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縁日風情で夜の商店街賑やかに「夏の夜店」
宮田村中心商店街の真夏の風物詩「夏の夜店」は3日夜、河原町商店街一帯を歩行者天国にして開いた。実行委員会(中谷俊治委員長)の主催。金魚すくいや射的などの露店が立ち並び、浴衣姿の家族連れやカップルらで賑わった。
台風の影響で一時風雨も強まったが、例年同様に多くの人出で会場は埋まった。
梅が里宮田太鼓の演奏や村のヒーロー戦隊どんぶりレンジャーとのゲーム対決などイベントも多彩で、訪れた人たちは縁日風情を心ゆくまで満喫した。
夏の夜店は1974年に始まり、一時の中断を挟んだが、村商工会員らが中心となって商店街の活性化につなげている。 -
南大東島の子どもたちが伊那市で太鼓と島唄のコンサート
もう一度伊那でコンサートを竏窒ニいう高校生らの思いを発端として伊那市を訪れた沖縄県南大東島の子どもたちによる大東太鼓と島唄のコンサートが3日、伊那市の県伊那文化会館であった。会場にはどこか懐かしい沖縄民謡などを歌い上げる「ボロジノ娘」の愛らしい歌声と、「大東太鼓碧会」の力強い太鼓の音が響き、満席となった客席からは惜しみない拍手が贈られた。
大東太鼓の碧会は、小学生から高校生まで総勢30人が個人打ちと何人かが入れ替わりながら太鼓を打ち続ける回し打ちを披露。とりを務めた高校生は、威勢の良いかけ声とともにひときわ力強い太鼓を披露し、会場を魅了した。
「島唄」など、なじのある曲など13曲ほどを披露したボロジノ娘の演奏には、観客も手拍子で参加。会場が一体となってコンサートを盛り上げた。
今回のコンサートのために練習を重ねてきた高校生の一人、宮城克仁君(17)は「お客さんがたくさん入ってくれて嬉しかった。島の伝統をいろんな人に知ってもらいたいので、こういう形でコンサートができるのは良い。また来たいです」と話していた。 -
渡米前最後となるジャズコンサート「盆前ジャズin高遠」を開く
ジャズピアニスト
伊那市高遠町小原
緒方美音子さん(35)お客さんと楽しさを分かち合える瞬間は楽しい。会場が大きい小さいに関わらず、お客さんがたくさん来てくれて、「わー」ってなる感覚を一度味わっちゃうとやめられないよね竏秩B
◇ ◇
千葉県出身。ジャズピアニストの父とハワイアン歌手の母のもとに生まれ、実家で経営していた音楽教室でクラシックピアノ、声楽などあらゆる音楽を習わされた。
「でも、クラシックのレッスンはいくら弾けるようになっても楽しくなくて大嫌いだった。中学1年生の時にストライキしてすべてのレッスンをやめた。それからポップスやフュージョンなど、自分のやりたい音楽を始めたんだけど、『こういうやり方もあるんだ』って楽しかった」
本格的にジャズを始めたのは大学に入ってからだった。名だたるジャズプレーヤーを輩出している早稲田大学のモダンジャズ研究会の門をたたき、すぐにでもジャズを生業としていけるような技術を持った仲間たちの中でより高度な技術を身に付けるためのノウハウを学んだ。
「1、2年ほど修行を積んでプロの世界へと飛び出していく人も多かったし、それなりの仲間も集まってきたから楽しかった。自分の場合、小さい時からジャズを聞いて育ったから、ジャズの音はご飯を食べるかのように自然に入ってきた。曲を作ることにも苦労を感じなかったし、損得勘定ぬきにして『自分の作りたい曲を作ってそれをお客さんが楽しんでくれればいいんじゃない』って思えた」
その後も都内を中心としてライブ活動を展開。オリジナル曲のアルバムもリリースしてきたが、夫の転勤で高遠へ越してきた2年前からは、一時的に活動を休止していた。
「生活環境の変化や子育てなど、乗り越えてることが多かったから、1年半ほどは周囲にもジャズピアニストだってことを言ってなかった。『今はできないけど、いつかやれる時がある』って言い聞かせていたし、もっと練習しなきゃっていう戒めもあったから」
◇ ◇
活動を再開したのは今年の6月。子どもの保育園で出会った母親仲間のに頼まれて、コンサートで演奏したことがきっかけとなった。7月には3枚目のアルバムもリリースしたが、夫がボストンに転勤することとなり、今月末に高遠を離れることになった。
それを知った保育園の仲間などが、渡米前最後のコンサートができないかと画策。それが「盆前ジャズin高遠」として実現することとなった。
今回のコンサートには、学生時代からともに演奏している仲間2人を呼び寄せて10曲ほどを演奏する予定だ。
「普段の子育てから解放されてママさんパパさんに楽しんでもらうために、ジャスの世界を楽しんでもらえるスタンダードやオリジナルのほか、子どもたちに伝えていきたい日本の童謡などを集めた。生の音とピアノとウッドベースでつくる音楽を楽しんでもらえれば」
◇ ◇
「盆前ジャズin高遠」は11日の午後4時半から(開場は午後4時)、伊那市の高遠町総合福祉センター「やますそ」である。全席自由で2千円(中学生以下千円)。託児室もある(託児は要予約)。
チケットの購入・問い合わせはどうぞのいす(TEL74・6697)へ。 -
第35回伊那まつり
伊那市の夏の一大イベント「第35回伊那まつり」(実行委員会主催)が4日、市街地を中心に始まった。昨年、豪雨災害の影響で中止したため、2年ぶりの開催。合併後、初めてで「飛躍」をテーマに、市民おどりをはじめ、多彩な催し物が繰り広げられ、会場は熱気であふれた。5日まで。
メーンの一つ、市民おどりには地区、小・中学校、企業などで編成した81連、約6300人が参加。歩行者天国となった伊那北駅前交差点竏衷t日公園下交差点の延長1・6キロの沿道に、手作りあんどん約400基が並び、参加者は生演奏に合わせ、パワフルな踊りを見せた。
また、9地区の区長がNHK大河ドラマ「風林火山」にちなみ、武田信玄を迎え撃つ城主にふんした伊那九将参陣、大わらじの練り歩き、屋台村などもあった。
5日は、子ども広場や郷土芸能、屋台などの「遊ingビレッジ」(午後3時半、市役所西側駐車場)、スターマイン、音楽花火など約5千発を用意した花火大会(7時半、天竜川・三峰川合流点から打ち上げ)がある。 -
アルプス・ミニバス交流大会 県外強豪迎え熱戦
ミニバスケットボールの交流大会「アルプスサマーリーグ」が4日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など4会場で始まった=写真。上伊那を中心に東京都、大阪府、山梨県など県外勢を加えた男女計40チームが出場し、5日までの2日間、交流試合を繰り広げる。
上伊那ミニバスケットボール連盟などでつくる実行委員会が主催で7回目。男子16、女子24チーム参加し、初日は各ブロック総当り、2日目は各ブロックの同順位同士でリーグを戦う。選手たちは互いに声を掛け合いながら、息の合ったプレーを披露した。 -
支援先の8団体・個人が活動報告
伊那谷地域社会システム研究所(理事長・向山孝一KOA社長)は4日、箕輪町の伊那プリンスホテルで、「支援先活動報告会」を開いた。過去に助成を受けた団体やKOAグループ各社などから約70人が出席。06年度に助成した8団体・個人がそれぞれ活動報告をした=写真。
同研究所は、環境保全や地域文化伝承などのために活動する団体・個人に対し、助成金を交付、支援する財団法人で96年に設立。毎年、助成先を公募、選考して決めている。報告会は本年で、10回目となる。
人間と自然との関係を基調に調査研究する「南アルプス研究会」は報告会で、南アルプス・仙丈ケ岳における環境保全活動を紹介。登山者への啓もう活動としての環境教育については、登山者の山岳環境荒廃に対する危機感と努力が環境保全に役立つことを説明した。
このほか、「伊那谷における里地・里山の生物多様性の生態学的評価と保全に関する研究」(大窪久美子)「さきおり文化の継承と普及」(信州さきおりの会)などの報告もあった。 -
どんちゃん祭り開幕
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みんなでワッショイ、子どもも大人も女性も男性もみんなで集えば元気が出る-。中川村民が総力を結集する「第16回どんちゃん祭り」は4日、中川牧ケ原文化公園を会場に開かれた。みこしや花火、太鼓にと、1大イベントにかける村民の心意気を示した。
曽我村長のあいさつ、前原村議会議長の発声で乾杯、消防団のラッパが響き渡り、祭りの幕開け。
特設ステージでは子どもたち、お待ちかね
の「それいけ!アンパンマンショー」。身を乗り出して、ステージと一体になって、踊ったり、歌ったりしてショーを楽しんだ。
風船アートで夢の世界を創るゴンべエワールド、背の高い1輪車に乗って、火の点いたスティクを操るKeiなどの大道芸、戦後まもなく結成されたという歴史ある中川バンドの演奏。少年ふるさと教室や陣馬太鼓の勇壮な響きが一気に祭り気分を盛り上げた。
工夫を凝らした子どもみこしが、食べ物や飲物の出店が軒を並べる会場に、元気いっぱい入場。どんちゃん踊り、YОSAKОYソーランの輪が広がり、打ち上げ花火開始を合図に、赤々と点る提灯を乗せた大人みこし約20基が繰り出され、祭りはクライマックスに。次々と上がる花火の明かりが、祭りの興奮で上気した村民を写し出し、「わっしょい」「わっしょい」の掛け声と歓声、花火のさくれつ音が会場いっぱい響きわたった。
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朗読劇「青い目の人形 学校日誌」
平和を考える手作り朗読劇「青い目の人形、学校日誌」が3日夜、飯島文化館で初演され、地元の小学生から高齢者まで30人余で創りあげた舞台を満席、約500人余が鑑賞。平和の使者として贈られた青い目の人形の無言のメッセージに耳を傾け、子どもたちまで巻きこむ戦争の酷さを直視し、不戦の誓いを新たにした。いいじま文化サロン・この子たちの夏を読む会主催。
副題は「世界の平和は子どもから」。台本は滝沢孝夫さん(駒ケ根市)が80年前、アメリカから贈られた七久保小学校の青い目の人形の運命をテーマに書下ろした。同校に現存する「昭和2年学校日誌」。関係者の手記などを参考にした。「青い目の人形」「人形を迎える歌」「リンゴの歌」などのほか、軍歌などを挿入、背景に記録映像が投射され、臨場感を与えた。
物語は1927年(昭和2年)4月2日、日の丸と星条旗の旗を振って、人形を迎える式から始まる。ギューと抱くと「ママー」となく人形に子どもたちは大喜び。日中戦争から太平洋戦争へと軍靴の響く中、敵国の人形として、壊されようとしたが、時の校長と女性教師の働きで書架の奥深く隠された。そして、1986年、人形は発見され、再び日の目を見るまで、激動の昭和を時代背景に、人形を通して、平和の尊さを訴えた。 -
教職員がAEDを習得
宮田村宮田小学校はこのほど、児童らの緊急時に対応できるようにと、教職員を対象にしたAED(自動体外式除細動器)の取り扱い講習会を開いた。
各地の学校でも教職員がAEDの講習を受ける取り組みが進んでいるが、宮田小学校でもほぼ全ての教職員がこの日に受講。
伊南広域消防の救急隊員の指導で、AEDを用いた心肺蘇生法を学んだ。
この日受講できなかった教職員は後日、他会場で講習を受ける。 -
仲良しキュウリを収穫
伊那市西春近下小出の中島公夫さん(70)宅で2日、2本がくっ付いて1本となっているキュウリが収穫された=写真。仲良く肩を並べたキュウリの姿に、中島さん家族も顔をほころばせている。
キュウリがなっていたのは中島さんが作っている家庭菜園の畑の中。ヘタも花納まりも2つずつあるが、側面はしっかりとくっ付いる。
このキュウリの存在に気付いたのは1週間ほど前で、天候が良かったこともありその後みるみる成長。収穫に至った。中島さんは「こんなの初めて見た。変わったキュウリがなっているなと思った」と話す。
妻の妙子さん(62)は「このまま漬物にする。漬かったら会社に持っていき、そのまま輪切りに会社の人に見せようと思う」と笑顔で話していた。 -
農業講演会
伊那市農業委員会の講演会が31日、伊那市役所であった。信州大学農学部の井上直人教授を講師に迎え、本当に有用な有機質資材を地域で安価に生産していくための方法を模索した=写真。
井上教授は、農業の近代化に伴ない、温暖化などの負の影響を及ぼす化成肥料への依存が進んだ経緯を説明。しかし、現在はその反動で「有機資材への過剰な期待が生じている」と指摘。「有機質」という言葉に反応するのではなく、植物の育成に有用な▽エチレン生成▽バクテリゼーション▽温室効果竏窒ネどといった機能性に着目して用いることの重要性を示した。
また、地域でできる取り組みとしては現在も有機質資材として一部で利用されているぼかしなどに注目。原料が高いといった現状の問題点の解決策として、県内で生産されている豆腐のかすやキノコの培地、そば殻などの活用を提言した。 -
総務警察委員会の現地調査
長野県議会総務警察委員会(向山公人委員長)の現地調査が2日、中南信地区であった。上伊那では、伊那商工会議所が地域活性化推進事業として取り組むアマランサスのほ場など2カ所を視察した=写真。
本年度の地域発元気づくり支援金の選定事業となったことから視察地に選ばれた伊那市東春近のほ場では、生産者や食品加工会社、伊那商工会議所などでつくる「伊那地域アマランサス研究会」が、遊休農地の解消と観光資源開発などを目的として始まったアマランサス栽培の経緯を説明。実だけでなく、葉の普及拡大についても検討していることなどを示し「栄養価の高いアマランサスに対する地域の関心が高まりつつある」と語った。また、課題となっている雑草対策として、苗の移植栽培などのに取り組んでいることなども紹介した。
現地調査に伴なって上伊那広域連合(小坂樫男広域連合長)から交通安全施設の充実を求める陳情もあった。 -
熊胆など密輸入して懲役2年2月
熊の胆(い)などを密輸入し、販売しようとした関税法、薬事法違反などの罪に問われた駒ヶ根市赤穂の無職、小沢正登被告(55)に対し、地裁伊那支部(藤井聖悟裁判官)は3日、懲役2年2月(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
起訴状によると、指定暴力団山口組系小林組長の小林正治被告と同幹部組員の小沢被告ら4人は共謀し、税関長の許可を受けないで05年7月縲恣ッ年11月、石巻港(宮城県)と福井港(福井県)からそれぞれ熊胆など約2キロずつを密輸。同被告は小林被告と共謀し、販売許可などもないのに、自宅物置に医薬品である熊胆などを販売目的で貯蔵していた。
また、同被告は、本年1月21日、駒ヶ根市内にあるパチンコ店内で、店員に対し暴行を加えた罪にも問われていた。 -
南箕輪の征矢さん ボディビルで日韓戦出場
南箕輪村田畑の理容師征矢洋文さん(35)=写真=が21縲・2日、韓国・ソウルで開かれる「第7回日韓親善ボディビル選手権」の日本代表として出場する。日韓戦に参加するのは2年振り2回目。前回は引き分けに終わった征矢さんは「日本の代表として勝って来たい」と意気込みを語る。
征矢さんは、6月末にあった、日本クラス別ボディビル選手権のウェルター級(70縲・4・99キロ)で上位となり、日本ボディビル連盟の推薦で日韓戦の代表を決めた。同大会はウェルター級を含む4階級のマッチ戦。全身に付く筋肉の大きさ、バランスのほか、ポージングの美しさなどが審査される。
ボディビル歴12年目となる征矢さんは20代前半、過労で体を壊した時期に体を鍛えよう始めたのが競技との出合い。「トレーニングした分だけ自分に返ってくるところが魅力」と征矢さんは語る。
大会に向けては「継続は力なり。それだけの練習はやってきたので後は、それをジャッジしてもらうだけ」と自信を口にしている。 -
【記者室】北信越BCリーグ BCの意味
北信越BCリーグが後半戦に突入した。地元に住む者として応援しているが名前がいまひとつ。BCリーグと聞いて、Aクラスより下の意味かと思ったのは筆者だけではあるまい。ベースボール・チャレンジの頭文字と分かればなるほどとは思うが…▼リーグのホームページには「選手はNPB(セ・パのプロ野球)やメジャーリーガーになりたいという夢に向かってチャレンジ」という意味のくだりがある。うがった取り方をすれば、ネーミングでも一段落ちを自ら認めたと見えてしまう▼北信越といえば5県だが、唯一参加していなかった福井から新チームが加入するようだし、さらに群馬も加わる意向らしい。いい機会だから、この際名称を変えてはくれないものか。(白鳥文男)
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県小学校合唱大会
第21回県学校合唱大会(兼第74回NHK全国音楽コンクールブロック大会)小学校の部の地区予選・南信Bブロック大会が3日、駒ケ根市の市文化会館で行われた。上下伊那の26小学校が出場して歌声の美しさを競った結果、県大会(26日、岡谷市カノラホール)への出場を決めたのは赤穂、赤穂南(以上駒ケ根市)伊那、東春近、高遠(以上伊那市)追手町(飯田市)の6校。上伊那勢は5校を占める健闘をみせた。
塩沢哲夫実行委員長(飯田市立座光寺小校長)は開会式で「今まで工夫してきた表現をこのステージで思う存分発表してほしい。とても楽しみにしている」と激励した。
大会には県内134小学校が参加し、5つのブロックごとに県大会への出場を争った。県大会では関東甲信越ブロックコンクール(9月8日、埼玉県)に出場する2校が決まる。 -
駒ケ根署が上半期犯罪状況まとめ
駒ケ根署(山本修作署長)は管内の上半期(1縲・月)犯罪発生・検挙、交通事故状況をまとめた。
刑法犯は認知件数が176件で対前年同期比25件減だったが、検挙件数は222件で昨年の56件から大きく向上。検挙率は126・1%となった。要因として、ブラジル人グループによる連続窃盗や、駒ケ根・伊那署管内の連続出店荒らしなどの事件を検挙したことが挙げられる。街頭犯罪では車上狙い、自販機狙いなど多くが減少する中、自転車盗みが22件発生。37・5%増となった。
交通事故は発生件数99件で対前年比15件減。負傷者は130人で31人減。昨年同時期ゼロだった死者は1人。市町村別発生件数は駒ケ根市62件(対前年比6減)飯島町16件(2増)宮田村15件(12減)中川村6件(1増)だった。傾向として女性が第1当事者の事故が39・4%、高齢者事故が30・3%と高い比率を示している。
同署はこの状況を交番・駐在所用広報紙の特別版「お伊で南しょ」に掲載して回覧する。 -
駒ケ根市「小町」公園オープン
駒ケ根市の国道153号線伊南バイパス周辺の南田市場土地区画整理事業の一環として新たに完成した2号公園のオープンを祝う式典が3日、小町屋区の現地で行われた。地元住民や市関係者約30人が出席してテープカットを行ったほか、花と緑と水の会の会員や地域の子どもたちが花壇に花を植えるなどして施設の完成を祝った=写真。公園の愛称は住民らでつくる愛称選定委員会により「小町公園」と決められた。中原正純市長は「小町屋は大きく変わったね、と最近よく言われる。多くの市民にこの公園に親しんでもらいたい」とあいさつした。
公園面積は3700平方メートル。敷き詰められた芝生にパーゴラ、せせらぎ水路、ベンチ、花壇、ケヤキやコブシ、サクラなどの大小の樹木のほか、水飲み場や障害者にも配慮したトイレなどが整備されている。事業費は8310万円。
南田市場土地区画整理事業に伴う公園の完成は3番目。残る1、3号公園は来年にかけて整備される計画。 -
大芝高原まつりポスター・うちわ・パンフレット図案入選作品展
南箕輪村の第22回大芝高原まつりポスター・うちわ・パンフレットの図案入選作品展が村役場と大芝の湯展示スペースで始まり、25日の開催に向け祭りのムードを盛り上げている。
作品は南箕輪中学校の美術わくわくクラブ員と希望者の26人が応募。選考会で最優秀賞のポスター、うちわ、パンフレットの各賞1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
展示は入選作品17点をカラーコピーで紹介。最優秀賞の図案を採用したポスター、うちわ、パンフレットも併せて展示している。17日ころまで飾る予定。 -
モモの出荷作業本格化
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場で、モモの選果・出荷作業が本格的に始まった。ピークは5日縲・0日で、17日までに55トンが出荷される。
初日は中川村を中心に、12人が1800キロを持ち込んだ。
品種は白く柔らかな「白鳳」と果肉が赤く硬めの「あかつき」。
目視でキズ、色、形を見たり、選別機により大きさで分け、5キロずつ箱詰する。
JA上伊那南部グリーンセンターの寺沢満さんは「収穫は1縲・日遅れ気味。作柄は平年並み。好天が続き、糖度も乗って、おいしい」と話している。
また、併設の直売所も開所し、全国発送や直売も始まった。 -
モモの出荷作業本格化
飯島町上の原のJA上伊那飯島果実選果場で1日から、モモの選果、出荷作業が本格的に始まった。ピークは5日縲・0日頃で17日までに55トンが出荷される。
初日は中川村を中心に、12人が1800キロを持ち込んだ。
品種は白く柔らかな「白鳳」と、果肉が赤く、硬めの「あかつき」。
目視でキズ、色、形を見たり、選別機で大きさで分けられ、5キロずつ箱詰された。
JA上伊那南部グリーンセンターの寺沢満さんは「収穫は1、2日遅れ気味。作柄は平年並み。好天が続き、糖度も乗って、おいしい」と話している。
また、併設の直売所も開所、全国発送や直売なども始まった。 -
で60株のレンゲショウマが見ごろ
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伊那市西春近の山野草園ヒノキオ(飯島隼人園主)では60株のレンゲショウマが見ごろを迎えている。里山の斜面を切開いた1500平方メートルの園内のあちらこちらで咲き、8月中旬まで見られる。
キンポウゲ科、「蓮華升麻」と書く。細長い茎を伸ばし、大豆のようなつぼみを10数個つける。薄紫のハス(蓮)に似た花を下向きに咲かせる。
「標高が900メートルと高いので、花の色が冴えている。品があって、毎日見ていても飽きない」と飯島さん。
同園ではほかに、イワタバコやヤマユリが見ごろで、続いて、キレンゲショウマも黄色のラッパ状の花を咲かせる。 -
全日本少年サッカー出場、トップストーンJr壮行会
U‐12(12歳以下)の全日本少年サッカー大会(4日開幕、福島県Jヴィレッジ)に県代表として初出場する宮田村のトップストーンジュニアの壮行会が2日夜、JA宮田支所で開かれた。チーム関係者や家族ら約100人が出席。熱い声援にイレブンは「悔いのない戦いをする」と力強く抱負を語った。
下級生の子どもたちから手作りの千羽鶴を受け取った古河原凌哉主将は「自分たちのプレーをして、少しでも勝ちたい」とあいさつ。
全選手が決意を発表し、竹村和樹君は「メンバーに選ばれなかった人、応援してくれる人のためにも頑張りたい」、GKの宮下嵩君は「絶対に点を入れさせない」と話した。
佐々木優監督は、負けず嫌いが多く全員で伸びてきたチームと自己分析。
「最後まであきらめない力を秘めている。何かをやってくれると信じている」と子どもたちの底知れぬ可能性に期待を寄せた。
応援歌「ウイアーザトップストーン」を参加者全員で歌い、気持ちはひとつに。
応援旗、タオルマフラーも新調し、5日から始まる試合では毎日、村内から応援バスツアーも出発する。 -
道の駅「花の里いいじま」オープン5周年
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」はオープン5周年を迎え3日、記念式典を同所で開いた。地元農産物や加工品直売などで開設以来順調に客足も伸ばしており、今年中には有料利用者100万人を達成する勢い。今後も自然、農業、交流を兼ね備えた町の発信基地となるよう、さらなる期待を寄せた。
関係者約60人が出席。道の駅玄関でくす玉を割り、うちわを配るなど、利用者と一緒に節目を祝った。
買い物や飲食などした有料利用者数、販売実績ともに年々上昇。直売、食堂に加え、ジュース、パンの加工施設も充実し、今年上半期の売上げも前年同期を3%上回っている。
席上、北原秀美マネージャーは「農産物はじめ町内産の商品が7割強を占め、伊那谷そのものが道の駅に並ぶ品目構成。お客様の期待を裏切らず、右肩あがりで成長を続けることができた」と説明。
駅長を務める高坂宗昭町長は「予想を上回る多くの人を迎えることができ、喜ばしい限り。5周年を契機にさらなる飛躍を」と、農家や食堂、加工販売に携わる関係者などスタッフ全員の努力に感謝した。 -
北信越で自己記録更新を、中川中3年瀧澤俊輝君
陸上走り高跳びの中体連北信越大会(6、7日、松本市)に出場する中川村中川中学校3年の瀧澤俊輝君(15)が3日、村文化センターを訪問。松村正明教育長から激励を受け、「自己ベストを目指す」と抱負を語った。
県大会で1メートル65センチの自己新を記録して3位入賞し、目標だった1メートル70センチの跳躍も視界にとらえた瀧澤君。
松村教育長から「状態を整え、集中力を高めて自己ベストを」と励まされると、「県や南信大会で終わった仲間の悔しさもバネにして戦いたい」と力強く答えた。
陸上部入部後、砲丸投げや800メートル走などいくつかの種目に挑戦し、その中から選んだ走り高跳び。「一瞬のうちに跳ぶのがおもしろい」と、記録を伸ばしてきた。
顧問の小川敦嗣教諭は「まわりに流されず、自分のペースで調整できる。もう1回あるチャンス。ぜひ自己ベストを出してほしい」と教え子にエールを送った。 -
参院選で開票時間1時間半短縮
7月29日投開票の参院選で、初めて県区、比例代表それぞれに開票管理者を配置した宮田村では、2004年の前回選より1時間半ほど開票作業を短縮した。
選挙区で1時間、比例代表で30分短縮。村選管は「管理者の配置はもちろんだが、県議選から導入した集計システムや開票作業台の高さ見直しなど、作業効率を向上させる取り組みも結果に現れた」と説明する。
「枚数点検や疑問票の判定などさらに改善の余地はあり、課題として取り組んでいく」とも話した。 -
ごほうびに水遊び
宮田村西保育園は1日、避難訓練を行った。伊南広域北消防署の消防車も参加。静かに避難できた・スごほうび・スに、園児たちは消防の放水で水遊びを楽しんだ。
梅雨明けの青空の下、ホースから勢い良く飛び出す水に子どもたちは大歓声。元気に走り回った。
カッコイイ消防車、やさしい隊員と一緒に記念撮影も。「火遊びしません。お父さん、お母さん、先生の言うことを守ります」とみんなで誓った。 -
【ドライフラワー・デザイナー 久木禎子さん】
自然で繊細な色合いのドライフラワーと、みずみずしさが長く持続するプリザーブド・フラワーをバランス良く使いながら、季節ごとの素材を生かした華やかな作品の数々を制作し、クラフト展や展示会に出品している。教室を工房で開くほか、サークルや団体などの依頼を受けて各地で出張講習も行っている。
「自然の中に溶け込むような作品をいつも作りたいと思っています。自然を意識してできた作品は、見ていてとても心が落ち着くんです」
◇ ◇
温暖な静岡県育ち。叔父は注文に応じてたこを作り、祭りや祝いの時に揚げてみせる・スたこ師・スだった。父は会社勤務の傍ら、弟の作るたこに武者絵を描くほか、浮世絵なども描いた。
「私も絵が好きで、父の隣りでよく描いていました。でも気がつくといつの間にか花を描いていましたね」
自宅の庭や畑にはたくさんの植物が育ち、草花や木に囲まれて日々触れ合いながら成長した。
小学校4年生の時、学校のクラブでペーパー・フラワーを初めて習った。紙を花びらの形にカットし、ワイヤーやテープでとめて作る根気の要る作業だ。
「1本作るのに1時間もかかっていた。でもすごく楽しくて、もう夢中でした。完成した時の達成感もうれしかった。母の日にはカーネーション、父の日にはショウブを作って両親に贈ったらとても喜んでくれて竏秩B自分の作った物で誰かに喜んでもらえることに感動しました。あれが原点かな」
東京でのOL時代には、会社が終わるとよく友人と講習会に出掛けた。
「仕事で疲れた心を癒してくれたのも花たちでした。ドライフラワーを使って飾りを作っては、結婚する同僚にお祝いとしてプレゼントしたりしていました」
◇ ◇
11年前に東京から転居して来た。初めて駒ケ根を訪れたのが冬。それまで見たことがなかった大自然の雪景色に感動し、気に入って土地を求めた。夢だったログハウスを建てて暮らし始めたが、当初は工房も講座も開くつもりなどなく、楽しみでドライフラワー作品を作り続けていた。
しばらくするうち、制作した作品の美しさが友人などの間で話題となり、評判が徐々に周囲に広がり始めた。求められるまま希望者に教えていたが、ぜひ教室を開いて教えてほしいという声があちこちで上がってきたことから「せっかくそう言ってもらえるのなら」と意を決して8年前に工房を開設。以来、大人、子どもを問わず楽しい雰囲気の中で制作を指導している。
「今こうして工房を開いているのは偶然みたいだけど、よく考えてみたらここの自然環境がそうさせてくれたような気がする。自然の中で毎日花を見て暮らせるのは本当にうれしいですね」
(白鳥文男)
講習会は希望に応じ随時開催。問い合わせ・申し込みはドライフラワー工房White Pine(ホワイト・パイン)TEL・FAX81・1223 -
燃えろインターハイ(6)フェンシング男子・団体
インターハイ7年連続出場の伊那北は、男子部員が1、2年生のみで昨夏の経験者はゼロ。しかし、「失うものはない」(大野監督)と臨んだ北信越総体で同校初優勝の快挙を歴史に刻む。大半が高校入学後に競技を始めた選手ばかりだが、白鳥主将は「臆することなく自信を持って臨みたい」と健闘を誓う。
1月の北信越新人戦は、「慣れない面もあり相手の土俵で戦っていた」と大野監督。その後、選手らは動き負けないようフットワークを強化し、常に自分のプレーを意識しながら練習に励んだ。向かえた6月の北信越総体では、準決勝、決勝を5竏・の接戦で制し、優勝を飾った。
これで自信が付いた竏窒ニ、選手らは手応えをつかんだ。白鳥主将は「経験の差を気にせず自分たちのプレーに集中することで結果も着いてきた」。大野監督も「相手が強いことは分かっていたので、純粋に勝ちたい気持ちをぶつけられたのがよかった」と振り返る。
勢いに乗った若手チームが目指すのは、昨年のベスト16以上の成績。白鳥主将は「1回の練習の質をよくしようとみんなで考えてやってきた。全員初めてのインターハイだが自信を持って挑み、一つでも多く勝ちたい」と意気込む。
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フェンシング男子はこのほか、個人フルーレに白鳥佑弥(伊那北)、今井康友(上伊那農業)、同エペに那須野将(伊那北)、同サーブルに白鳥(同)が出場する。 -
県中学校合唱大会
第21回県学校合唱大会(兼第74回NHK全国音楽コンクールブロック大会)中学校の部の地区予選・南信Bブロック大会が2日、駒ケ根市の市文化会館で行われた。審査の結果箕輪、伊那東部、春富、駒ケ根東の4校が県大会(25日、岡谷市カノラホール)への出場を決めた。
大会には上下伊那の13中学校が出場し、課題曲と自由曲で歌声の美しさを競った。ステージに上がった出場者らは失敗の許されない緊張感の中、日ごろの練習で練り上げてきた見事なハーモニーを会場いっぱいに響かせていた=写真。
塩沢哲夫実行委員長(飯田市立座光寺小校長)は開会式で「1年間一生懸命練習してきた成果を発表する日がきた。それぞれの思いをこめた素晴らしい歌声を期待する」と激励した。
大会には県内63中学校が参加。5ブロックに分かれての大会が5日まで各地で行われている。