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宮田村の国保税率据え置きへ
宮田村国民健康保険(国保)運営協議会は27日、2008年度の村の国保税率(あん分率)を本年度と同じに据え置くとした清水靖夫村長の諮問を審議して了承した。後期高齢者支援金など国保制度自体が大きく変わり不透明な部分もあるため、改定を2年ぶりに控える。
08年度からは、国保加入者全員に新たな保険税として「後期高齢者支援金分」が課税されるが、村は現行の「医療給付費分」を組みかえて対応。07年度に30%引き上げた「介護納付金分」についても据え置き、いずれも税率は変わらない。
本年度の国保会計決算では、予算の段階に比べて保険料や繰入金が伸びを示し、1400万円の次年度繰り越しが見込める状況になった。
当初予定していた基金からの取り崩し4400万円も実施せずに済む見通しで、国保制度改革の初年度は税率を据え置いて対応していく考えで協議会もまとまった。
しかし、本年度末の基金残高は5500万円と少なく、08年度は4100万円の取り崩しも予定しており、厳しい状況は続いている。 -
宮田小6年が薬物についての正しい知識深めて
宮田村宮田小学校6年生はこのほど、薬物濫用(らんよう)防止の学習をした。健常者が使えば人生を棒に振ってしまうシンナーや麻薬、覚せい剤など薬害の怖さなど学んで理解を深めた。
村内の薬剤師田辺一路さんが、麻薬などのおそろしい禁断症状などを解説。「1回使っただけで、薬がないといられなくなる。そうなったら逃げ場はない」と話した。
得体の知れない薬には絶対に手を出さないように注意。
「人の弱みにつけこんで薬を勧めてくる場合が多い。安易に人からもらわないで」とも続け、子どもたちは熱心に耳を傾けていた。 -
宮田村議選立候補予定者説明会、新人3派、現職9派が出席
3月25日告示、同30日投開票する宮田村議選(定数12)の立候補予定者説明会が26日、役場であった。本紙取材で既に出馬を表明している新人3派と、現職からも予想された9派の計12派が出席した。
新人は天野早人氏(29)=町二区=、大石智之氏(25)=町三区=、宮井訓氏(46)=大久保区=の3派。
現職は引退を表明している3派を除く顔ぶれで、8期で共産の小田切敏明氏(62)=南割区=、2期の久保田秀男氏(57)=中越区=、牧田茂成氏(67)=北割区=、松田英俊氏(59)=町一区=、1期の赤羽正氏(64)=町二区=、春日元氏(59)=新田区=、加藤恭一氏(48)=町三区=、清水正康氏(33)=大田切区=、田中一男氏(57)=同=の各派が出席した。
加藤清人村選挙管理委員長は「不備のないように準備して、明るく正しい選挙を」と呼びかけ。選管事務局や警察が、今後の選挙日程や選挙運動、立候補手続きなどを説明した。
同選挙ではこの日の説明会に出席した予定者以外にも、擁立を模索する動きが続いている。 -
駒ヶ根市 08年度当初予算案発表
駒ケ根市は26日、08年度当初予算案を発表した。「市長交代に伴う骨格予算」とするが、一般会計の総額はほぼ通年規模に匹敵する137億2300万円で、前年度当初比4億7100万円(3・3%)減。就任約1カ月の杉本幸治市長の施策は、選挙で公約した市長報酬20%減、妊婦健診の公費負担増をはじめ、横浜市との職員相互交流研修など一部が盛り込まれた。
杉本市長は「市政に停滞を招かないよう、継続事業、経常事業を中心とした骨格予算とした。公約に掲げた事業は財政との整合を図りつつ、6月以降の補正予算で対応していきたい。財政は大変厳しい状況で、編成に当たっては基金を取り崩さざるを得なかったが、今後健全化に努めていきたい」とした。
歳入全体の約38%を占める市税は、企業誘致の効果などにより法人市民税の伸びを8・9%と見込むなど52億4380万円(前年度当初比2・9%増)と見積もった。地方交付税は27億円(同7・4%増)、市債は10億860万円(同4・0%増)を見込んでいる。
歳出は、全体の18・3%を占める人件費に25億1580万円(前年度当初比5・9%減)を計上した。減少要因は退職者減など。普通建設事業費は、南田市場土地区画整理事業が収束に向かいつつあるものの、最終段階の工事を残していることなどから2・1%増の15億4370万円となっている。
財源の不足分1億7500万円は、ふるさとづくり基金を取り崩して対応。その結果、同基金と財政調整基金の08年度末合計残高は7億4750万円となる見込み。08年度末の起債残高は195億6千万円で、07年度の見込み額から6億9千万円減少する見通し。
特別会計106億730万円を加えた総計は243億3千万円で前年度当初比8・7%(23億3千万円)の減。 -
みはらしいちご園を管理する羽広いちご生産組合の若手農業者
伊那市西箕輪
太田雅士さん(28)伊那市西箕輪の高台にある「みはらしいちご園」。ハウスの中では今、赤く色づいたイチゴが食べごろを迎え、訪れる観光客たちを出迎えている。その園を管理する「羽広いちご生産組合」のメンバーは7軒の地元農家。男性スタッフは50代から60代が中心だが、その中に混じり、5年前からイチゴ栽培に取り組んでいる。
「苦労したけど、やっと慣れてきました。植物が相手なので、大学の時みたいに『今日はやだな』って寝ている訳にいかないです」と笑う。
◇ ◇
大阪府堺市出身。信州大学農学部の学生だった6年前、自身が所属していた研究室の教授に「現場を見ろ」と言われ、駒ケ根市内の農家でイチゴ栽培を経験。それがこの道に進むきっかけとなった。
当時は農学部の学生だったが、農作業などほとんどしたことがなかった。一から覚えることばかりだったが、自分で工夫しながら作業できることは面白かった。
イチゴ栽培をしよう竏秩B決意した。それから県の関係機関などに相談し、イチゴ農家を探す中で、みはらしいちご園が手を挙げてくれた。
ちょうどそのころ、いちご園ではハウスが一棟空いていた。話し合いの中で、自分でそのハウスを管理したいと申し出。そして卒業後、当時の組合長のもとで研修を積みながら、同園のスタッフとして働き始めた。
◇ ◇
しかし、与えられたハウスは1カ月半ほど手付かずの状態だったらしく、葉もつるも伸びっぱなし。病害虫も発生していた。
とにかく何とかしなければ竏窒ニ、思う一方、大学では病気や害虫にどの薬が使えるのかなんて学んでいない。そこで初めて、自分には何もできないことを痛感する。
「それまでは自分で何でもできるような気がしていたけど、そこで『自分は何もできないんだ』って気付きました。その時はとにかく必死で、いちご園の人に見てもらったり、お世話になった駒ケ根の人に聞いたりしながら対応しました」と振り返る。
また、ここは観光農園のため、イチゴ狩りに来る観光客にも対応しなければならない。 もともと人付き合いがあまり得意でなく、いまだに戸惑いを感じることもしばしば。栽培とは違った大変さを日々感じている。しかし、お客から返ってくる「おいしかった」の声は、何よりも嬉しい瞬間だ。
「そういう一言一言が力をくれます」
◇ ◇
3年前からはハウス2棟を管理するようになった。管理するイチゴの株は数にして9千株。一株一株と向き合う作業は単純だが、手をかけたイチゴが無事に成長していく姿を見られるのは嬉しい。
「一人で大地にぽーんと放り出されても、何ができるか分からなかったけど、ここの人たちはきちんと的確に、自分が納得するまで教えてくれる。周りでがっちりと支えてくれる人たちがいるのは、ありがたいです。栽培方法は毎年違うので、これっていうやり方はない。ただ、その年その年に合ったやり方を追求していければと思います。あと、そうはいっても同年代の人との収入の差はある。その差をできるだけ縮められるようにしたい」 -
木曽駒ヶ岳生態系保護地域における植生復元対策事業の調査結果を報告竏注。後5年を目途に植生マット施工技術などをフローチャート化
登山者の入り込みなどによって高山植物の荒廃などが進む中央アルプス木曽駒ヶ岳で、植生復元対策事業に取り組む中部森林管理局木曽森林環境保全センターは26日、本年度実施した復元作業の報告と今後の事業のあり方を考える検討会を伊那市の南信森林管理署で開いた。同事業に参加するNPOやボランティア、市町村関係者が集まり、植生復元のために設置したヤシ繊維マットなどの成果を確認。「厳しい自然環境においては劇的な植生の増加は難しい」としながらも、個体数や植被率が増加傾向にあるという報告を受けたほか、事業継続を予定している5年の間に、植生マットなどの施工手順や技術をマニュアル化する。
同事業が始まったのは05年度。調査区域は木曽駒ヶ岳森林生態保護地域や特定地理保護林となっており、今年度は昨年9月にボランティアや県、市町村の協力のもと、伊那前岳の八合目でヤシ繊維や麻繊維のマットを伏工し、一部に高山食物の種子をは種した。
また、05年度、06年度にヤシマットを設置した場所についてはモニタリング調査を実施。05年度に設置した場所ではもともとそこにあった植物の生長による個体数増を確認。一方、08年度に設置した場所では、主には種した植物が個体数を増やしたことで、全体の個体数が増えていることが明らかになった。
事業は5年程度の継続調査を行い、どのような傾向を示すか確認し、その後の方向性を模索する。また、来年度は「八丁坂」や伊那前岳にいたる「九合目」「登山道沿い」で、植生復元計画を検討していく。
参加者からは「いずれにせよ、復元には時間と労力がかかる。植生が破壊されないよう、できる限り観光客に呼びかけていく必要がある」などといった意見も出された。 -
08年度公立高校後期選抜者志願者数(1)の概要を公表
県教育委員会は26日、08年度公立高校後期選抜者志願者数第1次締め切りの集計結果を公表した。上伊那の後期選抜出願者は1920人。全日制の倍率は1.01倍となっている。
最も倍率が高いのは伊那北理数科の1・75倍。志願者数最多だったのは伊那北普通科の199人。しかし、同学科は定員204人に達していない状況で、同校を含む全日制4校8学科で定員割れとなっている。多部制の箕輪進修は普通科で1・24倍、工業課で1・2倍。
後期選抜志望変更受付は27日から3月3日の正午まで。学力検査の実施日は3月11日で、合格発表は21日となる。
志望校変更後の志願者数発表は3月3日。
また、私立・伊那西高校は3月10日まで願書受け付けをしている。 -
伊那ケーブル 3月から緊急地震速報サービス提供開始
伊那市西町区の伊那ケーブルテレビジョン(ICT、向山公人社長)は3月1日、エリア内の加入者を対象に、震度3前後以上の緊急地震速報サービスの提供を始める。災害速報サービスの発信で、地域の安心・安全を確保し、減災につなげる。
サービスは、緊急地震速報を配信する気象庁からデータを受け、ケーブルテレビのネットワーク網を活用し、エリア内を細分化して地震の予測到達時間と予測震度を伝えるもの。
昨年10月から4カ月間、エリア内の伊那市、箕輪町、南箕輪村の行政防災担当部署などで運用試験した。震度3以上の地震発生はなかったが、伊那ケーブルのセンター装置で震度3以下のエリア別の受信データを確認。誤報はほとんど生じなかった。
希望する世帯に専用端末機を設置し、音声で「あと10秒後に震度4の地震が来ます。10、9、8…」と揺れに合わせて告知。24時間、情報が流れ、避難経路の確保や火の元確認などにつなげることができる。
専用端末機の親機は1万9950円、子機(ワイヤレス)は1万500円。子機は電波の届く範囲30縲・0メートルであれば受信できる。
6月には、管内の希望する小・中学校や企業の放送設備と連動し、建物内に一斉放送できる装置を販売する予定。
誤報で混乱が生じないよう、加入者に対し、昨年末から自主放送チャンネルで地震速報の効果的な利活用を周知している。
伊那ケーブルの加入者(昨年9月末現在)は2万6千世帯余で、加入率は65%。
問い合わせ・申し込みは、伊那ケーブルテレビ(TEL73・2020)へ。 -
駒ケ根市環境市民会議報告
市の環境基本計画について検討してきた駒ケ根市環境市民会議(小原茂幸座長、31人)は25日「第2次環境基本計画(素案)」(08縲・7年度)をまとめ、杉本幸治市長に提出した=写真。小原座長は「足掛け3年にわたる検討の結果。次の世代にどういう駒ケ根市を残していったらいいかを考えながら討論を重ねた。市民が一体となった自然に優しいまちづくりを進めてほしい」と述べた。杉本市長は「6月をめどに市民に示したい。思いをしっかり受け止め、環境都市に向けて取り組んでいく。活動はこれで終わりでなく、これからが実行の時。会議のメンバーには今後も携わっていってほしい」と期待を寄せた。
報告はA4判、141ページで、本編と資料編の2部構成。将来像として「空青く 水清く 緑深く ふたつのアルプスと子どもたちにやさしい風が吹くまち駒ケ根」を掲げ、6つの基本方針の下に具体的な目標や取り組みの数々を挙げている。取り組み項目は省エネ、新エネの活用、マイバッグ使用、エコポイント制度導入、子どもたちの環境活動応援など、多岐にわたる。
2月末の市議会全員協議会で議員らに示し、10月ごろには市内全戸に配布したい考え。 -
箕輪町スポーツ功労表彰
町柔道部長の故白鳥元博さん(66)を表彰箕輪町は25日、町スポーツ功労表彰で、同日亡くなった町柔道部長の白鳥元博さん(66)=木下=を表彰した。長年にわたり柔道の指導を通じて町の青少年健全育成と町のスポーツ文化振興に尽くした功績を称えた。
白鳥さんは、72年の町公民館柔道部発足と同時に柔道部の指導にあたり、36年間、指導者、副部長、部長を歴任し青少年の健全育成に尽くした。この間、講道館4段に昇段し柔道部と南信柔道連盟とのパイプ役として部員の昇級、昇段に貢献した。
小・中学生では南信柔道大会、県大会での優勝、北信越大会での入賞、高校生では県大会での優勝、インターハイ出場選手を何人も輩出し町公民館柔道部の名を県内外に知らしめた。
町は、柔道大会会場で白鳥さんが指導する部員の前での表彰状授与を計画していたが、急遽表彰を早めた。 -
箕輪町内でコントラクター設立準備へ
箕輪町酪農振興協議会(根橋英夫会長)がこのほど開いた役員会と青年部の合同会議で、畜産飼料生産組織のコントラクター設立に向け準備を進めることで意見がまとまった。3月の総会に設立準備について提案する。
酪振は昨年5月の臨時総会後にコントラクター設立に向けた研究委員会を発足。12月にコントラクターに関する意向調査をした。町内の酪農家36戸と肉用牛肥育農家2戸の38戸が対象で32戸から回答を得た。
合同会議では、アンケート結果を基に協議し、設立に向け役員と青年部にコントラクターへの移行希望者を含めて準備を進めること、生産する飼料はトウモロコシと飼料用イネの2種類で検討することを決めた。
アンケートによると飼料生産状況は、トウモロコシが栽培農家16戸、平均栽培面積3・2ヘクタール、牧草は29戸、6・4ヘクタール、わら集め25戸、1・7ヘクタール。
トウモロコシと牧草では、牧草のほうが栽培戸数、栽培面積ともにほぼ倍近く、トウモロコシは今後やめるか減らす農家が多いのに対し、牧草は現状維持が多い。トウモロコシに比べ牧草のほうが自己完結型で機械装備も整っている。コントラクターに期待する作業は収穫や調製が中心。
コントラクターが設立された場合の動向は、組織参加せず自分で作る40%、組織参加しないがコントラクターからも購入6%、組織参加し共同作業に出られる18%、組織参加するが作業に出られない6%、当面は不参加だが機械が壊れたら21%、条件によって参加9%だった。 -
箕輪町が浜松市庄内地区の幼稚園、小・中学校にリンゴの贈り物
箕輪町は、「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市庄内地区の幼稚園と小・中学校に町のリンゴを贈った。幼稚園へは今年が初めて。24日に庄内地区であった庄内公民館まつりの会場でリンゴを贈呈した。
毎年、庄内地区から町内の小・中学校の卒業生と保育園の卒園児に花束が贈られる。町はリンゴを届けているが、これまでは小・中学校だけだったため、今年は地区内の市立幼稚園にも届けた。
幼稚園3園、小学校3校、中学校1校で、リンゴは1人2個ずつ計2400個。祭り会場では5キロ入りの箱とアルストロメリアの花束を園児、児童、生徒に平沢豊満町長らが手渡した。残りのリンゴは25日に直接学校に届けた。
贈呈式で代表の中学生から「毎年楽しみにしている。おいしいリンゴを家族と箕輪町のことを話しながらいただく」とお礼あいさつがあった。町は来年度以降もリンゴの贈呈を続けたいとしている。 -
伊那警察署 署長感謝状の贈呈
伊那署(小嶋惣逸署長)は27日、長年にわたり伊那市駅前交番の環境美化に貢献している主婦宮下恵美子さん(53)、同春日寿子さん(46)=いずれも伊那市美篶=と、振り込め詐欺を未然に防いだ同市の八十二銀行高遠支店に対し、署長感謝状を贈呈した。
MOA美術・文化財団の活動に参加する宮下さんと春日さんは公共施設に生け花を飾り、健全な社会をつくるため約10年間、週1回交代で同交番に訪れ、花を生けるボランティアを続ける。前任者の活動期間と合わせると20年以上続くという。
同銀行高遠支店は1月24日、市内の男性(62)から振込み依頼を受けたが、多額であったため警察に相談することを助言し、振り込め詐欺の被害を未然に防いだ。男性は息子と名乗る男から電話で「インターネットで電化製品を買って、今日までに200万円が必要。振り込んでほしいと頼まれた」という。
宮下さんと春日さんは「明るい社会になるよう、少しでも役に立てれるよう続けたい」「花を通じて気持ちを癒してほしい」。高遠支店の杉山良一支店長(48)は「振り込め詐欺を未然に防げたことは、金融機関として誇りに思う」と話した。
感謝状を受けた春日さん(左)、宮下さん(中央)と八十二銀行高遠支店の杉山支店長 -
母親グループが、宮田小1年生に読み聞かせ
宮田村の母親グループ「まほうのくれよん」は本年度、宮田小学校の1年生を対象に朝の授業開始までの時間を使って本の読み聞かせを行っている。3回目となった25日も4人が同校を訪れ、児童と本を通じて・ス対話・ス。あたたかみのある声を通して物語の世界に接した子どもたちは、目を輝かせた。
4人それぞれが児童に「今、伝えたい」と感じた絵本や紙芝居を事前に選書。4学級それぞれに分かれ、さっそく読み聞かせた。
「そのお話知ってるよ」「ぼくだってあんな風にできる」「カボチャだ」など、絵本の世界を自分たちに照らし合わせながら熱心に耳を傾ける子どもたち。メンバーとの距離は物語が進むうちにどんどん縮まった。
「読み聞かせって対話だと思うんですよね」とあるメンバー。「子どもたちは関心があるのに、なかなかできない家庭もある。継続することも大切だと思います」と続けた。
1年の担任教諭は「私たち教師が読み聞かせると、授業だと思って子どもたちも身構えてしまうが、まほうのくれよんの皆さんは語りかけるように引き込んでくれます」と、楽しげな児童の姿に目を細めた。 -
なごみ家でみそづくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で25日、みそづくり講習会があった。学校給食を育てる会有志でつくる「梅の里味噌研究グループ」が、昔ながらの仕込み方法を出張指導。利用者や近所の人たち約20人が参加して、にぎやかに体験した。
約20キロの大豆を仕込み、若い人たちは手作りの作業に新鮮な様子。ベテランの主婦たちは昔を思い返しながら、汗を流していた。
今後、同施設で天地返しするまで半年保管。その後は参加者に分けて寝かし、11月末にはおいしいみそが出来あがりそうだ。 -
伊那小3年生 学習発表会
伊那市の伊那小学校で総合活動や各教科の1年間のまとめを報告する学習発表会が各学年、クラスごと開かれている。27日は3年生4クラス、122人が本年度を振り返り、集まった保護者らに向け、学習の成果を発表した。
山組は1年間で、「2けたの掛け算」「磁石の性質」「マット運動」などの教科学習と、飼育した羊の毛糸を使った編み物作りの総合活動に取り組んだ。児童たちは、子羊の出産、糸紡ぎ、編み物などの体験を寸劇や写真などを使って紹介した。
「スピンドル」や糸車など、羊毛を糸に紡ぐ機械での失敗談や糸紡ぎの実演では、「スピンドルがうまく回らない」「糸車を回しているとき、毛を伸ばすのが難しい」などと感想。マフラーや帽子作りでは「自分で紡いだ糸は切れやすいので優しく編んだ」などと述べた。
このほかのクラスでは、川組が竹細工作り、森組がアイガモを利用した米作り、泉組が学校敷地内の林を使った基地作りを総合活動で取り組み、学習発表会で紹介した。
学習発表会は3月6日にかけ、各学年、クラスごと開く。
糸車を使って見事、羊毛を糸に紡いでいく児童 -
はなまる地域探検隊「命育む心技体食厳冬探検」
伊那市内の小中学生に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」は23日、「命育(はぐく)む心技体食厳冬探検」を同市西箕輪のサンビレッジ伊那で開いた。小学生縲恪mZ生の隊員約90人が参加し、オリエンテーリングやタグラグビーを体験した。
タグラグビーはラグビーをもとにしたスポーツで、タックルを「タグ」(帯状のもので、マジックテープによって腰に巻いたタグベルトにつけられる)を取ることに変更し、初心者や年少者にも楽しめるようになっている。
パスやタグを取る練習をしたあと、実際にプレー。
隊員たちは慣れない楕円系のボールや、パスを前に出せないルールにとまどいながらも、すっかりタグラグビーに夢中になって元気に走り回っていた。
「タグを取れ」「走れ」と交代を待つ選手たちからは盛んに声があがっていた。 -
ユカイナを作って吹いてみよう
伊那市の木の玩具専門店「どうぞのいす」は23日、体験講座「ユカイナを作って吹いてみよう」を市立伊那図書館で開いた。参加者たちはユカイナの製作工房のスタッフらに教わりながら、ユカイナの製作キットを組み立てていった。接着剤が乾くまでの時間に、笛師九兵衛さんがユカイナの演奏を披露。参加者たちは小さな楽器の奏でる、美しい音色に聞きほれていた。
ユカイナは漢字では「愉歌伊那」。伊那市発の愉快な楽器にしようと、池上正秋さんが開発し、「木彫香房 夢庵」がキットを製作した。縦6センチ、横4センチ、厚さ2センチの木製で、オカリナと似た甲高い音がでる。首から下げてペンダントとしても利用でき、木製のため自由に彫刻することもできる。
九兵衛さんは「自分でいろいろといじれるところも楽しい」とユカイナの魅力を語る。
接着剤が乾いたあとは、角の部分を切り落とし、サンドペーパーで研磨。参加者たちは完成したユカイナをさっそく吹き鳴らしていた。
「どうぞのいす」は3月から同キットを1500円(完成品3000円)で販売予定。
問い合わせは、どうぞのいす(TEL74・6697)へ。
##写真(たてよこ) -
飯島町農業委員一般選挙、12人の新委員が決まる
任期満了(3月31日)に伴う飯島町農業委員選挙が26日告示され、定数12に対し、同数の12人が立候補、無投票で新委員12人が決つまった。定数が15から12に削減された初めての選挙の内訳は現職1人、新人11人。
当選証書付与式は3日午前9時から。
新農業委員は次のみなさん(受付順)
▽林英彦氏(64、新)=本四=▽中塚久雄氏(67、新)=北町=▽北島満氏(61、現)=春日平=▽矢沢義正氏(63、新)=本二=▽堀内喜之氏(53、新)=北河原=▽北原和彦氏(63、新)=高尾=)▽片桐勇氏(64、新)=山久=▽桃沢国光氏(62、新)=上通り=▽宮下節男氏(62、新)=北村=▽久保田卓二氏(55、新)=日曽利=▽下平和幸氏(59、新)=針ケ平=▽坂井昇氏(64、新)=新田= -
【記者室】猿の民話で親子のきずな伝える
伊那市内に伝わる猿の民話といえば、猟師に撃たれ、死んだ母を子が助けようとする「孝行猿」が思い浮かぶが、東春近にもあるという。伊那ビデオクラブは二つの民話を取り上げ、絵物語を制作中。3月の映像祭で披露する▼「獣といえども親を思う子、子を思う親の気持ちは人間と変わりない」。全国各地で親子間の痛ましい事件がニュースで流れる中、会員は親と子のきずなを深めてほしいと願いを込める▼20歳の半分、10歳を祝う「2分の1成人式」が上伊那の小学校でも行われる。取材した学校で、児童たちは家族や先生などいつも見守ってくれる人へ感謝の気持ちを伝えた。「ありがとう」の素直な言葉に、「心の架け橋を作ることの大切さ」を感じた。(湯沢康江)
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落語と井の頭を楽しむ会
伊那市西町の漆戸醸造で22日夜、駒ヶ根市出身の落語家昔昔亭健太郎=本名・箭内広光=さん(36)を迎えた企画「落語と井の頭を楽しむ会」があった。市内を中心に集まった約40人が落語をたん能し、同社の新酒も味わった。
落語と酒は切っても切れない仲竏窒ニ、漆戸正彦社長(38)が計画したイベントで2度目。健太郎さんは、「牛ほめ」「ちりとてちん」などの滑稽な話を披露し、落語のネタのなかに「井の頭」を交えるなどして、観客の笑いを誘った。
新酒は昨年12月縲・月にできた「井の頭純米無濾(ろ)過」「井の頭無濾過搾りたて生」の2種類。漆戸社長は「寒さが影響して、新酒がすっきり仕上がり、飲みやすく上々のでき。昨年、好評だったイベントなので今年も皆さんに楽しんでもらいたい」と話した。 -
箕輪町なわとび大会
箕輪町教育委員会主催の第6回箕輪町なわとび大会は23日、町民体育館であった。幼児から一般まで378人が団体や個人、ペア種目に臨んだ。
団体競技は、長なわ1分間とび、長なわ5人、あるいは10人並びとび。小学校単位で学年ごとに作ったチームで参加した。皆気合を入れて大きな声で数をかぞえ、制限時間内になんとか最高記録を出そうと皆の息を合わせて跳んでいた。
個人種目では幼児も前回しの時間とびに挑戦し、1分間近く跳び続ける子どももいた。
各種目の1位は次の通り(敬称略)。
【団体】
◇長なわ1分間とび▽1年=スーパーチャンピオン(中部小)73人▽2年=スピジャン(中部小)104人▽3年=レインボー(西小)112人▽4年=西小4年106人▽5年=5-1A(中部小)121人▽6年=以心伝心(西小)95人
◇長なわ5人並びとび▽1年=レッドみらい(西小)28回▽2年=はまっこポテロニ(中部小)60回▽3年=ゴーストファイターズ(西小)35回▽4年=西小4年A46回▽5年=西小5年女子76回▽6年=K・Y(西小)45回
◇長なわ10人並びとび▽1年=西小1年みらい14回▽2年=はまっこダイヤモンド(中部小)8回▽3年=レインボー(西小)10回▽4年=西小4年31回▽5年=西小5年A39回
【個人】
◇時間とび▽幼児=桑沢菜生58秒▽1年=山口大貴(中部小)10分21秒▽2年=山田俊介(西小)15分27秒▽3年=白鳥照人(南小)5分33秒▽4年=垣内夕(西小)5分27秒▽5年=荻原奈央(南小)8分16秒▽6年=唐沢彩佳(西小)4分37秒▽大人=ゴルバニー美香15分20秒
◇二重跳び▽2年=梅崎ありさ(南小)19回▽3年=城倉明日香(西小)43回▽4年=唐沢大希(西小)93回▽5年=小甲亜季(南小)89回▽6年=高林知美(箕輪北ミニバス)29回▽大人=大森弘幸52回
◇あやとび▽1年=小池彩夏(箕輪北ミニバス)24回▽2年=中林瑛里(北小)130回▽3年=桑沢啓太(中部小)150回▽4年=下平健太、吉村峻(西小)60回▽5回=守屋優太(南小)113回▽6回=高林知美(箕輪北ミニバス)88回▽大人=市川廣幸122回
【ペア】
◇親子2人とび▽幼児=水野絢音・日和104回▽1年=鈴木勇人・順子177回▽2年=根橋梨加奈・弘治237回▽3年=鈴木美空・明彦147回▽4年=吉村峻・孝行66回▽6年=桜井茜・志保134回 -
信濃グランセローズ松沢俊充選手後援会設立
プロ野球独立リーグ、BCリーグの信濃グランセローズに入団する南箕輪村田畑出身の松本大学4年生・松沢俊充さんを応援しようと23日、松沢選手後援会の設立総会が南箕輪村の大芝荘であった。会員210人で発足し、総会後は松沢選手を囲んでの懇親会で今後の活躍に期待を寄せた。
後援会長には加藤忠秋さんが就任。「松沢選手が入団し私たちが応援できることをうれしく思う。子どもたちが明るい夢を持つことができる。私たちの夢を実現してくれる存在だと思う」とあいさつした。
後援会員に拍手で迎えられ、花束を受け取った松沢選手は、「多くの人に支えられて野球ができることをうれしく思う。期待を裏切らないプレーをしないといけないというプレッシャーを感じるが、日々努力していくので応援をお願いします」と力強く話した。
信濃グランセローズは今年も3月23日から4月2日まで大芝高原で第2次キャンプをする。
後援会は大芝高原でのキャンプを見学し、県営伊那球場などで試合の応援をする計画。懇親会も開く。
役員は次の皆さん。
▽会長=加藤忠秋▽副会長=原悟郎、堀正秋▽顧問=唐木一直(村長)▽監事=孕石勝市、三沢正人、千菊夫▽事務局=原浩、松沢伸夫、藤沢勇 -
春の高校伊那駅伝懸垂幕などの設置
3月23日にある「春の高校伊那駅伝」に向け、伊那市教育委員会は25日までに市役所庁舎と市駅前ビルいなっせ駐車場に駅伝をPRする懸垂幕を設置した。市内や南箕輪村内のコース沿線には大会当日の交通規制などを予告する看板を立てた。
懸垂幕は幅1メートル、長さ10・5メートルを庁舎に、幅0・75メートル、長さ11メートルをいなっせ駐車場に設置。「3月23日」「激走!!春の高校伊那駅伝」などと記し、大会に向け盛り上げている。伊那インター入口前には全国各地の出場校を歓迎する横断幕もある。
交通規制の看板は、市陸上競技場を発着点とした市街地と高遠町方面を経由する2つのアルプスを結ぶコースの沿線66カ所に設置。沿線の歩道橋6カ所には横断幕を取り付けた。
大会当日の交通規制予定時間は次の通り。
◇全面通行止▼伊那中西三差路縲恬、上競技場西信号(午前9時縲恁゚後3時)▼陸上技場西信号縲恷R本信号(午前9時45分縲恣ッ11時30分)▼山本信号縲怦ノ那北駅前信号(午前9時50分縲恣ッ10時50分)▼山本信号縲恊z訪形信号(午前10時15分縲恣ッ11時20分)▼陸上競技場西信号縲恊_子柴信号(午前11時50分縲恁゚後0時40分)▼境信号縲恷O峰川橋南(午後0時25分縲恣ッ1時55分)▼三峰川橋南縲恟ャ原信号(午後0時40分縲恣ッ1時35分)▼神子柴信号縲恬、上競技場西信号(午後1時30分縲恣ッ2時30分)
◇片側車線通行止▼神子柴信号縲恷s役所入口・箕輪方向のみ通行可(午後0時10分縲恣ッ0時55分)▼市役所入口縲恚ォ信号・伊那方向のみ通行可(午後0時20分縲恣ッ1時5分)▼境信号縲恷s役所入口・高遠方面のみ通行可(午後1時15分縲恣ッ2時)▼市役所入口縲恊_子柴信号・駒ヶ根方面のみ通行可(午後1時20分縲恣ッ2時5分)
伊那市役所庁舎に設置した「春の高校伊那駅伝」をPRする懸垂幕 -
「伊那おやじの会」健康体操
中高年男性の居場所づくりを目的とした伊那公民館の「伊那おやじの会」は27日、同公民館講堂で市健康推進課保健士の中村瞳さんを招き、健康体操をした。市内の25人がスレッチ運動や筋肉トレーニングなどで日ごろの運動不足を解消した=写真。
中村さんは健康について、「元気で快適な毎日のために始めましょう」とし、▼10分早く起きてゆっくり朝食を取る▼歩く時間を10分つくる▼食事の全体量を10%減らす竏窒ネどとアドバイスした。
健康体操は、あおむけやうつぶせになり、足を地面から少し浮かせて腹筋や背筋を鍛える運動や、タオルの両端を両手で持って腕の筋肉をほぐす運動を体験。「筋肉痛になりそう」などと言いながら、それぞれ汗をかきながら体を動かした。
「伊那おやじの会」は昨年度から開講し、現在は市内の60縲・0代の男性約30人がメンバー。6縲・月の月1回計10回の講座で名所巡りや料理、囲碁・将棋教室などを楽しんでいる。 -
宮田小3年2組、育てた繭をつむいでランプシェードに
宮田村宮田小学校3年2組は22日、自分たちで育てたカイコからできた繭(まゆ)の糸をつむぎ染色し、ランプを覆うシェードを手づくり。駒ケ根市のシルクミュージアムで体験。生糸のあたたかみにふれながら、糸一本をつくるのにも大変だった先人たちの苦労を改めてかみしめた。
繭を煮立てて、自分の好みの色に。牛乳パックを使って型どりしながら糸をつむいだ。
「煮たらプニョプニョになった。やわらかい」と感触も確かめつつ手作業。
「疲れた。手がだるい」「昔の人もこんな風にやったのかな」など、大変さも感じながら完成を目指した。
青やオレンジなど、色鮮やかな糸が徐々に形になり「こんなに糸は細いのになかなか切れない」と歓声もあげた。
同学級はカイコを育てるだけでなく、シルクミュージアムを訪れるなど地域に根づいた養蚕の歴史も学習。カイコをまつる・ス蚕玉様・スも参拝する予定だ。 -
第20回駒ケ根高原スキー・ボード大会
第20回駒ケ根高原スキー・ボード大会が24日、駒ケ根高原で開かれた。中央アルプス観光主催。スキーは小学生以下男子、同女子、中学生男子、同女子、一般男子、同女子の6部門に122人が、スノーボードは小学生以下男子、一般男子、女子の3部門に19人が県内を中心に、遠くは大阪、中京から参加、テクニックとスピードを競った。
結果は次の通り(敬称略)
◇スキーの部・小学生・女子(1)宇田なおみ(34秒05、尾張旭市)(2)宇田明代(尾張旭市)(3)掘島有紗(岐阜県)努力賞=宮原萌里(伊那市)
◇同・男子の部(1)石垣貴啓(30秒67、名古屋市)(2)小池魁舟(中川村)(3)斉藤輝(宮田村)努力賞=橋本嶺(南箕輪村)
◇中学生・男子の部(1)小椋裕太(28秒71、駒ケ根市)(2)加藤卓也(駒ケ根市)(3)竹村草太(駒ケ根市)努力賞=高内一人(静岡県)
◇同・女子の部(1)清水映名(35秒07、名古屋市)(2)田島夕貴(名古屋市)努力賞=古河原梨紗(宮田村)
◇一般女子の部(1)瀬古利代(28秒45、駒ケ根市)(2)加藤志歩(愛知県)(3)秋常智子(名古屋市)努力賞=伊藤文子(名古屋市)
◇一般男子の部(1)生源寺寿治(26秒44、栗東市)(2)塚田茂(塩尻市)(3)黒川雄太(名古屋市)努力賞=岡田吉雄(瀬戸市)
◇スノーボードの部・小学生以下男子の部(1)吉田達也(木曽郡、37秒63)(2)渡沢幸弥(木曽郡)(3)渡沢幸貴(木曽郡)努力賞=高橋飛馬(豊田市)
◇一般女子の部(1)降旗洋子(30秒81、木祖村)(2)鹿野知世(伊那市)(3)降旗明子(木祖村)
◇一般男子の部(1)田中三晴(31秒04、静岡県)(2)沢上功司(中川村)(3)宮島登(高森町)努力賞=沢上亮(中川村) -
かあさんのイベント
宮田村の農村女性グループ「野ひばりの会(太田芳子会長)」は24日、宮田村村民会館で、子どもたちと地元の食材で料理を楽しむ「かあさんのイベント」をした。子ども3人を含む約30人が参加。全員でこんにゅくづくりを楽しみ、地元産の野菜を使って「五目ずし」「すいとん」「ロールキャベツ」など5品を調理した。
子どもたちもコンニュクイモの皮をむき、さいの目に切り、ミキサーにかけるなど、張り切ってお手伝いした。
「五目ずし」はレンコンやキノコ、ニンジン、かんぴょうを煮て、酢飯に混ぜ、錦糸卵、でんぷ、エンドウなど彩りよく仕上げた。
このほか、ニンジン、ゴボウ、サトイモ、大根など根菜を中心に8種類の野菜を入れ、実だくさんのすいとんも調理し、いよいよ、お待ちかねの会食。
宮沢槙さん(小学6年)は「こんにゃくが固まっていくのが面白かった」。北原茉由さん(小学6年)は「料理を覚えて、家の人に食べさせたい」と話していた。 -
七久保育成会がジャンボ巻き寿司づくり
飯島町七久保の七久保育成会(新井政夫会長)は23日、七久保林業センターで、ジャンボ巻き寿司づくりに挑戦。小学生や育成会・こども広場の役員ら約50人が参加、25メートル40センチの大記録を打ち立てた。
ジャンボ巻き寿司づくりは昨年に続き2回目。昨年は9メートル60センチだったことから、今年は25メートル以上を目標にした。
大広間に長机を並べ、巻きす代わりの段ボールを置き、150枚の板のりをつなげた。
16・7キロの米を炊き、すし飯を作り、子どもたちも一緒になって、手でのりの上に平均に広げた。
真ん中の芯は卵焼き、キュウリ、かんぴょう、たくあん、でんぷの5種類。
子どもたちは順番に具をのりの真ん中に置いた。
この後、全員が並び、心を合わせて「1、2、3」の合図で一斉に、くるりと巻いた。
形を整え、広げてみると、しっかりとつながって、きれいに巻けて大成功。参加者が見守る中、計測すると25メートル40センチもあり、拍手で成功を祝った。
巻き上がりを切り分け、用意した水餃子と一緒に会食。
新井会長は「みんなで力を合わせた結果、大記録を打ち立てることができた」と笑顔。 -
第27回駒ケ根市少年剣道大会
第27回駒ケ根市少年剣道大会は24日、市武道館であった。小学1、2年の部、同3、4年男子の部、小学5、6年男子の部、同女子の部、中学生男子の部、同女子の部の計6部門に約60人が出場、気合のこもった好試合を展開した。
結果は次の通り(敬称略)
▽小学1、2年の部(1)米山哲弘(赤小2)(2)北島駿策(赤小1)(3)平田萌(南小1)▽小学3、4年男子の部(1)田中慎吾(南小4)(2)中村拓也(南小4)(3)田中伶穏(赤小4)▽小学5、6年男子の部(1)松村青(東小5)(2)気賀沢仁哉(赤小5)(3)馬場信介(東伊那小5)▽同女子の部(1)田畑野乃夏(赤小6)(2)竹沢萩野(赤小6)(3)新井誌織(赤小6)▽中学生男子の部(1)石沢周(赤中2)(2)寺平諒(赤中2)(3)古屋翔蕗(赤中2)▽同女子の部(1)林くるみ(赤中2)(2)沢上かれん(赤中2)(3)春日もも(赤中1)