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駒ヶ根の大型トレーラ事故
国交省が事故原因調査へ国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局は25日、22日駒ヶ根市赤穂の駒ヶ根駒ケ岳公園線・北原交差点吹付近で発生した大型トレーラ車の事故について、事故原因の調査をするよう製造メーカーに指示した。
事故は、県内の貨物運輸業者の大型トレーラ(車名・東急)が発進する際に、牽引するトラクタ(車名・三菱)から離脱した。連結するターンテーブルは横浜車両製。けが人等はなかったが、特異な事例で、他の交通に対して危害を及ぼす事故であったことから、製造メーカーによる事故原因の調査となった。
長野運輸支局は、調査結果を受けてから当該運輸事業者の保守管理上の問題を確認するとしている。 -
箕輪町公民館子育て学級
子どもにとってのおやつ学ぶ箕輪町公民館の子育て学級は25日、子どものおやつについて町管理栄養士の話を聞き、手作りおやつを試食して学んだ。
栄養士は、「子どもは3度の食事だけでは必要な栄養が整わないため、おやつは体と心の栄養のために必要」と説明。おやつの摂り方について▽1日に1-2歳は2回、2歳以上は午後1回、毎日同じ時間にあげる▽飲み物を添える▽適量は1日のエネルギー所要量の10-20%▽甘い飲み物や糖分に気をつける-などアドバイスした。
ダラダラおやつがいけない理由として、食事が食べられないほか、虫歯や肥満、生活習慣病、偏食になりやすいことを説明。野菜嫌いの子どもが多く、保育園の年少で子どもが苦労する例も挙げ、「野菜を何度も食べて味に慣れるよう訓練してほしい」と話した。
管理栄養士が作った野菜などを入れたおやつも親子で試食。ピザ蒸しパン、いももち、キャロットゼリーの3品で、子どもたちは「おいしい」と笑顔。母親は「家でニンジンやホウレンソウの蒸しパンは作るが、ピザ蒸しパンのように何種類も具を入れたことはない。いい勉強になった」と話していた。 -
伊那少年卓球クラブ 小中学生9人が中部日本選手権へ
伊那少年卓球クラブに所属する中学生1人、小学生8人が、第57回中部日本卓球選手権大会(27窶・8日、岐阜県)に出場する。「1回戦を突破。その勢いで上位も狙いたい」を目標に練習に励んでいる。
出場するのは中学1年・沖村貴弘君(12)、小学6年・上原良太君(11)、埋橋英里斗君(11)、下島知広君(11)、下平咲さん(11)、小学5年・三澤拓弥君(10)、福澤奈緒さん(11)、小学3年・福澤秀平君(9)、中村詩穂さん(8)。5月下旬の県予選で中学2年以上のカデットの部、小学5・6年のホープスの部、4年以下のカブの部で、それぞれベスト16に入り、出場切符を手にした。
中体連で県代表として北信越大会に出場した沖村君は「どんな状況でも最後まであきらめず、ベスト16を狙いたい」と決意を語った。阿部凱人監督(64)は、ラリーは粘り強く、バックハンドのさばきが上手い速攻型窶狽ニ評価する。
また、今大会3回目の出場となる上原君は「いつも1回戦で負けてしまうので、今回こそは初戦突破を」、埋橋君、下島君、福澤君は「自分の力を発揮し、一つでも多く勝ちたい」、下平さん、福澤さん、中村さんは「落ち着いて試合に臨み、2日目に残れるよう頑張りたい」、三澤君は「大きな大会で成績を残すのが夢。あせらず持てる力を出したい」と、それぞれ抱負を語った。
大会に向けて、サーブ、レシーブを重点に練習。阿部監督は「積極的に攻めることを心掛ければ勝てる」と話す。
発足21年目となるクラブには小中学生25人が所属。練習は週3回で、基本的な技術の指導を徹底する。 -
井月の貴重な掛軸など公開
伊那市西町区伊那部の旧井澤家住宅で25日、漂泊の俳人・井上井月(1822窶・7)が残したびょうぶ、掛軸など約40点を集めた展示会が始まった。初公開作品も10点ほど並び、伊那谷ゆかりの文化人の貴重な作品に多くの関心が寄せられている。29日まで。入場無料。
県内外の俳句史研究家でつくる「井月研究会」(矢島太郎代表)の主催。地方文化を発掘し、地元住民に関心を持ってもらおう窶狽ニ、井月の遺墨を保持している約10人を中心に、作品を借りて集めた。
井月の辞世の句を門人が代筆した句「闇(くら)き夜も花の明りや西の旅」は、初公開作品。矢島さんによると、・ス西の旅・スは西方浄土の意で、井月は晩年口ぐせのように言っていたという。
囲碁好きだったことがうかがえる「春風や碁盤の上の置手紙」など伊那で詠んだとされる俳句も集まる。
午前9時から午後5時まで。 -
一日一日が楽しく学ぶことが多かった
カナダへの語学研修(7月31日窶・2日)に参加した高遠中学校の女子生徒6人の帰国報告会が24日夕、町役場であり、現地での生活や学習成果などの体験談を語った。
生徒たちは「語学はもちろん、異文化にも触れることができ、いろいろと学ぶことが多かった」「日が経つにつれ、日常会話が成り立つようになったし、1日1日がすごく楽しく過ごせた」などと振り返った。
「帰りたくないという気持ちが高まり、涙が止まらなかった」と帰国を惜しんだ様子を話し、「英語をもっと学んで、また行きたい」と意欲をみせる生徒もいた。また、毎日の食事メニューを日記にしたことなども話した。
伊東義人町長は「語学力や現地での生活を通して、自信につながったと思う。この経験が将来、自分自身に良い影響を与えるはず。経験を生かして、国際交流もしていってほしい」と述べた。
町では生徒たちがまとめた研修報告を、10月の町広報で記載する予定だという。 -
ただ呼ぶだけでなく、次につなげる取り組み
伊那市に夏場、県外の大学生らが野球やテニスなどの合宿で訪れている。今春に続いて2回目の合宿に来た日本学生ダブルダッチ連盟。大学生ら約90人を受け入れた周辺の旅館は、ソフトボールや駅伝に続き、市全体が潤うように発展させたいと奮闘している。
ダブルダッチの合宿は、プロで活躍する「ViVa女!」メンバーで合宿担当の井上園香さんの母と、旅館花月のおかみ奥田喜久子さんが高校時代の同級生だったことがきっかけ。
井上さんは「体育館が広く、涼しい環境が整っている。昼間のじめじめした感じがなく、夜の寝苦しさもない」と話す。
03年の伊那市の観光人口は57万9100人。
奥田さんは「他より付加価値をつけ、1回が2回、2回が3回…と伊那市に来てもらい、人数も増えて大きくなるように頑張っている」と企業努力の必要性を挙げる。
今回も体育館使用の予約、宿泊先の部屋割り、交通の手配などを請け負ったほか、各旅館に差が出ないよう、夕食メニューをハンバーグ、唐揚げをベースに統一した。
「誘致は周辺の旅館、飲食店などの協力がなければできない」と地域全体の活性化や、年間を通した誘客を視野に入れる。
2本の縄を使い、ダンスの要素や器械体操の動きを取り入れたダブルダッチ。奥田さんは「見ていておもしろい。来年8月の『伊那まつり』に参加して踊ってもらいたい」と次のステップを考えている。
参加メンバーは、朝から夜までびっしり組まれた練習をこなす日々で「観光する暇がない」。「観光地の信州」のイメージは強く、京都府から参加した女性は「また来てみたいですね」と話した。 -
06年度上伊那の私立高校入学者選抜要項
06年度私立高校の入学者選抜試験要項の概要が23日、発表された。
上伊那の私立高校の概要は次の通り。
【伊那西高校(普通科)】
◇前期・推薦入学者選抜▼第1回=1月31日縲・月7日正午願書受け付け、2月9日面接、2月10日合格発表▼第2回=2月23日縲・月1日正午受け付け、3月2日面接、3月3日合格発表
◇後期・一般入学者選抜▼2月23日縲・月8日正午受け付け、3月9日学力検査(国、数、英)、3月10日合格発表、面接あり、二次募集なし。 -
上伊那集落営農数県下1位
関東農政局による県内での集落営農数調査(6月27日発表)の結果、全体に占める上伊那の集落営農数は37・9%と、県内で最も多いことが分かった。
集落単位で農業生産を担う集落営農は、高齢化や後継者不足の対応策として、全国規模で進められている。
今回対象としたのは、合意のもと共同で、農業生産に取り組む集落で、機械所有の共有のみや栽培協定・用排水管理の合意のみのものは含まない。
県全体の数は182で、2000年に比べ9件増加。上伊那は69件だった。以下、松本地域38件、下伊那31件と続く。
集落営農は、各市町村や農協などを中心に、積極的に進められていることが増加の背景にあると考えられる。
上伊那は、水稲栽培が盛んなことも関係して、カントリーエレベーターなど、大規模設備を早い段階から取り入れ、機械設備の共同利用が進んだ結果、他地域に比べ、集落営農が進んだと見ている。 -
しゅん工祝賀会
駒ケ根市中沢の市道中曽倉二越線改良工事がこのほど完成し23日、中曽倉第一生活改善センターでしゅん工祝賀会が開かれた。改良促進に努力してきた宮下和男改良期成同盟会長はあいさつで「20年前は狭くて石ころだらけだった道がこんなに立派になって本当にうれしく、涙の出る思い」と感激をあらわにした。出席した住民らは「以前はよく車が路肩から落ちたもんだ。これでやっと冬場でも安心して通れるし、すれ違いも余裕を持ってできる」と完成を手放しで喜んでいた。
式には市農林課担当者、地元住民代表のほか、上伊那地方事務所や工事関係者ら約20人が出席し、乾杯して工事の完成を祝った=写真。中原正純市長は「地元の皆さんの要望に応えることができて感慨無量。今後の地域活性化につながってほしい」と祝辞を述べた。
同線改良工事は県の中山間総合整備事業として2000年度に着工。総事業費1億2670万円をかけ、延長255メートルにわたる道路拡幅、16メートルの橋梁架設、50メートルの河川付け替えなどを行った。 -
特別企画 伊那谷森の座談会
農と食のあり方を考える 【下】
-団塊世代の大量退職時代を前にして-人々の「食と農」に対する関心のあり方が変りつつある中で、これまでの農業政策を振り返り、時代のニーズに見合った農業、特に地域農業のあり方を探ることが重要になっていている。
今回は、伝統的な食文化を現代的に発展させた食品製造業の立場、新たな農産物の流通形態を切り拓いた産直市場の立場、さらに県の視点から農業政策を遂行する立場の皆さんに集まっていただき、「農と食のあり方」をめぐって、自由に議論を交わしていただいた。その連載2回目。 -
第12回全国マスターズカップ
水泳の第12回全国マスターズカップ(21日・千葉県国際水泳場、日本スイミングクラブ協会主催)で、伊南・伊那・伊北・諏訪・諏訪南スイミングクラブの会員と指導者らでつくる「チームAFAS」が昨年に続いて総合準優勝を飾るなど好成績を収めた。
大会は全国から43クラブ、約500人が出場して行われ、男女別・年齢区分別に個人は50、100メートル、リレーは200メートルで各種目の記録を競った。
その結果、同クラブの出場選手らは個人、リレーで8つの大会新記録を出して金メダル29個を獲得したほか、年齢区分別の優秀選手に贈られるベストマスターズ賞に4人が選ばれ、チームは昨年に続いて総合準優勝を飾った。同チームは第9、10回大会には連続優勝を成し遂げている。
上位の成績は次の通り(敬称略)。
◇金メダル▽男子50バタ=宮坂和昭、向山剛史▽男子50背=浦野創一郎、宮坂貴之▽男子50平=塚本好孝▽男子100バタ=荒井勝義、林太志▽男子100背=林太志、宮坂貴之、荒井勝義、飯島広之▽男子100平=塚本好孝、百瀬隆正、山川修一▽男子200自リレー(119歳以下)=荒井勝義、浦野創一郎、三好友彦、飯島広之▽男子200メドレーリレー(119歳以下)=三好友彦、飯島広之、荒井勝義、浦野創一郎▽女子50自=森口久枝、伊藤沙知、カトウ・ピアンコ・枝実子▽女子50バタ=下島真理子▽女子50背=飯田晴香▽女子100自=森口久枝、カトウ・ピアンコ・枝実子▽女子100バタ=太田教子▽女子100背=伊藤沙知、牛越寿美▽女子100平=向山福美▽女子200自リレー(119歳以下)=下島真理子、渋谷美由紀、黒田江理、遠藤真紀▽女子200メドレーリレー(119歳以下)=飯田晴香、向山福美、遠藤真紀、飯島友紀
◇大会新▽男子50背=宮坂貴之(28秒99)▽男子100バタ=荒井勝義(1分1秒41)▽男子100背=宮坂貴之(1分1秒03)▽女子50自=森口久枝(30秒91)▽女子100自=森口久枝(1分7秒91)▽男子200メドレーリレー(160窶・99歳)=宮坂貴之・塚本好孝・林太志・宮坂和昭(2分6秒77)▽女子200メドレーリレー(119歳以下)=カトウ・ピアンコ・枝実子・宮沢真知子・森口久枝・小泉加奈子(2分27秒23)
◇優秀選手(カッコ内は年齢区分)▽男子=荒井勝義(25窶・9)宮坂貴之(30窶・4)塚本好孝(35窶・9)▽女子=飯田晴香(18窶・4)カトウ・ピアンコ・枝実子(25窶・9)
◇ ◇
同クラブは30日まで通常8400円の入会金が無料になるキャンペーンを実施中。伊南スイミングクラブの林太志支配人は「この機会に入会して一緒に楽しく泳ぎましょう」と呼び掛けている。 -
箕輪町新エネルギー教室
箕輪町は23、24日、地球温暖化問題を通して新エネルギーの重要性、必要性を次世代を担う小学生に理解してもらおう-と、町内の小学6年生を対象に「新エネルギー教室」を開いた。スライドを使った学習やソーラーカー工作などを通して、地球温暖化を抑える新エネルギーを学び、理解を深めた。
04年度策定の「箕輪町地域新エネルギービジョン」の主要導入プロジェクトに「環境学習事業」があり、今回、新エネルギー財団による教室を町発足50周年記念事業として取り入れた。関東経済産業局、県、町、新エネルギー財団の主催。
24日は、箕輪東小学校で6年生33人が学習した。コントを見ているような楽しい勉強会で、新エネ博士のダムダムダンが▽石油は約40年後になくなる▽地球温暖化で100年後に平均気温が2度上がる▽二酸化炭素が原因の地球温暖化で氷が溶けて海面上昇が起こる-などを説明。
エネルギー問題や環境問題の解決策として“どこにでもあり、無くならない、二酸化炭素を増やさない”新エネルギーを紹介。▽太陽光発電▽風力発電▽クリーンエネルギー自動車-を例に挙げ、「二酸化炭素は皆が協力しないとなかなか減らせない。新エネルギーをぜひ覚えて、家でも家族と考えて」と話した。
児童は新エネ博士の面白い説明に笑い、元気いっぱいに質問に答えて楽しく学び、ソーラーカー作りにも熱中した。男子児童は、「今まで知らなかった新エネルギーのことや、地球が危ないことがわかってよかった」と話していた。 -
箕輪町役場に防災用品展示
9月1日は「防災の日」。8月30日-9月5日の防災週間に合わせ箕輪町は、役場庁舎1階ロビーに防災用品を展示している。
コーナーには、非常時持出袋、住宅用火災報知器、粉末消火器、消火布、転倒防止用具、かい中電灯、ローソクセット、緊急用飲料水袋、軍手のほか、水、かんぱん、かゆ、みそ汁などの非常食を展示している。
役場では、「日ごろの備えを考え、防災用品を見て必要なものを家庭にそろえる参考にしてほしい」と話している。
展示は9月22日まで。9月4日の町防災訓練でも、主会場の箕輪東小学校グラウンドに展示する。 -
アスベスト使用の疑いある教室と階段の使用を禁止
宮田村の宮田小学校の校舎の一部に、アスベスト(石綿)が含まれた可能性があるロックウールが露出している問題で、宮田村教育委員会は疑いのある教室と階段の一時閉鎖を決め、24日までに同校に伝えた。近く使用を禁止する。
露出しているのは児童玄関入口から続く階段の天井と、3つの学級が使用している教室の天井。
アスベスト使用の有無が分かる検査結果が出るのは9月末以降。
同教委は「吹きつけて固めてあり、現状でも飛散する可能性は少ないが、長期間放置していくわけにはいかない」として、該当する教室と階段の使用禁止を決めた。
同校は村教委の方針を受けて職員会などで対応を協議。3つの学級は早急に代替の教室に移る。
階段は多くの児童が使用するが、「子どもの安全確保が先決。不便だが、支障はない」と村教委はみている。 -
宮田学級が村長囲んで村政学ぶ
宮田村公民館の生涯学習講座「宮田学級」は24日、清水靖夫村長を囲んで村政について話しを聞いた。村長は工場誘致など弾力的な土地利用で、人口を増やして活力も生み出したいと説明。教育論なども熱っぽく語り「住民の皆さんにむらづくりの意見を寄せてほしい」と呼びかけた。
村が自立を続けていくためには、人口1万人の実現が不可欠と指摘。人口増加の環境づくりが必要と繰り返し、計画的な土地利用を施策として挙げた。
「駒ケ根には新たな工場が進出し、活力になっている。宮田村は今まで(工場誘致を)野放しにしてきたが、今後は情報発信を進める」と説明。
空き店舗や宅地対策のほか、若者の結婚支援などソフト面も進めたいと話した。
行政改革でやり玉にあがる職員の大幅なリストラについては「人口1万人になり、活力あるむらづくりを進めると、必要最低限の職員はいる」と否定的な考えを示した。
教育や高齢者問題についても持論を展開。
夏の高校野球で優勝した駒大苫小牧高の体罰に関する不祥事にからませ、「しかることも愛情。痛さを感じて身に置き換えることもある」と話した。
経済成長の影で少子高齢化や教育問題が放置されてきとして「国の仕組みも変えなきゃ。今度の衆院選は我々も意見をしっかり言うべき」とも続けた。 -
著名なソムリエが宮田村の山ぶどうワインの将来性を高く評価
長野市在住で日本ソムリエ協会常務理事の高野豊さんが23日、宮田村民会館で講演し、同村内で生産する「山ぶどうワイン」を高く評価。気候風土や醸造施設など抜群の環境があると話し「世界の宮田村になってほしい。今後の手順を間違わなければ55%はいける」と太鼓判を押した。
特産品の山ぶどうワインを文化として定着させようと、村や栽培農家らでつくる「中央アルプス山ぶどうの里づくり推進会議」が開いた。
一般住民や周辺の飲食店、観光施設関係者など約70人が参加。高野さんは「宮田村の山ぶどうワインは世界に通用するか」をテーマに講演し、世界や国内のワインと比較しながら話した。
フランスは、ブランドを育てあげる巧妙なイメージづくりで世界のワイン市場を支配したと説明。
宮田村の山ぶどうワインも県の原産地呼称管理制度の認定を受けて注目されつつあるが、「今後は品種改良や耕地整備と同じくらいイメージづくりにお金をかけるべき」と指摘した。
フランスの有名ワイン「シャブリ」は小さな田舎町の名前であることも説明。「ワインをつくることは、村をつくり、世間に知らせていくことでもある」と、多くの理解と協力が必要とも話した。 -
日本ダブルダッチ学生連盟が伊那市で合宿
高校生以上でつくる日本ダブルダッチ学生連盟(千野秀行代表、150人)は23窶・6日、伊那市を会場に合宿している。世界大会の優勝経験者ら7人を講師に迎え、大学生ら84人が練習に汗を流している。
ダブルダッチは2本の縄を使い、ダンスの要素や器械体操の動きを取り入れたスポーツ。
合宿は技術向上や仲間同士での交流がねらい。9月に学生連盟主催の「ジャパンカップ」を控えていることから、基礎体力、リズムの取り方など基本から応用まで「スキルをたたき込む」スケジュールが組まれている。
参加は、日本体育大学、同志社大学、青山学院大学、立命館大学など10校の学生や高校生ら。
初日は早速、1チーム6人の即興チームを作り、交差しながら回す2本の縄の中で▽足をクロスさせて跳ぶ▽二重跳び▽逆立ちのように手のひらを床につけて跳ぶ窶狽ネどの技をレクリエーション感覚で練習した。涼しくなったとはいえ、激しい動きに参加者の額から汗が流れ、講師のアドバイスを受けながら取り組んだ。
プロで活躍する「ASGRM」の千野さんは「縄があれば、いつでも、どこでもできる。仲間と技を達成したときは、喜びがある」と魅力を語り、若者らの指導・育成に力を注ぐ。同じくプロ「ViVa女!」の井上園香さんは、合宿が長野でのダブルダッチ普及のきっかけになることを期待した。
26日は午前8時半から正午まで、勤労者福祉センター体育館でチームの成果発表がある。一般に開放するため、多くの来場を呼びかけている。 -
南箕輪中部保育園・南箕輪小学校交流会
南箕輪中部保育園で24日、年長園児46人と、南箕輪小学校の1年3組の児童29人のプール交流があった。
例年小学校の9月の運動会に、1年生と来年度入学する年長園児が取り組む“来入児種目”があり、児童と園児がペアとなって旗拾いなどしている。その時ペアを組む友達の顔と名前を覚えよう窶狽ニ、6月から交流をしており、3回目となる。同校1年のほかの3クラスも、村内の各園の年長児と交流している。
新入生の中には、戸惑いを感じる子も多く「その解消に」と、保育園・幼稚園・小学校連絡協議会で、学校側から交流会を提案。運動会の事前準備も兼ねた会が実現した。
小学生にとっては、自分より小さい子の世話をする機会にもなっており、園児の手を引く児童も多く見られた。
3回の交流を通して仲良くなった子ども達は、水をかけ合ったりしつつ、終始笑顔で水遊びを楽しんでいた。 -
日中友好協会が歓迎会
日中友好協会伊那地区本部は23日夕、伊那市内に23窶・5日の3日間、ホームステイする中国からの留学生2人の歓迎会を美篶の信州INAセミナーハウスで開いた。会長の小坂樫男市長や、理事長でホームステイ先の竹松成就さん(73)=富県南福地=夫婦らが出席。2人は日本の手厚い歓迎を喜んだ。
日中友好協会の事業で、今年で15回目。伊那市は、昨年度はなかったものの、ほぼ毎年受け入れている。
2人の留学生は、早稲田大学で情報通信を学ぶ周洪科さん(55)と、国立感染症研究所でウイルス学を学ぶ張斌さん(46)。
席上で、自身の職業や日本の印象について、日本語を交えてあいさつ。周さんは「日本人の友達は親切で楽しい」、張さんは「これからも日中の友好の方面に自分の力を注ぎたい」とした。
ホームステイ中は、富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」や、西箕輪羽広の農業公園「みはらしファーム」などの見学や、市役所の表敬訪問をする。 -
心と体を清めよう 桂泉院で坐禅体験
高遠町公民館高遠分館(池上幸子分館長)のさわやか学級の第5回が24日、東高遠の桂泉院(有賀広徳住職)であり、主婦ら約35人が坐禅を体験した。
心と体を清めようと初めて企画。参加者のほとんどが未経験で、有賀住職から「身と息と心を調え、自然界と一体になって」と説明を受けた。
両足を組み、両手でだ円形をつくって、背筋を伸ばし、上体を左右に揺らしながら「ヒーフーミーヨーと心で数え」精神を統一。20窶・0分ごと、約1時間にわたって坐禅し、静まりかえった堂内には、せみの鳴き声が響いていた。
坐禅体験後には、有賀住職による法話に耳を傾けた。
さわやか学級は全11回を予定し、「健康」をメインテーマに、講演会や体験会を開いている。 -
特別企画
伊那谷 森の座談会
農と食のあり方を考える【上】
-団塊世代の大量退職時代を前にして-日本農業は大きな転換期を迎えている。農業生産物の国際競争力の低下は農業振興に深刻な影を落し、少子高齢社会の到来は既に深刻化している農業の後継者不足にさらに拍車をかけると予測される。
こうした中、国は近年、従来の減反政策を実質的に継承したまま、水稲一辺倒の姿勢を転換し多様な換金作物の栽培奨励に乗り出す一方、集落営農方式を中心とした農業集団化を進めようとしている。だが、こうした施策で、はたして地域の特色を生かした農業振興が図れるのか?-という疑問の声も多い。
また、敗戦直後に生まれたいわゆる団塊の世代が、まもなく一挙に定年退職を迎える社会状況も重要である。
長い社会経験を経て、食と農、自然と環境に関心が高いと言われるこの世代が、一定程度自由に時間を使えるシルバーライフを迎えることで、農業ならびにそれを取り巻く商業・観光業に少なからぬ影響が出るのではないかと推測する向きもある。「スローライフ・スローフーズ」「グリーンツーリズム」などに注目が集まっているのも、その兆しであるということもできよう。
こうした中で、これまでの農業政策を振り返り、時代のニーズに見合った農業、特に地域農業のあり方を探ることが重要になっていている。
今回は、伝統的な食文化を現代的に発展させた食品製造業の立場、新たな農産物の流通形態を切り拓いた産直市場の立場、さらに県の視点から農業政策を遂行する立場の皆さんに集まっていただき、「農と食のあり方」をめぐって、自由に議論を交わしていただいた。【上・下2回連載】 -
水巡りウォーク写真コンテスト池田さんが入選
宮田村の伊勢滝の水巡りウォーキング(6月)で行った写真コンテストの審査がまとまった。駒ケ根市中沢の池田豊さんの作品「水辺に咲くゴゼンタチバナ」を入選に選んだ。
村商工会などでつくる「水巡りウォーキング実行委員会」が審査。ウォーキング参加者90人のうち13人から、27点の応募があった。
特選の該当はなかったが、村おこし委員長賞は宮田村南割区の小学生三浦捷さん、同実行委員会賞には母親の典子さんの作品が選ばれた。 -
第2回子どもビーズ教室
飯島町図書館は21日、第2回子どもビーズ教室を町文化館創作室で開いた。町内の小学生17人と保護者ら5人が参加し、色とりどりのビーズでブレスレットなどのアクセサリーをつくって楽しんだ。
講師は第1回に続き、趣味でビーズアートを楽しむ林美奈さん=本郷第四=が務めた。参加者らは林さんに基本的な作り方の説明を受けると、早速小さなビーズをテグスに通し始めた。説明書を見ながら「これでいいのかな?」「いいんじゃない」などと隣の友達と相談し合いながら、慣れた手つきでさまざまな色の細かなビーズをテグスに通したり、テグスを結んだり編んだりしていた。 -
第20回上伊那卓球選手権飯島大会
上伊那卓球連盟(登内英夫会長)は21日、第20回上伊那卓球選手権飯島大会を飯島小学校体育館で開いた。男子・女子・混合のダブルスにそれぞれ約30ペアが出場し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
上位の結果は次の通り。
◇男子ダブルス▽準決勝=鹿野・松澤(日発)3窶・下島・沖村(伊那少年)、矢沢・栗林(辰野JSC)3窶・西村・小林(高遠卓)▽決勝=鹿野・松澤(日発)3窶・矢沢・栗林(辰野JSC)
◇女子ダブルス▽準決勝=宮崎・竹村(伊那西OB)3窶・千村・石井(駒ケ根ク・美篶レディース)、荒井・上原(伊那西)3窶・馬場・瀧澤(ティービーエム・南信美装)▽決勝=宮崎・竹村(伊那西OB)3窶・荒井・上原(伊那西)
◇混合ダブルス▽準決勝=下島・瀧澤(駒ケ根ク・南信美装)3窶・村沢・有賀(駒ケ根ク・美篶レディース)、松澤・倉田(日発・駒ケ根ク)3窶・本田・米山(駒ケ根ク・箕輪)▽決勝=下島・瀧澤(駒ケ根ク・南信美装)3窶・松澤・倉田(日発・駒ケ根ク) -
第36回町バスケットボール大会
飯島町教育委員会は21日、第36回町バスケットボール大会を飯島体育館、飯島中学校体育館で開いた。一般、中学生らの男女14チームが出場して予選リーグと決勝トーナメントを行い「R&B」(昨年名・崖PEACE!)が昨年に続き、連続優勝を勝ち取った。
女子チームには男子チームとの対戦時最高50点のハンディが与えられた。
上位の順位は次の通り。
(1)R&B(2)エキサイティング・パワーズ(3)ニデックグリーンデビル、ドキドキぷるぷるプリンちゃん -
オヤジになったギター少年たち
かつて「テケテケテケ…」のギターサウンドで一世を風靡(ふうび)した「ベンチャーズ」窶煤Bといっても40歳以下の人は知らないかもしれない。1960年代に世界的な「エレキブーム」を巻き起こした米国のバンドだ。日本でも彼らにあこがれてギターを弾き始めた少年は多い。当時彼らは「不良」と呼ばれた。そんな少年たちも今はいいオヤジになっている。しかし多感な時期に夢中になって聴いた音楽への情熱はいまだ衰えず、多くのおやじバンドが各地で活動している。
◇ ◇
メンバーは全員50歳代。まさにベンチャーズ世代だ。高校の同級生3人が42歳の大厄落としの時「何か面白いことをやろう」とバンドを組んだのが始まり。4年前にギター2人が加入し、今の5人編成になった。初めてのステージは松川町上片桐の祭りだった。「バンドとしては最初だったから、緊張してリズムが走ってしまった(速くなった)」
伊南地域にはこの種のバンドがほとんどないこともあり、演奏が評判を呼んで各地の祭りやイベントから声がかかるなど引っ張りだこになっているほか、年1、2回のペースで単独コンサートを開いている。
メンバーが手にするギターは「昔は高くてとてもじゃないが手に入らなかった」という「モズライト」。ベンチャーズが使っていたあこがれのギターを大人になってようやく手にすることができた。リードギターの気賀澤実さんは「ネックが細くて薄いのでアメリカ人の大きな手にはなじまないんじゃないかな。日本人にはぴったりで最高に弾きやすいね。やっぱりベンチャーズはこれでないと」とほれ込んでいる。
メンバーの性格は「頑固」「おとなしい」「目立ちたがり」とさまざま。まとまりがないようにも思えるが「実はそこが楽しくていい」という。年齢も最大7歳違うが「適度に遠慮があるせいかうまくいっている。雰囲気はいいよ。何でも言えるだけがいい関係じゃないからね」。
練習は月2回、それぞれの休日などを利用して集まる。場所は使われていない集会所だが、周囲の住民への迷惑を考えて練習は昼間のみ。「本当は夜の方が時間が取れていいんだけど…。でも近所の人が『知っている曲が聞こえてきて懐かしかった』なんて言ってくれるとうれしいね」
レパートリーは現在52曲。ほかの曲も演奏するが、ステージで受けがいいのはやはり往年のベンチャーズの名曲だという。「でも少しは冒険もしたいね。今、レパートリーに幅を持たせるためにキーボード奏者と女性ボーカルを探しているんだ」練習の度ごとに新曲を1曲ずつレパートリーに加えるなど、現状維持で満足はしていない。
(白鳥文男) -
新光機器賃貸契約の調印
生産用機械・装置の設計・製造・販売を行う新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)は、移転により空き工場となっていた駒ケ根市赤穂北割二区のカサイ製作所の土地・建物を借り受けて「長野県駒ケ根工場」として操業することを決め23日、中原正純市長らの立会いにより駒ケ根市役所で賃貸契約の調印式を行った。
蕗澤社長は「全国に広がる顧客の要望に応えるため駒ケ根での生産を決めた。期待に沿えるようしっかりやっていきたい」とあいさつした。カサイ製作所の葛西泉社長は「今後は仕事、プライベート共にお付き合いを願いたい」と述べた。
新光機器は1974年創立。資本金8千万円。本社のほか開発センター、工場、営業所などを持ち、グループ全体の従業員数は約200人。05年度の売上は41億円を見込む。溶接用電極の生産では国内シェア35%と日本随一を自負する。
駒ケ根工場では約10人の従業員を現地採用し、溶接用電極のキャップ(先端)チップを月間40万個生産する計画。操業開始は今年12月の見込み。 -
第2回ふれあいチャンピオン南信地区大会
県家庭婦人バレーボール連盟は21日、第2回ふれあいチャンピオン南信地区大会を駒ケ根市の市立体育館、赤穂南小学校体育館で開いた。20チームが出場し、4ブロックに分かれてトーナメントでそれぞれ優勝を争った。
応援に駆けつけた家族らの大声援が響く中、選手らは声を掛け合いながら全力でボールを追いかけ、1点を争う白熱した好ゲームを展開していた=写真。
チームは家庭婦人と35歳以上の独身者で編成される。9人制。
ブロック優勝した4チームは推薦により県大会(10月2日、長野市)に出場する。
各ブロックの上位チームは次の通り。
▽1ブロック (1)あすか(上伊那)(2)はこべ(諏訪)
▽2ブロック (1)銀西(諏訪)(2)高森(飯伊)
▽3ブロック (1)小和田(諏訪)(2)空木(上伊那)
▽4ブロック (1)リュシオール(上伊那)(2)どんぐり(上伊那) -
会長方針、収支予算、事業計画などを発表
駒ケ根ロータリークラブ(堀内照夫会長、43人)は22日、第47年度(05年7月窶・6年6月)の会長方針、収支予算、事業計画などを発表した。
国際ロータリー会長の年度テーマ「超我の奉仕」に基づき、国際支援、地域支援などのさまざまな奉仕活動を行っていく。
新役員・理事は次の皆さん。
▽会長=堀内照夫▽会長エレクト=中島清一▽副会長=吉澤道人▽幹事=伊藤雅基▽会計=氣賀澤徳義▽SAA=森一▽直前会長=小林成烝▽クラブ奉仕委員長=吉澤道人▽職業奉仕委員長=山浦速夫▽社会奉仕委員長=滝澤義一郎▽国際奉仕委員長=窪田雅則▽新世代活動委員長=吉澤利文 -
箕輪町早起きソフトボール協会町長杯・商工会長杯争奪大会
箕輪町早起きソフトボール協会恒例の町長杯・商工会長杯争奪大会は21日、番場原運動場であった。12チームが出場し熱戦の末、町長杯は三和クラブ、商工会長杯は権兵衛が優勝した。
同協会はAからDまでの4リーグあり、町長杯にA、Bリーグ6チーム、商工会長杯C、Dリーグ6チームが出場した。
町長杯決勝戦は三和クラブと八乙女組の対戦で、9対4で三和クラブ、商工会長杯は権兵衛と坂井クラブが戦い4対1で権兵衛が勝利した。
結果は次の通り。
▼町長杯 (1)三和クラブ(2)八乙女組(3)沢上南クラブ、沢球友
▼商工会長杯 (1)権兵衛(2)坂井クラブ(3)上古田クラブ、大出