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箕輪工業高校1年生が福祉施設で実習
箕輪工業高校全日制普通科の1年生(80人)は1日、総合的な学習の一環で箕輪町内の保育園や老人福祉施設で実習をした。
1年生は5月から、総合的な学習で「社会福祉」をテーマに勉強している。これまで、アイマスクや車いす体験を通して視覚障害者や足の不自由な人への理解を深めてきた。
今回の実習は、乳幼児や高齢者、障害者とのかかわり方、施設の仕事などを実際に保育園、デイサービスセンター、老人ホーム、共同作業の家、宅老所などで学ぶ。
特別養護老人ホームみのわ園では、介護福祉の仕事に関心がある生徒4人が実習。大部屋、くつろぎコーナーなど一人ずつ分かれ、お年寄りと昔のことや高校のことについて話をしたり、食事の介助や部屋の掃除などに熱心に取り組んだ。
食事介助は、「食べ物を口に持っていくのが難しかった」「食べさせる量がわからなかった」など、慣れないことに少し苦労もしたが、違うものを交互に食べさせてあげることなど職員に教わりながら、お年寄りに優しく声をかけて介助した。
今後、実習のまとめをし文化祭で発表。10月には、訪れる施設を変えて2回目の実習を予定している。 -
05衆院選 立候補者の横顔(3)
加藤学氏(36)民主党「今は頑張っている人が報われない社会。国民無視の一人よがりの政治だ」窶曝bすうちに身振り手振りが加わり、開いていた手のひらも、次第に握りこぶしに変る。
初挑戦のためか、演説の場面では少し緊張気味に見える。だが「国民の良心を問う選挙だ。サラリーマンにだけ負担を強いる政治を放っておいてはいけない」と訴える声は、腹の底から湧き上がる。まなざしの鋭さは、現在の政治への怒りの表われかもしれない。
上田市出身。民主党の公募に応じ、9人の内から選ばれて5区の候補者になった。「自民党は2世3世の世襲議員ばかり。自分のような建具屋の息子を国政に出してくれる民主党の公募制度は重要。開かれたシステムがこれからの社会を作る」と強調する。
早大卒業後NHKに入社。広島放送局のディレクターとして平和問題、アジア関連の様々な番組を作成した。アジア経済に関わる専門的知見を得るため、96年にNHKを辞職してアジア・欧州に留学。01年にアジア経済研究所に入所し、04年7月からはインドネシアの国際林業センターに出向したという豊かな経歴を持つ。候補者選定にあたった北沢俊美参院議員も「豊かな国際経験が選定の最後の決め手になった」と話す。
趣味はクラシック鑑賞にコーヒー。「彼女は?」の問いに「え!?いるけど、それって選挙に関係あるんですか?」窶狽ヘにかんだ若々しい笑顔が浮かんだ。 -
中沢小学校水泳記録会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は2日、水泳記録会を同校プールで開いた。天候不順のため予定日を2回順延し、この日もだめなら今年は中止窶狽ニされていただけに児童らにとっては待ちに待った晴れの舞台。真夏のような日差しが照りつける泳ぎには絶好のコンディションの下、児童らは張り切ってそれぞれの種目に出場し、プールサイドで応援する児童や訪れた保護者らの大きな声援を受けながら、水しぶきを上げて懸命の泳ぎを見せていた=写真。
詰めかけた保護者らはカメラやビデオカメラで子どもの力泳を撮影したり「頑張れ」「もう少しだ」などと励ましの声援を送った。先頭から大きく離され、最後尾になっても頑張って最後まで泳ぎ切った児童に対してはひときわ大きな拍手が送られていた。 -
大地震発生を想定した防災訓練
防災の日の1日、天竜川上流河川事務所(三上幸三所長)と警察、消防、関係自治体らでつくる天竜川災害情報協議会は、大地震の発生を想定した防災訓練を駒ケ根市の同事務所隣接地で実施した。駒ケ根市、駒ケ根警察署、伊南行政組合北消防署などから約20人が参加し、衛星回線を使った通信訓練などを行ったほか、同事務所が備えている排水ポンプ車、照明車などの災害対策用車両の機能について説明を聞いた。
午前9時30分、駒ケ根市周辺で震度6弱の地震が発生、電気・電話が不通となって天竜川東岸と西岸の通信が途絶した窶狽ニの想定で、同市の中沢支所と同事務所とを衛星通信回線で結んで災害状況などを報告する訓練が行われた。同事務所には災害対策本部車、衛星通信車などが待機し、中沢支所と画像と音声で連絡を取り合った=写真。
参加者らは初めて見る災害対策設備の機能に感心しながら、担当者の説明を熱心に聞いていた。 -
9月定例会開会
駒ケ根市議会9月定例会は2日、開会した。人事1▽専決処分1▽報告1▽条例改正8▽04年度決算13▽05年度補正予算2▽事件3窶狽フ計29議案の上程、提案説明、質疑を行い、総務文教、建設経済、厚生の各常任委員会に付託した。議案は最終日・27日の本会議で委員長報告、質疑、討論を経て採決される。主な議案は▽公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例の一部改正案▽04年度一般・特別会計決算▽05年度一般・特別会計補正予算▽大曽倉A・C地区の土地取得窶狽ネど。
04年度一般会計・特別会計の決算は歳入233億4431万円(対前年度比4・9%減)歳出230億3884万円(同4・8%減)差引3億547万円(同11・2%減)の黒字。
任期満了に伴う市教育委員会委員の任命について議会は現教育長の中原稲雄氏(69)=駒ケ根市赤穂北割2区=の再任に同意した。3期目の任期は10月1日から4年間。
会期中の日程は次の通り。
▽3窶・2日=休会▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・16日=付託議案審査(総務文教・建設経済委員会)▽17窶・9日=休会▽20・21日=付託議案審査(建設経済・厚生委員会)▽22窶・6日=休会▽27日=本会議(委員長報告、質疑、討論、採決、閉会) -
統計グラフコンクール上伊那支部審査会
統計に親しみ、その有用性を知ってもらおう窶狽ニ、県が主催する第53回統計グラフコンクールの上伊那地区審査会が2日、伊那市の伊那合同庁舎であった。
上伊那は毎年応募が最も多く、今年は690点あった。応募が千点を越える時もあったが、全体として減少する傾向にあるという。
グラフが端的に内容を表しているか、きれいに描かれているか窶狽ネどを基準に、各部門10点から15点の優秀作品を決め、県の審査へと送る。
応募は、環境をテーマにしたものが多く、中には、夏休み中の広告の傾向を調べたり、自宅ポストに配られたものを調査したユニークなテーマもあり、完成度の高い作品もあったという。
入選作品は、3、4日、伊那市のベルシャイン伊那店時計台広場に展示する。
入選は次の通り。
◇第1部(小学校)▼高遠北=吉田ひなた▼辰野南=野澤早織、松井日向、西村あかり、後藤諒一▼箕輪西=日野志朗▼飯島=伊藤晴美▼長谷=池上佳穂、中山晴貴、池上葉月、篠崎みよし、宮田=森田麻衣子
◇第2部(小学校)▼伊那東=六波羅理子▼西春近北=宮下静玲菜、前田智陽、伊藤羅奈、伊藤哲▼東春近=三澤菜々子▼手良=小松介将▼赤穂=宮脇弓弦▼辰野南=巣山太智、南島拓未▼両小野=武居憲吾▼箕輪西=武田隆▼中川西=中島瑞樹、中島遥樹▼宮田=村沢茉美、鞍成腱人
◇第3部(小学校)▼高遠=伊藤圭亮▼辰野南=西村菜菜、林翼、林さえか、後藤瑛美▼辰野東=八木秀人▼両小野=武居寛美▼箕輪東=鈴木瑞穂▼飯島=土村瑞紀、林聖也、飯塚杏果、伊藤直美▼南箕輪=西森ともや、唐澤優利▼長谷=黒河内奈恵
◇第4部(中学校)▼高遠=山下愛、北原ゆりか、岩附良昌▼長谷中=中山彩音、伊藤はる香、黒河内真美▼宮田=谷川大輔、小田切和樹、酒井朋弘、木下夏生、木下沙弥佳
◇パソコン統計グラフの部▼辰野東小=小松理恵、増澤美香▼両小野小=神戸翼▼箕輪東小=上田穂高、川村竜馬、青柳美保、永井美沙、宮島鈴佳▼箕輪南小=倉田美咲▼箕輪北小=栗林知広、大槻信乃▼箕輪中=金子玲那▼宮田小=原和也
◇上伊那市部審査会学校賞▼小学校=手良、東春近、赤穂、両小野、箕輪東、飯島、南箕輪、長谷、宮田▼中学校=宮田 -
ソフト成年男子が国体全国大会へ
第26回北信越国体ソフトボール成年男子で長野県が優勝し、2年ぶり10回目の本国体出場を決めた。2日、飯沼厚志監督ら4人が優勝旗を持って伊那市役所を訪れ、小坂市長に報告した。
長野県は、実業団のKOA(伊那市)を主体とした選抜チーム。チームワークがよく、投・打・守のバランスがいいのが特徴で、北信越大会までに完成度の高いチームに仕上がったという。
北信越大会(5チーム出場)=8月27窶・8日、富山県=は、ライバルである福井県と初戦で当たり、7窶・で破った。決勝は新潟県と対戦。3窶・で勝ち、6年ぶり6回目の優勝を決めた。点差は開いているが、流れが一気に変わるような試合で、気が抜けなかったそうだ。
来庁した飯沼監督は「(世界選手権に出るチームもあり)厳しい大会になるが、1戦ずつ勝つことを目標にしたい。緊張せず、一人ひとりが通常通り、きちっとこなせばいい試合になるのではないか」と話した。
ピッチャーの宮下雅志さんは「レベルの高い大会。挑戦者の意識を持ち、勝ちにいく試合をしたい」と決意を述べた。
小坂市長は「『ソフトボールのまち』ということで、優勝はうれしい」と喜び、選手らとがっちり握手し、国体での健闘を祈った。
国体は10月23窶・6日、岡山県で開かれる。北信越からは上位2チームが出場する。 -
トレッキングなど観光コース企画へ
伊那商工会議所の新規ビジョン特別委員会(唐木和世委員長、13人)は、観光振興事業の推進として「街づくり」「観光」「長期ビジョン」の意見を集約した。トレッキングなど滞在型観光コースの企画など効果と即効性が期待されるものから、実行に移していく。
来春の権兵衛トンネル開通、高遠町・長谷村との合併を見据え、広域的に考える必要が出てきていることから、新しいつながりの中で短期・長期の目標を設定し、進めていこうと盛り込んだ。
委員会は建設、工業、情報通信など10部会から委員を選び、女性・青年部との意見を踏まえながらまとめた。
「観光」は、来伊した人の視点に立った企画づくりをポイントに▽観光コースの企画▽四季を通した観光テーマの企画▽権兵衛トンネルの活用窶狽ネどを挙げた。
観光コースは、トレッキングやウォーキングなどコース設定に、景色のいいところ、四季折々の花、食などを組み合わせ、観光に結びつける。
27日には正副委員長らが観光コースの下調べで、西箕輪など現地を回る計画。
市内には、いくつかの観光コースがあることから、行政や市観光協会などとも連携していく。
商工会議所では「トンネル開通後の受け入れ体制を整え、滞留してもらう機会にしたい」と話し、今後、全体を巻き込みながら具体的に取り組んでいく。 -
半期1度の絵画大バザール
半期に1度の「決算絵画大バザール」は4日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。国内外の新鋭から巨匠まで物故者を含む多彩な作家の日本画・洋画・版画80余点が並び、8割窶・割引きの価格で販売している。
注目は、美人画で有名な伊東深水の水彩画「張り子の虎」。本人の肉筆画で、1962年の干支を描いている。
そのほか、明治から昭和初期に活躍した女性初の文化勲章作家・上村松園の美人画9点や、米国のオークションで日本人の現代美術作家として最高落札価格を記録した画家・草間弥生の「かぼちゃ(白)」、中島千波、東山魁夷などの作品も並ぶ。
関係者は「実際に飾りやすい大きさのものを取りそろえているので、この機会に」と来場を呼びかけている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
テーマさまざま意識高めて
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は2日、管内の小中学生が描いた防犯ポスターの審査会を開いた。
県防犯協会連合会への推薦作品に選ばれた7人は、内堀みさきさん(箕輪中部小4)、伊藤亜里紗さん(西箕輪小5)、小池万里子さん(箕輪中部小6)、伊藤智哉君(東春近小6)、小林楓さん(西箕輪中1)、下平綾音さん(南箕輪中2)、渕井奈菜さん(箕輪中2)。
県民の防犯意識の高揚と、意識の普及啓発を目的に、毎年募集している防犯ポスター。連合会管内では12小学校4中学校(小学4年窶白・w2年)から345点(昨年比87点増)の応募があった。
選考には伊那北高校美術担当の向山恵一教諭、中山均伊那署長ら5人が参加。訴える力、完成度などのバランスを審査した。
振り込み詐欺、空き巣、飲酒運転、不審者の声掛けなど、テーマはさまざま。薬物乱用を訴える作品の中には「きっぱり断る強い意思」、車上狙いは「ぬすんだお金で何するの?」などのメッセージが添えられていた。
また、伊那防犯協会連合会の入賞作品も選考。作品は、10月中旬の地域安全運動に合わせて展示する。
入賞は次のみなさん。
▽金賞=伊東佳衣(東春近小4)林結花(箕輪西小5)下平咲(東春近小6)有賀真司(箕輪東小6)山本翔子(南箕輪中1)加藤優(南箕輪中1)森下翔太(箕輪中2)本山あゆ美(西箕輪中2)▽銀賞=中村彰吾(伊那東小5)佐藤遥貴(手良小6)中島愛(伊那東小6)佐藤冬実(南箕輪中1)立石彩香(西箕輪中1)赤羽拓(箕輪中2)原詩央里(箕輪中2)▽銅賞=伯耆原克弥(箕輪中部小5)加納秋穂(伊那北小5)有賀優(西箕輪小6)宮島愛(西箕輪中1)都志剣吾(南箕輪中1)渡辺美樹(南箕輪中1)柴幸(箕輪中2)秋山渚(南箕輪中2)久保田潤子(伊那中2)▽佳作=伊藤あゆか(西箕輪小5)向山美和(南箕輪南部小5)赤羽すずか(美篶小5)杉崎真優(西春近北小6)金子美穂(伊那小6)田代宗一郎(手良小6)唐沢裕樹(西箕輪中1)有賀和音(南箕輪中1)北嶋咲(西箕輪中2)松崎純陽(南箕輪中2)内藤郁(箕輪中2) -
箕輪工業高校全日制課程の存続を要請
箕輪工業高校全日制課程が、県立高校再編整備案で多部制・単位制への転換候補として挙がっていることを受け、箕輪工業高校の未来を育てる会は2日、県知事、県議会議長、県教育委員会委員長に4万8026人の署名を添え、全日制存続を強く要請した。
会長の平沢豊満箕輪町長、副会長の唐木一直南箕輪村長、上嶋貞一町議会議長、池田輝夫村議会議長、丸田晃同窓会長、伊藤元郎PTA会長、相談役の小林伸陽県議、清水洋県議が県庁を訪れた。
平沢会長は、「署名は上伊那から諏訪、全国の同窓生ら広い範囲の存続を願う悲痛の叫び。民意を尊重してほしい。生徒や受験生に混乱を来している。もう一度県民の声を聞き、先走るのではなく慎重に進めてほしい」と要請。「再編成しなければいけないことは皆分かっているが、決定のプロセスがおかしい。教育委員会はもっとオープンにしてほしい」と語尾を強めた。
同窓会長は、「学校の特色づくりで県下初の総合工学科ができ3年目で募集停止は考えられない。日本工業大学とも連携していく矢先。非常に困惑している」と話した。
米沢修一教育次長は、12月ころまでに推進委員会の報告を受け、来年3月ころまでに実施計画を出す今後の予定を説明。「推進委員会の議論に預けられた形。要請を受け取り、推進委員長に伝える」と答えた。
知事が「県議会や市長会、町村長会が代替案を出すのが望ましい」としたのに対し、平沢会長は「教委のやり方は19世紀に向かっている。決定のプロセスがわからないところで代替案は考えられない。プロセスをぜひ示すべき」とした。
萩原清県議会議長は、「関係者と話して一緒に進めるのが本当の改革。9月県会でも各委員会や一般質問で取り上げていく」と話した。
署名は、PTAが6月30日、同窓会が7月9日に運動を始め、9月1日まで集めた。 -
南箕輪村地震総合防災訓練4日
南箕輪村の地震総合防災訓練は4日、震度5の東海地震発生を想定し、各地区である。
役場は今回、集中豪雨による天竜川堤防の決壊を想定し、庁舎内で図上訓練をする。天竜川北殿観測所で特別警戒水位7・1メートルに達した場合の北殿中河原地区住民への避難準備指示、水位7・2メートルでの避難勧告発令、堤防決壊による避難命令の発令をし、それぞれの対応と決壊から3日間の対応を検討する。
北殿下段地区住民は、各地区別の訓練の前に、天竜川堤防決壊による浸水対応訓練にも取り組む。村からの避難準備情報、避難勧告の情報を各組の連絡網で住民に徹底。避難勧告後、実際に避難し、避難者の確認をする。下段地区はすでに情報伝達のための連絡網を整備。訓練で不備などを確認する。 -
信州伊那路共選八乙女直売所オープン
箕輪町の広域農道沿い、信州伊那路共選八乙女直売所が2日、今年の営業を始めた。ナシやリンゴが店頭に並び、地元の人が訪れ秋の味覚を買い求めている。
信州伊那路共選のナシとリンゴの選果は8月26日に始まった。今年は、春先の霜被害もあまりなく、天候も順調で、果物の出来はいいという。
販売しているナシは愛甘水、幸水、リンゴはサンつがる、さんさ。洋ナシのバートレット、モモも並ぶ。いずれも1袋500円。
今後、ナシは20世紀、豊水、南水など、リンゴはシナノスイトウ、紅玉、ふじなどが順次、店頭に並ぶ予定。
営業時間は午前9時-午後6時。11月から営業を終了する12月上旬までは午後5時。発送も受け付ける。 -
まちづくり交流拠点施設起工
長谷村が国土交通省のまちづくり交付金を活用し、非持地区の特別養護老人ホーム旧栃の木荘の跡地に建設する、まちづくり拠点交流施設の安全祈願祭が2日あり、宮下市蔵村長をはじめ、村議員ら関係者約30人が出席し、工事の無事を祈った。
最大で300人を収容する多目的スペースや医学・健康増進研究ルーム、調理実習室、巡回バス待合所などを設ける。建設費は3億3600万円。06年2月の完成を目指す。施設の名称は今後検討していくという。
宮下村長はあいさつで、「村民の集いの場所であり、やすらぎの場所になってほしい」と期待した。
拠点施設に隣接して、美和診療所、健康増進センターや、デイサービスセンター「やすらぎ」のほか、近くには特別養護老人ホーム「サンハート美和」がある。
拠点施設は子どもからお年寄りまでの保健予防施設とし、完成すれば、村の「気の里構想」に掲げる医療、健康、福祉が整う。 -
加藤さんのビーズアクセサリー教室好評
宮田村福祉作業所に通う加藤昌利さん(26)=町1区=が、希望者を対象にビーズアクセサリーの教室を始め好評だ。「教えることが楽しい。ぜひ一度のぞいてみて」と話している。
幼い頃からプラモデルを得意にするなど、手先が器用だった加藤さん。5年ほど前、ビーズを使ったアクセサリーに興味を持った。
以来、既製品を買ってきては研究を積み、ピアスやネックレスなどオリジナルの作品を次々と発表。同作業所の販売製品のひとつにもなっている。
今夏、駒ケ根市の大型店で開いた福祉施設のイベントに参加。作品を販売したところ、来場者から「作り方を教えて」と声がかかり、教室を開くことになった。
8月末から宮田村の福祉交流施設「なごみ家」を会場にして開講。本格的に教えることは初めての体験だが、丁寧に指導しようと心がけている。
教室に関する問い合わせは宮田村福祉作業所85・5808まで。 -
宮田村行政情報モニター委嘱
宮田村は1日、村民7人を行政情報モニターに委嘱。さっそく会議を開き、村の広報紙やケーブルテレビの行政チャンネルなどについて意見を交わした。任期は2年で、今後は毎月書面で村の広報について意見を寄せる。
モニター制度は昨年から導入。祇園祭のケーブルテレビ生中継を実現させるなど、村は出された意見をもとに広報の改善を図っている。
この日も、「もっとタイムリーな情報を村のホームページに載せて」「行政番組の放映時間を考慮して」など、新モニターが積極的に提言した。 -
本郷地区住民協定説明会
飯島町の本郷公民館で1日夜、本郷地区伊南バイパス沿道景観形成等住民協定の初めての説明会があった=写真。協定案対象者やバイパス建設事業本郷地区対策委員ら約40人が出席し、町から先進の飯島地区の状況の説明を受け、本郷地区の方向や協定者の範囲、策定委員の選任について話しあった。
協定区域(案)は南は本郷ふるさと農道・国道交差点、北は与田切橋南までの約680メートル、バイパス敷地から両サイド60メートル以内で、面積約6・6ヘクタール、地権者31人。
説明会では町建設課が、昨年12月に締結した飯島地区景観形成・土地利用住民協定書を例に、住民協定の目的、協定区域、協定内容、土地利用基準、協定者の組織について説明した。
参加者からは「バイパスがらみで、家の移転新築をはじめたが、協定に該当するのか」「既存の野立て看板はどうなるのか」などの質問があった。
今後、今回選出された策定委員7人を中心に、協定区域、対象者の決定、協定内容を協議し、来年3月、締結を目指す。 -
第3回伊那学コモンズ講座
上伊那で働く県・市町村職員などに、地域の貴重な歴史や風土、自然を知ってもらおう窶狽ニ上伊那地方事務所が、昨年から始めた「伊那学コモンズ講座」の3回目が29日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。一般住民も含めた約60人が、地域食材の保全と活用を学んだ。
信州大学農学部の大井美知男教授が「野菜は生きた文化財」をテーマに講演。日本の中心に位置する長野県は、関西・関東方面双方からさまざまな文化・品種が伝わったり、融合したため、55から60もの多様な在来種野菜が残っているという。 犀川、千曲川などの川沿いを中心に、肥よくな土地が多かった北信は、ダイコンなどの品種が多く、灌漑(かんがい)設備が未整備で、土壌条件も悪かった南信は、同じアブラナ科でも、やせた土地で育つカブなどの品種が増えた窶狽ニ説明した。
また、移封された保科正之と共に福島県の会津若松市に伝わった「高遠そば」は、現在も同地域に根付き「地域の人も高遠に対してとても好意的」と講演した。 -
ゆとり荘でおやつ作り
箕輪町三日町のデイサービスセンターゆとり荘で30日、夏らしくゼリーを使ったあんみつを利用者が作り、おやつの時間に皆でおいしく味わった。
おやつ作りは2カ月に1回、午後のお楽しみとして取り入れている。季節感を意識し、五平もち、お汁粉などのほか、薄焼き、お好み焼きなども作る。
利用者は手を消毒して準備万端。用意したミルク味と抹茶味の2種類のゼリーをスプーンで一口大に切ったり、缶詰のモモを包丁で小さく切るなど、皆で少しずつ協力。ゼリーとモモをボールで交ぜ、一人分ずつ盛り分けたあと、缶詰のミカン、あんこを飾り付けた。男性が包丁を持ってモモを切っていると、「女の衆よりうまいね」と女性からお褒めの言葉もあった。
皆で作ったおやつは格別の味で、冷たくて、つるんとしたゼリーをおいしそうに口に運んでいた。 -
第2次隊入所式
駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所は31日、05年度第2次隊の派遣前訓練入所式を同所で開いた。男性55、女性103、計158人の候補生が新たに入所し、79日間の厳しい訓練を開始した。候補生を代表して相稔子さん(ホンジュラス派遣予定)が「初心を忘れず厳しい訓練に取り組み、晴れて隊員となって海外協力の現場に立てるよう精進することを誓います」と力強く宣誓した。
加藤高史所長は「合宿生活はさまざまなルールがあり窮屈に感じる人もいるかもしれないが、この程度のことに適応できない者には隊員の資格はない。修了式では全員に修了証を手渡したい。健闘を祈る」と期待を込めてあいさつした。
第1次隊の訓練期間は11月17日までの79日間。派遣予定国は南西アジア、アフリカ、中南米など世界38カ国に及ぶ。訓練を終えた隊員は教育、保健衛生、農林水産、スポーツなどの分野で途上国の発展に協力する。候補生の平均年齢は男性27・9歳、女性27・1歳。上伊那からは和木明日香さん=辰野町、宮下裕典さん=長谷村=が参加している。 -
駒工の存続を求める伊南地区決起集会
県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編整備候補案を公表したことを受け、伊南4市町村と各教育委員会、議会、小中学校PTA、駒工同窓会らでつくる「駒ケ根工業高校を育てる会」は31日「駒工の存続を求める伊南地区決起集会」を駒ケ根市文化会館で開いた。呼び掛けに応じた市民ら約200人が集まって意見を交わし、県教委に対して再編案の白紙撤回を強く求めることなどを柱とする集会宣言を採択した。
参加者からは「県教委は地域の状況をまったく考えていない。一刻も早く再編案の白紙撤回を」「製造品出荷額が県下10地区で2位という上伊那の物づくりを支えてきた工業高校をなくしてしまうわけにはいかない」「第3通学区推進委員の14人中6人が諏訪地区というのは不公平だ。到底納得できない」など、統合は絶対反対とする意見が相次いだ。
駒ケ根工業高校は1942年、赤穂農商学校福岡農場として発足、61年に工業課程が新設され、64年に赤穂高から分離独立した。現在は機械、電気、情報技術の3科に計約330人の生徒が学ぶ。卒業生の進路はこの10年間進学と就職はほぼ半数ずつで推移し、就職先の大半は地元の製造企業。 -
宮田村の防災訓練 自主防災組織中心に展開
宮田村は防災の日の1日早朝、村内全域で東海地震を想定した防災訓練を実施。各地区は自主防災組織の見直し強化を進めており、消防団に頼らず住民が主体となって、避難、消火、救護などの訓練を展開した。
大久保区の訓練には約100人が参加。集落センターに集まり、各班長が避難人員の報告をした。
消火器を使って初期消火も。自主防災組織の消火班は消火栓の取り扱い、救護班は三角巾の使い方など、役割分担に従い訓練した。
消火栓を使った放水では、女性も体験。「毎年訓練には参加しているけど、消火栓を使うのは初めて。難しいと思っていたけど、こんなに簡単に扱えるとは」と話していた。
宮田村内では昨年あたりから、大半の区が消防団OBを指導者にすえるなど自主防災組織を強化再編。
防災訓練も現役の消防団は別会場で行い、誰かに頼るのではなく、住民が自主的に動くことに重点を置いた。
大久保区も組織を見直し、防災マニュアルを作成して訓練に臨み「日頃から準備と心構えを」と細田文徳区長は参加者に呼びかけ。
地元消防団の小松由幸部長は「自主防に訓練を任せたが、消防団OBの指導でしっかりできた。今後も続けて」と講評した。 -
第60回国体ビーチバレー出場
県大会、北信越大会を見事に勝ち抜き、第60回国民体育大会のビーチバレー競技(9月10日窶・2日、岡山県)への出場を決めた。
全国制覇を何度も成し遂げたことで有名な岡谷工業高校バレー部の出身。アタッカーとして活躍したが「残念ながら在籍時は全国優勝はできず、3位が最高でした」。
大学に進んでもバレーは続けた。ビーチバレーとの出会いはバレー部の先輩に誘われたことから。だが競技として真剣に取り組んだわけではなく、あくまで練習の合間の遊びとして楽しむレベルだった。
砂浜でのお遊びのように思われているビーチバレーだが、実は想像以上に体力と精神力が要求されるハードなスポーツだ。ルールもインドアのバレーより厳しい。特にオーバーハンドパス。未経験者のパスはすべてがダブルコンタクト(ドリブル)の反則になってしまうほどだ。
◇ ◇
今年の国体には何としても出場したいと決意し、この春、知人の紹介で岡工の後輩とペアを組んだ。「周囲からも出場を期待されていたのでプレッシャーは大変でした」わずかな時間も惜しんで練習に打ち込み、合間には筋力トレーニングに取り組んだ。
ビーチバレーのメンバーは2人だけ。普通のバレーのようにアタッカーとしてスパイクを打つだけ窶狽ニいうわけにはいかない。交代選手も認められないため、どちらかが具合が悪くなったりけがでもすればそれでおしまいだ。「レシーブは昔からあまりやる必要がなかったので、どっちかというと得意じゃなくて…。でもそんなこと言っていられない。2人のうちのどちらかが弱いと見れば、相手は徹底的に狙ってくるんです」北信越大会の最終戦では集中攻撃を浴びてギリギリまで体力を消耗し、炎天下だったせいもあって熱中症に陥ってしまう。「頭はボーッとするし、体は動かないしで本当に苦しかった」
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ビーチバレーの一番の難しさは足場が悪いこと。開催地によってそれぞれまったく違う砂の質で疲れ方も変わってくる。さらに屋外でプレーするため風の影響も大きく、気温や天候によっても試合の流れは左右される。「とにかくインドアのバレーとはまったく勝手が違う。でも競技としての厳しさとは別に、BGMを流したり、コメンテーターが試合の実況を放送したりして雰囲気を盛り上げるから観客は楽しいでしょうね。試合やってる方はそれどころじゃないけど」
「目標は優勝…と言いたいところだけど、国体にはプロ級の選手も出場してくるのでちょっと無理。でも精いっぱい頑張ります」
(白鳥文男) -
05衆院選 立候補者の横顔(2) 宮下一郎氏(47) 自民党
「あくまで地域、特に中山間地の視点に立って構造改革を」窶伯セ葉に力がこもった。
政府の郵政民営化法案に衆院採決の直前まで「反対」を唱えた。山奥まで郵便を届けるネットワークを残したい。過疎地の高齢者が頼る郵便局の貯金と保険の窓口業務を残したい窶煤u『小さな政府』をめざす構造改革は避けて通れないが、郵政ではそれだけは譲れなかった」と語る。
父・創平氏の生地である長谷村を自らの故郷と呼ぶ。長野第5区が抱える広大な中山間地に暮らす人々への思いも強い。党内での議論の末、「充分満足はしなかった」が自説がある程度政府案に反映したと判断。「構造改革を進めるためには政局の流動化を避けるべき」との思いで、採決では賛成票を投じた。
座右の銘は「着眼大局、着手小局」。郵政民営化法案をめぐっては、これを実践したといえるかもしれない。
前回選挙の前、創平氏の秘書として12年間政治の中枢で働いた。その経験は、「1年生議員とは思えない働きぶり」(森喜朗元首相)に生かされている。
だが、それを感じさせない「腰の低さ」「素直さ」を指摘する人も多い。年配者からは「一郎君」。同年代からは「一郎ちゃん」と親しく呼ばれるのもそのなせる技だろう。
趣味は手品と写真撮影。不規則な食事で少し太り「カミさんに睨まれている」と笑う。
現住所伊那市。妻との間に1女・1男。 -
韓国の研修団が宮田方式の今にふれた
集落営農などを学びたいと30日、韓国・忠清南道の農業者グループ16人が宮田村を訪れた。「宮田方式」と呼ばれる営農システムについて説明を受けたほか、リンゴや山ぶどうの転作地などを視察した。
一行は、韓国の全国的な農業組織「全国農民会総連盟」に加わっている若手農業者。28日から1週間の日程で、新潟県の魚沼や伊那谷など、各地の農業現場を見学している。
宮田村では、村の担当者が「宮田方式」について説明。
農地の所有と利用を分離し、かつては画期的な集落営農だったことを話したが、担い手不足などで方式そのものが行き詰まっていることも伝えた。
研修団長の金相賢さんは「韓国でも10年後には後継者問題が社会問題になる可能性がある。農民の地位を高め、豊かになる方策を考えなければ」と話していた。 -
中沢小地震防災訓練
防災の日の1日、駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は大地震発生に備えた防災訓練を行なった。「地震発生。頭を保護し、上履きのままで校庭に避難しなさい」と校内放送が流れると、全校の児童らは頭に防災ずきんをかぶり、無言のまま素早く整然と避難を終えた。
校庭に集合した児童らの前で、担任らの人員報告を受けた酒井照明教頭が北原校長に「児童全員避難完了」と報告し、訓練を終了した。
校庭から視聴覚室に移動した児童らは、県が制作した防災ビデオを見て地震への備えや地震発生時の対応などについて学んだ。
北原校長は「静かに早く避難ができた。実際に地震が起きた時にもこういう落ち着いた行動をとってほしい。今日は家に帰ったら地震について家族で話し合ってください」と話した。 -
地元の麦でビールをと宮田村でプロジェクト始動
地元産の大麦で地ビールをつくりたいと宮田村で構想が持ちあがり1日、関係者が集まり初の検討会を開いた。同村内で地ビールを醸造している南信州ビールは技術的な研究を始めたいと説明し、農協も賛同。麦の質やコストなど不透明な部分も抱えるが、「地域に根ざしたビールを」との共通認識で計画は始動した。
南信州ビールは今年、宮田村内の酒販店と協力し、地元の名水を使った「伊勢滝の風」を発売。
そのプロジェクトに関わった大田切区の農業田中一男さんが「地元の麦も使えないか」と同ビールに提案し、関係者に呼びかけた。
検討会には、農協、農業改良普及センター、村の担当者も出席。
南信州ビールの竹平考輝工場長代理は、地元産の大麦は通常ビールに使わない六条大麦であるが、麦芽として使える可能性を研究したいと説明。
農協と普及センターは研究調査に協力する意向で、調査結果によってはビールにあった品種の作付けにも前向きに取り組む姿勢を示した。
宮田村内では転作により約30戸の大麦栽培農家がおり、年間87トンほどを生産。
対して南信州ビールの麦使用量は年間15トンほどで、糖度やデンプン質など品質が適合すれば「原料として供給することは十分可能」(農協)だ。
農協宮田支所の小田切政市営農課長は「地元の製品になれば、栽培農家の意識も高まる」と話した。 -
10月の「権兵衛峠を歩こう」定員いっぱい
10月に開く「第25回米の道・権兵衛峠を歩こう」(実行委員会主催)の参加者の受け付けが始まった1日、定員300人に達した。
伊那谷と木曽谷を結ぶ権兵衛トンネルが来春、開通するのに先立ち、バスに乗ってトンネル内を見学できることから、主催者は「トンネルへの関心が高かったのではないか」とみる。
例年、1週間ほどで埋まる人気のイベント。今回は電話が鳴りっぱなしで、午前中に定員が埋まるほどだった。申し込みは市内をはじめ、近隣市町村、下伊那、県外からあった。
10月15・16日には、開通プレイベント「権兵衛トンネル体験ツアー」を開催。詳細を煮詰めている段階だが、伊那市と木曽郡日義村の物産展会場を発着点に、シャトルバスを運行するため、ツアーへの参加を呼びかけている。 -
伊那市地震総合防災訓練
伊那市は、市役所で地震総合防災訓練(本部訓練)をした。市職員約150人が参加。東海地震注意情報発表時点から災害発生の初期段階までの訓練を、実際の場面を想定しながらそれぞれの役割をこなし、問題点や解決法を考えるロールプレーイング方式で取り組んだ。
訓練は、震度6弱で、土砂崩れや家屋の倒壊などの被害があったと想定。
今回は、新たに避難所開設マニュアル(案)に沿い、市職員が市役所から備蓄倉庫に寄り、毛布や食料などを持って避難所の新山小学校まで出向いた。
また、災害情報を市民に知らせる手段の一つとして、ケーブルテレビで生中継。庁舎内に設けた災害対策本部で、各部長が災害状況を報告する様子などを流した。
終了後、小坂市長は「訓練の反省点を各部署で点検し、災害の備えをしてほしい」と呼びかけた。
近く庁議を開き、各部での反省を出し合い、市職員行動マニュアルなどに生かしていく。 -
南箕輪小学校で祖父母参観
南箕輪村の南箕輪小学校(宮原貞雄校長、707人)で31日、祖父母参観があった。1窶・限は授業参観、3現は2年生と合唱クラブの発表を体育館で聞いた。年に1度の機会に、孫の勉強する姿を一目見ようと、大勢が訪れた。
歌の発表には約300人以上の祖父母が集まった。2年生は「夕やけこやけ」「虫のこえ」、3年生以上の有志でつくる合唱クラブは「HEIWAの鐘」を一生懸命合唱。それぞれ、この日のために、ほぼ毎日の練習を積んできた。
2年生は鈴やシンバルなどを使って虫の音色を演出。歌の最後には「おじいさん、おばあさん、いつも優しくお世話してくれてありがとうございます。いつまでもお元気でいてください」とメッセージを添え、感謝の気持ちを伝えた。歌のプレゼントを記録に残そうと、ビデオカメラなどを構える人もいた。
離れて暮らす2人の孫を見ようと訪れた夫婦は「授業を楽しくやっている姿が見ることができてよかった。孫の成長は楽しみ」と話した。