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町卓球大会
飯島町教育委員会は30日、第49回町卓球大会、第14回町少年卓球大会を飯島小学校体育館で開いた。25人が出場し、部門別に優勝を競った=写真。
上位は次の皆さん。
▼一般男子(1)宮上和之(2)上山側夫(3)佐々木秀章▼中学生(1)堀越美邦(2)小林研太(3)松村知明▼小学生A(1)川井達也(2)竹内智史(3)鈴木雄太▼小学生B(1)神崎蒼(2)鈴木真衣(3)川井幸博▼小学生C(1)大場博之(2)紫芝卓(3)宮下園望 -
町柔道大会
飯島町教育委員会は30日、第34回町柔道大会を飯島体育館で開いた。幼年、小学校低学年、同高学年、中学の4部に33人が出場し、優勝を競って熱戦を繰り広げた=写真。
上位は次の皆さん。
▼幼年の部(1)下平駿也(2)割田遙(3)北澤豪、清水将臣▼小学校低学年の部(1)真島悠佑(2)宮崎龍人(3)斎藤耕、村松杜志▼小学校高学年の部(1)下平雄大(2)真島隆平(3)浦野慎太郎、村松美和▼中学の部(1)小林大樹(2)大澤達也(3)吉瀬瞳、大澤翔太 -
中川村で交通事故
30日午前9時5分ごろ、中川村片桐の国道153号線、中川中学校入口信号交差点で同村片桐牧ケ原の無職東金けさゑさん(78)のオートバイと同村片桐小和田の会社員米山隼人さん(23)の軽自動車が衝突した。東金さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが左脚の骨を折るなどの重傷。米山さんにけがはなかった。
駒ケ根署によると、国道を北に向かって走行していた東金さんが交差点を右折しようとしたところ、対向して直進してきた米山さんの軽自動車に衝突した。同署でさらに原因を調べている。 -
伊那北高校7期生が50周年同窓会
伊那北高校の7期生(1955年度卒業)は11月19日、卒業50周年記念同窓会を伊那市のマリエール伊那で開く。
同窓生約250人のうち、80人弱が参加。全クラス合同での同窓会は、30周年以来2度目となる。
7期生には今年8月、英国の科学雑誌「ネイチャー」に論文を発表した武田幸作氏(東教学芸大学名誉教授)もおり、19日に来伊する。
武田氏は、バラと同じ型の色素を持つ「ヤグルマギク」は、なぜ青い花を咲かせるのか窶狽ニいう、90年近く議論されてきた難問を解明。赤い色素、アントシアニンに、金属イオンなどが結合することで、青い色素を出すことを発見した。
武田氏と同じクラスだった井地政久氏は「一つのものに打ち込む姿勢は、並みの精神力ではできない。学校の誉れであり、同窓会としても誇りに思う」と話していた。 -
あるしん景況観調査
景気、やや上向きか
DI指数4・4ポイント改善アルプス中央信用金庫の発表によれば、上伊那の企業で、7縲・月の業況を「良かった」とするのが18・3%(前期13・4%)、「悪かった」が40・0%(同39・5%)で、「良かった」の割合からから「悪かった」の割合を引いたDI指数はマイナス21・7で前期26・1より4・4ポイント改善した。
04年同期のDI指数はマイナス10・6だったが、その後、05年4縲・月期まで悪化が続き、今回ようやく改善方向を示した。
DI指数を業種別に見ると、改善方向を示したのは不動産業0・0(前期比20・0改善)、サービス業マイナス27・3(同13・6改善)、建設業マイナス20・6(同6.6改善)。
逆に悪化したのは小売業のマイナス46・4(同17・8悪化)、製造業の29・7(同1・2%悪化)だった。
だが、小売業も、製造業も来期の見通しでは若干の改善を予想しており、全体として、やや上向きの傾向がうかがえる調査結果となった。 -
建設リサイクル法に係る一斉パトロール実施
上伊那地方事務所は29日、上伊那の2市2村で、建設リサイクル法に伴う対象工事現場の巡視をした。
パトロールは全国一斉に春と秋のに行われ、今回は、伊那市、駒ケ根市、南箕輪村、宮田村の4市村16件の解体現場で、届出や標識設置有無、分別解体の実施状況などを確認した。
2000年に公布された建設リサイクル法は、建設現場の届出や分別解体、再資源化などについて定めたもので、法律の周知が行き届いてきた現在、届出は定着してきた。しかし、標識の設置は見落とされがちで、今回も2件で未設置を確認。口頭で指導を行った。
県は引き続き、標識の設置など、法律内容の周知に務める。
また、吹付けアスベストやアスベスト含有建材を使用した建設物解体に関して国は、一定の規模要件を満たす場合のみ、届出を義務付けているが、県は独自に基準を設け、それ以下の場合にも届出を求めているため、こうした点の周知にも当たりたいとしていた。 -
箕輪町新エネルギーセミナー
04年度策定の「箕輪町地域新エネルギービジョン」に基づき、環境にやさしいまちづくりに取り組む箕輪町は28日、新エネルギーセミナーを役場で開いた。町職員や県、県内市町村職員対象のセミナーで、講演やバイオディーゼル燃料(BDF)精製の先進事例発表などを70人余が熱心に聞いた。
先進事例は、須坂市の市民団体「須坂エコライフネットワーク」の山岸頌正代表が発表。地球温暖化防止のため化石燃料を減らし、地域循環型エネルギーシステムの構築を目指し活動している。
主な活動は▽遊休農地に菜の花を栽培して菜種から食用油を生産▽市内から排出される廃食用油から軽油台替燃料BDFを生産▽BDFを市の公用車、ごみ収集車、農協の重機などに使用し普及-。
遊休農地での菜の花栽培が開墾作業のようになり負担になったことなども示し、今後の課題に▽地球温暖化防止の重要性の啓蒙活動▽会員拡大▽BDF普及拡大-などを挙げ、「地球温暖化防止に少しでも役立ちたい」と語った。
山梨大学工学部長の鈴木嘉彦さんが「持続可能な循環型社会とバイオマスエネルギー」と題して講演。NEDO技術開発機構が新エネルギー導入支援策を紹介した。高性能電気二重層キャパシタ蓄電システムを搭載したセニアカー、マイクロ水力発電装置、電気自動車、太陽光・風力のハイブリッド発電などの展示もあった。 -
三峰川、見所いっぱい
みらい会議がサイクリングツアー流域の環境や景観の保全に取り組む三峰川みらい会議の水チーム(前林賢一代表)は30日、三峰川に流入する小河川や排水路・取水口をサイクリング・ツアーした。
伊那市・竜東橋近くの榛原親水公園から高遠水路橋・高遠ダム・伝兵衛井水跡・新山川ファブリ可動堰などをめぐるコース。途中、高遠町上山田の鞠ケ鼻井筋の記念碑=昭和12(1935)年建立=付近では、伝兵衛井筋最大の難所で、江戸時代から何度も崩れては掘り返した用水路の歴史なども語られた。
新山川のファブリ堰=ゴム製の水門を使用した珍しい堰=では、管理する春富土地改良区の協力で、ゴム製の水門内部の空気を抜いて、実際に水を流した。
農業用水の取水口に設置された水門で、以前は鉄製の水門が設置されていたが、58災害で上流から倒木が流れて堰を埋め、付近一帯が洪水になった。そのときの対策として、ゴム製の袋を使った新しい堰が作られたという。大水で倒木などが流される状況下では、ゴムの袋が破れて、下流に水を流す仕掛けになっているという。
三峰川みらい会議のスタッフは「三峰川の治水・利水の歴史は奥深い。まだまだ知らないことがあるので、みんなで調べて考えてみたい」と話している。 -
町二区道普請
宮田村町二区(小木曽光明区長)は30日朝、区内の道路にたまった砂利や小石、枯草などを取り除いたり、側溝の泥をさらうなどの作業を行った。早朝から住民らが出て各班ごとに作業を進め、道路際には多くの土砂や草などが山のように積み上げられた。
小木曽区長はじめ区の役員ら12人はトラック2台に分乗して区内を回り、道路に積まれた草などを次々にトラックの荷台に積み込んだ=写真。
作業の終わった道路は見通しも良くなり、路肩の小石などもなくなって隅々まですっかりきれいになった。集めたごみは午前中いっぱいかかって役員らが分別した。土砂は村内の建設会社の敷地に埋め立て、草などは燃えるごみとして出すという。 -
消防団秋季訓練
宮田村消防団(有賀健一団長)は30日、秋季訓練を宮田村の中央グラウンドと寺沢林道などで行った。水防・山林火災訓練や長距離ポンプ中継訓練などのほか、隊形変換、方向転換など行進の訓練を行って、身に付けてきた技能にさらに磨きをかけた。
水防・山林火災に備える訓練では、もやい結びなど、災害現場で必要となるロープの結束方法などを学んだほか、土のうを積み上げる訓練、背中にタンクを背負って放水するジェットシューターの訓練などが行われた=写真。団の幹部は、団員らに実践的な動作を身に付けさせようと、大きな声できびきびと指示を出していた。 -
大久保区歩け歩け運動
宮田村の大久保区保健補導員会は30日、「健康教室・歩け歩け運動」を開いた。子どもを含む約20人が参加し、秋の自然を楽しみながら区内の約3キロを歩いたほか、血圧や体脂肪などの測定をしたり、保健師の講話を聞いた。
集まった参加者は軽く準備体操をしてから大久保集落センターをスタート=写真。「少し肌寒いね」などと話しながら、天竜河畔から熊野神社を経て集落センターに戻る約3キロのコースをそれぞれのペースで歩いた。
保健師の村田修子さんはメタボリック・シンドロームについて「肥満や高血圧など、動脈硬化の危険因子をいくつも持っている状態のこと」と説明し「動脈硬化を引き起こす内臓脂肪を減らすためには、食事生活の改善や適度なや運動などが効果がある」と話した。 -
いいちゃん文化祭「芸能祭」
29・30日に開かれていた「いいちゃん文化祭」のメーンイベント「芸能祭」が30日、町文化館大ホールで開かれた。町内の16グループが出演し、歌や演奏、踊りなど日ごろの練習の成果を披露した。
器楽では「ビューティフルセブン」による大正琴、「こっとんクラブ」「琴の会」による文化筝と琴、飯島フルート教室の生徒らによるフルートが演奏された。社交ダンスや日本舞踊、演歌体操などの踊りのほか、飯島中学校3年3組、飯島女性コーラスによる合唱が披露された。
会場を訪れた人たちは、ステージいっぱいに展開される熱演の数々に惜しみない拍手を送っていた。 -
イタリアオペラの夕べ
第13回秋のミュージアムコンサート「イタリアオペラの夕べ・乾杯の歌」が29日夜、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館別館VITA AMORで開かれた。駒ケ根市出身のソプラノ歌手堀尾諭委さんと札幌市出身のテノール歌手岡崎正治さんが出演し、イタリア仕込みのアリアの数々を披露した。共にオペラの本場イタリアで研さんを積んだ実力派歌手の2人は代わる代わるステージに立ち、モーツァルトの『ドン・ジョバンニ』、ビゼーの『カルメン』、プッチーニの『蝶々夫人』、ベルディの『椿姫』などお馴染みのオペラの中からそれぞれ得意のアリアを歌い、時に2重唱も披露した=写真。地元のコーラスグループ「駒ケ根女性コーラス」「童謡コーラスつくしんぼ」「新星合唱団」のメンバーらも登場し、共に美しいハーモニーを聴かせた。
会場を埋めた約150人の聴衆は、朗々と響き渡る美しい歌声に息を飲んで聴き入っていた。 -
ハロウィン楽しむ
駒ケ根市小町屋の住民らが29日夜、仮装をしてお菓子をもらったりパーティーをしたりするなどの本格的なハロウィンの祭りを盛大に楽しんだ。来日して約10年という米国人の英会話講師マルコ・メランソンさん(47)一家が中心となり、近くの住民らに呼び掛けて今年初めて実現した。
近くに住む約20人の子どもたちは白雪姫、海賊、お化けなど思い思いの扮装に身を包み、ジャック・オー・ランタン(お化けカボチャ)の灯りが揺らめくメランソン家の前に集合=写真。中には親子そろって忍者の装束を着て登場したほほえましい家族の姿もあった。子どもたちは早速近くの家庭を順番に訪ね「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と言ってはキャンディやチョコレートなどの菓子をもらい、うれしそうに見せ合っていた。
「どの子の仮装が一番かみんなで投票しよう」とコンテストをしたり、集めたお菓子を持ち寄ってパーティーをしたりと、大人も子どもも初めて体験する西洋の祭りを地域ぐるみで楽しんだ。
ハロウィンはキリスト教の聖人を祝う万聖節の前夜祭で、悪霊を追い払うため玄関に中身をくりぬいたカボチャを置くなどの習慣がある。 -
早起き野球閉会式
駒ケ根市早起き野球連盟(川上好朗会長)は29日朝、05年度シーズンの閉会式を市民体育館で開いた。4月からの長いシーズンを戦い抜いてきた参加14チームの代表者ら約100人が出席し、今季の健闘をたたえ合った。各大会の上位チームには賞状やトロフィーのほか、ビールや焼酎などの賞品が贈られた=写真。
川上会長はあいさつで「1年間大きな事故もなく、日程の狂いもなく過ごせた。来年の開会式にはこの14チームがまた顔を合わせ、楽しく戦えることを期待する」と述べてシーズンを締めくくった。
表彰されたのは次のチーム。
▼1部トーナメント(1)北斗(2)町一区野球愛好会(3)駒ケ根アイアンズ(4)上穂クラブ(5)北割一区、中沢OB▼中央アルプスリーグ(1)北斗▼南アルプスリーグ(1)上穂クラブ▼市長杯争奪戦(1)北斗(2)町一区野球愛好会(3)北割一区、中沢OB▼2部トーナメント(1)オール福岡(2)カッターズ(3)中沢球愛クラブ、伊南健康▼駒草杯=TENJYO▼ロータリー杯=養命酒、中沢OB、北割▼努力賞=伊南健康、中沢OB、北割 -
錦秋の渓谷美を満喫、宮田村不動滝の水巡りウォーク
宮田村商工会の村おこし事業実行委員会などは30日、不動滝の水巡りウォーキングを開いた。村内外から約110人が参加。紅葉真っ盛りの黒川林道を歩き、荘厳な滝の景色を堪能した。
新大田切発電所近くから出発。標高が高まるにつれて木々の色付きも深まり、参加者の目を楽しませた。
赤や黄金の帯となって渓谷に映え「ここ10年間で最高の紅葉だ」と歓声も。昨日降った冷たい雨が露となり、標高約1450メートルの滝周辺では・ス錦秋・スを一層濃くしていた。
ウォーキングは4年前から年2回開催し、宮田高原から入山する伊勢滝を目的地にしてきた。
しかし、災害復旧工事のため今回初めて不動滝で実施。参加者に好評だったことから、主催者は「伊勢滝と不動滝で交互に開ければ」と話していた。 -
長谷村福祉のつどい
体験発表や馬頭琴演奏など多彩に長谷村「福祉のつどい」が30日、サンハート美和などであり、のべ350人が集まった。村社会福祉協議会などでつくる実行委員会の主催。利用者の交流、福祉関係の表彰、体験発表、モンゴル人で現在日本でモンゴルの自然や文化を紹介しながら馬頭琴(モリンホール)の演奏活動をするリ・ガ・スチントさんの演奏と講演など多彩な催しだった。
リ・ガ・スチントさんはモンゴルを草原を想像させるゆったりとした曲を交えながら、映像なども使ってモンゴルを紹介。「皆が幸せになることは、皆が一緒にいられること」と題して、モンゴルの人々の生活や、民族の自由・自立の活動をしたために自国から帰国許可が下りない地震の状況などを話した。「遠い国の話を聞いて、健康長寿に役立てて」の言葉に参加者はさかんにうなづいていた。
福祉・介護の体験発表では、小学生の高見樹央さん、中学生の松本洋平さん、高校生の春日千絵さん、ボランティアの馬場和子さんらが話した。
表彰者は以下の通り。(敬称略)
【社協への1件10万円以上の寄付】丸茂玄泰、西村和裕、馬場重治、久保田俊弘、伊藤はるみ、小松勝美、池上宏、池上直彦、中山勇、宮下彦二、大澤稔【在宅介護者】池上清子、上島今朝幸、中山ふみ子【村への1件10万円以上の寄付】北原秋子、中村秋利、伊藤学、北原冨喜江 -
片桐地区運動会
中川村片桐地区の第47回運動会が30日、中川西小学校グラウンドで開かれた。心配された天候とは裏腹にさわやかに晴れ渡った青空の下、綱引き、大玉送り、満水競争などの団体種目や、小学生から50歳代の選手が健脚を競う対抗リレーなど全11競技が大歓声の中で行われ、区民ら総出でスポーツの秋を楽しんだ。
大玉送りでは小学生14人、大人50人でつくる各部のチームが予選を行い、勝ち上がったチームが決勝を戦った=写真。練習を重ねて本番に臨む小学校の運動会と違い、各チームとも途中で玉を落としたり、玉がなかなか進まなかったりするなど、チームワークはいまひとつだったものの、出場者らは歓声を上げながら笑顔で競技を楽しんだ。
競技の合間には扇子やポンポンなどを手にした子どもたちがそれぞれの応援席の前に出てリーダー役を務め、「頑張れ!」と応援に声をからした。 -
特別職報酬審議会答申
駒ケ根市特別職報酬等審議会(渋谷敦士会長)は8月に諮問を受けた市長、助役、収入役、教育長の給料と、市議会議員の報酬の金額についての答申をまとめ31日、市役所で答申書を中原正純市長に手渡した=写真。答申では、ほかの市町村との比較、景気の動向、一般職の職員の給与引き下げなどの状況を踏まえ▽市長、助役、収入役、教育長の給料は現行の1%減額▽市議会議員の報酬は据え置き窶狽ニしている。
中原市長は「答申は尊重するが、自身の率直な気持ちとしては、改革が中途であり、景気回復も思わしくないなどの状況を加味して検討を加え、判断していきたい」と話し、自主削減に向けて含みを残した。
4役の給料、議会議員の報酬は01年がピークで、その後段階的に削減されてきているが05年度は据え置きとされた。
答申された給料・報酬月額は次の通り(カッコ内は現行)。
▽市長=78万7千円(79万5千円)▽助役=66万3千円(67万円)▽収入役=60万3千円(60万9千円)▽教育長=57万9千円(58万5千円)▽市議会議長=38万3千円▽同副議長=32万6千円▽同議員=29万8千円 -
来年2月 音声情報配信システム開始へ
伊那市で来年2月から、音声情報配信システム事業「きこえるニュースボックス」が試験的に始まる。視覚障害者らに対し、市内のニュースなどを提供するもので、全国で初めての試み。
システム化の効果として▽情報の一元化▽利用者に情報をリアルタイムで配信▽提供する情報の作成など障害者の雇用を創出窶狽ネどが期待される。情報内容は今後、煮詰めていくが、全国や市のニュース、市報など配信する予定。災害時にも活用していきたいとしている。
対象者宅に、専用受信端末機を設置。音声情報配信センターから配信される多彩な情報を、利用者自身が選択して聞くことができる。端末機の新規開発含む事業費は2400万円(うちコモンズ支援金460万円)。
実証実験は来年2縲・月。視覚障害者、弱視者、寝たきり老人などモニター10人を選び、システムの実用性や音声情報の作成、端末機の操作などを検証する。利用者負担は、本年度無料だが、来年度は通信費などが必要となる。
この事業は、視覚障害者らに市報などを録音したカセットテープを郵送しているが、ボランティアから「もっとタイムリーな情報提供の方法はないか」と意見が出され、解決策として関係事業者と検討を進めてきた。
市や端末機の開発会社らで構成する音声情報配信システム開発協議会が実証実験に当たる。 -
地域自治区の基本方針を報告
伊那市地域自治区検討委員会(中村孝夫委員長、15人)は31日、市地域自治区条例の素案を含めた基本方針を小坂市長に報告した。新市発足後、市議会6月定例会に条例制定を提案する予定。
地域自治区は、地域住民と行政の協働で、住民の意見を行政に反映させ、地域自治の推進を図ることを目的として明記。現市の旧町村単位7地区に設ける。地域自治区に置く地域協議会の役割に、自治区にかかる重要事項について市長に意見を述べることができるなどを盛った。また、協議会を運営する上で、活動を支援する財政上の措置も示した。
中村委員長から報告書を受け取った小坂市長は「皆さんの意見を踏まえ、条例制定していきたい」と述べ「伊那地区の事務所の位置は、どういう形が望ましいか、検討して設置したい」と答えた。
住民に対し、7地区で説明会を開くほか、市報などを通じて啓発していく。
条例制定後、速やかに協議会に移行できるよう準備会を作っていきたいとしている。
報告書で、市人口の約半数を占める伊那地区の地域協議会の組織は2つ(竜東・竜西)、4つ(小学校単位)を併記し、2つを望む声が多かったことを添えた。伊那地区の事務所の位置は「市生涯学習センターを第一候補」とした。 -
工業技術ガイドを発行
伊那市は、工業技術ガイド(05窶・6年)を2千部発行した=写真。新たに7社を加え、65社を掲載している。
ガイド=A4判、89ページ=は、中小企業が持つ加工などの独自技術を紹介することで、受注開拓や拡大に役立てようと毎年作っている。
ガイドでは、全自動レンズ研磨システム、精密部品など工業製品や加工技術を写真入りで紹介しているほか、工業統計や市の工業団地などの状況を掲載。今回は、既存企業や市外からの新規企業が工場の増設や新設などする際に利用できる工業等振興補助金の一覧表を充実させた。
掲載企業は▽一般機械・器具▽精密・金属加工▽電機・電子▽食品・醸造窶狽ネど7部門に分け、それぞれ各社の得意技術や、主要製品、主な取引先などをまとめている。
ガイドは東京都などで開かれる工業展などに活用するほか、希望者には市役所商工観光課窓口で無料配布している。 -
小黒川渓谷キャンプ場で感謝祭
伊那市荒井区内の萱の小黒渓谷キャンプ場で30日、初の感謝祭があった。熱々のきのこ汁がふるまわれ、場内の釣り堀でニジマスを釣ったり、釣ったニジマスを炭火で焼いて味わうなど、紅葉が見ごろを迎えた渓谷は家族連れらでにぎわった。
昨年10月、台風23号の影響で、テントサイト区画が土砂で埋まり、場内にシャベルカーが入って土砂を除いたり、敷地内を流れるせせらぎ水路を新しく直すなどの工事で迷惑をかけたおわびの意味と、利用者への感謝の気持ちを込め、伊那市振興公社が計画した。
釣り堀は、さお代、くし代などはサービスし、釣ったニジマスは1匹100円で販売。市内や近隣から訪れた人で常に満杯の状態で、子どもも大人も、糸をたらしてじっと当たりを待った。駒ヶ根市から訪れた家族4人は8匹を釣り上げ、「もう2匹釣りたい」と話していた。
キャンプ場は11月末まで営業する。 -
救急法救急員養成講習
南箕輪村消防団は29日から、救急法救急員養成講習を村役場講堂で開いている。15歳以上を対象にした講習で、受講者は救急員認定証を取得しようと熱心に学んでいる。
講習は11月6日までの3日間。18時間の講習と学科・実技検定があり、学科・実技検定合格者にはボランティア活動のための資格、救急員認定証を交付する。科目は▽赤十字救急法▽心肺蘇(そ)生法▽傷と止血▽包帯・骨折・脱きゅう・ねんざなど▽急病・運搬・救護-。新メニューでAED(自動体外式除細動器)も学ぶ。
初日の講義では、講師が「救急法は観察・判断・手当の流れで、観察から始まる」と話し、▽周囲の状況をよく観察する▽2次事故の防止策を考える▽感染症予防のため傷病者の血液がつかないようにビニール手袋やビニール袋などを利用する-などを説明。「しっかりした態度、言葉遣いが傷病者を安心させる」と話した。 -
第18回南箕輪村駅伝大会
神子柴が2連覇第18回南箕輪村駅伝大会が30日、村役場発着村内1周コースであった。各区単位で編成した9チームが健脚を競い合い、神子柴チームが2連覇を達成した。
小学生から壮年までのチーム編成で、小学生女子の選手が第1走者として役場をスタート。12区間23・45キロのコースでたすきをつないだ。
神子柴は1時間32分55秒で、2位の田畑に2分58秒の差をつけて優勝した。
結果は次の通り。
◇総合成績
(1)神子柴(2)田畑(3)久保
◇個人成績
▽1区(1)小林夢佳(北殿)7分34秒=区間新(2)横沢あき(久保)(3)岩井莉奈(中込)▽2区(1)高木幸伸(神子柴)5分29秒=区間新(2)唐沢和夫(大泉)(3)伊久間美昭(沢尻)▽3区(1)原真理(大泉)4分47秒=区間新(2)白鳥徹也(田畑)(3)中島雄一(神子柴)▽4区(1)加藤正悟(沢尻)7分09秒=区間新(2)清水康博(田畑)(3)田中紀久(大泉)▽5区(1)北原雅弥(北殿)6分40秒(2)唐沢幸太郎(神子柴)(3)前田剛志(沢尻)▽6区(1)有賀文治(南殿)7分35秒=区間新(2)高木幸次(神子柴)(3)丸山芳雄(久保)▽7区(1)緑川雅人(南原)14分48秒(2)原一歩(神子柴)(3)今村幸治(沢尻)▽8区(1)清水勝宏(大泉)、松沢駿(田畑)5分32秒(3)大島義史(神子柴)▽9区(1)砂川翔(北殿)6分01秒(2)加藤秀樹(田畑)(3)増田樹(神子柴)▽10区(1)唐沢裕二郎(神子柴)4分30秒=区間新(2)加藤将高(沢尻)(3)原太河(大泉)▽11区(1)斉藤信司(神子柴)10分53秒(2)藤沢勇(田畑)(3)兼子拓也(南殿)▽12区(1)春日幸治(田畑)7分22秒(2)堀田康平(南原)(3)矢沢哲志(久保) -
第7回南箕輪わくわくクラブテニスカップ
第7回南箕輪わくわくクラブテニスカップは30日、大芝公園テニスコートであった。南箕輪わくわくクラブ主催。
種目は硬式テニス。男子ダブルス7組、女子ダブルス4組、ミックスダブルス4組の計15組。
いつも練習している仲間とは違う人とゲームができる楽しみや、気軽に参加できる大会として昨年よりも出場が多く、村内をはじめ伊那市など近隣からの参加で、半数以上がわくわくクラブ会員以外の一般だった。各種目とも総当たり戦で熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
◆男子ダブルス (1)矢沢竜也(南箕輪)●本隆之(伊那市)(2)中川嗣朗(伊那市)田中直人(南箕輪)(3)鎌倉博彰・北村文孝(伊那市)
◆女子ダブルス (1)春日久美子・村田沙織(伊那市)(2)鷹尾さおり・中川とも子(3)横山菜穂子・井上朋子(伊那市)
◆ミックスダブルス (1)小池済・小池久美(箕輪)(2)久保村豊(伊那市)原幸江(南箕輪)(3)河手仁・河手藍(箕輪) -
第3回もみじ湖夢まつり
第3回もみじ湖夢まつりが30日、箕輪ダムイベント広場であった。好天に恵まれ町内外から家族連れらが大勢訪れ、シートを広げてくつろいだり、イベントに参加して楽しんだ。箕輪町東箕輪地区有志による「信州もみじ湖夢くらぶ」(根橋英夫代表)などでつくる実行委員会の主催。
メーンイベントの「牛さんのおにぎり杯争奪第2回ロール転がし競争大会」は、消防や農協、スポーツチーム、地元の箕輪東小学校PTAら21チームがエントリー。優勝賞品の「米」獲得を目指し、牛の飼料を詰めた重さ400キロのロールを必死に転がした。
催しは、エアロビクスダンスや箕輪太鼓演奏のほか、マウンテンバイクや乗馬体験、ゲームコーナー、竹馬作りなど盛りだくさん。新企画もみじ湖写生大会は、子どもから大人までが、わずかに紅葉し始めた山並みなどを描き、芸術の秋を満喫。搾りたて牛乳、きのこ汁のサービスには長蛇の列ができ、ふれあい動物園では、子どもたちがアイガモを抱いたりしてふれくあった。 -
第45回長野県保育研究大会
第45回長野県保育研究大会が29、30日、伊那市であった。1日目は伊那中学校で分科会、2日目は県伊那文化会館で式典や記念講演などがあり、「無限の可能性を持つ子どもたちの健やかな成長を願い、使命達成にまい進する」と宣言した。
式典は、伊那市保育協会による太鼓演奏、「伊那市の歌」合唱、ダンシング・オン・ザ・ロードの踊りで華やかに開幕。県保育園連盟会長表彰もあった。
研究発表は、「一人一人の育ちを支える療育システムをめざして-母子とともに歩んで-」をテーマに伊那市保育協会の母子通園訓練施設「小鳩園」が発表した。
保育士が専門職として求められることに▽子どもの姿をあらゆる面から見て、親の話を丁寧に聞き、具体的な方法を一緒に考える▽子育ての主体者は父母であることを深く認識し父母の努力に共感と励ましをもって向き合う姿勢をもつ▽発達支援のための知識と技術を身につける努力-を挙げ、相談体制の早急な充実や伊那市との療育システムのさらなる充実なども示した。 -
伊那谷女性工芸展
信州伊那谷で活動する若きクリエーターたちの陶芸、とんぼ玉、漆芸、古布など特色ある作品を集めた伊那谷女性工芸作家展が13日まで、飯島町七久保道の駅花の里いいじまで開かれている。
作家は革・和布・羊毛の加藤キナさん(喬木村)、陶芸の力田一氷さん(中川村)、土屋智恵さん(飯田市)、古布リメイクの梅本和子さん(飯田市)、漆芸の竹内慶子さん(駒ケ根市)、とんぼ玉の角田まち子さん(南箕輪村)の6人。
力田さんは粉引に繊細な野の花を描いた大皿、深鉢など日用雑器を、土屋さんは伊那谷の石を砕き、草木を灰にした釉薬を用いた茶わん、皿、愛きょうある招きネコなど縁起物も並べた。
竹内さんは吸物わんや深鉢で本物の良さをアピール、角田さんは色とりどりのトンボ玉を並べ、夢の世界を広げている。
開場午前10時縲恁゚後5時。定休・火曜日 -
不法残留・不法在留の疑いでタイ国籍の男女2人逮捕
伊那署は31日深夜から早朝にかけて、出入国管理及び難民認定法違反(不法残留・不法在留)の疑いで、タイ国籍の男女2人を現行犯逮捕した。
2人は、南箕輪村在住の無職男性のセアーンノー・チャイサク容疑者(33)と、同村在住のアルバイト女性のクンナ・スリ容疑者(41)。同日午前2時54分、不法残留の疑いで、男性を南箕輪村の大芝高原内駐車場で逮捕、同4時40分、不法在留の疑いで、女性を伊那署で逮捕した。
伊那署の調べによると、31日午前2時ころ、大芝高原内駐車場に駐車中の車両にいた外国人風の男女を、不審に思ったパトロール中の警官が職務質問した結果、容疑が判明した。
不法滞在期間は男性が2年2カ月余、女性が14年5カ月余。女性については、パスポートを持っていたが入国以降に作ったもので、本人は他人名義のパスポートで入国したと供述しているという。