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箕輪町成人式
06年度の箕輪町成人式は15日、町文化センターであった。新成人211人が出席し、懐かしい友や恩師との再会を喜び、大人として自覚を胸に新たな人生のスタートをきった。
新成人の有志で組織する成人式実行委員会による式で、対象の新成人は333人(男性152人、女性181人)。みのわ太鼓の祝太鼓演奏で開幕した。
実行委員長の荻原大樹さんは、「成人式を迎え、今度は私達が地域や町を守っていく立場になったと実感している。この先は、想像以上に厳しく大きな壁にぶつかると思うが、仲間達と共にどんなときも夢を持ち、逃げることなく壁を乗り越えていけると思う。この日を境に、少しずつ自分たちの足で立ち、今度はだれかを守ることができる強さと優しさをもった大人として活躍していくことを誓う」とあいさつした。
新成人を代表して唐沢なぎささん、有賀大輔さんが意見発表した。
平沢豊満町長は、「成人として出発する今、自分自身の将来を真剣に考え、積極的かつ建設的な姿勢で悔いのない人生を送ってほしい。公平、公正な実行力を持ち、国内はもとより世界で活躍する日本人になることを期待する」と祝福。恩師7人が祝いのことばを送った。
式終了後は記念撮影と立食パーティーがあった。 -
山寺区で初の盆おどり大会
伊那市山寺区の盆おどり大会が14日夜、伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。子どもから年配者までが集い、にぎやかに繰り広げた。
昨年まで春の運動会だったが、参加者の減少で、盆おどりに切り替えた。
午後7時、駐車場の中心にやぐらを組み、ちょうちんに明かりをともした。スピーカーから伊那節や勘太郎月夜唄などの曲が流れ、徐々に踊り手の輪が広がった。浴衣姿の女性や法被姿の男性に交じり、子どもたちが見よう見まねで踊る姿も。
山下とよ子さん(83)は「盆おどりがあると踊りたくなちゃう」と話し、輪に加わっていた。
区内7町内会が野菜販売、金魚すくい、カブトムシなどの店を出し、地元商工会による流しそうめん、カラオケ大会、子どもを対象とした輪投げ大会もあり、区関係者は「予想以上のにぎわい」と喜んだ。 -
青島で納涼祭
伊那市美篶の青島公民館東側の遊園地で14日夕、恒例の納涼祭があった。地元の村おこしの会メンバーらによる12の出店が並び、夕涼みがてら地域住民や帰省者でにぎわいを見せた。
敷地内に、飲食ができる座席が用意され、訪れた家族連れなどはかき氷、もつ煮、わたあめなどを買い、ビールを飲んだり、焼きそばを食べたりした。
人気だったのは、訪れた人全員が対象となる福引き。当たったしょうゆや油、キッチンペーパーなど日用品を持ち帰った。
納涼祭は、低迷した盆踊りに変わり、91年から出店中心となった。帰省した人と顔を合わせる機会にもなっている。
地元小学生も納涼祭のために書いた花火などの絵を飾った。 -
伊那市成人式 新成人としての新たな決意
伊那市成人式は県伊那文化会館であった。対象者の男子436人、女子429人、合計865人のうち、6割以上の555人が参加。信州伊那太鼓の「祝太鼓」演奏、「伊那市の歌」斉唱、式典後は談話会「トーキングタイム」もあった。
小坂樫男市長は「温かく、時には厳しく育ててくれた多くの人の愛情を忘れず。他人とは違う可能性を信じ、掛け替えのない人生を歩んで」と式辞。新市の町づくりについて「若い創造力、実行力を生かして」と期待した。
新成人代表の岡谷市の保育士、北原千織さん=山寺区水神町出身=は「私たちと一緒に新しい出発をした新市の存在を心強く思う。新成人としての新たな決意、晴れやかな気持ちを忘れず、自分を磨きながら一歩一歩を歩んでいきたい」と謝辞した。 -
地域の担い手自覚新た 5市町村で成人式
伊那市、駒ヶ根市、箕輪町、飯島町、宮田村で15日、それぞれ成人式があった。新成人らは大人としての自覚を新たにした。首長らは地域づくりの担い手としての期待を寄せた。
友人との久しぶりの再会に記念撮影をしたり、携帯電話番号、メールアドレスなどを交換したと、思い出話や近況報告などの立ち話に花を咲かせていた。スーツ、ドレス、浴衣、Tシャツ・ジーパンなど、思い思いの服装で出席。男女とも、黒色などの落ち着いた色合いの衣装が目立った。 -
上農果樹班、日本学校農業クラブ北信越ブロック大会出場
県内の12農業高校が出場した長野県農業クラブ連盟主催プロジェクト発表会・意見発表会の県大会食料区分で最優秀賞を受賞した南箕輪村の上伊那農業高校果樹班が17日から、富山県である北信越ブロック大会に出場する。北信越への出場は2年ぶり。代表の宮本悠里さん(17)は「理解するのも大変で休みも返上でやってきた。県代表として自分たちの成果を存分に発表してきたい」と語った。
果樹班は、ナシ栽培で問題となる凍霜害に負けない受粉方法を研究。現在は、凍霜害を防ぐためのファンを用いる農家もあるが、兼業農家が多い上伊那では、高額なファンを取り付ける農家は少ない。そこで果樹班は、凍霜害が発生した場合でも結実する方法を過去6年にわたり模索。本年4月からは、凍霜害被害が発生した場合、被害に遭わなかった花を確実に受粉させる方法として花粉を混ぜた溶液散布による受粉を研究してきた。
溶液受粉は従来の綿棒による人口受粉より気象条件などを選ばず、実際に自分たちの育てているナシで実験をしたところ、一定の効果があった。
研究当初は、凍霜害に遭った花を受粉なしで結実できるジベレリン散布を用いる研究を進めていたが、農薬取締法の関係でジベレリン散布で結実したナシが販売できないことが分かり、研究を切り替えた。
北信越大会で最優秀賞を受賞すると、全国大会へと進む。 -
横町商店街盆踊り大会
高遠町公民館高遠分館が主催する盆踊り大会が15、16日、高遠町の横町商店街などであった。浴衣をきた親子連れなどが集まり、盆踊りや出店を楽しんだ。
途絶えていた盆踊り大会を復活させたのは4年前。昔は、商店街近くの満光寺で「えんま祭り」が同時に行われ、盆踊り大会もにぎわっていたが、ここ10年はえんま祭りも行われていなかった。
そこで今年は、10年ぶりにえんま祭りを復活。盆踊りとえんま祭りの両方を楽しめるよう寺近くの横町商店街へ盆踊り会場を移動した。満光寺前には昔のように、野菜販売、フリーマーケットなどの縁日も並んだ。
祭りには子どもたちも多く集まり、無料のかき氷を片手にヨーヨー釣りや縁日を楽しんでいた=写真。 -
町1区盆踊り大会
宮田村町1区の盆踊り大会は14日夜、村役場駐車場で開いた。公民館分館(東野昌裕分館長)の主催で200人ほどが参加。輪になって踊り、住民同士がふれあいを深めた。
村内で活動するエアロビクスチーム「ドリームエンジェルス」の園児や女子が、楽しいダンスを披露して開演。
区内有志の踊りサークルメンバーが指導して盆踊りは始まり、多くの住民も踊りの輪に加わった。
新宮田音頭に木曽節とおなじみの曲から、盆踊りには珍しいフォークダンスの「マイム、マイム」まで多彩。夕闇から夜が深まっていくにつれ熱気も高まっていった。
大会は9回目と伝統は浅いが、育成会、PTAなど地域が一つになって協力。
ヤキソバや綿菓子、飲み物などを提供する屋台も設けたほか、子ども花火大会もあり、世代を超えて多くの住民が盆の夜を満喫した。 -
宅幼老所わが家で、涼感満点流しソーメン
宮田村町1区の宅幼老所・わが家(大石ひとみ代表)はこのほど、暑い夏を元気に乗りきってほしいと、流しソーメンを行った。涼感満点の食事に利用者は笑顔。モリモリ美味しく食べた。
屋内に流すための竹を手づくりで組み上げ、準備も万端。水とともに勢い良く、ソーメンを流した。
と思ったら、ソバやミニトマト、はたまたチクワまで。
「何でも流してみるか」と豪快に笑うスタッフを尻目に、利用者のおじいちゃん、おばあちゃんは冷静にソーメンにハシを伸ばした。
「美味しいね」と大満足。激流を下るように次々と流れてくる食材に驚きながらも、みんな笑顔が広がっていた。 -
長谷市野瀬で入野谷夏祭り
伊那市長谷で14日夜、市野瀬入野谷夏祭りがあり、地域住民や帰省客らが大勢集まり、多彩なイベントを楽しんだ。
7月の豪雨の影響で伊那まつりや地元の入野谷祭りなど例年の行政主導による夏祭りが中止になったことから「地域の活性化や明日への活力を見出そう」と、旧伊那里地域の中尾、市野瀬、杉島、浦の4地区で企画。区、農業、商工業、住民団体など各種団体の代表者で実行委員会(実行委員長・小椋勝司市野瀬区長)を組織した。
会場には飲食などの出店が並び、住民団体による太鼓演奏、手持ちやナイアガラといった花火大会、中学生以上30人が参加して、1分間に何杯食べられるかを競った「そうめん早食い大会」などのイベントを繰り広げた。
スイカ割り大会では、目隠しをした子どもたちが、「右右、もう少し左」との周囲の声を頼りに、スイカを目掛けて棒を振り下ろした。的中すると大きな歓声があがり、その場で味わった。
地元に残る「ざんざ節」をはじめ、新市発足、権兵衛トンネル開通から「伊那節」と「木曾節」を取り入れた盆踊りを区民全員で踊った。 -
長谷中尾で区民運動会
伊那市長谷中尾の区民運動会が15日、中尾座グラウンドであった。子どもからお年寄りまで大勢が参加し、さまざまな競技に挑んでそう快な汗を流した。長谷公民館中尾分館(西村周司分館長)主催。
区民の親ぼくと地域活性化を目的に、20年以上続く、帰省者が多いお盆の恒例。二人三脚や満水リレー、むかで競争など全15プログラムがあり、3常会で競った。
むかで競争は、男3人、女2人の5人で一組になり、全員の足を片足ずつひもで縛ってスタート。「イチ、ニ、イチ、ニ…」との掛け声で息を合わせてゴールを駆け抜けた。なかには、何度も転倒してしまうチームもあり、会場の笑いを誘う場面もあった。
パン食い競争は、男女別。ひもにつるしたパンは揺れに揺れ、選手たちは悪戦苦闘。口を大きく開けて必死に食い付いていた。どの競技も声援が飛び交い、区民が一体となって楽しんだ。
中尾分館では「地域がさびれないように、長年続く行事は継続してやっていけるように頑張り、活性化に結びつけたい」と話す。 -
村公民館「こども森林教室」開催
南箕輪村公民館の「こども森林教室」が12日、大芝高原であり、小学生や保護者ら15人が「みんなの森」を散策して森林について学んだ。
子どもたちは、講師の森林インストラクターの平林和彦さんから木々の特徴などについて教わりながら魅力を探り、森林保護の重要性や貴重な財産としての認識を深めた。
木々や木の実についての解説を聞いた子どもたちは「これは何の実ですか」と積極的に質問し、興味を示していた。また、間伐して日光を浴びせる必要性といったより良い森林を保つための説明も受けて、関心を高めていた。
昨年度始めた月1回の「いろいろ物作り体験会」の今月の企画。体験会は、行事の飾りものや季節に合った遊び道具などさまざまなモノ作り体験を通して、子どもたちが日本の伝統文化などに理解を深めている。 -
お盆のにぎわい
盆休みに入り、飯島町の与田切公園は、近隣の家族づれや県外からのキャンパーで賑わっている。
赤松林に展開するキャンプサイトは隙間なく、色とりどりのテントの花が咲き、バーベキューコーナーでは、肉の焼ける香ばしいにおいが立ちこめ、子どもたちの食欲を刺激、「おいしいね」「いくらでも食べられる」と笑顔が広がる。
超軟水でおいしい水と折り紙付きの「越百の水」の水場では、水を汲む人、飲む人で列ができた。 -
ふきはら大学、心の豊かさと笑いについて学ぶ
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」が11日、箕輪町文化センターであった。約15人が参加し、伊那市の西箕輪公民館長・城取茂美さんから、心の豊かさや笑いのある人生について学んだ=写真。
城取さんは、戦後の人々の生き様や西箕輪公民館で昨年からはじめた小学生の通学合宿などを話題に講演。
戦後まもなくの生活は苦しく、先の生活もままならない状況にあったが、人々を励ます素晴らしい歌もたくさん生まれ、支え合いながら生き抜いてきたことを説明。「貧しくても良き時代だった」として、その“良さ”は、これからの社会にも引き継いでいく必要があることを語った。
また、小学生が親元を離れ、公民館から通学する「通学合宿」は、子どもたちが自信を持てるようになるだけでなく、親にとっても子離れの一歩になっていることを示した。 -
かま塾でフナ・金魚つかみ
地域の子どもを地域で育てようと活動する南箕輪村神子柴の「かま塾」は12日、区内の田んぼでフナ・金魚つかみを楽しんだ。小学生が泥まみれになりながら、夢中になってフナなどを捕まえた。
フナと金魚は、神子柴区の有志でつくる「たのしくやるかい」が育てている。金魚は区の夏祭りの金魚すくい、フナは敬老会に甘露煮にしてふるまうためで、4月にいけすから田んぼに放した。
金魚は毎年、夏祭りで余るほどの数が育つが、今年は少なく、子どもたちは泥の中に光る赤い色を目を凝らして探した。「捕まえるのは簡単」「片手で捕れるよ」と、顔にも泥を飛ばしながら、一人10匹以上を素手や軍手をして器用に捕まえていた。 -
美里のマスつかみ大会
中川村美里の美里釣りクラブ(白沢文雄会長)は14日、美里分館と共催で「マスつかみ大会」を長岩沢で行なった。
20年前から青少年健全育成を目的に実施されているお盆恒例のイベントに、子どもや大人約60人が参加した。
長岩沢を3カ所で堰き止め、25センチ前後を中心に、500匹、70キロのニジマスを放流。中には40センチ以上の大物も混じった。
「ここにいっぱいいる」「大物がそっちに逃げたぞ」と大騒ぎしながら、命からがら逃げ回るニジマスを追いかけ、子どもも大人もマスつかみに熱中した。
捕まえたニジマスは会員にわたぬきをしてもらい、家に持ち帰った。 -
「ネイチャー伊那谷」第12回写真展
駒ケ根市、飯田市などに在住のアマチュア写真家クラブ「ネイチャー伊那谷」(片桐勝彦会長)は第12回写真展「自然賛歌」を駒ケ根市の市立博物館市民ギャラリーで18日まで開いている。中央アルプス駒ケ岳の四季折々の表情を見事にとらえた作品や、コマクサなどの愛らしい高山植物を撮影した写真など、会員7人がそれぞれ撮影した自信作60点を展示している。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時(最終18日は午後4時30分)。問い合わせは同館(83・1135)へ。 -
東伊那野球大会
戦後間もなくから続くお盆の恒例行事「東伊那軟式野球大会」(東伊那体育協会主催)が14日、東伊那小学校グラウンドで開かれた。分館ごとの5チームが出場してトーナメントを戦い、決勝戦で「伊那チーム」が「塩田チーム」を7竏・で破って優勝した。
グラウンドには朝から真夏の太陽が容赦なく照りつけていたが、出場者らはへこたれるふうもなく大きな声を出し合いながら元気いっぱいでプレー=写真。20代縲・0代と幅広い年代の出場者が和気あいあいで試合を楽しんだ。比較的狭いライト側をオーバーするホームランが飛び出すと、チーム全員が喜びを爆発させていた。 -
お盆のにぎわい
中川村の桑原キャンプ場は盆休みに入り、お盆の里帰りで帰郷した家族連れや、キャンプを楽しむ県外者で今年1番のにぎわいを見せている。
テントサイトでは子どもたちは広い芝生を走りまわったり、四徳川で水遊びをするなど大はしゃぎ。1昨年整備した石釜も人気で、ピザやパンを焼く家族でフル稼働。
釣堀場でも家族で釣り糸を垂れ、幼児らはつかみどりに興じた。
雑誌で知って初めて訪れたという滋賀県の加藤均さん一家は「川遊びが出来て、子どもたちは満足している」。3年連続、3家族9人でキャンブを楽しんでいるという松本泰明さん(愛知県)は「最小限の設備で、自然な感じがいい」と話していた。 -
中川で交通事故
12日午後零時15分ごろ、中川村四徳の県道西伊那線を走っていた名古屋市北区の会社員中山裕珠さん(24)運転の乗用車が約5メートル下の四徳川に転落。後部座席に乗っていた同市の会社員福本健二さん(27)の長女夢歩ちゃん(2)が右腕の骨を折る重傷を負ったほか、同じく後部に乗っていた名古屋市の女性(24)が右腕打撲、男性(25)が頭の打撲などの軽傷を負った。中山さんにけがはなかった。
中山さんは友人の家族らとともに四徳温泉に向かう途中だった。駒ケ根署は中山さんが運転を誤ったものとみて事故原因を調べている。 -
中沢親ぼく野球大会
駒ケ根市中沢分館対抗親ぼく軟式野球大会(中沢公民館主催)が14日、中沢農村交流広場と中沢小学校のグラウンドで開かれた。8チームが出場してトーナメントを戦った結果「菅沼」チームが優勝した。
出場者らはギラギラ照りつける強い日差しにも負けず、元気に声を掛け合いながらはつらつとプレーを楽しんでいた=写真。
結果は次の通り。
▼1回戦=中割5竏・永見山、下割3竏・中曽倉、菅沼6竏・原、上割6竏・本曽倉▼準決勝=中割6竏・下割、菅沼15竏・上割▼決勝=菅沼5竏・中割 -
集中的な豪雨で北小河内中村地区周辺住民が一時避難
13日夜、集中的な豪雨により、箕輪町北小河内の中村地区周辺住民130人が、北小河内公民館と南小河内公民館に一時避難した。
中村地区は7月の梅雨前線豪雨で、土石流被害を受けた。夜からの豪雨で、中村地区の集落を通る町道は川のように水が流れ、土砂が県道まで達した。
町は午後10時45分に土石流の危険があるとして北小河内中村地区周辺の住民に避難できる体制をとるよう呼びかけ、10時53分に公民館への自主避難を呼びかけた。北小河内公民館に80人、南小河内公民館に50人が避難した。
14日午前零時、大雨警報が大雨注意報になり、雨が小康状態になったため、帰宅してもよい旨を伝え、全員が帰宅した。
この雨により、竹の腰公園上流の仮えん堤より下に積んでいた土のうが2つ外れた。伊那建設事務所では、応急処置として土のうを積み直し、17日以降にコンクリート入りの土のうを積む対応をする。また、水門のゲートを外し、流れた石などは大きな堰に流すようにするため、堰にすでにたまった石などを撤去した。 -
箕輪町民野球大会
箕輪町教育委員会主催の第52回町民野球大会は14日、21チームが参加して番場原運動場であった。昨年より3チーム多く、照り付ける真夏の太陽のように熱い熱い戦いを繰り広げた。
町民の親ぼくを深めようと中学生以上を対象にした恒例の大会。トーナメント方式7回戦で競った。
地区の分館単位や、同級生などで作るチームで、箕輪中学校野球部も出場。毎年参加する常連が多く、盆野球のために地元に帰ってくる人もいる。
「盆野球の楽しみは試合後の慰労会」で、大人は目の前にちらつくビールや焼肉を楽しみにプレーに熱中。1試合でレフトスタンドに2本、ライトスタンドに1本の計3本のホームランにベンチが沸いたり、「打ったらちゃんと走れよ」「打たせてくれたらビール半額にするよ」などと野次も飛んだり、真剣勝負の中にお祭り気分も加わり、試合を楽しんでいた。 -
沢尻区民まつり
子どもみこしが練り歩き南箕輪村沢尻の区民まつりが14日、地区内の児童公園であった。小学生による子どもみこしの練り歩き、盆踊り、出店などで区民が夏祭りを楽しんだ。
子どもみこしは、子ども会とPTAの行事で、神社「日光月光」のみこしを引く。みこしは大小2基あるが、今年は大きなみこしを南部小学校の1年生から6年生までの25人が引いた。
そろいの法被姿でみこしと一緒に神社前で記念撮影し、区内を一周する練り歩きに出発。高学年が担ぎ棒を持ち、低学年はみこしにつないだロープを引き、笛の音に合わせて「わっしょい、わっしょい」と元気よく声を出して歩いた。
子どもの掛け声が聞こえてくると、住民が家の外に出て見物したり、子どもたちに声援を送った。 -
ハチの巣が少ない
ハチ文化が息づく伊那谷。本年は、クロスズメバチをはじめ、アカバチ、アシナガバチなど全般に、ハチの巣が少ない“不作年”のようだ。伊那市内で計画されていたハチ追いイベントも中止になっている。
伊那市地蜂(じばち)愛好会の小木曽大吉会長は「長年、ハチ追いをしているが、こんな年はない。“豊作”だった昨年に比べて、10分の1ほどではないか」と話す。
ハチ追いは例年6月下旬縲・月中旬ごろで、8月に入ってからハチの巣を探すことはないという。
ハチの巣が少ない上、飼っているハチでさえ▽女王蜂がいても新しく卵を産まない▽ハチの巣づくりが3、4段で伸びてこない竏衷オ。
信州日本みつばちの会の富永朝和会長=中川村柳沢=は、春先の天候不順が要因という。女王蜂自体が狂い、卵を生むのをやめたり、暖かくなって生んだりと巣づくりに影響を与えている。そのため、巣が育たない。
雨が続けば、土の中に巣をかけるクロスズメバチは、湿気は入り、カビがふいて女王蜂がいられなくなる環境になるそうだ。
全般に不作だが、姿を見せていないオオスズメバチは例年より半月遅れで、これから出てくると予想する。
市地蜂愛好会は13日、親子らを対象にしたハチ追い体験学習を計画していたが、ハチの巣がないため、中止にした。
また、伊那市の鳩吹公園で26縲・7日にある野外イベント「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)のメニューに盛り込まれていた「すがれ追い」も中止と判断。1回目から続いていた唯一のメニューだった。ハチ追い希望者は、第2希望のメニューに回す。 -
中溝通りで歩行者天国
伊那市の中溝通りで12日夜、第6回歩行者天国があった。ゲームコーナーやバンド演奏などがあり、浴衣姿の若者らが夏の夜を楽しんだ。
イベントは、中溝通りの沿線住民でつくる「中溝の会」(松本守博会長)が市街地活性化事業として例年、「伊那まつり」に合わせて開いている。今回は、7月の梅雨前線豪雨の影響で、開催日を1週間遅らせた。地下に店を持つ会員の中に、店内が水についたところもあったそうだが、イベントに向けて準備を進めてきたこともあり、元気を出そうと開催を決めた。
歩行者天国は中溝通りの延長300メートル。沿道の飲食店は、路上にテーブルを並べ「ビールはいかがですか」と呼び込んだ。訪れた人たちは、その声に誘われ、のどを潤していた。
また、地元で活動するバンドなど4団体が演奏したり、会員がヨーヨーつりや射的などのゲームコーナーを設けたり、にぎやかに繰り広げた。 -
伊那部町骨とう市に600点
伊那市西町の旧井沢家住宅で14、15日、伊那部骨とう市が開かれている。15日には納涼祭もある。
「昔懐かし骨とう市」には真空管ラジオをはじめ、中村不折など地元作家を含む掛け軸、陶器類、時計など600点がそろう。中には、江戸時代の商人が使っていた木製金庫、明治時代の伊万里焼のつぼなどもある。
訪れた人は手に取りながら、興味深く見入っている。
15日は午前9時縲恁゚後6時。
納涼祭(実行委員会主催)は午後3時縲・時、伊那部集会所周辺が会場。
自由参加のカラオケ大会、輪投げやヨーヨーつりなどの「ちびっこ広場」、全員参加のビンゴゲーム、手持ち花火などを企画。宮田村在住の演歌歌手・栃若さんも登場する。
また、とん汁、かき氷、冷やしそうめん、ビール・酒などのサービスもある。 -
南箕輪中 77年度卒業生3クラス同期会
南箕輪中学校を1977(昭和52)年度に卒業した同級生3クラスの同期会が12日、同校であった。28年ぶりの集まりに学友らは、昔を振り返りながら、思い出話に花を咲かせた。
学年のうちの1クラスが8年前から、4年に一度の同級会を開いていたのをきっかけに、初めて同期会を企画。担任教師ら3人を迎え、計約50人が学び舎に集まった。
写真や文集などをそろえた教室では、昔のように出席を取ったり、現職の恩師による社会科の授業を受けた。「女性は旧姓で」などと、久しぶりに呼ばれる名前に照れ笑いするなど、学友らの響き渡る声が思い出の学校に戻っていた。
有賀公雄さん(44)=南箕輪村北殿=は「皆変っていて誰だか分からない人もいた。でも、話をしているうちにしゃべり方のくせなどで昔を思い出した」と笑顔で話した。 -
南箕輪 柳沢教授迎え「運動プログラム」研修
南箕輪村は12日、村役場で、村内の保育士、一般を対象とした「運動遊び研修講座」を開いた。松本短期大学幼児保育学科の柳沢秋孝教授を講師に迎え、「子どもの脳の発達と運動との関係」について話を聞いた=写真。
運動遊びで前頭葉を活性化させ、子どもたちに集中力や抑止力をつけたい竏窒ニ、06年度から柳沢運動プログラムを全園に導入。事業の一環として開いた研修に約50人が集まった。
柳沢教授は「運動保育援助プログラムの開発に至った背景」「幼児教育と脳」などについて、スライドなどを用いて説明。近年は子どもが幼稚化する逆戻り現象が見られ、遊びは全身運動からテレビゲームへ変化しているという。
原因は運動不足とコミュニケーションの減少だと主張。「まずは動ける体まで、我々大人が支援してあげる必要がある」とし、「楽しく、おもしろい運動の提供を」と参加者へ呼び掛けた。 -
クマに注意
8月に入り、上伊那各地でクマの目撃情報や農作物被害が報告されている。
例年山に食料がなくなるこの時期、クマが里に下りてくる機会も増え、目撃や農作物被害が増加する。
上伊那地域ではこれまで、設置したおりなどで14頭を捕獲。内2頭は射殺し、残りは学習放獣した。県の担当者によると、捕獲数は平年並みだが、豪雨災害以降、おりにかかる頻度が高くなっているという。
例年、西箕輪、西春近などの竜西地区で被害が報告されることが多い伊那市では、7月始めに経ヶ岳植物園で目撃されたほか、民家や集落周辺での目撃もあり、トウモロコシ畑などの食害があった。
ドングリなどが実る9月半ばまでは警戒する必要があり、担当者は「山歩きをする時は、携帯ラジオや鈴など、音がでるものを持参し、出会い頭に遭遇しないよう、注意してほしい」としている。
万が一クマと遭遇した場合は、ゆっくり後ずさりしてその場を離れ、襲われた時は急所である顔、喉、後頭部、腹などを守れる姿勢をとる。