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高遠高1年生「進徳ゼミ」
高遠高校(福沢務校長)の旧高遠藩校「進徳館」にちなんだ総合的な学習「進徳ゼミ」で、新1年生121人が13日、講師を招いて高遠の歴史を学び、桜が開花し始めた高遠城址公園で花見を兼ねてごみ拾いをした。
高校のある高遠の歴史や文化を学び、体感して素晴らしさを再認識するとともに、清掃活動による地域貢献を目的に、1年生の恒例行事。
生徒たちは、前信州高遠美術館長の堀井英雄さんを講師に、高遠の歴史などについて学び、実際に進徳館を見学。また、観桜客でにぎわう城址公園のごみ拾いもした。
園内の桜は一部が開花しているだけだったが、友達同士で散策したり、開花した桜を携帯電話のカメラに収めるなど、有意義な時間を過ごした。 -
【記者室】通年観光に結びつける機会に
桜の話題が紙面を飾る。桜の名所として知られる高遠城址公園。待ちに待った開花宣言が出され、18日ごろに見ごろを迎えるという。連日、全国各地からツアー客などが訪れ、駐車場は満車状態が続く▼観光客の誘導や駐車場整理、料金徴収など1日に市職員らおよそ200人が当たっている。また高遠へ来てもらえるようにと観光客への対応は徹底している。ボランティアで参加する中学生にも観光案内ができるよう講座を開くほどだ。地域に根づく「もてなしの心」に頭が下がる▼本年は権兵衛トンネル開通などによって、32万人の人出を見込む。「高遠の桜」にとどまらず、より合併した地域の資源を知ってもらい、通年観光に結びつける機会としてとらえたい。(湯沢記者)
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みのちゃんバス利用状況まとめ
箕輪町は町内循環「みのちゃん」バスの05年度利用状況をまとめた。04年度に比べ乗車人数が24%増加し、町民の足として活用されている結果になった。
05年度の乗車人数は3万936人。前年度より5908人増えた。前年度と比べ最も利用が増えたのは12月で913人増、次いで多かったのは2月で649人増だった。
年間を通して利用者が増えているが、中学生や冬場の利用が特に増加したという。 -
「まっくん」の刺しゅう作品展示
南箕輪村の大芝荘に、91歳のおばあちゃんの手による村のキャラクター「まっくん」の刺しゅう作品が飾られている。
伊那市にある介護老人保健施設辛夷園を利用しているおばあちゃんが楽しみに縫ったもの。新しいデザインのまっくんで、「まっくんと桜」「まっくんと松」の図柄。一針一針丁寧に刺しゅうしている。
希望者には1枚300円で販売。すでに桜の作品を購入した人もいるという。 -
理容生活衛生同業組合総代会
県理容生活衛生同業組合南信部会は10日、第50回定期総代会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた=写真。諏訪から飯田の7支部の総代約60人が出席し、05年度事業・決算報告、06年度事業計画・予算案を承認したほか、06年度役員を選出した。
新役員は次の皆さん。
▽県常任理事=松澤光洋、菅沼一弘▽県監事=唐木寛武▽南信部会長=中村文明▽同副部会長=辻村章▽南信部会監事=太田正夫、唐澤満男▽同会計=下島善三▽県教育部委員=池上喜郎▽県総務部委員=藤木益男▽県文化広報部委員=下島善三▽県事業厚生部委員=樋口眸、志賀良雄▽県共済部委員=辻村章▽県組織部委員=桜井智明 -
みのわ振興公社
講演会で従業員研修箕輪町のみのわ振興公社は11日、従業員研修で雑誌「KURA」編集長の市川美季さんの講演を聞き、もてなしの心得を学んだ。
市川さんは、「抜本的に視点を変えてできることから始めることが大事」とし、日本5大観光地の1つだった“高原の信州”のネームバリューが下がっていること、高度成長期に作った観光のひな型がそのまま残り現在は人が来なくなっていること-などを挙げ、「発想の転換」の必要性を指摘した。
宿泊施設の印象は「予約の電話とチェックインの応対で決まる」とし、泊まってよかったと思える施設に、その土地をよく知っているスタッフの多さを挙げた。「自分の言葉で語れるサービスをどれだけ自分の中に貯められるかを大事にしてほしい。箕輪にしかないこの景観を自慢して。自慢は来た人には素晴らしいガイドになる」と語った。
権兵衛トンネル開通による観光への影響は、長野県の観光がダイナミックになり県外客が来やすくなった-とし、「観光客が滞留するエリアではなかったが今度は1泊するようになる。観光シーズン本番になると、太い帯になって客が来る流れを強く実感すると思う」と話した。 -
危険交差点に反射材設置
交通事故多発交差点の安全対策の一環として駒ケ根署と伊南交通安全協会駒ケ根支会、駒ケ根市交通安全推進協議会は12日、駒ケ根市内の2カ所の交差点に高輝度反射材約50個を設置した。安協役員ら13人が同市赤穂北割二区下の坊と南割区の交差点に出向き、反射材を一つ一つ接着剤で縁石に取り付けた=写真。
反射材は横9センチ、高さ6センチのゴム製。両面が車のライトなどの光に反射して明るく輝くことにより、ドライバーに交差点の存在を知らせるとともに進入速度を抑制させる効果がある。 -
共同募金高額寄付者に感謝状
県共同募金会は駒ケ根市の高額寄付者3人と2団体に感謝状を贈った。12日、代表者ら3人が駒ケ根市役所を訪れ、同会駒ケ根支会長の中原正純市長から感謝状を受け取った。中原市長は「多くの浄財の寄付に感謝する。募金は80%が駒ケ根支会に還元される。社協を通じて市民福祉増進のために使いたい」と感謝を述べた。
感謝状を贈られたのは次の皆さん。
太田秋夫(町四区)竹内寿一(上穂栄)久村良助(小町屋)駒ケ根ライオンズクラブ、駒ケ根ロータリークラブ -
「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」スタート
駒ケ根市内の花の見所をバスで巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」が12日、運行を開始した。早太郎温泉開湯10周年を記念する温泉郷感謝祭の企画として今年初めての実施。前日からの雨の影響などでキャンセルがあり、初日の乗客は1人と少々寂しいスタートとなったが、晴天の下、大沼湖のザゼンソウやミズバショウ、光前寺や吉瀬のシダレザクラなど6カ所を約5時間かけて回った=写真。
バスは週2縲・回、11月19日まで60本運行する予定。サクラが見ごろを迎える4月下旬にかけては予約が集中している日もあるため、市観光案内所は早めの予約を呼び掛けている。
記念事業実行委員会の宇佐美宗夫委員長は「1年目はまず花めぐりバスを知ってもらうことが大事。じっくり育てて来年以降も継続して運行していきたい」と話している。
問い合わせは市観光案内所(TEL81・7700)へ。 -
壮年ソフトボール大会開会式
壮年、実年、シニアの3クラスで優勝を争う第24回駒ケ根市壮年ソフトボール大会の開会式が11日夜、駒ケ根市民体育館で開かれた。選手ら約200人が出席し、シーズンの開幕を祝った。選手代表の谷村文敏さん(飯坂実年)は「スポーツマン精神にのっとってプレーし、試合後の慰労会ではとことん反省することを誓う」と宣誓して選手らの爆笑を誘った=写真。主催者を代表して市壮年ソフト連盟の松崎勝治会長はあいさつで「待望の季節がやって来た。勝敗にこだわりつつ年齢、体力に応じて悔いのない元気なプレーが展開されることを期待する」と激励した。
あいにくの雨で予定されていた始球式と開幕試合はお流れ。いきなりの予定変更で今後の試合日程の調整を心配する声も聞かれた。
出場するのは壮年(40歳代)14チーム、実年(50歳代)14チーム、シニア(60歳代以上)12チームの計40チーム。市内4会場で10月まで6カ月の長丁場を戦う。 -
宮田小交通安全教室
宮田村の宮田小学校は12、13日、交通安全教室を開いている。各学年ごと歩行や自転車で路上に出て、正しいルールを再確認。事故に遭わないよう、判断力なども養った。
学校周辺を巡るコースで、1、2年生は歩行、3年生以上は自転車で走行した。
そのうち初めて路上の自転車走行が許される3年生は、基本的な乗り方から学習。村駐在所の雨宮則彦所長から、発進、停止、方向指示の出し方などについて説明を受けた。
実際に自転車に乗って練習。ブレーキのかけ方など不慣れな姿もみられ、教諭や雨宮所長からアドバイスを受けていた。
3年生には今後、保護者の許可を得て免許証が改めて交付される。 -
手づくり弁当広げて、桜の下で春を満喫
宮田村の心の病と向き合う当事者グループ「さくら」と村福祉作業所の30人は12日、中川村の大草城址公園に足を運び、花見を楽しんだ。出発前に全員で弁当を手づくり。咲きほこったサクラの下で舌鼓を打ち、春を満喫した。
ビンゴゲームなど楽しみながら、バスで到着した一行。ピンクに染まった木々の鮮やかな姿に「きれいだねぇ」と目を輝かせた。
さっそくシダレザクラの下に陣取り、宴(うたげ)を開始。自分たちでつくったおにぎり、唐揚げ、卵焼きなど色鮮やかな弁当を広げた。
花をめでながら、食欲もモリモリ。ポカポカ陽気にも包まれ、時間を忘れて談笑していた。
さくらは毎年花見を行っているが、弁当持参は初めて。「いつか桜の下でお弁当広げたいね」と話し合っていただけに、今回の花見は格別な様子だった。 -
みやだ夏祭り7月16日に決定
今年で17回目を迎える宮田村の「みやだ夏祭り」の開催日が、例年通りに祇園祭翌日の7月16日に決まった。11日夜に関係者が集まって確認し、慣例に従って大会長は村長、実行委員長は商工会長が就くことも決定した。
村長、助役、議長、農協、商工会、区長会、むらおこし事業実行委員会、祇園祭総代ら関係者が懇談した。
今まで参加団体や区長会などで話し合ってきた内容を説明。
踊りが主体の祭りについて、将来的な活性化の注文はあったが、今回は従来通りの日程で継続することに意義はなかった。
今後は4月下旬に実行委員会を立ち上げて、細部を煮詰める。
また、活性化に向けて実行委メンバーを新たに公募するほか、新規の参加団体も積極的に募る考えで、近く全戸にチラシを回覧する。
同夏祭りは前回2年前から隔年開催になるなど、変化もみられるが、実行委員会事務局の村産業建設課は「若者などより柔軟な発想、意見を吸いあげていきたい」と幅広い参画を求めている。
問い合わせなどは同課85・5864まで。 -
伊那ビジネス専門学校で入学式 目標に向かってまい進
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢岩視理事長)で12日、06年度の入学式があった。上伊那を中心に飯田市から生徒5人が入学し、それぞれの学校生活をスタートした。
入学生代表で堀内志織さん(18)=辰野町=が「自覚と誇りを持って校則を守り学業に専念する」と宣誓。三沢理事長は「すばらしい職場に就職できることを期待する」と式辞し、三沢清美校長は「大きな目標に向かってまい進してほしい」と訓辞を述べた。
新入生5人は情報経理学科(2年制)に2人、OAビジネス学科(1年制)に3人が入学。
伊那ビジネス専門学校は個性を重視しながらビジネスマナーを心得た社会人を育成することが理念。少人数教育でパソコンや簿記などを学び、就職に有利な各種資格を習得することができる。 -
タカトオコヒガンザクラ今日にも開花宣言
「天下第一の桜」とうたわれる伊那市高遠町の高遠城址公園に植わるタカトオコヒガンザクラは、ここ数日の冷え込みなどの影響で予想より開花が遅れていたが、13日にも開花宣言が出される見込みで、町観光協会は週明けごろが見ごろとみている。
城址公園には連日、全国各地からツアーバスが訪れ、12日には城址公園下のバス専用駐車場(80台収容)は午前10時ころから満車状態が続いたが、開花状況によって日程を設定できないツアー客からはため息がもれる状況となっている。
茨城県から訪れた女性(60)は「知り合いから高遠の桜は素晴らしいと聞いて今回初めて来たが、咲いていなくて本当に残念。また、来年を楽しみにしています」と話していた。
それでも園内では、つぼみの桜の木をバックに記念撮影をするグループや、ゴザを敷いて食事を楽しむ家族連れなどの姿が見られた。 -
かんてんぱぱガーデンカタクリ咲く
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンでは、春の山野草が咲き始めた。約200株あるカタクリは、このところの暖かさで一気に開花し、見ごろを迎えている。
今年のカタクリは、開花が例年より1週間から10日ほど遅かったため、ほかの山野草と開花時期が重なった。 現在見ごろを迎えているのは、ミズバショウ、ワサビなど。青紫色の花をつけるタツタソウ、葉がうちわに似ているイワウチワなども咲き始め、園内は春の色彩で溢れている。
同園には80種類以上の山野草があり、今後は、シラネアオイ、ニリンソウ、クロユリなどが、徐々に咲いていく。1週間ほどすれば、別の種類の花が咲き始めるという。 -
諏訪形寿健康体操クラブ本年度活動開始
伊那市西春近の「諏訪形寿健康体操クラブ」(会員25人、野溝弘文会長)は12日、本年度の活動を開始した。
市の高齢者介護課の「高齢者向け筋力向上トレーニング教室」として04年に開講。市の教室指導修了後も参加者の要望にこたえ、地区活動の一環として継続している。
高齢者や軽度の障害を持つ人のうち、簡単な筋力トレーニングで日常生活の維持・改善が期待できる人を対象とし、平均年齢は約75歳。参加者は年々増加している。4月縲・1月に活動している。
初日は、伊那保健センターのインストラクターの指導のもと、筋力トレーニングや有酸素運動を組み込んだ体操に挑戦。仲間と共に、体力づくりを楽しんだ。
昨年12月にあったアンケートでは、約75%が体操を始める以前より「体調が良い」と回答。楽しいので継続したい竏窒ニする意見も多かった。 -
箕輪町町道 落石で1・3キロの全面交通止めに
11日、箕輪町東箕輪の町道で落石があった。同日午後9時ころ、現場を通りかかった町消防署員の通報で分かった。町では危険性があるとして午後10時から12日午前9時30分までの間、同町道の箕輪ダム入口付近から長岡区イベント広場入口の約1・3キロを全面交通止めにした。落石によるけが人はいない。
町などは12日午前8時ころから、道路に広がった落石を取り除き、落下場所には「落石注意」の看板を設置した。
落石は道路に面した斜面の約50メートル上方にある、土留のための石垣(幅5メートル、高さ1メートル)の一部が崩れたのが原因。石の大きさは直径約30センチで、15縲・0個が落下。町職員によると長い間の雨で地盤がゆるんでいたのではないかという。 -
伊那市美篶の上川手区 「地域の子どもを守り育てる会」発足
伊那市美篶の上川手区(北原伍区長)は11日夜、地元公民館で地域の園児、児童、生徒の登下校時の安全などを見守る「地域の子どもを守り育てる会」(春日照子会長)の発足式を開いた。会場に集まった約100人の地域住民は、子どもたちが健やかに育つ環境をつくっていくことを決意した。
同会はパトロールという管理的な取り組みではなく、区民総参加で「普段着のスタイルで子どもの安全を見守る雰囲気づくり」などを目的に活動。具体的には、登下校時間帯に合わせて区民が・ス子どもたちの見える場所で・ス農作業や散歩などをして安全を確保する。
美篶地域では昨年末、笠原地区で初めて「地域の子どもを守り育てる会」が発足。同会会長で美篶青少年育成会の畑房男会長は「他地域では学校ごとにパトロール隊を立ち上げているが、美篶の場合は住民が立ち上がり、美篶全体に広がっていけばと考える」と呼びかけた。
あいさつに立った美篶小学校の片山寛教頭は「美篶地域の12地区が一体となり、自分の地区はぜったい安全に通学させてやるという、連帯感をつくってほしい。それが世の中を変えるきっかけになる」と期待した。 -
桜の木の下で伊那節まつり
伊那市中央区の伊那公園にある石碑「伊那節発祥之地」前で12日、第47回伊那節まつりがあった。伊那節を後世に伝えようと、咲き始めた桜をバックに、伊那節保存会員14人が伊那節を踊った。
まつりには、伊那商工会議所議員、桜愛護会員ら約40人が参加。
向山公人会頭は、権兵衛トンネル開通、伊那市・高遠町・長谷村との合併を新たな交流のスタートと受け止め、伊那節が歌い継がれるよう願った。
伊東義人市長職務執行者も「高遠城址公園、伊那公園、春日公園を結びつけるなど、全市でつながりを持ち、通年観光にしていくべき」と述べた。
そのあと、着物姿の伊那節保存会員が「伊那の華」と題した振り付けで伊那節を披露。太鼓や三味線、歌に合わせて踊り、公園内に訪れた夫婦連れなどの目を楽しませた。
石碑は60(昭和35)年4月、伊那節発祥の地を広く知ってもらおうと市・伊那商工会議所が建立。昨年、石碑の文字が薄れたことから刻み直した。
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伊那公園桜愛護会(伊藤一男会長)は16日午前11時縲恁゚後4時、伊那公園で「太鼓演奏を聴き・カラオケを楽しむ会」を開く。
当日は午前11時から、太鼓演奏で、地元の小出太鼓、伊那太鼓、創龍太鼓が出演。午後1時からはカラオケを楽しむ会で、飛び入り参加できる。
市によると、公園内にソメイヨシノ約270本があり、見ごろは18日と予想している。 -
上下水道使用料納入通知書のバーコードを変更
伊那市は、上下水道使用料納入通知書のバーコードを4区分から1区分に変更した。コンビニエンスストアで使用料を納入する際、待ち時間を短縮することによって住民の利便性を図る。また、高遠町、長谷でもコンビニでの収納が可能となった。
バーコードは、3月検針分料金(2、3月使用量分)から変更。これまで地区、氏名、金額など必要事項を区別していたが、伊那市・高遠町・長谷村との合併を機に、1区分に切り替えた。上伊那では初めての採用で、契約会社を通し、コンビニでのバーコード読み取りテストを済ませている。
収納業務は市役所、総合支所のほか、金融機関、郵便局でも対応。コンビニは02年10月から旧伊那市で取り組みを始めた。受け付け時間に限られない、自宅の近くで支払えるなど利用者は年々増加。現金納付に対し、コンビニは02年度の17%から、04年度には27%に上がった。05年度は30%を超える見込み。
市は、コンビニなどで納入できることを知らない人がいるため、市報などで広くPRし、徴収率アップにつなげたいとしている。
使用料は高遠町が5月から隔月検針、隔月徴収とし、長谷が偶数月に検針、奇数月に徴収する。 -
商工貯蓄共済の融資利子初年度分100%補給へ
宮田村商工会が独自に新制度宮田村商工会は独自に、商工貯蓄共済の融資で初年度分の利子に限って5万円を上限に全額補給する新たな制度を設ける。期限、制限付きながら利子補給・ス100%・スは画期的。同共済は商工会員のほか、会員事業所の従業員も利用可能で「直接的に支援、優遇することで、村内経済の活性化につながれば」と村商工会では話している。
同共済は全国商工会の統一制度として設けられ、商工会員とその家族、さらに従業員も加入できる。
有利な金利で融資のあっせんも受けられるが、宮田村商工会は以前から3年を限度に金利に対して1%の利子補給を実施してきた。
今回はさらにその優遇を増強し、初年度分の利子を全額補給することに。一企業、一個人で5万円の上限はあるが、金利の負担軽減になりそうだ。
該当する融資は返済期限1年以上で、来年3月末までに借り入れたものが対象となる。
財源は同商工会が自立を目指して取り組む独自の収益事業の差益を充てる。
同商工会員は現在278事業所。うち同共済には152の事業者、個人が加入している。利子補給制度に関する問い合わせは村商工会85・2213まで。 -
食育で畑作り
箕輪町長岡保育園でボランティア導入
「にゃんこのて」が一緒に子育て箕輪町の長岡保育園は、食育の一環で取り組む畑作りに地域の人に一緒にかかわってほしいと、初の試みでボランティア「にゃんこのて」を組織した。
町の9保育園は昨年度から食育に取り組んでいる。長岡は本年度、毎週水曜日を「食育の日」とし、主に畑づくりに取り組む計画をしている。
「にゃんこのて」は、地元の民生委員に依頼して50歳代から70歳代の賛同者を募り、民生委員、元民生委員、育児マイスターら7人の女性が集まった。
負担にならないように時間の許す人が参加する形式。活動は入園式の翌日から始まり、20日ころまでは未満児や今年入園した3歳児が保育園に慣れるまでの手伝いをしている。今後は、食育の日に園児と畑で野菜を作り、収穫し、一緒に食べたり調理をする。
今の活動は、毎朝登園からの約1時間、泣いている子、ぐずっている子らに接し、話しかけたり一緒に遊び、子どもが落ち付いたのを見計らって帰る。
「この時期は、泣いている子全員を見てあげたいけど手が足りない」と井沢万寿美園長。園児に平等に接するため、子どもが泣き止むと「ちょっと我慢してね」と次に登園してくる子どもを迎えなければならないため、泣き止んでもしょんぼりしている子、泣けなくて我慢している子らに接してほしい-と協力を依頼した。
「子どもがかわいくて…。私たちも1年生だからわからないけど楽しく手伝っていきたい」「自分の子どもを育てたときよりも落ち着いて接しられる。ちょっと不安だったけど、子どものほうから来てくれるから楽しい」「子どもが安心して園に慣れるお手伝いができればうれしい」とボランティア。都合の悪い日はわずか20分、30分でも手伝いに訪れる。
「細やかに接してもらえるので子どもにとっては幸せ。1対1で接して不安を取り除いてくれる。有難い。感謝、感謝です。ボランティアを取り入れてよかった」と園長。「職員だけの集団ではなく、地域のボランティアも一緒に子どもを育ててもらい、いい子に育ってくれればうれしい」と願っている。 -
フルート教室から「おおるり」飛び立つ
飯島町文化館で11日夜、飯島フルートアンサンブル「おおるり」の発足総会があり、会則や予算、年間の練習計画などを決めた。
1昨年5月から約2年間、中央公民館のフルート教室でフルートのレッスンを積んできた受講生らが独立、文化団体として自主的活動を開始する。現在、会員は中学生から60代まで22人。
代表の横前元美さんは「今日からサークルとして活動を開始するが、さまざまな課題が出でくるかもしれないが、メンバー全員で協力して解決し、楽しいサークルにしよう」と呼び掛けた。
顧問で指導者の原愛子さんは「共に楽しく、オオルリのような、すばらしい音色を目指して頑張りましょう」とあいさつした。
同会はフルートのレッスンを通じて、音楽を愛し、豊かな心を育むとともに、会員相互の親ぼくを目的に結成。練習は全体練習が第2、4火曜日午後5時30分縲怐A文化館小ホール、個人レッスンは第1、3火曜日、文化館楽屋。会費月千円(小・中学生500円)同会では会員を募集している。
詳細は文化館(TEL86・5877) -
1年生の給食始まる
入学式から1週間、中川村の中川東小学校で11日、1年生(杉山祐子、16人)の給食が始まった。
白衣、白の帽子、マスクと身支度を整え、給食室からご飯やおかずが入った平缶、汁ものの缶、牛乳びんの入ったカゴなどを持ち、隊列を組んで、慎重に教室まで運んだ。
牛乳びんやはしを配る人、ご飯やおかずを盛り付ける人、配る人など手分けで、配膳を進めた。
この日の献立は、麦ご飯、ニラスープ、おから入りミートボール、牛乳。
配膳が済むと、杉山教諭は「ご飯は多すぎる人は減らしてあげます。全部食べられそうですか」と声を掛けると、児童らは「食べれます」と答えた。
当番の児童が「そろいましたか」と声を掛け、料理を確認。「では、ごいっしょ」を合図に、手を合わせて「いただきます」で一斉に食べ始めた。
1年生は「ミートボール大好き」「ご飯がおいしい」と、おう盛な食欲を見せて、料理を平らげていた。 -
記者室
##(見出し(1))
記者室大口春
##(見出し(2))
枯れ木ばかりの段丘林の中に、ポッと明りが点ったような黄色の固まりが見える。「ダンコウバイかな、アブラチャン、それともキフジかな」と眺める。「白いのは白梅、濃いピンクは紅梅、淡いピンクは早咲きの桜かも」と山里の景色に目を凝らす。足元のスイセン、タンポポと、小さな春を発見、春の喜びがこみ上げる▼もう1週間もすれば、里山は緑や黄緑と新緑に包まれ、里は桜やモモ、レンギョウと咲き競う百花りょう乱の季節▼陽春の一歩手前の今の季節が1番好き。春爛漫の中では春の喜びが薄れる。人生も同じ、幸福の絶頂期は幸せはわからない。少し不幸の時は幸せは見える。世の中万事、少し足らない位が丁度いい。2分咲きの桜を見上げ、ふと考えた(大口記者) -
宮田小1年生の給食開始
宮田村の宮田小学校で、新1年生の給食が始まった。入学から1週間がたち、元気に学校生活を送ろうと、モリモリ食べる子どもたちの姿がみられた。
多くの児童は保育園や幼稚園で給食は体験済みだが、学校給食は配膳など自らすることも多い。
給食の量も成長にあわせて増えるが、心をこめてつくってくれる調理員の皆さんに感謝し、美味しい給食に舌鼓を打っていた。 -
営農組合懇談会
村内農家全戸参加で設立した宮田村営農組合(原田博安組合長、709戸)はこのほど、各地区で懇談会を開いた。
農地利用委員会と集団耕作組合を再編、一本化する形で今年1月に発足した同組合。地代制度も含めて変更点も多いため、懇談会では事業内容などを説明して組合員に理解を求めた。 -
地域福祉推進セミナー
ご近所同士の助け合いから地域福祉を考えよう竏窒ニ8日、05年度地域福祉推進セミナーが伊那市駅前ビル・いなっせであった。地区社協やボランティア関係者、民生児童委員など約50人が集まり、防災、防犯、予防介護につながる助け合いの重要性を学んだ。市社会福祉協議会主催。
講師の木原孝久さん(住民流福祉総合研究所主宰)は、近隣住民の面的つながりが被災者救済や防犯に果たす効果を示し「こうした被害に遭いやすい要支援者を近所で支えることが重要」と指摘。 しかし介護保険導入以降は「対象者への対応はプロがすべき」という流れがあり、高齢者が近所から疎遠となってしまっている現状を語った。
一方、近所の地域サロン、趣味の場などで認知症高齢者を受け入れている事例を紹介し「その人がやりたい事をし、行きたい場所へ行けることは『その人らしい人生』をおくることにもつながる」とし、生きる意欲や介護予防への効果を示した。
しかし、住民同士の助け合いは『助けて』という当事者の声を受けて発生するため「助けられる側も周囲へ困っていることを発信していくことが重要」と呼びかけた。 -
大草城址公園桜まつり
一部のサクラが見ごろを迎えた中川村の大草城址公園で9日、第12回の桜まつりが開かれた。うららかな陽気に誘われるように多くの見物客が訪れ、よそのサクラ名所より一足早い花見を楽しんだ。青い空に映えるピンクのサクラの下で中川村名物の陣馬太鼓の演奏や獅子舞などが披露され、花見の浮き浮きした雰囲気をさらに盛り上げた=写真。会場では琴、尺八などの演奏やビンゴゲーム、もち投げなども行われたほか、焼きイカやフランクフルト、酒などの屋台が軒を並べ、訪れた家族連れなどの花見客でにぎわった。
公園横に今年新しく完成した駐車場もたちまち車でいっぱいとなる盛況に、整理に当たった担当者は「うれしいが、せっかく来てくれた人にいっぱいで止められない竏窒ニ断るのが心苦しくて…」と話していた。