童は、園児に楽しんでもらおうと、本で調べたり、図書館で教わったおもちゃを作った。
用意したのは、ビニールヒモとペットボトルを使った輪投げや、紙とストローで作った竹トンボなど4種類。
このうち魚釣りのコーナーでは、小学生が園児に色紙で作った魚を釣り上げるコツを教えていた。
ある児童は、「遊び方を説明するのが難しかったが、一緒に遊べとても楽しかったです」と話していた。 -
6月4日は「ローメンの日」
6月4日は、ローメンの日。ローメンズクラブ加盟店では、通常550円から700円のローメンが1杯400円で味わえるサービスが行われた。
伊那市入舟のローメン発祥の地万里は、昼時になると多くの客で賑わっていた。
ローメンの日は、蒸し麺のゴロにあわせて6月4日に制定されていて、日本記念日協会にも認定されている。 -
伊那市議会開会
伊那市議会6月定例会が4日開会し、市が予算案件など5件を提出した。
提出されたのは、条例案件2件、予算案件など合わせて5件。人事院勧告による特別職や一般職の給与を減額する条例の専決処分は承認された。
会期は22日まで。一般質問は11、12、15日。今議会から一問一答方式で一般質問を行う。 -
技能検定実技優秀者へ賞状伝達
昨年夏に行われた国家資格の技能検定で実技の成績が優秀だったとして、南箕輪村の伊那技術専門校の訓練生3人に、県から賞状が贈られた。
遠藤昌之校長が1日、2人に賞状を渡した。残り1人は欠席だった。
長野県では、県内の技能検定合格者のうち、実技成績の上位3人に対して昭和41年から表彰をしている。
メカトロニクス科2年の藤村智治さんは、「電気系保全作業3級」に合格し、実技は県内で1番の成績だった。
同じくメカトロニクス科2年の池上裕樹さんは、「普通旋盤作業3級」に合格し、実技成績は県内で2番目だった。
藤村さんと池上さんはともに昨年、伊那市内の普通科の高校を卒業し、良い条件で就職しようと伊那技専へ入校した。
今後の目標について、藤村さんは「多くの技術を身につけ、地元企業に就職したい」。池上さんは「さらに上級の資格を取得できるよう勉強したい」と話していた。 -
災害発生時初動対応職員研修会
伊那市は2日、災害発生時に避難所となる小中学校の鍵を開けるなど初動対応する職員を対象とした研修会を市役所で開いた。
初動対応職員に指定されている50人ほどが出席した。
伊那市では、市内の小中学校すべてを災害時の中心的な避難場所に指定しているが、平成18年7月豪雨災害の際、避難所の開設に時間がかかった場所があった。
それを教訓に、体育館の鍵を開けるなど初動対応する職員を指定し、19年度から研修会を開いている。
指定されている職員は、学校まで歩いていける距離に住む職員。
研修会では、初動対応職員がけがなどをすれば避難所が開設されないため、「地震止めをタンスに設置するなど、日ごろからの心がけが大切」と説明があった。
また災害時は、時間によっては飲酒している人も多く、トラブルが発生する可能性があるとして、「職員がパニックにならず冷静に対応することが必要」としている。
伊那市では、初動対応職員を対象に、開設時のトラブルを想定したゲームでの訓練を7月中に行いたいとしている。 -
上農で農業クラブ意見研究発表会
上伊那農業高校で4日、日頃の学習で感じたことや研究について発表する農業クラブ意見研究発表会があった。
この発表会は、農業高校で学んだ知識や技術を競う大会で、この日行われた校内発表会は、県大会出場者を決める審査会となっている。
意見発表に12人、研究発表に4つの班が出場し、生徒たちは5人の審査員と全校生徒の前で発表した。
意見発表で2年生の大沼佐奈代さんは、自分の家で栽培している小麦に付加価値をつけるため、限定スイーツを作ることが目標と話し、「自分の将来のため、我が家の経営のためにも頑張りたい」と話した。
また、3年生の田中直樹君は、牛乳ビンの中でリンドウを栽培する研究をしていて、「より良いデータを集めて商品化を目指したい」と発表していた。
県大会には各分野から1人、または1班が出場することになっていて、この日の発表会を基に出場者が決まる。 -
お母さんの健康講座
子育て中のお母さんたちを対象にした健康講座が4日、箕輪町子育て支援センターで開かれ、日ごろセンターを利用しているお母さん12人が参加した。
同講座は、子育てで疲れているお母さんたちに、心も体も健康になってほしいと初めて開いた。
講師を務めた健康運動アドバイザーの山岸洋子さんは、「なりたい自分を意識して行動などを変えると、自分が成長できる」と話し、「頑張りすぎず、あきらめないことが大事」とアドバイスしていた。
お母さんたちは、心を落ち着かせて深呼吸し、肩を上下させるなどして体をほぐしていた。 -
入笠山で放牧
標高約1800メートルの伊那市高遠町の入笠牧場に4日、牛が放牧された。
牛の放牧は、牧場に草が茂る夏の期間を利用して毎年行っており、牛の足腰を強くすることや、酪農家の夏の間の労働負担を軽くすることなどを目的としている。
牛約50頭が、上下伊那、諏訪地域から運び込まれた。ほとんどが生後6カ月から2、3歳くらいまでのホルスタインで、体重や健康状態を一頭ずつチェックした後、放牧した。
近年は酪農家が減少しているため、運び込まれる牛も少なくなっているという。
牛が過ごす牧草地の入り口は、山頂近くにあるため、最後に関係者全員で牛を追い、誘導した。
昨年は、ニホンジカの食害で牧草が不足し、予定より早く牛を下牧させた。
今年もニホンジカの食害はあるが、放牧を前に約50頭のニホンジカを駆除したほか、防護柵や捕獲用のおりを設置するなどの対策をとっている。
そのため現状では、草不足の心配はないという。
放牧した牛は、約4カ月間を牧場で過ごし、10月初旬に元の牧場に帰る。
放牧は5日も行い、50頭ほどが運び込まれる予定。 -
鹿嶺高原で防護柵設置
伊那市は長谷の鹿嶺高原で4日、シカなどの食害から貴重な植物を守ろうと防護柵を設置した。
ボランティアを含め約30人が標高約1800メートルのキャンプ施設がある所で作業をした。
柵は高さ2メートルほどで、以前は植物が群生していた場所を中心に全部で3カ所囲った。
鹿嶺高原では、シカによる食害の影響で植物が減り、それに伴いチョウなどの昆虫も減少しているという。
市では5年計画で柵で囲った部分の植物がどの程度復活するかを観察していくことにしている。
また貴重な植物を心ない人が持ち帰る例もあるとして、柵の設置を自然を大切にするという意識付けにもつなげていきたい竏窒ニしている。 -
高遠消防署水難救助訓練
夏の行楽シーズンを前に、伊那市の高遠消防署は4日、水難事故の発生に備えて訓練をした。
高遠ダムで釣り人がボートから転落したとの想定で訓練し、119番通報が伊那消防署に入り、高遠消防署の当直職員が現場に駆けつけた。
これまでの訓練には、さまざまな想定が与えられていたが、今回はより実践的な訓練にしようと、隊員が現場で救助方法を判断し行動していた。
高遠消防署管内には3つのダム湖があり、夏の行楽シーズン中、いつ水難事故が発生するかわからないとして、毎年訓練をしている。
隊員らは、ボートを湖に浮かべ、釣り人に見立てた人形を救助していた。
また、非番の隊員も応援に駆けつけ搬送した。
高遠消防署の蟹澤昭二署長は、「少ない人数で実践的な訓練が出来たと思う。災害発生時に迅速に対応できるように生かしていきたい」と話していた。
なおこの日は、19人の消防隊員全員が、ボートなどを使った水難救助の研修を受けたという。 -
大萱保育園でアマランサスの種まき
伊那市大萱保育園の園児は4日、自分たちで育てる雑穀アマランサスの種まきをした。
種は、伊那地域アマランサス研究会が園児にプレゼントした。
アマランサス研究会は昨年、新しい地域食材を知ってもらおうと市内の全保育園に苗を贈った。
今年は、芽が出る様子も観察してもらおうと、種を贈ることにした。
子どもたちは、小さな種を丁寧にまき、そっと土をかぶせていた。
このアマランサスは1カ月ほどしたら間引きをし、おひたしやスープにして給食で味わう。
また、大きく成長したら絵を描いてみんなで花の観察をするという。
アマランサス研究会では、今年も市内23の保育園全てに種をプレゼントしていて、「園児が家族と一緒に観察したり味わうことで、地域へのアマランサスの定着につなげたい」と話していた。 -
向山竹脩さん「源氏物語」書展
伊那市山寺在住の書家向山竹脩さんによる「源氏物語」をテーマにした書展が、伊那市のぶぁんてあんで開かれている。
向山さんはこれまで、井上井月をテーマにした書展を開いてきた。
今回は、紫式部の「源氏物語」をテーマに選んだ。
12点の作品には順番がありストーリーに沿って並んでいる。
源氏物語の主人公光源氏が、生まれてから成長するまでの序章にあたる物語の中から登場人物が詠んだ和歌を作品にしている。
作品一つひとつに、向山さんの解説も付いている。
向山さんは、「源氏物語は、日本人の心を学ぶのに最適の超一級の作品。紫式部の作品は奥深い」と話していた。
この作品展は10日まで。向山さんによる源氏物語を読み解く講座は12日から、ばぁんてあんで開く。 -
宅老所おらほ祭り
伊那市東春近の宅老所「おらほ」は、開所7周年を記念して31日、出し物や食事を楽しむ祭りを開いた。「おらほ」の利用者や家族、地域住民ら180人ほどが集った。
祭りでは、ハーモニカや踊りなどが披露され、参加者が一緒に口ずさむなどして楽しんだ。
宅老所「おらほ」は7年前、伊那市で初となる宅老所として始まった。
利用者4人からのスタートだったが、現在は40人ほどが利用している。
7年目を迎えるにあたり祭りをしたいという声がスタッフなどから挙がったということで、今回初めて祭りをした。
会場には、綿あめなども用意され、子どもたちが並んでいた。