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高遠高校吹奏楽部 初の定期演奏会
平成8年に創部した伊那市の高遠高校吹奏楽部の初の定期演奏会が3日ニシザワいなっせホールで開かれました。
高遠高校吹奏楽部は平成8年から活動しています。
この定期演奏会は、支えてくれた地域の人達や家族に感謝の気持ちを伝えようと初めて画しました。
3日は定期演奏会に向け練習をしてきたクラシックやポップスなど15曲を披露しました。
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伊那市の発展に貢献 13人と1団体表彰
文化の日の3日伊那市表彰式典が行われ、教育や産業、社会福祉などに功績のあった13人と1団体が表彰されました。
式典では、13人と1団体が白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体、教育文化功労が2人、産業功労が2人、社会福祉功労が2人、保健衛生功労が2人、交通安全功労が2人、善行功労が1人です。
受賞者を代表し12年間市議会議員を務め地方自治功労表彰を受けた竹中則子さんが謝辞を述べました。
竹中さんは「今後も、微力ながら伊那市の発展に貢献していきたい」と挨拶しました。
白鳥市長は「皆さんの功績があり今の伊那市の発展がある。今後もそれぞれの立場で、助言を頂きたい」と挨拶しました。 -
伊那映画祭で戦争テーマに作品上映
1日から伊那市内で行われている伊那VALLEY映画祭。最終日の3日は戦争の記憶をテーマに作品が上映されました。
3日目の3日は、「戦争の記憶」がテーマで、後藤俊夫監督が制作した映画「いのちありて」や伊那ケーブルテレビジョンの番組などが上映されました。
「いのちありて」は、伊那弥生ケ丘高校の前身・伊那高等女学校の学徒動員について記録した2011年制作のドキュメンタリー映画です。
伊那高女の当時4年生だった33回生は、太平洋戦争末期の昭和19年8月に、名古屋の航空機工場に学徒動員されます。
昭和20年3月、工場への爆撃があり、生徒の一人飯島米子さんが亡くなりました。
「いのちありて」は、学徒動員された伊那高女33回生の証言をもとにまとめられています。
映画祭には、伊那高女の33回生、岸本 多恵子さんら3人が訪れ、作品に見入っていました。
上映後、後藤監督と、作品について言葉を交わしていました。
伊那VALLEY映画祭は、地域の文化や歴史を見つめなおそうと今年初めて行われ、伊那谷ゆかりの作品が上映されました。
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高遠城址公園でもみじ祭り
伊那市高遠町の高遠城址公園でもみじ祭りが2日から始まり、山麓一の麺街道フェスタや新そば祭りなどの会場は観光客で賑わいました。
山麓一の麺街道フェスタは、岐阜の高山ラーメン、木曽のすんきとうじそば、伊那の信州そばやローメンなど国道361号沿いの麺料理を味わうことができます。
昼時にはたくさんの人が列を作っていました。
一方、園内にある高遠閣では、新そば祭りが行われています。
今年は限定の御朱印帳も販売され祭りを盛り上げました。
地元高遠でとれたそば粉を使った新そばを味わおうと、多くの人が並んでいました。
高遠そば打ち愛好会のメンバーが、そばを打ち提供しています。
愛好会によると、今年は豊作で味もまろやか、一段とおいしいということです。
辛味大根と焼き味噌が薬味に添えられています。
新そば祭りは10日まで行われます。
高遠城址公園の紅葉は、色づき始めで来週末ごろが見ごろだということです。
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つくしんぼ保育園がシクラメン販売
伊那市御園のつくしんぼ保育園の保護者らが園運営の資金づくりとして伊那市のニシザワ双葉店前で2日シクラメンを販売しました。
私立のつくしんぼ保育園は園舎の修繕や保育環境の改善に役立てようと毎年シクラメンを販売しています。
1鉢1,400円で500鉢が用意され訪れた人たちが買い求めていました。
シクラメンは伊那市東春近の花卉農家が協力して育てたもので花もちがよくクリスマスから正月にかけてピークになるということです。
花の販売は3日も伊那市のニシザワ双葉店前で行われます。
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権兵衛峠道路復旧に向け技術検討委員会設置
台風19号の影響で道路が崩壊し通行止めとなっている南箕輪村の権兵衛トンネル入り口付近の道路についてその復旧対策を考える国道361号権兵衛峠道路災害復旧技術検討委員会が2日設置され委員が被災状況を視察しました。
国道361号の道路崩落は大規模災害復興法に基づき政府が非常災害に指定しました。
これにより国が災害復旧事業を行うこととなり国土交通省中部地方整備局が対策を検討する委員会を設置しました。
委員は地盤工学の専門家のほか国や県の職員など8人で構成されています。
崩落したのは権兵衛トンネル手前の権兵衛2号橋で幅がトンネル入り口付近ののり面を含めて10メートルから20メートル、長さは6、7メートルです。
また2日は伊那合同庁舎で委員会の初会合も開かれました。委員会では被災箇所の作業の安全性を確認するとともに地質調査などの結果を踏まえた復旧工法などを検討していくことなどが確認されました。 -
清水寺で晋山式
伊那市手良中坪の清水寺で、新たな住職を迎える晋山式が2日、行われました。
式に先立ち、華やかな稚児装束をまとった子どもたちと、僧侶や檀家が中坪公民館から清水寺までのおよそ200メートルを歩きました。
清水寺は1639年に開山し、300年以上の歴史があると言われています。
新たに住職となった、寺澤秀孝さんは、11代目となります。
先代から長く不在だった清水寺に、修業を終えた寺澤さんが入り、正式に住職となりました。
寺澤住職は、「苦しみや悩みのある人を迎え、拠り所となる寺にしていきたい」と話していました。
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役員改選で新会頭に唐木さん
伊那商工会議所の臨時議員総会が1日伊那市内で開かれ任期満了に伴う役員改選で新しい会頭に唐木和世さんが選任されました。
唐木さんは現在68歳で廣瀬建設工業株式会社の社長です。
2013年から伊那商工会議所副会頭を2期6年務め、筆頭副会頭として南アルプス観光魅力創出プロジェクト特別委員会などを担当してきました。
臨時議員総会では3人の副会頭も選任されました。
副会頭は再任で株式会社BISO社長の吉澤文男さん。
新任で清野建設株式会社社長の栗原敦司さん。
新任で伊那ケーブルテレビジョン株式会社社長の向山賢悟さんです。
また専務理事には伊藤正さんが再任されました。
正副会頭の任期は今月1日から令和4年10月31日までの
3年間となっています。
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米の作況指数 101「平年並み」
関東農政局は、10月15日現在の米の作柄概況を発表しました。
平年を100とした場合の南信の作況指数は101で「平年並み」となる見込みです。
南信の10アール当たりの予想収量は、去年と比べて5キロ多い636キロで、作況指数は101となっています。
県全体の予想収量は去年より2キロ多い620キロで、作況指数は100となっています。
全もみ数は「やや多い」、登熟は「やや不良」となっています。
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9月の有効求人倍率 1.48倍
上伊那の9月の月間有効求人倍率は、8月を0.01ポイント下回る1.48倍でした。
月間有効求人数は1,208人、月間有効求職者数は628人で、9月の月間有効求人倍率は1.48倍でした。
県は1.56倍、全国は1.57倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では、「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
また、来春卒業予定の新規高卒者の求人数は607人、求職者数は405人で、求人倍率は1.5倍でした。
9月末現在の就職内定率は70.6%となっています。
また、ハローワーク伊那によりますと、台風19号が「激甚災害」に指定されたことにより、上伊那地域でも企業への「雇用調整助成金」や失業者の「雇用保険失業給付」について特例が適用となる場合があるということです。
内容についてハローワーク伊那で問い合わせを受け付けています。
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年賀はがき発売 アイドルがPR
来年用の年賀はがきの販売が、1日から全国一斉に始まり、伊那市の伊那郵便局では、上伊那を拠点に活動するアイドルグループ パラレルドリームがPRしました。
上伊那を拠点に活動するアイドルグループ パラレルドリームのメンバーが「1時間郵便局長」を務めました。
年賀はがきを購入した先着50人にメンバーの名刺がプレゼントされました。
訪れた人は、年賀はがきを購入するとメンバーから名刺を受け取ったり握手をしていました。
日本郵便信越支社では、郵便局に親しみを持ってもらおうと、地元を拠点に活動するパラレルドリームを起用し初めてイベントを行いました。
来年用の年賀はがきは1枚63円で、来年の干支ねずみがデザインされたものなど11種類があります。
年賀はがきの受け付けは、来月15日からです。
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伊那商工会議所 新会頭に唐木さん
任期満了に伴う、伊那商工会議所の役員改選で、新しい会頭に、伊那市日影の廣瀬建設工業株式会社の社長、唐木和世さん68歳が選ばれました。
副会頭についてなど詳しくは、2日のニュースでお伝えします。
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AI乗合タクシー 実証実験始まる
人工知能AIが配車する伊那市のドアツードア乗合タクシーの本格運行に向けた実証実験が1日から伊那市西春近の住民を対象に始まりました。
実証実験では、実際に利用者からの予約を受け、4台のタクシーが運行しました。
利用は登録制で、伊那市西春近に住む高齢者や免許返納をした人などが対象で、実証期間中は無料です。
自宅から山寺にある整形外科医院へ来た70代の女性です。
病院へは毎日通っていますが、現在は友人に送迎を頼むかバスを利用しているということです。
伊那市役所に設けられたコールセンターです。
午前8時30分の受付開始から予約の電話が鳴っていました。
乗車場所や降車場所、希望する時間などをオペレーターが入力します。
すると、AIが効率的なルートを算出し、ドライバーに情報が送られます。
予約の場所や時間によっては、乗合になることもあります。
タクシーにはタブレット端末が搭載されていて、指示が表示されるようになっています。
ドアツードア乗合タクシーの実証実験は2回目で、今回は既存のデマンドタクシーが運行している地区が対象です。
西春近での実験は15日までで、18日から29日までは伊那西部と西箕輪、旧市街地北部の一部が対象となります。
実証実験でのタクシー利用は無料で、利用登録を随時受け付けています。
なお先月25日までに222人の登録があり、1日は午後3時までに15件の利用がありました。
伊那市では、来年度の本格運行を目指していて、今回の結果をふまえ年度内に有償での実証運行を予定しています。
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伊那VALLEY映画祭始まる
R映画を通して伊那谷の文化や歴史、風土を見つめる「2019伊那VALLEY映画祭」が1日から3日間の日程で始まりました。
伊那VALLEY映画祭は、伊那谷の民俗や文化などを映画を通して見つめ、地域の宝について考えようと、一般社団法人井上井月顕彰会を中心とする実行委員会が初めて行ったものです。
初日は、映画祭実行副委員長で法政大学教授の高柳俊男さんが「伊那谷の文化に魅せられて」と題し講演をしました。
伊那谷の文化や人の面白さについて高柳さんは「伊那谷の人は文化や歴史にこだわる人が多い。文化はこだわらないと伝わらない。だからこそ文化がなくならないで継承されている」と話していました。
また、今日は後藤俊夫監督の映画「Beauty-うつくしいものー」など2作品が上映されました。
2日は、祭り・民俗・芸能をテーマに諏訪から飯田にかけての伝統行事の記録が上映されます。
3日は「戦争の記憶」をテーマに、伊那谷の戦争について扱ったドキュメンタリー作品が上映されます。
伊那ケーブルテレビが制作した作品も上映されます。
映画の上映の他、各作品の作者を招いてトークを行います。
伊那VALLEY映画祭は、3日まで伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれます。
入場は無料となっています。
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信州こころんで新そば祭り
伊那市東春近の障害者就労継続支援施設「信州こころん」の新そば祭りが、1日から始まり通常よりも安くそばが提供されました。
N 新そば祭りでは、高遠産の打ちたてのそばが提供されました。
信州こころんは、障害者の就労支援を行っていて、地域の人たちに活動の様子をみてもらおうと毎年この時期の祭りを行っています。
通常800円のざるそばやかけそばが1人前500円で提供され昼時には多くの人たちが訪れ味わっていました。
そばの他に、利用者が育てた野菜でつくった総菜やきのこ汁もあります。
信州こころんの新そば祭りは2日までで時間は、午前10時から午後2時までとなっています。
利用者が育てた農産物の販売なども行われています。
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北カルヤラ県と覚書
伊那市は北欧フィンランドにある北カルヤラ県と林業分野で、互いに交流し協力関係を築いていくとする覚書を締結しました。
1日は、白鳥孝市長が市役所で記者会見を開き覚書締結に関する概要を説明しました。
北カルヤラ県はフィンランド国内で森林部門に特化した大学や研究機関、企業が集まっている地域だということです。
今回北カルヤラ県は、長野県と5年間技術交流や人材交流などについて包括的な覚書を締結しました。
その覚書の中で互いの県内の自治体や企業のマッチングを進めるとしていてその第一弾の協定として伊那市と北カルヤラ県が協定を締結しました。
白鳥市長は先月18日から27日まで北欧を訪れ、23日に北カルヤラ県のリスト・ポウティアイネン長官らと協定書を取り交わしました。
協定書によるとこれから3年間、定期的に互いの活動に関する情報を提供するほか、共同プロジェクトやビジネス協力を目的とした職員の相互訪問の推進などに取り組むということです。
白鳥市長は「北カルヤラ県との交流で森林資源の活用の幅を広げたい」と話していました。
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「働き方改革」「スポーツ振興」町職員政策提案
箕輪町の職員による政策研究会「チーム箕輪チャレンジ」の発表会が11月30日役場で開かれました。
発表会では「働き方改革」と「スポーツ振興」をテーマに研究をしてきた2チームが政策を提案しました。
「働き方改革」のチームは文書管理システムの導入や部署での整理整頓の徹底などを提案しました。
「スポーツ振興」のチームはグラウンドの芝生化など環境整備や町内の企業を巻き込んだウォーキングのイベントによる健康増進などを提案しました。
箕輪町では、担当課の枠を越えた研究や人材育成を目的に4年前から政策研究を実施しています。
今年度は6月から視察やヒアリングなど15回ミーティングを行ってきたという事です。
講評で白鳥政徳町長は「4年目になり研究が上手くなってきている。来年度予算に取り入れられるよう検討をしてほしい」と話していました。 -
高遠小で 「早寝早起き朝ご飯」キャラバン
早寝早起き朝ご飯を推進し、子どもたちに健やかに成長してもらおうと活動するキャラバン隊が、31日、伊那市高遠町の高遠小学校を訪れました。
この日は高遠小学校の1・2年生が早寝早起き朝ご飯の大切さを学びました。
イメージキャラクターの着ぐるみ3体も登場し、子どもたちから歓声が上がっていました。
早寝早起き朝ご飯キャラバン隊は、文部科学省が行っている事業で、南信地域では、国立信州高遠青少年自然の家が、希望のあった学校を巡回しています。
「朝ご飯をしっかり食べると元気に過ごせる」「睡眠をとると勉強がしっかりできる」などの○×クイズが出され、子どもたちが回答していました。
自然の家の職員は、「夜更かしをしないで、しっかり身体を動かして、早寝早起き朝ご飯を心がけてほしい」と呼びかけていました。
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新山小稲ワラ 国技館の土俵に
伊那市の新山小学校5年生が育てた白毛餅の稲ワラが、大相撲の本場所の土俵に使われる事になりました。
30日は飯島町で大相撲の土俵用の米俵を作っている南信州米俵保存会の酒井裕司代表が、稲わらを引き取りに新山小学校を訪れました。
新山小の5年生は、今年、総合学習の時間に白毛餅を育ててきました。
5年生をサポートしてきた南箕輪村の企業が米俵保存会と知り合いだった為、ワラを提供する事になりました。
ワラは今年収穫したもので1.2トントラック山盛り分の量になりました。
米俵保存会によりますと新山小のワラは、来年1月の初場所で国技館の土俵に使われるという事です。
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遺伝子・細胞治療 霊長類で実験へ 施設開所
がんの治療法として注目されているCAR-T細胞や、人間の組織・臓器となるⅰPS細胞。
信州大学がこれらの技術の安全性を霊長類を使って確立するため日本で初めての研究施設が、31日に、伊那市西箕輪のイナリサーチ内に開所しました。
31日は、研究を行う信州大学の濱田州博学長や施設を提供するイナリサーチの中川博司会長らが共同研究施設前でテープカットを行いました。
信州大学は、国の研究機関が行う「再生治療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に、昨年度採択されました。
これを受け、学内に研究開発センターを設置し、マウスを使ったCAR-T細胞の薬効試験を行っています。
さらに実用化に向けた実証を行うため、共同研究施設内に「信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター」を開設し、霊長類を使って実験をするものです。
信大は、イナリサーチと研究・開発に関する協定を結んでいることから、今回センターが開設されました。
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お歳暮 いいもの伊那谷ギフト販売
伊那市の伊那商工会議所は、伊那谷で生産加工された商品のお歳暮「いいもの伊那谷ギフト」の販売が25日に始まります。
ギフトは朝・昼・晩の3種類があり、それぞれ伊那谷の無農薬野菜や新鮮さを保った加工品で提供されます。
晩のギフト「伊那谷GRANDS Dinner」は、セロリとカブで作ったポタージュスープや、オリーブオイルに漬けて低温調理をしたサーモン、鹿のすね肉のローストなどがセットされています。
市内の料理人が調理したフルコースで、ギフトは冷凍の真空パックで届けられます。
朝のギフトは、伊那市長谷の新米や、キュウリ、ナスの漬物など、昼のギフトは無農薬小麦で作られたパンケーキミックスなどがセットされています。
朝の「伊那谷おいしい朝ごはん」は限定40セットで値段は4,500円。
昼の「伊那谷しあわせアフタヌーンティー」は限定30セットで4,500円。
晩の「伊那谷 GRANDS Dinner」は限定30セットで10,000円です。
ギフトの販売は11月1日から30日まで、伊那商工会議所で受け付けます。
今回の企画は、農家などが生産物の加工や販売などを手掛ける6次産業の発展を目指し、提案されました。 -
南箕輪小児童がまんど振り
南箕輪村の南箕輪小学校6年2組の児童は31日、地元に伝わるお盆の伝統行事「まんど振り」を体験しました。
児童たちはまんどに火をつけて力いっぱい振り回しました。
体験では、大泉区の住民有志でつくる「大泉まんどの会」のメンバー6人が講師を務め、まんどの作り方と振り方を教えました。
束ねた3つの麦わらを1つにまとめ、ねじりながら編んでいきます。
まんどは、上伊那各地に伝わるお盆の伝統行事で、火をつけて振り回し先祖の霊を迎えたり送ったりするためのものです。
指導した大泉まんどの会は、伝統を子どもたちに伝えていこうと活動しています。
南箕輪村の地区の中には、まんどを行っている地区と行っていない地区があり、初めて体験する児童もいました。
6年2組では、2月の村のイベントで、1年間学んできたことを発表する予定です。 -
災害時の生活再建を考える研修会
自然災害で被災後の生活をいかに早く通常の生活に戻せるかを考える伊那市の職員などを対象にした研修会が31日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
研修会では、東京都の弁護士で岩手大学地域防災研究センター客員教授の岡本正さんが講師を務めました。
岡本さんは、東日本大震災や熊本地震の被災地での相談を基に今回話をしました。
発災当初、最も多く聞いた言葉は「どうしたらいいのですか」だったということです。
岡本さんは「り災証明書の発行や被災者生活再建支援金の申請など、災害時に使える制度を1人でも多くの被災者に早く伝えることが大切です」と話していました。
また、「住宅ローンなどの免除や減額を申し出ることができる制度は必ず案内してほしい」と話していました。
研修会は、先日の台風19号の発生を受けて、万が一被災した場合に住民の生活再建に特に大きく関わる福祉や保健、危機管理、財務の担当職員に対応方法などを知ってもらおうと、伊那市危機管理課が開きました。
市危機管理課では、「災害時に被災者に対してどういったことが必要になるのか見通しも含めて考えてもらいたい」と話していました。 -
ボランティアバスパック 長野市へ
台風19号で被災した地域の泥やガレキを片付けるボランティアが30日長野市へ向かいました。
午前6時、伊那市の福祉まちづくりセンターでは、日帰りのボランティアバスパックに参加する40代から60代の12人が受付をしていました。
伊那市社会福祉協議会によりますと、長野市北部ではボランティアの人手が足りない一方、駐車場不足や渋滞などが問題となっているという事です。
市民からの声を受け、社協では上伊那8市町村合同の日帰りのボランティアを計画しました。
出発式をすますと、参加者は早速バスに乗り込み、長野市へ向かいました。
この日は千曲川の決壊により浸水被害のあった長野市の長沼地区で住宅の敷地に入った泥の片付けなどを手伝ったという事です。
上伊那の社会福祉協議会では、11月にも日帰りのボランティアバスパックを計画しています。
定員は30人で10月31日現在11月12日(火)、23日(土)、30日(土)で定員を下回っているという事です。
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梅垣さん宅 菊の花が見頃
伊那市美篶笠原の梅垣佐知子さん宅で菊の花が見頃を迎えています。
89歳になる梅垣さんは25年程前から菊の花を育てています。
年々育てる花の数も増え、今年はおよそ80鉢が並んでいます。
梅垣さんによりますと、これから花を咲かせるものもあり、1週間以上は楽しめるということです。 -
征矢さんに南箕輪村ふるさと大使委嘱
南箕輪村は村出身の音楽家 征矢健之介さんをふるさと大使に30日委嘱しました。
30は役場で委嘱式が行われ、唐木一直村長から征矢さんに委嘱状が手渡されました。
征矢さんは、南箕輪村塩ノ井区出身で東京都在住の64歳です。
武蔵野音楽大学を卒業後、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団で活動し、現在は早稲田大学フィルハーモニー管弦楽団の顧問兼指揮者です。
唐木村長は「芸術分野で村を盛り上げて下さい」と話していました。
征矢さんは「楽しんで音楽の世界を知ってもらえるようイベントを考え、村をPRしていきたいです」と話していました。
南箕輪村のふるさと大使は、征矢さんを含め5人となっています。
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箕輪中学校で林業について授業
箕輪町の箕輪中学校1年生の生徒は30日、上伊那林業振興協議会から林業についての話を聞きました。
この日は、箕輪中学校1年生の生徒が、上伊那林業振興協議会のメンバーからカラマツの間伐について話を聞き、苗木に触って確かめていました。
上伊那林業振興協議会は、林業に携わる個人などで活動していて、子どもたちに上伊那産の木の良さを知ってもらおうと、地域発元気づくり支援金を活用して、30日の授業を開きました。
授業では、実際に間伐で使うチェーンソーのエンジンをかけ、音の大きさや迫力などを生徒に伝えていました。
メンバーは、「授業を通して林業について少しでも理解してもらいたい」と話していました。
この日は箕輪中学校に地元産のカラマツを使った学習椅子が40脚贈られたということです。
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高遠石工の石仏を巡るツアー
伊那、駒ケ根、飯田の商工会議所女性会のメンバーは30日、伊那市の高遠石工の石仏を巡るツアーを楽しみました。
この日は、伊那、駒ケ根、飯田の南信にある3つの商工会議所女性会のメンバー20人がツアーに参加し、高遠町勝間の石仏大聖不動明王を見学しました。
ツアーでは、高遠石工研究センターの熊谷友幸さんがガイドをつとめ、石仏の特徴や歴史を説明していました。
熊谷さんは、「この石仏は、目が上下に向いていることが特徴で、このほかに2体作られ、駒ケ根市にもあります。冬には、石仏が雪をかぶった様子を見ようと訪れる人もいます」などと話していました。
ツアーは7月に開いた石仏に関する講演会が好評で、今回実際に足を運んで見学しようと、企画されました。
女性会のメンバーは、「女性ならではの視点で地域の魅力を感じたい」と話していました。
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伊那小4年春組 被災小学校を支援
台風19号の影響で千曲川が決壊し、浸水被害を受けた長野市立長沼小学校を支援しようと、伊那市の伊那小学校・4年春組は、雑巾をつくって送ることを決めました。
29日は春組の児童35人が家庭から持ち寄ったタオルを使って雑巾をつくりました。
児童らは、二重にしたタオルを習ったばかりの手縫いで、雑巾にしていました。
雑巾を送る長野市立長沼小学校は、台風19号による千曲川の決壊で、一時は170センチほどまで浸水したということです。
校舎の復旧の目途は立っておらず、現在、学校に通うことができる児童のみ近くにある別の小学校に通っているということです。
春組では、同じ長野県内の小学生が被害を受けて苦労していることをニュースで知り、今回支援することを決めました。
担任の髙木政志教諭に、小学校で必要としているものを確認してもらい、復興作業に使う雑巾を長沼小の全校児童93人分送ることにしました。
発案した唐木莉彩さんは「同じ長野県の小学生が大変な思いをしているのを知って少しでも支援したいと思って雑巾を送ることにしました」と話していました。
髙木政志教諭は「最初は物を送ろうと話し合っていたが、子どもから「本当に必要なものを送ろう」という意見があり雑巾を送ることになりました。相手のことを本当に思いやる活動になることを強く願います」と話していました。
春組では、30日も雑巾づくりを行うことにしていて、今週中の発送を目指しています。 -
県立歴史館 「土偶展 国宝土偶~縄文文化の多様な個性~」
千曲市の長野県立歴史館で国宝の土偶5点を展示する「土偶展 国宝土偶~縄文文化の多様な個性~」が開かれています。
N国宝の土偶5点が一堂にそろうのは、東京とパリの展示会に次ぐ3回目の事です。
初日となった25日は関係者らが出席しオープニングセレモニーが行われました。
笹本正治館長によりますと、この展示会の開催を4年前から準備してきたという事です。
展示解説では笹本館長が茅野市棚畑遺跡からほぼ完全な形で出土した「縄文のビーナス」をはじめ、青森県風張1遺跡の珍しい姿勢を模った「合掌土偶」を紹介しました。
ケースに入った土偶は、360度、様々な角度から眺めることができ、訪れた人たちは縄文時代の造形力や表現力を間近で感じていました。
長野県立歴史館開館25周年特別企画 「土偶展 国宝土偶」は11月10日までです。
期間中には講演会を予定している他11月23日からは後期企画展、「中部高地の土偶」を開催する予定です。