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で60株のレンゲショウマが見ごろ
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伊那市西春近の山野草園ヒノキオ(飯島隼人園主)では60株のレンゲショウマが見ごろを迎えている。里山の斜面を切開いた1500平方メートルの園内のあちらこちらで咲き、8月中旬まで見られる。
キンポウゲ科、「蓮華升麻」と書く。細長い茎を伸ばし、大豆のようなつぼみを10数個つける。薄紫のハス(蓮)に似た花を下向きに咲かせる。
「標高が900メートルと高いので、花の色が冴えている。品があって、毎日見ていても飽きない」と飯島さん。
同園ではほかに、イワタバコやヤマユリが見ごろで、続いて、キレンゲショウマも黄色のラッパ状の花を咲かせる。 -
全日本少年サッカー出場、トップストーンJr壮行会
U‐12(12歳以下)の全日本少年サッカー大会(4日開幕、福島県Jヴィレッジ)に県代表として初出場する宮田村のトップストーンジュニアの壮行会が2日夜、JA宮田支所で開かれた。チーム関係者や家族ら約100人が出席。熱い声援にイレブンは「悔いのない戦いをする」と力強く抱負を語った。
下級生の子どもたちから手作りの千羽鶴を受け取った古河原凌哉主将は「自分たちのプレーをして、少しでも勝ちたい」とあいさつ。
全選手が決意を発表し、竹村和樹君は「メンバーに選ばれなかった人、応援してくれる人のためにも頑張りたい」、GKの宮下嵩君は「絶対に点を入れさせない」と話した。
佐々木優監督は、負けず嫌いが多く全員で伸びてきたチームと自己分析。
「最後まであきらめない力を秘めている。何かをやってくれると信じている」と子どもたちの底知れぬ可能性に期待を寄せた。
応援歌「ウイアーザトップストーン」を参加者全員で歌い、気持ちはひとつに。
応援旗、タオルマフラーも新調し、5日から始まる試合では毎日、村内から応援バスツアーも出発する。 -
道の駅「花の里いいじま」オープン5周年
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」はオープン5周年を迎え3日、記念式典を同所で開いた。地元農産物や加工品直売などで開設以来順調に客足も伸ばしており、今年中には有料利用者100万人を達成する勢い。今後も自然、農業、交流を兼ね備えた町の発信基地となるよう、さらなる期待を寄せた。
関係者約60人が出席。道の駅玄関でくす玉を割り、うちわを配るなど、利用者と一緒に節目を祝った。
買い物や飲食などした有料利用者数、販売実績ともに年々上昇。直売、食堂に加え、ジュース、パンの加工施設も充実し、今年上半期の売上げも前年同期を3%上回っている。
席上、北原秀美マネージャーは「農産物はじめ町内産の商品が7割強を占め、伊那谷そのものが道の駅に並ぶ品目構成。お客様の期待を裏切らず、右肩あがりで成長を続けることができた」と説明。
駅長を務める高坂宗昭町長は「予想を上回る多くの人を迎えることができ、喜ばしい限り。5周年を契機にさらなる飛躍を」と、農家や食堂、加工販売に携わる関係者などスタッフ全員の努力に感謝した。 -
北信越で自己記録更新を、中川中3年瀧澤俊輝君
陸上走り高跳びの中体連北信越大会(6、7日、松本市)に出場する中川村中川中学校3年の瀧澤俊輝君(15)が3日、村文化センターを訪問。松村正明教育長から激励を受け、「自己ベストを目指す」と抱負を語った。
県大会で1メートル65センチの自己新を記録して3位入賞し、目標だった1メートル70センチの跳躍も視界にとらえた瀧澤君。
松村教育長から「状態を整え、集中力を高めて自己ベストを」と励まされると、「県や南信大会で終わった仲間の悔しさもバネにして戦いたい」と力強く答えた。
陸上部入部後、砲丸投げや800メートル走などいくつかの種目に挑戦し、その中から選んだ走り高跳び。「一瞬のうちに跳ぶのがおもしろい」と、記録を伸ばしてきた。
顧問の小川敦嗣教諭は「まわりに流されず、自分のペースで調整できる。もう1回あるチャンス。ぜひ自己ベストを出してほしい」と教え子にエールを送った。 -
参院選で開票時間1時間半短縮
7月29日投開票の参院選で、初めて県区、比例代表それぞれに開票管理者を配置した宮田村では、2004年の前回選より1時間半ほど開票作業を短縮した。
選挙区で1時間、比例代表で30分短縮。村選管は「管理者の配置はもちろんだが、県議選から導入した集計システムや開票作業台の高さ見直しなど、作業効率を向上させる取り組みも結果に現れた」と説明する。
「枚数点検や疑問票の判定などさらに改善の余地はあり、課題として取り組んでいく」とも話した。 -
ごほうびに水遊び
宮田村西保育園は1日、避難訓練を行った。伊南広域北消防署の消防車も参加。静かに避難できた・スごほうび・スに、園児たちは消防の放水で水遊びを楽しんだ。
梅雨明けの青空の下、ホースから勢い良く飛び出す水に子どもたちは大歓声。元気に走り回った。
カッコイイ消防車、やさしい隊員と一緒に記念撮影も。「火遊びしません。お父さん、お母さん、先生の言うことを守ります」とみんなで誓った。 -
【ドライフラワー・デザイナー 久木禎子さん】
自然で繊細な色合いのドライフラワーと、みずみずしさが長く持続するプリザーブド・フラワーをバランス良く使いながら、季節ごとの素材を生かした華やかな作品の数々を制作し、クラフト展や展示会に出品している。教室を工房で開くほか、サークルや団体などの依頼を受けて各地で出張講習も行っている。
「自然の中に溶け込むような作品をいつも作りたいと思っています。自然を意識してできた作品は、見ていてとても心が落ち着くんです」
◇ ◇
温暖な静岡県育ち。叔父は注文に応じてたこを作り、祭りや祝いの時に揚げてみせる・スたこ師・スだった。父は会社勤務の傍ら、弟の作るたこに武者絵を描くほか、浮世絵なども描いた。
「私も絵が好きで、父の隣りでよく描いていました。でも気がつくといつの間にか花を描いていましたね」
自宅の庭や畑にはたくさんの植物が育ち、草花や木に囲まれて日々触れ合いながら成長した。
小学校4年生の時、学校のクラブでペーパー・フラワーを初めて習った。紙を花びらの形にカットし、ワイヤーやテープでとめて作る根気の要る作業だ。
「1本作るのに1時間もかかっていた。でもすごく楽しくて、もう夢中でした。完成した時の達成感もうれしかった。母の日にはカーネーション、父の日にはショウブを作って両親に贈ったらとても喜んでくれて竏秩B自分の作った物で誰かに喜んでもらえることに感動しました。あれが原点かな」
東京でのOL時代には、会社が終わるとよく友人と講習会に出掛けた。
「仕事で疲れた心を癒してくれたのも花たちでした。ドライフラワーを使って飾りを作っては、結婚する同僚にお祝いとしてプレゼントしたりしていました」
◇ ◇
11年前に東京から転居して来た。初めて駒ケ根を訪れたのが冬。それまで見たことがなかった大自然の雪景色に感動し、気に入って土地を求めた。夢だったログハウスを建てて暮らし始めたが、当初は工房も講座も開くつもりなどなく、楽しみでドライフラワー作品を作り続けていた。
しばらくするうち、制作した作品の美しさが友人などの間で話題となり、評判が徐々に周囲に広がり始めた。求められるまま希望者に教えていたが、ぜひ教室を開いて教えてほしいという声があちこちで上がってきたことから「せっかくそう言ってもらえるのなら」と意を決して8年前に工房を開設。以来、大人、子どもを問わず楽しい雰囲気の中で制作を指導している。
「今こうして工房を開いているのは偶然みたいだけど、よく考えてみたらここの自然環境がそうさせてくれたような気がする。自然の中で毎日花を見て暮らせるのは本当にうれしいですね」
(白鳥文男)
講習会は希望に応じ随時開催。問い合わせ・申し込みはドライフラワー工房White Pine(ホワイト・パイン)TEL・FAX81・1223 -
燃えろインターハイ(6)フェンシング男子・団体
インターハイ7年連続出場の伊那北は、男子部員が1、2年生のみで昨夏の経験者はゼロ。しかし、「失うものはない」(大野監督)と臨んだ北信越総体で同校初優勝の快挙を歴史に刻む。大半が高校入学後に競技を始めた選手ばかりだが、白鳥主将は「臆することなく自信を持って臨みたい」と健闘を誓う。
1月の北信越新人戦は、「慣れない面もあり相手の土俵で戦っていた」と大野監督。その後、選手らは動き負けないようフットワークを強化し、常に自分のプレーを意識しながら練習に励んだ。向かえた6月の北信越総体では、準決勝、決勝を5竏・の接戦で制し、優勝を飾った。
これで自信が付いた竏窒ニ、選手らは手応えをつかんだ。白鳥主将は「経験の差を気にせず自分たちのプレーに集中することで結果も着いてきた」。大野監督も「相手が強いことは分かっていたので、純粋に勝ちたい気持ちをぶつけられたのがよかった」と振り返る。
勢いに乗った若手チームが目指すのは、昨年のベスト16以上の成績。白鳥主将は「1回の練習の質をよくしようとみんなで考えてやってきた。全員初めてのインターハイだが自信を持って挑み、一つでも多く勝ちたい」と意気込む。
◇ ◇
フェンシング男子はこのほか、個人フルーレに白鳥佑弥(伊那北)、今井康友(上伊那農業)、同エペに那須野将(伊那北)、同サーブルに白鳥(同)が出場する。 -
県中学校合唱大会
第21回県学校合唱大会(兼第74回NHK全国音楽コンクールブロック大会)中学校の部の地区予選・南信Bブロック大会が2日、駒ケ根市の市文化会館で行われた。審査の結果箕輪、伊那東部、春富、駒ケ根東の4校が県大会(25日、岡谷市カノラホール)への出場を決めた。
大会には上下伊那の13中学校が出場し、課題曲と自由曲で歌声の美しさを競った。ステージに上がった出場者らは失敗の許されない緊張感の中、日ごろの練習で練り上げてきた見事なハーモニーを会場いっぱいに響かせていた=写真。
塩沢哲夫実行委員長(飯田市立座光寺小校長)は開会式で「1年間一生懸命練習してきた成果を発表する日がきた。それぞれの思いをこめた素晴らしい歌声を期待する」と激励した。
大会には県内63中学校が参加。5ブロックに分かれての大会が5日まで各地で行われている。 -
駒ケ根の生き物たち展
駒ケ根市の市立博物館は夏休み特別企画として「駒ケ根の生き物たち」展を同館ロビーで8月19日まで開いている。ツキノワグマ、カモシカ、タヌキなどの動物やフクロウ、オオタカなどの鳥類のはく製と、カブトムシ、クワガタムシ、トンボ、チョウなどの膨大な数の昆虫標本など約数千点を公開している=写真。併せて、動物や昆虫の生態を分かりやすく解説したパネルなども展示されている。
展示されているのは同館の所蔵品のほか、駒ケ根市誌編さん時の調査結果の発表で展示したもの。
入場無料・問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
シルクミュージアム特別展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは第15回特別展「19縲・0世紀に愛好された伝統的工芸織物展」を9月9日まで開いている。江戸時代末期から昭和前期の着物、反物、飾布など約50点を展示。重要無形文化財技術保持者で人間国宝の工芸作家の手になる美しい作品も公開されている。
展示作品は京都府宇治市の呉服問屋「しるべ」の社長で手織物流通士山田標件さんの所蔵品。好意により貸し出された。
午前9時縲恁゚後5時。入館料は一般300円、小中学生100円。水曜日休館(8月15日は開館)。問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。 -
伊那弥生ヶ丘高の生徒が伊那文で美術館学芸員の就業体験
伊那弥生ヶ丘高校の生徒6人は2日、就業体験学習で、伊那市の県伊那文化会館で展覧会準備をする美術館学芸員の仕事を体験した。
同館では、高校の依頼で学芸員の就業体験を受け入れ3年目。今年は3年生1人、1年生5人が参加した。
学芸員の役割や仕事について同館の林誠学芸員が説明。美術展示ホールで4日に始まる「風景の会絵画展-伊那谷・南信州を描く-」の展示準備で、作品の搬入から展示作業を見学した生徒は、作品を平行かつ等間隔に展示することや作品を壁から離す距離、傾きの微調整などの指導を受け、実際にワイヤーで作品を2点吊りする作業を手伝った。
1年生の鷲尾歩美さんは、「学芸員がどういう仕事をしているか知りたかった。学校の展示はだいたいでいいけど、ここは高さの調整などきちんとやらないといけない。結構大変だけどおもしろい」と話していた。
林学芸員は、「人前に出る展覧会場になるまでの裏方の仕事の本質的なところを知ってもらうことで、別の見方で展覧会をより深く楽しめるようになってほしい」と話した。 -
07みのわサマーフェスティバル開幕
イルミネーション点灯箕輪町の中心市街地で1日夜、初のイベント「07みのわサマーフェスティバル縲恂「来の子供達へ I LOVE YOU縲怐vが「みのわTMOネットワーク2004」と箕輪町商工会の主催で始まった。イルミネーションの点灯で、本町会場では、青と白の光の「天の川」や電飾のトンネルが夏の夜を明るく照らした。
イルミネーションは昨冬のイルミネーションフェスタの反響が大きく夏も計画した。本町は、七夕実行委員会(18人、伊藤隆委員長)が担当。テーマの「天の川」を壁面に作り、竹のアーチに電飾をつけた光のトンネル、動きを出そうと回転式の星も飾った。
「自分達が楽しくなければ、来る人も楽しくない」と、光のトンネルには「見つけると幸せになれる」小さな鈴があり、「本当の自分が見える」という覗き穴がある箱も置くなど遊び心が。箱は4日にも設置する。
伊藤委員長は、「最初の『天の川』のイメージが、若い人の考えや技術力などでどんどん広がり、想像以上の出来になった」と話している。
イベントは18日まで。点灯は午後7時縲・0時。本町・通り町の七夕祭り・歩行者天国は3-4日で、4日午後5時から本町で手作りゲームなど夜店が出る。日の出歩行者天国は5日午前11時から。蓼科高校ジャズクラブ演奏や出店などがある。 -
将棋団体戦で伊那小が全国3位の快挙
1校3人ずつのチームで戦う「文部科学大臣杯第3回小・中学校将棋団体戦」(日本将棋連盟など主催)が7月31日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館であり、小学生の部で、伊那市から出場の伊那小チームが県勢初の3位入賞の快挙を達成した。
出場した3人は、いずれも6年生の白井貴浩君(12)、弓田潤君(11)、原悠一郎君(12)。南信地区、県、東日本の各大会を勝ち上がり、東西各2校が集まる決勝大会の準決勝を1勝2敗で惜しくも敗れるが3位決定戦で対戦した加納(宮崎県)に2勝1敗で勝利、3位入賞した。
白井君と弓田君は、ともに市内の将棋道場に通うライバルで、弓田君が将棋をたしなんでいた原君を誘い同大会に初挑戦した。地区代表4校が集まる県大会で9局全勝、精鋭32チームで競った東日本大会では強豪・幌西(北海道)を破り決勝大会進出を決める竏窒ネど、この思い出は3人の宝物になったという。
3位入賞を果し、白井君は「東日本で勝てただけでもうれしかった」。弓田君は「自分たちの強さを信じて戦った結果」。原君は「2人がいたから心強く戦えた」と感想。3人はさらなる成長を誓い、中学校団体戦の優勝を目指したいという。
3位入賞の楯と賞状を掲げる3人(左から原君、白井君、弓田君) -
住民有志が地域活性化ねらう
伊那市高遠町三義区の「山室の将来と発展を考える会」(松井教一代表)は、区内の遊休農地を利用してショウブなどを栽培する。地域の魅力を発信し、活性化をねらう。
地域が発展するには、区内のさまざまな組織が枠を超え、協働で新たな事業展開が必要であるとして、5月、考える会が発足した。メンバーは農業関係者、地元有志、Iターン者ら10人。
「田舎暮らしの夢」「農業」をキーワードに▽花き栽培▽弱った弱ったボタンの養生園の造成▽人材のネットワーク化と、都会に向けて情報発信するためのホームページ(HP)作成竏窒ネどの事業を組んだ。
山際の湿田でソバを栽培しても生育が悪く、さらに所有者が地元を離れていたり、高齢化している課題も。そのため、湿田30アールにショウブのほか、アヤメ、ハスを植え、農地を有効に利用する。
「ボタン寺」として知られる遠照寺付近の農地には、ボタンを養生する場所を作り、遊休地の解消と苗木の増殖を図る。
HPでは、農作業体験の場を提供する「ふれあい農園」、法華道などの地域資源、人材などの情報を発信する。
松井代表は「人材が集まれば、地域の魅力も増す。夢や希望を描き、できるところから地域おこしを進めていきたい」と話す。
事業は、伊那市の地域づくり活動支援金に採択され、当面、花き栽培の環境整備に当たる。 -
市長宅で子グマ捕獲
7月31日夜に親子と思われるクマ2頭が出没したため、捕獲おりを設置していた伊那市小沢の小坂樫男伊那市長宅で2日朝、体長50センチほどの子グマが捕獲された=写真。
小坂市長宅に設置されている地蜂の巣箱を狙ってクマが出没したのは昨年に続いてのこと。今年の状況について小坂市長は「(飼い犬)ゴンもなくので外へ出てみたらハチの巣箱を倒し、ばりばりと食べていた。懐中電灯で照らしたら目が四つあったので親子かなと思った。次の日も絶対来るだろうと思った」と話す。
クマの出没を受けて市は1日に、市長宅に捕獲おりを設置。2日の朝確認したところ、子グマが捕まっていた。
今年伊那市内では、すでに5頭のクマが市内で捕獲されているが、上伊那地方事務所によると、昨年も上伊那管内では8月1日からほぼ毎日クマが捕獲が続いたという。
小坂市長は「クマが頻繁に里に出てくるようになったのはここ数年のこと。クマは本来人間を襲わない。なるべく山に返すよう、イヌを使って山に返すようなプロジェクトを立ち上げようと考えている」と話していた。 -
箕輪町商工会プレミアム商品券5日発売
箕輪町商工会、みのわTMOネットワーク2004は5日、町共通の10%お得なプレミアム商品券を発売する。
町外で買い物をする傾向が進み町の商業力が低下していく中で、個人消費の喚起と現金の町外流出を防ぎ、地域商業の活性化を図る目的。今回で4回目。
販売は総額2200万円分。額面千円の商品券11枚入り1セットが1万円で1人10セットまで。5日午前9時から正午まで商工会館前。6日以降は商工会窓口で販売する。町内登録店舗での商品券使用期間は5日縲・0月8日。
問い合わせは町商工会(TEL79・2117)へ。 -
成人式実行委員会と町長が初の懇談
飯島町の新成人でつくる成人式実行委員会は1日夜、文化館で第3回実行委員会に合わせ、高坂町長と町の活性化、町への要望などをテーマに膝を交えて懇談した。
実行委員の中から、成人式の記念品に町の活性化に役立つものをなどの声が上がったことから、町長との懇談会を企画。
委員ら16人が参加、高坂町長は委員ひとり一人に南駒ケ岳が印刷された名刺を手渡し「生まれも育ちも飯島町」と自己紹介し「かけがえのない南駒ケ岳を望むふるさと飯島。町や家族を片時も忘れず、大切にすれば、必ず人生はすばらしいものによる」と揚々たる未来を祝福してあいさつ。
懇談では委員から「地元に帰ってバイトをしているが、高齢者が生活しやすい町に」と要望。「産婦人科が減り、地元でお産できないのではと心配」との声には「必死で近くの病院でお産ができるように対応している」と答えた。
また、「飯島町の良さは自然、企業誘致は自然を削ることにはならないか」との厳しい意見もあり「自然を最大限に守りながら、秩序ある開発をしたい」とした。
このほか、「飯島町には若者が集い遊べる場所がない。若者向けの飲み屋も少ない」など不満の声もあった。
ほとんどの委員が勉学や仕事で町外に出ていることから、高坂町長は「町は企業誘致や住宅、子育て支援など積極的に取り組み、皆さんが帰って来てくれるのを待っている」と、Uターンを期待した。
なお、飯島町成人式は8月15日午前10時から、文化館で町が主催し、成人者の実行委員会が運営する。新成人は114人。
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県大会出場の宮田村消防団3分団3部を激励
県消防ポンプ操法大会(5日、下伊那郡喬木村)小型ポンプの部に上伊那の代表として出場する宮田村消防団3分団3部(大田切区)の激励会が31日夜、村グラウンドであった。伊南消防協議会を構成する4市町村の正副消防団長が練習風景を見学。唐澤忠主将は「上伊那代表の名に恥じぬよう精一杯戦う」と力強く抱負を語った。
3分団3部は、昨年最下位に沈んだ村の大会で雪辱を果たし6年ぶりに優勝。上伊那大会でもほとんどミスがない抜群の成績で代表となった。
伊南消防協議会の下平昌男会長、同村消防団の平澤成己団長らは、熱心に練習を続ける団員の姿に目を細め「上伊那に宮田村消防団ありと存分に成果を披露してきて」とエールを送った。
2日夜には清水靖夫村長らも激励に訪れ、団員は完全燃焼しようと心に誓っていた。 -
伊南の学校給食関係者が料理講習会
伊南地域の学校給食の栄養士や調理員らでつくる「上伊那南部教職員会学校給食委員会」は1日、宮田村民会館で調理講習会を開いた。例年は料理研究家などを講師に招いて行ってきたが、地元の食材、昔ながらの味を大切にしていこうと、駒ケ根市の百笑塾や宮田村のフルーツファームひおくの農業女性を招いて・ス地産地消・スを追求した。
約50人が参加。旬の野菜をふんだんに使った11品目を調理した。
フルーツファームひおくのブルーベリーソースなどはデザートやサラダに活用。
地元食材の奥深さやバランスのとれた料理に、複数の参加者は「作るのも簡単で、アレンジすれば給食に使えるものばかり。子どもたちも喜びそう」と話した。 -
山形県の生産農家が宮田村の山ぶどうを視察
ワインに加工する宮田村の特産品山ぶどう(ヤマソービニオン)の生産の様子を視察しようとこのほど、同品種の栽培に取り組んでいる山形県庄内たがわ農協朝日支所山ぶどう部会の約40人が同村を訪問。生産農家がお互いに交流を深め、情報なども交換した。
ヤマソービニオンは宮田村をはじめ全国数カ所で栽培されているが、庄内たがわ農協がある山形県西部日本海側もそのひとつ。
107戸が2000年から栽培を始め、ワインや果汁で年間180トンほどを出荷しているという。
生産技術向上に役立てようと訪れた一行は、宮田村山ぶどう栽培組合の春日伊平組合長のほ場を見学。「糖度はどれくらいで収獲するのか」など熱心に質問した。
春日さんは栽培の苦労なども語り「やればやるほど難しく奥が深い」と、視察団と話し込んでいた。 -
大芝高原まつり
うちわ完成25日に開催する南箕輪村の第22回大芝高原まつりのうちわが完成した。
デザインは、南箕輪中学校1年2組の金田理紗さんの図案を採用した。裏面には「大芝高原音頭」の歌詞を印刷している。
6千本作り、村内の全戸に配るほか、祭り当日も会場で来場者に配る。 -
県道などの夜間特別パトロール
伊那建設事務所は31日夜、県道などの道路や地下歩道の照明設備などを点検する夜間特別パトロールを実施した=写真。
帰省や行楽に伴なう県外車両の増加が予測される8月のシーズン前に行っているもの。今年は18人の職員が6班に分かれて管内の29路線945カ所を点検。
照明設備の点灯状況を確認したほか、夜間工事個所の安全管理上々、道路標識や反射板
の状況などを確認し、交通事故防止に努めていた。 -
花ろまん21天空の花園-
高山植物は全て原種である。万物創世の神々が創りたもうた姿形、色そのままに。人の手でゴテゴテと飾りたてられ、もとの花と似ても似つかぬほど作り変えられた園芸種が溢れる中、人々は原種に憧れ、高山に登る。そして、氷河期から、苛酷の自然環境で生き続ける、そのけなげさが感動を呼ぶ。
中央アルプスは千畳敷カールからりょう線まで、残雪がとけると、山の花たちが一斉に芽吹き、先を競って咲き始める。氷河が削り取られて出現したカールは、豊かな地下水で潤い、6月から9月までわずか4カ月の間に、カールの看板、コバイケイソウ、特産種のコケコゴメグサをはじめ、120種類の多種多様な花たちが短い夏を謳歌し、子孫を残すために大急いで実を結ぶ。
乾燥と強風にさらされるりょう線では、孤高の女王コマクサ、中央アルプスの特産種、コマウスユキソウ、絶滅危ぐ種のハハコヨモギが岩場にしっかりと根を下ろし、存在をアピールする。
今回は中央アルプスの白色系、黄色系、紫系、赤系と色別に代表的な花を紹介するとともに、観光ボランティアガイド、加藤英宏会長に中アの魅力を、日本高山植物保護協会副会長、伊那谷支部長の片桐勝彦さんに山の花を見る時の注意事項をお聞きした。写真(1)縲・13)は片桐さんが撮影したものです(大口国江)
##(中見出し)
中アの花畑は紫が特に鮮明、観光ボランティア・加藤英宏会長
千畳敷ホテル前で観光客に高山植物について、特徴や見分け方、和名の由来など丁寧に説明している加藤さんに中アの魅力をお聞きした。
「紺碧の空に屹立する中アのシンボル宝剣岳、カールに広がるお花畑が多彩な景観を創る。晴れた日には南アルプス連峰、富士山まで見える眺望の良さ。高山植物の宝庫で多種多様な花が咲く。紫外線が強いため、グンナイフウロ、サクライウズ、ミヤマリンドウなど紫系が特に鮮明」と話す。
##(写真)
観光客に高山植物について説明する加藤さん##(中見出し)
「みんなで高山植物を守って」日本高山植物保護協会副会長、伊那谷支部長の片桐勝彦さん
千畳敷カール周辺で、グリーンパトロールに励む片桐さんに、花を見る時の注意をお聞きした。
「中アでは高山植物の保護のため、遊歩道や登山道にグリーンロープが張られている。植物は1度踏まれると回復困難の打撃を受ける。写真撮影、観察、休憩などで立ち入り禁止区域に入らない、りょう線などロープを張っていない所でも、登山道から外れないように」と話している。 -
超大型店進出反対の共同声明
食品や衣料などを扱うスーパー「ベイシア」とホームセンター「カインズホーム」が合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ新店舗を駒ケ根市福岡の伊南バイパス沿線に出店する計画があるとする情報を受けて伊南4市町村の商工会議所会頭、商工会長、市町村長、市町村議会議長、上伊那農業協同組合長は連名で1日「進出に断固反対する」とする共同声明を発表した。説明によると大型店占有率は県下全体では59・4%であるのに対し駒ケ根市は69・8%(3月末現在)。仮に1万平方メートルの店舗が立地すれば73・9%となり、良好な商業環境のバランスを大きく失う竏窒ニしている。声明ではこれに加え、優良農地の保全が強く求められている中、秩序あるまちづくりを進める上でこれ以上の超大型店の進出は住民の望むものではない竏窒ニしている。出店の影響は駒ケ根市だけにとどまらないことから、県商工会連合会上伊那支部広域協議会が4市町村に働き掛けて声明をまとめた。
進出に当たってこれまでベイシア側から駒ケ根市への説明などは一切ないため、具体的な規模や出店計画などは現在までのところ不明のままだが、一方でかなり多くの地権者が仮調印を済ませているとの情報もあるという。中原正純市長は「今後、こちらから接触することも検討する。中心市街地の活性化のため、何としても出店を阻止したい」と述べた。駒ケ根商工会議所の渋谷会頭は「(出店は)消費者利便のためと言うが、今でも十分過ぎるくらいだ」として進出に絶対反対する考えを強調した=写真。
ベイシア(本部・群馬県)は1997年3月設立の総合流通グループ企業。関東を中心に11県下93店を展開する。売上高2700億円(08年2月計画)、従業員数990人。カインズは同社のグループ企業。 -
老いと若さの交流
日本の伝統的な民芸品の制作を通じて高齢者と若い世代に心の交流を図ってもらおうと、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は1日「老いから知恵を! 若さからエネルギーを!」と題した作品制作講座を同館で開いた。市内の2歳縲恍・w生と保護者など約30人が参加し、4グループに分かれて正月飾り、わら細工の花瓶、和紙を使った紙人形、折り紙の作り方を教わった。指導に当たったのは駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)の会員9人。高齢者と子どもたちは最初こそ口数が少なかったものの次第に打ち解けて仲良くなり、時折笑い声も上がるなど、和やかに交流を楽しんだ。
折り紙は来年のえと・ねずみとこまを制作。子どもたちは「難しい」などと言いながらも笑顔で折り紙に取り組んでいた=写真。
作品は9月22日縲・0月4日に同館で展示される。 -
明社協寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は1日、新潟県中越沖地震の被災者に贈るための街頭募金で集まった義援金を駒ケ根市に寄付した。福沢哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に目録と募金の全額約13万円を手渡した=写真。福沢副会長は「わずか1時間半で思ったよりたくさん集まってびっくりした。たくさんの人が気持ちよく寄付してくれてありがたい」と話した。中原市長は「温かい気持ちに市民を代表して感謝する。義援金は日本赤十字社を通じて寄付し、皆さんの思いを伝えたい」と礼を述べた。
街頭募金は7月25日に駒ケ根市内の大型店やスーパーなど6カ所で行われた。同協議会は毎年この時期に福祉募金を行っている。10月にも福祉街頭募金を行うことにしている。 -
燃えろインターハイ(5)フェンシング女子・団体
メンバーは高校から競技を始めた選手が中心の3年生5人。それぞれが地道な努力で力を伸ばしてきた。「お互いに支え合ってきた3年生」と大槻監督。5人で出場する団対戦には格別の思いがある。三沢主将は「全国の舞台に立って、みんなの3年間をぶつけて来たい」と意気込む。
同チームがインターハイに出場するのは初めて。同校としては3年ぶり3度目となる。メンバーはこの日のため、過酷なレギュラー争いの中で技術を磨き合い、上を目指す気持ちをまとめ束ねてきた。また、経験不足を補おうと練習中に、個々が気付いたことをメモに取り止め、その情報をみんなで吸収しようと務めてきた。
6月の北信越総体は、1月の北信越新人戦で完敗した新潟(新潟県)を5竏・で破り、3位入賞を獲得。約半年の練習は実を結んだ。しかし、選手たちは現状で満足せず練習に打ち込んだ。最後の大会に向け、集中力は増し、「ここ1カ月で技術力は格段に上がった」(大槻監督)。
チームの目標は、3年前のベスト16を超えるベスト8以上だ。「実力を発揮し悔いの残らない試合をしてほしい」と大槻監督。三沢主将も「納得できる終わり方にしたい」と健闘を誓う。
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フェンシング女子はこのほか、個人フルーレに栗原夏佳(伊那北)、三沢杏奈(赤穂)、同エペに三沢、同サーブルに北原彰子(赤穂)が出場する。 -
地域発元気づくり支援金上伊那地域2次分に13事業が内定
上伊那地方事務所は1日、07年度地域発元気づくり支援金の上伊那地域2次分の内定事業13件を発表した。内訳は特色ある観光地づくりが4件、安心・安全な地域づくりが3件、環境保全・景観形成、地域協働の推進が2件。保健・医療・福祉の充実、教育・文化の振興が1件で、申請者別では市町村が7件、地域づくり団体などが6件となった。
内定事業は次の通り。
▽伊那市地域づくり活動支援金(伊那市)=250万円▽市民参加と協働のまちづくり推進事業(駒ヶ根市)=55万6千円▽視覚障害者向け情報提供のデジタル化育成事業(伊那市)=165万2千円▽みそづくり文化の伝承と食農教育事業(学校給食を育てる会梅の里味噌研究グループ)=58万千円▽緊急情報メール配信事業(辰野町)=58万5千円▽土のう製作器購入事業(辰野町)=88万2千円▽南箕輪村メール配信システム導入事業(南箕輪村)=27万3千円▽美しいまちづくり事業(西箕輪ふるさと景観住民協定者会)=67万6千円▽環境保全・景観形成に関する事業(蟹沢地域環境保全整備委員会)=40万千円▽「日本一の桜の里づくり」事業(伊那市)=288万8千円▽滞在型観光推進事業「健康い縲怩ネウォーク2007in伊那市」(伊那商工会議所)=234万5千円▽どろんこサッカー全国大会「DOROCUP2007in伊那」(伊那商工会議所青年部)=90万円▽駒ヶ根高原ナビゲーションフェスティバル(フェスティバル実行委員会)=241万6千円 -
入笠牧場を体験するイベント開催
地元小学生を対象とする牧場体験イベントが1日、伊那市高遠町の入笠牧場であった。上伊那と諏訪地域に住む児童20人が参加。放牧牛の健康検査の様子を観察したり、上伊那農業高校の生徒らによる話を聞きながら、牛の体内で牛乳ができる仕組みなどを学んだ。上伊那畜産振興協議会、諏訪畜産協議会主催。
同イベントは子どもたちに畜産への理解を深めてもらうことを目的とするもので、夏休みに開催するのは4年目。入笠牧場は上伊那で稼働している唯一の公共育成牧場でもあり、活用促進を図ることなども目的としている。
上伊那農業高校畜産班の生徒たちによる青空教室では、牛には4つの胃袋があることや微生物を使って食べた草を分解していることなどを説明。「1リットルの牛乳ができるまでにはその400倍、400リットルの血液が体内を循環しなければならない。牛乳はとっても貴重なもの」という話を聞き、牛のすごさを改めて実感していた。