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民主党候補の応援に羽田氏らが駈け付け
30日公示・9月11日投票の衆院選に長野5区から出馬を表明している民主党公認候補、加藤学氏(36)は17日、箕輪町のジャスコ前や駒ケ根駅前など4カ所で街頭演説をした。民主党長野県連合会の羽田孜代表や、元衆院議員で、科学技術庁長官を務めた中島衛氏も応援に駈け付け、小泉総理のやり方を"独裁的"とし、政権交代の必要性を強く訴えた。
羽田氏は、郵政法案や靖国神社参拝問題への小泉総理の取り組みを批判し「なんとしても変える必要がある」と主張。加藤氏を"地域に役立つ人"として協力を呼びかけた。中島氏は「長年一つの政党が政権を担当していると、ゆがみが生じてくる」と話し、政権交代を果たす意味でも、今回の選挙の重要性を訴えた。
加藤氏は「小泉政権は、世の中を勝ち組、負け組と決める政治をしているが、そうした組み分けのない社会を目指したい」と演説し、聴衆に協力を呼びかけていた。 -
南箕輪村田畑の「盆正月」
南箕輪村田畑で100年以上続く伝統行事「盆正月」。小林健一区長(66)ら役員の自宅を16日深夜から17日未明にかけ、区内の男性たちがしめ縄や車、農機具などを飾り立てて封鎖し、もう1日盆休みがほしい-と要求した。役員宅では朝から片付け作業に追われ、封鎖ぶりを見学に訪れる人もいた。
封鎖するのは区3役と公民館3役の6軒。地区PTAなどでつくる「伝統行事を守る会」が田畑神社で準備をし、午前0時に作戦開始。区長宅を最も“華やか”に封鎖した。
区長宅は、玄関前にコンテナや肥料、消毒のタンク、タイヤなどを高く積み上げ、しめ縄を飾り、鏡もち、スイカ、花台の上にはキュウリなどの野菜がきれいに並べて供えた。
はぞ木は軒先に立てかけ、庭に干してあった野球のユニフォームは物干しざおごと運び石灰で真っ白に化粧。軽トラックも移動。タイヤの空気を抜き、荷台には豆トラ、運転席の屋根上には青いトマトをのせた脚立を置いた。物置にあったトラクターも運び出し、庭先には「お正月」の文字を大きく書いた。
朝5時半に起床した小林区長は、玄関から外に出ることができず裏口から出て封鎖の様子を見た。10年前、区の会計をしたとき以来2度目の“受難”。「夜中にゴロゴロと引き出す音が聞こえた。おらたちも若いころやったもんで…。ちょっと片付けが大変。半日かかるかな」と苦笑い。「盆正月なので1日ゆっくり休むように」と、3役で手分けして区内の組長に電話連絡した。 -
福祉大の実習終了
宮田村内の各施設で福祉実習を行っていた日本福祉大学の学生7人がこのほど、2週間の日程を終了。本来は社会福祉士の受験資格を得るのが実習の目的だが、泊まりこみで学んだ貴重な体験に「地域が色々なことを教えてくれた」と充実したプログラムを振り返った。
同大学は幅広い視野を持った福祉士を養成しようと、友好関係にある宮田村に協力を打診。昨年から村がプログラムを組み、学生を受け入れている。
ひとつの施設に限定せず、複数の施設や村の地区行事にも参加できるよう配慮。
期間中、在宅介護訪問に同行したり、ミニデイサービス、宅幼老所、福祉作業所など、あらゆる福祉の現場で実習した。また、大原区の夏祭りにも参加し、手伝いやイベントで盛り上げた。
最終日に報告会を開き、学生は村での体験を一人ひとり発表。
多くが福祉の生の姿を知ることができたと話したが「利用者などの声を、どうサービスに反映していくのか考えさせられる」と、問題意識を持った学生の声もあった。
別の女子学生は「夏休みがまだ残っているので、障害者や児童の施設などをたくさんまわってみたい。利用者と信頼関係が築ける福祉士になりたい」と抱負を語った。 -
議員定数アンケート
議員定数の見直しに取り組む中川村議会の議員定数問題特別委員会(市瀬拓朗委員長)は17日、7月に実施した議員定数アンケート調査結果を発表した。最多は「議員定数10人」の42・7%、次いで「12人」の25・4%、「8人」の21・5%。「現在のまま」はわずか2・6%となった。同委員会はこの結果を参考に、総代会と話し合いを持つなどして、委員会として結論を出し、9月定例会に議員定数の見直しを提案する。
アンケートは有権者の中から無作為抽出で800人(男女各400人)を選び実施。回答数は507人、回答率63・4%。
内容は議員定数について(1)現在の定数(16人)でよい(2)増やした方がいい(3)14人に削減(4)12人に削減(5)10人に削減(6)8人に削減(7)その他の中から1択。
男女別、年代別でもほぼ傾向は同じだった。
この結果について、市瀬委員長は「財政問題がクローズアップされ、自立を進める他自治体では先に定数削減を実施したところもあり、多くの村民が削減を求めていることがわかった」と話していた。
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人間社会の愚かさなど表現
高遠町の信州高遠美術館で28日まで、国画会会員の柴田久慶さん(60)=駒ケ根市赤穂=によるギャラリー展が開かれている。
近作の「MAN 振れる人間」は、十字型で、逆さづりのようになった男が、振り子のように振れている姿を描き、「天から地へ落ちていくような感じで、戦争が絶えない世の中である人間社会の愚かさ」を表現している。
正面と側面を向いて立つ男4人を描いた「MAN」は、「融合できない人間関係」を表し、「相手がいて自分がいることを伝えたかった」。ほかにも、油彩やアクリル画全13点を並べる。
伊那市手良出身。信州美術会、伊那美術協会の会員でもある柴田さんは「まだ未熟の身。批評してもらい、勉強していきたい」とし、「作品の意図が少しでも伝われば」と来場を呼びかけている。
午前9時から午後5時まで。入館料は一般500円、小中学生150円。問い合わせは、信州高遠美術館(TEL94・3666)へ。 -
第3回
伊那谷「ものづくり」の現在と未来【上】伊那毎日新聞創刊50周年企画「上伊那経済時事対談」の第3回。テーマは、伊那谷「ものづくり」の現在と未来。
斬新なアイデアで、次々とユニークな工作機械を開発・製造するミカドテクノス(本社・箕輪町)の伊藤英敏社長と、電子情報システムの最先端とも言える組込リナックスを使用して、工作機械の電子制御の分野で注目を集め始めているインターブリッジ(本社・伊那市)の丸地弘城社長。親子ほど離れた2人に「ものづくり」にかけた思いを語り合っていただいた。
【司会・毛賀沢明宏】 -
東京肖像アートフォーラム展
写実画家、三浦輝峰さんや二科展や日展入選者などが所属する東京肖像研究会の作家18人による「東京肖像アートフォーラム展」が、12日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。風景画を中心とした約60点が、人々の目を楽しませている。
同会は、東京近郊の作家が、それぞれの個性や感性を高めつつ、写実性を追求する場として発足して20年ほど前に発足した。現在会員は約100人。画歴60年のベテランから、2、3年の若い作家までいる。今回の出展者の中には、国会議事堂掲額作家もいる。
東京を中心に展示会をしてきたが、今回初めて長野県することになったため、作家それぞれが信州を思いながら準備してきた。
現在は佐久市で活動する伊那市出身の三浦さんは、上伊那から見た雄大な仙丈や高遠町の桜などを描いており、故郷への思いがうかがえる。
入場無料。21日まで。 -
北割二区盆踊り大会
お盆の期間中、駒ケ根市では各区分館主催の盆踊り大会がそれぞれの地区で催された。
北割二区では14日夜、宮澤印刷の駐車場に踊りのやぐらやテントを設置した特設会場で盆踊り大会が開かれ、集まった区民らが踊りや花火などを楽しんだ。焼きそばやかき氷のほか、トウモロコシやスイカなどが無料で振る舞われるコーナーには訪れた親子連れが順番待ちの長い行列をつくった。
駒ケ根のヒーロー「スピード太郎」と敵役の「ヒッヒー」も飛び入りで踊りに参加し、子どもたちの握手攻めにあうなど雰囲気の盛り上げに一役買っていた。
提灯の灯った踊りのやぐらの周りには幾重にも踊りの輪ができ、ゆかた姿で踊り続ける人たちの笑いさざめく声と踊りの曲の調べは夜が更けてもにぎやかに辺りに響いていた。 -
お楽しみ・お盆納涼まつり
駒ケ根市駅前の広小路、日の出町、銀座、本町、仲町、南町の商店でつくる駒ケ根市商店連合会は14・15日夜「お楽しみ・お盆納涼まつり」を商店街で開いた。歩行者天国となった通りには▽大輪ころがし▽ボードサッカー▽スリッパ飛ばし窶狽ネどのゲーム会場がつくられ、お目当ての景品を獲得しようと張り切ってゲームに挑戦する子どもたちの歓声が絶えなかった。
まつりに昨年も登場した地元のおやじバンド「駒ケ根ベンチャーズ」が特設ステージに登場し、夏らしい明るいギターサウンドを響かせて集まった観衆の拍手と喝采を受けていた。
三味線と尺八による生演奏で盆踊りを楽しめるコーナーも設けられたほか、わたあめや金魚すくい、ヨーヨーなどを売る屋台も出て、商店街はお盆を楽しむ親子連れで遅くまでにぎわった。 -
伊那西小の新成人がタイムカプセルを掘り出す
伊那市で成人式があった15日、伊那西小学校を卒業した新成人15人と当時担任だった湯澤滋教諭(48)が、卒業時に埋めたタイムカプセルを掘り出した。小学生だった自分から「結婚している?」「まだゲームやってる?」などのメッセージを受け取った新成人たちは「はずかしい」と少し照れながら昔を懐かしんだ。
埋めた場所を全員があいまいにしか覚えていなかったため、作業は悪戦苦闘。2時間半後、やっとの思いでカプセルが見つかった時には、感動の声があがった。
箱には、当時の写真、運動会や修学旅行のビデオテープ、それぞれが当時大切にしていたもの、二十歳の自分に宛てた手紙などが入っていた。音楽会で初めて伴奏を任された時の楽譜を埋めた女性は「難しくて弾くのに苦労したんです。全然忘れていたけど思い出した。昔の私、粋なころしますよね」と当時を振り返っていた。 -
高遠町四日市場、最後盆踊り大会
地元の人も帰省する人も一緒に、楽しみながら先祖を送ろう窶狽ニ15日、今年で最後となる高遠町の四日市場の盆踊り大会があり、惜しまれつつ20年の歴史の幕を閉じた。
四日市場は全25世帯の小さな集落だが、毎年の大会には、近隣地区や帰省者も多数参加し、にぎわいを見せてきた。しかし、高齢化に伴い年々参加者が減少し、実行委員も高年となるなど、大会維持が困難となり、20回の節目となる今年、休会を決めた。
華々しく終わりたい窶狽ニの声にこたえ、しばらく打ち上げていなかった花火も復活した。好評の無料屋台は、今年も大にぎわい。イノシシ肉の煮物やいもの煮っころがし、マツタケ入りのおむすびなど、地元の人の手作り郷土料理も並び、参加者を喜ばせていた。
大人も子どもも、1つの円となって踊り、大会の最後を惜しんでいた。 -
高遠さくらホテル花火大会
今年で10年目となる高遠町勝間の高遠さくらホテルの夏の花火大会が15、16日、隣接する高遠湖の湖半であった。
宿泊客に楽しんでもらうことを目的として始まった花火大会は、8月と2月に開かれ、地元住民も多数見物に訪れる。8月は盆に合わせて、関東方面などからの予約も増え、15日までは満室だったという。中には、花火大会に合わせて宿泊する人もいる。
例年通り、子どもの誕生を祝う花火から打ち上げが始まり、スターマインや湖上を横断するものなど、さまざまな花火が打ち上げられた。水面に花が咲いたように見える水上花火が上がると、多くの見物客から歓声があがった。
花火は2日間で240発打ち上げられ、夏の夜空を鮮やかに彩った。 -
錦町の夏祭りにぎわう
伊那市荒井区錦町の住民有志でつくる「錦町を愛する会」(木下昭治会長、11人)は15日夜、図書館前の広場で夏祭りを開いた。初めての試みで、訪れた地域住民や帰省した家族らが夜のひと時を楽しんだ。
広場には、トウモロコシやカーネーション、ビール、ジュース、焼きそばなどの夜店が並んだ。メンバーが店番を務め「安いよ、買ってって」と売り込み。来場者とやり取りしながら、たたき売りする場面もあった。
フリーマーケットには錦町約100戸の協力を得て集めた皿やコップ、タオルなど日用品を中心に約300点がそろい、格安で販売。カブトムシやスイカ、おもちゃなどを用意した輪投げは子どもたちに人気で、目当ての品をねらって輪を投げた。
木下会長は「地元で盆踊りや夏祭りがなくなり、味気ないと思っていた。準備に時間もかかったが、多くの人でにぎわい、うれしい」と喜んだ。
夏祭りは「子どもたちに楽しい思い出を残してやろう」と急きょ、8月に組織を立ち上げて企画。来年以降の開催は、今回の様子を見て決めるという。
開始時刻は午後6時だったが、準備の段階から訪れる人がいたため、5時に繰り上げた。 -
ますみケ丘平地林のチョウと植物を紹介
伊那市は、パンフレット「ますみケ丘平地林のチョウと植物」を作成した。04年度に市が企画した「植物と昆虫調査」の結果をまとめたもの。公共施設に置く予定で、市民に広く知ってもらい、活用を促す。
パンフレットは三ツ折のA4判で、チョウ図鑑、植物図鑑のほか、チョウの個体数の季節変動、平地林の特徴などをカラー写真で紹介。すべて漢字にふりがなをつけ、子どもにも分かるようにした。信州大学農学部監修。
調査では国蝶オオムラサキ、モンキチョウ、メスグロヒョウモンなどチョウ8科59種、ヤマオダマキ、コオニユリ、コアジサイなど植物85科260種を確認している。
平地林にはレッドリスト種(絶滅の恐れのある野生生物種)のスジグロチャバネセセリ、ミヤマシジミなどが生息し、森林の手入れなどで貴重が自然が残されている。
平地林はアカマツを中心にした広さ70ヘクタール。「市民の森」として森林整備を進め「森の教室」などで活用している。 -
中心商店街でミッドナイト
伊那市の中心商店街で15日夜、恒例の「ふるさと歩行者天国」(ミッドナイト)があった。各店が割引きセールを展開したほか、ゲームやイベントがあり、地域住民や帰省客などでにぎわった。
ミッドナイトは、県道南箕輪・沢渡線の駅前再開発ビル「いなっせ」窶寧R伊那北駅前の延長1・6キロを歩行者天国にして開催。笛師九兵衛による演奏、ジャグリング、足湯、ストラックアウト、ヨーヨーつり、輪投げ、金魚すくいなど多彩なイベントが組まれた。浴衣姿の子どもが目立ち、親の手を引きながら、会場を歩き回って楽しんだ。
いなっせ多目的広場には初めて屋台横町が登場。ちょうちんがともる中、伊那名物ローメンを食べたり、酒を飲んだりしてゆったりと夏の夜を過ごした。
各店からは「3割引きになっていまーす」など呼び込みの声がかかり、まちは活気づいた。 -
西箕輪大萱 お盆恒例・ソフトボールで親ぼく
伊那市西箕輪大萱区のお盆恒例の組対抗親ぼくソフトボール大会が16日、西箕輪小・中学校グラウンドであった。帰省中の人たちや、女性も数多く参加し、夏の暑さも忘れて、和気あいあいと熱戦を楽しんだ。公民館分館の主催。
11組から12チームが出場。4ブロックで予選リーグの後、それぞれの1位がトーナメントで優勝を競った。
区民らは、全速力で塁に向って走ったり、思いっきりスイングしたりと、日ごろの運動不測を解消。試合を観戦する家族らは、「ナイスバッティーング」「真剣に走れー」などと、熱い声援を送っていた。
鎌倉誠治分館長は「年々、各組ではチームをつくるのが大変になってきているが、ソフトボールを楽しみに帰省する人も多いので、これからも続けたい」と話している。 -
伊那市狐島で豪快に幻想的に振りまんど
各地で、地元住民に帰省した人たちを加えて、にぎやかにお盆行事が展開されている。
伊那市の狐島分館(宮下勇分館長)などは15日夜、近くの天竜川漁業組合漁業会館前の道路で、お盆の伝統行事「振りまんど(万灯)」をした。地域の大人から子供まで約60人が集まり、麦わらを束ねたまんどに火をつけ、頭上で勢いよく振り回した。川端には、いくつもの灯火が並び、幻想的な光景が広がった。
狐島では、明治の終わりころから続いている。近年は、お盆中の「迎えまんど」と「送りまんど」を一度にまとめ、子供たちの花火大会と一緒にしている。
まんどは約60基を準備した。9カ所に並んだ地元住民たちが、ラッパの合図と共に、一斉に回し始めた。小さな子供たちは父親と一緒に、火の玉を回す豪快な体験を喜んでいた。
周りからは「大きく回せ」「縄が燃えちぎれるくらいまで回すのがだいご味」などと、ようしゃのないアドバイスが飛んだ。
周囲から厄除けのために参加を進められた女性(36)は「火が付くと以外に重く感じた。その後は快感だった」と少し興奮ぎみに話した。 -
箕輪町八乙女夏祭り
箕輪町の八乙女分館主催「八乙女夏祭り」は15日、八乙女グラウンドであった。スポーツ、太鼓、手筒花火と盛りだくさんの祭りを多くの区民が楽しみ、クライマックスは108灯の振りまんどで、一帯は赤々と燃える幻想的なまんどの火に包まれた。
八乙女分館のメーン行事は毎年異なる。これまで納涼祭はあったが、地域活性化と、子どもから長寿者まで楽しく交流できるようにと、初めて大規模な夏祭りを計画した。
昼間は、子ども中心のスポーツ大会。ヒットだターゲット、グラウンドゴルフ、スマイルボウリング、輪投げなどがあり、約50人が次々と種目に挑戦し、元気いっぱいにグラウンドを走りまわった。ヤマメ100匹のつかみ捕りもあり、捕まえたヤマメは串(くし)焼きにして味わった。
夕方からは、みのわ太鼓、みのわ手筒会を迎えての祭り第2部がスタート。太鼓演奏が始まると、ステージ前に陣取って演奏を楽しみアンコールも。子どもたちはグラウンドに響く太鼓の音色をバックに手持ち花火で盛りあがった。
みのわ祭りで打ち上げる手筒花火を会場まで行けない区民にも見せてあげたいと、みのわ手筒会に打揚を依頼。高く吹きあがる花火、降り注ぐ火の粉に身を投じる会員の姿、間近で見る手筒花火に歓声が沸き起こった。
祭りの最後はまんど。毎年、約60個の振りまんどをしているが、今年は信州新町竹房地区の108灯にならい、108個のまんどを準備。老若男女を問わず、次々とまんどを回し、バチバチと音を立てながらグラウンド中に赤い火の輪を描いた。 -
「みのわ交番速報」発行
伊那警察署箕輪町警部交番は、箕輪町内で車上狙いが多発しているため、「みのわ交番速報-車上狙い発生警報」を発行した。「車を離れるときは、キー抜き・ドアロックなどの防犯措置を徹底し、泥棒の被害に遭わないよう注意しよう」と呼び掛けている。
「車を離れるときのパーキングチェック」は、▽財布や現金、クレジットカード、通帳、印鑑などの貴重品は持ったか▽免許証や健康保険証、資格証書など大切な個人情報書類を置き放していないか▽バッグなどに衣類をかぶせ、隠したつもりで安心していないか▽必ずキー抜き・ドアロックしているか-など7項目を掲載。
被害防止チェックポイントは、侵入窃盗(空き巣、事務所荒し)、非侵入盗(車上狙い、自動販売機狙い、ひったくり)、乗物盗(自動車盗、オートバイ盗、自転車盗)ごとに、施錠確認やドアロックの徹底、鍵の複数設置や防犯ガラスの利用、盗難防止機器の装着・活用、オートバイや自転車の防犯登録などの項目を挙げている。 -
南箕輪村第29回夏季村民体育祭
南箕輪村公民館主催の第29回夏季村民体育祭が16日、大芝高原の野球場、陸上競技場などであった。地区対抗の野球とソフトボールで、楽しみながら熱戦を繰り広げた。
村民の親ぼくを目的に夏恒例の体育祭。軟式野球5チーム、ソフトボール・スローピッチ14チーム、ソフトボール・ファーストピッチ3チームが参加した。
ソフトボール・スローピッチの試合では、0対10からの大逆転で勝ち進むチームも。「だれだ?2回戦で終わりって言ったのは。勝っちまったぞ」と笑い声が響いた。
外野から「プロが出てきたぞ。ピッチャー、敬遠したほうがよかねえか」と声がかかったり、試合を終えたほかのチームから「外野はもっと下がれ!」と指示が出たり、「おいおい、もう終わりにしようぜ。ビールが飲みてぇよ」という声も。試合とはいえ終始和やかで、選手も応援もゲームを楽しんでいた。
結果は次の通り。
▼野球の部 (1)大泉(2)田畑(3)北殿野球クラブ、KUBO
▼ソフトボール・ファーストピッチの部 (1)北殿ソフトボール倶楽部(2)大泉(3)クボ
▼ソフトボール・スローピッチの部 (1)南原A(2)田畑B(3)沢尻ソフト -
片桐夏まつり
天竜川と遊び、夏の夜をさまざまな火で過ごす-をテーマにした片桐夏祭りは15日、ふれあい公園をメーン会場に、いかだ下りや花火大会など盛大に繰り広げられた。
竹の上鵜の渕に集合した5基の手作りいかだは、花火を合図に耕地の旗を川風になびかせて、ゆっくり下り、祭りの幕開け。
メーン会場のふれあい公園内の水路では、子どもたちのマスのつかみ取り。必死に逃げるニジマスを追って、しぶきと歓声が上がった。
今年も恒例の「ソーメンの早食い競争」も行われ、家族や友だちの声援を背に、5杯、10杯と流しこんだ。
夕べとなれば、大焚き火に点火、それぞれの願い、思いを乗せた灯篭が流された。
80発の祝い花火の打ち上げで、祭りはフィナーレを飾った。 -
思い出が詰まったタイムカプセル開封
新成人を迎えた96年度の宮田村宮田小学校6年3組の卒業生が15日、小学校卒業時に校庭に埋めた「タイムカプセル」を掘り出した。日記帳や通知表など思い出の品物が入っており、記憶とともに開封した。
当時、村内全戸に呼びかけて、廃品回収をしてまで購入したカプセル。「成人式の日にみんなで開けよう」と決めていた。
この日は、式を終えて大半の同級生がカプセルを埋めた学校正門横に集合。掘り出すと、作文や連絡帳など、一人ひとり記念に詰めた品物が出てきた。
当時の日記帳を読み返していた加藤尚子さん、矢田香織さんは「漢字の間違いが一杯あった。もっと勉強しておけばよかったな」と笑顔で懐かしんだ。
同組の担任だった掛川美智子さんは「本当にすごい思い出。これからも大切にして」と、立派に成長した教え子たちに話しかけていた。
「みんなで飲もう」と一緒に埋めておいたワインも開けて、全員で乾杯。
金沢で大学生活を送っている吉沢秀朗さんは「何を埋めたか忘れてたけど、懐かしい感じがしますね」と、思い出の品を肴(さかな)に旧友と久しぶりの会話を楽しんでいた。 -
宮脇公子中央公民館長
今年4月から中央公民館長に就任「打診があった時、最初はお断りしたが、もう、ひとふんばり勉強し、自分を試してみる機会を与えてくれたと考え、お受けした」。
約5カ月が経過し「さまざまの公民館事業に携わってきたので、ある程度内容はわかるが、指導員という立場と公民館長という立場の違いが、自分の中でまだ、きちんと整理できていない。館長として何をすべきか、せっかく機会をいただいたのだから、私らしくできることはなにか、模索している。公民館は人が集まる場所、さまざまな出会いの中から学ばせていただく」
駒ケ根市生まれ。高校時代に「福祉関係の仕事をしたい」と市の保育士に。飯坂保育園を振り出しに、美須津保育園、すずらん保育園と転任し、10年勤め、結婚を機に退職した。夫の建設業を手伝っていたが、99年4月、地域で子育て支援をする人材を育てる県の子育て支援養成講座を受講。講座修了時に、飯島町教育委員会から声が掛かり、中央公民館の指導員に。
保健師や保育士の協力を得ながら、乳幼児期の親子を対象にした「フレッシュセミナー」。同セミナー修了生を対象にした「リフレッシュセミナー」など子育て講座を立ち上げ、1つ1つ増やしてきた。「2つのセミナーは互いに助け合い、学びあっている。セミナーから育った人たちが託児グループや育児サークルを立ち上げるなど発展している」と喜ぶ。
「子育て広場には、南箕輪村や伊那市、宮田村のお母さんたちが参加するなど、若い人たちは行政の垣根を越えて、仲良くしているのを見て、うれしく感じている。こうした広域的な広がりを大切にしたい」。
公民館の仕事は、子育て真っ最中のお母さんとのかかわりが多い。「育児不安を抱えるおかあさんたちは多い。悩みにつぶされると、子どもへの暴力や育児放棄につながる。子育て支援は物でも箱でもない。本当に必要なのは『大丈夫だよ』と肩をたたいてくれる人がいることであり、声を掛け合える地域であってほしい。公民館が、声を掛合い、みんなで子育てするより所に」と願う。
40-50代の同世代の人々に「働き盛りで1番忙しい世代であるが、公民館活動や地域のことに声と智恵を出してほしい。この時期に、人と人とのつながりを広げて仲間づくりをしておくと、20年後、豊かな人間関係で、人生を楽しむことができるのでは」。
ガーデニング講座や炊飯器料理、お菓子教室、最近ではプリザーブフラワー体験講座など、地域の人々のリクエストに応じて、新しい講座を試みる。「私も楽しませていただいている」と笑顔。
趣味はガーデニング、「庭の草取りをしたり、水やりをしていると、気持ちの切り替えができる」。今は色々な花を植えているが、将来は大きな葉ものにこだわっていきたいとか。
夫と子ども2人の4人暮らし -
飯島で交通事故
13日午後6時55分ごろ、飯島町飯島石曽根の無職市村寿子さん(88)が自宅敷地内で盆の迎え火をたいていたところ、同人宅を訪れた同町七久保のアルバイト漆沢貴美江さん(38)運転の軽自動車にはねられた。市村さんは駒ケ根市内の病院に収容されたが、右足首を骨折するなどの重傷。漆沢さんにけがはなかった。
駒ケ根署は原因について、市村さんが道路に背を向けてしゃがんでいたたため、漆沢さんが気がつかずに敷地内に進入したものとみて調べている。 -
新成人に聞く
伊那市、箕輪町の成人式で、新成人に衆院選と戦後60年の2つのテーマについて考えを聞いた。
設問はI衆院選(1)投票には行きますか(2)行かない理由は(3)候補者をどんな基準で選びますか(4)郵政民営化、また解散総選挙についてどう考えますか、II戦後60年(1)第2次世界大戦について家族で話すことはありますか(2)それは、どんな内容ですか(3)それについて、どう考えますか窶煤B
新成人の考えは、次の通り。
【伊那市】
I(1)行く(3)郵政民営化に反対。支持政党はないけど、年金なども考えて、この人だと思う人に入れたいII(1)祖父からよく聞いた(2)衛生兵に行っていたときの話で、ひいじいちゃんも満州に行っていた(3)平和な時代に生まれ、実感がわかない。だけど、世界で起こる紛争を見て、あってはならないと思う(柳美帆さん・西箕輪在住・会社員)
I(1)行けない(2)東京に住んでいるから(3)郵政民営化には反対。今のままでいい。過疎地のサービスが下がるのではないかと思うII(1)祖父母から聞いた(2)おじいちゃんもけがをしたし、近くで人が死んだと聞いた。祖母は戦闘機が近くを飛んで怖かったと話していた(3)戦争は映像で見ると怖いが、想像の世界で、地震と同じような感じかなと思う。戦争で人の命が消えていくのは悲しい。イラクの自衛隊派遣は反対(小林愛香さん・東京都在住・学生)
I(1)行く(3)詳しく分からないから、これから考えるII(1)聞いたことがある(2)おじいちゃんが戦争に行った経験。食料が全然なかったことや、指がなくなったくらいですんでよかったと聞いた(3)直接、戦争の話を聞くとリアル。戦争はやっちゃいけない(田畑玲子さん・富県・大学生)
I(1)行く(3)言っていることを聞いて選ぶ(4)郵政民営化などはこれから勉強するII(1)亡くなったおばあちゃんから聞いた(2)食糧難のこと。大変な時代を生きたと思う(林孝行さん・長野市在住・学生)
I(1)行かない(2)上の人に任せとけばいいII(1)ない(3)高校時代、授業で戦争について勉強した。戦争のテレビ番組は気持ちが暗くなるからあまり見ない。(池上勇樹さん・奈良県在住・大学生)
I(1)必ずいく(2)自分の意見を反映させるため(3)人柄と考え方(4)充実したサービスの保証ができるなら民営化してもよいII(1)お茶を飲みながら、おじいちゃんから話を聞くことがある(2)戦時中に中国にいっていたときの話(3)あとの人たちに伝えていかないといけない大切なこと(埋橋由佳さん・長野市・大学生)
I(1)いく(2)自分の意見を反映したい(3)指針(4)民営化してもあまり変らないと思うのでしなくてよいII(1)ない(埋橋里味さん・東京都・教師)
I(1)いく(2)大事な選挙権を持っているので(3)自分で発言したことを実際にやる人、意思が見える人(4)国でわざわざやらなくてもよいことなので、民営化した方がよいII(1)ある(2)戦争の内容や食生活について(3)事実があったことを認識して、自分たちが大人になっていくうえで2度とないようにしていきたい(春日嵩広さん・富県桜井・公務員)
I(1)いく(2)初めての選挙なので投票にいきたい(3)自分の考えに共感できる人(4)過疎化の地域の郵便局がなくなり、サービスがいき渡らないので反対II(1)ある(2)当時の生活について(3)戦争などの体験を次の世代に語り継いでいかなくてはならない(埋橋智子さん・富県貝沼・公務員)
I(1)たぶんいく(2)自分の思いと合う人(3)見た感じの雰囲気(4)郵政民営化については、身近に感じていないのでどちらとも判断できないII(1)食卓で話すことがある(2)食べ物についてなどの生活状況(3)食べるものを大切にしていきたい。何でも買い与えてしまう人はよくない(有賀敏さん・西箕輪吹上・保育士)
【箕輪町】
I(1)行く(3)国民のことを考えているかどうか(4)解散総選挙はちょっと違う気がする。郵政民営化がきっかけでいいのかなと思うII(1)祖父、祖母から話を聞いた(2)毎日お腹がいっぱいにならない、子どもがいて生きていくのが精一杯だったこと(3)今の幸せな空間に気付いていない。当たり前になっている。今の憲法9条で本当に平和が守れるのかなと思う。イラクに自衛隊を派遣しているし、どこが歯止めなのかなと思う(松本玲子さん・上田市在住・学生)
I(1)行く(3)どこに投票しても同じ、あまり変わりばえしないと思う。内容よりも面白さで選ぶ。今回は自分の一票で変わるかもしれないので楽しみ(4)最終的には郵政民営化したほうがいいと思うが、やり方が強引すぎたと思うII(1)祖母に聞いた(2)子どもを育てるのが大変だった、草を取ってきて食べたこと(3)今、自分がこういうふうに生きていられるのはそういう時代があったから。今ある幸せを認識しないといけない。憲法は抽象的な表現だからあってもなくても変わらない。でもせっかく世界でも珍しい憲法9条は変えてほしくない(宮下翔子さん・町内在住・学生)
I(1)行く(3)国民の税金を無駄使いしない人。郵政民営化、年金、消費税を上げないなど意見を聞いて考える(4)郵政民営化は賛成。金融機関が一緒に対等になることでサービスも向上する。国民に問うことが大事なので選挙になってよかったII(1)8月になると話題になる(2)戦争のドキュメンタリー番組を見たり、原爆展覧会を見に行ったこともある(3)戦争はだめ。憲法9条はあまりいじらないほうがいい(佐々木恵さん・町内在住・銀行員)
I(1)行く(3)党の政策や郵政民営化に賛成の人を選ぶ(4)郵政民営化は賛成II(1)祖父と話した(2)海軍にいて出征の直前に戦争が終わった話(3)どういう理由でも武器を持つのはよくない。憲法9条の改定は断固反対。日本では戦争は終わったと言っても、周辺(中国や韓国など)では傷がいえていない。それを無視していくのはよくない。国際貢献は別の形でもできると思う(羽生佳孝さん・滋賀県在住・学生)
I(1)行かない(2)選挙の目的がすごく不明瞭だから。郵政民営化してもいいと思うが、だからといって解散する必要があったのか。選挙する意味がないと思う(3)今後、選挙に行ったとしても白票を入れる。期待できない(4)郵政民営化は賛成。国鉄にしても、JTにしてもうまくいっている。やればそこそこうまくいくと思うので、それならコストが低いほうを選ぶのが妥当II(1)ある(2)食べ物がなかったことなど(3)戦争は絶対悪だと思う。憲法9条は改定しなければいけない点もあると思う。万が一のとき、やられる前にやらなければいけない事態が出てくると思う。平和憲法であってほしいけど、拡大解釈にも限界があると思うので条件付きの改定に賛成(原知史さん・横浜市在住・学生)
I(1)行く(3)公約を見て考える(4)わからないII(1)ある(2)祖父が沖縄戦に行って、激しい戦いだったこと(3)戦争は無いのが一番。憲法改定は個人がどうこういう問題ではない。守られていればいいと思う(大槻孝佳さん・町内在住・無職)
I(1)行く(2)選挙権を持つということは、その責任があると思うので(3)住民の意見や自分が理想とするものなどを、政策に反映してくれる人(4)民営化することでサービスが向上するなら良いことだと思うが、地方が取り残される現在のまま進めるのは問題がある。今は少しずつ段階を踏んで話し合いを進め、行き届いたサービス体制が整えば、いずれ民営化しても良いと思う。総選挙は、郵政民営化のみに話しの焦点が向いているが、もっとさまざまな課題にも目を向けるべきII(1)同居する祖父母から聞くことがある(2)戦時中の貧しかった生活や、日本がさまざまな外国に対してひどいことをしたということなど(3)今の社会で考えられないこと。授業で教えてくれないような内容も多く、直接話しが聞けることは世代としてこうした記憶は風化させてはいけないと思う。(太田智美さん・町内在住・公務員)
I(1)分からない(2)現在東京に住んでいるため(3)今後の政権運営の方針などを聞いて決める(4)郵政民営化のメリット、デメリットなどを明確にしてほしい。総選挙は、小泉首相の考えだけで動いている感じがするII(1)今実家にいないので、そういった話はあまりしない。今回戻った時も、そういう話はしなかった。(2)窶・3)今、話し合ったり語り継いでいかなくてはならない問題だと思う(唐澤理恵さん・学生・東京都在住)
I(1)行く(2)自分たちが生活する日本の中のことなので、自分たちで決めていく必要があると思うから(3)今は、候補者についてあまりしらないが、本格的な選挙が始まる中で、候補者の考えややりたいことを聞いて投票したい(4)いつまでも同じことをやっていてもうまくいかないと思うし、実際に実行してみない分からないこともあると思う。民営化した後の影響などをの議論を尽くして民営化を進めてほいしが、現状は議論が不十分。問題があったときに別の議論へのすり替えは、よくあることだが、総選挙がいいのか悪いのか判断できないII(1)家族で話すことはあまりない(2)悲しい過去があったという事実は忘れてはいけないことだと思うが、過去のことばかり議論するのでなく、大切なのは「これからどうしていくか」を考えることだと思う。憲法改定については、難しかったり、分かりにくい文脈などは修正すべきだが、日本が戦争に参加できるようにするのは反対なので、今言われているような改定は反対(宮下秀樹さん・学生・山梨県在住)
I(1)時間があれば(2)興味がないわけではないが、日曜日も仕事なので、時間的なものが合えば行くかもしれない(3)自分でいいなと感じた人に投票する(4)小泉首相が独断で進めているみたいで、納得いかない。民営化しなくてもいいのではないかと感じているII(2)祖父から聞くことはあるが、両親と話すことはあまりない(2)北朝鮮に行っていたときのことなど(3)ひどい状況だったことなどを聞くので、あまりいい気はしない(小林祐介さん・会社員・町内在住) -
ランチタイムミーティング(意見交換会)
普段あまり接することのない市長に対し、駒ケ根市の若手職員が直接意見を述べる機会として設けられた第1回のランチタイムミーティング(意見交換会)が12日、昼食前後の時間を利用して市役所内で行われた=写真。希望して参加した20窶・0歳代の職員8人に対し、中原正純市長は開始に先立って「ざっくばらんにやろう。今日は(自分は)あまりしゃべらず、できるだけ聞く側に回るように努力するから、普段思っていることを積極的に提言してほしい」と呼び掛けた。
この日のテーマは「環境問題」。気兼ねなく自由に発言してほしいから窶狽ニしてミーティングは非公開だったが、所管する秘書広報課によると▽観光振興ととともに環境についても積極的に取り組む必要がある▽職員が率先して取り組むことが市民への啓発になる▽庁内各セクションに職場環境委員を設置して活動してはどうか▽自家用車での通勤を控えるエコ通勤デーを設置しては窶狽ネど、さまざまな提言が出された。
ミーティングは今後も不定期ながら開催していき、提出された意見は検討を加えて実行できるものは取り入れていくという。 -
ホタルまつり灯ろう展示
6月に駒ケ根市の天竜川沿いにある水辺の楽校で開かれたホタルまつりで会場までの夜道を照らした小中学生手づくりの灯ろう18基のうち、祭りの期間中訪れた人たちの投票で選ばれた優秀作品5基が駒ケ根市のおもしろかっぱ館で27日まで展示されている。灯ろうはホタル祭りを主催した「ホタルとアヤメの里づくりの会」(山口久人会長)の呼び掛けで同市竜東地区の小中学校の児童・生徒が製作したもの。
かっぱ館を訪れた人たちは「きれいな絵だね」「このホタルがかわいいね」などと話しながら間近で灯ろうを見ていた=写真。
優秀作品は次の通り(カッコ内は得票数)。
(1)東伊那小4年(57)(2)中沢小1年(48)(3)中沢小4年(46)(4)東中(43)(5)東伊那小1年(40) -
書作展「道草がすき」
駒ケ根市大沼湖畔の「森のギャラリーKomorebi(こもれび)」で書家山岸美峰さん=伊那市美篶=の書作展「道草がすき」が21日まで開かれている。自作の詩などを書いた書作品13点と趣味で集めた美しい水滴18点が展示されている。
書作品は展示会のタイトルにもなっている「道草が好き」などをはじめとする自作の詩のほか、漢詩や和歌などを優しい筆致で書いている。
「水滴」は書道で硯に水を入れる時に使う小さな水さし。陶器や金属などで作られ、さまざまな色と形が目を楽しませてくれる。
午前10時窶伯゚後6時30分。問い合わせは喫茶エーデルワイス(TEL83・3900)へ。 -
イラクの現状を伝える写真展、いなっせで始まる
イラクの戦争被害のなどを写し続ける報道写真家、森住卓さんの写真展が19日まで、伊那市駅前びるいなっせ2階のギャラリーで開かれている。劣化ウラン弾の惨禍を生々しく伝える写真などが、戦争の記憶が風化しつつある日本人に訴えかけている。
写真は98年縲・4年に撮影した65点。湾岸戦争時に米軍が使用した劣化ウラン弾の放射能汚染は、住民を苦しませ続け、子どもの被害は一層深刻だという。
栄養失調や白血病と戦う子どもや、脳が発達しないまま生まれてきた無脳症の赤ん坊などの衝撃的な写真は、戦争の悲劇が今なお世界に存在することを、改めて訴えかける。
写真展は、20日に伊那市民会館である森住さんの講演会に先駆けて「もっと多くの人に講演を聞いてほしい」と講演会実行委員会が主催した。
実行委員長の畑春彦さん(35)は「ニュースで伝えられていない事実も講演で語られる。できるだけ多くの人に実情を知ってほしい」と話す。
写真展は、講演会当日は講演会場である。
講演会は、午後2時縲・時(開場は1時)。手話の同時通訳もある。チケットは大人千円、中高生500円(当日は大人1500円、中高生800円)。
チケットの問い合わせは同実行委員会(TEL090・7252・1100)畑さんへ。 -
05衆院選 宮下氏が記者会見
郵政民営化含む構造改革の継続を訴える30日公示・9月11日投票の衆院選に長野5区から出馬を表明している自民党の前職、宮下一郎氏(47)は14日、伊那市上牧の後援会事務所で記者会見し、「郵政民営化を含む財政構造改革を継続するか否かが選挙の争点」と、衆院選にのぞむ基本政策や抱負を語った。
宮下氏は、自らの政治課題を「地域の活性化による地域コミュニティの再生」にあるとし、郵政民営化・少子化高齢者対策・障害者福祉問題・財政構造改革などにおいても「地域の視点を重視する」姿勢を前面に押し出した。
郵政民営化法案をめぐる政治的駆け引きのうちに解散した後の衆院選については、「郵政民営化は中心問題になるが、国政はそれだけにとどまらない」として、「小泉内閣の下で進められてきた財政構造改革全般を継続するか否かが争点」との見解を示した。
自身が郵政民営化政府案に当初は反対しながらも、衆院での議決では賛成票を投じたことについては、政府案が衆院議決前に、(1)郵便局ネットワークの維持による中山間地など過疎地の郵便局の存続、(2)それらの局での業務委託という形での貯金・保険業務の遂行(3)委託手数料の財源の一定程度の見通しづけ窶狽ネどで、ある程度の修正がなされたために、賛成に転じたと説明。「自分の希望からすれば(修正は)約70%の出来だが、衆院の議決から解散・総選挙に直結することは、課題山積の折、避けたかった」と心中を吐露した。
自民党執行部による「反対派非公認」などの報復措置についても、「政策論として反対した人も、それ以外の意図で動いた人も同列に扱うのは残念」と苦言を呈した。
広域市町村合併と密接不可分の関係にある「三位一体改革」については、過疎地域などに負担が増加しない改革を目指すとした上で、旧村単位の自治組織の存続の必要性などの自説を述べた。
03年の前回選挙は、父親で元厚生大臣の宮下創平氏の後援会を引き継いで戦ったが、04年春に組織の若返りを追求。ある程度できたが、青年壮年層の拡充が依然として求められている。在籍した伊那青年会議所のOB・現役有志によるサポーター的組織立ち上げの動きもあり、今後どのように基礎票を固め、さらに拡大していくかが注目される。