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伊那まちの昔と今を見比べる 伊那市創造館企画展
伊那まちの昔と今を比べてその遷り変りを知ることができる企画展が、伊那市の創造館で開かれています。
会場には、かつて通り町の象徴となっていた王冠ネオンアーチの模型や商店街を写した写真などが展示されています。
企画展は、1966年の伊那まちを舞台にした自主制作映画が来年公開されることに合わせて、昔と今の商店街の遷り変りを見てもらおうと開かれているものです。
こちらは、昭和34年1959年に建設された王冠ネオンアーチをCGで再現したものです。
1995年に撤去されるまで、36年間にわたり伊那まちの象徴となっていました。
他に、荒井から山寺までの街並みの模型が展示されています。
会場では他に、上伊那地域にあるJR飯田線のそれぞれの駅を写した写真が展示されています。
伊那市創造館の企画展伊那まち1966は、12月25日月曜日まで開かれています。
入場料は無料です。 -
楠洲流竜西吟詠会 50周年記念大会
楠洲流竜西吟詠会の50周年記念大会が、27日に伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
50周年記念大会では、支部ごとに演目を披露しました。
会員は、漢詩や短歌、俳句などを独特の節回しで吟じていました。
竜西吟詠会は、多い時で100人以上の会員がいましたが、現在は高校生から90代までの38人となっています。
1974年に発足し、今年50周年となりました。
月に3回から4回公民館などに集まり練習をしています。
他に、剣舞の披露もありました。
大槻志洲会長は「50周年の節目を迎えることができ、うれしく思う。今後も楽しく仲間と支え合って健康長寿に繋げていけるよう元気に取り組んでいきたい」と話していました。 -
南箕輪村 松くい虫対策に新たに900万円を補正予算案に計上
南箕輪村は、松くい虫被害の拡大防止のため、新たに防除対策費900万円を、現在開会中の9月定例会に補正予算案として計上しています。
11日は、村議会全員協議会が開かれ、村が概要を示しました。
村は、松くい虫による被害を受けた枯損木の処理費用として、今年度の当初予算に800万円を計上しています。
しかし、今年度は先月末までに131本、236.5立方メートル分を処理していて、かかった費用は約680万円となっています。
さらに7月末時点で、134本、311立方メートルの松枯れ被害が確認されていることから、追加の処分費用として900万円を補正予算案として計上したものです。 -
女子ソフト「イナ昴」全国大会出場へ
16日から福井県で始まる35歳以上の人を対象にした全国大会、日本ス
ポーツマスターズ2023の女子ソフトボール競技に、伊那市を拠点に活動するチーム「イナ昴」が出場します。
11日は、イナ昴の茅原徳子監督と田中由里選手、森本千史選手、森本侑生コーチの4人が伊那市役所を訪れました。
イナ昴には40代から50代を中心とするメンバー18人が所属していて、今年で結成38年目となります。
週に1回、夏は東春近総合グラウンドで、冬は東春近小学校の体育館で練習を行っています。
6月に小諸市で行われた県大会でおよそ10年ぶりに優勝し、全国大会へ
の出場を決めました
冬の期間に、バッティングを強化し、得点を重ねられたことが勝利につながったということです。
白鳥孝市長は「練習を重ね、ますます強くなってください」と激励していました。
イナ昴が出場する日本スポーツマスターズの女子ソフトボール競技の試合は、16日から福井県で始まります。
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箕輪町が火の見櫓の撤去費用を負担
箕輪町は各区の火の見櫓が不要になった場合、撤去費用を町が負担する考えを11日に示しました。
これは役場で開かれた町議会一般質問の中で白鳥政徳町長が議員の質問に答えたものです。
町内には29基の火の見櫓があり、ほとんどが建設後60年近く経ち劣化が見られるということです。
白鳥町長は「倒壊の危険があり区として不要と判断した場合には、町が撤去費用を負担していく」との考えを示しました。
箕輪町によると、現在火の見櫓は防災業務無線の拡声器を取り付けたり、消防ホースを乾燥させるのに使われているということです。
29基あるうち、6基は活用されていないということです。
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高校演劇 伊那弥生ケ丘高校が県大会に出場
上伊那地区高校演劇合同発表会が、伊那市の伊那文化会館で10日に開かれ、伊那弥生ケ丘高校が県大会出場を決めました。
発表会には、伊那弥生ケ丘、伊那北、赤穂、伊那西の4校が出場しました。
審査の結果、「Change My World」を演じた伊那弥生ケ丘が県大会出場を決めました。
この作品は、アニメ好きということを隠している女子高校生と5年間引きこもり外に出る勇気が出せない女性が、インターネットで出会い意気投合して仲良くなります。
2人はインターネット上で心を通わせ葛藤しながらも自分を変えようと前向きに生きていくというストーリーです。
伊那弥生ケ丘は、11月に伊那文化会館で開かれる県大会に出場します。
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小笠原商店の寒天倉で和太鼓の演奏
天然の糸寒天を製造している伊那市東春近の小笠原商店の寒天倉を活用した和太鼓の公演が9日、行われました。
この時期は寒天の製造を行っておらず倉庫が空いていることから今回、公演を行うことになったということです。
演奏を披露したのは伊那市を中心に活動する2人組「響太鼓 哲幸」です。
「響太鼓 哲幸」は西春近北小学校6年生の赤羽幸之助君と、指導者で伊那市西春近の石川哲大さんの2人です。
2人は、今年1月に横浜市で開かれた和太鼓コンテストの組太鼓部門に出場し優勝しました。
9日は、石川さんが作曲した曲などを披露しました。
また、東京都を中心に活動する団体「太鼓心十」も演奏を披露しました。
メンバーで伊那市在住の前原元さんは小笠原商店でアルバイトとして働いています。
公演では合わせて10曲が披露され、上伊那地域を中心としたおよそ150人が和太鼓の音色を楽しんでいました。
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ふれあい広場が4年ぶりの通常開催
伊那市社会福祉協議会の福祉の祭り「ふれあい広場が」が10日に伊那市の福祉まちづくりセンターで4年ぶりに通常開催されました。
10日は市内の福祉施設やボランティアなどおよそ40団体が参加しました。
このうち伊那手話サークルのブースでは訪れた人が手話を教えてもらっていました。
輪っこはうす・コスモスの家のブースでは自主製品の販売が行われました。
センター内に設けられた展示スペースでは各福祉施設の作品が飾られました。
今年は4年ぶりに通常開催となりました。
会場に設置されたステージでは11団体がダンスや歌の発表を行いました。
ふれあい広場は、地域住民に福祉団体の活動を知ってもらい、共に生きる福祉のまちづくりを目指そうと伊那市社協が開いているものです。
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伊那市西町にパン店「ベーカリースリール」が15日オープン
伊那市西町に、パン店「ベーカリースリール」が、15日にオープンします。
ベーカリースリールは、西町の伊那バス本社南側にある「お持ち帰り専門店OMODAYA」の隣りにオープンします。
看板商品のフランスパンは、県内産の小麦を使用し、2日間低温熟成させたもので、香りが良く素材の味が楽しめるということです。
価格は、1つ290円です。
こちらの食パンは、耳の部分はパリっと、中はモッチリとした食感が楽しめるということです。
価格は、ハーフサイズが250円、1本が500円です。
10日は、新規開店に伴う報道発表会が開かれました。
店主の向山俊勝さんは、手良出身の51歳です。
20年以上パン製造会社に勤務していた向山さんは、30代のころから自分の店を持つことが夢だったということです。
伊那商工会議所やアルプス中央信用金庫から創業計画に関する支援を受け、今回オープンすることになりました。
11日と12日はプレオープンを予定していて、本オープンは15日金曜日となっています。
常時30種類ほどを販売するということで、今後はOMODAYAとのコラボ商品も計画しています。 -
箕輪町商工会女性部祭り 初開催
箕輪町商工会女性部が主催する祭りが9日、町文化センター周辺で初めて開かれました。
会場には、手芸やマッサージ、飲食など、箕輪町商工会女性部の会員企業を中心に40のブースが出展しました。
箕輪町商工会女性部には、約80人が所属しています。
昨年度は、女性による起業も多く、6事業所が加入したということです。
女性部では多くの人に地元の企業を知ってもらおうと今回初めて祭りを行いました。
大出の飲食店ビストロなゆたのブースでは、箕輪中学校の生徒が考案したオリジナルおやき4種類が販売されました。
8月に職場体験学習で訪れた生徒たちがアイデアを出し、オーナーシェフの佐々木奈由さんが形にしました。
会場は、家族連れなどでにぎわっていました。
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横山維者舎 酒米の稲刈り
伊那市横山の住民有志でつくる、「横山維者舎」は、オリジナルの日本酒「維者舎」の原料となる酒米の稲刈りを9日に行いました。
この日は「横山維者舎」のメンバーおよそ15人が集まり作業を行いました。
米の品種は美山錦で、横山維者舎は5年ほど前から地域活性化をめざし、市内の酒蔵「宮島酒店」と協力しオリジナルの日本酒づくりに取り組んでいます。
田んぼは3枚でおよそ35アールだということです。
米は5月に田植えを行い、減農薬栽培で育てられました。
今年は米の出来がよく、去年より2割ほど多く収穫できたということです。
この日は収穫した酒米を使った日本酒「維者舎」の新酒は12月中旬から下旬の販売を予定しています。
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伊那弥生ケ丘高校 音楽会
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の音楽会が6日、伊那文化会館で開かれ、3年A組が最優秀賞に選ばれました。
審査の結果、最優秀賞には「群青」を歌った3年A組が選ばれアンコール演奏を行いました。
講評で審査員は「クラスが一団となって頑張ろうという気持ちの強さが表れていた」と話していました。
音楽会はコンクール形式で開かれ、1年生から3年生までの15クラスが練習の成果を披露しました。
伊那弥生ケ丘高校の音楽会の模様は10月21日からご覧のチャンネルで放送します。
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9月10日「下水道の日」に合わせ 展示
9月10日の「下水道の日」に合わせて、下水道に関する展示が伊那市役所で4日から始まりました。
会場には処理過程についてまとめた模造紙などおよそ20点が並んでいます。
下水道の大きな役割の一つとして「雨水の排水」があり、この時期は台風の多い季節でもあるため、全国統一で9月10日を「下水道の日」としています。
展示では、オムツなどの異物を下水に流したことによるトラブルを紹介し、注意を呼びかけています。
また、先月から今月にかけて放送されたい~なチャンネルの下水道特集を放映しています。
他に、伊那市・旧高遠町・旧長谷村デザインの3種類のマンホールが展示されています。
会場では伊那市デザインの給水車や日本下水道協会のマスコットキャラクターのペーパークラフトなどの配布も行っています。
展示は14日まで市役所1階ロビーで開かれています。
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千両千両井月さんまつり
漂泊の俳人、井上井月の功績を顕彰する「千両千両井月さんまつり」が9日に伊那市のニシザワいなっせホールで行われました。
今回は「新しい井月像と俳句の世界」というテーマで、研究者や俳人の9人が各々の井月像を発表しました。
井上井月は幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人です。
駒ヶ根市出身の俳人伊藤伊那男さんは、井月の俳句を紹介しながら発表をしました。
伊藤さんは「井月は40歳頃に伊那谷に来るまで、暑き日やひれを包みてあぶる鯛など、その時代の高価な食材の句を多く詠んでいる。
乞食などといわれる前は、井月はいい暮らしをしていたのではないか。このような俳句から新たな井月像が分かってくればおもしろい」と話していました。
このイベントは、井上井月顕彰会が井月を通して地元の歴史や文化を知ってもらおうと開いたもので、今年で11回目となります。
イベントには全国からおよそ50人が参加しました。
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南福地御柱祭 山出し
7年毎に1度伊那市富県南福地で行われる御柱祭で、柱を山から里へ下ろす山出しが9日に行われました。
この日はおよそ50人の氏子が集まり、それぞれ担当の柱を山から里へと引き出しました。
今回の山出しは、氏子の高齢化などの理由から、トラクターで柱を引っ張りました。
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伊那三曲協会 ストリート箏設置
伊那の和楽器の演奏家でつくる伊那三曲協会は、和楽器人口の拡大を目的に、自由に箏に触れ演奏することができるストリート箏を設置設置しています。
伊那市のかんてんぱぱガーデン複合施設モンテリイナの一角にストリート箏のコーナーが設けられていました。
伊那三曲協会が、和楽器の普及を目的に今回初めて行いました。
コーナーには、訪れた人が立ち寄り、箏の演奏を楽しんでいました。
このストリート箏は、10日も行われるということです。
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ラーメン屋「原点」 9月9日、開店30周年に
伊那市のいなっせ南側のラーメン屋原点は、9日にオープン30周年を迎えます。
原点のラーメンと言えば、極太のストレート麺にトンコツスープ。
基本は、塩、しょうゆ、みそ。
油そばも外せません。
原点店主、酒井孝志さん66歳。
ここ10年は入退院を繰り返し、休業を余儀なくされたことも。
今も病院通いの日々ですが、妻なみよさんにも支えられ、この日も店に立っていました。
5日、新聞社の取材。
記者も納得の原点の味です。
新聞記者「食べ応えがあり、私の好みにマッチした味です。」
酒井さん、1993年、平成5年に伊那市荒井青木町のこの地にラーメン屋を開業。
当時は、どさん子でした。
その後、原点としてリニューアル。
9日で開店30年になります。
酒井さん「長いようであっという間の30年だった。」
地元の高校野球部の寄せ書きで埋まる店内。
子どもがいない酒井さん夫婦は、わが子のように子どもたちに寄り添いました。
妻なみよさん「小遣いのない子には、チャーハンを作ってあげたことも。」
開店から9日で30年。
時は流れました。
妻なみよさんも入院するなど、二人三脚で営んできた原点も存続の危機に。
孝志さんが店に出られるのは週に4日ほど。
助っ人が必要になりました。
河内祐貴さん(25歳)。
高校時代から原点の味を知っていた河内さん。
これまでもたびたび店を手伝っていましたが、今年3月からは、毎日店を手伝っています。
河内さんが入って新しいメニューも登場しました。
河内さんには夢があります。
河内さん「大きく何かを変えるというよりは、原点全盛時代を取り戻したい。部活終わりの高校生がバタバタと入ってくるような店にしたい」
酒井さんは、二代目に託すようなまなざしで隣にいました。
まちのラーメン屋原点は9月9日に開店30周年を迎えます。 -
転倒リスクを見える化測定会
伊那市は市民なら誰でも参加できる「転倒リスクを見える化測定会」を市役所で8日初めて開きました。
測定会では、立った状態でのバランス感覚などを測る「立位年齢」や筋肉量、骨密度の測定をします。
このうち立位年齢は、目を閉じた状態で測定器の上に立ち、センサーを付け1分間手を動かし、バランス感覚や反応速度を測定します。
結果は印刷され、訪れた人達は担当者からアドバイスを受けていました。
91歳のこちらの男性の立位年齢は71歳という結果でした。
会場では他に、パワーアシストスーツの体験ができます。
伊那市では昨年度からパワーアシストスーツを活用した運動プログラムを行っていて、測定会は新産業技術を活用した健康増進事業の一環で行われました。
測定会への参加は無料で、次回は来月3日に伊那公民館で開催予定です。
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番組アワード ICT制作番組が優秀賞とNHK WORLD-JAPAN賞
第49回日本ケーブルテレビ大賞番組アワードで、伊那ケーブルテレビが制作した29分番組「伊那まちの理髪店~吉田理容館~」が優秀賞とNHK WORLD-JAPAN賞を受賞しました。
受賞式は7日、東京都で行われました。
伊那ケーブルテレビが制作した「伊那まちの理髪店~吉田理容館~」は、コンペティション部門で優秀賞を受賞しました。
この番組は、伊那市荒井の通り町商店街にある、創業130年を超える吉田理容館と、現役の理容師として店を守り続ける、現在87歳の吉田里美さんに密着したドキュメンタリーです。
また、同時にNHK国際放送局が「世界に広めたい番組」を基準に選ぶ、NHK WORLD-JAPAN賞も受賞しました。
ノミネート作品の中から1つだけに贈られる賞で、伊那ケーブルテレビは初の受賞となりました。
NHK国際放送局の田中淳子局長は、「さりげないやりとりやユーモアで圧倒的なリアリティがあり、冒頭から引き込まれた。ローカルからグローバルにつながる作品だった」と評価しました。
番組は今後、国内外で放映されることになっています。
番組アワードには、全国のケーブルテレビ局から160作品が寄せられました。
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台風13号 熱帯低気圧に
台風13号は、8日の夜までに熱帯低気圧に変わる見込みです。
長野地方気象台によりますと、台風13号は8日の夜までに熱帯低気圧に変わり、警報級の大雨の恐れはないということです。 -
中尾歌舞伎 秋の特別公演へ顔合わせ
伊那市長谷の農村歌舞伎 中尾歌舞伎保存会は、11月23日に予定されている公演に向け顔合わせを、中尾座で7日夜行いました。
中尾歌舞伎保存会は、11月23日に伊那文化会館で開かれるJA上伊那年金友の会生きがい教室で、演目を披露します。
この日の夜は、関係するスタッフの顔合わせが行われました。
上演するのは、奥州安達原三段目袖萩祭文の段です。
袖萩は、十一の娘・お君に手を引かれ、敵方の夫と駆け落ち以来、10年ぶりに実の家に戻ります。
盲目で乞食となった娘と、孫を目の前にして、父親の平傔丈直方と母親は、本心を隠し、塀の外から二人を中に入れません。
前半は、母子の情愛、家族の悲哀が見せ場となっています。
後半は、袖萩の夫 安部貞任と、袖萩の妹が嫁いだ八幡太郎義家が戦場での再会を誓います。
顔合わせでは、出演者が、台本を読み合わせていました。
なお、JA上伊那年金友の会生きがい教室は、一般には公開されません。
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夏野菜を冬に味わう 保存食を使った料理講座
旬の夏野菜を冬でも味わえる保存食を使った料理講座が箕輪町の保健センターで7日に開かれました。
講師は伊那市美篶で郷土料理伝承家として活動する酒井さつきさんです。
講座では箕輪町で採れる栄養豊富な夏野菜を冬まで保存して食べる方法としてピクルスやトマトソースが紹介されました。
きょうはピクルスを使ったちらし寿司やゆでた鶏肉にトマトソースをかけた料理など4品を作りました。
講師の酒井さんは夏野菜の栄養を加工をすることで冬にもおいしく食べられると話していました。
料理講座は箕輪町公民館が開いたものでおよそ20人が参加しました。
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マツタケが少雨で出始め遅れる
秋の味覚マツタケのシーズンです。
例年は8月上旬から出始めるマツタケですが、今年は雨が少ないため出始めが遅れています。
伊那市の産直市場グリーンファームです。
この時期になると、マツタケの特設コーナーが設けられますが、今年はまだマツタケが並んでいません。
グリーンファームの入荷のピークでは今年は土用マツタケも含めてまだ1本も入荷していないと話していました。
伊那市富県新山のマツタケ博士、藤原儀兵衛さんです。
藤原さんが管理する山に今年の状況を確認するため特別に入らせてもらいました。
藤原さんは65年以上マツタケの管理を行っています。
藤原さんによると今年6月頃は例年の1割ほどしか採れなかったということです。
秋のマツタケは例年であれば8月上旬から出始め、10月上旬から中旬に収穫のピークを迎えます。
今年はシーズンに入っても、1本も見つけることができていないということです。
気温が高いことと雨が降る日が少ないためマツタケが出てこないということですが・・・
雨が降ればマツタケの豊作に期待ができるということです。
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箕輪町の名所 オリジナルフレーム切手発売
箕輪町のもみじ湖・赤そばの里の写真を使ったオリジナルフレーム切手の販売が、7日から始まりました。
こちらが、オリジナルフレーム切手「信州みのわ もみじ湖・赤そばの里」です。
切手は、封書用の84円切手で、10枚セットで税込み1,330円です。
箕輪町観光協会が主催するフォトコンテストで入賞した作品が使われているということです。
切手は、7日から販売が始まり、箕輪町の東箕輪郵便局でも店頭に並んでいました。
オリジナルフレーム切手は、日本郵便が製作していて、箕輪町の名所を使った切手シートは初めてだということです。
オリジナルフレーム切手は、84円切手10枚セットで、1シート税込み1,330円です。
全部で800セット用意され、東箕輪郵便局と箕輪郵便局では、それぞれ200セットを販売する予定です。
このほかにも上伊那地域のすべての郵便局のほか、諏訪地域でも購入することができます。
15日(金)からは、日本郵便のウェブサイトでも購入できます。
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台風13号 南信は8日朝から雷雨に警戒
日本の南の海上を進む台風13号の影響で、長野県南部では、8日朝から昼過ぎにかけ、激しい雷雨になる見込みで、長野地方気象台では、土砂災害や強風などに注意を呼び掛けています。
伊那市西箕輪の梨畑では、風によって梨が落下するのを防ぐため、木の周りにネットが張ってありました。
長野地方気象台によりますと、台風13号は、8日夜の初めから9日の明け方にかけて長野県に最接近する見込みです。
南部では、8日の朝から昼過ぎにかけて、多いところで1時間に50ミリの雷を伴う激しい雨が降ると予想しています。
また、最大瞬間風速20メートルのやや強い風が吹くとしています。
気象台では、地盤の緩い場所の土砂災害や河川の増水、強風に注意を呼び掛けています。
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伊那地域定住自立圏共生ビジョン協議会 伊那本線利用者減少など報告
伊那市・箕輪町・南箕輪村が連携して人口の定着を図る、伊那地域定住自立圏共生ビジョン協議会が、伊那市役所で8月24日に開かれました。
この日は、委員ら30人が出席し、公共交通や移住・定住など、各部会が昨年度の取り組みや今年度の実施計画について報告しました。
このうち、地域公共交通部会では、伊那市から箕輪町まで運行しているバス、伊那本線について、新型コロナの影響で、3年連続で利用者が減少していると報告しました。
利用者は、2019年度の2万2,549人に比べ、昨年度は1万7,929人となりました。
部会では、乗り合いタクシー、ぐるっとタクシーなど、伊那市が取り組む移動支援サービスの充実が理由として挙げられるとしています。
新型コロナ5類移行により、外出の機会が増えることを見越し、今後は関係機関と利用しやすい環境を整えたいとしています。
協議会では、人口定着を目的に、産業や公共交通、移住・定住などに関わる事業を行っています。
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シルバーリハビリ体操 指導士養成講座始まる
伊那市が今年度から取り組んでいる、健康維持や介護予防に役立つ「シルバーリハビリ体操」の指導士養成講座が8月24日から始まりました。
講座は、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれ、25人が参加しました。
石川県の理学療法士で、全国でシルバーリハビリ体操の普及活動を行っている石田修也さんが、介護予防の基礎知識について話をしました。
シルバーリハビリ体操は、日常生活の動作に必要な筋肉や関節の動きを保つためのもので、寝たきりの人でもできるように、道具や音楽は使わずに行います。
伊那市は、体操を普及し、市民の健康増進を図ろうと、今年度、県内で初めて体操を取り入れた事業を行っています。
石田さんは「この体操は、いつでもどこでも1人でもできるものです。高齢者同士の交流にも活用できるように学んでください」と話していました。
養成講座は全6回で、指導士に認定された後は、ボランティアとして普及活動を行うことになっています。
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くりの出荷始まる
伊那市富県で秋の味覚くりの出荷が始まりました。
富県のおよそ3ヘクタールに250本の木が植えられているくり園。
富県の住民でつくる高烏谷栗栽培組合が遊休農地解消のため2004年に「くり栗坊主園」としてオープンさせました。
しかし、高齢化により3年ほど前に組合が解散しました。
現在は、駒ヶ根市の小林優希さんがくり園を運営しています。
出荷作業は6日から始まり、パートたちが木から落ちた栗を拾い集めていました。
収穫した栗は、一度水で洗い、その後選別作業を行います。
小林さんによりますと今年は気温が高い日が続いたため、実が例年よりひと回り小さいということです。
収穫した栗は、高森町の加工場などに出荷されます。
去年はおよそ5トンを出荷したということです。
作業は、10月上旬まで行われます。 -
ネパールの農業高校関係者が研修結果を発表
8月29日から上伊那を中心に農業などに関する研修を行ってきたネパールの農業高校関係者は、研修成果を発表する報告会を5日に南箕輪村の信州大学農学部で開きました。
5日はネパールの農業高校の関係者が研修成果を発表しました。
高校3年生のパリヤール・ソフィットさんは「研修の中で日本人の勤勉さを感じた。自分が将来成功するために見本にしていきたい」と話していました。
ザザムシについて学んだ農業高校教諭は「私たちも地域の文化に目を向けて教材に活用できるものがないか探してみたい」と話していました。
最後に修了証が一人一人に手渡されました。
この取り組みは、国際協力機関JICAの事業として、ネパールの農業人材の育成を目指すもので14人が参加しました。
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伊那北高校合唱コンクール
今年で56回目となる伊那市の伊那北高校の伝統行事、合唱コンクールが伊那文化会館5日、行われました。
最優秀賞には、3年D組が選ばれました。
4年振りに通常開催となった合唱コンクールでは、1年生から3年生まで、合わせて19のクラスが歌声を披露しました。
クラスごと曲を決め7月から練習に取り組んできたということです。
生徒たちは、日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った歌声を披露していました。
審査の結果、3年D組が最優秀賞となりました。
最後にはアンコール演奏が行われ、3年D組が合唱曲「虹」を歌いました。
第56回伊那北高校合唱コンクールの模様は10月7日の午後2時から放送します。