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箕輪町におもちゃ図書館 自由にレンタル
箕輪町のボランティア団体が運営するおもちゃを自由に選んでレンタルすることができる「おもちゃ図書館」が、三日町の施設内にオープンしました。
おもちゃ図書館は、ベルシャイン箕輪店近くのふれあい宮坂組箕輪支店敷地内「トイロベース」にできました。
利用者は、子ども1人につき1つカタログ内から好きなおもちゃを選ぶことができます。
初回のみ登録料として300円を払えば、以降無料で2週間借りることができます。
おもちゃ図書館は、こども食堂などを運営するボランティア団体「Purみんなの学校」が、9月18日から開いているものです。
レンタルできるおもちゃは、日本おもちゃ図書館財団とNPO法人から支援を受けて揃えたものや、寄付品など現在およそ40点あります。
おもちゃ図書館の営業時間は、毎週月曜日の午前10時から午後5時までとなっています。
おもちゃ図書館がある「トイロベース」は、不登校の子どもの支援や居住支援、放課後の子どものあそび場となっています。
リユースルームでは、子どもの成長により着られなくなった服を引き取り、必要としている人に無料で提供しています。
他にも、企業や地域の人からの協力で集まった食材も、無償で提供しています。
「トイロベース」では、家庭に眠っている食材や子ども服、使わなくなったおもちゃなどの寄付を呼び掛けています。
問い合わせ先 電話79-1016
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第32回信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が10日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
最高賞の井月俳句大賞には、東京都の綾野まさるさんの作品「賑やかに 別れるための 西瓜切る」が選ばれました。
綾野さんは都合により表彰式は欠席となりました。
大賞をあわせ12人が受賞し、10日は出席した3人に表彰状が手渡されました。
俳句大会には高校・一般の部に321人から1,364句、小中学校の部は1,573人から2,119句の応募がありました。
信州伊那井月俳句大会実行委員会の北原明委員長は「最近は井月が広く知られるようになった。今後も多くの人に親しまれる俳句大会にしたい」と話していました。
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森林整備の方向性を定める委員会が発足
箕輪町の今後50年間の森林整備の方向性を定める箕輪町森林ビジョン検討委員会が8月29日に発足しました。
この日は初会合が町役場で開かれました。
委員には信州大学農学部や上伊那森林組合、地元区長、一般公募など13人が委嘱されました。
委員長には信州大学農学部助教の三木敦朗さんが選ばれました。
森林ビジョン検討委員会は今後50年単位で森林をどのように整備し、町民や地域がかかわっていくかを定める箕輪町森林ビジョンを策定します。
第一回の今回は事前に行われた調査結果が報告されました。
町内の森林を災害リスクや木材生産に適しているかで色分けしたデータなどが発表されました。
委員からは「温暖化で松くい虫被害が拡大することが心配だ」「森林管理が長続きする仕組みを作ってほしい」などの意見が出されました。
委員会は来月現地視察を予定していて、来年3月の森林ビジョン策定を目指します。 -
宮下一郎農林水産大臣が地元入り 就任報告会
第2次岸田再改造内閣で初めての閣僚入りとなった長野5区選出の宮下一郎衆議院議員が24日に、農林水産大臣就任後初めて地元入りしました。
24日は、「農林水産大臣就任報告会」が、JA上伊那本所で開かれ、宮下大臣と昌子夫人に花束が贈られました。
宮下大臣は、集まった160人の後援会員らを前に、意気込みを語りました。
宮下大臣は23日に長野県入りし、中野市のきのこ農家を視察しました。
24日は、午前中に飯田市で、午後は伊那市で就任報告会を開きました。
宮下大臣は、24日中に東京に向かうということです。 -
南福地御柱祭 里曳き・建御柱
7年毎に一度行われる、伊那市富県南福地の御柱祭で、里曳きと建御柱が24日に行われました。
三と四の柱は23日に建てられ、この日は一と二之柱の里曳きが行われました。
このうち一之柱はおよそ1キロの道のりを曳行しました。
今回の里曳きは、氏子の高齢化などの理由から、トラクターを使い柱を引きました。
里曳きの途中では、南福地の保存会のメンバーが長持ちを披露しました。
南福地の御柱祭は、諏訪大社の御柱祭の翌年に行われています。
今年はおよそ90戸が氏子になっています。
柱の長さは7年ごとに3センチずつ伸ばしていて、今回の一の柱は全長6メートル83センチです。
諏訪神社に近づくと柱に綱をつけ、氏子の人たちが引き始めました。
南福地の御柱祭の最大の見せ場であり難所の石段は、掛け声と共に一気に引き上げました。
午後2時過ぎに一とニ之柱の建御柱が始まりました。
およそ200人の氏子たちが見守る中、柱が建てられました。
御幣は南福地長持ち保存会の牛山規夫さんが打ちつけました。
つけ終わると、全員で万歳をしました。
次回の南福地の御柱祭は2029年です。
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伊那西高校定期演奏会
伊那市の伊那西高校の3つのクラブ合同の第20回定期演奏会が、伊那文化会館で18日、開かれました。
定期演奏会は、合唱クラブ、吹奏楽クラブ、お箏クラブ合同で開かれました。
新型コロナの影響でここ数年は人数を制限していましたが今年は4年ぶりに通常開催しました。
定期演奏会は、日ごろの練習の成果の発表の場として開かれていて3年生にとっては最後のステージとなります。
お箏クラブが定期演奏会に出演するのは今年で2回目で、生徒たちは、琴の音色を響かせていました。
吹奏楽クラブは、コンクールの課題曲やポップスなどを演奏しました。
合唱クラブは、コンクールの課題曲や合唱曲などを歌いました。
会場には、友人や保護者たちが訪れ、それぞれのステージを楽しんでいました。
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暑さ地蜂にも影響か…
伊那市地蜂愛好会の会員は、山で捕ったクロスズメバチ通称地蜂の巣を自宅で育てています。
今年は暑さの影響で多く会員が育てるのに悪戦苦闘しています。
伊那市地蜂愛好会会長で西箕輪の山口政幸さんです。
山口さんは、蜂を飼って65年の大ベテランで、今年は自宅の庭で6つの巣を育てています。。
40人ほどいる会員のうち7割が11月の地蜂の巣の重さを競うコンテストに向けて、餌を与えるなどして育てています。
今年は、7月からの暑さで蜂の通いが悪く、過去をみてもこのような年はないと山口さんは話します。
今月開かれた役員会で会員の半分近くが巣を駄目にしてしまったとの報告があったということです。
気温が高いため、山口さんは、毎日巣箱の周りに水をまくなどして対応してきました。
また、今年は山で巣を見つけるのにもひと苦労したということです。
日中の気温が20度から23度ほどになれば蜂の通いも良くなり大きい巣ができるのではと期待しています。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化を継承しようと活動しています。
今年の、地蜂の巣コンテストは、11月5日に西箕輪のみはらしファームで行われます。 -
パネックス 非常用のパン2万個を伊那市に寄付
伊那市東春近に工場があるパン製造・販売を行う株式会社パネックスは長期保存が出来る非常用のパン2万個を伊那市に寄付しました。
19日市役所で寄贈式が行われ株式会社パネックスの前野朝彦社長が白鳥孝市長に目録を手渡しました。
寄贈されたのは非常食用のパン2万個です。
酵母菌やバターなどを厳選し脱酸素剤を使うことで保存料を使うことなく5年間保存出来るということです。
今回贈られたパンは指定避難所になっている小中学校18か所に保管されます。
前野社長は「災害時に帰宅できなくなった子どもの非常食などに役立ててもらいたい」と話していました。
白鳥市長は「学校の防災教育にも役立てていきたい」と話しました。
株式会社パネックスは2018年から市と災害時応援協定を結んでいて、今回は長期保存ができるパンを寄贈しました。
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人権教育講演会「満蒙開拓から人権について考える」
中国東北部にかつて存在した満州国に農業移民として渡った満蒙開拓団の歴史を通じて人権について考える講演会が8月31日に伊那市のいなっせで開かれました。
講演会では「満蒙開拓から人権について考える」と題して阿智村の満蒙開拓平和記念館事務局長の三沢亜紀さんが話をしました。
三沢さんによると満蒙開拓では日本全国から約27万人の農業移民が旧満州国へ渡り、長野県からは3万3千人と全国で最も多いということです。
三沢さんは故郷に帰ってきた人たちが親族から自分だけ帰って来ことを責められ、「過酷な体験が共感してもらえなかった」と話していました。
講演会は公益社団法人上伊那教育会がひらいたものでおよそ40人が参加しました。
上伊那の教職員のほか、今年は4年ぶりに一般参加もありました。
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箕輪町 町内定額タクシー10月から運用
箕輪町は、10月2日から高齢者などが対象の町内定額タクシー「まちなかタクシー」の運用を始めます。
22日は町役場で定例記者懇談会が開かれ、概要が示されました。
まちなかタクシーは、町内に住む65歳以上の人などが対象で、1回の乗車にかかる運賃が500円、免許返納者などは250円の定額タクシーです。
差額は町が負担します。
利用するには登録が必要で、タクシーを降りる際に町から届く登録証を提示すると割引となります。
自宅から目的地までを結ぶドアツードアとなっています。
運行業者は伊那タクシーみのわ営業所です。
利用日時は平日の午前9時から午後3時で、エリアは箕輪町全域です。
箕輪町によりますと、きのう現在で、393人が登録しているということです。
箕輪町では、令和3年度に行ったデマンド型タクシーの実証実験の利用者の意見を取り入れ、今回の事業を開始することにしたということです。
1日何回でも利用可能で、10月2日から利用が開始されます。
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ミヤマシジミ復活目指しコマツナギ植付
4年前まで天竜川と三峰川の合流点付近で生息が確認されていた絶滅危惧種の蝶ミヤマシジミを復活させようと、天竜川上流河川事務所などは餌となるのコマツナギを21日現場に植え付けました。
この日は天竜川上流河川事務所や河川の除草作業を行っている守屋建設、ミヤマシジミ研究会の15人程がコマツナギの苗130本を三峰川の堤防に植えました。
コマツナギはミヤマシジミの幼虫の餌となりますが、河川整備や植生の変化などが原因で減っています。
ミヤマシジミは2.5~3センチほどの小さな蝶で環境省の絶滅危惧種に指定されています。
現在は長野県南部や静岡県、山梨県など限られた場所でしか生息していないということです。
4年前まで天竜川と三峰川の合流点にミヤマシジミが生息していたということですが、コマツナギの群落が減少したことにより姿が見られなくなっていました。
ミヤマシジミを復活させようとこの取り組みが始まりミヤマシジミ研究会会員や伊那西小学校児童が苗を育ててきました。
コマツナギは落葉小低木で最大の樹高は70~80センチほど、2年ほどでその高さに成長するということです。
来年の9月ごろにはミヤマシジミの成虫を移殖して卵を産みつけさせ、うまくいけば再来年の春に孵化するということです。 -
町民モルック大会 箕輪進修の生徒がトロフィー製作
木の棒を投げてピンを倒し得点を競う北欧フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の箕輪町民向けの大会が10月14日に箕輪町のながたドームで初めて開かれます。
この大会の入賞者に贈られるトロフィーと参加者に贈られるキーホルダーを箕輪進修高校の生徒が製作しています。
製作しているのは、箕輪進修高校のクリエイト工学科3年生5人です。
モルック大会を主催する箕輪町公民館から依頼を受けて課題研究の授業の一環で製作しています。
キーホルダーはモルックで使う棒の形をしています。
生徒はデザインをパソコンに取り込み、レーザー加工機で大会名と日付を彫っていきました。
モルックは北欧フィンランド発祥で、木の棒を投げてピンを倒し、得点を競うスポーツです。
大会のトロフィーも同じく棒の形をしていて優勝などの文字を彫っていました。
大会の上位3チームに贈られます。
箕輪町公民館では10月14日に開かれる大会の参加チームを募集しています。
対象は小学生以上の町内に住んでいる人で2人から4人で編成したチームとなります。
参加費は1チーム500円です。
参加者全員に箕輪進修高校の生徒が製作したキーホルダーが配られます。
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このまちのおしごとごっこ 10月15日開催
伊那商工会議所青年部は来月15日に開く小学生が職業体験をするイベント「このまちのおしごとごっこ」についての記者会見を20日伊那商工会館で開きました。
20日は伊那商工会議所青年部企画交流委員会の中村直哉委員長が概要を説明しました。
「このまちのおしごとごっこ」は小学生が消防士や美容師、アナウンサーなど様々な職業体験ができるイベントです。
体験を通じて将来の夢や考える力を養ってもらおうと企画されました。
今年は21企業がブースを出展し伝統芸能なども体験できるのが特徴ということです。
市内の小学生を対象に10月15日日曜日に午前午後の2部制で伊那商工会館で開催されます。
参加は無料で216人の完全予約制です。 -
伊那中央病院 6年連続赤字決算に
伊那中央行政組合議会9月定例会が21日に伊那市役所で開かれ、昨年度の伊那中央病院の決算は、6年連続の赤字になったことが報告されました。
この日市役所で開かれた伊那中央行政組合議会9月定例会で報告されたものです。
伊那中央病院の昨年度の収入は148億円、支出は149億7,600万円で、純損益が1億7,600万円の赤字となりました。
決算が赤字となるのは、6年連続です。
新型コロナの影響で減少していた入院と外来の収益はともに増加し、全体の収入は前の年度に比べ9億5,000万円、6.9%増加しました。
しかし、人件費や、高額な薬品の使用による材料費が増加し、全体の支出も前の年度に比べ8億2,000万円、5.8%増加し、1億7,600万円の赤字となりました。
累積赤字は37億6,900万円となりましたが、現金預金と有価証券あわせて60億円を保有し、資金にも不足はないということです。
伊那中央行政組合では、「今後は収入の確保と経費の抑制に取り組み、収支の改善に努めたい」としています。
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上農生ネパール派遣に向けた事前学習
南箕輪村の上伊那農業高校で、来年3月に行われる、生徒のネパール派遣事業に向けた講演会が21日に開かれました。
この日は、1・2年生およそ320人が、上農の卒業生で現在信州大学農学部修士課程1年の小原涼太郎さんから話を聞きました。
この講演会は、来年3月に上農生5人をネパールに派遣する事業の事前学習として開かれました。
ネパール派遣事業は、国際協力機関JICAと長野県が共同で行う、高校と大学の連携による、上伊那地域の課題解決に取り組む国際的な視野を持った人材を育成する事業の一環で行われます。
小原さんは、年間1か月ほどネパールに渡っていて、講演会では交流や研修の経験などを話しました。
ネパールへの派遣は、来年3月上旬からおよそ1週間行われ、1・2年生の中から希望者5人が現地に行くことになっています。
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キャリア教育のあり方について考える講演会
キャリア教育のあり方について考える講演会が伊那市の伊那商工会館で19日、開かれました。
講演会では、探究学習について研究を行う信州大学教職支援センター准教授の荒井英治郎さんが講師を務めました。
荒井さんは、「キャリア教育を考える上で、特定の職業を発見することではなく、自分自身が大事にしたい価値観や軸を見つけられるようにうながすことが大切だ」と話しました。
また、「社会の中に一人だけで完結できる仕事はないので、探究学習で得た経験は生徒たちにとって将来役立つものになる」と話しました。
この講演会は、去年11月に伊那商工会議所内に新しく設置された、上伊那の高校再編を見据え、商工業者の立場で次世代育成への関わり方を考える教育再生特別委員会の主催で開かれました。
19日は、教職員や企業の人事担当者などおよそ50人が参加しました。
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日本山岳写真協会南信支部 写真展「貌・季節の中で」
日本山岳写真協会南信支部の第28回写真展「貌・季節の中で」
が、20日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には、会員12人の作品60点が展示されています
日本山岳写真協会には、84年の歴史があり、南信支部は発足して29年目になります。
南信支部には、プロアマ問わず30代から70代までの16人が所属しています。
展示は、県内で撮影した作品も多くあり、四季折々の山の風景を見ることができます。
写真展は毎年開かれていて、今年は、山肌の荒々しさや天気の移り
変わりを撮影した作品も多く、バリエーションが広がったということです
日本山岳写真協会南信支部の第28回写真展「貌・季節の中で」は24日まで伊那文化会館で開かれています。
23日午後2時からは、支部長の津野祐次さんによるライブトーク
が行われる予定です。
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東ティモール大使 伊那市を表敬訪問
東南アジアの国、東ティモール民主共和国の駐日大使が20日伊那市の白鳥孝市長を表敬訪問しました。
20日は、東ティモールのイリディオ・シメネス・ダ・コスタ大使ら4人が市役所を訪れました。
東ティモールと伊那市は、元東ティモール全権大使の北原巖男さんが伊那市出身だったことが縁となり交流をしています。
東京オリンピックでは、ホストタウンとなり選手団を受け入れました。
今回は、オリンピックでのお礼や、伊那市が行っている遠隔医療、ダム施設の見学などの為、訪問したという事です。
白鳥市長は伊那市が行っている遠隔医療について「世界で困っている国に広げていきたい。
伊那の技術を東ティモールでも活用してほしい」と話していました。
イリディオ大使は「東ティモールは乳幼児の死亡率が高い。病院に行くことをあきらめている人もいるので、活用したい技術だ」と話していました。
伊那市では、来月18日から21日に東ティモールのオリンピック選手など6人を招き市民とのスポーツ交流会を開く予定です。 -
音訳ボランティア養成講座
音訳について学ぶ音訳ボランティア養成講座が20日に伊那市の伊那図書館で開かれました。
この講座は、新聞記事をCDに録音して届ける活動をしている音訳ボランティア「鈴音の会」が会員の技術向上と新規会員募集のために毎年開いています。
今回の講座には、会員11人のほかボランティアに興味のある7人が参加しました。
講師は、飯田市立図書館の音訳ボランティアグループに所属している熊谷祥子さんが務めました。
熊谷さんは「字を読むのではなく、言葉を声に変えて読むことが大事です。音訳は聞き手が情報を得るために利用するものなので、内容が正しく伝わるように読んでください。」と話していました。現在は伊那市と駒ヶ根市の合わせて5人がCDを利用しているということです。
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新型コロナ週報 上伊那129人全県1,671人
新型コロナウイルス感染症の週報です。
20日発表の11日から17日までの定点医療機関あたりの届け出状況は、上伊那は129人で定点あたり16.13人、全県は1,671人で定点あたり18.99人でした。
20日発表となった11日から17日の保健所ごとの定点あたりの患者数は、伊那保健所は129人、上田保健所で277人、諏訪保健所で159人、飯田保健所で143人、佐久保健所で133人、松本保健所で119人、北信保健所で118人、長野保健所で87人、木曽保健所で61人、大町保健所で50人、長野市で212人、松本市で183人、全県で1,671人でした。
患者届け出数が、上伊那は定点あたり前回の15.25人に対し16.13人で増加、全県は、21.74人が18.99人で減少しています。
県内の19日午前0時時点の入院者数は、204人でうち中等症は23人、重症はいません。
また県は、20日に新型コロナ医療警報を解除しました。
入院者数が2日に5類移行後最も多い483人に増加しましたが、その後減少し300人を下回る状況が続き医療提供体制への負荷が軽減されたことから警報を解除しました。 -
役目を終えた御柱を倒す
7年毎に1度、伊那市富県南福地で行われる御柱祭。
前回2017年に建てた御柱を倒す柱休めが18日、行われました。
18日は、南福地の諏訪神社に祭典委員や氏子およそ30人が集まりました。
前回建てた4本の柱を重機で慎重に倒しました。
倒した柱は、チェーンソーで1mほどに切り丸太にしました。
4本の柱は、1時間ほどで無事に倒されました。
伊那市富県南福地の御柱祭は24日にクライマックスを迎えます。
24日は一と二の柱の里曳と建御柱が行われ、神社参道の石段を引き上げるのが見所となります。
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つかはら 高温などの影響でイナゴ不作に
伊那谷の珍味の一つ、イナゴ。
本来なら採集の時期となりますが、今年は夏の高温や大雨の影響で発生量が減っているということです。
伊那市上新田の「つかはら」では、イナゴの田舎炊きのパックづめ作業が行われていました。
19日は20キロを加工しましたが、イナゴはすべて去年のものです。
仕入れを担当する2代目の塚原保治さんです。
つかはらでは、毎年、新潟県や山形県、秋田県などからイナゴを入荷しています。
稲刈りが終わると本格的な入荷が始まるということですが、今年は高温や大雨の影響でまだだということです。
不作の一方、昆虫食への注目もあり、注文は年々増加しています。
気候の変化は、伊那谷の郷土食にも影響を及ぼしています。
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サン工業 伊那市に300万円寄付
伊那市西箕輪の金属表面処理加工業サン工業株式会社は、伊那市に300万円を19日寄付しました。
19日は、サン工業株式会社の川上健夫社長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
サン工業は、地域貢献の一環として2013から毎年伊那市に寄付を行っています。
寄付の総額はおよそ2,500万円で、小中学校の電子黒板や保育園の食器の購入などに充てられています。
白鳥市長は「子どもたちが本物に触れたり興味を広げられる教育に取り組んでいきたい」と話していました。
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地価公示 南箕輪の住宅地横ばい
長野県は、7月1日現在の地価公示価格を19日公表しました。
上伊那では、南箕輪村の住宅地が横ばいで、他はすべて下落となっています。
地価は、各基準地の1平方メートル当たりの標準価格を判定したものです。
住宅地は県内275地点で調査が行われ、70地点で上昇、36地点で横ばい、166地点で下落となりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の平均変動率は、伊那市は1.2%の下落、箕輪町は1.8%の下落、南箕輪村は横ばいでした。
伊那市は25年、箕輪町は24年連続の下落、南箕輪村は5年連続の横ばいとなっています。
商業地は、県内111地点で調査が行われ、21地点で上昇、26地点で横ばい、63地点で下落となりました。
平均変動率は、伊那市が1.6%の下落、箕輪町が2.3%の下落、南箕輪村は1.8%の下落となっています。
伊那市は21年、箕輪町は26年、南箕輪村は25年連続の下落となっています。
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藤城村長 高齢者宅を訪問し長寿祝う
敬老の日にあわせ、南箕輪村の藤城栄文村長は、村内の高齢者宅を訪問し、長寿を祝いました。
19日は、藤城村長が、田畑の植田光夫さん・さち子さん宅を訪れ、祝い金を渡しました。
光夫さんは、1935年、昭和10年生まれで、11月に88歳になります。
妻のさち子さんは、1943年、昭和18年生まれの80歳です。
今年で結婚から56年を迎え、2人の子供にも恵まれ、孫とひ孫はあわせて4人いるということです。
南箕輪村では、80歳、88歳、99歳以上の人に祝い金を渡していて、対象者は274人となっています。(3月31日現在)
最高齢は、男性が101歳、女性が103歳だということです。(9月1日現在)
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箕輪町議会9月定例会 19議案可決し閉会
箕輪町議会9月定例会は、新たに追加された5議案を含む19議案すべてを原案通り可決し、19日に閉会しました。
追加された議案のうち、今年度一般会計に2千万円を追加する補正予算案には、物価高騰の影響を受ける農家や福祉事業所への支援事業が盛り込まれています。
農薬価格高騰緊急支援事業では、対象の農家に農薬購入費の20%を補助するものです。
今年4月から来年2月末までに、2万円以上の農薬を購入した町内の農業者が対象で、およそ500人を見込んでいます。
社会福祉施設等物価高騰応援金では、町内の福祉事業所に5万円を交付するもので、43事業所が対象となっています。
この日は、追加議案を含む19議案全てが原案通り可決されました。
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春近郷ふれ愛館で連鶴教室
一枚の和紙から複数の鶴を折る連鶴の教室が、伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で17日開かれました。
連鶴は、一枚の紙に切り込みを入れ、複数の鶴を折ります。
江戸時代に三重県桑名市の僧侶が考案したとされていて、桑名市の無形民俗文化財に指定されています。
教室は、宮田村在住の中城忍夫さんが指導を行っていて、この日は6人が参加しました。
中城さんは、南信の4か所で教室を開いています。
中城さんは「折り目を正確につけることや、机の上に置くのではなく、手で持って折ることが綺麗に作るポイントです」とアドバイスしていました。
連鶴教室は、春近郷ふれ愛館で毎月第3日曜日に開かれています。
制作した作品は、11月4日と5日に行われる東春近地区の文化祭で展示されます。
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第33回 箕輪町ふれあい広場
箕輪町の福祉の集い「第33回ふれあい広場」が町文化センター周辺で17日開かれました。
会場には、福祉施設の製品の販売コーナーや、ニュースポーツのコーナー、ボランティア団体による体験コーナーなどが設けられました。
このうち、箕輪手話サークルのブースでは、訪れた人たちが手話を教わっていました。
点字学習会すばるのブースでは、自分の名刺を点字で作る体験が行われました。
ふれあい広場は、人と人とのふれあいや交流を大切にし、誰もが暮らしやすい福祉のまちづくりについて考えようと、町内のボランティア団体や福祉事業所などで作る実行委員会が開いたものです。
町内の団体によるステージ発表も行われ、訪れた人たちでにぎわっていました。
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東部中 吹奏楽部定期演奏会
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が伊那文化会館で17日、開かれました。
定期演奏会は、練習の成果の発表の場として年に1度開かれていて今回が19回目です。
吹奏楽部は、1年生から3年生まで合わせて51人で活動しています。
17日は、コンクールの課題曲やポップスなど13曲を演奏しました。
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西町区敬老会 4年ぶりに開催
18日は敬老の日です。
伊那市の西町区では75歳以上の高齢者を招いての敬老会を西町公民館で17日、開きました。
敬老会には、西町区に住む75歳以上の高齢者719人のうち54人が参加しました。
新型コロナの5類移行に伴い、4年ぶりに通常開催しました。
17日は、地元の竜南保育園の年長園児が歌を披露しました。
また、伊那小学校の児童が書いた手紙が出席者に贈られました。
17日は、演歌歌手や地元のサークルなどによるステージ発表も行われ、参加者は食事をしながら楽しんでいました。
小西武夫西町区長は「区の発展に尽力していただいた事へ感謝し、これからも元気に活躍していただきたい」と話していました。