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地球に接近「シュワスマン・ワハマン彗星」に歓声
伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」(野口輝雄代表)は3日夜、伊那市の伊那西小学校校庭で、地球に接近しているシュワスマン・ワハマン第3周期彗星(S・W3彗星)を一般住民と共に観察した。
観察会には親子連れを中心に、上伊那などから約60人が集まった。会員の天体望遠鏡6機を使って、東の空に位置していたS・W3彗星のほか、月や土星なども観察。参加者らは、かすんだ長細い光の彗星を確認すると「わぁー」と歓声をあげた。
岡谷市から家族4人で参加した40代男性は「めずらしい彗星だと聞いていたので、ぜひ見たいと家族を連れてきた。街の明りではっきりしなかったが見れてよかった」と目を輝かせた。
S・W3彗星は1930年、ドイツで発見されたほうき星。5・4年周期で地球に接近し、1995年に近づいた際には4個に分裂し増光した。それから2回目となる本年は、地球に大接近し、肉眼でも分かる彗星となって流れるという。
野口代表によると大接近する12日は、地球と月との距離38万キロの約30倍となる1200万キロまで接近するが、近くで光る満月の影響で観察は難しい。大型連休中は月の影響は少ないので見ごろだという。 -
伊那市立図書館で展示中 フォトクラブ「サンライズ」
銀塩フィルムを支持する写真愛好者でつくるフォトクラブ「サンライズ」(岩瀬健二会長)。写真は陰影が豊かな日の出とともに撮影するのが基本といわれるため、クラブ名は「サンライズ(日の出)」と命名した。
伊那市内の40縲・0代の男女8人で本年1月に発足したばかりのクラブだ。会員は会社員や主婦、定年退職者などさまざま。写真歴も1年足らずの初心者から20年のベテランまでと幅が広い。伊那市野底の「暁写真」を経営する河野宏光さんを講師に、月一回の例会を開いている。
「周りに目が向くようになった。日常生活の中で、皆が見逃している場所に気づける幸せがある」「撮影場所では他のカメラ愛好者とコミュニケーションがとれ、交流が広がった」「自然の美しさを求めて撮った作品を、人に見てもらえることが楽しみ」と会員は口々に写真の魅力を語る。
「良い写真を撮ろうという圧迫を感じるのでなく、楽しんで撮らなければならない。しかし、長続きさせるには楽しい中にも基礎的な知識を学び、それぞれの感性を伸ばしていく必要もある」(河野さん)。
デジタルカメラ(デジカメ)では表現できない銀塩フィルム式カメラ(銀塩カメラ)の魅力の下に皆が集まる。銀塩はデジカメと比べると、画質の大きな要素の1つとなる解像度に違いがあると言われる。低感度の35ミリリバーサルフィルムの解像度は2千万画素以上に相当し、一般用途のデジカメは500縲・00万画素。また、コントラストや明るさ、色の微妙な変化を表現できる良さがある。
写真の色彩などを簡単に加工できるデジカメとは異なり、修正の効かない銀塩カメラ。会員は被写体の美しい一瞬に思いを込めてレンズを向ける。それらの写真には「本当の美しさ」が写し出されている。
クラブ発足後、初めてとなる写真展を伊那市立図書館の広域情報コーナーで13日まで開いている。伊那市高遠町の夜桜、中川村のかやぶき民家など上伊那の風景のほか、国内外で撮影した写真26点を出品。会員それぞれの視点で写した作品は個性豊かで、美しい色彩が来場者の目に飛び込んでくる。
銀塩カメラをすたれさせないよう、会員は自分たちの作品を通して魅力を伝える。「サンライズ」。希望に満ち、これからの活動が開けるようにと会員は願っている。 -
マスダカメラで利用客の写真展示
伊那市西町区のマスダカメラ(増田稔社長)では、利用客が撮った写真を周期的に入れ替えて展示している=写真。店内には外国の風景やサクラの花の写真などが飾られ、来店客の目を楽しませている。
マスダカメラではこれまで利用客の個展をしていたが、4月中旬から多くの人の作品を一度に見られるように変更した。現在は、伊那市や駒ヶ根市在住の写真愛好者6人が、一人数点ずつの合計26点を出品している。
作品は伊那市高遠町勝間のシダレザクラや同市で恒例の「春の高校駅伝」の選手らを写した、季節を告げる写真が多数。アイスランドや台湾などの海外旅行先の風景も並び、珍しい光景に関心が集まっている。
自分で撮っては楽しんでいるという利用客の70代女性は「訪れたことのない場所の風景やいろんな人の作品が見られて楽しい」と眺めていた。 -
第59回県陸上競技伊那大会決勝結果(上伊那関係分)
【男子】
▼一般100メートル(6)三村瑞樹(辰野中3)(8)白鳥徹也(上伊那陸協)▼一般400メートル(6)渡邊洵己(信州大2)(8)池田涼太(上伊那農業高2)▼一般1500メートル(3)北原健介(上伊那農業高3)(4)増澤真吾(信州大2)(5)加藤真彰(信州大1)(6)徳永吉彦(上伊那陸協)(7)宮下大夢(上伊那陸協)(8)福澤一樹(上伊那農業高3)▼中学3000メートル(2)大蔵孝典(赤穂中3)(6)小田原佑樹(赤穂中3)(7)赤澤竜太(赤穂中3)▼一般5000メートル(3)佐々木跡武(上伊那農業高3)(5)唐木智充(伊那北高3)(7)大村英樹(高遠高3)▼中学110メートルハードル(2)赤羽巧(辰野中3)▼一般110メートルハードル(6)森崇貴(駒ヶ根工業高1)▼中学4×100メートルリレー(1)赤穂中(野坂大樹、松尾駿輝、大野裕紀、加藤一樹)46秒49=大会新(5)辰野中(赤羽巧、一ノ瀬黎、林亜希彦、三村瑞樹)▼一般4×100メートルリレー(4)伊那弥生ヶ丘高(中平英貴、北原涼平、唐澤和也、春日徹也)(8)高遠高(野溝亮太、城取寛幸、高橋昌弘、春日豪)▼中学走高跳(3)宮崎友宏(中川中3)(7)瀧澤俊輝(中川中2)▼一般走高跳(3)稲村立吉(高遠高1)▼中学棒高跳(1)松澤ジアン成治(春富中3)3メートル80センチ=大会新(4)春日太陽(春富中2)(5)矢野祐貴(伊那東部中3)(6)正木豊(伊那東部中3)(7)伊藤雅恭(南箕輪中3)稲垣侑希(辰野中3)▼一般棒高跳(2)城取寛幸(高遠高2)(3)松崎孝紀(伊那北高3)▼一般走幅跳(6)北原涼平(伊那弥生ヶ丘高3)▼中学砲丸投(1)中谷俊貴(辰野中3)11メートル29センチ(3)三村瑞樹(辰野中3)(7)中塚渓滋(中川中3)▼一般円盤投(3)福島健一(駒ヶ根陸協)▼一般やり投(5)福島健一(駒ヶ根陸協)(8)加納拓馬(伊那北高2)
【女子】
▼一般100メートル(2)菊池真奈美(伊那弥生ヶ丘高3)(4)林恵理香(伊那西高2)▼一般400メートル(1)仲田千秋(伊那弥生ヶ丘高3)60秒72(3)北原瑞季(伊那弥生ヶ丘高3)(4)栗林夏美(辰野高2)(6)倉田好美(伊那西高2)▼中学800メートル(1)青木美智子(駒ヶ根東中3)2分28秒92(2)池田杏奈(箕輪中3)(4)福沢志穂(駒ヶ根東中1)(5)篠田美樹(駒ヶ根東中2)(6)加納寛子(赤穂中3)▼一般3000メートル(6)井沢里紗(伊那西高3)(7)山田香織(赤穂高2)(8)寺平稚博(駒ヶ根東中2)▼中学100メートルハードル(2)大場沙奈(赤穂中3)▼中学4×100メートルリレー(2)赤穂中(松井萌、大場沙奈、アルッガマゲ左論、赤羽優希)(8)駒ヶ根東中(下島千歩、小池麻美、下島瞳、吉澤文香)▼一般4×100メートル(1)伊那弥生ヶ丘高(北原瑞季、菊池真奈美、小澤智代、仲田千秋)51秒41(3)伊那北高(保科亜希、肥野沙也加、河野千穂、市川ゆう)(4)伊那西高(平澤成美、伊東かほり、中泉有紗、林恵理香)▼中学走高跳(4)金倉和帆(中川中2)(7)下島千歩(駒ヶ根東中3)▼一般走高跳(3)小口紗也加(伊那西高3)(8)山崎愛里(伊那弥生ヶ丘高1)▼一般棒高跳(1)丸山恵理子(伊那北高3)2メートル20センチ▼中学走幅跳(2)桐山明日香(宮田中2)▼一般走幅跳(5)中泉有紗(伊那西高2)▼中学砲丸投(7)宮下花歩(中川中2)(8)宮下摩衣(駒ヶ根東中2)▼一般砲丸投(1)征矢絵莉奈(上伊那農業高2)9メートル36▼一般やり投(1)小林知恵実(伊那西高2)30メートル96センチ -
伊南交通安全協会飯島支会が定期総会
伊南交通安全協会飯島支会(今井豊支会長)の定期総会が28日夜、文化館であった=写真。約100人が出席し、05年度事業報告、決算報告を承認、06年度事業計画、予算を決め、役員改選も行った。
06年度事業計画は▽高齢者交通安全講習会の実施▽夜間外出時の夜光反射タスキの着用指導-などを重点目標に掲げ、重点事項は▽高齢者の交通事故防止▽シートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽飲酒運転・夜間の交通事故防止-などとした。
05年度限りで退任する今井支会長は「シートベルト着用指導を繰り返し実施、ようやく90%以上の着用率となった。高齢者事故抑止にも取り組み、高齢者の関心も高まり、交通安全教室への参加も増えた」と、会長任期の4年間を総括した。
新役員は次のみなさん(敬称略)
支会長=下平憲夫(南実町)▽同副=鎌倉修一(新屋敷)、座光寺正司(赤坂)▽監事=小林博昭(北町)、荒山正弘(春日平)▽参与=今井豊(北町)▽女性部部長=林孝子▽同副=笠原貞子▽青年部部長=山内克文▽同副=新井雅博▽飯島支部長=城取啓治▽田切支部長=細田勝美▽七久保支部長=松村芳彦▽本郷支部長=塩沢正吉 -
第26回高松宮賜杯全日本学童野球大会兼第25回県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会
宮田村新田の宮田球場で3、4日、13チームが出場し、「第26回高松宮賜杯全日本学童野球大会兼第25回県学童軟式野球選手権春季上伊那地区大会」が行われた。
2日目は箕輪中部ヤーキース対箕輪彗星クラブで準決勝が行われ、2対8で箕輪彗星クラブが圧勝し、決勝戦に駒を進めた。
箕輪ジャイアンツ対辰野ヤンガースも、16対4で箕輪ジャイアンツが圧勝した。
箕輪勢同士で戦った決勝戦は8対1の5回コールドで箕輪ジャイアントが優勝。6月3、4日諏訪市で開く南信大会へ駒を進めた。
結果は次の通り
▽優勝=箕輪ジャイアンツ(2)箕輪彗星クラブ(3)辰野ヤンガース、箕輪中部ヤンキース -
こまゆき荘10周年イベント
宮田村新田区の農業体験実習館「こまゆき荘」は3日、オープン10周年記念イベントを同館で開いた。地元農産物や名産品、友好都市の愛知県田原市から直送された海産物などの即売もあり、長蛇の列もできた。
村内の農業女性グループ野ひばりの会は、焼きたて五平餅や梅おこわなど販売。追加でつくるほどの人気を集めた。
スモークウッド・くるみのチーズ燻製なども好評。採れたての山菜や野菜の販売もあり「新鮮でこんなに安い」と買い求める姿がみられた。
田原市の直売コーナーには多くの人が列をつくって並び、販売開始5分ほどで夏みかんが売り切れ。120キロ用意したアサリも10分ほどでなくなった。
村民有志でつくる「信州みやだ梅舞会」のソーラン踊りもあり、来場者を楽しませた。
同館は温泉併設の村の公共施設だが、3年前から第3セクター宮田観光開発に運営を委託。本年度からは同社が指定管理者となり、地域にも根ざした施設として営業している。
この日は村民が入浴半額になるなどのサービスもあり、1日で約1500人ほどが訪れた。 -
声にして「伝えたい」
選んだ楽曲とともに、想い言葉に宮田村福祉作業所は2日、想っていることを言葉に出してみようと「伝えたいコンサート」を開いた。利用者一人ひとりが思い入れのある歌を選曲。歌に関する自身のエピソードを語り、全員でCDを鑑賞した。思い出を振り返ったり、他人の気持ちを思いやったり。声にすることで、閉じこもりがちな心を通い合わせた。
音楽を通じて、利用者の声、そして心の内面をみんなで感じようと企画。ボランティアや住民含め約20人が参加した。
クラシックの名盤からポップスまで多彩な選曲。
ウルフルズの「笑えれば」を選んだ男性は、「自分が以前仕事をしていた頃によく流れていた。聴くと、また仕事をしたいという想いが強くなる」とコメントした。
80年代後半にヒットしたKANの「愛は勝つ」を選んだ女性は、「この歌を聴くと元気になる」と紹介。
「どーんなに困難でくじけそうでも、信じることさ、必ず最後に愛は勝つ」とCDから曲が流れると、参加者から自然と拍手が沸いた。
「そうさそうさ、信じることだ」と話す姿もあり、みんな笑顔で心と心をふれあわせていた。 -
つつじが丘区の健康教室
宮田村つつじが丘区の保健補導員はこのほど、区民対象の健康教室を村研修センターで開いた。村住民福祉課の三浦典子保健師を迎え、脳を刺激する簡単な体操など、楽しみつつ自分の体と向き合った。
三浦さんは、村内の介護保険を受給している高齢者の疾患原因を説明。脳卒中や骨折転倒が多いと指摘した。
さっそく参加者全員で体操に挑戦。手や顔、舌を動かしたり、歌にあわせて指を動かしたり。新聞紙を足の指先でつまんだりと、ゲーム感覚で笑顔も広がった。
「体全体をしっかり使うと、認知症予防にもなる。脳の刺激になり、疾患や転倒予防にもつながります」と三浦さんは話していた。 -
大型連休後半各地で賑わい、キャンプ場には県外客が
大型連休後半初日の3日、晴天にも恵まれて観光地は多くの人出となったが、飯島町の天竜川左岸に新しく開設されたオートキャンプ場「いなかの風」には、中京圏など県外を中心としたキャンパーで賑わっている。
先月末にオープンしたばかりだが、インターネットで知った家族連れらで3、4日は予約で満杯。新しい施設と、棚田の地形を生かした抜群の環境が人気を呼んでいる。
天候にも恵まれ、南北に伸びる中央アルプスの山々が来場者をお出迎え。残雪映える絶景に息を飲む姿がみられた。
家族3人で2泊3日の日程で訪れた東京都の会社員竹歳健さんは「本当に眺望が素晴らしい。滞在中はモトクロスなどを楽しもうと思っています」と話した。
3、4日は、乗馬体験、プロのライダーを招いてマウンテンバイクの棚田めぐり、フルートコンサート、キャンプファイアーなどイベントも目白押し。
5日以降は予約に若干の余裕があるが、子どもが楽しめる企画なども用意している。問い合わせは、いなかの風86・6655へ。 -
駒ケ岳神社里宮例祭
老朽化に伴い、新たに建てた伊那市荒井区にある駒ケ岳神社里宮の鳥居が完成した。3日の例祭で、内ノ萱・天狗の地域住民ら約30人に披露した。
鳥居は高さ3・6メートル、幅3メートル。柱は区有林から樹齢100年のカラマツを、柱の上に乗せた笠木、貫にはヒノキをそれぞれ使った。氏子(室岡智明氏子総代)が費用80万円で、4月初旬に建てた。
明治末期、駒ケ岳登山の伊那口入り口として荒井神社下に「一の鳥居」を建立。62(昭和37)年、交通量の増加で道路を拡幅する際に支障となり、駒ケ岳神社前へ移した。
04年10月、台風の影響で上流の沢が荒れ、土砂がなだれ込んだが倒れなかった。
鳥居の披露後、地域住民は例祭で駒ケ岳登山者の安全と農作物の豊作を祈念。
開山式も兼ね、夏山シーズン到来を告げた。内ノ萱から駒ケ岳へ登るルートは近年、利用者が減っているという。 -
大型連休上伊那各地のキャンプ場や観光地にぎわう
大型連休中、上伊那のキャンプ場や観光地は家族連れや若者グループなどで連日にぎわいをみせている。
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場のキャビンとオートキャンプサイトは3日から5日まで、中京や関西方面を中心とした利用者で予約が満杯。行楽日和となった3日は、自然散策やバーベキューをしたり、釣堀でニジマス釣りに没頭したりと満喫していた。
今春は冷え込みが続いた影響で、キャンプ場に植わるコヒガンザクラが大型連休に合わせるかのように、例年に比べ1週間ほど遅れて見ごろを迎え、利用者たちも「桜が見られるなんて運がよかった」と喜んでいた。
愛知県から家族4人で訪れた磯村貢さん(47)は「初めて来たが、大自然に囲まれ、水の音も聞こえるし、残雪の山々も目にすることができて最高ですね。楽しい連休が過ごせそうです」と話していた。
南箕輪村大芝高原のキャンプサイトも満杯で、年明けから予約が入るほど、例年同様の人気ぶり。
アスレチックに歓声をあげる子どもたちや、心地よい高原の風を感じながらテニスやマレットゴルフなどで軽く汗を流す人の姿もみられ、それぞれ有意義な休日を過ごしていた。 -
ちいむもみじ企画「みんなで、きれいにしま走!拾いま走。」
権兵衛トンネル周辺でごみ拾い上伊那地方中心のランナーで活動するランニングチーム「ちいむもみじ」(唐沢文生代表)は3日、「みんなで、きれいにしま走(しょう)!拾いま走(しょう)。」企画で、権兵衛トンネル周辺などを走りながらごみ拾いに精を出した。
足元を見つめランナーでなければできない活動を-と昨年初めて計画。箕輪町のながた荘周辺とほたる駅伝コースでやった。2年目の今年は、権兵衛トンネル開通に伴い木曽から抜けた伊那谷をきれいにしようと権兵衛トンネル周辺と、ほたる駅伝やはびろマラソンのコースで、チームの主練習コースでもある県道与地辰野線をコースに設定。伊那建設事務所、伊那市から辰野町までの各市町村が後援した。
メンバーや一般のランナーら30人が参加。国道361号と県道与地辰野線の合流点を起点にトンネル入り口まで、広域農道まで、みはらしファームまでの各往復7キロの3コースと、家族参加のウォーキングコース3キロに分かれて取り組んだ。
拾ったごみは空き缶、ペットボトル、ビニールなどが主で軽トラック2台分。一輪車2台、自動車部品のバンパーや排気管、ポリタンクなどもあり総重量約100キロもあった。
参加者は、「一見きれいに見えたけど、合流点からトンネル入り口に向かう国道沿いは、人目につきにくいせいか予想以上にごみが捨てられている」と残念そうに話していた。 -
箕輪東小で春の交通安全教室
箕輪町立箕輪東小学校(宮沢義人校長)は1日、春の交通安全教室で正しい道路の歩き方や自転車の乗り方を学んだ。
1、2年生は正しい歩行や横断の仕方、3、4年生は校庭で、5、6年生は一般道で自転車の乗り方を練習。町交通安全協会役員と箕輪町警部交番の所長が指導し、「基本を守り、事故にあわないよう気を付けて」と話した。
3、4年生は、校庭に道路や横断歩道を書いたコースで、発進や交差点での後方、左右の安全確認を重点に訓練。▽自転車は左側から乗る▽自動車などが来ないか後方を確認し右足からこぎ始める▽横断歩道の手前では自転車から降り手を上げて左右の安全を確認する-など注意点を学び、一人ずつ自転車でコースを走った。
自転車が体に合っていない児童もいて、交番所長は、サドルの高さ、ブレーキの位置や効き具合など家で確認してもらうよう指摘。宮沢校長は、「自分の命は自分で守る。だれも守ってくれない。ルールを守って楽しく過ごしましょう」と話した。 -
箕輪町保育研究会総会
箕輪町保育研究会(会長・岡田さちえ木下南保育園長)は28日、06年度総会を松島コミュニティセンターで開き、本年度の事業計画や予算案を承認した。
事業計画は、研究会(理事会、園長会、主任保育士会、保育士会、給食部会、レポート委員会)、食育についての講演会(6月29日)、講習会(10月ころ)、年齢別話し合い(6月)、クラブ活動など。救急法講習は4月10日から12日にすでに実施。箕輪消防署員を講師に心肺そ生法、けがの手当てなどを学んだ。
昨年度から各園で取り組んでいる食育について町管理栄養士の話もあった。食の体験を積み重ねることで子どもが大きくなったときに自分自身を健康に保つために選んで食べる力をつけることの大切さ、保護者の協力を得て共に食育を進める保育園の役割の重要性なども話した。 -
箕輪町廃棄物不法投棄監視員委嘱式
箕輪町は1日、役場で廃棄物不法投棄監視員を委嘱し、監視業務を協議した。
監視員は、環境保全条例に基づき設置。月1回担当地区を巡視する。不法投棄は早期発見、早期対応が拡大防止になるだけでなく未然防止にもつながるため、不審な行為が見られたときや不法投棄があった場合に町に報告する。
監視員は河合満夫さん、唐沢弘三さん、片桐良彦さん、山下一夫さん、春日幸雄さん、藤沢和男さん。任期は06年5月1日から08年4月30日までの2年。
桑沢昭一助役は、「不法投棄は後を絶たない。監視は未然に不法投棄を防ぐことが大きな目的。大変な仕事だがぜひご協力をお願いしたい」とあいさつした。
05年度のごみ不法投棄は17件。投棄場所は帯無川沿いの道路、事業所駐車場、バイパスの側道、排水路、荒廃農地、水路、原野など。事業系ごみ2件、家庭系ごみ16件。袋や段ボールに入ったごみのほか布団、ミニコンポ、冷蔵庫、テーブルがあった。 -
【記者室】ああ大型連休
大型連休真っただ中。各地へ行楽に出かける皆さんも多いことだろう。国内は混むから海外に竏窒ニしゃれ込む人もかなりの数に上るという。中には暇を持て余して困っている人もあるようだ▼だが日本中が休日を楽しんでいるわけではない。普段と変わらず仕事に明け暮れている人もある。警察、消防のほか、電車やバスなどの公共交通機関。旅館、食堂、商店などのサービス産業。新聞、テレビなどの報道機関…▼昔は「日本人働き過ぎ。もっと休日を取れ」と外国から言われていたが、企業も学校も週休2日で今やその面影はない。皆が懸命に働くことで築き上げてきた今の繁栄は今後どうなっていくのだろう。などと考えるのは連休を取れない者の単なるひがみか竏秩B(白鳥記者)
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布マルチ体験会
駒ケ根市の天然素材家具製造の工房楽木、伊那市の福祉事業所「どうぞのいす」でつくる伊那谷工房(牧野郁生代表)は地球環境にやさしい米づくりをしようと今年新たに取り組む「エコロジー米プロジェクト」の一環として3日、駒ケ根市東伊那の牧野さん方で布マルチ体験会を開いた。約10人が参加し、初めての布マルチの敷設に取り組んだ。晴天に恵まれたものの時折強い風が吹く天候の中、風によるめくれ防止のため動力ポンプで水を吹きつけながらローラーを引いて布マルチをゆっくりと10アールの田に敷き詰めた=写真。
マルチが水平に敷設されていないと根が水につかない部分ができるため、田の表面はあらかじめ真っ平にしておくことが必要。牧野さんは「10年間米を作っていなかった田ということもあってなかなか平らにならず、バックホーなども使って苦労しながら何とかならした」と話す。エコロジーのため、ポンプやバックホーの燃料にはBDF(バイオディーゼル燃料)を使い、肥料には工房で出たおが粉や人糞などで作った堆肥を使うという徹底ぶり。参加者らは、この熱意と努力が収穫に結びついてほしい竏窒ニ期待を込めて作業に励んでいた。
布マルチはくず綿で作った不職布シート。2枚のシートの間に4列に並べた種もみを挟みこんである。田植えと除草の手間が省ける上、約50日で分解されて有機肥料になる。 -
馬見塚蚕玉神社祭典
駒ケ根市福岡の馬見塚蚕玉神社で3日、例大祭が行われた。晴天に恵まれて多くの家族連れなどが訪れ、もち投げ・宝投げやブラスバンドの演奏、軒を並べた多くの屋台での買い物などを楽しんだ。
呼び物のもち投げ・宝投げは午前11時30分と午後2時30分の2回行われた。高いやぐらの上から投げられる縁起物のもちや菓子などを取ろうと多くの人が群がり、われ先にと奪い合う光景が見られた。
昼時になると家族連れが芝生の上にシートを広げて座り、屋台で買い求めた焼きそばやお好み焼き、たこ焼きなどを囲んでくつろぐなど、のどかな連休の一日を楽しんでいた。 -
西早稲田中学校が食育給食のための視察
伊那市高遠町の農産物を通して、生徒たちに食と農の大切さを伝えていこう竏窒ニ、東京・新宿区の西早稲田中学校(津村由和校長)の教諭ら3人が2日、高遠町を訪れた。
同校は、顔の見える生産者から直送された野菜を給食に使うことで、食や農に対する生徒たちの関心を高めようと計画。新宿区の友好都市であった旧高遠町に協力を依頼し、農産物を給食に供給できないか検討してきた。
この日は、これから供給していく予定となっている「高遠味噌(みそ)」の加工所や「高遠さくら米」の生産現場などを視察。訪れた担当者は「送ってもらったサンプルを東京で食べたが、高遠さくら米は粒がしっかりしていて甘みもある。おいしい。今後は生徒たちが直接農業体験に参加することなども検討していきたい」と話していた。
高遠さくら米と高遠味噌の供給は5月に開始する予定。そのほかの野菜も供給の検討進めている。 -
第59回県陸上競技伊那大会
第59回県陸上競技伊那大会が3日、伊那市陸上競技場であり、3種目で大会新記録が誕生した。上伊那勢は赤穂中学校が中学男子4×100メートルリレーで、松澤ジアン成治君(春富中3)が中学男子棒高跳びで大会記録を更新した。長野陸上競技協会、伊那市など主催。
高校生はインターハイ予選に向け、中学生は冬期練習の成果を試す競技の場。本年は昨年と比べて全体で7人少ない、一般・高校生285人、中学生592人の合計877人(男子485人、女子392人)がエントリーした。
県内各地から集まったアスリートたちはトラック、フィールドの42種目で力を競った。選手たちは会場からわきあがる友人などからの声援を一身に受け、自分の実力を発揮しようと熱の入った競技を繰り広げた。
松澤は棒高跳びで大会記録を20センチ上回る3メートル80センチを跳んだ。
「1回跳んでみたときに調子がよいことが分かった。4メートル越えを狙っていたが、今シーズンに入って3回目の大会なのでまずまずの結果。大会記録の更新はうれしい」と話した。
(競技結果は後日) -
伊那市の富県公民館・高烏谷山区民ハイキング
五月晴れの3日、第39回高烏谷山区民ハイキングがあった。伊那市の富県区民など約550人が青空の下、息を弾ませながら8合目にある「つが平」(標高1220メートル)を目指して歩いた。富県公民館(伊藤恒良館長)主催。
区民の健康増進と地区東西の交流を目的に続く恒例行事。6地区の区民が5カ所からそれぞれ高烏谷山を目指し、8キロ前後の道のりを2時間ほどかけて登った。
参加者は父親に背負われた幼児や、杖をついた高齢者など、年齢はさまざま。残雪の中央アルプスを木々の間から眺めながら、それぞれのペースでハイキングを満喫した。
つが平では山を挟んで東西に分かれる新山小と富県小の児童らが校歌を歌い合う「東西交流」や、富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」の太鼓演奏などもあった。
同地区貝沼の北澤明彦さん(33)は3歳の二男を背負い、家族5人でハイキング。「最初のうちはしっかり歩いていたんだけど…。背負ってあげたら背中で寝てしまっていました。これからも毎年参加して子どもの成長を見守りたい」と話していた。 -
あす 大道芸フェスタ
伊那市商店街活性化イベント委員会は5日、中心商店街(通り町3丁目竏樗ェ幡町)で「2006大道芸フェスタin伊那」を開く。午後0時30分縲・時、会場は歩行者天国となり、大道芸やゲームなどのイベントが繰り広げられる。
フェスタは新伊那市誕生、権兵衛トンネル開通を記念し、例年5月5日に開いている「こどもの日歩行者天国」の内容を組み直す中で企画した。
出演する大道芸人は、ジャグリングやアクションスタントショーなど8人(団体)で、地元からはアートバルーンのゴンベエワールド、歌舞劇団「田楽座」、笛師九兵衛が出演する。
また、各商店街で、機関車と遊ぼうHOゲージ大運動会をはじめ、輪投げ、ヨーヨーつり、ルーレットゲーム、マジックキーホルダー作りなどがある。
イベント開催に当たり、会場と周辺道路は交通規制され、自転車の乗り入れも禁止となる。
大道芸人の出演時間は次の通り。
▽ゴンベエワールド=午後0時45分・中村カメラ前、2時15分・あるしん伊那北支店前▽田楽座(民俗芸能)=0時45分・いなっせ前、2時15分・伊那郵便局前▽笛師九兵衛(辻音楽師)=0時45分・伊那郵便局前、2時・伊那橋▽おいかどいちろう(舞踏)=0時45分・あるしん伊那北支店前、1時45分・いなっせ前、3時・伊那橋▽Kei(ジャグリング)=0時45分・伊那橋、1時45分・中村カメラ前、3時・いなっせ前▽笑撃武芸団(アクションスタントショー)=1時半・伊那橋、2時半・いなっせ前▽エモリハルヒコ(紙芝居)=0時30分・2時半・いなっせ多目的広場、1時半・セントラルパーク▽あまる(コメディー)=1時15分・いなっせ前、2時半・伊那橋 -
国少で五月人形展
伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家は31日まで、正面玄関ギャラリーに五月人形を飾っている。
自然の家では、桃の節句や端午の節句、七夕などに合わせて、高遠町を中心とする住民から、家庭で使わなくなった人形などを借り受けて展示し、日本の伝統行事の由来などを子どもたちに紹介している。
五月人形は、よろいかぶとや武者人形、大将飾りなど約50セットを並べた。どれも勇ましく、立派な人形飾りで施設利用者たちも見入っている。
また、19日までは正面玄関周辺4カ所に鯉(こい)のぼり70匹も泳がせている。
自然の家では「子どもの健やかな成長を願う親の気持ちが端午の節句という行事となっていることなどが子どもたちに知ってもらえる機会となれば」と話している。
問い合わせは、国立信州高遠青少年自然の家(TEL96・2525)へ。 -
福与の農地を守る会が荒廃農地にアケビ植える
箕輪町福与の兼業農家などの有志でつくる「福与の農地を守る会」(田中喜美春代表、17人)は4月30日、福与諏訪社北にある荒廃農地にアケビの苗木を植えた。
守る会は、荒廃農地の有効利用を図るとともに、退職後の営農などを目的に、一昨年12月に結成。今回は、酪農をやめたことにより荒廃化したかつての牧草地約10アールに、アケビの苗木2種・30本を植え、つるをはわせるように竹も立てた。3年後に収穫できる見込みで、出荷する予定という。
これまでに、区内の荒廃農地約20アールにアンズを植えたほか、サツマイモやソバも栽培している。アンズは来年にも収穫ができる見通しで、サツマイモは酒造会社と契約して、焼酎の原料として使う計画だ。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会代議員会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は2日、06年度代議員会を赤穂公民館で開いた。代議員100人のうち約80人が出席し、05年度事業・会計報告、06年度事業計画・予算案などを承認したほか、監事に橋本與美さん、小野一雄さん、竹村政金さんを、顧問に前会長の池上重雄さんを選出した。06年度の主な事業としてマレットゴルフ、ゲートボール、グラウンドゴルフや体育祭など、健康づくりのための各種大会のほか、交通安全教室や研修会などを行っていく。
今年新たに就任した高坂会長はあいさつで「言いたいことはすべて老人憲章に書かれている。よくかみ締めて実行していきたい。一番の目標は健康。そのためには家に閉じこもらず、外に出て体を動かして互いに笑い合おう」と呼び掛けた=写真。 -
金婚式記念して市に寄贈
駒ケ根市上穂北の会社役員林朝昭さん(75)キヨさん(74)夫妻は昨年金婚式を迎えた記念に竏窒ニ陸上競技に使う計時器具などの用品50万円分を駒ケ根市に寄贈した。2日、朝昭さんが市役所を訪れ、中原正純市長に目録を手渡した=写真。林さんは「この機会に市の陸上と教育のためにいささかでも役に立てればうれしい」と話した。中原市長は「市の陸上は昨年の市町村対抗小学生駅伝で優勝するなど、着実に力をつけてきている。寄贈してもらった品がさらなる好成績に貢献することを期待したい」と礼を述べた。
林さんは過去10年間市の教育委員を務め、うち3年は教育委員長、1年は県の教育委員会長を務めた。 -
村職員労働組合がメーデーに団結会
メーデーの1日、宮田村職員労働組合(小林敏雄執行委員長)は通常業務終了後に集まり、役場駐車場で団結会を開いた。村民からの風当たりも強いが、より職場を活性化させ、一致団結して業務にあたろうと確認しあった。
同村では5年前までメーデーにあわせ、村内に事業所を置く複数の組合が参加する連合系、労働系の統一集会を開催。
伊那などの中央集会に参加する組合が多くなり消滅したが、村職労は「5月1日」にこだわり、恒例の団結会を続けている。
小林委員長、元村職員で特別委員の小原勇県議があいさつ。「自治体の果たすべき役割が問われているが、こんな時だからこそ発想を政策に転換することが求められる。縮むのではなく、拡大指向で職場活動にあたろう」と呼びかけた。
各職場でつくったプラカードも会場に掲げ、メーデーの歴史的意義も再認識した。 -
農業日本一の田原市で宮田村の農産物大好評
宮田村は30日、友好都市の愛知県田原市で開かれた農業祭に参加した。アスパラガスやブルーベリージャムなど村の農産物や加工品を販売し、・ス信州みやだ・スをアピール。高原の豊かな産物は、全国一位の農業出荷額を誇る田原市民の人気を集めた。
生産者代表と村職員の4人が、とれたての新鮮野菜をふんだんに抱えて会場へ。
90束持っていったアスパラガスが大人気。「今年は高値で手がでなかったが、宮田村のアスパラは新鮮で価格も手ごろ」と、販売開始から1時間もたたずに売り切れた。
農業日本一の田原市だが、信州の高原で育った農産物はまた別格。地元ではとれないアスパラやブナシメジ、またチーズの燻製、シメジの煮付などの加工品も好評で、昼過ぎには全てを完売した。
両市村は99年に友好都市提携を結び、相互に交流。田原市の農業祭も毎年参加している。
この日も市民とふれあいながら直売。宮田、田原の絆をより一層深めていた。 -
七久保小学校が手紙渡し活動に返事が来ました
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1通の手紙に安全運転への願いと自らの決意を込めて40年間続いている飯島町七久保小学校の交通安全手紙渡し運動に、返信が次々と届き、子どもたちを喜ばせている。
手紙は5年生31人が10日早朝、七久保の広域農道沿いで、無事故を願い通行するドライバーに手渡した。
同校の手紙渡し運動は今年で40年目だが、受け取ったドライバーからの返信はほとんど無かったが、今回は4月末までに封書やはがきなどで6通が届いた。
飯田市の女性からは花柄の便箋で「手紙を読んで、安全の誓いを新にした」。飯田市の男性からは「君も大人になったら、免許を取ると思うが、歩行者だったころの自分を忘れず、交通弱者に優しい運転を」。中川村から飯田市まで通勤している人は「長距離なので、事故を起さないように気をつけている」など書かれている。
同校では「返信をいただいたことで、子どもたちの活動への励みになった」と話していた。