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共家事を推進 料理・洗濯講座
箕輪町は、家族みんなで家事に取り組む「共家事」を推進していこうと、親子向けの料理と洗濯講座を町文化センターで10日開きました。
講座には、箕輪町内の親子8組16人、そのうち男性は7人が参加し料理と洗濯のコツを教わりました。
洗濯の講座では、染み抜きを体験しました。
ソースやドレッシングなどのシミに、綿棒で食器用洗剤をつけ、もみ洗いをして汚れを落としました。
料理の講座では、キーマカレーやオムレツ、野菜のもみ漬けを作りました。
このイベントは、暮らしの中の男女共同参画やジェンダー平等意識を高めていこうと箕輪町が初めて開きました。
性別を問わず家族みんなで家事・育児に取り組む「共家事」を推進しようというもので、公募の町民や町職員でつくる箕輪町女性活躍井戸端会議が発案しました。
料理が出来上がると、参加者が味わっていました。
町では今後も「共家事」をテーマにした取り組みを行っていきたいとしています。
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吉田勝美さん「徒然さんぽ」原画並ぶ
郷土誌「伊那路」で伊那谷の名所や文化を絵と文章で辿る「徒然さんぽ」を連載していた吉田勝美さんの作品展がかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、水彩画28点と油絵6点が展示されています。
駒ヶ根市在住の吉田さんは、今年の3月号までの約5年間、郷土誌「伊那路」で「徒然さんぽ」の連載を行っていて、展示ではその原画と記事を楽しむことができます。吉田さんは「伊那谷の宝がつまっています。散歩をするような気持ちで見に来てほしい」と話していました。
吉田勝美さんの作品展は18日(日)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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南海トラフ地震の対応を確認
8日の夜、気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報を受け、伊那市などでは、対応の確認などを進めています。
伊那市は9日、市役所で災害警戒本部会議を開き、地震が発生した際の対応や市民への注意喚起などについて確認しました。
伊藤徹副市長は「必ず連絡がとれる体制をとってもらいたい。また、各施設の事前の点検をお願いしたい」と幹部職員に指示しました。
気象庁は8日の夜、日向灘を震源とする地震を受け、南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まっているとして、「巨大地震注意」の臨時情報を初めて発表しました。
南海トラフで起きる最大クラスの巨大地震について、国は想定される震源域を東海から九州にかけてのエリアとしています
県内では伊那市、箕輪町、南箕輪村を含む34の市町村が南海トラフ地震の対策推進地域となっていて、震度6弱から6強の揺れが想定されています。
伊那市では防災工事を予定している高遠町勝間の法面などを建設課の職員が調査しました。
箕輪町の白鳥政徳町長は、町民に対し、家具の固定、食料や水の備蓄など備えや、家族との連絡方法、避難場所を確認するようメッセージを発出しました。
南箕輪村でも、災害警戒本部会議を開き今後の体制などを話し合いました。
また、県では、「今後1週間は大きな地震に注意し、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしてほしい」と呼び掛けています。 -
石吾さん美を競う日本大会へ出場
東洋の女性が持つ優しさや、賢さなど内面的な美しさを競う「アジア シュプリーム ページェント ジャパン」の日本大会に南箕輪村の石吾瞳さんが出場します。
6日は石吾さんと東京在住で去年の世界大会チャンピオンの今泉八重さんが南箕輪村役場を訪れ、藤城栄文村長を表敬訪問しました。
石吾さんは、現在45歳で、2人の子どもを持つ主婦です。
5月に行われた東京大会でグランプリを受賞し日本大会への出場を決めました。
今泉さんは今年、東京大会の運営スタッフにまわり、6日は付き添いとして同行しました。
日本大会には61人が出場予定で、石吾さんは20歳から45歳までのミスミセス部門に出場します。
大会ではウォーキングやポージングのほか、面接が行われ、上位10人が世界大会へ出場できるということです。
日本大会は21日から大阪市で行われます。
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長野県手話言語条例を学び理解深める
長野県が手話に対する理解や普及を目指すため施行した「長野県手話言語条例」を学んで理解を深めてもらう勉強会が9日に伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。
9日は上伊那聴覚障害者協会の会員や手話サークルの団体など、およそ30人が参加しました。
勉強会では、長野県健康福祉部障がい者支援課の瀧澤ゆかりさんを講師に招き、講演が行われました。
長野県手話言語条例は、平成28年に手話が言語であることを県民に理解してもらい、ろう者の社会参加を促進するとともに、障がいのある人もない人も、尊重し支え合いながら、共に生きる社会の実現を図るため施行されました。
県のほか、県内の5つの市と町が条例を制定しています。
瀧澤さんは「条例に関する取り組みとして、スポーツ団体の応援に手話を使ったり、ガイドブックの作成を行っている」と説明していました。
勉強会は上伊那地域の人にも手話言語条例について理解を深めてもらうため、上伊那聴覚障害者協会が開いたものです。
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新宿区の中学軟式野球チームと交流試合
8月9日は野球の日です。
伊那市の友好提携都市、東京都新宿区にある中学校の軟式野球チームが伊那市を訪れ、市内の中学校野球部と交流試合を行いました。
9日は新宿牛込ベースボールクラブが東部中学校のグラウンドで、西箕輪中学校、東部中学校の野球部と交流試合を行いました。
第1試合は、西箕輪中学校と対戦しました。
伊那市と新宿区は友好提携都市です。
県内で合宿をしている新宿牛込ベースボールクラブはそのことを知り、今回伊那市内の中学校野球部に声をかけ交流試合が実現したということです。
試合は、新宿牛込ベースボールクラブが5対3で西箕輪中学校に勝ちました。
新宿牛込ベースボールクラブが伊那市を訪れたのは9日が初めてだということです。
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箕輪中フェンシング部 全国7位入賞
箕輪町の箕輪中学校フェンシング部は先月開かれた、全国中学生フェンシング大会に出場し、男子団体種目で7位に入賞しました。
2日は出場した生徒4人と顧問が役場を訪れ、白鳥政徳町長に7位入賞を報告しました。
大会は岐阜県で先月開かれ、全国から41チームが出場しました。
箕輪中学校は予選のリーグ戦を全勝して通過しました。
決勝トーナメントでは、準々決勝まで進みましたが優勝した埼玉県のチームに敗れ、7位に入賞しました。
白鳥町長は「地域の人も関心のある競技です。高校へ進学しても頑張ってください」と話していました。
箕輪中学校フェンシング部が男子団体でベスト8に入賞したのは2年ぶりということです。 -
IT分野に関心を 中高生がHP制作
上伊那広域連合は地元の女子中高生にIT分野に関心を持ってもらおうと、ホームページ制作を体験する講座を9日に伊那市のいなっせで開きました。
この日は上伊那の中高生およそ20人が参加しホームページの制作を体験しました。
文部科学省の調査では日本の大学の工学部に通う女子比率は16%と先進国でつくる経済協力開発機構加盟国38か国で最低となっています。
講座はIT分野を進路の選択肢にしてもらおうと上伊那広域連合が開いているもので今年で3年目です。
講師は女性IT人材の育成をしようと全国で講座を開いている、東京都のNPO法人Waffleのメンバーが務めました。
参加者は説明を聞き、学校や地元を紹介するホームページを作っていました。
講座では他に、地元企業で働く女性社員との懇談も行われました。 -
こども科学教室 スライムづくり楽しむ
スライムづくりをとおして科学を楽しく学んでもらう「こども科学教室」が伊那市の高遠町図書館で7月20日開かれました。
この日は市内の園児や児童とその保護者、およそ30人が参加しスライムづくりをしました。
子ども達は、洗濯のりが入った容器に色の付いた重そうを入れかき混ぜていました。
最後に目を洗う洗浄液を少しずつ加えていくと、徐々に固まり粘り気のある液体になっていました。
参加したある児童は「夏休みの自由研究の参考になりました。家でも作ってみたいです。」と話していました。
この日は、他に液体窒素を使って、花やタオルなどを凍らせる実験も行われました。
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学生が企業について話を聞くかみいな就活ラボ
上伊那地域で就職を希望する学生が地元企業の人事担当者や若手社員から話を聞く就活イベントが、8日と9日の2日間行われています。
就活イベント「かみいな就活ラボスイッチON!」は、本格的な就職活動が始まる前に、地元の企業を知ってもらおうと、企業や行政でつくる若者人材確保事業実行委員会が行ったものです。
8日は、伊那市の信州INAセミナーハウスで学生が企業の人事担当者や若手社員から就活の経験談などを聞きました。
イベントには、上伊那地域出身で、県外の大学や専門学校に通う学生30人が参加しました。
地元の製造業や建設業など52社が参加し、学生は「就活をする上で必要な準備」や「なぜこの会社を選んだのか」を質問していました。
学生は、9日に会社見学を行う予定で、地元企業をさらに詳しく知る機会にしていくということです。
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赤穂高校ボランティア部 伊那市社協に寄付
駒ヶ根市の赤穂高校ボランティア部は、文化祭で行った募金を8日に伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
この日はボランティア部の生徒3人が伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、林俊宏会長に集まった2,829円を手渡しました。
生徒たちは、5月に伊那市陸上競技場で開かれた上伊那地区障がい者スポーツ大会に、伊那市社協の紹介でボランティアに参加しました。
スポーツ大会ではフィンランド発祥のスポーツモルック競技に携わりました。
そこでモルックをはじめとした障がい者の人でも楽しめるスポーツを広めていこうと、7月に開かれた文化祭でモルック体験会を開きました。
募金はその時に集めたものです。
寄付された募金は、モルック道具の購入や障がい者スポーツの啓発活動などに使用される予定です。
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箕輪町ゼロカーボン推進 トートバッグ完成
2050ゼロカーボンみのわ推進事業の一環として町内企業からの協賛金で製作したトートバッグが完成しました。
8日は、協賛企業の一つ、フクロヤ家具総合センターにトートバッグが届けられました。
このトートバックは町内の企業10社の協賛金で作られたものです。
素材は綿100%で、1,500枚作られました。
このトートバッグは、あすと19日から22日に町内のスーパーで行われる街頭啓発活動でアンケート調査に協力した人に配られるということです。
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1万本のひまわり迷路が完成
伊那市の西箕輪南部保育園近くの畑に約1万本のひまわりで作った迷路が完成しました。
8日は西箕輪南部保育園の園児約30人が、ひまわり迷路の中を駆け回り楽しんでいました。
ひまわりはJA上伊那青壮年部西箕輪支部のメンバーと西箕輪南部保育園の園児が、約13アールの畑に種をまき
育てたものです。
開花時期に合わせて支部のメンバーが刈り取り、迷路を作りました。
ひまわりはお盆過ぎまで楽しむことができ、畑は誰でも自由に入れるということです。
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宮下建設が家族を招き職場参観
伊那市の土木・建築総合工事業宮下建設株式会社は従業員の家族を招き会社の様子を見てもらう職場参観を8日行いました。
職場参観には、従業員の妻や子どもなどおよそ50人が集まりました。
会社の駐車場には工事現場で使っている重機や大型車両合わせて7台が用意されました。
子どもたちは運転席に乗せてもらうと操作方法を教わりハンドルなどを動かしたりして楽しんでいました。
職場参観は会社の様子を知ることで、子どもたちに建設業に関心を持ってもらおうと行われたものです。
職場参観は新型コロナウイルス感染症の流行期の自粛期間を挟み今回で4回目の開催となります。
木工体験も行われ、子どもたちがノコギリを使って木を切ったりカンナがけに挑戦していました。
宮下建設では「職場の様子が少しでも家族に伝わればうれしいです。夏休みの思い出にしてもらいたい。」と話していました。
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月遅れの七夕行事「さんよりこより」
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で、月遅れの七夕行事「さんよりこより」が7日、行われました。
美篶の上川手、下川手の境にある川手天伯社には、七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
子ども達は、川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら歩きます。
3周すると、七夕飾りで鬼をたたいて三峰川の平穏や無病息災を祈りました。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が、大洪水で流されて桜井に着いた後、再び流されて対岸の川手に着いたといわれています。
このことから、双方に天伯社が祀られました。
川手の天伯社に安置されていたご神体を乗せた神輿を3回くぐると、無病息災・安産のご利益があるといわれていて、集まった子どもたちはかがみながらくぐっていました。
この後、神輿を担いで桜井の天伯社まで運びました。
三峰川を渡る予定でしたが、水位が高いため、ロープを使って対岸にご神体を運びました。
さんよりこよりは、三峰川を天の川に見立て、七夕の織姫と彦星の年に一度の逢瀬になぞらえた奇祭として、毎年行われています。
この後ご神体を神輿に移し、富県桜井にある天伯社でも子どもたちによる厄払いが行われました。
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箕輪町の小中学生 広島で原爆の悲惨さや平和学ぶ
箕輪町内の小中学生有志が5日と6日に広島県を訪れ、原爆の悲惨さや平和について学びました。
5日は、小中学生とその保護者25人が現地のボランティアガイドに案内してもらいながら、平和記念公園を見学しました。
原爆死没者慰霊碑や、原爆ドームについて話を聞きました。
原爆の子の像では、白鳥政徳町長と代表の生徒が、町内の全小中学校の児童・生徒から集めた折り鶴2,500羽を奉納しました。
そのあとは、平和記念資料館に行き、当時の写真や焦げた衣類などを見ていました。
箕輪町では、今年初めて小中学生とその保護者が現地に行く広島平和学習を行いました。
広島原爆の日、2日目の6日は、平和記念式典に出席しました。
原爆が投下された午前8時15分には、参列者が黙とうを捧げました。
式典では、広島市内の小学生代表が、平和への誓いを発表していました。
子どもたちは、この後学習のまとめをし、10月に報告会を開くことになっていあます。
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食をテーマに留学生と高校生が交流
信州大学の留学生と伊那北高校の生徒が食をテーマに交流するイベントが南箕輪村の信州大学農学部で7日に開かれました。
会場にはカレーやフライドチキン、日本のお菓子等が並び、参加した信州大学の留学生と伊那北高校の生徒が試食していました。
バングラデシュのカレーやマレーシアのデザートなどは留学生が作った物です。
このイベントは信州大学農学部と伊那北高校の高大連携国際教育プログラムの一環で開かれたもので、高校生や信大の留学生など30人程が参加しました。
今回、食をテーマにした国際交流を企画したのは、西アフリカのベナン共和国出身で信大農学部の教員のファワズさんです。
7日は他にグループ毎に分かれ、それぞれの国の食文化について意見を出し合ったという事です。 -
立秋 鈴虫が鳴き声響かせる
7日は二十四節気のひとつ立秋です。
暦の上では秋の始まる日とされています。
7日の伊那地域の最高気温は、午後3時4分に34.1度で真夏日となりました。
伊那市ますみヶ丘のグリーンファームでは、鈴虫が販売されていて、涼しげな鳴き声を響かせていました。
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新型コロナ週報 上伊那127人確認
7日発表の新型コロナウイルス感染症の7月29日から8月4日の週報です。
上伊那は127人、全県は1,215人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり13.81人で増加しています。
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熱中症 3人搬送
7日午後4時半現在、上伊那地域で3人が熱中症とみられる症状で搬送されました。
箕輪町で90代の女性、駒ケ根市で80代の男性、宮田村で60代の男性が搬送され、いずれも中等症だという事です。
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南箕輪村消防団 普通免許に対応した車両に
7日、南箕輪村役場で開かれた村議会全員協議会で村消防団の今後更新する消防車両について、すべて普通免許で運転できる車両にする配備方針が示されました。
現在、南箕輪村消防団の車両は11台あり、このうち普通免許で運転できるのは4台です。
平成29年の道路交通法の改正により普通免許で運転できない車両が7台あることから、更新については、すべて普通免許で運転できる車両とする方針が示されました。
村では、普通免許で運転できる車両に更新しても十分な消防活動ができるとしています。
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和しん樋代さん 子ども食堂
夏休み中の子どもたちを対象に伊那市内の飲食店有志が小学校に出向いて子ども食堂を開いています。
6日は西春近北小学校の学童クラブで子ども食堂が開かれ、伊那市荒井の居酒屋「和しん」の樋代和信さんが子供たちにカレーライスを無料でふるまいました。
樋代さんら市内の飲食店有志5軒では夏休み中に小学校に出向いて子ども食堂を開いています。
この日はフィリピンから観光目的で伊那市に滞在している2人も樋代さんを手伝っていました。
2人は昨夜、樋代さんから話を聞き、手伝いを申し出たということです。
子どもたちは食べ終わるとお代わりをしていました。
この日はおよそ80食のカレーライスが提供されたということです。 -
反核・反戦・平和のつどい
県教職員組合上伊那支部は「反核・反戦・平和のつどい」を伊那市のいなっせで6日に開きました。
6日は阿智村の満蒙開拓平和記念館の三沢亜紀さんが「満蒙開拓を伝えていくことの大切さ」と題して講演しました。
太平洋戦争中の満蒙開拓では全国から32万人が開拓団や義勇軍として派遣されました。
長野県からは全国で最も多い37,000人以上が満州国に派遣され、半数の人が亡くなったということです
三沢さんは「このあまりにも悲惨な出来事を多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
この講演会は長野県教職員組合上伊那支部が開いたもので、会場にはおよそ40人が集まりました。
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広島原爆の日 平和への祈り
昭和20年(1945年)8月6日に広島に原爆が投下されてから6日で79年が経ちました。
伊那市山寺の丸山公園では核兵器廃絶を訴える伊那市民平和のつどいが開かれました。
広島に原爆が投下された午前8時15分にサイレンが鳴ると、集まったおよそ40人が黙とうを捧げました。
その後参列者は平和の塔に花を手向け、手を合わせて世界平和を祈っていました。
このつどいは、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が開いたものです。
伊那市民の会は1987年に発足しました。
その3年後の1990年に丸山公園に平和の塔が建てられ、原爆の火が絶やすことなく灯されています。
常円寺の角田泰隆住職は「この地が伊那市の平和の聖地になるよう願っている」と話していました。
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南箕輪中学校の休日部活 来年4月から地域移行目指す
南箕輪村総合教育会議が6日村民センターで開かれ、村教育委員会が、来年4月開始を目指す休日の中学校の部活の地域移行について説明しました。
南箕輪村では、部活の地域移行について地域協議会を立ち上げ協議を進めてきました。
来年4月から、学校部活動は平日のみとし、休日は希望する生徒が地域クラブに所属し活動する方針です。
地域クラブは総合型地域スポーツクラブのNPO法人南箕輪わくわくクラブに所属します。
活動は土日いずれかの1日3時間程度で、平日と合わせて週11時間程度の予定です。
会費を徴収し、指導者に謝金を支払う方針です。
現在は、各部活の保護者や地域指導者、顧問による「作業部会」で、活動日程や謝金、会費、指導者の確保について検討しているということです。
今後は、11月に各地域クラブの設立総会、来年2月に指導者研修会を開き、来年4月から休日の地域クラブをスタートさせる予定です。
村教育委員会では男子・女子の軟式テニス、女子バスケットボール、野球の地域指導者を募集しています。
南箕輪中学校には現在14の部活があり、このうち12の部活が休日の地域クラブを立ち上げる予定です。
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先祖の霊迎える 六道地蔵尊縁日祭
お盆に先祖の霊を迎える行事、六道地蔵尊の縁日祭が6日に伊那市美篶の六道の杜で行われました。
午前4時過ぎ。
参拝客が六道地蔵尊の前で手を合わせていました。
六道地蔵尊縁日祭は、伊那市美篶に古くから伝わる伝統行事です。
参拝客には、「松の芽」と呼ばれる六道の杜の松の葉が渡されます。
この松の芽に先祖の霊が乗り移り、お盆に帰ってくるとされています。
六道地蔵尊はおよそ860年前の平安時代に、第77代後白河天皇の命令で平清盛が全国6か所に祀ったうちの1つとされています。
縁日祭は美篶の上川手と下川手が1年ごとに交代で行っていて、今年は下川手が担当しました。
例年地区の高齢者クラブが運営してきましたが、下川手では去年解散してしまったため、区の執行部などで六道の杜の会を結成し運営しています。
会には45人が所属し、この日は午前0時に参拝できるよう準備をしたということです。
この日はおよそ500人が参拝に訪れました。
六道の杜の会では「地域の伝統の祭りを守っていきたい」としています。
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熱中症の症状で3人搬送
6日午後4時半現在、上伊那地域で3人が熱中症とみられる症状で搬送されました。
辰野町では90代の男性が中等症、80代の女性が軽症、駒ヶ根市では70代の女性が中等症となっています。
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こどものみらい古本募金で回収ボックス設置
伊那市に本店を置く、アルプス中央信用金庫は「こどものみらい古本募金」を行っていて本店を含めた16店舗に古本回収ボックスを設置しています。
こどものみらい古本募金は、こども家庭庁による国民運動で、あるしんでは2年目の取り組みとなります。
回収した古本は業者が買い取り、その価格が貧困の状況にある子どもたちを支援する「こどもの未来応援基金」に寄付されます。
寄付の際は買い取り価格に加えて本1冊あたり50円が上乗せされます。
去年は10店舗に古本回収ボックスを設置しおよそ400冊、1万2,000円分が集まったということです。
回収の対象となるのは国際標準図書番号ISBNが入った本で漫画や雑誌、百科事典などは対象外となります。
あるしんでは本店を含む全16店舗に30日まで古本回収ボックスを設置するということです。
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上農3年有賀さん IHフェンシングで準優勝
箕輪町沢で上伊那農業高校3年の有賀尚迪さんが、24日に佐賀県で開かれたインターハイのフェンシング男子個人エペ種目で準優勝しました。
7月30日は有賀さんが箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長にインターハイ準優勝を報告しました。
有賀さんは、小学校2年生からフェンシングを始め、スピードが持ち味です。
練習後に走り込みを行い体力面を強化してインターハイに挑みました。
有賀さんは予選を通過し、64人が進出した決勝トーナメントの準決勝で、南箕輪村出身で埼玉県の高校に進学した埋橋匠さんと対戦しました。
延長戦の末、最後まで攻め続けた有賀さんがポイントを取り勝利しました。
決勝戦では鹿児島県の選手に敗れましたが、目標のベスト8を上回り、準優勝しました。
白鳥町長は「本当にがんばってくれた。ジュニアの選手たちのやる気につながる」と話していました。
県勢の過去最高タイで、2014年の女子個人エペ以来10年ぶりの表彰台です。
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東京の高校生がブルーベリー狩り
東京都の京華女子高校バスケットボール部の部員が5日伊那市西箕輪のみはらしファームでブルーベリー狩りを楽しみました。
京華女子は東京都のバスケットボール有力校で今月1日から伊那市内で合宿を行っていました。
最終日の5日、みはらしファームを訪れブルーベリー狩りを楽しみました。
京華女子は伊那地域での合宿誘致活動などを行っている有志団体、伊那谷スポーツコミッションの誘いにより今回初めて、伊那市で合宿を行いました。
ブルーベリー狩りは伊那谷スポーツコミッションの平野真衣さんが東京の高校生に伊那市の果物を味わってもらおうと企画し、地元農家が賛同したものです。
京華女子の5日間の合宿は終わり東京に戻るということです。