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30周年記念し30チーム対戦大会
発足30周年を迎えた伊那市の「手良早起きソフトボール連盟」(今井良岱会長)は、「記念30チーム対戦ソフトボール大会」を27日夜から翌日の午前にかけ、手良総合グラウンドで開いた。
連盟チームのほか、住民でつくるナイターチームなど30チーム、延べ約300人が参加し、1試合60分の15試合が組をした。会場では、焼きそばや豚汁の食事も振る舞われ、参加者は交流試合を一晩中楽しんだ。
女子チームと60歳以上の男性でつくるチームの対戦もあった=写真。女子チームは力およばず大敗したものの、ファインプレーには多くの歓声が送られた。「お母さん、女の意地を見せてやれ」と、我が子からの熱い応援もあった。
今井会長は「地域を上げての協力がうれしい。今後もみんなで力を合わせて、40、50年と記念大会を続けていきたい」と話す。
手良早起きソフトボール連盟は、地域の活性と親ぼくを図るため1976年に発足。現在は6チームが加盟し、9月末まで毎週土・日曜日、リーグ戦を展開している。 -
長谷村ひよっ子祭り
子どもたちの健全育成や村の活性化に協力しようと、長谷村商工会青年部(馬場正道部長)は27日、「ひよっ子祭り」を長谷小学校校庭で開いた。保育園児や小学生約100人が参加し、青空の下でゲームや体験教室などを元気良く楽しんだ。
木工教室やスライム作り、輪投げやバスケットボールフリースローゲームなどの多彩なイベントが用意されたほか、部員たちによるポップコーンの屋台が出た。
木工教室では、小さなイス作りに挑戦。子どもたちは、慣れない手つきながら、かなづちで釘を打って完成させ、「できた、できた」と友達と見せ合って大喜びだった。
祭りは小学生以下を対象に、2年に1度開催。「子どもたちに、地元の良さを味わってもらい、将来も村に残ってもらいたい」(馬場部長)との願いも込められている。
村商工会の橋爪将司会長はあいさつで「悪い大人ではなく、良い大人になってほしいとの思いで開催されている。村のすばらしさや祭りを思い出に残してほしい」と述べた。 -
飯島氏顕彰会が設立
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再飯島町の飯島氏顕彰会の発会式と総会が27日、飯島町成人大学センターで開かれた。名称を「飯島氏顕彰会」とし、会の趣旨、目的を盛り込んだ会則を確認、役員選出を行い、会長に北原甲子三さんを、同副に大島三嗣さん、小林章吾さんを選んだ。
同会準備委員会長の北原甲子三さんは、3年前から、飯島氏の分かれ、島根県奥出雲町三沢と相互交流が始まり、7月の飯島紘さんの歴史講演会を機に、顕彰会発足の気運が高まった-と経過に触れ「広く、町内外に会員を募ったところ、現在、町内39人、町外18人、出雲21人の計78人の賛同を得た」と報告した。
飯島家29代目当主、飯島紘さんは「準備会のみなさんの骨折りで発足の運びとなった。飯島姓発祥の地として、顕彰会が町の発展に寄与できるように」とあいさつした。
同会は▽会員相互の親ぼくを図る▽飯島町の歴史を顕彰し、飯島姓発祥の地として、飯島町を全国にアピールする▽飯島氏の歴史の顕彰と関係地域との交流、史跡探訪や研究を行い、歴史の正しい継承を図る-などを目的とした。
会場には飯島家所蔵の系図や家訓、飯島城の模型のほか、軍扇、毘沙門天像、刀のつばなど伝来の家宝が展示され、会員の目を引いた。
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二本松市の市民訪問団
共に市内に青年海外協力隊の訓練所があることなどから駒ケ根市と友好都市協定を結んでいる福島県二本松市の市民訪問団が26日、協定締結5周年を記念して駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長らの歓迎を受けた。三保恵一市長をはじめとする約30人の訪問団は懇談の席で「これからもよろしく」などと笑顔で話していた。
中原市長は歓迎の式で「協定締結以来、親ぼくの輪を広げてきた。友好のきずなが今後ますます深まることを期待する」と歓迎のあいさつを述べ、三保市長は「親善をさらに深めるため訪問した。二本松市は12月に近隣の3市町村と合併するが、新・二本松市となっても一層交流を活発にしていきたい」と述べた。
訪問団は27日に駒ケ岳ロープウェイで高山の世界を体験、午後には天竜ふるさとまつりを見物し、28日に帰郷する予定。 -
駒ケ根工業高校SPP授業
文部科学省が理数系教育の充実を目的に行っているサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)の一環として駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は26日、情報技術化の2年生31人を対象に大学教授による講義を同校で行った。
諏訪東京理科大学(茅野市)システム工学部電子システム工学科の宮澤悟教授が同校を訪れ「コンピュータ・シミュレーション解析で理解する制御システムの安定性検証」について講義した。宮澤教授が「大学3年程度で扱うレベルかな」という高度な内容の授業。この講義に基づいて9月8日に諏訪東京理科大で実習、12日に駒ケ根工でまとめ講義を行う。終了後にはレポートを提出しなければならないとあって、生徒らは一言も聞きもらさないよう真剣な表情で講義に耳を傾けていた=写真。
駒工は3年前から諏訪東京理科大と科学技術教育連携協定を結び、高校で学ぶ内容が先端技術とどうつながり、どう広がっていくのかなどについて講義や実験を通じて指導する活動に取り組んでいる。 -
9月定例会日程
駒ケ根市議会は9月定例会を2日窶・7日(26日間)の会期で行う。議案は「公の施設の指定管理者の指定手続きに関する条例の一部を改正する条例」など条例案件8件、04年度一般会計をはじめとする各会計決算案件13件、05年度一般会計など補正予算案件2件など計29件が上程される。
議会は議会改革の一環として、従来会期半ばに行っていた議案に対する質疑を初日に行うことを決め、今議会から取り入れる。
日程は次の通り。
▽2日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託)▽13・14日=本会議(一般質問)▽15・16日=総務文教委員会▽16・20日=建設経済委員会▽20・21日=厚生委員会▽27日=本会議(採決) -
語りつぐ天竜川第59巻発刊
地元の人に天竜川についての理解を深めてもらおう窶狽ニ、天竜川上流河川事務所が1986年度から発刊している書籍「語りつぐ天竜川」の第59巻「水位観測45年間の思い出窶箔V竜川と生きて窶煤v(下平長治著)が出来た。
1955年から沢渡水位観測所観測員を42年間勤めた伊那市東春近の下平長治さん(75)が、観測員として向かい合ってきた天竜川の様子などを記している。
多くの被害をもたらした1962(昭和36)年の「三六災害」の様子も書かれており、当時の天竜川のすざましさや、観測員として必死に記録した水位変化の様子が、当時も苦労と共に記録されている。
著書の中で下平さんは「多くの災害を教訓に、徐々に防災整備がされ、安心して暮らせるようになってきた。環境の時代を迎えた今、河川整備や治水事業にも、労りや優しさが求められているように思う」と語りつつ、水害が発生しやすい伊那谷にあって、過信や油断をしないことが重要と訴える。
書籍は同事務所の出張所などで無料配布するほか、郵送配布も受け付けている(送料は実費負担)。
問い合わせは天竜川上流河川事務所(TEL0265・81・6415)へ。 -
企業人権教育研修会
企業内の人権問題に対する意識を高めてもらおう窶狽ニ26日、上伊那地方事務所は、事業主や企業の人事担当者などを対象とした企業人権教育研修会を伊那市役所で開いた。労働ジャーナリストの金子雅臣さんを講師に迎え、近年相談が増加しつつあるパワーハラスメントなどについて学んだ。
リストラなどを目的に、いじめに近い嫌がらせが行われる“パワーハラスメント”の相談件数は、年々増加しており、南信労政事務所管内でも、昨年は約790件の相談があった。
金子さんは、バブルがはじけて以降目立つようになってきた問題で、職場不満が人間関係にシフトしたことや、競争主義・成果主義が重視されるようになったことが背景にあると指摘。「この問題を企業は、個人的なものと考えるのでなく、企業責任が問われるものと認識し、予防に努めていく必要がある」と訴えた。 -
宮田村が防災マップを全戸に配布
災害について住民の意識を高めてもらおうと、宮田村は防災マップを新たに作成。9月1日の防災の日にあわせて全戸配布する。村内各地区の拡大地図をふんだんに盛り込み、自宅周辺の避難経路、消火栓、危険個所などを分かりやすく明示。災害発生時の行動マニュアルなども掲載している。
今までも地震防災の冊子や土砂災害の危険マップは全戸に配布してきたが、各災害を網羅した本格的なものは始めて。
「事前に避難所や危ない場所など家族で話し合い、確認してもらえれば」と村生活環境係は期待する。
宮田村内の各地区は昨年あたりから、自主防災組織の見直し強化を推進。
多くの区が消防団OBを組織の指導者にすえるなど、災害が発生した時に動ける体制づくりを進めている。
9月1日は村内一斉に防災訓練を展開するが、今年は現役の消防団に頼らず、自主防が主体になって各地区の訓練を行う。
「災害が発生すれば、誰に頼むのでもなく、地区や住民ひとりひとりの力が必要になる。訓練もそうだが、マップも活用して意識を高めてもらえれば」と同係は話している。 -
議論だけで終わらせたくないと芽ぶきの会発足
住民参加で自立のむらづくりを考え、5月に解散した宮田村「むらづくり協議会」の教育文化ワーキンググループ(WG)がこのほど、新たな組織「芽ぶきの会」を立ち上げた。机上で議論してきたことを実際の活動に移したいと、11人の全メンバーが自主的に参加。青少年健全育成の願いを記した看板を村内全地区に設置しようと、取り組んでいる。
会の正式名称は「うちの子 よその子 宮田の子『芽吹きの会』」。WGのスローガンを継承して名付けた。
「宮田の子どもたちを見守り、育てていきたい。そんな想いを村内にもっと広げていきたいねって、気軽に活動しています」と会長の細田悦子さん。
現在作成を進めている看板にも、「うちの子・・・」のスローガンを刻む。26日夜もメンバーが集まり、作業を進めた。
最初は村民会館に設置し、徐々に各地区の集落センターにも広げていく考え。子どもや親たちに幅広く呼びかけ、一緒に作業することも計画している。
むらづくり協議会は村長の諮問機関で、住民と役場職員が同じ目線で村政のあり方を1年間にわたり議論。
答申をもって解散したが、協議会メンバーにより「むらづくりネット宮田」が発足するなど、新たな住民活動が芽生え始めている。 -
みはらし観光農園リンゴ狩り開始
秋の訪れを感じさせる“リンゴ狩り”が27日、伊那市西箕輪の農業観光農園みはらしファームで始まった。
昼夜の気温差で赤くなるというリンゴは、ここ数日で一気に色づき始めた。一番早く色づくのは「つがる」、以降9月中旬から千秋、10月初旬からジョナゴールド、10月下旬から王林、11月初旬からフジの順番で、適期を迎える。
今年は春先の霜の影響もなく、たくさんのリンゴが実り、好天にも恵まれたため、それぞれが大きく育ったという。
園主の原伊一さんは「今回は台風も避けてくれて良かった。今年は例年になく最高の出来なので、地元の人にもぜひきてほしい」と話していた。
リンゴ狩りは予約制で、11月23日まで楽しめる。開園は午前9時縲恁゚後4時(入園は午後3時まで)、1時間食べ放題。4歳以上500円(3歳以下無料)。団体割引あり。
問い合わせは、みはらしいちご園(TEL74・7430)へ。 -
ほうせんがたかずやの里の子どもを焼肉に招待
まだまだ暑さが残るこの時期、焼肉を食べて夏を最後まで乗りきってもらおう窶狽ニ27日、伊那市天竜町の焼肉・韓国レストラン「宝船(ほうせん)」の金光三郎社長は、富県にある児童養護施設「たかずやの里」の子どもやスタッフなど41人を、焼肉に招待した。
8月29日の「焼肉の日」にちなみ、全国焼肉協会が主催する焼肉祭りの一環として、子ども達を招待するようになり、今年で11年目。
例年この日を楽しみにする子も多く、同施設を利用する1歳縲恪mZ生、ほぼ全員が、ほうせんを訪れ焼肉や、その後に用意されたカラオケなどを楽しんだ。
BSE問題に伴い、今年は牛肉価格が高騰し、焼肉店などもこれまでになく厳しい状況にある。しかし金光社長は「営業を続けてこられたことを、地域に恩返しする意味も込め、今後も続けていきたい」と話していた。 -
箕輪町発足50周年記念NHK番組公開録画
箕輪町で10月2日、町発足50周年記念事業のNHK番組「福祉ネットワーク・すこやか長寿」の公開録画がある。町、NHK長野放送局・松本支局、NHK厚生文化事業団の主催。
番組はNHK教育テレビ「福祉ネットワーク」。障害のある人、心の悩みを抱えている人、障害のある子どもを育てている家族、お年寄りを介護している家族に向けた役立つ情報を提供する番組。
町で公開録画するのは、月1回、全国各地からお年寄りとその家族を対象に健康法や体操、リハビリ運動などを紹介する「すこやか長寿」の放送枠。放送日は未定。
公開録画は午後1時半から、町文化センター。2部構成。第1部(午後1時半-2時半)は公開録画。講師は日本健康太極拳協会監事の楊慧さん。ゲストはタレントのヨネスケさん。「足腰の動きを柔軟に縲恆セ極拳のコツを学ぶ縲怐v内容で、太極拳の基礎や魅力などを紹介する。
第2部(午後2時40分-3時40分)は講演会。ヨネスケさんが「健康長寿は食卓と笑いから」と題して話す。
入場は無料だが入場整理券が必要。観覧希望者は、はがきに(1)入場希望人数(最大2人まで)(2)全員の名前(3)代表者の住所・名前(4)電話番号-を記入し、〒399-4695 箕輪町大字中箕輪10298 箕輪町役場総務課「すこやか長寿」係へ申し込む。締切は9月20日(必着)。応募多数の場合は抽選。入場整理券を代表者に送る。
問い合わせは役場総務課「すこやか長寿」係(TEL79・3111内線105)NHK長野放送局「すこやか長寿」係(TEL026・291・5218)へ。 -
大芝の湯「風呂の日」コンサート
南箕輪村の大芝の湯は26日夜、「風呂の日」企画で初のコンサートを交流室で開いた。風呂上がりの利用客は、村内で活動するハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」の演奏を聞いてくつろいだ。
昨年、七夕祭りでハーモニカ演奏を屋外でしたが、ゆっくりと演奏を聞いてもらえるように、また趣味のグループなどの発表の場提供も考え、「風呂の日」特別企画として催した。
今回出演したクラブは、村公民館講座「初心者ハーモニカ教室」の修了者が昨年発足。月2回の練習のほか、発表会やボランティア活動をしている。
子どものころに吹いたハーモニカの音色を楽しんでほしい-と、合奏で「海」「夕焼け小焼け」「知床旅情」「ふるさと」、独奏で「虫の声」「埴生の宿」「さざんかの宿」を演奏した。
利用客はじっと耳を傾けたり、演奏に合わせて歌を口ずさむ人も。村内の知り合いと一緒に訪れたという東京都の女性は、「和やかでとてもいい。懐かしい感じで一緒に歌いました。こういう発表の場は趣味でやってる人たちの励みにもなると思う」と話していた。
大芝の湯では今後も、中学生の吹奏楽や地域で活動する団体などに、日ごろの練習成果を一般の人に聞いてもらえる機会を提供していきたい-としている。 -
合庁でアスベストの落下防止のための一時防止工事実施
県は、アスベストの含有が確認され、撤去工事の実施を決めた県有施設一つ、伊那合同庁舎で27日、撤去までの一時的な安全対策をとるため、緊急工事を行った。
同庁舎は、空調機械室などの全15室、約1300平方メートルで、アスベストの吹き付けが確認された。
今回の工事は、地下駐車庁横のボイラー室と3、5階の空調機械室の3ヵ所で実施。場内から空気が外に漏れ出さない設備を設置し、既に落下したアスベストの清掃(約126平方メートル)と、はがれる危険性が高い箇所の固化作業(約17平方メートル)を行った。
工事に先立ち行った飛散状況調査で検出した飛散量は、検出可能最小値以下だったという。
工事は28日で完了する。本格的な撤去作業は、出来る限り早期実施を目指しているが、入札になれば、着工がもう少し先になることも考えられるという。 -
第17回こまがね天竜ふるさとまつり
第17回こまがね天竜ふるさとまつり(実行委員会主催)は27日、駒ケ根市のおもしろかっぱ館・おまつり広場周辺で開かれた。呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」では21隻のいかだが出場し、それぞれ趣向を凝らした造りとさおさばきを競い合いながら、見物人の大声援を受けてゆっくりと流れを下った=写真。おまつり広場では多くの屋台が軒を連ね、チャンバラショーやスイカ割り大会などが行われて、訪れた家族連れでにぎわった。特設ステージでは女性デュオ「ma」のライブが行われたほか、地元の15グループが歌や踊りを披露する演芸大会が多彩に繰り広げられた。
天竜川の太田切川合流点をスタートしたいかだは下間川合流点までの3・2キロをゆっくりと下った。出場者は浅瀬ではいかだを降りて押したり、流れの速い所ではさおを流され「しまった!」と声を上げるなど、思うように進まないいかだに苦労しながらもつかの間の水上の旅を楽しんでいた。
新宮川の浅瀬では魚のつかみ捕り大会が行われた。集まった子どもたちは、放流されたマスをつかもうと水しぶきと歓声を上げながら流れの中を走りまわった。
強い日差しが照りつけ、真夏を思わせる陽気となった日中だったが、色とりどりの花火が夜空を華やかに彩るころには涼しい風も川面を渡り、虫の声も聞こえて「もう秋だね」と行く夏を惜しむ声があちこちで聞かれた。 -
まほら伊那地球元気村
伊那市の鳩吹公園で27日、「2005まほら地球元気村」(実行委員会主催)が始まった。市内をはじめ、県内、新潟県、福井県、埼玉県、岐阜県などから親子ら約140人が集まり、自然の中で思い切り遊んだ。28日までで、当日参加も受け付ける。
元気村は1泊2日のキャンプを基本に、さまざまな野外活動を通じて新たな自然観を養うのが目的。伊那では8回目を数えた。
野外教室は木工、カヌー、マウンテンバイク、流しそうめん、絵本ライブなど16を用意。
親子で、あんどんやオリジナルプランターを作ったり、自然の中を歩いてゲームを楽しんだりと夢中になった。
冒険家で、地球元気村長の風間深志さんが講師を務めた「野外生活技術習得講座窶狽スき火」には約10人が参加。
風間さんは「火を繊細に扱うことを心得て」と呼びかけ、細い枝から順に太い枝を燃やしていくポイントを伝授。参加者は早速、近くの山林から雑木を拾い集めるところから始めた。たき火の初級、中級…など認定されるとあって、参加者はあせらず、火の燃え具合を見ながら火を起こした。中には、初級の段階で火が消えそうになり、慌てて息を吹き込む場面も。
また、ナイトイベントには、風間さんや俳優根津甚八さんらのトークショー、ミニコンサートなどもあった。
28日は、すがれ追い、ギョウザ&麻婆豆腐作り、伊那谷林道ツーリング、ネーチャーゲームなどがある。入村料は大人3千円、小学生以下1500円。 -
女団連が模擬議会
伊那市女性団体連絡協議会の模擬議会が26日、市役所であった。構成する12団体の代表各1人が男女共同参画推進条例の啓発や食育の必要性、アスベスト対策などを質問した。
模擬議会は98年以来7年ぶりで、市政参画意識の醸成や男女共同参画社会の実現を目指すもの。
開会式で、竹中則子会長は「政策決定の場に女性の参画が少ない。真の男女共同参画社会を築くために、参画意識を持ってもらいたい」とあいさつ。
模擬議会は、女団連の2人が議長を務め、市議会定例会一般質問と同様に、理事者、関係部長が答弁した。質問者は事前に練習したとあって、堂々と女性の視点で質問。
若年母子家庭の支援で、子どもを安心して養育するための就業支援センターの設置に対し、小坂市長は「離婚による20窶・0代の母子家庭が増えている。新市になって検討する必要があるのかと考えている」と答え、上伊那地方事務所の支援員や「サンライフ伊那」職業相談室の活用を促した。
男女共同参画社会の実現については、女性の積極的な参加を求めた。 -
二十二夜尊大祭
伊那市の丸山公園内で26日夜、二十二夜尊大祭があった。坂下区有志でつくる実行委員会主催。
「二十二夜さま」は旧暦7月22日の夜、夕食後に立ち通しで月の出を待って願をかけると必ずかなうと伝えられている。
また、安産を祈願する「二十二夜尊」の碑前に、ロウソクの火がともされた。ロウソクが短ければ短いほど分べん時間も短いといわれ、仏壇に供え、出産時に身の回りへ置くという。
おなかの大きな妊婦や、出産を終え、お礼返しに来る家族らの姿があった。
そのほか、百体観音、古辺沢稲荷の祭りも合わせて開き、無病息災、商売繁盛、五穀豊じょうなどを祈った。コシヒカリなどが当たる福引大会、農産物販売、ゲームコーナーなどもにぎわった。 -
NTTカップ小学生ドッジ南信大会
第16回NTT東日本カップドッジボール県大会南信地区大会が27日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館で始まった。小学生4窶・年の男女約1800人、計90チームがエントリー。28日まで男女別に、上位進出を目指し熱戦を繰り広げる。NTT東日本長野支店、県ドッジボール協会などでつくる実行委員会の主催。
初日は男子の部(47チーム)。試合は攻守の入れ替わりが激しく、目まぐるしい展開。全力で放たれたボールを飛びついて転びながら取ったりする場面もあった。
選手が生き生きとプレーする姿に、観客席からは熱い声援が送られた。
28日は女子の部(43チーム)がある。
試合は男女とも5分1セットマッチ、準々決勝から5分3セットマッチのトーナメント。男女とも、上位6チームが県大会(12月18日・長野市)の出場権を獲得する。 -
特許コンシェルジュ 馬場哲男さん(58)
伊那市御園区で、自然食品販売「コスモス」や温熱・温圧療法などの「コスモス療法院」を営むかたわら、03年から長野県登録特許コンシェルジュ(特許化案内人)を務める。
特許コンシェルジュは、県内の小中企業などに対して特許の手続きなどをアドバイスする人。中小企業の製品・技術などの競争力を向上させ、地域産業の活性化を図る目的で設けられ▽特許化の見込みのある研究開発成果の発掘▽特許手続きや、企業秘密流出防止の相談・助言窶狽ネどの業務に当たる。
登録されているのは県内で15人、上伊那で2人。公募によって県知事が登録し、発明協会長野県支部に派遣業務を委託している。
大手企業で精密・電気関連の特許管理に携わった経験を生かし、派遣要請のあった事業主のところへ出向き、相談に乗る。これまで上伊那を中心に、菓子店、地域おこしの商標などの相談に応じた。
知っている人が少ない現状で「困っている人がいても、知らなければ使いようがない。知らなかったばっかりにうまくいかなかった、とならないように活用してほしい」と話す。
84(昭和59)年、JR伊那北駅前に自然食品の販売や温熱療法の店を構えた。97(平成9)年、火事で全焼し、父親を亡くした。父親の葬儀、家探しなどに追われる中、商店街や隣組など周囲の住民が家の片付けなどを手伝ってくれた。「仕事を通じて少しでも社会に還元できれば」と世話になった思いを、コンシェルジュとして恩返ししている。
◇ ◇
火事に遭ってから、自らを振り返る間もなく、半年が過ぎた。健康診断のため、病院に行ったところ、最高血圧が200を超え、即入院。「何でもないと思っていたが、知らないうちに自分を追い込んでいた」。腎臓の病気で、現在も透析を週3回、受ける。
02年、御園に店を移した。理念に「健康は食(食生活)、体(身体)、心(意志)の調和から」を掲げる。「20年やってきて、ようやく確立できたかなと思う」。
店内には、患者とじっくり話し合える空間がある。「薬や自然食品などどこでも手に入るが、その人にとって何をしたらいいのかという情報はない。その情報を、ここで提供したいと思っている」。
例えば、ひざが痛い場合、原因はひざでなく、ほかにあることが多い。家庭生活から見直し、健康づくりをアドバイスする。
また、新開発した、水晶の振り子を使った特殊技法で患者の身体のひずみ分布を見て、温熱療法に生かす。
患者から「あー、楽になった」という言葉が「逆に励みなんですよね」。
「病気をして痛みがわかる分、患者との接し方も変わった。人助けというとおこがましいが、人から喜ばれる仕事をしたい」
(湯沢康江) -
絵画サークル「芽の会」が作品展
伊那市の伊那公民館の絵画サークル・芽の会(西村元一代表)の油絵展は31日まで、市立図書館広域情報コーナーで開いている。入場無料。
毎年恒例の展示会で、メンバー11人の力作22点が並ぶ。安曇野の春や、光前寺の参道、仙丈ケ岳などの風景画をはじめ、人物、静物などバラエティー豊かな作品展。それぞれが思い思いのタッチで描いている。
サークルは毎月第1・第3土曜日に集まる。主体美術協会員の前田博さん=南箕輪村=を講師に学ぶ。
開場は午前10時から午後7時。29、30日は休館。 -
少年友の会が授業など見学
青少年の非行防止・健全育成活動を推進する「伊那少年友の会」の伊那市第3ブロック(三澤勇美代表)は26日、年間ボランティア活動の一環として、東部中を訪問。会員5人と伊那署生活安全課署員が、生徒の授業などを見学した。
校内での生活態度や登下校の状況など、学校での集団行動の実態を把握する活動で3年目。3年生を中心に自律学級など約10の授業を見学した。
三輪憲昭校長らとの懇談では、部活動、登下校などについての情報交換や、見学の感想を話し合った。会員からは「授業の雰囲気が明るい感じだった。自分たちのころはもっと緊張感があったものだが」「机に伏せている子供が気になった。注目して聞くような授業にしなくてはと思う」などの意見があった。
三輪校長は現在の教育現場について「生徒を従わせる時代ではなくなった。教師が気を使い、子供に応じた対処をしなくては、双方の間にいざこざが生じてしまう」と話した。
少年友の会は毎月1回のボランティアを原則に、大型店、ゲームセンター、駅など子供たちが集まる場所の街頭補導を中心に活動する。 -
「進徳ゼミ」地域住民に開放
高遠高校で26日、学校公開講座「アジアのことば」が始まった。3年生の総合学習の時間「進徳ゼミ」を開放し、地域住民と生徒がともに授業を受け、交流を図る初めての試み。
日韓親善伊那谷の会運営委員長の鄭康雄さん=南箕輪村=らを講師に迎え、ハングルの基本文法や母音・子音の発音、日常会話などを、06年1月末まで全13回にわたって学んでいく。
初回は、地域住民4人が参加し、同授業を選択している生徒16人とともに受講した。生徒らが「日本人と似ている」「キムチやチヂミがおいしい」などと韓国の印象を答えると、鄭さんが韓国の現状やハングルの成り立ちなどについて紹介。その後、ハングルの母音・子音の発音の仕方なども学習した。
韓国に興味があり参加したという主婦(40)は「学校を地域住民に開放し、生徒さんとともに授業を受けれる取り組みはすごく良い試みだと思う。生徒さんの授業に対する熱心な姿勢が刺激になっている」と話していた。
講座の中盤からは、日韓の関係をはじめ、韓国の歴史や料理についても触れていく予定だ。 -
県がアスベスト対策工事実施
長野県は26日、アスベストの含有が認められた県有9施設で、アスベスト対策工事を実施することを発表した。
県有施設の吹き付けアスベストの使用状況を調査。上伊那は3施設。伊那合同庁舎(空調機械室ほか13室、発電機室1室、ボイラー室1室)公衆衛生専門学校(空調機械室3室、ボイラー・ポンプ室1室)駒ヶ根病院(管理棟機械室など2室、C棟機械室)。
施設利用者の安心、安全確保のため、専決予算により緊急に対応する。工事費総額は2億8337万1千円。 -
カメの横断
伊那市狐島の天竜川沿い道路を23日、1匹のカメが横断していた。
天竜川に生息していると見られるこのカメの体長は約30センチ。ほとんどのドライバーが、石か何かと勘違いしてカメをまたぎ、通過していったが、動く石に気付き、車を止めてじっとカメを見つめるドライバーもいた。
種類は、イシガメと見られ、個体数は少ないものの、天竜川流域は、多くの場所でイシガメが目撃されているという。
最近は、ペットとして飼いきれず川に放された外来種カメの帰化が、問題となっており、中には、大きくなると凶暴になるものもいるため「発見次第、速やかに各市町村などに知らせてほしい」と市担当生活環境課職員は話していた。 -
伊南金融機関防犯連絡協議会
巧妙な手口の振り込め詐欺事件が各地で多発している現状に危機感が強まっていることから伊南金融機関防犯連絡協議会(会長・赤田伊佐雄八十二銀行駒ケ根支店長)は25日、駒ケ根警察署で臨時会議を開いた。管内の金融機関の代表者ら26人が出席し、振り込め詐欺や強盗の防止と対応などについて駒ケ根署員の説明を聞いた。
大杉元文生活安全・刑事課長は「振り込んだ後に届け出ても金の保護はできない。以前は被害者はお年寄りが多く、金融機関で気がつくことも多かったが、今は手口も変化して若者の被害者も増えてきた。見極めは難しいと思うが少しでも様子がおかしいと感じたらすぐに警察に通報を」と話し、振り込め詐欺の防止について協力を求めた。
強盗への対応については、金融機関で実際に起きた事件に基づいて制作されたビデオを上映。出席者らは犯人への対応の成功・失敗例から教訓を学ぼうと真剣な表情でスクリーンに見入っていた。
赤田会長はあいさつで「詐欺は身近でも起きているし決して他人事ではない。対策をしっかり勉強したい」と述べた。 -
禁煙友愛会箕輪支部が小学校に寄付
日本禁煙友愛会箕輪支部(会員560人、上田覚吉支部長)は25日、町内5小学校のために13万円を寄付した。上田支部長、副支部長3人、会計の役員5人が町文化センター内の教育委員会を訪問し、小林通昭教育長に寄付金を手渡した。
禁煙の普及・啓発活動の一環として毎年、小学校児童にノートと鉛筆を配っているが、小学生は年齢に応じて使うものが異なるため、本年度から現金で寄付することを決めた。
教育長は、「町の校長会で学校で必要なものなどを聞いて検討し、有効に使わせていただく」と感謝した。
箕輪支部は先ごろ、町内保育園と南箕輪村北部保育園の園児にハンカチも贈っている。 -
花を書く描く展
駒ケ根市の駒ケ根高原大沼湖畔「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で宮下梨花さん=伊那市御園=の作品展「花を書く描く展」が5日まで開かれている。美しく咲く秋の花をテーマに手描き染めと書で表現した宮下さんと生徒の作品約40点を展示している=写真。
宮下さんは自分の和服や帯に好きな絵を描いてみたい窶狽ニのきっかけで手描き染めを始めた。書道は高名な書家古谷蒼韻=京都市=に師事。約20年前から書道、手描き染めなどを教える「蒼花会」を主宰している。「手描き染めと書。まったく違うものの取り合わせに見えるかもしれないが、自分の中では違和感は何もない」
午前10時窶伯゚後6時30分。31日は定休。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
共産党支持を訴える
三沢好夫氏演説会衆院選長野5区からの出馬を表明している共産党公認新人の三沢好夫氏(61)の演説会が23日、宮田村村民会館であった。共産党の比例区候補・木島日出夫氏(59)も顔をそろえた。党員・後援会員など約300人が参加した。
先に演壇に立った木島氏は、「小泉首相は選挙の争点を郵政民営化の是非に絞り上げているが、自民党の進める構造改革路線そのものにNOを突きつけることが核心」とし、介護保険・年金・医療制度の「改悪」が「どれほど庶民泣かせのものか」と身振り手振りを交えて力説。「さらに追い討ちをかけるサラリーマン増税・消費税引き上げ阻止のために共産党に一票を」と訴えた。
応援に駆けつけた県会会派「あおぞら」の林奉文氏や、共産党県議団の小林伸陽氏の県政報告を兼ねた応援演説などの後、三沢好夫氏が登壇。
街頭演説で戦時中に満蒙開拓団で満州に行っていた老人から声をかけられたことを紹介しながら、「平和・憲法を守るのは日本共産党だけ」と訴え。長年、労働組合運動を進めてきた人らしく、職場のリストラの実態を例に引いて、「リストラで労働者を簡単に首にできるようにした。企業に都合が良いように、正式雇用ではなく人材派遣万能の社会をつくった。これが小泉式構造改革であり、これにNOと言わなければならない」と演説した。
郵政民営化法案をめぐって解散・総選挙に突入した状況を「小泉改革をストップさせるための千載一遇のチャンスと捉える」という発言が目立ち、「たしかな野党が必要です」のスローガンのもと、選挙を戦う組織の足固めを重視した演説会だった。