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秋香会菊花まつり表彰式
創立45周年を迎えた駒ケ根秋香会(本間秋男会長)は4日、第45回菊花祭りの入賞者表彰式を駒ケ根市の三和森クラブで開いた。本間会長は「晴天に恵まれて例年にない盛り上がりだった。皆さんのおかげ」と感謝を述べ、受賞者にトロフィー、たて、カップなどを賞状とともに授与した=写真。
菊花展入賞者は次の皆さん。
▽県知事賞=飯塚礼子▽駒ケ根市長賞=井口春人▽同市議会議長賞=飯塚礼子▽駒ケ根商工会議所会頭賞=小町谷誠▽駒ケ根市教育長賞=飯塚礼子▽全菊連会長賞=飯塚礼子、森勝美▽町部自治会長賞=森勝美▽秋香会長賞=森勝美▽審査委員長賞=羽場一雄▽宮下賞=北原・ス一▽伊那毎日新聞社賞=本間秋男▽信濃毎日新聞社賞=北原康平▽中日新聞社賞=塩澤春夫▽読売新聞社賞=酒井世喜良▽駒ケ根ニュース社賞=岡野修一▽駒ケ根日報社賞=松崎和男▽大中屋賞=浜口善元▽秋香会長賞=中西利幸▽長生社賞=熊沢作永▽秋香会賞=田中勝美▽池上賞=勝部由紀夫▽しらかば賞=森勝美▽米沢賞=飯塚礼子▽克水賞=小町谷誠▽MANABU賞=堺澤悦子▽サンケイ技研賞=山村英一▽新世紀賞=塩澤春夫▽有賀芳郎賞=栗山いさ江▽ビーナイン賞=樋屋次郎
◇赤穂小学校▽金賞=丸藤裕子、堀川佑香里、佐々木啓文、佐々木力弥、太田圭亮、野村美結、平栗舞歩、山岸朋博、倉田桃子、河嶋慈明、新井詩織、池上竣、山岸愛、唐沢紗季▽銀賞=清水雄平、高橋啓明、幸村響、中島悠、気賀沢和司、福沢美佑、松崎岳、竹上梢太、尾崎美優、名倉那夏、池戸直人、米山勇生、保科光輝、上谷大和▽銅賞=加藤優希、小池晨、有賀直美、小原淳美、千村諒、池上諒、下島亮、村田愛、川上優香、宮下蓮、園原有紀、松枝拓磨、下平達也、倉田挙伍、清水弥、矢崎亮介
◇順天寮▽金賞=順天寮菊クラブ1、同2▽銀賞=同3
◇団体賞▽秋香会長賞=赤穂小、順天寮 -
七久保文化祭
行く秋を惜しむ飯島町の七久保文化祭は6日、七久保林業センターで開いた。
同地区の文化団体や保育園、小中学生らの絵画、書道、写真、手芸など多数展示し、日ごろの精進の成果を披露した。
どっしりと存在感のある黒松や、秋の風情を醸す実物盆栽。園児が描いたほのぼのとした友達の絵などのほか、三三九度の杯や高砂人形など公民館結婚式で用いた懐かしい道具も展示した。
また、図書部による折り紙教室も盛況で、子どもも大人も折り鶴づくりに熱中した。
駐車場では、焼肉や豚汁サービス、五平もちの販売も行われ、文化の秋に合わせ、食欲の秋もたん能した。 -
中央区区民文化祭
伊那市中央区の区民文化祭が6日、中央区公民館であった。絵画や押し花アート、手工芸作品や菊など、さまざまな作品約400点が並び、餅(もち)つき大会や創作和菓子展などのイベントがあった。また、熱々のいも煮や天ぷらそばなどが振る舞われ、集まった住民を楽しませた。
恒例の文化祭は、最近徐々に若い世代の出展が多くなり、県展などに入選する実力者も出展している。イベント会場は、伊那公園の桜を管理する「桜の会」が主体となって運営。内容も充実している。
寒い一日だったにもかかわらず、お昼時をピークに、多くの人たちで会場はにぎわい、昔懐かしい「いも煮」などを食べて体を温めていた。
展示会場で押し花教室もあった。小さい子どもや親子連れなどに人気で、色とりどりの押し花で、思い思いの作品を仕上げていた。 -
安協が高齢者宅訪問
伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)は7日、駒ケ根警察署近くの高齢者のいる家庭約50軒を訪問し、反射材付きの手袋とチラシを手渡して交通事故防止を呼び掛けた=写真。
安協役員のほか駒ケ根署の交通課長ら14人が数班に分かれてそれぞれ高齢者宅を訪ね「高齢者の交通事故が増えているので暗い道を歩く時はよく気を付けてくださいね」などと話しながら手袋とチラシを手渡した。訪問を受けた高齢者らは笑顔で応対し「この手袋は夜光るのかえ。そりゃいいね。早速使います」などと喜んで受け取っていた。
同市内ではバイクに乗った85歳の男性が自動車と出会い頭に衝突して亡くなる事故が5日にあったばかり。 -
勤労青少年ホーム祭
駒ケ根市勤労青少年ホーム・駒ケ根女性ふれあい館の利用者の会は5・6日、駒ケ根文化センターで第20回ホーム祭を開いた。会場いっぱいに設置された各クラブの展示ブースで作品などが展示されたほか、大ホールのステージでは大正琴、吹奏楽、民謡太鼓などの演奏や合唱、詩吟、演舞などが華やかに披露され、訪れた多くの来場者でにぎわった。
書道、華道、写真、手芸、美術などのクラブは会員が制作した作品の数々を展示。体験コーナーには親子連れなどが次々に訪れ、会員の指導で作品づくりを楽しんだ=写真。
ステージには日ごろの練習の成果を発表しようと各団体のメンバーが張り切って登場し、それぞれ見事な歌や演奏などを披露して会場から大きな拍手を受けていた。 -
宮田小1年1組が育てたそばを昔ながらに
宮田村宮田小学校1年1組は7日、自分たちの手で育て収獲したそばを使って「そば打ち」を体験した。今はめったに見られない石臼を使った粉挽きにも挑戦。てしおにかけたそばの味は、忘れられない思い出となった。
同学級は、児童一人ひとりが自分のつくりたい農産物を学校の畑で栽培。ざるそばが大好きな小林聡君(6つ)=町3区=は、そばを作ってみようと取り組んできた。
普段の水やりや草取りは小林君が担当。種まきや収獲は全員で作業した。
この日のそば打ちも友達同士ワイワイにぎやかに挑戦。そば打ちに精通する村内の農業女性グループ「野ひばりの会」の酒井昌子さん=大田切区=ら5人が協力し、丁寧に手ほどきした。
酒井さんは粉挽き用の石臼や年代モノのふるいなどを持参。子どもたちは初めて見る道具を使い、昔ながらの粉挽きを体感した。
力を入れてこね、包丁で切る作業も。慣れない体験に戸惑いながらも、笑顔で汗を流した。
みんなで時間を数えて、茹であがり。友人と一緒に何杯もおかわりをした聡君は「本当に美味しいそばができた」と喜んでいた。 -
常円寺晋山式
伊那市山寺区の常円寺で6日、新たな住職を迎える晋山式があり、03年から先代の後を継いで同寺の住職を務める角田泰隆氏(48)が、正式に第28世住職に就任した。厳かな雰囲気の中、県内外から多くの僧侶や檀徒が集まり、祝福した。
寺に到着した角田氏は、本尊へ新任のあいさつをして、結制上堂で僧侶たちとの問答を展開。一人一人からの問いに、お釈迦(しゃか)様や大智禅師の言葉を引用して一般参列者にも分かるよう返答し、多くの参列者にこれまでの弁道を示した。
角田氏は「住職として地域のみなさんや精神文化のため、努めていきたい」と今後への思いを語った。
現在角田氏は住職を務める傍ら、駒澤短期大学教授、曹洞宗総合研究センターなど、さまざまな活動の場を持つ。 -
信大・伊那市の連携協議会
信州大学・伊那市の第1回連携協議会が7日、市役所であった=写真。市側が連携想定事業として地域ブランドの開発など20項目を提案した。
産業、教育、環境など各分野で相互に協力し、活力ある地域づくりを進めることを目的に、5月下旬、連携協定を締結。
協議会は、協定書に基づき、円滑な推進を図るため、信大の農学部教授、産学官連携コーディネーター、市の助役、収入役、総務部長など10人で構成される。
協定書の連携事項「地域産業の振興」「地域資源の保全、活用」「地域医療の振興」「安心・安全の地域づくり」から、各部で▽LED(発光ダイオード)栽培による作物の安定供給▽地域資源を生かした各種施策推進のためのシンクタンク設立に向けた調査・研究窶狽ネど信大全学部に対して想定事業を挙げた。
木質バイオマスエネルギーの活用で「年間を通して使える燃料機器(ペレットボイラーなど)の研究開発により、新しい産業が生まれるのではないか」と期待。
意見交換で、信大側から「技術開発が新規である、社会ニーズがあるなどの観点を踏まえ、要望、利害の接点を探ることが大切」「よその真似でなく、新奇性を検討する必要がある」などが出された。
今後、信大で可能性を検討し、具体的な協議を進めていく。
市は、これまで隣接する南箕輪村の信大農学部と連携し、出前講座の利用や学力向上支援事業などに取り組んでいる。 -
CATVでバス情報を提供
中川村と国土交通省北陸信越運輸局長野運輸支局(番場千秋支局長)は7日、中川村役場で中川村バスロケーションシステム導入に向け、調査・検討する委員会の初会議を開いた=写真。
「わかりずらい」という指摘の多い村内巡回バスの運行方法や位置を、村全戸に敷設したCATV網を利用し、画像で示す「情報案内システム」を構築する。バスの出発時刻や経由、乗り換え、鉄道との接続などが自宅や公共施設のテレビ画面でリアルタイムに確認でき、利用者の利便性の向上と利用の拡大を図る。
委員会は国交省や県、村、交通事業者、村総代など交通利用者代表ら16人で構成。冒頭あいさつで、番場支局長は「システム構築は全ての人にとって分かりやすいものにすると共に、今後、広く中山間地のバス交通に対して普及できる先駆的な事例にしたい」と期待を込めた。
中川村は昨年度、巡回村営バスの再編を行い、利用が8割増加するなど好調に推移しているが、曜日別ダイヤや逆回り、ショートカットなどで、運行体系が複雑、そのため時刻表も難解。利用者の大半が高齢者で運行体系や時刻表の「わかりやすさ」が求められている。
中川村ロケーションシステムは、auの位置情報システムをベースに、情報内容は3系統のベース地図、主要施設をアイコンで表示、テロップで付加情報、バスの現在位置は点滅表示、バス停位置、発着時刻、JR飯田線との接続、乗り換え案内などを表示、13チャンネルで放映する考え。
今後のスケジュールは12月末までにシステム制作、来年1月中旬からモニター設置、試験運行を開始、4月、本格運行の予定。 -
養命酒の「健康の森」オープン
養命酒製造は(本社・東京都)は6日、駒ケ根市福岡の同社駒ケ根工場に自然を楽しみながら、心身をリフレッシュする「健康の森」をオープンした。酒蔵を改築した記念館、約36万平方メートルの敷地内に散策路(せせらぎコース、山野草コース、沐浴コース)を整備した。
記念館前で行ったオープンセレモニーで、関係者約60人を前に、塩沢太朗社長は「遠くから訪れたお客様に工場見学だけでなく、癒しの場を求める人が増え、その要望にこたえるために、記念館や散策路、花壇を整備し、総称して『健康の森』とした。多くのみなさんに喜んでもらえれば」と期待を込めてあいさつした。
約280平方メートルの記念館は、養命酒発祥の地、中川村に1930-31年に酒蔵として建設、その後、岡谷市に移築され倉庫として使用されていたが、02年の創始400年記念事業として、同地に移築した。
館内には養命酒の歴史や生薬の展示、同社製品のほか健康ブレンド茶など限定商品の販売。薬酒や薬膳、生薬栽培など生薬講座、木細工、リースづくりの体験教室も行う。
また、テラスでは喫茶、軽食も楽しむことができる。
オープン初日は、セレモニーに続き、正午から一般公開、作家井出孫六さんの講演もあった。 -
むらの文化祭
中川村公民館・村文化団体協議会は6日、中川文化センターで「第30回むらの文化祭」を開き、村内で活動する芸能団体、サークル、小中学生が出演、23プログラムを繰り広げた。
30回の節目を記念し、葛島区有志による「木やり」でオープニング。おんべを振って「ハーみなさま、お願いだー」と観客に呼び掛けた。次いで、陣馬太鼓の「弾打」で盛り上げ、しし舞、南中ソーラン踊りと続いた。
三沢照男さんの指揮で「村歌」を響かせ、中川女声コーラスが情感を込めて「遠くへいきたい」と歌い上げた。
ピアノ教室の演奏、エアロビクス、会場全体で、体を動かし「ストレッチング」、縁起のいい「寿ぎの舞」、中川西小、東小の合唱、中川中学校の演奏と続き、にぎやかに「秋田甚句」でフィナーレ、余韻を残して、むらの文化祭の幕が下りた。 -
七久保文化祭
行く秋を惜しむ飯島町の七久保文化祭は6日、七久保林業センターで開いた。
同地区の文化団体や保育園、小中学生らの絵画、書道、写真、手芸など多数展示し、日ごろの精進の成果を披露した。
どっしりと存在感のある黒松や、秋の風情を醸す実物盆栽。園児が描いたほのぼのとした友達の絵などのほか、三三九度の杯や高砂人形など公民館結婚式で用いた懐かしい道具も展示した。
また、図書部による折り紙教室も盛況で、子どもも大人も折り鶴づくりに熱中した。
駐車場では、焼肉や豚汁サービス、五平もちの販売も行われ、文化の秋に合わせ、食欲の秋もたん能した。 -
消費生活講演会
上伊那地方事務所は1日、飯島文化館で「消費生活講演会」を開いた。主婦連合会参与の清水鳩子さんが「消費者を取り巻く環境について」と題して講演し、約70人が耳を傾け、今できること、しなくてはならないことはなにかを考えた。
清水さんは、主婦連初代会長の奥むめおさんとの出会いから話しはじめ「消費者保護基本法は68年5月成立、この年は日本最大の食中毒、カネミ油症事件が起きた年でもあった。基本法は消費者問題解決の出発点であり、産業保護から消費者保護へ、意識改革された」と振り返った。
また、04年消費者保護基本法が消費者保護法に36年ぶりに抜本的に改正されたことに触れ「保護から自立へ、保護される消費者から、権利主体としての消費者に変わらなくはならない」と述べ「学校や地域、社会で消費者教育を進めよう。情報格差を解消し、情報の共有化を図り、行動する消費者を目指そう」と訴えた。 -
芸能発表会にぎやかに
宮田村の第32回文化祭・芸能発表会は6日、村民会館で開いた。新たに男声コーラスのメールカローレが加わり42団体が出演し、踊りや民謡、カラオケ、合唱、大正琴などをステージいっぱい繰り広げ、日ごろの練習の成果を披露した。
宮田太鼓子供連の「宮田あばれ太鼓」でオープニング。日本舞踊グループはいずれもそろいの衣装、あでやかな舞姿で舞台を彩り、男舞、女舞を披露した。
また、太極拳や健康体操、エアロビクス、ダンスグループも次々とステージに登場、舞台狭しと元気いっぱいにステップを踏んだ。
「しいの実会」「つくしの会」「すみれの会」など合唱グループは、深まりゆく秋をハーモニーに乗せて、しっとりと歌い上げた。
ほぼ満席の観客は、それぞれの一生懸命な舞台に、盛大な拍手を送り、出演者の精進をたたえた。 -
南大東島で、伊那「友好米」に人気集中
友好米を届けに南大東島を訪問している伊那「コメ娘」一行は5日、島の陸上競技大会(島民運動会)で伊那のコシヒカリを使ったおにぎり400個を配布。島民から「おいしい」「ありがとう」「もっといろいろな交流をしよう」など大歓迎を受けた。経費相当分の原価で譲る提案には、5日だけで1100キロ余の注文が集まった。
競技大会本部席に設置した友好米の配布コーナーには島民が列を作り、伊那からの参加者と島民有志が朝から握ったおにぎりを手に「甘い」「かめばかむほど味が出る」「香りが素晴らしい」「新米を食べる機会が少ないのでとてもうれしい」など口々に感想を述べていた。
4日には南大東村役場で、訪問団の代表と島の米販売業者との話し合いもあり、伊那の米を継続的に扱う方向で協力することも確認された。
島では、青パパイアのほか、サトウキビや、サワラ・マグロ・ソデイカなどの海産物の販路拡大を求めており、島の濱里保之産業課長の案内で、業業組合市場なども訪問した。
青パパイアを通じて始まった交流は、3月の伊那市民の島訪問、8月の島訪問団の伊那訪問などを通じて、村民の多くの知るところとなっており、特産物の相互流通など経済的交流や、学校レベルの交流、文化交流など新たな動きを求める声が広がっている。
4日の歓迎式で照屋林明南大東村長は、対米請求権事業の一部を使用して学校レベルの交流ができるように、来年度予算措置をとるよう検討している言明。「末長くお付き合いいただければありがたい。伊那市の理事者や経済人にもぜひ早期に島を訪問したいただきたい」とあいさつした。 -
農業改良普及センターに農家民宿相談窓口設置
グリーンツーリズムの普及にともなって農家が経営・開設する農家民宿が注目されているが、その経営・開設全般に関わる総合相談窓口が上伊那農業改良普及センター内に開設された。
県が31日付で決めたもので、農家民宿の先進例の少ない上伊那では、開設希望者の相談に乗り、都市農村交流の進め方や経営方法などについてアドバイスするほか、旅館業法や食品衛生法、建築基準法など法令上で関連する県機関との調整役も担う。そうした県民サポートが迅速に行えるよう、県の関係出先機関からなる相談チームを編成する。
農家民宿は、農業体験や農村生活体験を中心にすえた新しい観光のあり方=グリーンツーリズムの基軸的な宿泊施設になると言われている。中野市や飯田市などの先進地域では既に相当数の農家民宿が開設されているが、上伊那では、中川村などが力を入れ始めているが、まだ実践例は少ない。
県は、中山間地の観光振興を通じた活性化だけでなく、農業そのものの活性化にも、農家民宿が重要な役割を果たすとみており、全県的に相談窓口を設置することにしたという。
上伊那の相談窓口の責任者になる峯村きぬ子農業改良普及センター所長は「景色の良さ、農業の豊かさなどからして、上伊那こそグリーンツーズムの適地。積極的な展開をお手伝いしたい」と話す。 -
高校駅伝 北信越大会へ(上)
男子第56回・女子第17回県高校駅伝競走大会が6日、大町市運動公園陸上競技場発着のコースであり、男子は上伊那農業高校が3位になり、7年連続の北信越大会出場を決めた。女子も伊那北が3位に入賞し、北信越大会に出場する。
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男子は競技場を発着点に7区間42・195キロを38校で競った。2位争そいの上農は、長野日大と競り合いながらの展開。1縲・区間は2位をキープしていたが、その後は競技場へ通じる上り坂で差を広げられ、惜しくも9秒差の2時間18分34秒で3位だった。
前半が好調だっただけに悔やまれるが、予想していたタイムを切る走りに陸上部の中村幸雄顧問はまずまずの反応。1区の佐々木が全体的にペースが遅いなか、前半から意欲的にペースを上げて逃げきったことに「本人も自信につながったのでは」とし、平走状態で力が引き出された5区の熊谷については、結果以上の良い内容とした。
15校で争そう北信越大会(20日・新潟県弥彦町営陸上競技場)は、長野日大への雪辱を誓う。中村顧問は「タイムは考えていないが、2時間18分を切る走りを目指したい」と話している。 -
にぎやか住民交流
伊那市西箕輪中条区の区民祭と敬老会が6日、中条公民館であった。区民100人余が参加し、演芸を見たり、料理を囲んで歓談した。
恒例の演芸は、区内の小学生(子ども会)が組体操を披露して会場を沸かせ、男性らが化粧に着物姿で登場し、お酌に回って笑いを誘ったほか、創作ダンスや歌など6演目を繰り広げ、盛りあがった。
中条公民館(白鳥孝分館長)が年間通して取り組んできた手作業による稲作「むかし田んぼ」の収穫祭も併せてあった。
区内の子どもから年配者が春先から、もみまきや田植えをし、10月に稲刈りと脱穀をした白毛餅(もち)6俵のうち、8升を使って餅つきに挑戦した。
子どもたちは、きねを大きく振り上げて「よいしょ、よいしょ」と力強くつき、出来たての餅をあんこやきな粉、大根おろしで味わって、収穫の喜びをかみ締めた。
残りは希望者に販売し、売上金で子どもたちに文房具などを購入する予定という。 -
大きな長イモに笑顔広がる
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの「長イモオーナー園」で6日、収穫作業があった。5月に種まきをしたオーナーたちが立派に実った長イモを掘り出して喜んだ。
昨年に続いて2回目。1区画(3・3平方メートル)に13粒ずつまき、不作でも10本が保証されている。上伊那内外から18組が申し込んだ。
オーナーたちは、豊作を期待し作業。シャベルや専用の器具を使って、慣れない手つきで堀り始めると、「出てきた」「これは長いよ」と大騒ぎ。
器具で折ったり、傷つけたり苦戦する人もいれば、70センチ前後の立派な長イモを収穫して喜ぶ姿もあり、土まみれになりながら汗を流した。
家族4人で参加した宮原俊司さん(39)=箕輪町=は「3年前まで東京に住んでいたため、農作業は初めて。ゲームばかりの子どもたちに体験させたくて申し込んだ。立派な長イモが収穫できてうれしい。とろろご飯にして味わいたい」と話していた。 -
【記者室】憲法九条を守るつどいから
10月下旬、自民党で新憲法草案が決定した。戦争放棄と戦力を持たないことを規定していた第九条は「国の平和と独立」「国民の安全」確保のため「自衛軍の保持」が明記された▼九条を守ろうと全国各地で「九条の会」が立ち上がっている。「憲法九条を守る上伊那のつどい」で、参加者は「日本を戦争する国に変えようとしている」ことに危ぐ。「尊い命を奪った悲惨な戦争への道を再び歩むことはだれも望まない」と訴えた▼高校の文化祭で、中国人・朝鮮人の強制労働の実態などを調べた展示があった。憲法改正の動きに、生徒たちは「若者が関心を持たなければならない。平和の意味を考えて」と記した。戦後60年。人ごとではなく、身近なこととして考えなければならない。(湯沢記者)
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伊那市で信大が市民フォーラム
機能性食品と健康をテーマとした「市民フォーラム」が5日、伊那市役所であった。約250人が集まり、生活習慣病や機能性食品の効能、病気予防と機能性食品との関係などを、医学、科学、農学の視点から信州大学教授陣が説明した。
信大と伊那市との連携を記念したフォーラムで、市民大学受講者などが参加。上伊那は企業や大学が合同で、機能性食品などの研究を深めており、その成果を一般の人にも知ってもらう意味もあるという。
医学部の橋爪潔志教授は、加齢と生活習慣病について説明。「血糖値・コレルステロール値の上昇は、衰える体が脳機能を維持するための防御策であり、無理やり抑えると脳に支障が生じ、認知症につながる。適性数値は個人差があり、認知症にならない値と生活習慣病にならない値の両立が必要」とした。
味の素の理事で客員教授の森永康氏や、農学部の茅原紘教授が、伝統的な食品から発見したアミノ酸の新たな機能や、発芽玄米の健康効果を説明。機能性食品を取り入れながら、病気を未然に防ぐことを提案した。 -
南部中学校音楽会
上伊那南部教職員会は2日、南部中学校音楽会を駒ケ根市文化会館で開いた。伊南4市町村の5中学校の3年生が一堂に会し、3年間積み重ねてきた練習の成果を互いに披露し合った=写真。
代わる代わるステージに上がった生徒らは中学生らしい迫力のある合唱のほか、太鼓や琴などの見事な演奏をホールいっぱいに響かせた。客席で見詰める生徒らはステージでの熱演に惜しみない拍手を送っていた。 -
野村陽子さんの植物細密画展
鮮やかなアクリル水彩で、植物のさまざまな表情をリアルに描く箕輪町出身の野村陽子さん(52)の「縲恬「山の原風景を考察する縲恂・コ陽子植物細密画展」が、13日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。ち密に描き込まれた野の草花や、四季折々の植物約100点が、見る人の目を引き付けている。
展示会は、野村さんがこのほど伊那食品工業から出版した作品集『かんてんぱぱガーデンに咲く花』の出版記念として開催。本に納められたかんてんぱぱガーデンの草花原画や、ここ2、3年で手がけた四季折々の作品が並ぶ。
現在は山梨県北杜市、清里在住。植物細密画は子育てが一段落した8年前に始めた。清里の豊かな自然と、以前から関心のあった細密画が結び付き、独自の手法で製作活動を続け、昨年は植物細密画の国際展に入選した。
「植物をじっくり観察することで、新たな発見がある」と話す野村さんは、驚きや植物の新たな一面も作品にとらえ、その時の感動や思いなどを、作品横にコメントしている。
野村さんは「細密画がどんな絵かを知り、もう少し植物に近づいてもらえれば」と話している。
入場無料。13日まで。 -
パキスタン北部地震に寄付
上伊那郡内の有志約10人でつくるパキスタン地震被災者救援の会(竹内美佐子会長)の代表者ら3人は4日、駒ケ根市役所を訪れ、街頭募金で集めた3万7千円余りを中原正純市長に託した=写真。竹内会長は「10月22日に伊那市と駒ケ根市で行った街頭募金です。地震はとても他人事とは思えないので、現地の悲惨な状況を救うために何かをしたかった」と話した。
中原市長は「市民を代表して感謝と敬意を表する。早速、日本赤十字社を通じて現地に送りたい」と述べた。 -
伊南ひまわり号コンサート
障害者が列車で旅を楽しみたい窶狽ニ1985年にスタートし、年1回ずつ県内外に旅行するなどの活動を続けてきた伊南ひまわり号友遊クラブは3日、発足20周年を記念したコンサートを駒ケ根市のふれあいセンターで開いた。会員ら約60人が集い、松本市出身のシンガー・ソングライター美咲さんの歌声に耳を傾けたほか、会食交流会を楽しんだ。
ステージに登場した美咲さんは7月にリリースしたばかりの最新アルバム『天空の花』などからオリジナル十数曲を披露。伸びのある高音を生かした美しい歌声を聴かせた=写真。 -
聴導犬デモ
日本聴導犬協会(有馬もと会長、宮田村)は4日、身体障害者補助犬のデモンストレーションを駒ケ根市文化会館で行った。秋の屋外研修の一環で同会場を訪れた専門学校ルネッサンスアカデミー動物関係学部(静岡県浜松市)の1年生ら約100人に対し、聴導犬や介助犬の役割や訓練方法などについて詳しく説明した。
聴導犬は耳が不自由な人に付き添い、チャイムやドアノック、目覚まし時計、人の呼び声などを聞いて知らせ、介助犬は体の動きが不自由な人の手足となって働く。有馬さんとスタッフらは「まつ」「しろ」「タカ」の3頭を使い▽冷蔵庫を開けて水の入ったボトルを持って来る▽人の履いている靴下をくわえて脱がせる▽目覚まし時計の音を聞いて、寝ている人を起こす窶狽ネどのさまざまなデモンストレーションを披露した=写真。有馬さんは「機能だけの味気ない電子機器などと違い、犬の良いところは一緒にいて心が癒されること」と話し、補助犬の育成や普及を強く訴えた。
学生らはよく訓練された犬たちの動きに「お利口」「かわいい」などと歓声を上げながらしきりに感心していた。 -
伊那市の福祉マップづくり開始
障害を持つ人に安心して外出してもらおう窶狽ニ3日、商店や施設のバリアフリー環境を示す「福祉マップ」づくりが伊那市で始まった。マップづくりに協力する伊那市のボランティアサークル「ひまわりのたね」のメンバーなど約10人が、伊那市駅前ビル「いなっせ」で、掲載内容や対象利用者などを検討した。
障害者の社会参加を目指すひまわりのたねは、97年に福祉マップを独自で作成。その経験を生かし、市のマップづくりに協力する。その他2人の協力者も集まった。
対象施設や掲載内容を検討する中で「これまでのマップは、車いす利用者を対象とするものが多かったが、さまざまな障害を持つ人も利用できるものにすべき」との意見がでたほか「マップに“トイレあり”と掲載されていても、実際には使えなかった」というメンバーもおり、「少なくともトイレは写真付きにしたい」と話しあった。
2月末までの完成を目指し、実地調査に入る。マップの範囲は、合併を視野に入れ高遠町、長谷村を含める予定だが、現在のところ両町村からの協力者は1人しか得られていない。
マップづくりには、多くの協力が不可欠窶狽ニして、引き続き協力者を募集していくことにした。サークルの代表宮坂和恵さんは「ひとりでも多くの人に参加してほしい」と呼びかけていた。
参加希望者はひまわりのたねの春日さん(TEL090・1866・7441)まで。 -
南箕輪村功労表彰・感謝状贈呈式
05年度南箕輪村功労表彰・感謝状贈呈式が5日、村民センターであった。功労表彰1人、感謝状贈呈2人で、賞状と記念品を贈り功績を称えた。
功労表彰は漆戸智治さん(74)=南殿。民生児童委員協議会長、村議を歴任し、村福祉行政推進に寄与した。
感謝状は、04年10月に大芝の湯敷地内にシャクナゲ庭園を寄贈した原幸男さん(58)=大泉=、05年7月に村に絵画「妙高高原の春」を寄付した垣内カツアキさん(70)=辰野町=に贈った。
唐木一直村長は、「村政発展のために大変お世話になり、改めて感謝申し上げる。これからもお力添えいただきたい」とあいさつ。受章者を代表して漆戸さんが、「身に余る光栄。大勢の皆さんのご協力をいただき今日に至っていることに深く感謝申し上げる。すばらしい村になるよう一つひとつがんばり、地域に貢献していきたい」と謝辞を述べた。 -
みのわ町民文化祭 音楽・芸能の広場
箕輪町発足50周年記念事業「生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2005」の催しの一つ、「みのわ町民文化祭」音楽・芸能の広場が5日、町文化センターであり、町民が生涯学習の取り組みの成果を披露した。
まなびピア箕輪6年目の今年、展示の広場・音楽の広場・芸能の広場は、98年までの「箕輪町民文化祭」の名称を復活させ新たに「みのわ町民文化祭」とし、町民が自ら取り組み、町の皆の文化祭という意識を高め、独自性を出した文化祭にしようと、実行委員会を作って開いた。
音楽の広場は合唱や大正琴、金管バンド、吹奏楽、ハーモニカ、邦楽など20プログラム。芸能の広場はジャズダンス、エアロビクス、バレエ、日舞、民謡など25プログラム。各団体とも日ごろの練習の成果を存分に発揮して堂々と発表。会場を埋めた観客は惜しみない拍手を送った。 -
住民が日ごろの成果披露 にぎやかに文化祭
伊那市の手良公民館で5、6日、文化祭が開かれている。公民館クラブ・サークルを中心に、盆栽、書、絵手紙など活動の成果が約520点並ぶ。力作ぞろいの展示は、地域文化の進行に一役買っている。
本年は特別展「手良在住の工芸家展」を企画。木彫りの人形作家・荒井耀子さんと、陶芸家・島るり子さんの作品が、それぞれ10点ほど並んでいる。
6日午後12時30分から、近くの手良小学校体育館で詩吟や民謡などのクラブ学習発表会がある。