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2学期終業式
駒ケ根市の7小中学校のうち赤穂地区の3小学校で28日、2学期の終業式がそれぞれ行われた。年末年始休業は各校とも1月9日まで。
赤穂南小学校(白鳥彰政校長)の終業式では児童らによる発表が行われた。2年2組は「なかよしランドまつりでお店を開きました」「みんなで頑張りました」などと2学期の出来事を振り返り、4年1組の児童は、総合的な学習の時間で調べた地震についての学習の成果などを発表した=写真。6年2組の児童らはリコーダーの合奏で『パッヘルベルのカノン』を披露し、全校児童の大きな拍手を受けていた。
白鳥校長は「みんなに力がついたことが分かる充実したいい2学期になった。年末年始休みには家族で過ごす時間を大切にしてください」と呼び掛けた。 -
善意の竹筒募金寄付
駒ケ根市北町の焼肉店「やぶ」の店主藪原勇さんは26日、市役所を訪れ、店のカウンターに置いた「福祉善意の筒」への寄付金2万円余りを「福祉のために役立てて」と市に寄付した=写真。 「福祉善意の筒」は重い腎臓病にかかった薮原さんの長女弥生さんが介護者慰労金などで市に世話になったことへの感謝の思いを込めて始めたもの。弥生さんは11年前に亡くなったが、寄付はその後も続けられ、今年で23年目になる。藪原さんや家族のほか来店客が小銭を入れるなどして募金に協力している。
受け取った中原正純市長は「毎年の善意の志に感謝する。高齢者など社会的弱者のために使わせていただく」と礼を述べた。 -
大原区お供えもちつくり
宮田村の大原区分館(三澤祐治分館長)は25日、お供えもちとしめ縄をつくる会を大原公民館で開いた。子どもを含む区民ら45人が参加し、あと1週間に迫った正月の準備に精を出した。参加者らはそれぞれおやす、輪じめ、鯛飾りなどのしめ飾りをつくったほか、男性らが交代で威勢良くもちをつき、女性らが形よく丸めて鏡餅に仕上げた=写真。
しめ縄づくりの指導に当たったのは元公民館長の仁科智弘さん。「今年はしめ縄の飾りにプラスチック製の物を使うのをやめ、南天や松など自然の物にしたら予算が浮いた」ため、例年行っているしめ縄づくりに加えてお供えもちをつくることにした。区民の評判も上々で、小出義光区長は「喜んでもらえてよかった」と笑顔で話していた。 -
箕輪町沢運動場公衆トイレ完成
老朽化に伴い新しく建設していた箕輪町沢運動場の公衆トイレが完成し27日、引き取り検査があった。30日から使用できる。
05年度コミュニティ助成事業(宝くじ助成金、財団法人自治総合センター)で新築。周辺に小学校、神社、公民館などがあり、地域住民の集う場になっていることや、周辺道路が散歩やジョギングコースになっていることから、利便性を考え、設置場所はグラウンド東側から南側の町道2号線沿いに移した。
木造平屋建17・83平方メートル。男子トイレは洋式トイレ1、小便器2、女子トイレは和式と洋式各1。センサー付き照明、パネルヒーターも設置。グラウンド側と道路側の両方から入ることができ、冬季は北風が入らないようにグラウンド側のシャッターを閉める。
設計はエー・アンド・ユー設計事務所、請負者はコマツ。事業費561万7500円。助成額は250万円。
当初、工期は06年1月17日だったが、区の要望もあり年内にしゅん工した。古いトイレは年明けに撤去する。 -
変動の年へ改革さらに
上伊那の各市町村で28日、仕事納め式があった。
伊那市は、職員約250人を前に、小坂市長が「行政改革の年で、職員一人ひとりが知恵を絞り、一定の成果を挙げることが出来た」と協力に感謝し、継続した取り組みを促した。来年は高遠町・長谷村との合併や、権兵衛トンネルの開通を控え「木曽との交流が広がり、経済、観光、通勤など大きく変わる。合併効果も生かしていかなければならない」と述べた。また、戦後60年を振り返り、命の尊さにも触れた。
市役所や役場は06年1月3日まで休み。 -
みはらしファームで〆の子の飾り付け
今年も残すところ数日となった28日、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」は、正月飾り・〆の子を園内各所に飾りつけた。
〆の子は、今月初めからの「〆の子づくり無料体験」の参加者や施設従業員、伊那東保育所の園児らが手作りした。来年の西暦に合わせ2006本の〆の子を縄につるし、園内各所に張り巡らした。全長は約1・3キロ。
〆の子に宿るといわれる「歳神様(せいのかみさま)」に、願い事を天へ届けてもらおう竏窒ニ、みはらしファームの〆の子には、作った人の願い事が添えられている。「友達と仲良くできますように」「家族が健康で過ごせますように」などが多かった。
〆の子は、年明け1月22日のどんど焼きでしめ飾りなどと一緒にたき、歳神様を天へと送る。 -
高校改革プラン(1)
9月、県教育委員会のたたき台では統廃合の対象外だった諏訪地域でも、削減1校とすることを決定した第3通学区高校改革プラン推進委員会(池上昭雄委員長)は、そこから急速に具体的再編案の検討を進めてきた。当初は「全日制高校削減2校」を突きつけられた上伊那だったが、削減校数が1となり、廃止する箕輪工業への多部制・単位制設置が決定した今、全日制高校存続の願いは叶わなかったものの「地域に高校を残す」という意味で、得た意味は大きい。
しかし定時制高校については、多部制・単位制を箕工に設置する代わりに、箕輪工業、上伊那農業の両定時制が廃止される。
上伊那の場合、現在の定時制高校へ通う生徒らの受け皿となりえる制度を、多部制・単位制の中に充実させる必要があるが、定時制高校関係者や生徒には「多部制・単位制は定時制高校の代替にはならない」とする声もあり、こうした人たちの懸念材料を払拭できるよう、内容の充実が図られなければ、不登校経験のある生徒など、なんらかの問題を抱えた一部の生徒の、進路選択の幅を制限してしまう危険性もある。
◇ ◇
諏訪地域でも、削減1校とすることを決めた第3推進委は、地域の実情に配慮した案を作成するため、各地区の委員で構成する小委員会を編成。それぞれに対し、地域試案の提案を求めた。
試案を示すことに難色を示した下伊那や、地域の動揺が大きい諏訪地域に比べ上伊那は、比較的落ち着いて地域案を受け止めたといえる。
上伊那小委員会が提案したのは▼箕輪工業の全日制・定時制を廃止▼その上で同校を多部制・単位制に転換すること竏秩B同校への多部制・単位制設置に合わせて「上伊那農業定時制の廃止もやむをえず」という方向も示した。魅力ある高校づくりに配慮した結果であることを強調したが、他地域に比べ県教委案と一致する部分が多かった。
廃止・転換の方向性が示された箕輪工業関係者でさえ、比較的冷静に
上伊那案を受け止めたのは、多部性・単位制への転換が、全日制過程に近い高校を地域で存続させていくための唯一の手段だと認識したためだろう。
箕輪町長や箕輪工業PTA、同窓会でつくる「箕輪工業高校の未来を育てる会」(会長・平澤豊満箕輪町町長)の方向転換は、そんな思いを最もよく表している。
当初、未来を育てる会は、箕輪工業全日制の存続を求めて署名活動をしたり嘆願書提出をしてきた。しかし、上伊那小委員会は改めて地域案の中で同校の廃止と、多部制・単位制への転換を求めた。廃止の方向性が濃厚となる一方で、未来を育てる会は、多部性・単位制高校の研究会や視察を実施。その中で参加者たちは「多部性・単位制は限りなく全日制に近い学校にもなり得る」という認識を持つ。12月に開いた会合で、会として多部性・単位制への共通の認識を固め「県教委案をそのまま受け入れるのではなく、地域に即した魅力ある多部性・単位制にする」という条件付で、多部制・単位制の設置を積極的に求める姿勢へ方向転換した。地域に高校を残すことを一義的な目的とした決断だった。 -
宮田小学校終業式
宮田小学校で28日、2学期の終業式があり、1、3、4学年の児童が、今学期取り組んだことを発表の中で振り返った。
総合学習「にじ色の時間」で、りんごを育ててきた3年生の児童は、花摘み作業の様子などを振り返り、楽しかったことや学んだことを発表。野溝和人校長は、お手伝いをして正月を楽しみ、安全に気をつけるよう児童たちに呼びかけた。
児童らはたくさんの荷物を抱えて下校。袋に穴があき、詰め込んだもを落としてしまった児童もいたが、「冬休み、一緒に遊ぼうね」などと冬休みへの期待をはせて帰宅した。 -
冬山は危険です。気をつけて
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会と伊那警察署は28日、仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳などへの登山口となる長谷村の戸台河原に今季の登山補導所を開設した。
入山者の多い31日まで毎日、午前6時から正午に開設し、行動予定や緊急連絡先などを記す登山者カードの提出を求めたり、非常食や登山道具の装備を確認するなど、遭対協の救助隊員や伊那署員が交代で対応する。
この日は関東、東海地方から6パーティ13人が入山。救助隊員から「積雪は例年並みで、北沢峠では50センチぐらい」と積雪状況や危険個所など冬山の登山情報を聞き、「気をつけて行ってらっしゃい」と送り出されて、気を引き締めていた。 -
高齢者の集団生活注意を
インフルエンザなどの感染症と食中毒の発生防止やまん延防止策を指導する研修会が26日、県伊那合同庁舎であった=写真。管内の社会福祉施設などの介護職員や調理員など約80人が集まった。上伊那地方事務所と伊那保健所の主催。
インフルエンザなどが発生しいやすい季節を迎え、感染症などに対する抵抗力が弱い高齢者の集団生活へ、予防対策を呼びかける目的。
インフルエンザについては、早めに医療機関で受診、室温を20縲・2度に保ち体を冷やさない、乾燥に注意し湿度は60縲・0%に、睡眠を十分にとり安静にする竏窒ネどと紹介した。
上伊那地方事務所の柳澤勝男厚生課長は「正しい衛生知識を身につけて、感染症を予防する体制を整えてほしい」と話していた。 -
本部幹部らが屯所を訪ね、激励
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)は27日夜、冬期の消防活動の安全確保と重要性の高揚を図ろう竏窒ニ、団長ら本部幹部が村内の夜警に向かう団員らの屯所を訪ね、激励した。
5分団の屯所11カ所を宮島団長らの1班、松澤武夫副団長らの2班の構成で回った。
南原の第4分団第2部屯所前には団員7人が集合した。松澤副団長は「寒いので体に気をつけて、火の元には十分注意して夜警をしてほしい」と訓辞。消防ポンプ、機械器具、機関日誌、夜警日誌などの整備状況も確認した。
夜警はこの日から始まり、3月末まで各部ごとの計画に沿って進める。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け高校改革プラン(2)
皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
高校改革プラン(2)
第3通学区の高校改革推進委員会(池上昭雄委員長)は「箕輪工業の多部性・単位制への転換、上伊那農業の定時制廃止」とした上伊那案を委員会の決定事項とした。上伊那の場合、最もプランの影響を一番受ける可能性があるのは、定時制を望む一部の生徒たちになりそうだ。
第3推進委は、箕輪工業の多部性・単位制を充実することで、定時制の代替とすることを構想しているが、定時制関係者には「多部性・単位制は定時制の受け皿とはならない」とする声もある。
◇ ◇
現在の定時制は、生活のために働きながら学ぶ生徒が少なくなった一方、不登校経験者、中途退学者などが増加。上伊那農業定時制の過去5年をみても、40縲・0%が不登校経験者が占める。こうした生徒の増加に伴い、定時制に進学する生徒数も徐々に増加している。
クラス規模が小さい定時制の場合、人間関係の構築が苦手な生徒でも、比較的簡単にクラスになじむことができ、友達もつくりやすい。先生との距離感も近く家庭的。全日制生徒と一線を画していることも、学校に通いやすい環境を作り上げている。
多部性・単位制は、自身の関心に添ってカリキュラムを作成できるため、目的意識を持った学習を進めることができる。一方、クラス、ホームルームという枠がないため、人との関係づくりをするためにも、自主性が求められる。人間関係を築くことを苦手とする生徒らにとっては、人との関係が希薄化する懸念もある。午前部の生徒が午後部の授業を受けるなど、他部の講義を受講することを通して、3年間で卒業することも可能となるが、クラス規模が拡大し、不登校経験者との一線もなくなる。
◇ ◇
上伊那小委員会が提案した多部性・単位制に関する試案は、3年での卒業を望む意欲的な生徒にとっては有意義となる一方、定時制を望む生徒にとっては、本当に充実したものになるのか疑問が残る。
上伊那小委員会の試案は、3年で卒業する3修制を原則とした午前部(3学級)、午後部(1学級)、夜間部(1学級)からなる多部性を基本としいる。その上で(1)上伊那の工業事情に配慮して午前部の中に工業科を存続させること(2)午後部を従来定時制の受け皿とするため、少人数教育を維持すること(3)夜間部は社会人や外国籍生徒などの受け入れを中心とすること竏窒ネどを提案。
午後部は定時制生徒の受け皿として少人数教育を維持したい竏窒ニしたが、他部からの受講生を受け入れていけば、必然的にクラス規模は大きくなる。また、他部生徒と合同で受ける講義に、抵抗を示す生徒もいると考えられる。
他部間の生徒が重複しないクラス編成が実現できれば、こうした問題は解消される。しかし、午後部1学級、夜間部1学級とする上伊那試案では、各部ごと教室を開講することは想定していない。
◇ ◇
上伊那農業定時制は、箕輪工業の多部性・単位制に統合する形で廃止となる。
8月に上伊那農業定時制で実施したアンケートの結果、生徒の約8割が「現状の上伊那農業定時制に満足している」と回答した。その反面で、具体像の見えない多部性・単位制には強い不信感を抱いている。9月、同校生徒会は、統合に反対する決議文を示した。
プラン導入を目指す07年度に上伊那農業の定時制が廃止となれば、現在同校に通う生徒にも影響がでる。07年度の時点で同校を卒業していない生徒たちは、箕輪工業の多部制・単位制に移るなど、何らかの手段を選ばなくてはならないが、不信感が拭い去れない状況で移動を強いれば、学校へ通えなくなる生徒が出る危険性もある。
第3推進委は、上伊那農業定時制の廃止時期を07年度とすべきかどうかは、今後も検討を重ねることを決めた。しかし、最終判断を下すのは県教育委員会であり、その決断によっては、上伊那農業の定時制生徒らの進路を、大きく左右する。 -
伊那小6年仁組 手作り門松販売
「門松はいかがですか」竏窒ニ児童の元気な売り子の声が師走の寒空に響いた。手作り楽器演奏に取り組む、伊那小学校6年仁組(赤澤敏教諭、34人)は28日、卒業コンサートに向けた資金づくりのため、自分たちで製作した門松を市内の市駅前ビルいなっせなど3カ所で販売した。
4年生の時から鳥笛やケーナなどの手作り楽器に挑戦してきた仁組の門松販売は、2年目。売り上げ金はこれまで、学校の庭に設置した工房の建築費や楽器の材料費などに活用してきた。児童たちは今回、来年3月16日のラストコンサートに向けて取り組んでいる。
門松の材料となる、稲わら、竹、杉の葉は近くの寺などからの頂き物。赤澤教諭の指導で作った児童たちは、25日から3日間で用意した39対を3カ所で手分けして売った。買い求めた客は「頑張ってね」などと優しい声を投げ掛けていた。
児童の一人は「自分もお客さんも楽しめるコンサートにしたい。今までの練習の成果を出して思い出に残したい」と卒業コンサートに向けて意気込んでいた。 -
ふるさとの家でお供えもちづくり
駒ケ根市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」は25日、正月のお供えもちづくりを行った。親子など約10人が参加し、もちつきとお供えもちづくりを楽しんだ。
用意したもち米は1斗2升。参加者らは湯気の立ち上るもち米に向かって力を込めてきねを振るった=写真。「楽しそう」と張り切ってつき始めた参加者だが、慣れない作業に十数回で息が上がってへとへとに…。代わる代わるきねを持ち替えてようやくもちをつき上げた。
できたもちは「手早くしないと硬くなるから」と早速丸く形を整えて鏡餅に。参加者らはそれぞれ「これで正月を迎える準備ができた」と喜んでいた。 -
気管挿管実習修了
3カ月で規定の30症例の気管挿管実習を終えた伊南行政組合消防本部北消防署の救急救命士森谷秀光さん(29)=飯島町田切=は26日、実習修了の認定証を駒ケ根市の昭和伊南総合病院で授与された=写真。森谷さんは「手術を受ける不安を抑えて実習に協力してくれた患者さんたちの気持ちに応えられるよう、現場で地域の人を救うために頑張りたい」と決意を述べた。認定を受けたのは同組合本部で3人目。
修了証を手渡した同病院の千葉茂俊院長は「高齢化が進む中、地域医療は医師や看護師だけでなく、地域の皆でやらなければならない時代になったが、気管挿管は大変難しい技術。身に付けたことを今後ぜひ役立てて」と期待を述べた。
気管挿管は心肺停止などに陥った患者に対し、口からチューブを挿し込んで呼吸を確保する処置。従来医師が行うこととされていたが、04年7月の法改正により、救急救命士による処置が可能となった。 -
2学期終業式
駒ケ根市の7小中学校のうち竜東地区の3小中学校で27日、2学期の終業式がそれぞれ行われた。年末年始休業は各校とも1月9日まで。
東伊那小学校(小川清美校長)では白川みほさん(1年)長谷部敬子さん(3年)藤井愛さん(5年)が2学期の出来事を作文にして発表した。白川さんは「掃除も勉強も大好き。友達もたくさんできて良かった。遠足、水泳記録会、マラソン大会などいろいろあってとても楽しい2学期でした」と振り返った。長谷部さんと藤井さんは勉強やスポーツ、ボランティアスクールなどの経験を通じて得たことをそれぞれ発表した。
音楽クラブの児童らが「ずっと練習してきた曲です。聞いてください」とリコーダーやアコーディオン、木琴などでディズニー・ソング『ハイホー』の演奏を披露した=写真。
小川校長は「今年の漢字は『愛』だったが、私は『命』を当てたい」と話し「皆さんと同じ小学生2人が命を奪われた。休み中、命の大切さをもう1度よく考えてください」と呼び掛けた。 -
綱引き世界大会出場者壮行会
綱引きの世界選手権大会(2月、アイルランド)に出場を決めた飯島町の伊藤信好さん(48)=本郷第六=と塚本邦厚さん(34)=飯島上の原=をはじめ、2人が所属する岡谷市のクラブチーム「進友会」の選手・監督らを招いての壮行会が25日、飯島町の和泉屋で開かれた。代表世話人の星野晃伸さんら友人など約30人が出席し、世界の大舞台での健闘を祈った。伊藤さんは「良い報告ができるよう頑張る」塚本さんは「家族や友人に感謝の気持ちでいっぱい。皆の期待に応えるよう精いっぱいやってくる」とそれぞれ決意を述べて出席者の大きな拍手を受けた。星野さんは「世界大会にはまず日本一にならないと出られない。自慢の友人であり、町の誇り。ぜひワールドチャンピオンになって帰ってきてほしい」と激励した。
同チームは結成19年目。3月に神奈川県川崎市で開かれた全日本綱引き選手権大会男子600キロ級で悲願の初優勝を果たし、世界大会出場を決めた。 -
北割区しめ縄づくり
宮田村の北割区青少年健全育成会(北原修会長)は25日、正月のしめ飾りをつくる講座を北割集落センターで開いた。親子ら約40人が集まり、わらを手にしてしめ縄やおやすづくりに取り組んだ。
指導に当たったのは20年前から毎年しめ飾りづくりを教えてきた小林弘さん。つくるのは始めてという子どもも多く、いきなりしめ縄づくりは難しいから竏窒ニ、まずはおやすを作ることから始めた=写真。小林さんは「子どものころに親父に教わったやり方を伝えたいと思うが、今の時代はなわをなうこともないので難しいことまでは教え切れない。だが、こうして子どもたちが楽しそうに作っているのを見るのはうれしいものだ」と話していた。 -
箕輪町商工会女性部フラワーアレンジメント講習
箕輪町商工会女性部(119人、大槻一子部長)は26日夜、フラワーアレンジメント講習で豪華な正月の花を生けた。
昨年はクリスマスをイメージしたフラワーアレンジメントを学んだが、今年は「正月用に豪華に、床の間でなくてもどこでも飾ることができるアレンジメントを」という会員の希望に沿って、みのわ花園の山口元樹さんが指導した。
花材は白ユリ、柳、銀色に塗った柳、松、千両、デンファレなど。3本の柳の中から最も絵になると思う枝ぶりの1本を中心、残り2本を左右に、続いて松、ユリと順番にオアシスに挿した。
生ける花材の高さ、角度など説明を見聞きしながら、それぞれ自分の花を眺めてバランスよく生け、華やかに仕上げた。
墨の色がついたこけ玉風のオアシスに、花や枝など残りの材料を活用して生けるかわいらしいアレンジメントにも挑戦した。 -
箕輪町05年の主な事業
箕輪町役場が発表した05年中に実施した主な事業。町発足50周年の本年は、7つの記念事業のほか冠事業が多数あった。
【町発足50周年記念事業】
▼カウントダウンイベント 04年12月31日から05年元旦にかけ、箕輪中学校グラウンドでカウントダウン。みのわ手筒会の花火、町商工会青年部40周年記念事業などがあり、千人を超える町民が記念日を祝った
▼記念式典 4月23日、町文化センターで式典開催。町内小・中学生による音楽演奏・未来へのメッセージ、50周年記念功労者表彰、小・中学生児童生徒絵画作文コンクール表彰、東京都豊島区との防災協定調印式など多彩に開いた
▼記念植樹祭 4月24日、「桜の萱野高原づくり」でオオヤマザクラの苗木100本を町民300人が参加して萱野高原に植樹
▼2005みのわ祭り 7月30日開催。記念イベントで東京都豊島区から「東京よさこい」、浜松市庄内地区から手筒花火「む筒会」を招致して祭りを盛り上げた
▼地域間交流親ぼく会 7月31日、東京箕輪会、中京箕輪会、浜松市庄内地区、東京都豊島区、地元町民が一堂に会し、盛大な交流親ぼく会を開いた
▼「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」NHKテレビ公開録画 10月2日、町文化センターで公開録画。ヨネスケさんによる講演会もあった
▼サロンバスで行く「房総勝浦温泉 町民ふれあいの旅」 10月21縲・2日、サロンバス11台総勢375人が参加し、町民同士のふれあいを深めた
◆みのわ温泉ながたの湯入場者160万人突破 9月28日にセレモニーがあった。98年12月14日のオープン以来
◆産業振興「箕輪ブランド」の推進 2月2日、JA上伊那の「たい肥銀行箕輪町支店」を設置。認定農業者を中心に「箕輪ブランド研究会」も発足
◆みのわ健康アカデミー開校 5月、信大教育学部寺沢助教授が提唱する「運動とコミュニケーションの理論のもと、運動習慣の継続を目指して開校した
◆協働による廃食用油リサイクル推進事業で、バイオディーゼル燃料精製場が完成。みのちゃんバスを試運転
◆主要地方道「伊那箕輪線」先線開通。3月から供用開始
◆地域再生計画認定 7月、内閣府所管地域再生法に基づく「人・地域が輝き 創造と活力あふれる箕輪町計画」が認定された
◆町第4次振興計画策定
◆各地域での“協働のまちづくり”進展 各地域で県のコモンズ支援金や町の地域総合活性化事業交付金を活用して多様な協働が進展した
◆2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野のホストタウンプログラムで2月23日、ペルー共和国のアスリートが来町
◆遊休荒廃地対策と観光農業の推進 ながた荘周辺と福与城跡周辺の遊休荒廃農地の利活用策としてアンズを植樹 -
箕輪町福与工業団地周辺整備計画
箕輪町は、福与工業団地周辺整備計画を示した。帝国通信工業の工場建設予定地北側2万1711平方メートルを購入して工場誘致地域とし、周辺の道路整備などを計画。06年度以降に用地買収、遺跡発掘調査、道路拡幅工事などを予定する。
05年度の事業は測量設計委託などで、路線測量業務委託は長さ710メートル、CBR試験業務委託、道路設計業務委託(974号線320メートル、981号線180メートル、983号線210メートル)、用地測量業務は1万2200平方メートル(13筆)。
06年度に計画する事業は、用地買収・補償が畑900平方メートル、宅地100平方メートル。遺跡発掘調査(県重要遺跡)は長さ150メートル、幅7メートルの範囲でする。道路拡幅工事は、974号線320メートル(幅5縲・メートル)、981号線180メートル(幅7メートル)、983号線210メートル(幅7メートル)。上水道敷設は780メートル、下水道敷設は560メートルの予定。 -
来年1月にSO竏鱈ABライブ
邦楽バンド「SO竏鱈AB(ソーラボ)」は06年1月8日午後6時半から、伊那市生涯学習センター6階ホールでライブを開く。本番に向け、練習は最終段階に入った。
ソーラボは伊那市を中心に尺八、箏(こと)、十七弦、ギター、パーカッションの奏者5人のグループ。新春ライブは3年目を迎え、今回は「和」と「洋」をコラボレートした構成で、自分たちだけのサウンドにこだわった11曲を用意している。
曲目は、1月のライブを収録し、CD発表したオリジナル曲「風来」「朝霧」「月の贈り物」のほか、5つの楽器がからむ「春の海」ソーラボバージョン、和楽器を取り入れたブルース、「チューリップ」を明るく、楽しくアレンジした最新作「SA・I・TA」など。
ギターの毛涯伸さん(44)=長野市=は「ステージはロック調。和を崩した形だが、改めて古典の良さを感じた。正月くらいパァといくかという感じで、楽しんでほしい」と話している。
入場料は一般1千円、高校生以下500円、未就学児無料、全席自由。
チケットの予約・問い合わせは、市生涯学習センター(TEL78・5801)または毛涯さん(TEL090・3558・6461)へ。 -
新谷選手、トリノへ勝負
トリノ五輪の代表選考会を兼ねたスピードスケートの第32回全日本スプリント選手権初日は27日、長野市のエムウェーブであり、女子500メートルで宮田村出身の新谷志保美(竹村製作所、伊那北高竏鋳}波大出)が39秒01で4位、1000メートルは1分18秒90で5位に入った。両種目とも残る代表枠は3つ。新谷は当落選上で、28日の2レースに代表の座をかける。
その他の上伊那関係選手も健闘。加治木彩(八幡屋礒五郎、赤穂中竏駐穴C大三高出)が1000メートルで7位、500メートルで小平奈緒(信州大、伊那西高出)が8位、武井陽子(日体大、同)は16位。
「トップスピードに思うようにのれない」。レースを終えた新谷は、いつもと同じ冷静な口調で振り返った。
500メートルは岡崎朋美(富士急)1000メートルは外ノ池亜紀(アルピコ)と同組。序盤は競り合ったが、後半伸び悩んだ。長年ライバル関係にある2人との同走。「意識してしまったことも確か。途中までは良い方向に、その意識が持っていけたと思ったんだけど」。
500メートルは岡崎が制し、3位に大菅小百合(日本電産サンキョー)が入賞。そのため5位だった渡辺ゆかり(富士急)と、最後の代表のいすを争う様相となってきた。
1000メートルは既に代表内定の吉井小百合(日本電産サンキョー)が制し、岡崎、田畑真紀(富士急)、外ノ池と続いた。代表になるにはタイムも条件になりそう。
「もうあとがない。しっかり滑らなければ」。自分に言い聞かせるように話した。 -
特別職報酬諮問通り2%削減で答申
理事者や議会議員の報酬について審議する飯島町特別職等報酬審議会(高坂俊雄会長、7人)が26日、役場で開かれ、高坂町長の諮問通り理事者同率2%減額、議会議員は据え置きの答申をした。改定時期は来年4月1日。
高坂会長は付帯意見として口頭で▽報酬の財源は住民の汗した税であることを認識し、住民と協働のまちづくりにまい進を▽理事者はそれぞれ職務責任の均衡が保たれる給料月額であるように改定を▽議員活動に見合った報酬か、議員になろうとする意欲に応えられる報酬であるか、十分議論を-など要望した。
高坂町長は委員の労をねぎらい「答申を重く受けとめ、意見を尊重し、内部で検討したい」と述べた。 -
田切区が有害自販機で町と議会に要請
飯島町田切地区春日平地籍に設置された8台の有害自販機の撤去運動を展開する田切地区青少年安全対策会議(山田治男会長)同子ども会育成会(田中浩二会長)は27日、町と町議会に、早期撤去に向けた全町的な署名活動や、青少年健全育成条例の早期制定を訴える要請活動をした。
役場には両会長や春日平耕地総代、地元町議ら7人が訪れ、現況や経過報告に続き▽有害図書自販機早期撤去に向けた全町的な署名活動の実施▽「飯島町青少年健全育成条例」の早期制定▽有害図書自動販売機を設置させない「有害環境浄化宣言」の徹底▽青少年の安全対策-など4項目の要望書を手渡し「既存施設の早期撤去に向け、智恵を絞り、町全体で取り組んでほしい」と訴えた。
高坂町長は「行政と地元が密に連携を取り、住民総意で総力を結集し、早期撤去に向けた運動を進めるとともに、条例制定も考えたい」と述べた。 -
信大農学部でまき用木材の販売
南箕輪村の信州大学農学部は来年1月11日から、学生が実習や研究に使った伐採木の一部を、まき用として販売する。
演習林で伐採した立ち木はこれまで、木材として販売できる部分を売り払ってきたが、端材など、販売できない部分についてはそのまま演習林の中に放置していた。そこで、資源の有効利用を目的として、地域住民にまき用として販売することを企画。
木はアカマツが中心で、一部ヒノキを含む。長さは約2メートル。直径は10縲・0センチ位で、丸太のまま販売する。価格は軽トラックに1台分(15縲・0本程度。購入者自身が積み込む)で1千円。時間は午前9時縲恁゚後5時。キャンパス西側にある農学部構内の演習林土場で販売する。購入希望者は事前連絡が必要。
問い合わせは信州大学農学部付属施設係(TEL77・1319)新保さんへ。 -
日本発条労働組合伊那支部、宮田村社協へ寄付
日本発条労働組合伊那支部(本部・神奈川県横浜市)は27日、宮田村社会福祉協議会に現金10万円を寄付した=写真。
地域福祉の重要性を認識し、少しでも役立ててもらうことを目的とした取り組み。年末一時金の支給に合わせて、全国にある6支部すべての従業員からのカンパ金を募り、それを再度ふり分けて支部ごとで寄付をしている。
伊那支部は、伊那市富県にある児童擁護施設「たかずやの里」と村社協へそれぞれ10万円ずつ寄付。
たかずやの里への寄付は30年近く続けている。社会福祉協議会への寄付は、8年ほど前から始めたもので、支部工場がある駒ヶ根市と宮田村へ、1年ごと交互に寄付。村社協への寄付は、今回で4回目となった。