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南ア林道 外来植物を抜き取り
伊那市長谷の南アルプス林道で林道沿いに生えている外来植物の抜き取り作業が28日行われました。 作業には15人が参加し、林道沿いの外来植物を抜き取りました。 これは、南アルプス食害対策協議会を構成する伊那市や南信森林管理署、信州大学農学部などが行っていて今年で4年目です。 今回は、標高1,680メートルの歌宿から大平山荘付近まで登りながらヒメジョオンやビロードモウズイカなどを除去しました。 信州大学の渡邉修(わたなべおさむ)准教授は、改修工事で他の場所から土を持ち込む場合に外来植物が入ってくる可能性が高くなる事から、工事した場所の継続的な観察が必要と話していました。 今回の作業でおよそ10キロの外来植物を除去したという事です。
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池坊いけばな教授がいけ方指導
伊那市東春近で生花の指導を行っている野溝淳子さんの「花はともだち展」が28日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 28日は野溝さんによるいけばなの指導が行われました。 いけた花はアルストロメリアやあじさい、ひまわりなど畑や庭先にある花が使われました。 池坊いけばな教授の野溝さんは一般のほか小学生の指導にもあたっています。 会場では学生を対象にした無料体験コーナーを設けいけた花を器と共にプレゼントします。 野溝さんは「若い人たちに花と向き合ってもらいたいと思い、その第一歩の場所をここにつくりました。自宅の居間や玄関に自分でいけた花を飾ってみてください。」と話していました。 この「花はともだち展」は30日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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引きこもり ニート支援へ
南信地域の引きこもりの子どもやニートの若者を支援する南信子ども・若者サポートネットの設立総会が28日伊那市のいなっせで開かれました。 サポートネットは社会的に自立できない若者の支援を民間や行政などが連携しながら進めていこうと設立されたものです。 県内の東信、北信、中信に続いて4番目で上伊那や諏訪など6市8町14村を担当します。 支援対象は中学校卒業から39歳までで就労支援センターや公共職業安定所、児童相談所など71の機関で構成されています。 事務担当には伊那市のNPO法人子ども・若者サポートはみんぐの戸枝智子さんが選ばれました。 県によりますと平成24年現在で15歳から39歳の若年ひきこもりは3,300人いるということです。 南信子ども・若者サポートネットでは、問題は深刻かつ複雑な状況なので各機関が連携しながら効果的に支援を行っていきたいとしています。
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地域の安全願う 青島の千社参り
地域の安泰や五穀豊穣などを願う、伊那市青島の千社参りが23日行われました。 午前6時 伊那市美篶青島の諏方社では、千社参りを前に区と神社の役員が神事を行いました。 青島の千社参りは市の無形民俗文化財に指定され、毎年土用の入りの7月20日前後の日曜日に行われている伝統行事です。 神事の後には9つの組がくじで今年担当する地区を決めると、お札を受け取っていました。 お札は全部で千枚あり、市内各地の神社やお寺、道祖神に奉納します。 伊那市西箕輪の仲仙寺です。 お寺につくと住民らは「千社参り」と書かれた札を貼り付けていました。 この行事は、三峰川の氾濫に悩まされてきた住民が地域の安全を願い始められたと言われています。
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小黒川スマートインター周辺 建物規制へ
伊那市は小黒川スマートインターチェンジ周辺について、風俗店や環境を悪化させる工場の建設を禁止する予定です。 28日は市役所で都市計画審議会が開かれ、スマートインターチェンジ周辺の建築物の規制について話しあいました。 小黒川スマートインターチェンジが開通する事で周辺の農地は目的を問わず転用がしやすくなります。 市では、乱開発を防ぎ将来を見据えた土地利用を行うために、周辺の59ヘクタールを特定用途制限地域に設定する方針です。 制限地域では、風俗店や環境を悪化させる工場の建設を市独自の条例で制限する予定です。 出席した委員からは、「ファッションホテルの建設を制限してはどうか」といった意見が出されました。 市では開発と環境保護、市全体の経済効果などを検討し規制内容を検討していきたいと答えていました。 建物の規制に関する条例案については9月市議会に提出される予定です。
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東部中2年松澤さん 将棋で全国大会
伊那市の東部中学校2年の松澤咲さんは8月3日から山形県天童市で開かれる将棋の全国大会に出場します。 28日は松澤さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場の報告をしました。 松澤さんは小学2年生の時から将棋を始めました。 5月に塩尻市で開かれた県大会の女子の部で優勝し、初めて全国大会への出場を決めました。 白鳥市長は、「自分の持っている力を出し、強気で頑張って下さい」と激励しました。 松澤さんは「ベスト16を目標に頑張りたいです」と答えていました。 全国中学生選抜将棋選手権大会は、来月3日、4日に山形県天童市で開催される予定です。
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世界一周島田さん 伊那餃子食べ歩き
伊那餃子会は自転車で世界一周をした神奈川県在住の島田義弘さんとコラボしたスタンプラリーを27日行いました。 27日は、島田さんやイベント運営会社のスタッフが伊那市を訪れ、伊那餃子会会員の5店舗を食べ歩きました。 島田さんは2008年から、世界の餃子巡りを目的の一つにして自転車で世界一周をしました。 島田さんは「餃子というと中国が思いつくが、中国とヨーロッパを繋ぐシルクロード沿いには、地域毎に餃子と似た食べ物が必ずありました」と話していました。 咲来軒では、アマランスを使い、味噌だれで食べる「伊那餃子」を味わいました。 島田さんは29日、伊那西小学校でふるさとについて講演するほか、高遠町で野菜のブランド化について考えるイベントに参加する予定です。
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県少年警察ボランティア協会会長表彰を受賞
長年にわたり青少年の非行防止や健全育成に尽力したとして長野県少年警察ボランティア協会会長表彰を伊那少年警察ボランティア協会と伊那市高遠町の山下末廣さんとが受賞しました。 26日は、伊那警察署で受賞報告と賞状の伝達式がありました。 伊那少年警察ボランティア協会が、功労団体表彰を受賞しました。 伊那少年警察ボランティア協会は、駅周辺での声掛け運動や有害自動販売機の浄化活動などに取り組みました。 伊那市高遠町の山下末廣さんは特別功労会員表彰を受賞しました。 山下さんは、祭りなどで街頭補導活動を実施し青少年の非行防止に努めました。 県内では22個人、1団体が表彰されました。
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中央アルプス自然公園保護・利活用推進協議会 設立
中央アルプス県立自然公園の将来を見据え、保護や利活用の取り組みを推進する協議会が27日に設立されました。 この日は「中央アルプス自然公園保護・活用推進協議会」の初会合が伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、県や市町村からおよそ50人が出席しました。 中央アルプスは、昭和26年に県内で初めて県立自然公園に指定され、現在は国定公園化を目指す動きが高まっています。 県では、国定公園化に向けて現在公園計画の策定を進めていて、計画に地元の人から意見を聞こうと、地元市町村でつくる協議会を設立しました。 公園計画は、各公園の特性に応じた風景の保護管理や運営、利活用のための施設整備についての基本方針を定めるものです。 計画の素案は、秋頃を目途に協議会に示されます。 会議ではほかに、県から県立自然公園計画の見直しについても説明がありました。 計画の中に施設整備を進める制度がないため、整備を進める制度を創設したい考えです。
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南箕輪中学校3年 篠澤倫果さん 日中卓球交歓大会へ
南箕輪中学校3年の篠澤倫果さんは、8月4日から中国で開かれる日中友好交流都市中学生卓球交歓大会に出場します。 27日は篠澤さんが清水閣成教育長に出場の報告をしました。 南箕輪中学校3年の篠澤さんは、小学校4年生から卓球を始め、現在は中学校の卓球部と南箕輪わくわくクラブで練習を行っています。 5月に長野市で開かれた県の大会でシングルス3位となり、今回中国との交歓大会に出場することになりました。 大会には長野県チームとして、野沢中学校の選手と一緒に出場します。 県内からは篠澤さんを含め、12人が大会に出場します。 大会は8月4日から中国北京市で開かれます。
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中学生が大工の仕事を体験
長野県は、担い手不足が心配される大工の仕事について理解と関心を深めてもらおうと、伊那市の伊那中学校できょう、体験授業を行いました。 27日は、伊那中学校の1年生133人が体験授業を受けました。 長野県と長野県建設労働組合連合会が協働して去年から県内で実施していて、南信では今回が初めてです。 伊那大工分会の会員9人が、指導に当たりました。 のこぎりの挽き方やカンナの使い方を披露していました。 その後は、中学生1人1人が、プランターを入れる箱を作りました。 大工分会のメンバーが、金槌の使い方をアドバイスしていました。 長野県によりますと、大工の人数は激減しています。 ピークの平成7年には、全国に76万2千人の大工がいましたが、平成27年は37万2千人と半減しています。 県内では、平成7年では1万5千人でしたが、平成27年の推計で1万人を切ったとしています。 このままでは新築やリフォームなどを行える技術者がいなくなってしまい、県民の住生活に大きな影響を及ぼす恐れがあるとして、去年からこの体験授業を行っています。 長野県では、中学生のころから関心を高めてもらうことで、将来の担い手を育てていきたいとしています。
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クリエイティブ事業 事業所開設を補助
伊那市は、新たにインターネットに関連した事業や芸術関係などクリエイティブな事業で市内に事業所を開設する事業者に補助金を交付する産業誘致支援事業を始めました。 26日、開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が概要を説明しました。 この事業は、将来性が見込まれるクリエイティブ産業の誘致と、それによる若者の雇用を創出しようと、今年度の新規事業で実施するものです。 今年度当初予算に400万円を盛っていて、新たに事業所やサテライトオフィスを開設する事業に対し補助をします。 対象となるのは、ソフトウェアやゲームソフト開発などの情報サービス業やデザイン、著述といった芸術関連のクリエイティブ産業と言われる事業です。 事業所やサテライトオフィスを新築工事する場合の補助は上限額200万円、空き家等を購入して利用する場合は上限150万円となっています。
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なぎなた競技でインターハイ出場
来月10日からなぎなた競技でインターハイに出場する伊那北高校2年で南箕輪村の関芽依さんと箕輪町の山中明日香さんが26日、唐木一直村長に出場を報告しました。 2人は、毎週木曜日に箕輪町で開かれている教室で練習に励んでいます。 5月の県大会の個人の試合で山中さんが、演技で山中さんと関さんペアがそれぞれ2位になりました。 関さんは、高校からなぎなたをはじめ、山中さんは小学1年生から競技に親しんでいます。 なぎなたは、試合競技と演技競技があり、試合では長さ2m以上のなぎなたを使い、面や銅、小手、すねを打ちます。 2人1組の演技は、指定された3本の型で、技を演じ相手の組と優劣を競います。 唐木一直村長は「長野県の代表として頑張ってほしい」とエールを送っていました。 関さんと山中さんが出場するインターハイは、来月10日から宮城県で開かれます。
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母子家庭 父子家庭の子ども対象に学習支援塾開催
母子家庭、父子家庭で育つ小中学生を対象にした無料の学習支援塾が、27日から伊那市内で始まります。 22日、今年度の塾の開講を前に、事前説明会が開かれました。 伊那市ひとり親家庭福祉会が、県と市の助成を受けて開いている無料の学習塾で、昨年度は伊那市内を中心に小学生14人、中学生11人が受講しました。 小中学校の元教員や民間の学習塾の講師が受験対策指導や個別指導を行います。 学習支援塾は県内ならどこの市町村からも受講でき、対象は小学1年生から中学3年生までです。 夏休み特別教室は27日から始まり8月18日まで10回開かれます。 通常教室は8月19日から来年3月まで毎週土曜日に開かれ、会場は、伊那公民館、またはいなっせとなっています。
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長野県の遺跡発掘2017 29日から伊那文化会館で開催
長野県内の遺跡で発掘された土器や石器が並ぶ「長野県の遺跡発掘2017」が29日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には県内の17の遺跡から発掘された土器や石器など600点が展示されています。 各市町村の教育委員会が発掘したものや長野県埋蔵文化財センターが昨年度調査した最新の出土品などを展示しています。 今回は、黒曜石をテーマにしたコーナーも設置されました。 縄文時代を中心に長野県産の黒曜石が関東周辺や遠くは青森県まで流通していた事から「最古の信州ブランド」とも言われているという事です。 長野県の遺跡発掘2017は29日から8月20日まで伊那文化会館で開かれます。 8月5日と12日には専門家による解説が予定されています。
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南小河内健康づくり部会 料理教室で簡単オムレツ
今年4月に発足した箕輪町南小河内社会福祉協議会・健康づくり部会の料理教室が25日、南小河内公民館で開かれました。 この日は長野県栄養士会の矢島節子さんが講師を務め、誰でも簡単に出来るポリ袋を使ったオムレツづくりを体験しました。 油を使わないことや、素早く出来ることから、災害時にも役立つ調理法として注目されています。 まずは卵を割ってそのまま袋に入れます。さらに刻んだネギやハム、チーズ、調味料を入れて、袋の上から混ぜ、湯せんして卵を固めます。 出来上がったオムレツは、普通の調理方で作ったものと比べても見劣りしない出来栄えです。 南小河内では、地域力を高めていこうと、今年から3つの部会を立ち上げました。 健康づくり部会では、食生活・運動・健康診断の3つをテーマに活動しています。 鈴木誠会長は「これまではこういった機会が少なかった。地域の多くの人が参加できる行事を企画して、地域力を高めていきたい」と話していました。
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『土用の丑』 飲食店は大忙し
土用の丑の25日、ウナギを食べて暑い夏を乗り切ろうと飲食店には多くの注文が入り、従業員は慌ただしい一日となりました。 伊那市西町の割烹食堂てるでは、脂の乗った愛知県産のウナギ、およそ40キロを仕入れて土用の丑を迎えていました。 串に刺したウナギを、まずは何もつけずに「白焼き」します。次に蒸し器に入れて、ふっくらとした食感にします。最後に、タレ付けと焼きを繰り返す「本焼き」でこんがりと仕上げます。 割烹食堂てるでは、土用の丑を重箱にぎっしり入った大きなウナギで楽しんでもらおうと、1人前に1匹まるごと使用しています。 この日は、予約注文のあった人向けにうな重の弁当を作る作業が行われ、室温が40度近くまで上がった焼き場では、店主の藤原光明さんが作業に追われていました。 藤原さんは「年に1度こういう忙しい時期がないと張り合いがない。夏バテ予防に食べてもらいたい」と話していました。 日をずらしてうな重を注文する人もいるということで、てるでは今週末頃までは忙しい日が続きそうだということです。
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新関脇御獄海 伊那で白鵬との取組語る
木曽郡上松町出身の御嶽海が24日夜、伊那市の信州INAセミナーハウスでトークショーを行い、記録がかかった白鵬との取組について「プレッシャーを感じずに自分の相撲ができた」と話しました。 この日は、会場から寄せられた質問に対して御嶽海が答えていました。 取組前のルーティンについて「制限時間いっぱいの時にまわしを叩くのは気合が入るので毎回やっている。以前はその後に塩のところへ走っていっていたが、親方から堂々するよう言われ、今はゆっくり堂々とするようにしている」と話していました。 御嶽海、本名・大道久司さんは、木曽郡上松町出身の24歳で東京都の出羽海部屋に所属しています。 7月の名古屋場所から県内では84年ぶりとなる関脇に昇進しました。 23日まで愛知県名古屋市で行われていた大相撲名古屋場所では、9勝6敗と勝ち越しを決めました。 横綱・白鵬が歴代最多勝記録をかけて臨んだ取り組みでは白鵬を破り、唯一の黒星をつけました。 白鵬との取組について御嶽海は「プレッシャーは特に無かった。ただ自分の相撲をやろうと思って臨んだ。ただ、強そうだな、という感じは受けた」と話していました。 トークショーは、伊那市内の医療機関でつくる「伊那市医師会」の納涼会で行われたもので、会場には会の関係者およそ200人が集まりました。 伊那市医師会の会長で、清水医院の清水広明(ひろあき)院長は「御嶽海関の勝利は薬よりも効果がある。医師、看護師みんなでこれからも応援していきたい」と話していました。
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伊那小学校で1学期終業式
夏休みシーズンを迎え、伊那市の伊那小学校で1学期の終業式が25日に行われました。 伊那小学校の1学期は、4月6日の入学式から25日までに74日間ありました。 26日から1年生にとっては初めての夏休みが始まります。 1年森組のクラスでは、担任の田中孝弘教諭が、児童に夏休み中の生活で気を付けることなどを伝えていました。 体育館では、全校児童が集まり終業式が行われました。 終業式では、代表児童4人が1学期に頑張ったことを発表しました。 林武司校長は「1学期は話を聞く姿勢がとてもよくなってきたと感じました。夏休みはいろいろな人の話やモノの音をたくさん聞いて過ごしてください」と話していました。 8月3日に駒ヶ根市で開かれる合唱コンクールに出場する合唱団のメンバー19人は、「金賞を目指して頑張ります」と抱負を話し、課題曲と自由曲を披露しました。 伊那小学校の夏休みは、8月20日までの26日間です。 伊那市・箕輪町・南箕輪村の終業式のピークは、25日と26日です。
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伊那まつり花火大会 60回を記念して音楽花火打ち上げ
来月6日に行われる伊那まつり花火大会では、通算60回を記念して、勘太郎月夜唄とダンシングオンザロードの曲に合わせて音楽花火が打ち上げられます。 25日は、伊那市の伊那商工会館で、第60回伊那まつり花火委員会が大会の概要を説明しました。 今年の目玉として、例年の音楽花火に加えて、通算60回を記念して60番組目にもう1つ音楽花火を打ち上げます。 勘太郎月夜唄とダンシングオンザロードの曲に合わせておよそ250発のスターマインが打ち上がる予定です。 伊那まつり花火委員会によりますと、今年の協賛金は16年ぶりに1,900万円を超える1,922万7,000円となっています。 金額が増えたことにより、番組数も去年より9番組増え95番組の予定で、4,500発の花火が打ち上がります。 伊那まつり花火大会は、来月6日(日)午後7時30分から行われます。
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フェンシング世界選手権 西藤選手銀メダル
フェンシングの世界選手権大会が、24日、ドイツで開かれ、男子フルーレで箕輪町出身の西藤俊哉選手が銀メダルを獲得しました。 西藤選手は、23日イギリスの選手に15対10で勝ちメダルが確定していました。 迎えた準決勝では、世界ランキング2位のイタリアの選手を相手に15対12で勝利し決勝へ。 決勝戦では、ロシアの選手を相手に惜しくも15対12で敗れましたが、準優勝となり銀メダルを獲得しました。 西藤選手は、箕輪北小学校を卒業後箕輪中学校に入学しました。 2年生の時にフェンシングのJOCエリートアカデミーに入校し、高校卒業までの5年間英才教育を受けました。 この大会の結果世界ランキングは日本人トップの11位となり、東京オリンピック出場の期待がかかります。
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高遠第2第3保育園の園児が間伐の様子を見学
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児は、24日、保育園近くの裏山で伐採作業を見学しました。 24日は、保護者で林業を営む盛太志さんが、コナラとヒノキ2本を伐採しました。 高遠第2・第3保育園は、平成27年に県の信州型自然保育「信州やまほいく」に認定され、自然や地域の環境を活かした活動を行っています。 今回は、山の仕事を子ども達に知ってもらおうと、保育園が盛さんに依頼したものです。 年長園児は、倒した木の枝を、ノコギリを使って切っていました。 他に、ロープと滑車を使って、園児が力を合わせて木を倒しました。 伐採した木は、短くして保育園まで運びました。 今後は、11月に木工職人を招いておもちゃなどを作るということです。
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日本聴導犬協会 ポー焼きドーナツ開発
宮田村の日本聴導犬協会は、地元の企業とコラボレーションしたチャリティーグッズの第一弾を販売します。 販売するのは、宮田村の宮田とうふ工房とのコラボレーション商品「ポー焼きドーナツ」です。 ポーは、日本語で肉球を意味します。 宮田とうふ工房の人気商品豆乳焼きどーなつと同じ生地で、信州産の大豆の豆乳を使用しています。 24日は、報道関係者を集めての商品に関する説明会が開かれました。 日本聴導犬協会は、平成20年に宮田村民会館の隣に移りました。 犬の調教現場を見ようと、年間50回以上のバスツアーが組まれていて、およそ2,500人が訪れています。 見学者からのチャリティー募金のお礼に、地元企業とタイアップしたものをプレゼントしたいと考え、商品を開発することになりました。 ポー焼きドーナツは、1個125円で、宮田とうふ工房で販売しています。 味は、プレーンとチョコレートの2種類で、1週間前までの事前予約制となっています。
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夏の交通安全運動に合わせ人波作戦
夏の交通安全やまびこ運動に合わせ、箕輪町の国道153号箕輪バイパスで24日、人波作戦が行われました。 24日は、箕輪町交通安全協会のメンバーや伊那警察署の署員らが歩道に立ち、通勤するドライバーに安全運転を呼び掛けました。 運動の基本は、子どもと高齢者の交通事故防止で、生活道路の安全確保と歩行者保護の徹底、飲酒運転の根絶などが重点となっています。 夏の交通安全やまびこ運動は、22日から31日までで、行楽シーズンで県外からの車が増えるこの時期に毎年行われています。 伊那警察署管内の今年の交通死亡事故発生件数は3件で、去年の同じ時期に比べて1件少なくなっています。 伊那警察署の熊谷猛彦署長は、「夏休みに入り子ども達が外出する機会が増えてくる。家庭や地域それぞれで指導してもらい、ドライバーは注意して運転してほしい」と話していました。
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ボタンクサギ咲き始める
伊那市東春近木裏原の伊藤権司さん宅では、ボタンクサギの花が咲き始めました。 伊藤さんは、5年前に友人からもらった苗1本を植えたところ、200本ほどまでに増えました。 ボタンクサギは8月いっぱいまで順々に花をつけていくということです。
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九州北部豪雨 派遣隊員が帰還
17日から九州北部豪雨の被災地に支援員として派遣されていた国土交通省天竜川上流河川事務所のTEC-FORCE隊員が現地での活動を終え帰還しました。 24日は、帰還式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。 派遣されたのは、天竜川上流河川事務所と技術支援を行った南信防災情報協議会の職員8人です。 九州北部豪雨の被災状況の調査のため17日から21日まで福岡県の朝倉市で活動しました。 被災地では、ドローンを活用して2つの河川の流木調査を行いました。 19日と20日にドローンで、およそ2000枚の写真を撮影し、流木の面積や量などを解析したということです。 隊長を務めた天竜川上流河川事務所の田島健さんは、「限られた時間の中でドローンは有効的だった」と話していました。 天竜川上流河川事務所の椎葉秀作(所長は「臨機応変に業務をしていただいた。調査結果が被災地の復旧に活用されることに期待したい」と話していました。
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日影区ふれあい納涼祭
伊那市日影区の恒例行事、ふれあい納涼祭が22日に行われ家族連れで賑わいました。 納涼祭は、区民の親睦の場にしようと毎年この時期に行われています。 公民館分館と区の役員で実行委員会をつくり、イベントの企画や運営を行っています。 会場となった公民館前には、焼きそばやフランクフルトなどの屋台が並び親子づれで賑わっていました。 中でも、流しソーメンは子供たちに人気でした。 池上俊広区長は「区民の協力があっての祭り。今年も大勢の人に足を運んでいただいた」と話していました。 日影区によりますと、納涼祭には、およそ800人が訪れたということです。
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音楽レク サポーター養成講座開講
歌謡曲などを使った音楽レクリエーションのリーダーを育てるサポーター養成講座が、23日、開講しました。 養成講座には上伊那を中心に100人ほどが参加しました。 上田市などでサポーター養成講座を開講するなどして活動している伊那市在住の音楽療法士・春日くに子さんの呼びかけで実行委員会を立ち上げ、県の元気づくり支援金を活用し開催されました。 今回講師を務めたのは、上田市の斉藤惠理子さんです。 斉藤さんは、「パタカラ」の4文字の発声を続けることで誤嚥の防止につながるとして4文字をつかって歌うことを紹介していました。 春日さんは「楽しく歌って体を動かすことは簡単にできる。皆さんに地域のリーダーになっていただき高齢化社会の中で活躍してほしい」と話していました。 音楽レクリエーションサポーター養成講座は来年2月まで8回開かれ、修了者には修了証が贈られます。
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伊那消防署 人命救助で3人に感謝状
伊那消防署は、ソフトボールの試合中胸にボールを受けて心肺停止となった20代男性に、迅速で適切な通報と救命処置を実施したとして、3人に感謝状を贈りました。 23日は、上伊那広域消防本部で感謝状の贈呈式が行われました。 5月30日に、伊那市営球場で行われたソフトボールの試合中、胸にライナー性の打球が当たりピッチャーの20代男性が卒倒しました。 ほかの試合の観戦に来ていた茅野市在住で伊那市出身の浅野 成美さんは、諏訪中央病院の看護専門学校に通っていて、男性を観察し心臓が止まっていると判断して胸骨圧迫を行いました。 ピッチャーと同じチームの応援に来ていた茅野市在住で伊那市出身の山田 李佳子さんは、自身の携帯電話から119番通報し、消防指令センターからの指示を伝えました。 対戦チームだった信濃路クラブ監督の有賀 賢治さんは、チームの選手にAEDを取りに行くよう指示し、AEDを装着して電気ショックを実施しました。 救急隊が駆け付けた時男性は呼吸と心拍が再開していて、病院へ搬送されましたが翌日には退院し、社会復帰を果たしたということです。 心肺停止から3分で救命率は50%まで低下するといわれていて、伊那消防署の木下広志署長はは、「3人の適切で迅速な処置が人命救助につながった。勇気ある行動に感謝したい」と話していました。
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山の日 山盛りで盛り上げ
23日は県が定める信州山の日です。 山の日を盛り上げようと伊那飲食店組合の18店舗で限定特別メニューが提供されました。 伊那市中央の牡丹園では、 南アルプスをイメージした「甲斐駒仙丈入笠盛り」と中央アルプスをイメージした「西駒宝剣経ヶ岳盛り」の2種類の炒飯が提供されました。 伊那飲食店組合は、山を訪れた観光客を街に呼び込み、山の日を盛り上げようと去年から限定特別メニューの提供を始め、今年は18店舗が参加しました。