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伊那テク活動方針「地域を環境技術集積地に」
長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターは、「伊那テク地域を環境技術集積地」とする活動方針を打ち出した。事業テーマに(1)エネルギー(自然エネルギー発電の普及・利用)(2)食料(地域内での自給率向上、食の安全)(3)水(淡水の質と量の確保)(4)人材育成(子どもたちの環境や地域に対する意識づけ)竏窒fげ、地域の特色を生かし、産業育成に結びつける。
活動方針は30年くらいの長期スパンで考え、07年度事業から▽クリーンエネルギーの普及・利用のための技術の検討▽ものづくりへの関心を持ってもらう子ども科学工作教室の開催竏窒ネどを取り入れて活動を展開する。
エネルギーは、化石燃料に頼らない自然エネルギーの一つとして、当面、小水力発電に絞る。行政、地域企業などが共同で、エネルギーの普及・活用について研究会活動に取り組む。
「地球資源は有限である」ことを前提に、拡大一辺倒から再生産可能なシステムへの転換、利便性や物的な豊かさに替わる価値観への転換の実現によって、永続的な生存・繁栄が可能ではないかとの認識を持つ。
向山孝一会長=県経営者協会上伊那支部長=は「一企業で開発し得ないことを産学官が連携し、共同で推進したい。小水力発電機は輸入に頼るところが大きく、技術開発によって地域産業の展開の可能性もある」と話した。
06年度にビジョン研究会を設け、循環型地域社会づくりや今後の地域産業などテクノの果たす役割を見直した。
7日の地域評議員会で決定した。 -
保育園に新エネ導入
新エネルギーの積極的な利活用の推進を目指す伊那市は、老朽化に伴う保育園の改築に合わせ、新エネルギーの導入を積極的に進める。
地域に即した新エネルギーの導入・利活用に取り組むための方針「地域新エネルギービジョン」を2月に策定した市では、重点プロジェクトの一つとして公共施設における新エネルギーの導入を掲げている。保育園における新エネルギー導入もその一環で、老朽化などに伴い増改築を進める園から徐々に導入していくことを予定している。
現在増改築を進めている西春近北保育園では、遊戯室と未満児室でペレットボイラー式の床暖房を導入。安全性、効率性への配慮から、ペレットボイラーを選択した。新エネルギーはペレットボイラーに限らず、各園に最も適した新エネルギーを導入していきたいとしており、太陽光エネルギーなども検討していく。 -
学校給食を育てる会の有志、3年目の味噌づくりに夢ふくらむ
宮田村小中学校の給食食材に農産物を提供している村内農家のグループ「学校給食を育てる会」の女性有志が7日、3年目を迎える味噌の仕込みを行なった。将来的には手作りした味噌を給食に納入したい考えもあり、昔ながらの製法を継承して、さらに夢をふくらませている。
かつては多くの村内農家が自家製味噌を仕込んだというが、今や既製品を買ってくるのが当たり前。
「こんな時代だからこそ手作りの良さを継承し、子どもたちに食べさせたい」と取り組みは始まった。
今季は味噌の原料となる大豆栽培にも挑戦し、古米を使った麹(こうじ)も自家製。この日の仕込みでは煮たてた豆をつぶし、冷ましてから麹を根気良く混ぜた。
手間ひまのかかる長時間の作業だったが、参加した6人は終始和やか。「笑顔も一緒に仕込んだから、秋にはおいしい味噌が食べれるよ」と冗談も交わしつつ、せっせと体を動かした。
宮田小5年2組に大豆栽培と味噌づくりの指導も行なうなど、着実に活動の輪は広がっているが、メンバーの有賀絹代さん=北割区=は「技術をもっと身につけ、給食に納入できるよう準備、研究を進めたい」と話した。 -
商工会青年部例会、地域に根ざした2年間振り返り
宮田村商工会青年部は6日夜、3月例会を開いた。4月から役員が交代するため、現体制では最後の例会。創部40周年記念事業を成功させたほか、村の名物丼の開発やよさこいソーランなど、一般住民も巻き込んで地域の活性化に大きく貢献した2年間の取り組みを振り返った。
ふるさと創造、人づくり、経営開発、チャレンジ広報、総務の各委員会が事業報告。
昨年度の40周年記念事業をはじめ、名物丼の開発にまで至った取り組みは若者の底力を内外に十分示したが、「青年部の素晴らしさを再確認した2年間だった」と発表する部員もいた。
前林裕一部長は「当初思い描いていた通りの事業ができた。この貴重な経験を今後も引き継ぎ、宮田村商工会青年部ここにありと言えるよう活動して」と4月からの新体制に期待を寄せた。
引き続き本年度末で青年部を卒業する部員の送別会も開き、部の発展に尽力した長年の労苦に感謝した。 -
伊那小3年秋組 飼育してきた5頭のヤギと別れ
伊那市山寺の伊那小学校3年秋組(伊藤道彦教諭・32人)は6日、1年生の時から総合活動で飼育してきた5頭のヤギ「メイメイ家族」とのお別れ会を開いた。4年生になるとクラス替えで活動が継続できないため、最初のヤギを譲り受けた、同市ますみケ丘の産直市場グリーンファームへ5頭を引き取ってもらった。
秋組は1年生の夏、雌ヤギの「メイちゃん」を飼い始めてから、生命の尊さを学んできた。子ヤギの出産に立ち会ったこと、エサ代を捻出するために野菜を育てて販売したこと、父親ヤギが病気になったこと竏窒ネどの思い出は一冊の本にまとめ、2月に自費出版した。
児童たちは、学校からグリーンファームまでの約4キロの道を約2時間かけ、5頭のヤギと最後の散歩をした=写真。到着すると代表児童2人が同市場の小林史麿代表に向けて感謝の気持ちを感想文で発表した。
代表者の一人の白井香帆ちゃんが「メイメイ家族を引き取ってくれて皆、大喜びしている。この3年間はよい思い出になった」と発表。小林代表は「動物との触れ合い、命の尊さを知った皆さんにとっては一生の思い出になったと思う。大人になっても思い出して」と呼び掛けた。 -
県ソフトボール協会役員総会
県ソフトボール協会の07年度役員総会が4日、伊那市の市駅前ビルいなっせであった。会長の小坂樫男市長をはじめとする役員85人が出席し、来年度の事業計画、予算など4議案を原案通り可決した。
来年度事業計画によると、50歳以上の女子による「第6回全日本エルデスト大会」を伊那市で10月12縲・4日、開催する予定。そのほか、東日本大学選手権大会を8月中旬に大町で、日本女子リーグ・1部を10月下旬に飯田市で開くことになった。
小坂市長は「エルデストには私の同級生も参加している。ソフトボールは生涯スポーツなので、この振興を続けていきたい」とあいさつした=写真。
総会では、長年の功績を認める協会表彰のほか、北信越国体優勝の成年男子県選抜チームなどの優秀チーム賞、特別功労賞などに選ばれた受賞者やチームを表彰した。 -
春の高校伊那駅伝 中心市街地にタペストリー
18日にある春の高校伊那駅伝に向けて「伊那市商店街活性化イベント委員会」が中心商店街の沿道約2キロに渡って、大会の実施をPRするタペストリーを設置し始めた。男子30回の記念大会となり、同商店街をランナーが走る新コースになるため、地元の店主らも盛り上がっている。
タペストリーは、横40センチ、縦65センチ。赤色の生地に白色で「歓迎 春の高校伊那駅伝」と記してある。市の委託事業で、3日に635枚が完成し、6日から順次、各商店街の実業団が取り付け始めている。そのほか、選手が宿泊する施設や市役所などでも飾る。
同委員会は11日、横6メートル、縦0・9メートルの横断幕2枚を中心商店街の沿道へ設置する予定。これに合わせ、坂下商工会も独自で制作した、横7メートル、縦0・8メートルの横断幕2枚を取り付け、大会をPRすることにしている。
春の高校伊那駅伝をPRするため中心商店街にタペストリーを設置(市駅前ビルいなっせ前) -
中川村バレーボール大会
第15回中川村バレーボール大会(6人制の部)が4日、中川村社会体育館であった。小学生から大人まで幅広い年代層の男子5チーム、女子7チームが参加し、予選リーグ、決勝トーナメントで優勝を目指した=写真。
結果は次の通り
◇男子・優勝=3☆2☆6(2)赤穂高校(3)NKC◇女子・優勝=みかーず(2)中川クラブОG(3)チームCОSMОS -
南箕輪村猟友会総会
南箕輪村猟友会(唐沢謹男会長)は4日、07年度総会を大芝荘で開き、新年度事業計画などを承認した。
同会は06年度、5月から6月にかけてカラス、ドバト、カワウなどといった鳥類を中心とした有害鳥獣駆除を実施。また、8月から9月にかけてツキノワグマの出没が報告されたため、北原区で捕獲おりを設置した。
07年度は06年から引き続いて安全狩猟射撃講習会を実施し、安全な猟の徹底を呼びかけていくほか、有害鳥獣駆除講習会なども開催する。 -
集落営農「なかわり」が設立総会
駒ケ根市中割区の農業者でつくる集落営農組織「集落営農なかわり」の設立総会が4日、中割担い手センターであった=写真。関係者約60人が出席し、規約や07年度事業計画、予算案、役員などを承認した。北村信之組合長は「農政の変化で米価が下落し、農家のやる気を無くすことは中割にとって大問題。組織力や組合の必要性を痛感した」と設立趣旨に触れながらあいさつ。
同組合は現組合員数57人。5年後の12年をめどに法人化し、作付け面積を現在の40・3ヘクタールから74・4ヘクタールに、年間生産量も米216トン、大豆0・4トンから、米318トン、大麦23トン、大豆0・4トン、雑穀10トンに増加する計画。
役員は次のみなさん(敬称略)
▽組合長=北村信之▽同副=山本富男▽理事=山本吉彦、駒場勲▽農地部長=山本吉彦▽機械利用部長=山本和男▽会計=山本富男▽監事=倉田裕夫、竹内豊 -
山寺っ子10周年記念イベント
未就園児親子の子育て支援に取り組む伊那市の山寺子育てサークル(井口ゆき子代表)は4日、発足10周年記念イベントを春近郷ふれ愛館で開いた。集まった親子は、演劇グループ「ぽこ・あぽこ」の劇やパネルシアターを楽しんだ=写真。
山寺地区の母親が中心となって発足した同サークルは現在、ほぼ月1度のペースでさまざまなイベントを企画。市内から多くの母子が参加し、交流を深めている。
今回は10周年ということで、活動を開始した当初に招いたことのある箕輪町の母親などでつくる「ぽこ・あ・ぽこ」に再度公演を依頼。会場には子育て支援センターが設置された当時、利用率を上げるために催しを開いたことがある春近郷ふれ愛館を選んだ。
ぽこ・あ・ぽこのメンバーはキャラクターが登場する劇や一緒に参加できるパネルシアターなどを披露。会場に集まった親子は多彩な催しを笑顔で楽しんでいた。 -
高齢者交通安全コンクール抽選で宮田村のグループが1等
高齢者の交通事故に歯止めをかけようと県警などが昨年7月から12月に実施した高齢者向け交通安全コンクール「信州シルバーセーフティアップ2006」で無事故・無違反を達成したチームを対象とした賞品抽選会が2月26日に県警本部で行われ、宮田村の「南割福寿会No.1」(小田切千代子代表)が1等を引き当てた。6日、グループの参加者ら5人が駒ケ根署を訪れ、山本修作署長から賞品の旅行券10万円分を受け取った。山本署長に「これからも交通安全に気をつけてください」と話し掛けられた参加者は「分かりました」と笑顔でうなずいていた=写真。1等は県下で3チーム。上伊那では同会のみ。
同会は村社協が運営するミニ・デイサービスを利用する84縲・1歳の女性グループ。コンクールに参加したことで事故防止の意識が高まり、道路の横断時などに以前より慎重に安全を確認するようになったという。
コンクールは65歳以上の5人でチームをつくって応募・登録し、半年間無事故・無違反に努めるもの。192チームが参加した。 -
小中学校に卒業式のリボン寄贈
駒ケ根市中沢のデイサービスセンター竜東やまびこ園(吉沢みはる園長)は6日、卒業式で胸に付けてもらおうと利用者の小田切美智子さんとボランティアの下島千鶴子さんらが製作した手作りのリボン計127個を同市の東伊那小学校、中沢小学校、東中学校にそれぞれ贈った。
小田切さんと吉沢園長が各学校を訪れ、リボンをプレゼント。東伊那小学校では卒業生を代表して児童会長の滝沢裕也君と副会長の牧野優生さんがリボンを受け取った=写真。滝沢君は「毎年きれいなリボンをありがとうございます。卒業式で大事に付けます」と感謝の言葉を述べた。
リボンは長さ10センチの赤いリボンを折って作った花びらを12枚組み合わせ、中央にアクセントの黄色を配した凝った作り。同園は児童・生徒が時折交流で訪れて利用者らを楽しませてくれる礼の意味も込め、11年前から卒業生にリボンを贈り続けている。卒業式は東中が16日、東伊那小、中沢小は22日。 -
駒ケ根530運動連絡会清掃用具購入費寄付
駒ケ根530(ゴミゼロ)運動推進連絡会(新井徳博会長)は市内の全7小中学校と13保育・幼稚園に対し、清掃用具購入費35万円を寄付した。6日、新井会長が飯坂保育園を訪れ、年長園児らにほうきや柄付きたわしなどの清掃用具10本を手渡した=写真。新井会長が「このほうきやたわしを使って、これからも保育園をきれいにしてください」と呼び掛けると、園児らは「はい」と声をそろえて大きな返事をしていた。
同会は97年度から市内の全小中学校に対し、清掃用具購入費を寄付。03年度からは私立を含む全保育・幼稚園にも寄付している。金額は均等割り(小中学校1万2千円、保育・幼稚園8千円)と児童・生徒、園児らの人数割りにより、それぞれが希望の用具の購入に充てている。 -
箕輪町議会3月定例会開会
箕輪町議会3月定例会は6日開会し、町が06年度一般会計など補正予算案、町道の廃止・認定、助役の定数を増加する条例の一部改正など条例案、07年度一般会計予算案など39件、議員提案による副町長定数条例制定の追加議案1件の計40件を上程した。上伊那広域連合などの規約の一部変更議案7件を即決した。
06年度一般会計補正予算案は、歳入歳出に各2億8782万2千円を追加し、総額を88億6206万3千円とする。主な事業は、地域介護・福祉空間等整備事業の高齢者と園児のふれあい空間施設の整備で、心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」を移転し三日町保育園に併設する。中部小学校耐震補強・大規模改修・給食室改築工事、東小学校耐震補強工事など。
07年度一般会計予算案は、総額83億2800万円で、06年度当初比8億5700万円、11・5%の増。
平沢豊満町長は07年度施政並びに予算編成方針で、理念に「人口2万6千人から3万人程度の規模の強みを生かしたまちづくりの推進」を挙げ、「施策の選択と集中で21世紀型のまちづくりに積極、果敢に取り組む」とした。重点施策に▽子育て支援施策の充実・強化▽健康なまちづくり▽環境にやさしいまちづくり▽災害に強い安全・安心なまちづくりの推進-など8項目を示した。
新たな副町長制については、「地方自治法改正のねらいを助役2人制で3年半ほど前に先取りしている。今後も行財政改革のさらなる推進などをねらいとした副町長2人制を継続し、自治体間競争に勝ち抜く強靭な町づくりに取り組む」と述べた。
予算編成は、「行政経営型自治体運営で、『足元を固め、夢を育て、町民にやさしい』積極的な行政運営により、第4次振興計画基本構想実現のための予算」と説明した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽「公共工事における賃金等確保法」(仮称)の制定など公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書提出を求める件
◇陳情 ▽日豪EPA/FTA交渉に対する陳情書▽「公共サービスの安易な民間開放に反対し、国民生活の『安心・安全』の確立を求める意見書」提出に関する陳情 -
手良地区が新ごみ処理施設の対策委員会を設置して要望書を提出
伊那市手良地区の「新ごみ処理場建設問題対策委員会」(北原斉委員長)は6日、上伊那広域連合の計画する新ごみ処理場の建設には手良地区にも十分配慮することを求めた要望書を小坂伊那市長あてに提出した=写真。
隣接する野底区が新施設の候補地になることを承認したこと受けて手良地区は、区長会が早々に建設反対の意志を表明。対策委員会を設置するための準備を進めていた。
それに伴い4日、農業、環境、商工業関係団体や小学校PTAなど約30団体の代表と各地区の区長11人で組織する対策委委員会が発足。同地区への配慮と新施設に関する詳しい情報提供を求めて活動していくことを決めた。
取材に対し向山卓郎副委員長は「少なくとも、さまざまなことが分からない現状では反対。正直なところを説明してもらったうえで、委員会としての賛否を再度判断したい」としている。
今後の活動方針については役員会の中で決める予定。 -
信大伊藤精吾教授の最終講義
森林風致計画学などを専門とする伊藤精吾教授の退職記念講演会が3日、南箕輪村の信州大学農学部キャンパスであった。集まった在校生やOBなどに対し伊藤教授は、自身が取り組んできた研究の軌跡を語った=写真。
森林の美しさや快適さを考える風致林施業などの分野で活躍してきた伊藤教授はこの日、「森林風致・風景・造園の研究の軌跡」をテーマとして森林風致研究の変遷を3期に分けて説明。90年代には、都市部での自然環境ニーズの高まる一方、農村部でも地域振興の切り札として放置していた人工林を自然休養利用の場として整備する関心が高まったことなど示した。
会場に駆けつけたOBからは「『一つのものを謙虚な目で見続けていく姿勢が必要なのではないか』という言葉が印象的だった」などという話もあり、ともに過ごした日々を懐かしんでいた。 -
グリーンファームでラン展
250種、1500鉢が並ぶ「ラン展」が11日まで、伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム産直市場(小林史麿代表)で開かれている。色鮮やかなランの数々が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
ラン展は6年目。今年は特に原種を抱負にそろえた。目玉は黄色の花をつけるクリサトキサムで、初心者にも育てやすいデンドロビュームやギンギアナナムなどが人気。日本ミツバチが寄ってくるという「金陵辺」は、県外から買い求めに来る人もいるという。
値段は一般的なラン展と比べて破格となっており、初日から多くのラン愛好家が会場に足を運んでいる。
花の担当者は「お客さんに喜んでもらうことをモットーに安く提供している。来てびっくりして、喜んでもらえれば」と話していた。
営業時間は午前8時縲恁゚後7時。 -
女声コーラス「ザ・シワクチャーズ伊那」が6月発足へ
伊那市名誉市民第1号、作曲家故高木東六さんの遺志を引き継ぐ女声コーラス「ザ・シワクチャーズ伊那」が6月、発足する。5月30日まで、団員を募集している。
高木さんは1945(昭和20)年、東京で空襲にあい、伊那町(現伊那市)に7年半、疎開。「伊那市の歌」や「水色のワルツ」など数多く作曲した。
昨年8月、102歳で死去したが、市役所西側駐車場付近に高木東六さんの記念碑が建つなど伊那市との関わりは深く、いつまでも心のつながりを持って活動していこうと願い、合唱団を立ち上げることになった。
横浜では87年、高木さんの呼びかけで合唱団「ザ・シワクチャーズ横浜」が発足。今も長女緑さんが指導に当たる。
いずれ横浜などの合唱団と交歓会をしたいと考えている。
対象は、歌が好きな60歳以上の女性。市内外は問わない。月会費は2千円。
練習は月2回(月曜日午前10時から)で、伊那市生涯学習センターが会場。指揮者も、ピアノ伴奏者も女性が務め、高木東六さんの作品などを歌う。
希望者は、申し込み用紙に必要事項を記入し、市生涯学習センターの北沢さん(TEL78・5801)へ申し込む。 -
箕輪町議会
副町長定数で議員が定数1人を提案箕輪町の副町長の定数について町議会3月定例会初日の6日、町が定数2人とする議案を提出したのに対し、議員提案で日野和司議員が助役の定数を増加する条例を廃止し定数1人とする追加議案を提出した。
町は03年10月1日から助役2人制を導入し助役と、収入役の事務を兼掌する「行財政改革推進担当」助役を置いている。地方自治法の改正で助役制度が副市町村長制度に改められることに伴い、助役の定数を増加する条例の一部改正案を提出。「助役」を「副町長」に改めるもので、定数は現行通りの2人。
平沢町長は、「引き続き助役2人制を副町長2人制とし、一層の行財政改革と、自治体間競争に打ち勝てる体質確立に向けて積極的な行政経営に当たっていく」と述べ、「少数精鋭で230人体制を狙う。これからの30人近い効率化が大変。行財政改革をしっかりやり、企業誘致、住宅開発・住宅誘致を積極的に進めるため特命の副町長が必要」と説明した。
議員提案は、「町は行政改革の枠組みができ、組織のスリム化などを進める中で、副町長の定数を1人にする」と提案理由を示し、付則で経過措置として現に在職する助役の任期中に限り副町長として在職すること、助役の定数を増加する条例の廃止を挙げている。
日野議員は提案説明で、「行財政改革の枠組みができたとしている。議員定数を削減し、職員数も削減している。副町長を置かなくても職員が補佐する体制ができている。町民感情、財政事情をかんがみ、定数を削減するべき」と述べた。
追加議案の賛成者は3人。「常任委員会でよく議論して結論をだしてほしい」と最終日ではなく初日に提出した。 -
箕輪町交通安全協会総会
箕輪町交通安全協会は2日夜、第50回総会を松島コミュニティセンターで開き、06年度事業報告、07年度事業計画や歳入歳出予算などを承認した。
町の06年の交通事故発生件数は、05年と同じく126件だったが、死者が3人(前年比3人増)、傷者が167人(9人増)で増加した。
小林交石会長は、「町は交差点の出会い頭や高齢者の事故が多い。高齢者の交通安全教室、学校や保育園の交通安全指導などで事故防止に努めたい。今年は3月1日までに町で20件の事故が発生している。1件でも事故を減らし安全な町になるよう今後もご指導、ご協力をお願いしたい」とあいさつした。
07年度の事業計画は、交通安全教育の推進、交通少年団活動、女性部活動、街頭活動、交通安全施設の点検・整備など。
表彰は、伊那警察署長・伊那交通安全協会長連名表彰の交通功労者で川上典子さん(松島)、市川美知代さん(松島)。箕輪町長・箕輪町交通安全協会長連名表彰の無事故・無違反歴50年は矢沢正和さん(松島)、金子勝さん(一の宮)。無事故・無違反歴40年は6人、30年は9人、20年は8人だった。
受賞者代表で矢沢正和さんは、「受賞は交通安全協会員のご指導のたまもの。今後もご指導を承りながら安全に努めたい」とあいさつ。さらに「交通事故で妻を亡くした。事故死は家庭も崩壊し、家族は精神的にもなかなか立ち直れず大変。こんなことは私の家族だけで終わりにしてほしい」と話した。 -
熟成タイプの山ぶどうワイン「信州駒ケ原2006」12日発売開始
高品質を証明する県の原産地呼称管理制度の認定を4年連続で受けた宮田村特産の山ぶどうワイン「信州駒ケ原2006」が12日、いよいよ発売を開始する。3カ月間タンクに寝かせたことにより、認定を同じく受けた新酒「紫輝」と比べ、より熟成した深い味わいに。昨年よりも2600本余り多い9100本を全国出荷する。
「寝かすことによって、渋み、香りなどの落ち着きが増す。まとまりのある味に仕上がった」と醸造元の本坊酒造信州工場=同村新田区=の藤野公宏工場長。
収獲したての原料の良さを生かした軽い口当たりの「紫輝」との違いも楽しめ、藤野さんは「和食にもあう。家庭で気軽に味わってもらえたら」と話す。
ワインは村内13戸の農家が育てた山ぶどうの交配種ヤマソービニオンを仕込み、収獲から2か月ほどで新酒「紫輝」、熟成を深め翌年の春に「駒ケ原」を毎年解禁している。
県はこの山ぶどうワイン2銘柄を含めた県の原産地呼称管理制度認定品を国際食品飲料展(フーデックスジャパン、13日縲・6日千葉幕張メッセ)に出展。飲料食品の関係者が一堂に集まる会場で試飲やPRも行なう。
関係者の注目も高まっており、同工場でも地元を含め積極的に販路拡大を図る考えだ。
「駒ケ原」は720ミリリットル入り1本1900円。問い合わせは同工場85・4633へ。 -
施政方針
飯島町議会は7日、本会議を開き、冒頭、高坂町長は新年度予算を「自立し持続可能なまちづくりの2年目、町長任期最後の年『子育てと活力で未来を拓くいきいき予算』」と位置付けた07年度予算案の大綱を示した。
施策の柱は(1)住民の協働によるまちづくり
の推進(2)子育て支援・若者定住の促進(3)新しい基盤整備や新規企業導入を含む地域振興の促進(4)安心安全なまちづくり(5)継続事業の確実な推進-とした。
高坂町長は「中期総合計画(06縲・0)を具現化するために、厳しい財政状況下においても『次代を担う子どもたちの育成支援』『町の活力』を強力に推進することを念頭に編成した」と編成方針に触れ、具体的施策に▽協働の核となる地域づくり委員会の立ち上げ支援や事業実践に対する支援▽循環バス運行事業(試行運行)▽防災無線デジタル化事業(移動無線を中心にした地域系無線の整備)▽地域交流センター建設▽国道153号伊南バイパスアクセス道路改良事業(町道堂前線)▽地域防災計画の策定と、住民向けの防災しおりの作成▽千人塚配水池に緊急遮断弁の設置▽公共下水道七久保地区浄化センター工事、08年度供用開始▽若者定住促進に向けた特定公共賃貸住宅の建設(2棟12戸)▽新エネルギー源について調査研究▽乳幼児医療費小学校6年生まで拡大▽ピロリ菌スクリーニング検査による胃がん予防▽「こども室」を設置し、乳幼児期から青少年期まで一貫した子ども施策の展開▽七久保小に情障学級の新設、飯島小に1クラス増設-などを挙げ「町長として町民の先頭に立ち、安全で住みよい町・暮らしやすい町・活力ある町づくりに全力を傾注する覚悟。町長以下1枚岩になって、常に住民と気持ちの融合を図るべく、今後の行財政運営に当りたい」と述べた。 -
市立伊那図書館長に平賀研也さん決定
伊那市教育委員会は6日、同市西箕輪羽広の自営業平賀研也さん(48)=写真=を、公募していた市立伊那図書館長に決定したと発表した。市では、一般市民の目で新たな視点に立って図書館経営を展開していくことを目的に図書館長を全国公募していた。
平賀さんは、宮城県仙台市の生まれ。最終学歴は、中央大学法学部卒で、車の輸入卸業者や、総合研究開発機構に勤めた経歴のある人材。米国での勤務中には、事業改革などに興味を持ちイリノイ大学の経営学修士を修めてもいる。
長男が小学校へ入学するのを契機に、教育環境に優れている場所として5年前に伊那市に移り住んだ平賀さん。「自分の経験を地域でも使えないか」と書館長に応募し、これからの図書館運営は、利用者のニーズに応える必要がある竏窒ニ主張。「多くの地域住民と協議しながら進める公共施設づくりに寄与できれば」と豊富を語った。
本との付き合いは、10代後半、特に本を読み親しみがあると話し、そのペースは、毎日1冊ずつの読破だったという。
図書館長の応募人数は、市内20人、上伊那郡内4人、県内4人、県外8人の計36人。図書館長は、書類審査で残った7人の候補者と面接して決定した。北原明教育長は「立派な人材を迎えることができた。図書館の改革へ大いに腕を振るってもらいたい」と期待した。 -
南箕輪村消防団 消防長官「表彰旗」を受賞
消防庁長官表彰の団体表彰「表彰旗」を受賞したとして、南箕輪消防団(228人)の宮島忠夫団長、堀正弘本部長は6日、同村役場を訪れ、唐木一直村長に報告した。受賞は、団体表彰の中で最も名誉のある表彰で、全国47団体、県内2団体が受賞したという。
県下のポンプ操法大会で優勝するなど、これまでの実績が認められての受賞。表彰式は、2日に東京都であったという。同消防団として、消防庁長官表彰は1988年に「竿頭綬」を受けている。
宮島団長が「先輩方努力が評価された。これを機に今後も一生懸命取り組んでいきたい」あいさつ。唐木村長は「団員の確保も大変だが、地域住民の理解を得ながら努力を」と話した。
同消防団は、94年度に上伊那地域で初めて女性団員を加入した団として有名で、来年度の女性団員は、6人から9人に増加する予定。団員の平均年齢も同地域内でも若い、29・6歳だという。
受賞した「表彰旗」とともに村役場へ報告に訪れた宮島団長ら -
新人下平順一氏出馬へ 駒ケ根市議選
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に新人の下平順一氏(55)=無所属、北割二区=が立候補する意向を固めた。同氏は会社役員。伊那北高卒。
新人の立候補表明は5人目。現職では7人が出馬を表明している。定数は15。 -
【記者室】大きな返事 高校卒業式で
高校の卒業証書授与式で卒業生が一人ずつ名前を呼ばれて起立するのだが、その際の返事にそれぞれの個性がにじみ出ていてなかなか興味深い。多くは辛うじて聞こえる程度のつぶやくような声なのだが…▼返事をしない生徒さえも少なくない中で何十人かに1人、腹に力の入った見事な返事をする生徒がいて感心する。皆が小さい声しか出さないのに、自分だけ飛び抜けて大きな声を発するのはちょっとした勇気が要るに違いない▼実社会では、はったりだろうと何だろうと返事は大きい方が周囲から良い評価が得られる。小さい返事の生徒もいずれ気がつくことだろう。3月中旬から下旬にかけて中学校や小学校でも卒業式が行われる。どんな返事が聞けるか楽しみだ。(白鳥文男)
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駒ケ根市チャレンジチャンピオン大会
駒ケ根市体育指導委員会は3日、チャレンジチャンピオン大会を駒ケ根市民体育館で開いた。記録を塗り替えようと親子連れらが会場を訪れ、靴飛ばし、バドミントンのシャトル投げ、1分間の縄跳びの回数を競う早回し跳び、20メートルの距離で競う「片足ケンケン」と「ごしごしぞうきんがけ」、ストラックアウトの6種目に挑戦した=写真。出場者は「我こそは竏秩vと張り切って各種目に挑戦したものの思ったほどの成績が出ず、がっかりした表情を見せながらも気を取り直して次の種目へと挑んでいた。
優勝者は次の皆さん。
◇子どもの部▽シャトル投げ=金山泰河7メートル70大会新▽くつとばし=竹村知哉17メートル10▽早回しとび=竹村みずか144回▽かたあしケンケン=竹村みずか5秒60▽ごしごしぞうきんがけ=金山泰河5秒37▽ストラックアウト=飯田祥史70点
◇大人の部▽シャトル投げ=メランソン・マルコ7メートル20大会新▽くつとばし=メランソン・マルコ23メートル▽早回しとび=メランソン朋枝136回▽かたあしケンケン=下平智彦5秒38大会新▽ごしごしぞうきんがけ=下平智彦6秒96▽ストラックアウト=池田和守65点 -
「集落営農北割・上穂」設立
駒ケ根市の北割一・二区と上穂町区の農業者114人でつくる集落営農組織「集落営農北割・上穂」の設立総会が3日夜、市内のアイ・パルいなんで開かれた。関係者約50人が出席し、規約、07年度事業計画・予算案、役員などを承認した。金田伊佐男組合長は「役員一同研究、検討して組織づくりの準備を進めてきた。関係者の努力と協力に感謝する」とあいさつした=写真。
同組織は5年後の12年をめどに法人化し、作付け面積を現在の66ヘクタールから167ヘクタールに、年間生産量も現在の米351トン、大豆1・4トンから米550トン、大麦13トン、大豆1・4トンに増加する計画。
市内での集落営農組織設立は4番目で、3月末までには全10組織が設立の予定。
役員は次の皆さん。
▽組合長=金田伊佐男▽副組合長=宮沢辰夫、清水丈明▽理事=野々村良彦、池戸功、山田唯人、榎本保雄、久保村宗平、小平操▽監事=吉沢正敏、小平修一 -
のうさん味ネットフェアにぎわう
のうさん味ネット上伊那・上伊那農業改良普及センターは4日、
JA上伊那Aコープ駒ケ根店で、「かあちゃん自慢のふるさと上伊那味づくし」をキャッチフレーズに「のうさん味ネットフェア」を開いた。
上伊那地区で取れる農産物を加工した、みそや各種漬物、おやき、五平もち、パン、切り餅など14グループが出店。「昔ながらの懐かしい味のおみそだよ」「桜のチップでスモークした薫製はおいしいよ」「ちょっと食べて、この漬物一味違うから」と盛んにPRし、熱心に販売。来場者は試食し、1品、2品と買い求めていた。
中沢おやき実演もあり、多くの主婦らが足を止め、手際の良い作業を見入っていた。