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大芝高原まつりを一緒に楽しもう
南箕輪村の大芝高原まつり(21日)に向け、福祉ボランティアの事前講習会が7日、会場となる大芝高原で開かれた。村民約30人が集まり、催し物の開催場所の確認と合わせて車いすの操作方法を学んだ。
福祉ボランティアは車いすの介助やトイレの介助などに当たるもので、10年目の取り組み。会場内は砂利道や芝生のため、当日は車いす利用者1人にボランティア3人がつく。
参加者の3分の1が車いすを使うことが初めてで、大芝高原まつり福祉ボランティア委員会の山崎一委員長が車いすの操作方法を説明。▽前の車輪が砂利で動かなかったら、後ろ向きにして進む▽利用者に声かけして動作に移る▽混雑するため、周囲をよく見る窶狽ネどとアドバイスした。
そのあと、実技に入り、参加者は交代しながら車いすを動かした。
何度か参加しているという女性は「舗装した道路と違い、重く、思うように進まないので難しい」と感想をもらし「まつりはみんなが楽しむもの。当日は自分たちも一緒に楽しみたい」と話した。
例年、車いす利用者25窶・0人が訪れている。
まつりでは「木曽の物産展」やクラシックカーフェスティバルなど多彩な催し物が計画されている。 -
「サンヨリコヨリ」
伊那市美篶の上・下川手の天伯社に伝わる七夕祭り「サンヨリコヨリ」が7日あった。
小学生、幼児などの子供や地元住民ら約70人が参加。子供たちが「サンヨリコヨリ」と言いながら3周し、持っている七夕飾りで鬼男をたたいて追い払った。
また、同社に祭られている大棚機姫命(おおたなばたひめのみこと)を安置したみこしを担ぎ、瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)が祭られた、三峰川対岸の富県桜井の天伯社へ向った。氏子たちはひざ上までぬれながら、川の流れに足を取られぬよう注意深く渡った。
「サンヨリコヨリ」は室町時代、大洪水が起きた際、高遠町藤沢片倉の天伯宮が桜井、川手に流れ着いたことから、洪水を起こす疫病神をたたきつぶす意味を込めて始まったとされている。 -
伊那LC杯上伊那中学校野球大会
第4回伊那ロータリークラブ杯上伊那中学校野球大会が6窶・日の日程で、伊那市営球場、県営球場であった。12校が参加し、白熱した試合を展開した。伊那ロータリークラブ(鵜飼昭二会長)主催。
3年生が引退し、1窶・年生の新チームで臨んだ各校は、上位2校が秋の新人戦のシードを獲得するとあって、持てる力をすべてぶつけた。
試合中は、白球に懸命に飛びついたり、全力で走ったりと汗を流した。我が子が必死に頑張る姿に、スタンドで見守る保護者も応援に熱が入っていた。
結果は以下の通り。
(1)南箕輪(2)駒ヶ根東(3)辰野(4)宮田 -
イーナちゃんマレットゴルフクラブ伊那毎日新聞社杯の結果
イーナちゃんマレットゴルフクラブの第6回伊那毎日新聞社杯が7日、伊那市西箕輪のマレットパークはびろであった。85人が参加。男女それぞれ、木陰の涼しげなコースで熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
▽男性 (1)飯沢章男110(2)大野田吉治116(3)西沢佑二郎120(4)唐沢恒司120(5)北原栄則(6)林茂良(7)向山崇志(8)伊坪寿勝(9)網野信一郎(10)清水利夫
▽女性 (1)林清子122(2)白鳥栄子123(3)塩沢トシ江125(4)伊藤和子125(5)池上章子126(6)中山和歌子128
▽ホールインワン 林茂良、橋爪次男、西沢佑二郎 -
アルプス・ミニバスサマーリーグ
小学生を対象にした「第5回アルプス・ミニバスサマーリーグ」が6、7日の日程で、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館など4会場で始まった。上伊那を中心に、東京都山梨県、静岡県などから40チームが出場し、交流を深めた。
親ぼくを深めると共に、競技の普及と技術向上を図る大会で、上伊那のミニバスケットボールチームでつくる実行委員会が主催した。
男子15チーム、女子25チームが出場。1チームが2試合ずつ対戦し、ブロックごとの変則リーグ戦で競った。
選手たちはお互いに声を掛け合いながらプレー。3点シュートを決めたり、ボールを手にすると一気にゴールへ走り得点を重ねるなど、白熱した試合が繰り広げられた。
結果は次の通り。
▽男子 (1)葛塚ウイングス(新潟県新発田市)(2)竜王ミニバスケットボールSCA(山梨県竜王町)(3)箕輪ミニバスケットボールクラブ(箕輪町)(4)伊那ミニ教室(伊那市)
▽女子 (1)箕輪北ミニバスケットボール教室(箕輪町)(2)白根あずまミニバスケットスポーツ少年団(山梨県南アルプス市)(3)小島ツインズミニバスケットボールスポーツ少年団(静岡県静岡市清水)(4)箕輪健全ミニバス教室(箕輪町) -
大芝水耕栽培メロン「アールス雅」出荷始まる
南箕輪村の大芝水耕生産組合(3人、武村淳一組合長)が栽培するメロン「アールス雅」の出荷が8日、始まった。
この日、メロンの糖度調査をし、一番いいもので糖度15度。秀品の基準が14度以上なので、甘みがありいい状態に生育している。武村組合長は、「今年は梅雨が短かったので、表面のネットがきれいに入った。玉のびもいい」と話している。
ゴールデンウィーク後に約8千本の苗を定植。5棟のハウスで栽培してきた。2棟がお盆にかけて収穫適期で、地元の直売所などに贈答用などお盆時期の需要向けに出荷。残り3棟は9月初旬ころまで順に収穫するという。
1玉売りは800円くらいから、贈答用は2玉入り3千円くらいから。地元のほか名古屋方面にも出荷する。 -
どうぞのいすスタッフ、なごみ家で講演
隠すのではなく、自分の抱える障害と向き合いながら、一歩一歩前進していこう窶蝿ノ那市の福祉事業所「どうぞのいす」で働く小口真理子さん(19)が1日、宮田村にある障害者や高齢者のための住民参加型福祉施設"なごみ家"で講演した。
「自分と向き合うとき窶箔搓㍽ク調症はじめまして窶煤vと題した講演で、施設利用者など約30人が聞いた。
緑内障や統合失調症など、さまざまな障害を抱える小口さん。過去にはいじめを受けたこともあり、必死にそれを隠そうとしたこともあった。
しかし「どうぞのいす」との出会いが、小口さんの心境に劇的変化をもたらす。責任ある仕事の中で、信頼できる仲間や、自分のため、時には厳しくしかってくれる人と出会ったことで"人の支え"を実感し、病気をオープンにすることは決して恥ずかしいことではないことに気付いたという。
小口さんは「これまでの自分は気付いていても変わろうとしなかった。今は変わろうとする自分がいて、日々成長している」と、自身の変化を生き生きと語った。 -
南大東島訪問団伊那市役所表敬訪問
新しい交流を求めて伊那市を訪れている南大東島訪問団は5日午前、伊那市役所を表敬訪問し、小坂樫男市長、北原明教育長、中村孝夫伊那まつり実行委員長などと面談した。
小坂市長は「台風とはタッチの差でしたね」と台風9号の接近で事前に島を抜け出した訪問団の労をねぎらい、「青パパイアを通じた縁で始まった交流。今回だけでなく、末永く継続させましょう」とあいさつした。
訪問団長の仲田建匠南大東村助役はこれにこたえて「伊那市の皆さんの歓迎ぶりに感激している。伊那市や伊那谷各地のいろいろなところを見聞し交流を広めて、今後の交流拡大への掛け橋にしたい」と話した。
伊那市の北原明教育長は、「数年前にクレーンで舟をつり上げて陸に上げる南大東島の映像を見て以来、とても興味を持っていた。その島との交流が広がってきたのは夢のようだ」と話し、小中学生の交流を継続、拡大していくことが重要だと述べた。
伊那市からは伊那まつりのTシャツ・イーナちゃんグッズ・うちわ・豆絞りの手ぬぐいなどをプレゼント、南大東村からは市長・教育長・伊那まつり実行委員長に沖縄の伝統的ファッション「かりゆしウェア」(大きな模様の入った開襟シャツ)などのお土産を届けた。
色とりどりのかりゆしに袖を通した市長らは、「なかなか似合うじゃないですか」の賛辞に、「伊那祭り中は、これを着ていようかな」などを満面の笑みでこたえた。 -
島唄と太鼓で魅了
南大東島コンサート南大東島伊那市訪問団は5日、県伊那文化会館でのコンサートに出演、三線に乗せて運ぶ島唄と伝統の大東太鼓で会場を埋め尽くした伊那の聴衆を魅了した。
南大東島島民を招く実行委員会(小林史麿会長)主催、伊那市教育委員会共催。
島の女児小中学生でつくる「ボロジノ娘」の透き通った歌声で幕を開けたステージは、巧みに三線などを扱う子どもが「中3です」「小5です」などと自己紹介するたびに会場にどよめきを呼び起こしながら、次第に白熱。これも島の子どもたちでつくる大東太鼓碧会は、緩やかなテンポの曲から早いテンポの乱れ打ちへと変幻自在な演奏をみせ、会場は鳴り止まぬ拍手でこたえた。
島出身のプロ歌手内里美香は、叙情を込めた伸びやかな歌声で聴衆を引き込み、東京から駆けつけた島唄ファンの男性が「こんなコンサートは見たことがない」と言うほど、会場との唄のやりとりを巻き起こしてみせた。
最後に登場した南大東村産業課長でもある島唄歌手濱里保之は、役場の自分の仕事をコミカルに歌った「役場職員の唄」や沖縄名産泡盛の名前を歌詞に織り込んだ「泡盛物語」などを熱唱。最後は出演者全員をステージに上げて南大東島を歌った「ボロジノ・アイランド」の唄と踊りなどで盛り上げた。
途中ゲスト出演した南大東村の照屋林伸教育長と伊那市の北原明教育長は、それぞれ「今後の交流の継続」を訴え、「伊那市の歴史に新しい1ページを開くコンサート」(北原教育長)をたたえた。
県伊那文化会館には開場前から入場者の長蛇の列。前売り券だけで入場者数の分を完売してしまったため、当日券めあての客の対応に受付が追われるなど、予想以上の盛況ぶりにてんてこ舞いの様子だった。
親子で来た伊那市の田端さんは「聞く機会の少ない三線の唄を満喫できて良かった。大東太鼓には驚いた。すごい迫力ですね。演出も良い。あれが本当に小中生なのですか?」と興奮気味に話した。 -
南大東の冬の海より冷たい!
島の子、小黒川渓流に大感激南大東島訪問団は6日、伊那市の小黒川渓谷キャンプ場に飯ごうすいさんに出かけ、信州の渓流を楽しんだ。子どもはほぼ全員が生まれて初めて体験する渓流での水遊び。「冷てえ!」「流れてくー!」などの歓声が渓谷にこだました。
さっそく冷たい川の水にどれだけ浸かっていられるかの我慢大会をした大東太鼓碧会の子どもは、「こんなの南大東の冬の海より冷てえ!」(田中慎吾君小6)などと叫びながら、ぶるぶると体を震わせていた。
南大東島は古い火山活動でできたカルデラにさんご礁が形成され、そがそのまま海面上に姿をあらわした地形で、山もなく、川もなく、人々は「流れる水」を見たことがない。
来伊以来、子どもは大きな川でも、小さな用水の流れでも、「流れる水」を見れば必ず反応を示し、上流から木の葉などを流し、下流でそれを捕らえるなどして遊んでいる。 -
納涼シルクまつり
駒ケ根市東伊那のシルクミュージアムとふるさとの家で6・7日、納涼シルクまつり(実行委員会主催)が開かれた。地鶏を使った焼き鳥やおやき、焼きトウモロコシなどを販売する東伊那の味コーナー、地元産の新鮮な花・農産物の直売コーナーなどのほか、ヨーヨー、わたあめなどの屋台が設けられた。照りつける強い日差しの下、スイカが無料で振る舞われるコーナーには行列ができるなど、会場は訪れた観光客らでにぎわった=写真。
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子ども相撲教室最終日 大相撲入間川部屋
駒ケ根青年会議所夢少年委員会が主催する子ども相撲教室は全4回の日程の最終日となる6日、駒ケ根市で夏合宿中の大相撲入間川部屋の力士10人を同市切石公園の土俵に迎えて開かれ、参加した小学生男女約40人が大きな胸を借りてのぶつかりげいこなどに汗を流した。
しこを踏み、すり足を繰り返して体を馴らした後、子どもたちは一人ずつ力士に向かってぶつかりげいこ。張り切って思い切りぶつかっていくが、もちろん力士らはびくともしない。「気合が足りないぞ」「もっと強く押せ」と土俵の周りで見つめる力士から声が飛ぶ。相手を土俵から押し出さなければ次に交代できないとあって子どもたちは必死の形相で力を込め、やっとのことで力士を押し出すと疲れ切った表情で「ありがとうございました」と礼をしていた。
けいこの後はそろってちゃんこ鍋を囲み、楽しく相撲談議に花を咲かせた。 -
おもしろ科学教室
駒ケ根市の東伊那公民館(細谷悦子館長)は5日、第4回親子文庫かみしばい会「おもしろ科学教室」を同館で開いた。夏休み中の小学生約20人が参加し、講師の三溝祥三さんの指導で工作「ふしぎなプロペラ」と体験「ヒトの体のふしぎ」を楽しんだ。
「ふしぎなプロペラ」は割りばしの先端に紙やプラスチックの羽を画鋲で取り付け、はしの側面をこすって振動を与えると羽が回りだす窶狽ニいう竹トンボに似た形のもの。三溝さんは「いろいろ工夫してみてください。どうすればよく回るかな?」と問いかけた。子どもたちは相談しながら、材質や大きさが異なるプロペラを、ああでもない、こうでもない窶狽ニ代わる代わる取り付けて試したり、割りばしの側面にカッターやのこぎりでギザギザの切り込みを入れたりして、うまく回るまであきらめずに何回も挑戦を繰り返した=写真。どこかで「回ったよ!」と興奮した声が上がると子どもたちは「どこどこ?」と周りに集まってじっくり見つめ、早速同じ方法を試してみたり、さらにうまく回そうと新たな工夫を加えたりしていた。 -
コオイムシの生態
駒ケ根市立博物館は21日まで中原寧之さんの昆虫写真展「コオイムシの生態」をロビーで開いている=写真。雌が雄の背中に100個余りの卵を産み付け、孵化するまでそのまま背負い続けるという珍しい習性を持ったコオイムシの生態を撮影した34枚のパネル写真を展示し、分かりやすく、興味深い解説文をつけている。
中原さんは同市福岡在住のアマチュア写真家。ハッチョウトンボで知られる南割公園のトンボの池にコオイムシが生息していることを今年6月に発見し、その生態の撮影を続けてきた。
午前9時30分窶伯゚後6時30分。月曜日休館。問い合わせは同博物館(TEL83・1135)へ。 -
夏休み演劇セミナー
演劇の面白さをもっと知ってもらおうとNPO法人こまがね演劇文化創造劇場は4日、夏休み演劇セミナーを開講した。駒ケ根市のほか伊那市から中学生、高校生ら13人が参加し、ゲームなどを通して楽しく演劇の基礎を学んだ。
講師は劇団昴に所属するプロの演出家河田園子さん。「演劇に必要なのは想像力と表現力。ゲームなどを通じて楽しく力を伸ばしていこう」と呼び掛けた。約半数が演劇部に入っているなど演劇の経験があるためか、参加者らは臆することなくゲームを楽しみながら、与えられた課題に笑顔で取り組んでいた。
セミナーは駒ケ根市文化会館を会場に7日まで4日間の日程で開かれる。 -
5号公園オープンセレモニー
駒ケ根市の国道153号伊南バイパス建設に伴う南田市場土地区画整理事業で市が整備を進めていた5号公園がこのほど完成し5日、現地でオープンセレモニーが開かれた。市職員のほか地元小町屋区の代表ら約20人が出席し、テープカットをして公園の完成と供用開始を祝った。園内に植えられている記念樹のヒイラギを寄贈した今井金文さん(80)=小町屋=には感謝状が贈られた。出席者のほか、経塚保育園の年長園児ら約30人も参加して花壇に花の苗を植え付け、待ち望んだ供用開始に文字通り花を添えた。
公園の愛称は、脇を流れる七面川に架かる「のぞみ橋」がすぐ近くにあることや、公園から中央アルプスが美しく望めることなどから「のぞみ公園」と名付けられることが発表された。管理は地元住民も積極的に協力して行っていくという。
公園は面積1200平方メートル。広々とした全面芝生の敷地にせせらぎ水路が流れ、モミジとヒイラギの巨木のほか、ログ調のトイレ、倉庫、手押しポンプ、木製ベンチなどが配されている。事業費は2211万3千円。続いて市は今年度中に4号公園の完成を見込んでいるほか、1窶・号公園は09年度までの完成を目指している。 -
星空観察会 スターウォッチング
県伊那文化会館と上伊那地方事務所共催の「星空観察会 スターウォッチング」が5日夜、伊那市の同文化会館周辺であった。地元の児童や保護者ら約50人が集まり、夏の星空観望に胸を躍らせた。
環境省による毎年の全国星空継続観察で、星を数えて空の環境を調査する。
講師は伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」の野口輝雄代表ら会員5人。文化会館プラネタリウムで星空の説明を開き、近くの春日城址跡公園で観察をした。
全国星空継続観察規定のはくちょう座、たて座、いて座付近の天の川観測と、こと座のべガ付近の星がいくつ見つけられるか窶狽狽ヲた。空は街の明りで明るく、くもっていたため、すべては見つけられなかったが、はくちょう座のくちばし近くにある二重星の「アルビレオ」などを会員の天体望遠鏡で見て楽しんだ。
西春近北小5年の稲垣悠太君は、べガ付近の6つの星を観測。「学校で習ったべガも見ることができ、夏休みの思い出になってよかった」と、家族3人でスターウォッチングを満喫していた。 -
伊那まつりにぎやかに
伊那市の夏を彩る「第33回伊那まつり」(実行委員会主催)が6日、市街地を中心に始まった。06年3月31日の合併を控え、高遠町・長谷村の住民有志が市民おどりに加わったり、民間レベルで交流している南大東島のミニコンサートがあったりとにぎやかに繰り広げられた。7日まで。
メーンの一つ、市民おどりには地区、小中学校、企業などで編成した81連(過去最高)、約6千400人が参加。市民の生演奏に加え、歌手・氷川きよしの歌う「勘太郎月夜唄」を初めて使用。雨降りを吹き飛ばすかのように、歩行者天国となった伊那北駅前交差点窶拍t日公園下交差点の延長1・6キロは、おどり連の熱気であふれた。
今回は市民おどりの終了時刻を早め、おどり連も余韻を楽しめる時間を設けたほか、映画「勘太郎月夜唄」の上映、おまつり広場などもあった。
7日は、子ども広場やバンド演奏、屋台などの遊ingビレッジ(午後4時半、市役所西側駐車場)、スターマイン、音楽花火、記念花火など約5千発を用意した花火大会(7時半、天竜川・三峰川合流点から打ち上げ)がある。 -
森のちから体験
上伊那に本拠を置く森のライフスタイル研究所(竹垣英信代表)の「森のちから体験」が5窶・日、伊那市の小黒川渓谷キャンプ場で展開されている。県内全域、千葉県、東京都などから親子ら約80人が参加し、ツリーハウスづくりなどに夢中になっている。
昨年に続いて2回目で、自然の大切さを知ってもらおうと、ツリーハウスやウッドクラフト、ダッチオーブンを使った料理(鶏の丸焼き、ドリア…)などものづくりを中心に内容を組んだ。タレントの清水国明さんが代表を務める「自然暮らしの会」が運営を担当し、インストラクター7人が参加。
子どもたちは、自分たちでテントを張り、自然の中で思い思いに遊んだ。
ツリーハウスづくりでは、キャンプ場内の立木を利用し、参加者が協力しながら骨組みに板を張ったり、階段を作ったりした。
東京都の高橋淳君(10)は「電動ドリルを使うと、まっすぐくぎが入らないから難しい」と黙々と作業に当たっていた。
清水国明さんは「ゼロからものを作り出すことで、人間らしさを回復するチャンスにしたい」と話した。 -
大阿原湿原の遊歩道を上農生が整備
貴重な動植物が生息する長谷村大阿原湿原の整備を通して、自然の大切さや仕組みを理解しよう窶狽ニ4日、上伊那農業高校緑地工学科の生徒37人が湿原内の遊歩道などの整備をした=写真。
夏休みを利用して生徒に実際のフィールドを体験してもらうことを目的に、湿原を管理する南信森林管理署の協力を得た実習で2年目。
管理署職員が大阿原湿原や、これまでの保全活動などを説明。久保田廣署長は「地元の素晴らしい名所を後々に残し、トレッキングに来る人が安心して見学できるよう作業に取り組んでほしい」と話した。
生徒らは班に分かれて老朽化した木道の取り換えや、遊歩道脇に張ったロープの張り直し作業に取り組んだ。
高層湿原としては本州最南端にある大阿原湿原は、約12ヘクタールの広さ。食虫植物のモウセンゴケなど、貴重な植物も多く生息する。 -
浴衣姿で踊って…歓声
高遠町の第一、第二保育園で5日夜、恒例の夏祭りがあり、園児や家族らが踊りやイベントなどを楽しんだ。
第一(山岸加代子園長)は、浴衣やジンベエなどかわいらしく着替えた園児が、リズムダンスや盆踊りを園庭で元気良く踊った。保護者が我が子の晴れ姿をビデオカメラなどに収め、にぎやかに祭りが始まった。
園内に設けた、お化け屋敷や輪投げコーナーは開始早々、長蛇の列ができる人気。お化け屋敷は、保護者が武士やスターウォーズのダースベーダーにふんして脅し、次々と悲鳴があがった。
園児が製作したちょうちんを飾った園庭では、フランクフルトやじゃがバター、豚汁などの出店も並び、家族でゴザを敷いて、真夏の優雅なひとときを過ごしていた。
職員や保護者のほか、高遠高校の生徒7人がボランティアとして祭りを支えた。6日には、第4保育園でも開かれる。 -
大芝高原まつり歴代ポスター展
ポスター・うちわ・パンフレット応募作品展8月21日開催の南箕輪村の第20回大芝高原まつりに向け、村役場庁舎で20回記念歴代ポスター展とポスター・うちわ・パンフレット応募作品展を開催している。
歴代ポスター展は、ラミネート加工した第5回から12回、第14回から今年の20回までの計15枚を産業課前の壁に展示している。図案はいずれも南箕輪中学校の生徒が描いた。第14回以前のポスターは花火や太鼓、踊りなどをメーンに描いたものがほとんどだが、第15回からは村イメージキャラクター「まっくん」を中心に描いており、時代によるポスター図案の違いも楽しめる。
ポスター・うちわ・パンフレット応募作品展は、本年度の応募作品全30点の原画を写真撮影したものを庁舎ロビーに展示している。南箕輪中の生徒の力作が並んでいる。
いずれも大芝高原まつりまで展示し、まつりムードを盛り上げる。 -
住民手作りの梅公園にせせらぎ整備
住民の手作りで4月に開園した宮田村新田区の梅公園で6日、新たにせせらぎをつくろうと、10人ほどの有志が汗を流した。石を配置するなど本格的。セメントが乾く数日後には水を流す予定で、メンバーは「水辺もでき、さらに多くの人の憩いの場になれば」と期待を寄せている。
村商工会が呼びかけ、村民参加で活動する「村おこし事業実行委員会」が中心となり作業。炎天下の下、大粒の汗を流しながらも黙々と体を動かした。
園内から掘り起こした石を再利用。大小の石を運び、形などを選びながら配置した。
地元の建設、造園業者は機材や技術を無償提供。せせらぎの河床にはセメントも打ち、滝や堰(せき)もある立派なせせらぎが完成した。
「こんな暑い日だけど、いい汗かけた」と田中一男委員長。全員ヘトヘトになりながらも、充実感に浸った。
今後は園内に掘った井戸から引水し、常時せせらぎに流す。山野草の植栽などさらに整備も進め、イベントなども開きたい考えだ。
村商工会は県の補助金を活用し、村民手作りの公園を計画。村有地を借りて、村のシンボルでもある梅を植栽するなど、整備を進めている。 -
宮田中花壇がコンクール中央審査
県などが主催する学校花壇コンクール(FBC)の地方審査で推薦校に選ばれた宮田中学校の花壇で6日、中央審査が行われた。緑化委員の生徒がデザインや管理の状況を説明。手入れが行き届いた花壇に、審査員は「立体的で迫力がある」など評価していた。
同中は一時コンクールを見送ってきたが、一昨年から再び参加。昨年も推薦校に選ばれ、2年連続で中央審査まで進出した。
緑化委員が中心となって整備。全校に募集したデザインのなから、3年3組伊藤蓮見さんの作品を選び、春から花壇づくりを進めてきた。
デザインは大きな花。降り注ぐ太陽の光と恵みの雨も、サルビアやマリーゴールドなど色とりどりの花で表現した。
この日は、花も色鮮やかに満開となり、審査員は「充実して色合いもいい」「どこから見ても、動きかある」など好評価。
緑化委員長の松田恵さんは「夏休みの水やり当番など休みがなくて大変だったが、きれいに咲いてうれしい。花が生き生きしていると思う」と話した。
審査は9日まで県内各推薦校で行われ、結果は来週に発表する。 -
サンポークリーン作戦
駒ケ根市に本店をおく不動産業サンポー(北村武夫代表取締役)は2日、地域の環境整備に協力しようと市内道路のクリーン作戦を行った。社員25人が出て、店舗の前を走る道路の両側約500メートルにわたって、捨てられたごみを拾い集めたり、緑地帯に生えた草をむしったりした=写真。集めたごみや草はごみ袋10袋になった。
同社は年3回のクリーン作戦を計画。今回は5月に続き、2回目の実施。次回は11月に行う予定という。 -
夏休み小学生演劇体験スクール
こまがね演劇文化創造劇場は4日、今年で9回目となる「夏休み小学生演劇体験スクール」を駒ケ根市文化会館で開講した。6日までの3日間の日程で低学年、高学年のコースに分かれて参加した計40人の児童は、講師を務める劇団昴のプロ演出家三輪えり花さんの指導により、さまざまなゲームで体を動かしたり絵を描いたりして楽しみながら、想像力を伸ばして全身で表現していた。
三輪さんが「目を閉じて、体がゆっくりと溶けていくことを表現してみて」と呼び掛けると、子どもたちはゆらゆらと動きながらだらりと床に寝転んだ。「次は卵から生まれてくる。何になったかな?」の呼び掛けには、四つんばいになってゆっくりと歩いたり腕を広げて走り回ったりしながら「あなたは誰」と互いに質問し合っては「ライオン」「チョウチョ」「カエル」などと弾けそうな笑顔で答えていた。 -
第3回伊那市・高遠町・長谷村社会福祉協議会合併協議会
伊那市・高遠町・長谷村の社会福祉協議会合併協議会の3回目が3日、高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。
前回検討した合併方式や時期などを決め、議論となった事務所所在地の明記方法は、本所所在地(伊那市福祉まちづくりセンター)の後に、高遠町、長谷村にある現在の事務所に支所を置くとした案が再提案された。
また、事前協議事項として役員や評議員の定数を提案。各役員の選出区分は、10月ころを目途に協議を進める。 -
南大東島訪問団
みはらしの湯に大感激南大東島から伊那市を訪問している訪問団は4日、長い旅程を終えて伊那市西箕輪羽広のみはらしの湯に到着。旅の疲れを「伊那の湯」でいやした。
唐澤嘉男支配人から、湯が湧出(ゆうしゅつ)したいわれや効能などを聞いた島の人々は、短い時間だったが温泉を堪能。「お湯が少しヌルヌルしている感じで面白い」「肌がつるつるしていた」「少しぬるめだが気持ち良い」などと口々に語った。
旅行先などで温泉に入った経験がある人がほとんどだったが、中には露天風呂初体験の人も。
「顔に涼しい風を受けながらお風呂に入るのは気持ちが良い」と露天風呂の感想を述べる人が多かった。 -
トーマスの山車が完成
伊那市の「伊那まつり」市民おどりに登場する中央区連の山車「きかんしゃトーマス」が4日、完成した。
本年は子どもに人気の「きかんしゃトーマス」を選び、模型から図面をひき、7月上旬から毎日、区民有志10人が製作に当たった。
高さ3メートル、長さ5・5メートル、幅2・7メートル。機関車には廃発泡スチロールなどを使い、スプレーで青色に塗った。顔部分は、おがくずにボンドを混ぜて塗装し、立体感を出した。煙突から煙が出る仕掛けや電球を飾り付け、にぎやかにした。当日は子どもが喜ぶ演出もあるという。
設計通りにいかなかったり、意見の食い違いがあったりしたそうだが、お互いにアイデアを出しながら、満足のいく仕上がりに。「山車のコンテストをしてくれたらな」と話していた。
市民おどりは6日午後5時半から、山寺窶柏シ町区間である。中央区連には区民約100人が参加。製作者も踊ったり、山車をひいたり、酒を飲んだりとまつりを楽しむ。 -
東春近小を増改築
伊那市の東春近小学校管理特別教室棟建設工事の安全祈願祭が5日あった。市や学校関係者、施工業者ら約40人が集まり、工期中の安全を祈った。完成は07年3月20日を見込む。
東春近小は78(昭和53)年に建設。教室不足で家庭科室や調理室などを教室として併用していたことから、増改築によって解消を図る。
工事では音楽室、職員室、放送室がある北校舎を取り壊し、新校舎(鉄骨造り一部2階建て・延べ床面積1290平方メートル)を建てる。事業費は2億9千万円。
安全祈願祭で、関係者は玉ぐし奉てんなどをして無事故を願った。
着工は当初計画から1年遅れ。国庫補助などの削減があったため、計画を見直し、仮設校舎や多目的ホール建設などを削った。
児童数は397人。