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公用スクーター入札ミス
伊那市、業者に謝罪伊那市が10月実施した公用スクーターの指名競争見積もり入札で説明不足とミスがあった問題で、市は27日、入札に応じた4業者を集めてミスを認め、謝罪した。その上で、車輌本体と関係費用の総額の一番安いものを落札決定額とするのが正式の方法と明言。このことにより24日付で落札決定していた3機種3台のうち、50cc・4ストロークのスクーター1台は落札業者が変更された。
さらに、出席した業者から、入札条件の不統一がほかにもあるとの指摘があり、1充電走行距離15キロメートル以上の電動スクーターは入札やり直しとなった。
問題があったのは、市総務課が行った、4日依頼・19日締め切り・24日決定の入札。落札した業者の見積り額は、車輌本体と関係費用の合計から一定額の値引きをするという形で算出されていたにもかかわらず、市は、車輌価格だけから同じ額を値引きするものと誤って捉えて、その額を落札額として決定した。
入札には4社が応じたが、入札依頼書は機種や規格などが簡単に記されただけだったため、業者ごとに細目や条件が異なる見積もり書が提出された。だが、市は、一部業者に電話で問い合わせただけで、それらを完全に一致させることを怠り、各業者の見積り書をもとに市側の計算で業者の入札見積り額を推定、その額で落札額を決定していた。
27日に業者側の指摘でさらに明らかになった50cc・4ストロークの機種の問題は、発売日に絡む。入札依頼書では「10月末納入」とされているが、応札した複数の業者が11月9日発売の安価な新型車で見積り、別の業者は納入日の指定を見てやや高価な旧型車で見積った。新型車で見積った業者のうち1社は、「11月9日発売だが良いか」と市に問い合わせ了解を得ていたが、そのことは他の業者には伝えられていなかった。「これも公平性に欠ける」との業者の指摘を市は認め、この機種は入札やり直しとなった。
伊那市は50万円を超える入札は専門部署である建設部監理課が所管するが、50万円以下の入札は担当部署が所管している。関係者によれば、こうした小規模入札で不備やミスが見受けられることから、庁内の講習会なども行われたばかりだという。 -
子どもの育成願う想いを看板に
青少年の健全育成を考える宮田村のグループ「芽吹きの会」は、育成の願いを記した木製の看板1基を手作りで完成させた。村民会館に常設するが持ち運びも可能で、各種行事など活用してもらう。今後は各地区の集会施設にも設置を予定し、子どもたちを見守る想いを村内全域に広げていく考えだ。
7月から製作に入り、11人のメンバーが協力しながら手作り。会のスローガンである「うちの子、よその子、宮田の子」を木板に刻んだ。
同会は住民参加で自立のむらづくりを考え、5月に解散した「むらづくり協議会」の教育文化ワーキンググループ(WG)が移行して発足。手始めとして看板づくりに取り組んでいる。
26日夜にようやく完成。予想以上の出来映えに「いい感じでできた」「手作りして良かった」と喜んだ。
11月5、6日の村文化祭に出展後、村へ寄贈。細田悦子会長は「地域の気持ちがひとつになる、良いきっかけになれば」と話す。
今後は育成会や子どもたちと協力しながら作業し、村内全11地区に設置予定。健全育成のシンボルにしたいと、期待はふくらむ。 -
ワイン祭り例年通り12月に 内容はより一般客重視に
宮田村の特産品山ぶどうワインの生産関係者らでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」は27日に幹事会を行ない、新酒の発表会を兼ねて開くワイン祭りを今年も例年通り12月に実施すると決定した。発表会と祭りを分散する案も浮上していたが、消費者に与えるインパクトを考慮。式典色が強かった内容も、一般客がより楽しめる形に刷新する。
祭りは毎年新酒の解禁にあわせて開いてきたが、内容や時期を見直そうと昨年あたりから検討。
良質を認める県の原産地呼称管理制度に出品する関係から、「年明けの認定を待って、ワイン祭りを開いては」という意見が当初は有力だった。
しかし、栽培者などからは「山ぶどうの収獲を喜び、より多くの人に楽しんでもらうのが本来の祭りの目的」など、新酒としての価値観を優先すべきとの声が聞かれていた。
この日の幹事会でも「祭りの時期は定着してきており、従来通りの日程がベスト」と意見が一致。12月3日にワインを醸造する村内新田区の本坊酒造信州工場で開くことを決めた。
一方、来賓など招待のあり方も改め、式典も縮小する方向で確認。より一般客を重視した祭りに変更する。 -
チャリティマレットゴルフで村社協へ寄付
宮田村マレットゴルフ同好会は26日、第15回チャリティー大会を新田区の村マレットゴルフ場で開いた。参加者などから集まった善意5万円を村社会福祉協議会に寄付した。
大会の1カ月前から同ゴルフ場に募金箱を設置。今年も愛好者から幅広く善意が寄せられた。
この日は大会終了後に、小林修村助役に募金を手渡し。大会も例年通りに白熱し、健康で元気にプレーできる有り難さを改めて見つめ直していた。
結果は次の通り
(1)太田正(町1区)112(2)倉田東亜(南割区)113(3)小田切康一(町2区)117
【特別入賞】(8)今井麻男(大原区)(18)江口友幸(伊那市)28羽場勝美(町1区)
【ホールインワン】中塚和己、山口勇、村井敏男、白石文江、鈴木末男 -
手良小の森林教室
実際に森林を訪れ、森の役割や整備の必要性を知ってもらおう窶狽ニ27日、南信森林管理所は伊那市手良の沢山国有林で「森林教室」を開いた。手良小学校の5年生26人が、間伐・除伐を体験したり、森林果たす環境への役割を学んだ。伊那地区での森林教室は初めて。
沢山は市内唯一の国有林。手良小学校は1949年から委託を受け、約4ヘクタールを学校林として管理しているが、普段児童が訪れる機会はほどんどない。
55年前、戦後復興で多くの木が切り出された山に、約3千本のカラマツを植樹。その時の子どもは、ちょうど児童らの祖父母世代となっていて、その森林も見学。「うちのおばあちゃん、300本の苗木を背負って木を植えにきたって」「うちのおばあちゃんも」と話し、年月を経た森林のすごさをあらためて実感していた。
管理署職員は、二酸化酸素を蓄えたり、水をつくる森林の機能などを説明。「木は重量の約3分の1に、二酸化炭素を蓄えてくれている。私たちは余分な二酸化炭素をつくらないようにすることが必」必要と語った。森林整備は、慣れないのこぎり作業だったが、木とのふれあいを楽みながら取り組んでいた。 -
集落営農研修会
伊那市農業振興センターは25日、JA上伊那本所で集落営農研修会を開いた。JA長野中央会、営農農政部営農企画課の中塚徹主任調査役が、国が07年度導入を目指す「新たな食料・農業・農村基本計画」を説明し、集落型営農体形成の必要性を訴えた。
政府はこの日、新たな方針の具体的内容の一部を示し、助成の対象となる「担い手」に、個別で4ヘクタール、集落型営農体20ヘクタール以上の面積を課しているほか、集落型経営体には、農地の集積目標を地区内農地の3分の2以上とすること、経理の一元化に取り組むことなども課している。
中塚氏は「新たな方針に対し、県内に多い小規模零細農業者が担い手として農業を継続するには、集落営農体形成が必要」と指摘。 参加者からは「『うちで食べる米くらい自分でつくりたい』という人がでてきた場合、面積要件や集積目標はクリアできるのか」「現在は、兼業、専業など、さまざまな農家形態があるが、それを崩さずやっていくことは可能か」という質問があり、中塚氏は「集落営農の根底は『地域で農地を守っていく』という考え方があり、地区内すべての人に、それを理解してもらうことが必要」とする一方で、集落営農組織の“助成の受け皿”としての機能にも触れ、そのことへの理解を共有する必要性も語った。 -
アンデスの山岳写真展
伊那市西春近の唐木久生さん(68)は、マスダカメラ中央店で山岳写真展「世界で最も美しいやまなみ窶買yルーアンデス」を開いている=写真。11月末まで。
作品は「ハウア湖からワイワッシュ山群」「ソルテラ湖とロンドイ(標高5870メートル)」「イエルパハー(6634メートル)」など11点。雪をかぶった雄大な山々が写し出される。サイズはA3判縲恆S紙。
唐木さんは6月下旬、山岳写真を撮るため、1、2年ほど前から行きたいと思っていたペルーに出向いた。「青空に、標高6、000メートル級の雪山がくっきりと写り、すばらしいところ。明るい空、広さなど多くの人に見ていただきたい」と話している。
営業時間は午前10時縲恁゚後7時。月曜日・第1火曜日・第3日曜日休み。 -
一般ごみの不法投棄相変わらず
長野県は27日、ごみの不法投棄の実態を把握するために毎年春と秋に実施している「河川一斉パトロール」を、各市町村や警察と協力して県下一斉に展開。上伊那地区は、辰野町から中川村までの10市町村を3班に分け、過去に不法投棄があった場所を中心に、13河川27カ所を巡視した。
産業廃棄物0・05トン、一般廃棄物0・18トンが見つかった。今回は昨年秋の巡視場所とは異なるが、前年同期と比べて産業廃棄物は0・25トン少なく、一般廃棄物は0・17トン多かった。
南箕輪村では、伊那建設事務所、上伊那地方事務所、村から関係者4人が参加。大泉川(越場橋付近・荒坂橋付近)と鳥谷川(中央自動車道付近)をパトロールした。
鳥谷川では、コーヒーの空き缶、コンビニ弁当の空き箱、雑誌、車のサスペンションなどを発見。近くにある同村の南部小学校児童の献身的なごみ拾いなどで、最近は不法投棄の量も減ってきているというが、家庭から出る生活ごみが目立った。 -
森林整備体験・役割学ぶ
高遠町の高遠中学校の森林学習会が26日、猪鹿沢(いろくさわ)の学校林であり、全校生徒約200人が除間伐や作業道づくりを体験した。
森林や環境を守る大切さを知ろうと、5年目。昨年までは藤沢の片倉財産区林に出向いていたが、「手入れの必要性がある学校林の状況を知り、今後どう生かしていくか方向性を見出そう」(高遠中教諭)と、場所を移した。
学校林は、町出身の東京音楽学校(現東京芸術大学)初代学長である伊沢修二氏の弟・多喜男氏が1924(昭和13)年、古希の記念や、治山のため所有する山林の一部を寄贈した約3・5ヘクタールで、寄贈された意義について考える機会にもした。
町や上伊那森林組合の職員の指導で、3年が尾根付近のアカマツの間伐、2年が除伐と作業道づくり、1年が除伐と、学年ごとに作業。生徒たちは急斜面での作業に足を踏ん張りながらのこぎりを動かし、学校林の手入れに汗を流した。 -
飯島町育樹祭9年生ヒノキの枝打ち
朝まで降り続いた雨が上がり、青空が広がった27日、飯島町飯島寺社平町有林で05年度飯島町育樹祭があった。町内2小学校のみどりの少年団59人をはじめ、議会や各種団体、林業関係者ら140人が参加、ヒノキの枝打ち作業を通じて、森林の持つ恵みに感謝し、健全な森を次世代に引き継ぐ気運を高めた。
作業は各所属ごと7班に分かれ、9年生のヒノキ林0・7ヘクタールで、10年後、20年後に見事な美林に成長することを夢見ながら、枝打ち作業に精を出した。
児童らは1人1本ずつ受持ち、手の届く高さまでの枝を太いものから、細い小枝まで、1本残さず丁寧にのこぎりで切り落とした。
約1時間の作業に汗した後、森林浴をしながら、町が用意した昼食を囲んだ。
手際よく枝を落している、七久保小4年の小久江瞬君は「お父さんの手伝いでのこぎりを使っているので、簡単で面白い」と話していた。 -
寺子屋塾かつらがスタート
中川村葛島のNPОかつら(伊佐栄豊理事長)が運営する寺子屋塾「かつら」がスタート、22日、宅幼老所「かつら」で入塾式を行った。
村内外の小学1年から5年まで30人が入塾。伊佐塾長は「5年生のお兄さん、お姉さんは小さい子どもの面倒に見て、1年から4年生は5年生の言うことをよく聞き、みんなが家族のように仲良く、遊んだり、勉強して」と呼び掛け、ひとり一人に入塾証を授与した=写真。
この後、伊佐塾長が住職を務める延寿院に移動し、座禅を行った。
寺子屋塾は小学生を対象に、月2回(第2、4土曜日)実施、地域の文化、習慣を遊びを通して学ぶ。NPО「かつら」では、低学年から高学年までの子どもたちが、活動を通じて、人との関わり合い、敬うこと、自分自身を省みる力を養えればと、自主事業として取り組む。内容はスポーツや季節の行事、ボランティア活動、宅老所のお年よりたちとの交流、茶道、食事作法などのほか、特別講師による制作、実験など多彩なカリキュラムを予定。
次回(11月12日)カーブミラー磨きを予定。 -
南箕輪わくわくクラブカルチャーデー
南箕輪村の南箕輪わくわくクラブ「カルチャーデー」は22日、村公民館であった。文化系の5教室を自由に体験できるイベントで、子どもから大人までいくつもの教室をまわって楽しんだ。
わくわくクラブは4年目になり教室も増加。カルチャー教室も増えたことから今回、「文化の日」を前に初めてカルチャーデーを計画した。
太鼓を除く囲碁・将棋、書道、絵手紙、茶道の教室に、特別教室として民具製作を加えた。民具製作は、箕輪町の柳田幸子さんを講師に、わらの代わりにビニールひもを使い、手軽にできるぞうり作りに挑戦した。
小学生が友達同士で囲碁の対局に夢中になったり、静かに茶道を体験したり、大人が初めてのぞうり作りに要領を飲み込むまで少し苦戦しながら完成させたりと、それぞれに各教室に参加し文化に触れた。 -
中沢小通学学習
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)は24縲・6日までの3日間、5年生児童が同市東伊那の「ふるさとの家」で寝泊りして学校に通う通学学習を行った。同校では初の試み。児童らは家庭での日常生活では味わえない共同生活ならではの経験を通して、自立心や家庭のありがたさなどを学んだ。
夕食はあらかじめ班ごとに決めておいたメニューを全員で協力して調理した=写真。手際良くテキパキと段取りを進める女子児童らに対して、男子は何をしていいのか分からず手持ち無沙汰でブラブラ。業を煮やした女子が「あれ持ってきて」「これ片付けて」と矢継ぎ早に指示を出してようやく料理は進み始めた。出来上がりは班ごとに時間差があったものの、それぞれのテーブルに焼きそば、串焼き、サラダ、みそ汁、スープなどが並び、全員そろって「いただきます」。少し焦げ過ぎの料理もあったが、自分たちで苦労して作った料理を「おいしい」と満足そうにほお張っていた。 -
市長が100歳訪問
駒ケ根市の中原正純市長は23日、05年度に満100歳を迎える8人のお年寄りを訪問し、総理大臣、県知事の祝い状、金・銀杯とともに市からの長寿の祝い金2万円と記念品を手渡し、長寿を祝った。訪問を受けた下島まさゑさん(99)=中沢原=は自室のベッドに起き上がり「ありがたいことです」としっかりした口調で礼を述べた=写真。中原市長は耳が遠い下島さんに顔を近づけ「これからも元気でもっと長生きしてくださいね」と笑顔で声を掛けた。
下島さんは1906(明治39)年1月27日生まれ。十数年前に病気で目が見えなくなったが、食事は今でも自分で茶わんとはしを持って食べるという。長男の元彦さん(74)は「種はまいたか、芽は出たか窶狽ニいつも田畑のことを気にしているくらいで全然ボケていない。食欲もあるし、元気でいてくれて本当にうれしい」と話している。
市長の訪問は例年9月の敬老の日に行っているが、今年は総選挙があったために延期していた。 -
「自然写真集団ネイチャー伊那谷」写真展
「自然写真集団ネイチャー伊那谷」(片桐勝彦会長)は第11回写真展「自然賛歌」を駒ケ根市立博物館で30日まで開いている。めったに見られない珍しい自然現象「環水平アーク」を見事にとらえた作品など、会員8人による作品37点が展示されている。
会の名の通り、展示作品のモチーフは雲や山、湖、川の流れ、森や花など。刻々と表情を変える大自然の一瞬の美しさを切り取った作品の数々に、訪れた人たちはため息をつきながらうっとりと見とれていた。
午前9時30分縲恁゚後5時(30日は午後4時30分)。入場無料。問い合わせは同博物館(TEL83・1135)へ。 -
地元の森林で枝打ち
伊那市の西春近南小学校(唐澤武彦校長)5・6年生54人は26日、地元藤沢の西春近財産区有林でヒノキの枝打ち作業をした=写真。初めてのこぎりを使った児童が多く、手元がおぼつかない様子だったが、・スコツ・スをつかむと、見る見る作業を進めていった。
「みどりの少年団」活動の一環として、森林の果たす役割や木を育てる過程に理解を深める目的。同小学校では3年前から、5・6年生が間伐作業などを体験している。
この日は、樹齢8年のヒノキ約100本が植えられた約50平方メートルの森林で作業。9グループに分かれた児童らは、西春近財産区議員から枝打ちの方法などの指導を受けながら、根元から1メートル20センチほどの高さまである枝を切った。
初めて参加した5年生の春日翔太君は「枝打ちだけでは物足りない。丸ごと1本倒したい」と森林作業に興味深々。自分で世話をした木については「大きくなってくれるのが楽しみ」と話していた。 -
伊那市のオリジナル年賀はがき
伊那市のオリジナルお年玉付き年賀はがきが11月1日から、市内の各郵便局で発売される。
はがきには、雪をかぶった南アルプスと満開の桜を西春近から撮影したカラー写真を使用。裏面の右下にプリントし「来年3月31日に、新伊那市となります」の文章を添えた。12万枚を用意し、1枚50円で販売する。
97(平成9)年から、全国に伊那市をPRするため、オリジナル版を作成。予算は約20万円。
市は「現伊那市として最後になる。新しい年を迎えるあいさつに、すばらしい風景入りのはがきを利用してほしい」と話す。
例年、人気があるため、希望者に早めの購入を呼びかけている。 -
まちづくり大賞の入賞者決まる
伊那市は25日、地域ボランティアの花いっぱい運動を顕彰する「まちづくり大賞」の入賞者を発表した。最優秀賞に手良野口の「東松福寿会」が決まった。
「まちづくり大賞」は97年度から始まり、今回は地域や高齢者団体など団体20、個人3の23件(前年度比3件増)の応募があった。議会代表、市の関係部長らでつくる選考委員会で春・夏・秋の現地審査を踏まえ、手入れ状況や花の美しさなどを基準に審査した。
「東松福寿会」は4縲・0月、東松入り口の道路両側、延長250メートルにスイセン、松笠菊、マリーゴールドなど5種類を植えて管理。種まき、草取り、施肥など子どもと一緒に地域住民で取り組んだことが認められた。
表彰式は11月中旬に開く予定。
最優秀賞以外の結果は次の通り(敬称略)。
▽特別賞=小沢花の会▽優秀賞=アクセス通りを美しくしよう会、榛原花づくり実践委員会、福地花の庄の会▽佳作=北林花を愛する会、山寺商工会・山寺区(色彩賞)車屋花の会、御園老人クラブ(立体賞)▽努力賞=唐木昭子(西春近・四季咲き賞)室町ミニパーク花の会(春花賞)中組区(夏花賞)諏訪形社会福祉協議会(秋花賞)みてござる地蔵を守る会(西春近表木・アイデア賞)▽賛花賞=コスモスの会、渡場花の会、羽広第3隣組、・ス瀬孝治、北福地社協ふれあい、森下寿美、ならお花の会、中部電力伊那営業所、山寺商工会 -
駒ケ根市が交通死亡事故ゼロ記録700日達成
交通死亡事故ゼロ記録700日を達成した駒ケ根市に26日、伊那合同庁舎で伝達式があった。
市は03(平成15)年11月25日、福岡の市道で発生した単独交通死亡事故以降なく、10月25日に700日を突破した。県内18市の中で最長記録。
式で、牛越徹上伊那地方事務所長が県交通安全運動推進本部長(田中知事)からの表彰状を伝達。
受け取った原助役は「交通安全協会など関係機関の昼夜を問わない活動と、市民の啓もうと実践のたまもの」と喜び「事故が起こらないように、市民の安全意識の高揚を図り、ゼロ記録を更新していきたい」と述べた。 -
ひとり暮らし交流会で紅葉や温泉楽しむ
宮田村社会福祉協議会はこのほど、ひとり暮らし高齢者の交流会を開いた。阿智村の「ヘブンスそのはら」で紅葉を楽しみ、温泉につかる日帰り旅行を満喫。21人が秋の1日を楽しんだ。
ヘブンスそのはらではロープウェーに乗って山頂へ。まだ紅葉には少し早かったが、雄大な景色を堪能した。
昼神温泉に立ち寄り、入浴と昼食。ちょうど温泉をまつる「湯屋権現」で例祭が行なわれており、飛び入りで参加した。
無病息災などを願う湯かけの神事なども特別に体験。偶然の出来事だったが、みんな喜び、ご利益に与っていた。
交流会は年に2回実施。ちょっと足を伸ばしてバス旅行を楽しみ、ふれあう機会にしている。 -
町発足50周年記念特別展「箕輪町ができた頃…」29日~
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005の催しの一つ、町発足50周年記念特別展「箕輪町ができた頃…」が29日、町郷土博物館で始まる。
町は55年1月1日、旧中箕輪町、箕輪村、東箕輪村の3町村が合併して発足し、50年が経過した。
「昭和30年代後半から始まった高度経済成長により、以前と比べものにならないほど生活が便利で快適になった反面、そのために失ったもの、変化せざるを得なかったものも多くある」と、町発足当時に焦点をあてた特別展を計画。時代の大きな転換期だった昭和30年代の箕輪町について、「景観・くらし・なりわい」の3つの視点から展示する。
景観は、国道153号線が舗装される以前の木下地区の写真と現在を比較。なりわいは、養蚕や当時の居間の風景、くらしは道具類などを紹介。蓄音機やラジオなど当時の道具を実際に使うことができる体験コーナー、当時の映像が見られる映像コーナーもある。
11月27日までの期間中、4つのイベントもある。入館無料。開館時間は午前9時-午後5時(入館は午後4時半)。月曜休館(祝日は開館)。問い合わせは同館(TEL79・4860)へ。
イベントは次の通り。
▼昔のカメラで写真を撮ろう=11月6日午前10時~、午後2時~写真撮影を体験。参加100円
▼8ミリフィルム上映会=11月13日午後1時~昭和30年代に撮影した映像を鑑賞。無料。定員30人
▼ガリ版印刷に挑戦=11月20日午前10時~、午後2時~無料
▼あみ機を使ってみよう=11月27日午前10時~、午後2時~無料 -
伊那市スクーター入札で不備
伊那市が24日落札決定した電動スクーターの指名競争見積もり入札で、説明不足とミスがあったことが、入札に参加した市内のバイク業者の指摘と本紙の独自調査で分かった。
問題があったのは4日依頼・19日締め切り・24日決定のスクーター3台の入札。落札した業者は、車輌価格と諸費用の総額から一定額を値引きする見積書を提出したが、市は、車両価格だけから値引き額を引いた額を落札額として決定した。
入札には3社(一機種は4社)が応じたが、入札依頼書には機種及び規格が簡単に書かれているだけだったため、業者側は、車輌価格だけを記載したり、搬入費用や登録費用などを付加したりと、条件の異なった形で見積書を提出した。だが、市側は一部の業者に電話で問い合わせただけで条件の統一を徹底しないまま、提出された見積書をもとに机上の計算を行ったため、ミスが生じた。正式な総額計算で決めても落札業者は変わらなかったが、条件提示や書式の統一などに不備があった。
市の関係者は、業者ならびに本紙の指摘にミスを認めた。27日、業者を集めて事情説明と協議を行う。 -
権兵衛道路沿道広告物
ガイドライン作成委員会(第2回)06年2月開通予定の権兵衛道路沿道の景観保護の観点から、広告物のデザインの統一を図る「自己用広告物のデザイン及び掲出方法に関するガイドライン」作成委員会(委員長=伊藤精晤信大農学部教授)の第2回会合が25日、南箕輪村の沢尻コミュニティセンターであり、第1回の議論を事務局がまとめた素々案をもとに、基本コンセプト、管理方法などについて議論した。委員会は、学識経験者、広告や建築の専門家、地元住民代表、伊那市、南箕輪村、県などで構成。8月に公募で決まった統一デザインの最優勝受賞者、建築士の北澤宗則さんもアドバイザーとして参加した。
素々案は、北澤さんのデザインとアイデアをもとに、間伐材と花を組み合わせた看板を提案し、花の管理には看板主の事業者だけでなく、地元住民の参加の道を開くことを織り込んだ、「他に例のないもの」(牛越徹上伊那地方事務所長)。
この素々案をめぐり、「事業者の責任をより明確にした方が良い」「花づくりを住民との協働で進めるシステムづくりが重要では」「法的な拘束力が無いので、事業者の納得を得られるものにするのも重要」など、活発に議論が交わされた。
ガイドラインの対象になるのは、権兵衛トンネル出口縲恍・專ケ上約7キロの範囲で店舗・事業所が敷地内に出す自己用看板。同地域は県が、大型店舗などの広告を規制する屋外広告物禁止地域に指定する予定だが、表示面積10平方メートル以内の自己用看板は適用除外となるため、その統一化を目指す。一部の区間は、地域住民が景観保護のために結んだ西箕輪ふるさと景観住民協定地区とも重なり、それとの相乗効果も目指している。モデル看板は21日、県が、小沢花の会の協力で伊那市小沢区に設置している。 -
そば乾燥調整施設が完成、稼働
ソバ種子の県内唯一の生産地、飯島町本郷にソバを乾燥・選別する乾燥調整施設が完成、26日稼働を開始した。来月上旬までフル稼働し、35トンの種子を採取する。
運営は本郷地区営農組合(伊藤一男組合長)、国の強い農業総合対策事業の交付金を受け、整備した。
刈り取ったソバは荷受ホッパーに投入、粗選機で大きなごみが除かれ、荷受軽量機で軽量する。続いて、4基の汎用遠赤外線乾燥機で水分が15%になるまで、約42時間乾燥させ、風選機で細かいごみをとり、粒選別で3サイズに選別、袋詰し、県原種センターに出荷。そば種子として、全県下で販売される。
同組合は10年前から地区内の転作田35ヘクタールでソバ種子として「信濃1号」を栽培。ブロックごと米とソバを交互に作付けし、品種間の交配を防ぎ、良質な種子を生産し、信用度を高めてきた。
なお、同組合は6日午前10時から、同施設や農機具の見学会を計画、多くの来場を呼び掛けている。
##(見出し(1))
ソバ種子生産のためのそば乾燥調整施設が完成、稼働開始
##(見出し(2))
ソバ種子の県内唯一の生産地、飯島町本郷にソバを乾燥・選別する乾燥調整施設が完成、26日稼働を開始した。来月上旬までフル稼働し、35トンの種子を採取する。
運営は本郷地区営農組合(伊藤一男組合長)、国の強い農業総合対策事業の交付金を受け、整備した。
刈り取ったソバは荷受ホッパーに投入、粗選機で大きなごみが除かれ、荷受軽量機で軽量する。続いて、4基の汎用遠赤外線乾燥機で水分が15%になるまで、約42時間乾燥させ、風選機で細かいごみをとり、粒選別で3サイズに選別、袋詰し、県原種センターに出荷。そば種子として、全県下で販売される。
同組合は10年前から地区内の転作田35ヘクタールでソバ種子として「信濃1号」を栽培。ブロックごと米とソバを交互に作付けし、品種間の交配を防ぎ、良質な種子を生産し、信用度を高めてきた。
なお、同組合は6日午前10時から、同施設や農機具の見学会を計画、多くの来場を呼び掛けている。 -
四徳温泉に炭焼き窯完成、
四徳出身者と四徳ファンでつくる中川村の「山里の暮らしと豊かな森を守る会(小松彰一会長、会員30人)」が四徳温泉に築窯した炭焼き窯(1号)が完成、24日火入りをした。
縦約180センチ、横120センチの炭焼き窯は、36災で集団移住する前の同地区で盛んに使われていた様式を参考に、四徳の土と石を使って積み上げた。
炭の原料は地域間伐材のならで、約250キロを入れ、型枠を組み、土を盛りながら作り上げた。
9月下旬に着手、10月中旬に完成し、1週間、煙道をふさいで、火をたき、窯を乾かした。24日、煙道を通し、火入りをした。
今後3日間約60時間燃やし続け、その後、密封し、窯が冷えるまで放置し、11月初旬、窯出しの予定。
同会は▽間伐材の有効利用で、森林の活性化を図る▽山里の暮らしの再現-などをテーマに活動、現在、NPОを申請中。
事務局の吉見次郎さん(上伊那森林組合、森林整備課)は「森林組合から資材費の支援を受け、会員、延べ50人が作業に加わり、一号窯を作り上げた。今後、様子を見ながら、2号窯にも取りかかりたい」と話していた。 -
これからも夫婦円満で
高遠町は26日、本年結婚生活50年を迎える町内の夫婦の「金婚祝賀会」を高遠さくらホテルで開いた。対象の20組のうち15組が出席し、節目を祝い、今後も円満な夫婦生活を送ることを期した。
伊東義人町長はあいさつで、「太平洋戦争を経験し、戦後の復興に努め、凶作もあった大変な時代を生き抜いて苦労されてきた。これからも健康で、夫婦円満に楽しい生活を送ってもらいたい」と祝いの言葉を送り、記念品を渡した。
出席者の横田稚さん(78)=長藤=は「敗戦から勤勉さや誠実さ、米国の合理性を加え、立ちあがりつつあった年」と、結婚した1956(昭和31)年から50年間の時代背景をたどり、「昭和の生き残りとして生かされてきた現在に感謝し、さらに良い生活を送っていきたい。それが恩返しだと思っている」と謝辞を述べた。
同時期にある高齢者慰安会の席上で金婚を祝っていたが、「きちんとした席を設けよう」と、02年に独立した。来春、合併で新市が誕生するため、今回が最後となった。 -
縫う作業が大変だけど楽しい
高遠町図書館で23日、革工芸教室があり、小学生や地域住民ら16人がカード入れ作りなどを体験した。
工芸教室を通して、図書館に親しみをもってもらおうと、毎年の恒例。工芸家の奈良定守さん(40)=伊那市若宮=や図書館職員の指導で、財布にもなる「図書カード入れ」や、バッグに付けたり、キーホルダーにもなる「なんでもホルダー」を作った。
図書カード入れは、張り合わせた革の縁に数個の穴をあけると、2本の針を穴の両側から通して、8の字を描くように縫った。
小学生は使い慣れない針の扱いに苦戦。高遠北小6年の藤沢芽吹さん(12)は「縫う作業がすごく大変。いろんなカードを入れていつも持ち歩きたい」と黙々と作業に打ち込んでいた。
奈良定さんは「物を作る楽しさとそれを使う楽しさを感じてもらえればうれしい。自分で作ったものに愛着がわいたとき、物を大切にする心を忘れないでほしい」と話していた。 -
連合長野「SALA」に車いす運搬車寄贈
連合長野は24日、高遠町下山田のNPO法人「SALA」(竹入寛章代表)に車いす運搬車一台(180万円相当)を寄贈した。
サラは01年に設立。障害者のタイムケア、入浴介助や食事介助などのホームヘルプ、外出支援などを展開し、今春には宅幼老所も併設した。
運搬車は手動式補助装置によって車内後部に車いすに乗ったままの乗降が可能。サラは、要車いす者の送迎に困難が生じていただけに、「待ち望んでいた。本当にありがたい」と感謝し、送迎のほかに外出支援などにも活用したいとしている。
連合長野は92年から、加盟労働組合員がボランティアとして取り組む「ふれあいカンパ基金」を活用して、地域貢献活動をする団体に支援している。毎年県内2地区各1団体で、今年は中南信地区が対象となっていた。 -
いつでも・どこでも・だれでも-コンピューター使えるように
ブロードバンド活用研究会経営者協会上伊那支部や伊那商工会議所などが共催するブロードバンド(BB)活用研究会の第5回が21日、伊那市の伊那技術形成センターであり、コンピューター使用の利便性を格段にアップする無線モジュールの活用方法などについての、システム会社のサーキットデザイン専務・小池幸永さんの講演や、県工業技術総合センターの主任研究員・中村正幸さんの実証実験中間報告を聞いた。
小池さんは、05年度から政府が実施する「U-JAPAN」政策の影響もあり、いつでも・どこでも・だれでも簡単にコンピューターが使用できるユビキタス社会の実現が近づいているとして、新潟大学構内で実施されている実験などを紹介しながら、コンピューターの回線をつなぎ合わせ格子状に敷設した環境下で、超小型の無線発信装置を使用して、データ交信が可能になる近未来の像について話した。
同会は上伊那地域のBB化促進のために結成。05年は、無線LANを中心に高速大容量の情報通信手段を自前で整備する可能性を探っている。
11月11日には、インターネットを中小企業が実際に活用する方法を検討する同会のIT活用研修会が伊那商工会議所で開催される予定。 -
ふるさとの福祉に役立てて
高遠町の高遠小学校の1942年に卒業した昭和17年同級会がこのほど、「我々のふるさとである高遠の福祉に役立ててほしい」と、町に10万2千円を寄付した。
高遠さくらホテルで1泊2日の日程で今年の同級会を開いた際、会費の繰越金の使い道を話し合い、町に寄付することを決めた。
町は「善意が形として残るように活用させてもらいたい」と感謝した。