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カーボンナノチューブ権威 遠藤さん 伊那北高校で講演
カーボンナノチューブの権威で信州大学特別栄誉教授の遠藤守信さんの講演会が伊那市の伊那北高校で21日開かれ、「大学に入るために勉強するのではなく、その先の夢ややりたい事の実現に向け勉強して下さい」と話していました。
講演会には伊那北高校の理数科の1年生40人が出席し、遠藤さんは「創造力を育む」と題し話をしました。
遠藤さんは「産業の発展や研究開発には発想力が必要だ」と話し、「授業では覚える事よりも疑問を持ち、質問する事を心がけてほしい」と話していました。
この講演会は、長野県教育委員会が主催したもので、国際的な視野に立った人材を育成していこうと、毎年、有識者による講演会を公立高校で開催しています。
遠藤さんは、カーボンナノチューブの発見や量産技術の権威で2008年に紫綬褒章を、2020年に瑞宝中綬章を受章しました。
質疑応答では、生徒達から宇宙空間での太陽光発電の実現性などについて質問が出されていました。
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秋の全国交通安全運動 市役所前で街頭啓発
歩行者の安全確保などを重点目標に掲げた、秋の全国交通安全運動が21日から始まり、伊那市役所前では街頭啓発が行われました。
この日は、伊那警察署や伊那交通安全協会などの40人が、市役所前で街頭啓発をしました。
秋の全国交通安全運動は、歩行者の安全確保や夕暮れ時の事故防止などを重点目標に掲げていて、県では「高齢運転者の交通事故防止」を重点に置いています。
伊那警察署管内の今年の人身事故発生件数は、20日までに155件で去年の同じ時期と比べ18件増加し、このうち死亡事故は1件となっています。
秋の全国交通安全運動は、21日(水)から30日(金)までです。
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伊那中央病院 5年連続の赤字決算
伊那中央行政組合議会9月定例会が21日に伊那市役所で開かれ、昨年度の伊那中央病院の決算は、5年連続の赤字になったことが報告されました。
伊那中央病院の昨年度の収入は、138億4,300万円、支出は141億5,100万円で、純損益が3億800万円となりました。
決算が赤字となるのは、平成28年度から5年連続です。
新型コロナの影響で減少していた入院収益と外来収益はともに増加し、収益全体は前の年に比べ10億円、7.8%増加しましたが、抗がん剤などの高額な薬品費増、診療材料費増により、赤字決算となりました。
累積赤字は35億9,200万円となりましたが、現金預金と有価証券あわせて57億円を保有するため、資金に不足はないとしています。
伊那中央行政組合では「今後は、経費削減や収益確保を強化し、原材料費などの価格高騰にも対応していきたい」としています。
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日本山岳写真協会南信支部 「貌(かたち)・季節の中で」写真展
日本山岳写真協会・南信支部の「貌・季節の中で」と題した第27回写真展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、会員16人の作品60点ほどが展示されています。
日本山岳写真協会には、83年の歴史があり、南信支部は発足して28年になります。
南信支部には、プロアマ問わず20代~70代まで19人の会員がいます。
新型コロナで1回中止となりましたが、毎年写真展を開いていて、今回で27回目です。
展示会では、1月から12月まで季節ごとに写真を展示していて、山々の季節の移ろいを楽しむことができます。
中には、瞬間をとらえるために何日も同じ山に通ったり、何時間も待って撮影した写真もあるということです。
日本山岳写真協会南信支部の第27回写真展「貌・季節の中で」は、25日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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上伊那総合技術新校 アンケート実施へ
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が20日、伊那市内で開かれ中高生や保護者などを対象にアンケート調査を来月実施する事が確認されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ヶ根工業高校の4校を再編統合するものです。
20日は、伊那市のいなっせで懇話会が開かれアンケートの実施方法や質問項目の確認が行われました。
上伊那の該当する全ての人が対象で中学生は5千人、再編の対象校の高校に通う高校生は1,400人、小中学校の保護者は1万1千人です。
期間は10月3日から28日までで、Web上で実施します。
質問項目は、進学したい学科や、高校を選ぶときに重視する事、総合技術新校に期待する事などです。
また、新校の卒業生の就職先となる地元企業にもアンケートを行うとしています。
次回の懇話会は11月に予定されていて、アンケート結果を基に、新校の学びのイメージについて意見交換を行います。 -
定時制・通信制生徒生活体験発表会
南信に6つある定時制・通信制の高校に通う生徒の生活体験発表大会が、17日、箕輪町文化センターで開かれました。
この日は、南信の定時制・通信制の諏訪実業、箕輪進修、赤穂、飯田OIDE長姫、飯田女子、つくば開成学園に通う11人が生活体験を発表しました。11人は校内選考で上位となった生徒たちです。
授業や学校生活、教諭や友人・家族とのつながりについてや、いじめや不登校などの苦しみがあっても乗り越えた体験などを発表しました。
審査は、各高校の教諭6人が行いました。
審査基準は、真実味があふれているか、共感性があるか、動作に好感が持てるかなど10項目です。
審査の結果、上田市在住でつくば開成学園高校2年の滝沢 葵さん16歳が、最優秀賞に選ばれました。
なお、優秀賞には、飯田OIDE長姫高校4年の金井 麗佳さんと箕輪進修高校3年の伊藤衣玲奈さんが選ばれました。
上位3人は、来月8日に松本市で開かれる県大会に出場します。
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上伊那86人含む県内1204人感染
長野県内で21日新たに、上伊那地域の86人を含む1204人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県内の感染者数の累計は、20万人を超えました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は86人で、伊那市で32人、箕輪町で29人、南箕輪村で5人、駒ヶ根市で5人、辰野町で7人、飯島町で2人、中川村で6人、
飯田保健所管内で122人、松本保健所管内で120人、上田保健所管内で105人、佐久保健所管内で103人、大町保健所管内で80人、長野保健所管内で65人、諏訪保健所管内で58人、北信保健所管内で55人、木曽保健所管内で23人、県外4人、長野市210人、松本市173人の合わせて1204人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは20万855人で、入院は189人、死亡は334人です。
また、20日午後8時現在の確保病床使用率は28.6%となっています。
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台風14号 通勤通学の足に影響
台風14号は、20日午前9時に三陸沖で温帯低気圧に変わりました。
伊那地域では19日の夜か20日の午前にかけ雨が強まり、通勤通学の足に影響が出ました。
午前7時半頃の中心市街地です。
こちらの男性は、長靴に防水ズボンで通勤していました。
長野地方気象台によりますと降り始めから20日午前10時までの伊那地域の降水量は53.5ミリとなりました。
最大瞬間風速は20日午前1時46分に16.7メートルを記録しました。
JR飯田線は、台風の影響で計画運休を行いました。
辰野駅から愛知県の本長篠駅間では19日の午後から上下線で運休となっていて、20日午後4時に順次運行を再開しました。
この影響で伊那市の伊那弥生ケ丘高校では、終日オンラインで授業が行われました。
学校と生徒の自宅をテレビ会議システムでつなぎ授業をしていました。
上伊那では他に伊那西高校でオンライン授業が行われ、その他の高校は休校となりました。
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地価 南箕輪村の住宅地横ばい
長野県は、7月1日時点の地価を今日公表しました。
上伊那では、南箕輪村の住宅地が横ばいで、その他はすべて下落となっています。
地価は、各基準地の1平方メートル当たりの標準価格を判定したものです。
長野県内では401地点で調査が行われました。
住宅地は県内275地点で調査が行われ、65地点で上昇、37地点で横ばい、173地点で下落となりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の平均変動率は、伊那市が1.5%の下落、箕輪町が2%の下落、南箕輪村は横ばいでした。
商業地は県内111地点で調査が行われ、12地点で上昇、25地点で横ばい、74地点で下落となっています。
平均変動率は、伊那市が2%の下落、箕輪町が3%の下落、南箕輪村が2.2%の下落となっています。
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太陽光発電設備や薪ストーブなど設置費用を補助
伊那市は、二酸化炭素排出量の削減をさらに推進しようと、太陽光発電設備や薪ストーブなどの設置費用の一部を補助します。
20日開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が説明しました。
この事業は2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを推進しようと行うものです。
市内の住宅や事業所への太陽光発電設備や薪ストーブ・ペレットストーブなどの設置に対し、今年度から5年間の間設置費用の一部を補助します。
太陽光発電設備は、屋根の上に設置するものが対象で、住宅用が上限70万円、事業所用が上限500万円となっています。
薪ストーブはこれまでの補助額を拡充し、設置経費の3分の2以内で上限は30万円、ペレットストーブは上限42万円となっています。
脱炭素推進の取り組みを行う自治体に環境省が交付金を出して支援する「地域脱炭素移行・再エネ推進事業」に伊那市が選ばれていて、今年度から令和8年度までの5年間に総額約12億円が交付される見通しです。
なお、記者会見では他に、新型コロナの影響で中止となっていた蕎麦イベントを一部開催することが報告されました。
荒井内の萱で行われる行者そば祭りは10月16日、みはらしファームで行われる信州伊那新そば祭りは10月22日と23日で、どちらも3年ぶりに行われます。
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南箕輪村の理事者が村内の長寿者祝う
南箕輪村の理事者が村内の高齢者を祝う長寿者訪問が20日行われました。
藤城栄文村長が北殿に住む、黑澤一二三さん宅を訪れ祝い金を渡していました。
黒澤さんは1934年、昭和9年12月生まれで今年88歳の米寿となります。
上伊那農業高校を卒業後、印刷関係の仕事についたほか南部小学校の用務員も務めてきました。
妻の惠美子さんとの間に2人の子どもに恵まれ孫は4人います。
健康の秘訣は体を動かすことだということで趣味はマレットゴルフです。
南箕輪村で今年度88歳となるのは65人、また100歳以上は男性2人、女性6人の合わせて8人だということです。
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町議会 国葬中止を求める意見書案 賛成多数で可決
箕輪町議会9月定例会最終日の20日、安倍元首相の国葬中止を求める議員発議の意見書案が提出され、賛成多数で可決されました。
これは、町議会9月定例会最終日に、議員提出議案として提出されたものです。
9月27日の安倍晋三元首相の国葬について、法的根拠のないことや、充分な審議がないまま閣議決定のみで行うことは賛同できないとして、中止を求める意見書の提出についての議案が提出されました。
採決の結果、賛成8、反対5の賛成多数で可決されました。
意見書は内閣総理大臣に提出される予定です。
また、国葬に関して明確な根拠となる法整備を求める意見書の提出の議案は、賛成8、反対5の賛成多数で可決されました。
意見書は、衆参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、法務大臣に提出される予定です。
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長野県内で新たに上伊那の49人を含む548人の新型コロナウイルスへの感染確認
長野県内で20日新たに、上伊那地域の49人を含む548人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また、県と長野市は、いずれも基礎疾患のある7人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は49人で、伊那市で15人、箕輪町で10人、南箕輪村で13人、駒ヶ根市で2人、辰野町で5人、中川村で1人、宮田村で3人、松本保健所管内で75人、諏訪保健所管内で58人、大町保健所管内で46人、上田保健所管内で43人、佐久保健所管内で35人、飯田・長野保健所管内でそれぞれ24人、北信保健所管内で20人、木曽保健所管内で1人、県外1人、長野市89人、松本市83人の合わせて548人です。
また県は、いずれも基礎疾患のある65歳以上の3人と65歳未満1人の合わせて4人の死亡を、長野市はいずれも基礎疾患のある70代の2人と90代の1人の合わせて3人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは19万9,651人で、入院は203人、死亡は334人です。
また、19日午後8時現在の確保病床使用率は31.3%となっています。 -
台風14号 20日長野県に最接近
大型で非常に強い台風14号は20日に長野県に最も接近する見込みで、長野地方気象台では暴風や土砂災害などに警戒するよう呼び掛けています。
長野地方気象台によりますと台風は午後3時に鹿児島県の南にあり、1時間におよそ20キロの速さで北北西に進んでいるという事です。
19日に九州に上陸する恐れがあり、その後、進路を東よりに変え本州付近を北東に進み、長野県には20日に最も接近します。
台風の影響により県内では19日から20日にかけて警報級の大雨となる見込みで、落雷や突風、ひょうに注意するよう呼び掛けています。
県南部の24時間の降水量はいずれも多いところで、19日の午後6時までに120ミリ、その後19日の午後6時から20日の午後6時までに200ミリから300ミリとなる見込みです。
19日の最大風速は15メートル、20日は15から19メートルと予想しています。
気象台では、20日にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、強風による停電などに十分注意するよう呼びかけています。
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箕輪町産業フェア 親子連れなど来場
箕輪町内の企業や経済団体の活動を紹介する「箕輪町産業フェア2022」が18日地域交流センターなどで開かれました。
会場には、製造業や建設業、飲食業など60の企業がブースを出し、商品などを展示しました。
体験を行えるブースもあり、子ども達は担当者から説明を聞きながらシールなどを作っていました。
産業フェアは2017年まで3年おきに開催していました。
当初予定していた2020年は新型コロナの影響で中止となり、5年ぶりの開催となりました。
今回は「見て来て知って育んで」をテーマに、企業間のマッチングや中高生のキャリア教育の推進などを目的に行われました。
フェアでは、SDGsについて学習している箕輪中学校の3年7組もブースを出し、古布や規格外のリンゴ、廃材を使った商品を販売しました。
フェアでは、働きたくなる会社とはをテーマにパネルディスカッションも行われ、「職場体験など企業と中高生が接する機会を増やす事が地元就職につながる」などの意見が出されていました。
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長野県内で18日新たに上伊那の58人を含む926人の新型コロナウイルスへの感染確認
長野県内で18日新たに、上伊那地域の58人を含む926人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は58人で、伊那市で19人、箕輪町で22人、南箕輪村で2人、駒ヶ根市で9人、辰野町で2人、飯島町で1人、宮田村で3人、松本保健所管内で131人、諏訪保健所管内で90人、佐久保健所管内で80人、長野保健所管内で68人、上田保健所管内で59人、飯田保健所管内で56人、大町保健所管内で32人、北信保健所管内で31人、
木曽保健所管内で6人、県外1人、長野市137人、松本市177人の合わせて926人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは19万8,685人で、入院は215人、死亡は327人です。
また、17日午後8時現在の確保病床使用率は33.1%となっています。
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上伊那80人含む県内新たに1,013人新型コロナ感染確認
長野県内で17日新たに、上伊那地域の80人を含む1,013人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は80人で、伊那市で32人、箕輪町で7人、南箕輪村で2人、駒ヶ根市で19人、辰野町で14人、飯島町で1人、中川村で3人、宮田村で2人、松本保健所管内で136人、諏訪保健所管内で92人、佐久保健所管内で89人、長野保健所管内で85人、上田保健所管内で60人、飯田保健所管内で52人、大町保健所管内で37人、北信保健所管内で26人、木曽保健所管内で6人、県外7人、長野市174人、
松本市169人の合わせて1,013人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは19万7,759人で、入院は216人、
死亡は327人です。
また、16日午後8時現在の確保病床使用率は33.9パーセントとなっています。
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伊那図書館 親子で防災体験イベント
伊那市の伊那図書館は、防災月間にあわせ、親子で防災体験ができるイベントを17日に開きました。
この日は、市内を中心に親子70人が参加し、伊那消防署の消防士から、消火器の使い方や防災について学びました。
子どもたちは、水の入った消火器を扱う体験をしました。
また、消防車での放水体験も行われました。
このイベントは、9月の防災月間にあわせて、防災を身近に感じてもらおうと、伊那図書館が開きました。
会場では、消防士の制服や消防車も展示され、写真撮影などをし、賑わいを見せていました。
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上伊那 秋の運動会シーズン始まる
秋の運動会シーズンが始まり、上伊那各地の小学校で17日、運動会が開かれました。
伊那市の伊那東小学校でも運動会が開かれ、全校児童597人が紅組と白組に分かれて競いました。
新型コロナの影響で、全校で行うのは3年ぶりだということです。
感染対策として、1・2年、3・4年、5・6年とグループごとに種目をまとめ、保護者の入れ替えを行いました。
1年生は手にポンポンをつけて、カラフルツバメというダンスを披露しました。
4年生は自分の陣地に竹を多く引っ張た方が勝ちになる竹引きを行い、精一杯引っ張っていました。
伊那東小学校では「夏休み明けから練習をしてきた。保護者にも頑張ってきた姿を見せられて嬉しい」と話していました。
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価格高騰 汚泥肥料に注目
ウクライナ情勢などの影響で化学肥料の価格が高騰する中、伊那市の伊那中央衛生センターの汚泥で作った肥料バチルエースが注目を集めそうです。
伊那中央衛生センターでは、し尿処理した後の汚泥を20日間かけて発酵熟成させた肥料バチルエースを1998年から販売しています。
価格は、1袋20㎏入り200円です。
一般で販売されている肥料の半額ほどで、低価格の肥料として経費削減や化学肥料の使用量の低減にもつながると期待されています。
また、肥料には窒素やリンが豊富に含まれている他、商品名にもなっているバチルス菌は、タンパク質などの分解能力が高く、土壌改良や連作障害防止の効果に期待できるということです。
伊那中央衛生センターでは他に、活性汚泥を脱水させた「脱水汚泥いな」の無料提供や無料散布も行っています。
バチルエースは、年間およそ3300袋を製造していて、昨年度は2500袋を販売したということです。
バチルエースは、伊那中央衛生センターで購入できます。
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みはらしぶどう園17日オープン
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで17日からぶどう狩りが始まります。
ぶどう狩りは、ぶどう農家6戸でつくるみはらしぶどう生産組合が2ヘクタールの農場で実施しています。
このうち、鈴木文博組合長のぶどう園では、およそ10種類の品種を栽培しています。
今は、甘みと酸味のあるナガノパープルと甘みが強いノースレッドが食べごろです。
今年は、8月に雨が多く心配したということですが、このところの晴天で糖度も高く例年並みの出来になったと鈴木さんは話していました。
ぶどう園の開園当初から、栽培を続けてきた生産者の一人、西村かほるさんです。
西村さんには、後継者がおらず、ぶどう栽培は今年で最後と決めました。
みはらしファームのぶどう狩りは17日から。
入場料は、小学生以上が1300円、3歳以上6歳未満が700円で、ナイアガラなどが60分食べ放題です。
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第75回長野県書道展
長野県や県書道協会主催の「第75回長野県書道展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
伊那地区の会場となっている伊那文化会館には、上伊那を中心とした小学生から高校生、一般などの書道作品およそ750点が並べられています。
今年で75回目となる書道展は、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。
一般・高校生の作品は1階の美術展示ホール、小中学生の作品は2階の小ホールで展示されています。
第75回長野県書道展は、18日(日)まで開かれています。
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市議会 「安倍元首相の国葬中止を求める意見書提出」賛成少数で否決
伊那市議会9月定例会最終日の16日、安倍元首相の国葬中止を求める議員発議の意見書案が提出され、賛成少数で否決されました。
これは、市議会9月定例会最終日に、議員提出議案として提出されたものです。
9月27日の安倍晋三元首相の国葬について、法的根拠のないことや全額国費負担で行われることに対し、中止を求める意見書の提出についての議案が提出されました。
採決の結果、賛成4、反対16の賛成少数で否決されました。
また、国葬に関して明確な根拠となる法整備を求める意見書の提出の議案は、全会一致で可決されました。
意見書は、衆参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官に提出される予定です。
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箕輪町内2つのソフトボールチーム 全国大会へ
箕輪町を拠点に活動する、2つのソフトボールチームが全国大会に出場します。
16日は、全国大会に出場する、南信州SSCのハイシニアクラスと、ミノワオールスター壮年チームの代表者らが箕輪町役場を訪れました。
南信州SSCハイシニアクラスは、68歳以上の町民が中心のチームです。
7月に開かれた県大会で優勝し、9月23日から25日に岐阜県で開かれる「第17回全日本ハイシニアソフトボール大会」への出場を決めました。
ミノワオールスター壮年チームは、41歳以上の町民が中心のチームです。
6月に開かれた県大会で準優勝し、9月23日から26日に岩手県で開かれる「日本スポーツマスターズ2022岩手大会」への出場を決めました。
白鳥政徳町長は「1試合でも長く戦えるように頑張ってください」と激励しました。
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上伊那62人含む県内新たに1,060人新型コロナ感染確認
長野県内で16日に新たに、上伊那地域の62人を含む1,060人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は62人で、伊那市で18人、箕輪町で17人、南箕輪村で4人、駒ヶ根市で8人、辰野町で11人、飯島町、宮田村でそれぞれ1人、中川村で2人、松本保健所管内で140人、諏訪保健所管内で99人、佐久保健所管内で95人、上田保健所管内で68人、長野保健所管内で67人、飯田保健所管内で54人、北信保健所管内で46人、大町保健所管内で42人、木曽保健所管内で13人、県外3人、長野市188人、松本市183人の合わせて1,060人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは19万6,746人で、入院は228人、死亡は327人です。
また県は、木曽圏域の県独自の感染警戒レベルを2から3に引き上げました。
また、15日午後8時現在の確保病床使用率は32.8パーセントとなっています。
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箕輪北小5年生が農業用水探検隊
上伊那の小学生が西天竜幹線水路の歴史や役割について学ぶ「農業用水探検隊」が行われています。
15日は箕輪北小学校の5年生60人が、箕輪町松島の西天や円筒分水工を見学し、上伊那地域振興局の職員が説明を行いました。
天竜川西側のこの辺りは昔から水が引けず稲作が行えませんでした。
大正8年から昭和14年にかけて農業用水路の建設が行われ、岡谷市川岸から伊那小沢までの、およそ1,000ヘクタールの農地に水が供給できるようになったということです。
水路には農地に均等に水が行き渡るよう35か所に円筒分水工が造られました。
ほかに西天の水を活用して1961年から発電を行っている、伊那市小沢の西天竜発電所を訪れました。
農業用水探検隊は上伊那地域振興局が上伊那の小学校を対象に毎年行っているものです。
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伊那市と日立建機日本(株)が災害協定
伊那市は重機のレンタルや販売を行う、日立建機日本株式会社と災害時に重機の提供などを行う応援協定を15日結びました。
15日は市役所で調印式が行われ、日立建機日本株式会社 長野支店伊那営業所の竹村淳一所長と白鳥孝市長が協定書を取り交わしました。
災害時に伊那営業所が所有する重機を中心に地元の建設業者に提供するほか、避難所にトイレや発電機、冷風機も提供するということです。
白鳥市長は「災害時の機材不足に対応できるようになるのは、大変心強い」と話していました。
日立建機日本株式会社北関東・信越支社の上野秀典支社長は「営業所がある自治体と協力して、住民が住みやすい地域づくりに貢献したい」と話していました。
こうした協定は県内では伊那市が2例目だということです。 -
横山タカ子さん伝授 高遠とうがらし料理
信州伝統野菜に選定されている、高遠在来とうがらしを使った料理教室が、伊那市高遠町の高遠町総合福祉センターやますそで15日に開かれました。
この日は、長野市の料理研究家で、「おいしい信州ふーど」公使の横山タカ子さんが講師を務め、高遠在来とうがらしの芝平なんばんを使った料理を紹介しました。
教室には、市内を中心に12人が参加しました。
芝平なんばんと味噌、砂糖などを合わせたコチュジャン、とうがらしペースト、ペーストを使ったカレーをつくりました。
芝平なんばんは、青い状態を食べることが多く、教室では緑色のタバスコも作っていました。
この料理教室は、信州伝統野菜に選定されている高遠在来とうがらしを一般家庭でも食べてもらおうと、上伊那農業農村支援センターが開きました。
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クマに出会ってしまったら・・・
伊那市の西春近北小学校で6日、熊の学習会が開かれ児童が熊と出会ってしまったときの対応などについて学びました。
学習会では熊の毛皮や骨が用意され、1・2年生の児童およそ60人が興味深そうに触れていました。
西春近北小学校では今年学区内で9件の目撃情報が寄せられていることから熊と出会ってしまったときにどうすればよいかを学ぼうと学習会を開きました。
講師は信州大学山岳科学研究拠点、助教の瀧井暁子さんが務めました。
瀧井さんは、「もしばったり熊に出会ってしまったら走って逃げず、ゆっくり後ずさりして離れるようにしてください」と話していました。
また熊に襲われたときに、うつぶせになり身を守る練習も行われました。
西春近北小学校では学習会を通して児童の安全意識を高めていきたいとしています。
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3絵画教室合同「伊那の風景を描く絵画展」
伊那市の絵画教室で学ぶ人たちによる伊那の風景を描く絵画展が、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には22人の作品66点が並んでいます。
「伊那の風景を描く」をテーマにしています。
展示会は画家の奥村 憲さんが講師を務める絵画教室、葦の会、イーゼル会、クレパス会が合同で開いています。
画材も様々で、油絵、水彩、パステル、色鉛筆など、各自が好きなものを選んで描いています。
教室は月に2回、そのうち1回は写生に行くことにしているということで、そこで描かれたものもあります。
新型コロナの影響で3年ぶり2回目の開催となりました。
伊那の風景を描く絵画展は、20日(火)まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。