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【春の高校伊那駅伝】上伊那勢の結果は?
前回、県内の部2位の地元古豪は実力を発揮できずに6位入賞。かぜなどの影響で病み上がりのメンバーらの体調面は万全ではなかった。「力が出し切れない厳しい結果となった。(交代人員のいない)選手層の薄さが出てしまった」(柳沢監督)。
エース福沢が1区を県内2位の走りでたすきリレーするが最長距離3区で柴主将が大きく後退。柴は、かぜや右足の故障もあり、練習不足だったと振り返る。「最後の上り坂がきつかった。しかし、次にたすきを渡したくて歯を食いしばったが体力が続かなかった」と言葉に悔しさをにじませた。
チームとしては、具体的な目標を設けず各自がテーマを持って走った。エース福沢は、全国レベルの中で力を試すため一斉スタートの1区起用を志願。序盤から順調に走り出したが1・8キロ地点で先頭集団に離された。「集団のペースが上がった時に反応できるようになることが今後の課題。納得いく走りはできなかったが課題が見つかり得るものが多かった」と話した。
柳沢監督は「トラック競技のシーズンが始まるので一人ひとりが目標を持って練習に取り組んでほしい。個人のレベルアップを目指してから秋の駅伝を迎えたい」と古豪復活へ再帰を誓った。 -
伊那観光協会が伊那観光協会発足に向けた臨時総会
06年度伊那観光協会臨時総会が19日、伊那市駅前ビル「いなっせ」であり、本年4月1日に高遠町観光協会と長谷観光協会と統合した「伊那市観光協会」を発足することに合意した。
合併に伴い3観光協会は統合の方針を打ち出し、06年8月から設立準備会を発足し、検討を重ねてきた。
新組織ではこれまでの3観光協会を支部組織として設置し、会長1人と各支部の代表1人を副会長に置く。会費面など、調整が遅れている事項もあるため、07年度は経過期間としてそれぞれの支部がこれまでの事業を継続し、08年度から本格体制で運営する。
向山公人会長は「これまでは個々に活動していたが、観光圏としてはそもそも一つ。一緒になったことで、もっとダイナミックな活動がしていけると考えている。合併の効果を有効に生かした観光を提供していきたい」と語った。
設立総会は28日。 -
公立高校の合格発表
サクラの季節を前に19日、公立高校後期選抜試験合格発表があった。各校の受験生は友人や保護者などと志望校の掲示板前に集まり、春の到来を喜び合った=写真。
受験者数が最も多かった伊那市の伊那北高校では、合格番号が張り出された掲示板の前に人だかりができた。最初は緊張した面持ちで掲示板を確認していた受験生たちも、自分の番号を確認すると歓声を挙げ、家族に報告したり携帯電話で受験番号を撮影するなどしていた。また、在校生も胴上げや記念撮影などで合格者を祝福。ともに合格の喜びを分かち合った。
上伊那の後期選抜は、全日制で受験者1011人に対し977人が合格。定時制は受験者58人に対し47人が合格した。
また、再募集は辰野(商業)11人、箕輪工業(普通)7人、上伊那農業(生物工学)2人、高遠(普通)7人、赤穂(普通)6人、駒ヶ根工業(情報技術)9人となっている。志願受付は19縲・2日の午後5時。入学予定者の発表は27日までに当該高校で発表する。
定時制も各校(箕輪工業は機械科、そのほかは普通科)若干名ずつ追加募集を行う。志願受付期間は27縲・月2日の午後5時。入学予定者の発表は4月5日に当該高校で行う。 -
伊那観光協会3プロジェクトの成果を発表
伊那市の観光の現状を認識するとともに今後の施策に反映させる具体的提案などを研究してきた伊那観光協会(向山公人会長)の3つのプロジェクトが19日、これまでの成果を報告した。
昨年10月に発足した各プロジェクトは、チームごと現地視察や会議を重ねながら、それぞれのテーマを研究。今後の観光背策に生かす具体的な取り組みについて考えてきた。
その一つ、伊那市の観光的魅力の模索してきた「伊那の魅力は何だろうプロジェクト」は、市民自身が地元の魅力を認識していない現状を指摘。まずは一般市民に地元のことを知ってもらうことで、外から来た観光客に地元の魅力を伝えてもらおう竏窒ニ、市民を対象とした「魅力ツアー」の実施を提案した。
観光における市民の理解・協力を得るための対策について考えてきた「市民みんなでおもてなしプロジェクト」も「自分たち自身がまちとその周辺を知らなかったことが課題」とし、市民参加の促進とともに観光案内版や案内図などの整備を進める必要性を指摘した。
また、広域的観光のあり方を模索してきた「木曽も諏訪も一つのエリアプロジェクト」は、集客力のある地域との連携した観光コースを設定することで、幅広い集客が可能となることを指摘。季節やターゲットに応じたモデルコースを複数設定すればさまざまな組み合わせを可能となるため、これらのプロデュースやPRを担える観光協会が必要であることを示した。
今回提案のあった「魅力ツアー」は実施にむけた準備を進めていくほか、今後は3つのプロジェクトを一本化して提案の具体化にむけた研究を継続していく。 -
【春の高校伊那駅伝】新コースになって
男子30回、新伊那市誕生を記念した新コースは、前回までと総距離、区間数は同じだが、区間距離やアップダウンの条件が変化。初回とあって終盤までの勝負の行方は分からず、選手起用する監督らにとっても難しいコースとなった。
男子コースは、3区(9・2キロ)、4区(9・1キロ)の両エース区間を設け、各校とも両区にエース級選手の起用が余儀なくなった。3区は終盤にある高低差約40メートルの上り坂がランナーらを苦しめ、最短距離の最終区もきつい上りが最後に待ち受けた。
女子は、1区に前回約1・5キロの上りがあったが、今回は5・9キロの最長区間に変るも下りが続き走りやすい区間となった。しかし、比較的フラットだった2縲・区の間はアップダウンの大きなコースに変った。
2年連続、4回目の男子総合優勝に佐久長聖を導いた両角速監督(40)は、男子コースを「前回は強い選手が3人いればよかったが今回は総合力が試される」と評価。「前のコースの方が選手起用がしやすかったが、冬場の選手強化の位置付けの大会としてはチーム全体のトレーニング成果が試せるよい場になった」と語る。 -
南箕輪議員選挙に新人山口氏が出馬
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、新人・無所属の山口守夫氏(65)=農業、久保=が19日、出馬を表明した。
山口氏は、現職の赤羽悌氏の後継人として、同区の公認を受けて出馬を決意。民間企業に勤めた経験を生かした立場で、村政に参画していきたいという。
山口氏は「村民と行政が共存した、財政や農政に強い村づくりを目指したい」と強調。「住民の声を村に生かしていきたい。村民が自分たちでつくる村ができれば皆が住んでてよかったと思えるはず。そのためには民間感覚の取り組みも必要」と話した。
辰野高校卒業で元NCC常務。村づくり委員会委員、村生産森林組合理事を務める。 -
南箕輪議員選挙に現職の高見氏出馬
任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の高見利夫氏(60)=無職、神子柴=が19日、3選を目指し出馬を表明した。
高見氏は、共産党を離党して無所属で出馬。「一身上の理由で党を辞め、無所属で立候補する。村に12年間住み、地域の人々からも励ましの声をもらい出馬を決めた」という。
高見氏は「住民の願いを村へ届け、暮しやすい村づくりを目指したい。議会の中でチェック機能を果しながら議会の活性化も」と主張。「自立した村づくりのためには、重要な案件もあると思うが後援会(今後立ち上げる)と話し合いながらやっていきたい」と話した。 -
本郷地区幹線農道、待望の開通式
飯島町の本郷地区幹線農道整備事業が完成し19日、現地で、国、県、町、地権者、推進委員ら関係者約80人が出席し、喜びの開通式を行なった。
起点の国道153号交差点手前に集合、高坂町長らがテープカットし、くす玉開披と近くの本郷保育園児による風船飛ばしが行なわれた。また、終点の町道本郷縦断線まで、パトカーを先導にトラクター、公用車、一般車両など20数台を連ねてパレードし、記念碑の除幕に臨んだ。
同線は延長1405メートル(橋梁40メートルを含む)。幅員7メートル2車線、受益面積213ヘクタール、99年着工、総事業費9億5500万円。本郷地区は河岸段丘地形で、広域農道に集中する集荷施設への道路は幅員が
狭く急勾配のため、農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業を導入し、先に完成した県単農道整備事業と合わせ、一連の幹線農道として整備した。
本郷公民館で開いた開通祝賀会で、高坂町長は「待望久しい中川村と飯島町、さらに国道と東・西県道を結ぶ幹線が開通した」と喜び「当地区の農業を中心とする産業の活性化と、住民生活や防災機能の向上により、地域全体が大きく発展するように」と期待した。 -
まゆクラフト展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムを拠点に活動する桑の実の会、まゆっこサークルは25日まで、飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで「まゆクラフト展」とまゆクラフト体験を行っている。
まゆを薄くはがして作ったバラやガーベラ、スズランをふんだんに使い豪華に仕上げたブーケ、コマクサやクロユリ、クルマユリなど7種類の高山植物を植え込んだかご、ペンギンがいっぱいの楽しい作品、群馬県の絹の里全国まゆクラフトコンクールで最優秀に輝いた矢沢たえ子さん(56)=駒ケ根市東伊那=の「食育(いただきまーす)」など、会員の力のこもった作品70点を展示した。
また、東伊那公民館で結婚式が行なわれていたころの花嫁衣装(振袖)、宮田村の細田伊佐夫さんが染めた、皇后陛下の「繭」をテーマにした御製の短歌などの作品も並べた。 無料体験コーナーではまゆで、かわいらしい指人形を作る。 -
第11回中学生長距離伊那大会
春の高校伊那駅伝併設第11回中学生長距離競走伊那大会は18日、伊那市陸上競技場で開き、男子3千メートル、女子2千メートルに県内外の有力選手180人余が出場。上伊那勢は、男子(出場選手108人)で、福沢潤一(駒ヶ根東2年)が5位、女子(出場選手76人)で篠田美樹(駒ヶ根東2年)が3位、森田遥(赤穂1年)が4位に入賞する健闘を見せた。長野陸上競技協会など主催。
男子3千メートルは、最終4組に実力選手が集中。長野県ロードレース伊那大会(4日)の中学男子の部で優勝した大迫傑(東京都金井、3年)や強豪伊那松川の矢野圭吾、松下巧臣、代田修平(いずれも3年)らとともに、福沢は2年生であること感じさせない積極性でいつものようにレースをつくった。
女子2千メートルは篠田の健闘と、1年生の台頭が目立った。森田のほか、蟹沢未来(赤穂、11位)北原成美(駒ヶ根東、16位)らが着実に力をつけてきた。
1位の記録と上伊那関係の順位(50位以内)は次の通り。
◆男子3000メートル
(1)矢野圭吾(伊那松川3年)8分55秒2(5)福沢潤一(駒ヶ根東2年)(11)大蔵孝典(赤穂3年)23久保田光(駒ヶ根東2年)47桃沢大祐(中川)
◆女子2000メートル
(1)有泉千佳(山梨県・櫛形3年)6分42秒8(3)篠田美樹(駒ヶ根東2年)(4)森田遥(赤穂2年)(11)蟹沢未来(赤穂1年)(16)北原成美(駒ヶ根東1年)(19)寺平稚博(駒ヶ根東2年)28山田咲織(赤穂1年)39平賀愛美(赤穂2年)45加納寛子(赤穂3年) -
インターバル速歩の成果を報告
伊那市役所で17日、生活習慣病の改善に有効なインターバル速歩に取り組んだ「すこやか健康塾」塾生の結果報告会があった。市は参加者の平均腹囲が3・4センチ縮まるなどメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善に有効とみている。
インターバル速歩はNPO法人熟年体育大学リサーチセンターが推奨する運動法で、個人の体力に合わせ、3分間ごとに速度を変えながら歩くもの。
市は昨年8月縲・月、40縲・5歳の市民50人を募り、健康塾を開催。
塾生の取り組み成果の平均値は、体重が0・9キロ、BMI(体重指数)が0・4%減少。メタボリックシンドロームの関連指標となる総コレステロール、中性脂肪などの数値が減り、歩いたときの息切れやどうきがしなくなるなどの効果も表れた。メタボリックシンドローム9人のうち4人が脱却した。
塾生3人が「体脂肪が減り、坂道や階段が楽になった。歩くことが楽しくなった」「歩くことは簡単で自分の都合でできる。これからも続けたい」と体験談を発表。
講演会で、インターバル速歩の第一人者、信州大学医学部教授能勢博さんは「健康診断で肥満、高血圧などが原因で有所見者が増えている」と年々医療費がかかる実態を挙げ、インターバル速歩の効果を踏まえ「継続すれば、数値はもっと良くなる」と話した。
塾生は週平均で3・6日、80分間歩いた。運動計測器を貸与し、運動エネルギーや速歩量などのデータから、保健師やトレーナーが運動・食事・メンタルなど総合的な健康指導に当たった。
会場には、地域住民ら約350人が集まり、関心の高さをうかがわせた。3地域のウォーキングモデルコース(3キロ前後)の地図を配り、活用を促した。
市は07年度も健康塾を継続する。 -
大明精機が伊那市に工場立地へ
箕輪町に本社を持つ大明精機(小口圭一社長)は、伊那市の福島工業団地に工場を立地する。3縲・年以内に本社移転を想定し、効率化を図る。
市役所で19日、敷地面積4千平方メートルの工場立地覚書の調印を伊那市と締結した。
同社は、自動で製品の方向をそろえるパーツフィーダー開発設計製造販売、大型焼付け塗装、特殊コーティングなどを手がけている。
辰野町にある伊北工場の塗装部門を伊那へ移し、大型製品に対応する設備を導入。より高品質なコーティングで、生産能力(年間1億円)の倍増を目指す。
総事業費は1億5千万円。4月末に着工し、7月の稼働を見込む。塗装部門の従業員9人から10数人に増やす。
工場は4つ目だが、いずれ工場を1カ所にまとめる計画。
小口社長は「大型製品や特殊コーティングの充実を図り、ユーザーから持ち込まれる開発要望にこたえたい」と述べた。 -
飯島町人事異動
飯島町は16日、4月1日付け、人事異動を発表した。
異動者は次のみなさん(敬称略()内前職 【課長級】総務課長兼選挙管理委員会書記長(教育委員会教育次長)北沢正文▽会計課長会計管理者(伊南行政組合事務局次長)宮脇康治▽住民福祉課長(議会事務局長兼監査委員事務局長)小林広美▽産業振興課長兼農業委員会事務局長兼土地開発公社事務局長(産業振興課長補佐、農政係長)中村澄雄▽伊南行政組合事務局次長(産業振興課商工観光係長兼土地開発公社総務係長)米田章一郎▽教育委員会教育次長(建設水道課調査計画係長兼土地開発公社事業係長)塩沢兵衛▽議会事務局長兼監査委員事務局長(振興公社事務局長)折山誠
【課長補佐・係長級】教育委員会子育て支援センター所長(東部保育園長)高坂裕子▽住民福祉課税務係長(教育委員会生涯学習係長)北沢俊男▽会計課課長補佐会計係長(会計室長)片桐邦彦▽産業振興課課長補佐商工観光係長兼土地開発公社総務係長(総務課財政係長)吉川秀幸▽建設課調査計画係長兼土地開発公社事業係長(住民福祉課税務係長)紫芝守▽教育委員会教育次長補佐こども室長(建設水道課水道係長)大久保富平▽総務課財政係長(上伊那広域連合派遣)中村栄一▽振興公社事務局長兼図書館長(住民福祉課住民環境専門幹)田沢義郎▽産業振興課農政係長(産業振興課農政専門幹)宮下務▽建設水道課水道係長(建設水道課水道専門幹)下平広▽上伊那広域連合派遣(総務課まちづくり推進専門幹)宮沢卓美▽教育委員会生涯学習係長(教育委員会生涯学習専門幹)唐沢隆 【一般職員】▽建設水道課(産業振興課)満沢美智子▽総務課(住民福祉課)小池洋子▽教育委員会(住民福祉課)松崎良枝▽住民税務課(会計室)大島みゆき▽教育委員会(住民福祉課)北原啓子▽総務課(産業振興課)唐沢彰▽産業振興課(教育委員会)蟹沢京子▽教育委員会(建設水道課)林恵美子▽産業振興課(組合専従)那須野真樹▽建設水道課(県研修派遣)北原隆司▽産業振興課(建設水道課)佐々木勉▽県研修派遣(総務課)中村好孝
【採用】▽建設水道課酒井崇宏▽住民税務課小森まどか
【退職】▽箕浦税夫(総務課長兼選挙管理委員会書記長)▽米沢長実(住民税務課長)▽斉藤久夫(産業振興課長兼農業委員会事務局長兼土地開発公社事務局長)▽小林光晴(教育委員会教育次長補佐学校教育係長)
【園長】▽東部保育園(飯島保育園)森下鈴子▽飯島保育園(七久保保育園)小林美知子▽七久保保育園(東部保育園)松村久美子 【主任】▽東部保育園(本郷保育園)塩沢美智子
【保育士】七久保保育園(飯島保育園)西山光子▽飯島保育園(東部保育園)大久保美保子▽東部保育園(田切保育園)北原幸恵▽東部保育園(本郷保育園)中村むつみ▽飯島保育園(七久保保育園)小林節子▽東部保育園(飯島保育園)有賀恵子▽飯島保育園(田切保育園)伊藤美恵子▽東部保育園(飯島保育園)佐藤由美▽東部保育園(七久保保育園)鎌倉陽子▽七久保保育園(東部保育園)小田切沙織 -
看護大研究集会
駒ケ根市の県看護大学(深山智代学長)は15日、06年度研究集会を同大で開いた。大学の職員や学外の共同研究者らでつくる28グループが思い思いに取り組んできたさまざまな研究の途中経過や成果などを発表し合った。
「実習指導における実習施設と大学との連携に関する研究」に取り組んだグループは唐沢由美子さんが代表で研究結果を発表=写真。過去3年間にわたった研究の成果として、学生が実習を行う病院の看護師などを対象に意識調査を行った結果、大学側との意識のずれがあることや、その対応策として、病院看護職員に大学の看護サマーセミナーや研修などへの参加を募ったり、情報交換を行ったりしたことなどを報告した。
深山学長は「学外の人たちとの意見交換が目的の一つだが、研究が発表だけに終わらず、得られた成果を実践の中でどう活用していくかが大切」とあいさつした。 -
みのわ花桃街道看板設置
箕輪町と西部地区の住民有志の会「西部花街道をつくる会」は17日、会が花桃を植樹し育てている県道与地辰野線に「みのわ花桃街道」の木製看板を設置した。長田から富田までの区間の4カ所で、県道を通る人に花桃街道を案内する。
町の事業で、県のコモンズ支援金を受けた。県道沿いの展望台のあずま屋整備、看板設置などの総事業費510万円のうち県の支援金は232万円。
看板は会員にデザインを募って役員会で決定し、町が製作した。材質はヒノキ。大きさは縦80センチ、横30センチ、厚さ3センチ。「みのわ花桃街道」の文字と花を上下にあしらったデザイン。3本の丸木に取り付け、看板の下に設置場所の地区名看板も付けた。完成した看板は全体で地上2メートルある。設置場所は、ながた荘入り口、深沢橋近く、伊那梅苑の西側、伊那市との境の4カ所。
会が協力して看板を設置した。併せて街道沿いの花桃への施肥、展望台への植樹作業もした。 -
・ス卒業公演・ス最高のハーモニーで、宮田小6年4組音楽劇
宮田村宮田小学校6年4組は16日夜、音楽劇「モチモチの木」を村民会館ホールで上演した。・ス卒業公演・スとなったが、29人全員が心ひとつに熱演。保護者や地域の人たち200人以上で埋まった会場に感動を与えた。
昨年11月から本格的に練習を開始し、本番ではその成果を思う存分発揮。一人ひとりのセリフが大きなホールに響き渡り、見事な歌のハーモニーが会場全体を包んだ。
同小ではインフルエンザが流行し、この日も体調を崩して出演できない児童もいたが観客席から見守る姿も。
「学校を休んでいる子どもが見に来てくれて本当にうれしかった。このような場所で皆さんに見て頂けて良かった」と担任の西村敦子教諭。
じさま役の小田切清史君、豆太役の春日愛美さんは「みんなで最後にまとまれた」と話した。
全員でつくりあげた劇。終演後もカーテンコールの拍手は鳴り響き続けた。 -
湘南カラー115系、走り納め
ダイヤ改正を前に17日、「湘南カラー」の愛称で親しまれてきたJR東海の115系車輌が最後の運行をし、JR飯田線内でも走り納めの姿を披露した。各地の撮影スポットには鉄道ファンなどが集まり、長年親しんできた同車両の引退を惜しんだ。
ミカンのオレンジ色と緑色をイメージしたとされる115系が飯田線で使用され始めたのは1988年。上伊那でも、長野駅竏駐V竜峡駅間を結ぶ車輌として親しまれてきた。しかし、老朽化に伴う車輌切り替えが各地で進む中、JR東海も18日のダイヤ改正に合わせて車輌切り替えを決定。県内から同車両が姿を消すこととなった。
この日の飯田線では、上下合わせて4回115系が運行。走り納めを写真に収めようと飯島町の撮影スポットには県外や諏訪方面の鉄道ファンが約20人が集結し、中央アルプスを背景に走る115系の姿を納めていた。
鉄道ファン以外でも115系の最後を一目見ようとホームへ足を運ぶ人もおり、伊那市内の男性(37)は「これが最後の見納めということで記念のつもりで写真を撮りにきた。学生のころは通学に使っていたこともあったので懐かしい」と話していた。 -
あじ~なで彼岸花市
春分の日を前に17、18日、南箕輪村にあるJA上伊那の直売所「ファーマーズあじ縲怩ネ」で彼岸花市が開かれている。黄色や白色、紫色などのキクを中心に約3500束が並び、会場を彩っている=写真。
毎年彼岸に合わせて開催しているイベントで、この季節上伊那では生産されていないキクは提携を結ぶ愛知県と沖縄県のJAからから取り寄せているほか、アルストロメリアやバラなどは地元生産者が出荷している。
18日が彼岸の入りとなることもあって会場には準備のために訪れた買い物客などが集まり、一つひとつを見比べながら好みの束を購入していた。
キクのセットは1束400円。
また、同店では来週24、25日に3周年記念セールを開催する予定で、当日に多くの農産物をそろえるための準備を進めているという。
担当の埋橋弘行さんは「基本的に価格もすべて安くなる。安全・安心を心がけ、地元や提携先から旬の良いものを提供したい」と話していた。
彼岸花市、3周年記念セールの開催時間は午前9時半縲恁゚後6時。 -
小沢花の会が春高駅伝を前に陸上競技場を花で飾り付け
春の高校伊那駅伝2007を翌日にひかえ17日、伊那市の「小沢花の会」(池田清和会長)は発着点である伊那市陸上競技場にシバザクラやパンジーなどのプランター360箱を設置した=写真。
競技場内へのプランターの設置は7年目。毎年トラックの内側へ円状にプランターを並べるようにしているが、半分は伊那市振興公社が準備。残り半分を同会が担当している。
花は12月下旬ころに植え、この日に合わせて咲きそろうよう管理。今年はパンジーも間に合った。
プランターの設置作業には会員約60人が参加。地元の高校生選手選手も作業に加わり、プランターの色が交互になるように設置していった。
池田会長は「3年ほど前から高校生も手伝ってくれるようになった。花の会も高齢化してきているので助かっている」と話していた。 -
春の高校伊那駅伝 あした号砲
2つのアルプスをたすきでつなぐ新コースで18日に開く、「春の高校伊那駅伝2007」の開会式は17日、伊那市の県伊那文化会館大ホールであった。出場する県内外の選手ら約1500人が集まり、互いに健闘を誓い合った。
前回大会で男子総合優勝した佐久長聖の片桐剛司主将(2年)が選手宣誓。「冬場の練習で培った成果をアルプスの山々を背に、春の伊那路を激走したい」と力強く述べた。
新市誕生、男子30回を記念し、伊那西部広域農道を中心とした旧コースから市街地、高遠町を通る新コースで実施。男子6区、42・195キロ、女子5区、21・0975キロで健脚を競う。
招待高校は、計16校で、昨年の全国大会優勝の男女各校など計16校。17日現在、男子81校、女子46校の計127校がエントリーしている。
競技スタートは、女子が午前10時、男子が午後0時5分から。
選手宣誓する佐久長聖校の片桐主将 -
伊那小6年仁組・最後のコンサート
伊那市の伊那小学校6年仁組(赤澤敏教諭、34人)は16日夜、市駅前ビルいなっせで、総合活動で取り組む手作り楽器の演奏会「卒業コンサート」を開いた=写真。卒業を控えた仁組最後の活動。児童たちは、鳥笛や太鼓など数種類の楽器の音色が、集まった保護者ら約150人を魅了した。
仁組は、4年生の2学期から手作り楽器に挑戦し始めた。秋の校内音楽会の初演奏から発表の場は次第に増え、本年度5月には、千葉県のテーマパーク「東京ディズニーシー」でも手作り楽器を演奏している。
最後の演奏会に向けて取り組んできた児童たちは、アンコールを含む全17曲を披露。これまでのコンサートでも定番の「コンドルは飛んで行く」の演奏では、観客の拍手が最高潮となりわいた。
「皆で協力することの大切さ教えてくれた赤澤先生のおかげ」と花束と寄せ書きを恩師にプレゼントもした。プログラムの中には、成長した我が子を送り出すため、児童に内緒で練習してきた保護者の歌の合唱もあった。
小森龍君(12)は「皆に楽しんでもらえて本当によかった。仁組がいろんな場所で演奏できたのは地域の人や家族のおかげだと思っている」と話した。 -
心のパトロール員・委嘱
伊那署は17日、伊那市西町の区民と大型量販店・アピタ伊那店の協力を得て、少年の万引き防止を目的とした活動「心のパトロール員」の委嘱をした。県下初の試み。伊那店の山田清茂店長が同区の区役員や有志ら20人を委嘱し、防犯効果を期待した。
心のパトロール員は、腕章を付けたパトロール員が店内で買い物をすることで、「万引きしよう」と思っている子どもたちの心の歯止めをかける目的。少年による万引き事案が県内で減少する中、同署管内では増加傾向にあるため、特に同事案が多い同店で実施していく。
パトロール員代表の中村宏西町区長が「アピタ伊那店での被害の減少を誓います」と決意表明。山田店長は「地域に生活する皆さんと共に取り組むことに意味がある。他の地域にも波及することを期待する」と話した。
伊那署によると、昨年の少年非行の状況は、犯罪少年は84人(前年比7減)。初発型非行である万引きは全体の58・3%の35人(同8人増)だった。過去5年の統計では、土・日曜日が多く発生し、時間帯は午後4時ごろだという。
同署では今後、活動によって効果があるかを研究しながら実施していく。
委嘱後、パトロール員が腕章を着けて店内を巡視 -
【記者室】男の涙竏鋳・w校卒業式で
卒業といえば涙がつきもので、中学校の卒業式でもかなりの女子生徒が感極まって涙を流す。これは別に珍しくはないが、まれに男子の中にもこみ上げる涙を押さえ切れずに目頭をぬぐう生徒がいる▼多くの男子が普段と変わらぬ表情で平然と式に臨む中で不覚にも涙を見せた男子生徒は式後、同級生らに冷やかされ、ばつが悪そうに照れ笑いしながら「しょうがねえじゃん」などと言い訳をしているが何の、恥じることはない。涙があふれ出るほどの思い出があることを自慢したらよい▼男たるもの、人前で涙を見せるものではない竏窒ニ聞かされて育った者にはその純粋さがまぶしく、うらやましいのだ。感受性の豊かさを誇りとし、その素直な心を持ち続けてほしい。(白鳥文男)
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赤穂小が市社協に寄付
駒ケ根市の赤穂小学校児童らが15日、駒ケ根市社会福祉協議会を訪れ「福祉に役立ててください」と現金などを寄付した=写真。同小のふれあい交流委員会(顧問・赤羽隆教諭)は今年度のアルミ缶回収活動で得た収益金約3万4千円と、過去に貯めた使用済み切手数百枚を寄付。6年1組(横山英志教諭)は市社協などが9月に開いたふれあい広場に出店したバザーの売上金の一部1万5千円を贈った。受け取った市社協の堀勝福事務局長は「皆さんの気持ちを大切にして、体の不自由な人や、恵まれない人たちのために使わせていただきます」と礼を述べた。
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駒ケ根市の2中学校で卒業式
駒ケ根市の赤穂中学校と東中学校で16日、それぞれ卒業式が行われた。365人の生徒が9年間の義務教育を終え、通い慣れた学び舎に別れを告げた。
東中(小木曽伸一校長)の卒業生は男女それぞれ31人の計62人。卒業生代表の青木美智子さんは涙で声を詰まらせながら「3年前、期待と不安を胸に入学して以来たくさんの思い出ができた。その間、時に厳しく導き、優しく見守ってくれた先生や家族に心から感謝したい。3年間共に過ごした友達との思い出はずっと忘れない。これから進む道は一人ひとり違うが、学んだことを忘れず一生懸命歩んでいきたい」と答辞を述べた。
卒業生は在校生らの歌う『蛍の光』に送られながら、多くの思い出が詰まった母校を静かに後にした=写真。
小木曽校長は式辞で「中学校生活の中で多くのことを学んできたはず。この3年間で身につけた自分の力を信じて、これからもたくましく歩んでほしい」と励ましの言葉を贈った。 -
赤穂東小6年生を送る会
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)で15日、6年生を送る会が開かれた。卒業まで残すところ1週間となった6年生に小学校生活最後の思い出をプレゼントしようと在校生が学年ごとに呼び掛けや歌、寸劇などを披露し、手作りのメッセージカードを贈ったほか、花のアーチで6年生の卒業を祝った=写真。在校生らはそれぞれ「お世話になりました。中学へ行っても元気で頑張ってください」などとメッセージを贈って感謝の気持ちを伝えた。
4年生は6年生を詠んだ短歌を大きな紙に書いて発表。「縦割でみんなの手本6年生 そのおかげです どこもピカピカ」、「活気ある元気なあいさつ学び舎に絶やしはしないぞ ぼくら後輩」などと全員で読み上げた。
1年生は寸劇を披露した。6年生が掃除のやり方を優しく教えてくれたことなどを題材にしたユーモラスな演技で児童や教職員らの笑いを誘っていた。
市内の5小学校は20日に修業式、22日に卒業式をそれぞれ一斉に行う。 -
公営特養みすず寮を守る会、拡大改組へ
伊那市の特別養護老人ホームの経営移管に反対してきた「公営特養みすず寮を守る会」(原弘代表)は16日、声明を発表し、今後は幅広い視点から福祉や社会保障などを見守る団体に拡大改組する方針を示した。
みすず寮に関しては上伊那福祉協会への経営移管する方針が打ち出されているが、同会は市に対し公営存続を要求。署名活動や移管手法に対する異議申し立てをし、この日までに個人署名22506筆、団体署名114筆を集めた。
しかし、16日の市議会は移管に関する2議案が可決。上伊那福祉協会への経営移管が正式決定したため、今後は会を発展的に継続すしながら拡大改組する方針を固めた。
竹松成就副会長は「守り会としては残念。最後のとりでを公営で残してほしいと活動してきたが、今日の可決で移管が決定してしまった。今後は行政改革大綱に基づきさまざまな改革を進めようとしているが、福祉を後退させないよう、監視していかなければならない。新たな気持ちで展開していきたい」と語った。
新組織は31日の集会で発足したいとしている。 -
伊那公園でサクラの管理講習会
伊那市は16日、公園などにあるサクラの管理に当たる伊那市振興公社職員などを対象としたサクラの管理講習会を伊那公園で開いた。振興公社職員と同公園のサクラを管理する桜愛護会のメンバー9人が参加。高遠城址公園の桜守として高遠コヒガンザクラの管理に当たっている稲辺謙次郎さんを講師に迎え、管理のうえで注意すべき点などを学んだ=写真。
伊那市では昨年6月、市職員でつくる「日本一のさくらの里構想プロジェクト」を発足。サクラをはじめとする花づくり構想を検討してきた。その中で、市内のサクラの状況などを調査したところ、高遠城址公園以外の場所では管理方法を知らないがためにサクラの管理が行き届いていない実情にあることが分かった。そこで、年間を通じたサクラの管理方法を知ってもらうため、今回初めて講習会を企画した。
稲辺さん木のせん定方法や病気の対処方法などを伝授。参加者からの疑問に応えながら、「病気もせん定も早いうちに対処することが大切」と説明していた。 -
かんてんぱぱで手づくりぬくぬく展~陶・鉄・染~
個性あふれる手作り作品が並ぶ「手づくりぬくぬく展竏駐ゥ・鉄・染竏秩vが18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。県内在住の4作家によるオブジェやアートストーブ、手描き染めの掛け軸などが、訪れた人の目を楽しませている=写真。
手作り作品でつくる心温まる展示会を楽しんでもらおう竏窒ニ、県内で工房を構える陶芸、鉄工芸、染色の作家らが企画した作品展。
出展者の一人、斉藤俊一さんは、リンゴを模ったまきストーブや、ハリネズミの形をした手あぶりストーブなどを出展。鉄を溶接して世界に一つだけのオリジナルストーブを製作しているが、どれもオブジェのような様相で見る人を驚かせている。
そのほかの作家も、独自の感性で一つひとつを作り上げているため、それぞれの微妙な風合いの違いが楽しめる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
06年度上伊那地方青少年育成会連絡協議会表彰
上伊那地方青少年育成会連絡協議会(畑房男会長)は15日、06年度表彰式を伊那市の県伊那合同庁舎で開き、上伊那で子ども会活動や青少年の健全育成に尽力している7人を表彰した=写真。
本年度の被表彰者はスポーツの指導者として青少年育成に従事してきた5人、青少年育成委員1人、公民館長1人。それぞれ5縲・9年間、各方面の取り組みに携わり、子どもの健全育成に貢献してきた。
子ども育成会と連携しながら「田切子ども広場」を設置し、子どもの居場所やボランティア体験の場づくりに取り組んできた飯島町の井口明夫さん(69)は「02年から田切子ども広場を続け、子どもたちの生きる力を育んでいる。これからも育成会と手を取り合って子どもたちのためにがんばっていきたい」と抱負を述べた。
被表彰者は次のみなさん。
◇野溝なつき(伊那市)竹村正司(駒ヶ根市)玉木秀明、土村和幸、林英彦、富永芳幸、井口明夫(以上飯島町)