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PTAと防犯指導者が歩いて通学路の安全を点検
宮田村宮田小学校PTA(加藤英明会長)は26日、通学路などを実際に歩き危険個所などを点検するパトロールを実施した。各地区ごとに分かれて、万が一の時に児童、生徒が駆け込む「子どもを守る安心の家」も訪問。防犯指導員、防犯女性部なども参加し、地域で子どもたちを守っていこうと意識も高めた。
約80人が参加。昨年度作成した安全、防犯マップなどを参考に危険な場所を再確認したほか、その他にも支障がないか目を光らせた。
終了後は小学校に再び集まり、気付いた点を報告。加藤会長は「このパトロールを始めたことにより、危険個所の改善も進んでいる。今日の結果をもとに、マップも改定していきたい」と話した。 -
・ス児童を守る・ス宮田小教職員が防犯訓練
宮田村宮田小学校は、不審者侵入を想定した教職員対象の防犯訓練を開いた。校内と教室侵入の2パターンを用意し、いかに児童の身を守るか実践で学んだ。
校内侵入を想定した訓練では、不審者役も教員が扮して実施。大声で廊下をわめき散らす不審者の心情観察にまで迫った。
逆上させないように接する対応役の教職員だが、距離感の保ち方など難しさも。
終了後、訓練を見守った宮田村駐在所の署員は「不審者に柔らかく接する初期の対応は良かった。相手がどのような状況であるか、観察して対応することも大切」と指導した。 -
まちづくり懇談会七久保地区
飯島町は協働のまちづくりに向け、町民と町が相互理解を深めるまちづくり懇談会が26日夜から1日まで4地区で開催する。初日は七久保林業センターで行なわれ、60人余が出席。役場からは高坂町長をはじめ、理事者、各課長など町幹部8人が出向き、07年度予算概要を説明し、住民の意見を聞いた。ごみ減量化や教育問題など幅広い意見、提案、要望が出された。
会の冒頭で、高坂町長は「今年度は中期総合計画の2年目、ふるさとづくり計画の3年目に当り、住民との協働のまちづくり、子育て支援、若者定住支援など5項目を行財政運営の柱とし、予算を重点配分した」と予算概要に触れ、七久保地区の課題について「下水道事業が山場を迎え、浄化センターは来年4月に完成し、供用開始になる。道路改良など耕地からの要望については、優先度の高い事業から鋭意進めたい」とあいさつ。
予算概要の説明に続き、意見交換。住民からは「ごみ軽量化に向け、目標値を設定した方がいいのでは」「小学校からの英語教育が必要では」などの意見、提案が出された。
今後は29日飯島地区、1日本郷地区を予定する。 -
正面衝突で重傷
26日午前4時20分ごろ、駒ケ根市赤穂北割二区の広域農道で同市赤穂中割の歯科医師水野晴見さん(35)運転の普通乗用車が対向して走っていた飯島町田切の会社役員青木券さん(62)運転の大型観光バスと正面衝突。水野さんは足の骨を折る重傷、青木さんは右足打撲の軽傷を負った。
現場は見通しの良い直線道路。駒ケ根署は水野さんの乗用車が対向車線にはみ出したものとみて原因を調べている。 -
建設リサイクル法に係る一斉パトロール
上伊那地方事務所は24日、建設リサイクル法に係る一斉パトロールを実施した。
建設工事現場などにおける建築リサイクル法のの周知徹底、分別解体の状況確認などを行う目的で春と秋に行っているもので、この日は2班に分かれ、新築建設現場1カ所と解体工事現場12カ所を点検。今回は標識の設置がない現場1カ所を確認し、指導を行ったが、そのほかは適切な工事が行われていた。 -
箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会(荻原利一会長)は25日開き、07年度消防施設整備計画、消防団関係事業などを協議した。
消防施設整備計画は▽耐震性貯水槽40トン新設4基・2400万円(国庫補助金1047万2千円)▽小型動力ポンプ付積載車(第6分団1班長岡)1台655万円▽消防団詰所新築工事(第1分団3班八乙女)1棟900万円▽器具置き場改装工事(第3分団2班中原)1棟100万円▽消防施設等整備補助事業(消火栓・消防ポンプ・可搬ポンプ用器具等整備、詰所改修整備、警鐘櫓塗装工事、器具置き場改修工事)903万6千円▽消化性整備事業561万2千円-。
消防団関係では本年度、団活動をしやすい環境促進のため、近隣町村と足並みをそろえて消防団活動協力事業所応援減税の導入を図る。
町内防火水槽の泥上げや点検など管理状況も報告。防火水槽が有事に機能するように消防団と区で管理方法、管理責任を協議することを確認した。
消防委員会は区長代表、消防団代表、知識経験者の14人で構成。会長代理に小島常男さんを指名した。 -
南箕輪村営農センター総会
南箕輪村営農センター(唐澤俊次会長)は24日夜、通常総会を村役場で開き、07年度事業計画案、予算案などを承認した。
本年度事業計画は、農地の保全と農業を維持・発展させるため、地区営農組合、まっくんファーム、農業関係組織・団体と連携を強め多くの課題を総合的に検討し対応していく。主な取り組みは、農業関係各組織の機能充実、遊休荒廃地の解消対策と農用地利用集積・管理推進、豊かで特色ある産地づくりの検討、先進地視察・研修会・講習会の開催・参加など。収支予算は、収入支出合計各273万円。
任期満了に伴う役員の選任は、会長に唐沢俊次さん、副会長に原英雄さん、監事に吉沢和倫さん、小林健一さんを再任した。
唐沢会長は、「まっくんファームにとって初年度の土台作りの大事な年。営農センターとしてもしっかり後押ししたい。各組織と一致協力して村の振興のため努力したい」とあいさつした。 -
伊南安協総会
伊南交通安全協会(玉木武春会長)は26日、第60回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。理事、評議員ら約70人が出席し、07年度事業計画・予算案などを承認した。玉木会長はあいさつで「今年の交通死亡事故抑止目標は2人だが、究極の目標である死亡ゼロを目指す気構えで安全運動に取り組んでいってほしい」と呼び掛けた。議事に先立って交通安全功労者や優良運転者などの受賞報告と表彰が行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◇県警察本部長・県交通安全協会長連名表彰▽功労者=打木操▽優良運転者=尾・ス清人、酒井昇、城田修二、北林源一郎▽交通功労団体表彰状=伊南交通安全協会飯島支会女性部▽同感謝状=高齢者クラブ福寿会、飯島セラミック
◇駒ケ根警察署長・伊南交通安全協会長連名表彰▽優良運転者30年以上=宮沢美智子、村沢周子、村沢正一、竹松利高、伊藤佳雄、中尾祐次、大倉和昭、宮沢喜克、北原文弘、浅川進、赤羽根賢悟、堀内克美、大西英子、酒井昇、城田修二、北林源一郎、古沢寅吉▽同20年以上=谷口和宏、那須野豊明、赤羽根加代子、中原邦彦▽同10年以上=正木裕子▽感謝状=栃若清光 -
駒ケ根市体育協会評議員会
駒ケ根市体育協会は25日、07年度評議員会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。理事、評議員ら約50人が出席し、事業計画・予算案、規約改正、役員人事などを承認した=写真。会長には中原正純市長が再任され、副会長には北村四郎さん、赤須和彦さん、小山典男さんがそれぞれ選出された。任期2年。
議事に先立ち、06年度県スポーツ振興功績者表彰有功賞を山下善廣さんが受賞したことが報告されたほか、功労者に対する表彰が行われた。
功労表彰を受けたのは次の皆さん。
小松冨士子、坂井辰彦、林赳、北原攻、森本敏弘、長尾学、小牧一雄、北原敏文、吉沢弥生 -
手作り絵本の巡回展
長野、愛知、岐阜県の手作り絵本愛好者の集まり「かりんとうの会」の巡回絵本展は27日まで、伊那市の市駅前ビルいなっせ2階展示室で開いている=写真。手縫いの布製や絵が飛び出す作品など、趣向を凝らした絵本が並んでいる。
年に一度の恒例企画で同3県、18地区の小学生から高齢者までの会員172人が一人1竏・点ずつの計212点を出品した。作品は4竏・月、各地区の展示場を巡回し、同じ趣味を持った仲間づくりの輪を広げる目的で展示している。
今回の会場は伊那市、駒ヶ根市、飯島町、宮田村の愛好者14人でつくる駒ヶ根地区が担当した。各地区の会員の手作り絵本は、色鉛筆などで描いた作品のほか写真や折り紙、キルトなどを用いていて話の内容は、わが子の成長や海外旅行などを題材としたオリジナルストーリーばかりが集まった。
同地区代表の保育士大久保真由美さん(43)=伊那市日影=は「世界でたった一冊の心のこもった手作り絵本です。ゆっくりと手に取って見てください」と来場を呼びかけている。 -
ハッチョウトンボの羽化はじまる
伊那市富県新山の「トンボの楽園」で、日本一小さいトンボ、ハッチョウトンボの羽化が始まった。
開発により数が急減しているといわれているハッチョウトンボ。そのほかにも同湿地には絶滅危惧種を含む30種類以上のトンボが生息しており、地元住民と市では、木製遊歩道の整備を行いながら保護と観測の両立に努めてきた。
昨年観察会も開催。親子連れなどを中心に多くの人たちが小さいトンボの姿を一目見ようと訪れた。本年度も6月に観察会を実施する計画で、それに先立ち、27日には簡易トイレの設置、駐車場整備を行う。 -
信州大学農学部に食と緑の科学資料館「ゆりの木」がオープン
信州大学農学部が60周年記念事業として整備を進めてきた「食と緑の科学資料館・ゆりの木」が26日、構内の一角にオープンした。開所式には関係者など約200人が集まり、展示された貴重な学術標本などを見学した。
同館は農学部の教授陣がそれぞれに所持していた植物や動物の資料、標本を一元的に管理・活用するために整備を進めてきたもの。また、地域連携の拠点にも位置付けており、ただ一般公開するだけでなく、資料を活用した公開講座の開催、子どもに対する自然教育への開放などにも取り組むことを計画している。
目玉の一つであるチョウの標本は、県内に分布するものから世界に分布するものまでがそろっており、東南アジアなどに分布する「キシタアゲハ」は、現在確認されている16種の雌雄がすべてそろっている。この標本を提供した森林科学科の岡野哲郎教授は「島によってチョウの形がどう違うかを比べることができるなど、学術的な視点から見ることができるのがこの資料館の特徴」と話していた。
今後はさらに整備を進め、所蔵品を増やしていく。
同館の開館時間は平日の午前10時縲恁゚後4時。
問い合わせは事務室(TEL77・1350)へ。 -
ドリームクラブがネイチャープリントなど展示
伊那市の伊那公民館で活動するクラブ「ドリームクラブ」のネイチャープリント、レカンフラワー作品展は6月5日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。メンバー10人が一人1、2点ずつの計40点を展示している。
特殊な転写技術を用いるネイチャープリント作品は、押し花や写真を紙や布、金属やガラスなどの表面へ写したティッシュケースやペンダントなどを出品。植物は自宅の庭先などで採取したパンジーやモミジの葉などを使った。
講師の野沢伊代子さん=同市中央区=は「自由に作品が作れるのが楽しみ」とネイチャープリントについて語る。手軽に美しい作品がつくれる同転写技術の魅力を多くの来場者に知ってもらいたいと呼びかけている。
ドリームクラブは04年4月に発足したクラブ。40歳縲・0歳代の主婦や会社員ら女性会員で構成。毎月1回、第3土曜日の午前、伊那公民館に集まり、作品づくりを楽しんでいる。 -
「油絵二人展」 ベル伊那・29日まで
北安曇郡松川村にアトリエを構える洋画家の相島謙次郎さん(69)と妻のあいしまたかこさん(68)の「油絵二人展」は29日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
同ホールでの展示は隔年で5回目となる。作品は油彩、水彩画の新作48点を展示販売。「美しい信州」をテーマに、地元安曇野の風景を中心に、伊那市の仙丈ケ岳や高遠城址(じょうし)公園の桜の花など四季折々の自然を表現した。
2人は1990年から合同展示を始め、長野市や東京を中心に活動。謙次郎さんらは「ありのままの自然の美しさを表現した。自分の心、目を通して気持ちを込めて描いた」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
宮田村商工会青年部の春日さんが県大会でも優勝
県商工会青年部連合会の主張発表大会は25日に松本市内のホテルで開き、南信代表として出場した宮田村商工会青年部の春日真一さん(35)が堂々とした発表で優勝。9月11日に東京都内である関東大会に県代表として出場する。
春日さんは村商工会青年部が取り組む村の名物丼について発表。10分間の主張では原稿を全く見ることなく、地域活性のために丼に寄せる青年部員みんなの想いを代弁した。
「南信予選では早口になってしまったので、ゆっくり話してより内容を伝えるように心がけた」と春日さん。県内他地区の精鋭を抑え、見事に栄冠を勝ち取った。
審査員は「話しに引き込まれた。丼に取り組む体験が体に染み付いているから、原稿を見ずに発表できるのだと思う。素晴らしい」と絶賛。
同青年部は04、05年にも連続して県大会で優勝。小田切等部長は「予選に比べ格段に良くなっており、関東でも優勝を狙える。3度目の正直で全国を目指してほしい」とエールを贈る。
会場には青年部員扮するどんぶりレンジャーも駆けつけ、発表を力強くサポート。
春日さんは「仲間の声援あってこその優勝。審査員から指摘された分かりやすく伝える点に留意し、関東大会に臨みたい」と話した。 -
駅前広場「輪苑」開園1周年、整備竣工で記念式典
宮田村のJR宮田駅前に住民協力で整備が続いていた広場「輪苑」が26日、開園1周年を迎え、新たに設けたせせらぎ水路など全事業の竣工祝賀とあわせて記念式典を開いた。整備した一輪の会(小沢常明会長)のほか、地権者や事業推進に寄付をよせた地元企業、村、住民ら約70人が出席。地域の力で再生した村の玄関口が、・ス協働・スのシンボルとして長く愛されることに期待を寄せた。
空き地や空き家が目立ち空洞化する駅前に花壇を設けたいと始まった取り組みが、足掛け2年ほどで地域の力が結集。
地権者の賛同を得たほか、村の地域づくり支援事業、日本発条やタカノ、ユーエスアイなど地元企業20社の後押しも受け、住民が汗して以前とは見違える広場が完成した。
一輪の会が手づくりで整備した花壇の花々が咲き誇る中で式典。
小沢会長は「一輪の花が二輪、三輪と広がるように地域の善意、ボランティアが広がっている。憩いの場としていつまでも愛され、駅前再開発の礎となることを願う」とあいさつした。
清水靖夫村長ら来賓は、地域協働のモデルケースであると称賛。会場では宮田太鼓や宮田プラムハワイアンズなどの演奏もあり、地域一緒に全面竣工を祝った。 -
飯沼の棚田で田植え
中川村大草飯沼地区の棚田で26日、酒米、ミヤマニシキの田植えがあった。
飯沼地区農業活性化研究会(入田護会長)の会員や役場職員ら25人が参加、田植え機で植えたり、1部、役場職員がかすりのもんぺ、あねさん被りの早乙女姿で繰り出し、50アールに中苗を植えつけた。
この日は穏やかに晴上がり、田植え日和。参加者は筋に沿って、並び、2、3本ずつ植え付けた。
植え付けた酒米は、実りの秋には会員が収穫し、村内の米沢酒造に玄米で持ち込み、特別純米酒「おたまじゃくし」になる予定。
関係者は「苗の出来は上々。天気がいいので、根の活着もいいのでは」と話していた。 -
高遠高校校名検討へ
伊那市の高遠高校で25日、第3回将来の高遠高校を考える会(会長・小坂樫男伊那市長)があり、新カリキュラムの導入(08年4月)に合わせて校名を検討したいとする学校側の提案を承認した。これに伴い、同校では6月22日まで校名を募集し、新しい校名を用いるのか、現在の校名のままとするのかを検討していく。
魅力ある高校作りへの取り組みとして同校は05年、高遠高校関係者に対して将来像などに関するアンケートを実施。その中で▽特色を生かしたコース制の導入▽校名検討に対する要望竏窒ネどがあり、校内検討委員会を設けて新カリキュラムや校名に関する検討を進めてきた。
その結果を今年2月に開いた「将来の高遠高校を考える会」で報告。新カリキュラムの導入とともに校名検討についても提案したが、校名については一部の参加者から疑問の声が挙がるなどしたため、調整期間を設けて同窓会や振興会との話し合いを行ってきた。
会の承認を受けて福沢務校長は「歴史もあり、個性のあるコース制を導入している高校はここだけ。ぜひ学校として残していきたい」とコメント。一方校名検討については、節足な議論は避けて慎重な話し合いを重ねたいとしている。
募集内容は(1)校名(2)その校名の推薦理由竏窒フ2点で、現在の校名が良い場合は応募用紙校名欄に「高遠高校」と書いて応募する。
応募締切り後、同校職員らによる一次選考、将来の高遠高校を考える会などによる二次選考を行う。
応募先は〒396竏・293伊那市高遠町小原824高遠高校校名係(TEL94・4262、FAX94・1210)。 -
JA上伊那事業体制再構築へ
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の07年度総代会が25日、伊那市狐島の本所であり、代理、書面を含む433人の総代が出席する中、支所の再配置計画などを含む12議案を承認。これに伴ないJA上伊那は、08年縲・0年にかけて現在の37支所体制を24支所体制に再編する。地区の総合的な統括を行う12の総合支所を中心に、より地域に密着したサービスの提供を目指すが、金融事業を中心とする小規模支所、出張所が設置されている12地区では支所がなくなるため、ATMや定期巡回での対応となる。また、ATMの設置されない伊那市高遠三義地区では、支所そのものが完全廃止となる。
現在は基幹支所と呼ばれる地域の統括を行う5つの支所のほか、小・中規模支所と出張所が33地区に設置されており、共済、営農などといった一部の業務は基幹支所からの縦割り業務となっている。今回の再編では従来の中規模支所の一部を総合支所として12地区に設置。基幹支所の統括機能の一部を委譲し、総合支所を中心として各地区業務運営に当たる(これに伴ない、基幹支所も総合支所となる)。また、そのほかにも中規模支所を7地区に、小規模支所を5カ所に設置。総合支所との連携を図りながら業務を運営する。
一方、これまで金融事業を中心とする業務に当たってきた小規模支所や出張所合計13カ所に関しては、JAグループの金融店舗存地基準(4人)を下回っており、配置を見直すこととなった。結果、伊那地区の新山、辰野地区の川島、羽北、朝日、竜東、箕輪地区の大出、三日町、木下、駒ヶ根地区のはなみずき、福岡、東部地区の高遠、三義、伊那里の支所や出張所がなくなるが、こうした地域に対しては、ATMの設置、巡回送迎バスの運行、金融渉外担当者による定期巡回訪問などを行うことで、サービス低下につながらないように努めていく。 -
まっくんファーム有機栽培研究会が有機肥料米栽培を開始
南箕輪村の集落営農組織「まっくんファーム」の有機米(仮称)専門部会(原英雄部会長)は本年度、有機肥料を使用した稲作栽培の拡大を図る。肥料には人由来の微生物を使用した混合飼料で育てた鶏の糞を使用。登熟がよく、くず米の少ない高品質・良食味となることなどが確認されており、ほかの米との差別化を図りながら環境に配慮した安心・安全でおいしい米づくりを行い、販路拡大を目指す。
村内では、南箕輪村出身で元東京農業大学教授・大田保夫さんのアドバイスを受けながら一部農家がこの肥料を使った栽培を開始。それとともに信州大学農学部の協力を得ながら栽培試験や食味検討会も重ねてきたが、稲の根を健全にし、穂がきれいに実る効果などのほか、食味としても魚沼産コシヒカリに匹敵する結果となった。
そこで同部会では、本年度からこの有機肥料を使った米栽培を本格的に開始。本年度は16人が約7・7ヘクタールで栽培、566俵を出荷予定数量としているが、今後は千表を目標に面積拡大を図っていきたいとしている。
また、減農薬にも取り組み、南箕輪村だけのブランド米作りを目指す。 -
駒工生徒2人が国家資格取得
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)のいずれも情報技術科2年の川頭匠君(16)=駒ケ根市赤穂福岡=と福島裕也君(16)=飯島町飯島中町=は国家資格の初級システムアドミニストレータ試験に合格した。25日、本間校長が校長室で2人に合格証書を手渡した=写真。2人は「こつこつ勉強したのが報われた」「勉強の時間が足りなかったので合格できると思っていなかった」とそれぞれ喜びを語った。同校は生徒の資格取得に力を入れているが、この資格で2人同時に合格したのは初めてという。
試験はパソコンやネットワークなどを駆使する情報処理技術者としての知識と技能を問うもので、4月に行われた。合格率は31%で、このうち高校生ではわずか13%という狭き門だった。 -
駒ケ根市改革と創造へのまちづくり推進市民会議
協働のまちづくりに向けて市に意見、提言をする駒ケ根市第2次改革と創造へのまちづくり推進市民会議(木下幸安座長、29人)は24日、今年度の第1回会議を市役所南庁舎で開いた。委員ら25人が出席し、市が今年度中に策定したいとする「まちづくり基本条例」(仮称)の骨子について事務局からの説明を聞き、内容についての検討をスタートさせた。会議は今後月に1回程度開催して議論を深めていく。
中原正純市長はあいさつで「カットだけではなく創造も大切にしながら市としての体質を強化していきたい。まちづくり基本条例は何としても今年度中に策定したいので、いろいろな角度から提言をいただきたい」と述べた。
第1次会議では「市民参加と協働のまちづくり推進指針」の原案を作成した。 -
【記者室】乳幼児を車内に置くべからず
このところ急に暑い陽気となってきた。朝晩はかなり涼しいが、その油断から熱中症にかかる事例が多発する時期でもある。特に心配なのが乳幼児を車内に置いたままパチンコや買い物をする親たちだ▼晴天で外気温が約30度の場合、車内の温度は50縲・0度にもなる上、窓を多少開けていても気休め程度にしかならないというから「少しなら…」という甘い考えは禁物。乳幼児では30分で脱水症状に陥り、死に至ることもある▼新聞の折り込みにはパチンコ店のチラシがこれでもかと入ってくる。中には「車中にお子さまを残してのご遊戯は絶対におやめください」などと書かれた物もあるが、効果は期待できそうもない。悲劇の防止には定期的な駐車場の見回りが必要だ。(白鳥文男)
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青年海外協力隊帰国隊員
箕輪町
藤沢志保さん青年海外協力隊員として05年4月から07年3月までの2年間、アフリカのセネガルに派遣された。洋裁学校に通っていた経験を基に、女性達が手芸を通じて現金収入や楽しみを得る目的で、手工芸を指導した。
大学卒業後、会社勤めをしていたが、ずっと海外での生活にあこがれていたこともあり、留学ではない道を考え、青年海外協力隊員になった。任地はカオラック市。配属先「女性の地位向上協会」の活動の一環で、婦人会など女性グループ2団体、HIV陽性者の会、職業訓練校の4カ所で手工芸を担当した。
現地の女性は、ほとんど手芸の経験がなく、洋裁、編み物、刺しゅう、染色、ミシンがある施設ではミシンの使い方から教えた。職業訓練校は先生への指導で、情報が少なく毎年同じカリキュラムのため、はぎれで花を作るなど新しいアイデアを提案することが主な仕事だった。
公用語は仏語だが、手芸を習いに来る女性達と話すため現地のウオロフ語を学んだ。「言葉は全然伝わらなくて、手本を見せることでごまかしてました」。言葉の問題に加え、材料不足、好みの違いもあった。「素朴でかわいいという感覚はあまりない。派手な色でかっこいいものが好まれるので、好みに合うものを考えるのが少し大変だった」という。
セネガルは“もてなしの国”と言われる。全然知らない通りすがりの人に、ご飯を食べていって-と声をかける。「断ってはいけないと言われていたので、食べさせてもらいました。人懐っこい人達で、興味津々で質問してきて」。任期途中からは、職業訓練校の先生に毎日昼食をごちそうになった。
気温は20度から40度。「暑くて暑くて、最初は生活するだけで大変でした」。値段交渉をする市場での買い物も労力を使った。時間を守らない、2時間遅れ、すっぽかしは当たり前。「最初はそれですごいイライラしていたけど、せかせかしてもしょうがないと思うようになりました」。
停電や断水も頻繁にある。停電になると皆外に出て、月明かりの下でお茶を飲みながら話をする。「贅沢な時間の使い方」にも触れた。
「手芸を習いに来た女性は、よくしゃべるおばちゃんの集まり。私がちょろちょろして、遊ばれてる感じでした」。現地の人とふれあい、肌で感じたセネガル。「派遣前は女性が虐げられているイメージだった。実際、家事や育児は男性はノータッチ。水を飲むにも働いている女性を呼ぶ。でも女性は屈することなく言いたいことは言う。肝っ玉母さんで威厳があるというのが私の印象です」。
月日の経つのがとても長かった1年目。生活にも慣れ活動もスムーズに進むようになった2年目は瞬く間に過ぎ、寂しさの中で帰国の日を迎えた。
「セネガルに行ってよかった。人が温かくて親切だった。2年間の経験をどこかに生かしていけたらと思う。いつかお世話になった人に会いに行きたい」
(村上裕子) -
デイサービス時間延長一般型にも拡大
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンター梅の里は、今まで認知症型のみに対応していた時間延長を一般型にも拡大。あわせて延長料金も引き下げ改定する。24日開いた社協理事会、評議員会で運営規定の一部変更を了承した。
一般、認知症型ともに午前8時から通常営業が始まる同9時まで、また営業時間が終了する午後5時から一般は同6時まで、認知症型は同7時までそれぞれ延長できる。
延長料金の改定では、現行1時間1300円を千円に引き下げる。
同社協事務局は「要望が多く、サービス向上の一環」としている。 -
両角さんの写真展 中国元陽の棚田美しく
伊那市山寺区高尾町のアマチュアカメラマン両角巻男さん(69)の写真が並ぶ「中国元陽棚田写真展」は6月3日まで、同市荒井区の市立伊那図書館で開いている=写真。3月の中国初旅行で訪れた、雲南省南部の棚田を撮影した写真を中心に約40点を出品している。
写真は、中国画家の伊藤環雪さん(78)=同市日影=企画の中国旅行に参加した際の思い出。谷間から海抜2千メートルの山上に伸びている棚田のすばらしさを伝えようと、伊藤環雪後援会が支援して開催した。会場には伊藤さんの作品も並ぶ。
両角さんは棚田について「山の上から谷底まで全面田んぼの景色は圧巻だった。何千年も前に作った人間の力はすごいと感じた」と感想。夕日が水面に反射して輝く様子が絶景だったという。
そのほか、棚田で稲作をしている少数民俗「ハニ族」の写真も展示。水牛などの家畜とともに生活している様子を撮影している。
28、29日は休館日。午前10時縲恁゚後7時。 -
労働条件など実態調査結果上伊那地区概況
南信労政事務所はこのほど、06年に実施した労働条件などの実態調査結果上伊那地区概況を公表した。
調査対象は建設、製造、運輸、卸・小売、飲食店、金融・保険、サービスの各業種に属する常用労働者5人以上の民間事業所のうち、一定の方法で抽出した766事業所で、期日は06年7月31日現在(労働日数、労働時間数、賃金は06年7月1日縲・月31日の1カ月間)。雇用形態や年齢、勤続年数な平均月間賃金額、06年4月分初任給額など調査したところ、38パーセントに当たる291事業所(労働者数5580人)から回答を得た。
それによると、上伊那の推計労働者数は3万5386人。産業別では製造業が2万904人、建設業の5479、サービス業の4957人となっており、製造業従事者が全体の59パーセントを占めている。
年齢別では男女とも50代の労働者が最も多く、次いで40歳代、30歳代となっている。
平均月間労働日数は県平均より0・6日少ない21・2日。会社規模が大きいほど労働日数が少なくなる傾向にある。
所定内実労働時間は163・9時間と県平均の167・2時間を下回っているが、最も長い製造業は180・1時間となっている。逆に最も短いのはサービス業の165時間。
平均月間賃金は県平均より9539円高い31万7905円。男女別では男性が35万9797円、女性が22万698円で男性の賃金は県平均を上回る一方、女性は県平均を6701円下回っている。産業別では金融・保険業の平均月間賃金額が最も高く37万6367円、次いで建設業の33万7158円となっている。
パートタイム労働者の平均年齢は48・7歳で女性労働者の55・7パーセントを占める。平均月間所定内労働時間数は一般労働者より35・4時間少ない128・5時間、賃金額は11万7109円。
06年4月の新規学卒者平均初任給額は男性で高校卒、大学卒(事務系)、女性で高校卒、高専短大卒がそれぞれ県平均を下回った。また、07年4月分の見込み額では男性大学卒(事務系)が県平均を下回っているが、ほかは県平均を上回っている。 -
伊那食品衛生協会が通常総会と表彰
伊那食品衛生協会(御子柴誠一会長)は21日、伊那市狐島の上伊那農協本所で通常総会と食品衛生関係表彰式を開いた。
総会では、食品検査の完全実施や事故防止啓発などを盛り込んだ事業計画を承認。表彰式では14個人、37施設を表彰するとともに、協会前副会長の松崎剛平さん(アンデルセン、駒ケ根市)に感謝状を贈った。
表彰は次の通り(敬称略)。
▽食品衛生功労者=永田賢司(永田商店、辰野町)土居紀代志(龍寿司、伊那市)平沢信夫(義経、同)畑好子(高遠町農産加工組合、同)長尾雅博(みどりや菓子店、駒ヶ根市)近藤幸(来居頂、飯島町)
▽食品衛生優良推進員=小澤康宏(味香月堂、辰野町)桑沢賢一(沢製麺、箕輪町)井田邦久(田園、南箕輪村)伊藤祐一(こやぶ竹声庵、伊那市)阿部睦夫(久良運、同)宇佐美光司(ホテルやまぶき、駒ケ根市)下平勇(中華料理きよし、同)伊東澄男(虹のホール伊那、伊那市)
▽食品衛生優秀施設=米玉堂食品(福島忠信、辰野町)花菱(大内郁子、箕輪町)木曽権兵衛(岩原集、伊那市)割烹青龍(畑谷紘市、同)千登勢菓子店(伊藤隆淑、同)ふるさとの味いいじま(山田治男、飯島町)Aコープこまがね店(宮下勝義、駒ケ根市)
▽食品衛生優良施設=かやぶきの館・そばおやきコーナー(矢ケ崎克彦、辰野町)三河屋(今井和子、同)鮨辰(伊澤秀之、同)リストランテミラノ(大森雄二、同)KOA・S・A・Wウイング(浅野勝義、箕輪町)みのわ温泉ながたの湯(平澤豊満、同)いざよい(堀田勝義、伊那市)ホテルルートイン伊那(永山勝利、同)あかはね(福澤照夫、南箕輪村)つたい・おぐろがわくだり(熊田正三、伊那市)ハナマルキ伊那工場(花岡俊夫、同)ラーメンはるちゃん(春日康之、同)居酒屋でごいち(松崎勢都子、同)魚庵(小沢隆志、同)とうり路(油谷正子、同)ラ・ピーヌ(中村恵津子、同)四方路(北原ひろみ、同)ラーメン大学伊那店(北野善一、同)ニシザワ高遠店(荒木康雄、同)こまつ家(小松恭二、駒ケ根市)求真フーズ(岩本正男、同)明治亭本店(片田秀明、同)ビストロぶんぶん(小林静生、同)日本創健(舘内宗雄、同)ハチ食品(正見縉一郎、同)道の駅花の里食堂みよし(森岡宏祐、飯島町)大成(田中忠雄、同)すずしろ(三澤芳秀、伊那市)すずらんハウス(宮下勝義、駒ケ根市)JA駒ケ根ファームス(同) -
駒ケ根市防犯協会総会
駒ケ根市内の区長、消防団、小・中学校PTA会長らでつくる市防犯協会(会長・中原正純市長)は24日、定期総会を市役所で開いた=写真。約40人が出席し、07年度の事業計画などを承認した。
主な事業は市報、広報車、横断幕などによる安全意識の高揚▽季節ごとの地域安全運動推進▽暴力追放交通安全市民大会の開催竏窒ネど。「子どもを守る安心の家」の拡大や防犯灯の整備には前年に続いて力を入れていく。
駒ケ根署生活安全刑事課の長沼秀治課長は「市内における犯罪状況」について講話を行い「空き巣、車上狙い、自販機狙いなどの犯罪が多く発生している」として注意を呼び掛けた。
中原市長はあいさつで「凶悪な犯罪が全国各地で発生している。犯罪のない安全、安心の住みよいまちづくりのためには市民が協力して犯罪を締め出すための対策を推進していくことが必要だ」と述べた。 -
【朝の学舎】木は自然の贈り物
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