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BCリーグ南箕輪村デー 信濃は石川に敗れる
ルートインBCリーグの公式戦、信濃グランセローズ対石川ミリオンスターズの試合が2日、伊那市の伊那スタジアムで行われ、信濃は8対11で敗れました。 この日は、グランセローズのキャンプ地となっている南箕輪村の日として、唐木一直村長や村のマスコットキャラクター「まっくん」が試合前のイベントに登場しました。 また、村の少年野球チーム「南小ドラゴンズ」の子ども達が、スターターキッズとして選手とともに入場しました。 試合は、5回までに11点を奪われた信濃グランセローズが最終回に3点を奪い反撃しましたが、8対11で敗れました。
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ハッチョウトンボ観察会 賑わう
全長2センチほどで日本で一番小さいと言われるトンボ「ハッチョウトンボ」の生息地、伊那市新山のトンボの楽園で2日、観察会が開かれました。 観察会は、トンボの楽園を管理する「新山山野草等保護育成会」が、毎年、ハッチョウトンボが最も多く発生するこの時期に開いています。 ハッチョウトンボは全長2センチほどで、日本で一番小さいトンボと言われています。 赤いのがオス、黄色と黒の縞模様がメスです。 訪れた人たちは、会のメンバーから説明を聞きながらその姿を探していました。 ハッチョウトンボを初めて見たという男性は「想像以上に小さくてかわいいトンボで驚いた」と話していました。 会場では、観察会の他メダカの採取や五平餅の販売なども行われ、訪れた人が楽しんでいました。 山﨑美治会長は「イベントを通じて、ハッチョウトンボを知ってもらうだけでなく、いろんな人が新山を訪れるきっかけになればうれしい」と話していました。 会によりますと、ハッチョウトンボは7月いっぱいは見ることができそうだということです。
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南箕輪村大芝公園で七夕とうろう祭り
南箕輪村の大芝公園で七夕とうろう祭りが1日夜に行われました。 村内の保育園や学校、公民館などで手作りしたとうろう162基が設置されました。 午後7時30分に一斉に火が灯されました。 村内のボランティアグループや社協、民生児童委員などでつくる実行委員会が毎年行っている祭りで今年で16回目です。 年々とうろうの数も増えているという事です。 段ボールで枠を作り和紙を貼った手作りのもので、思い思いの絵や、子どもたちの夢などがかかれています。 ろうそくの火が燃え尽きるまでの約30分間、訪れた人たちは写真を撮るなどして楽しんでいました。
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南箕輪村の全12区を対象に地域懇談会始まる
住民同士が支え合いお互い様の地域づくりを進めるための地域懇談会が南箕輪村の全12区を対象に始まりました。 今年度から始まった取り組みで、初回の今日は北殿区で地域懇談会が開かれました。 区民約20人が参加し、4つのグループに分かれて近所付き合いについて意見を交わしました。 参加者からは、「引っ越してきた人が大勢いて顔が覚えきれない」「子ども達が登下校の途中で元気に挨拶してくれる」「一人暮らしを心配して声をかけてくれる人に感謝している」など日ごろ感じている事を発表していました。 懇談会は、少子高齢化が進む中、住民同士が繋がり支え合って生活できる地域をつくろうと、村が村内の12区を対象に開いているものです。 次回は22日に神子柴区で開かれ、来年2月までに全ての区で開催される予定です。
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戦争の体験を後世に 箕輪町で手記朗読会
箕輪町郷土博物館は戦争の体験を後世に伝え平和について考える機会にしようと、「戦争体験手記朗読会」を2日に開きました。 箕輪町で活動している朗読ボランティアグループ「せせらぎ会」のメンバーが手記を読み上げました。 朗読会は戦争の体験を後世に伝えていこうと毎年開かれているもので訪れた町民が耳を傾けました。 箕輪町松島出身で数年前に亡くなった元特攻隊員の男性が平成21年に残した手記には、人間魚雷、回天の操縦訓練の様子などが記録されていました。 敵の戦艦を沈めるために人間が操縦して体当たりする魚雷で、脱出装置がないため生還する事ができない特攻兵器です。 手記を書いた男性は、出撃前に終戦をむかえたという事です。 朗読会ではほかに東京から疎開してきた小学生の日記や、開拓団として旧満州に渡った女性の手記が朗読されました。 箕輪町郷土博物館では、戦争の体験を語れる世代が少なくなる中、朗読を通して次世代に伝えていきたいと話していました。
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伊那市西箕輪の新しい診療所 起工式
JA長野厚生連が伊那市西箕輪に建設する新しい西箕輪診療所の起工式が1日に行われました。 開所は来年1月を予定しています。 診療所は、旧西箕輪公民館跡地に建設されます。 現地で起工式が行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。 新しい診療所は、伊那市が運営する国保西箕輪診療所にかわり建設されます。 鉄骨造り平屋建て、延床面積は約780平方メートルです。 診療科目は内科、神経内科、小児科、整形外科、泌尿器科、リハビリテーション科を予定していて、訪問診療も行う計画です。 総事業費は4億円でうち2億円は伊那市からの補助です。 JA長野厚生連の宮澤清代表理事専務理事は「地域の特性を活かし生活に根差したケアに取り組んでいきたい」と話していました。 新しい西箕輪診療所は今年12月に完成し、来年1月中の開所予定です。
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株式会社パネックス 伊那市の東原工業団地にパンの新工場
伊那市東春近の東原工業団地で空き工場を購入し12月からパン工場を稼働させる岐阜県の株式会社パネックスは、環境保全に関する協定を伊那市などと6月30日に締結しました。 調印式では、株式会社パネックスの前野朝彦社長、地元の東春近地区農政対策委員会の伊東正幸委員長と、たかずや福祉会の登内孝理事長、伊那市の白鳥孝市長が環境保全に関する協定書を取り交わしました。 岐阜県可児市に本社を置く株式会社パネックスは東原工業団地の空き工場を購入し12月から操業を開始します。 山口県の工場が手狭になったため首都圏に近い伊那市に新たな長野工場を作る事にしました。 正社員を30人、パート従業員を12人新規雇用し、月200万個のパンを製造する計画です。 前野社長は「イタリアの天然酵母を使ってパンを製造している。伊那市には綺麗な水と空気がありヨーロッパの環境と似ている」と話していました。 白鳥市長は「市としても応援していきたい」と話していました。
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伊那ビデオクラブ作品コンクール表彰式
伊那ビデオクラブ作品コンクールの表彰式が伊那市のいなっせで1日に行われ、伊那市長賞に富県の吉澤豊さんが選ばれました。 吉澤さんの作品は、地元富県に、漂泊の俳人井上井月の碑が建立された様子をまとめた「せいげつパワー」です。 吉澤さんに表彰状などが贈られました。 吉澤さんは「130年前の井月からパワーをもらった。伊那ビデオクラブもさらにパワーアップして活動を続けていきたい」と話していました。 伊那ケーブルテレビジョン賞には、地域の行事や風景などを4K撮影した竹内上男さんの作品が選ばれました。 映画監督の後藤監督賞には、台風の被害でりんごが落とされ落胆する農家の気持ちを伝えた武田忠芳さんの作品が選ばれました。 今回は、ビデオクラブの会員14人から20作品の応募がありました。 平成9年から始まったコンクールは今年で20回目となり、これまでで517作品が寄せられています。 赤羽仁会長は「風景や伝統、人物など地域の記録として大事にしていきたい」と話していました。 コンクールを共催している伊那ケーブルテレビジョンの向山公人会長は「長い歴史の積み重ねの中で努力し技術の向上を図られている皆さんが放送に色どりを添えてくれています」と話していました。 入賞作品は後日、伊那ケーブルテレビで放送予定です。
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信州農林科学振興会 助成金贈呈式
若手研究者や留学生などを支援する公益財団法人信州農林科学振興会の教育研究助成金の贈呈式が1日、南箕輪村の信州大学農学部で行われました。 贈呈式では、助教2人に研究助成金が20万円ずつ、留学生2人に教育助成金42万円と36万円が贈呈されました。 信大OBでつくる信州農林科学振興会は、長野県の農林業の振興につなげようと、伊那中央ロータリークラブなどの協力を得て助成金を贈っています。 信州大学学術研究院の荻田佑助教は「さらに研究活動に力を入れ、信州の学術の発展に寄与していきたいです」と謝辞を述べました。 振興会の辻井弘忠理事長は「研究の筋道を開くきっかけになることを願っています」とあいさつしました。
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高遠さくらホテルで「高遠ダムカレー」提供開始
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは、「高遠ダムカレー」を考案し、1日から提供を始めました。 さくらホテルの窓の外に広がる高遠ダムを表現した「高遠ダムカレー」です。 ルーが水を、ご飯がダムを表しています。 ごはんの上には高遠城址公園にちなみ桜の塩漬けが添えられています。 伊那谷の名物「ソースかつ丼」にちなんだ豚のヒレカツもあります。 そばは月蔵山をイメージしていて、ガーリックバターで和えた洋風の味付けになっています。 このカレーを考案したのは、レストランの洋食料理長、益山達男さんです。 1日から始まった信州DCに合わせ、レストランから望める高遠ダムを見ながらカレーを味わってもらい、県内外の客にPRしようと考案しました。 高遠ダムカレーは税込み980円で、さくらホテルのレストランで提供されています。
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信州DC開幕 飯田線リレー号運行
JR各社や県、市町村が連携した大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」が開幕しました。 1日はJR飯田線の臨時観光列車「飯田線リレー号」が運行し、伊那市駅では地域住民が観光客を出迎えました。 飯田線リレー号は新宿発の特急「木曽あずさ号」に接続する臨時観光列車で、辰野駅から駒ヶ根駅までを運行しました。 伊那市駅では15分間停車し、 長谷中学校の生徒が太鼓の演奏で乗客を出迎えました。 いなごやざざむしなど伊那の名物が試食できるコーナーも設けられ、乗客がその味覚を味わっていました。 構内では列車の記念乗車券が販売され、鉄道ファンが列を作っていました。 信州デスティネーションキャンペーンはJR各社と県、市町村が連携した大型観光キャンペーンで、長野県で行われるのは7年ぶりです。 車内では高校生や地域住民が観光アテンダントとなり、地域の魅力をPRしました。 駒ヶ根市にある大田切橋の上では列車が1分ほど停車しました。 県によると観光目的での停車は飯田線では初だということです。 晴れていれば2つのアルプスを見ることができるビューポイントですが、1日はあいにくの天候のため山を見ることはできなかったようです。 信州DCは、9月までの3か月間で、県内各地でイベント列車を運行し長野県の観光地をPRしていくということです。 飯田線リレー号は8月26日と9月9日にも運行されます。
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伊那谷ブラス VOL.4
上伊那の音楽団体に所属する金管奏者・打楽器奏者でつくる伊那谷ブラスのコンサートが25日に駒ヶ根市文化会館で開かれました。 コンサートは今年で4回目で、伊那市・駒ヶ根市の市民吹奏楽団など5団体からおよそ40人が出演しました。 家族や友人、一般などが見守る中、迫力ある音色を会場に響かせていました。 今回演奏したのは、金管アンサンブルのために作曲・編曲された楽曲など10曲ほどです。 去年12月から月1回行ってきた合同練習の成果を披露しました。 伊那谷ブラスの北条嵩博団長は、「さらに練習を重ね、地域の人に感心されるようなステージを作りあげられるように精進していきたい」と話していました。 このコンサートの模様は7月22日からご覧のチャンネルで放送します。
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起業家から生き方考え方学ぶ
中学生が地域で会社を立ち上げた起業家から話を聞き生き方や考え方を学ぶ学習が30日伊那市の伊那中学校で行われました。 この学習は起業家の話を聞くことで中学生活や自分の将来に役立てようと行われたものです。 2、3年生の生徒およそ250人が伊那谷で起業している24人からそれぞれの思いを聞きました。 また興味を持った仕事をしている人とディスカッションする時間も設けられ生徒が質問していました。 生徒の「夢は何ですか」との問いにある起業家は「地域を活気あるものにすることです。」と答えていました。 伊那中学校では「地域で起業した人の生き方や考え方を聞くことで今後に役立ててもらいたい。」と話していました。
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5月の月間有効求人倍率1.62倍
上伊那の5月の月間有効求人倍率は前の月を0.01ポイント上回る1.62倍で5か月連続県内で最も高い倍率となっています。 新規求人数は1808人、新規求職者数は734人で5月の月間有効求人倍率は前の月を0.01ポイント上回る1.62倍でした。 また新規求人数に占める正社員の割合は34.5%で4月を2.9ポイント上回りました。 上伊那は県内12の公共職業安定所のなかで5か月連続で最も高い倍率を維持していて雇用状勢について「堅調に推移している」と前の月のコメントを据え置いています。
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箕輪町の日輪寺のアジサイ涼しげに咲く
箕輪町南小河内の日輪寺のアジサイが梅雨空の中、涼しげな花を咲かせています。 日輪寺はアジサイの名所として知られていてこの時期境内やその周辺を彩ります。 長い間住職が不在で空き家となっていたことから檀家や区の有志が建物や花を 管理していました。 去年10月に町からの紹介で日輪寺で暮らしている関野浩さんです。 自然豊かな所で生活したいと考えていた関野さんは松本市から夫婦で箕輪町に移住してきました。 檀家とも交流を深めアジサイをはじめ周辺の自然環境保護にも務めています。 30日は町内に住む写真愛好家も撮影に訪れていました。 関野さんは「引越しの前に花の剪定の仕方も学んできました。ここの自然を大切に守っていきたいです。」と話していました。
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県赤十字救護隊 福島隊長 厚生労働大臣表彰
箕輪町木下在住で、長野県赤十字救護隊の福島朝雄隊長は、先月東京で開かれた全国赤十字大会で厚生労働大臣特別表彰を受賞しました。 30日は福島さんが箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に受賞の報告をしました。 長野県赤十字救護隊は、昭和61年に災害時の救護活動や救急法の普及を目的に発足した奉仕団体です。 主に被災地で医師や看護師の支援や物資の輸送、避難所運営の手伝いを行うという事です。 箕輪消防署の署員だった福島さんは、救護隊発足時に入隊し、平成20年から現在まで隊長を務めています。 長年に渡り救護隊の隊長として尽力した事や、救命救急の指導員として活動してきた事が評価され特別表彰を受賞しました。 白鳥町長は「これからも頑張って頂き、後継者の育成につとめて下さい」と話していました。 福島さんは「区や常会などきめ細かく救命講習会を開き、町民の防災意識を高めていきたいです」と話していました。 厚生労働大臣特別表彰は全国で58人、長野県では福島さんの他に1人が受賞しています。
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創業セミナー卒業生 兼子さん菓子店開業へ
左:兼子さん 右:横山さん 伊那商工会議所が主催する、創業セミナーの卒業生の一人、兼子俊彦さんは9月に伊那市内で菓子店を開業します。 30日は、兼子さんが店を開く予定の伊那市のウエストファーム内で記者会見を開きました。 兼子さんは現在43歳で知り合いの物置を借り、伊那市美篶で委託販売を主体とした菓子工房を開いています。 料理の道に進んだのは20代半ばで、友達に厨房でのアルバイトに誘われたのがきっかけでした。 その後諏訪市のホテルや結婚式場の料理部門で働き、35歳の時にフランスで1年間料理の修行をしてきました。 平成26年度の創業セミナーを受講し、その後、菓子工房を営んできましたが、客の反応を見ることができる店をかまえたいと考えていました。 店を開くのは、パンを販売するサン・トノーレ伊那店がある場所です。 この店は来月閉店する予定で、商工会議所が橋渡しして物件を紹介しました。 サン・トノーレの横山文雄社長の好意で、冷蔵庫やオーブンを兼子さんに譲ります。 兼子さんの菓子店「ののはな」は9月に開業する予定です。
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カモシカシードル 次はブランデー
伊那市横山の鳥居沢工業団地でりんごの発泡酒・シードルを製造しているカモシカシードル醸造所は、新たに伊那市から工業団地の用地を取得し、今度はりんごのブランデーの製造を計画しています。 伊那市横山のカモシカシードル醸造所が、新たに用地を確保するため、伊那市と売買契約を結んだのは、鳥居沢工業団地の5,600平方メートルほどの土地です。 5年後をめどに、第2の工場を建設し、今度は、リンゴのワインを使ったブランデーを作る予定です。 カモシカシードル醸造所では、現在、地元のりんご農家7軒と契約しています。 始めての醸造となった去年は、10トンのリンゴを使用し、8,400本のシードルを醸造しました。 ブランデーは、ワインを蒸留するため、現在の5倍~10倍ほどのリンゴが必要になるということです。 また、ブランデーを作るために新たに取得する用地と、現在の醸造所の間には川が流れていますが、今後橋を架ける予定で、そこから、リンゴ畑にも歩いていけるようになります。 入倉さんは、今後、醸造所とリンゴ畑一帯を、ワイナリーとして人々が訪れる場所にしていきたいとしています。
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南箕輪村空き家・移住相談26件
4月から空き家対策の取り組みを行っている南箕輪村に、移住や空き家に関する相談が26件寄せられていることがわかりました。 29日は、南箕輪村役場で空き家対策等検討委員会が開かれ、報告されました。 それによりますと、4月から空き家バンクサイトを開設し、物件の情報を公開したところ、26件の問い合わせが寄せられています。 内訳は、村内が9件、上伊那が9件、県内が2件、県外が6件です。 アパートから賃貸住宅への引っ越しを検討する村内や近隣の人からの需要があるということです。 また、南箕輪村では、6月から空き家の改修・片付けなどに補助金を交付しています。 相談窓口も設置していて、空き家の解消・移住定住につなげたいとしています。
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ユネスコ無形文化遺産登録をPR JA上伊那がマーク制作
JA上伊那は、ユネスコが、共同組合を無形文化遺産に登録したことを受け、PRするためのオリジナルマークを制作しました。 JA上伊那が制作したユネスコ無形文化遺産登録をPRするオリジナルマークです。 2つのアルプスと豊かな緑、協同組合のシンボルである虹が描かれています。 ユネスコは、去年11月に、世界100か国以上にある協同組合を無形文化遺産に登録しました。 世界的には、日本の農協は評価されていますが、国内では農協組織を弱めようという動きが活発化しています。 JA上伊那は日本の農業を強めようと今回マークを制作しました。 オリジナルマークは、職員の名刺に印字するほか、広報誌や組合員への配布資料などに用いてPRをすすめていくということです。
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セブンイレブン伊那笠原店 詐欺を未然に防ぎ感謝状
特殊詐欺を未然に防いだとして、伊那市高遠町西高遠のセブンイレブン伊那笠原店に伊那警察署から感謝状が贈られました。 29日は、セブンイレブン伊那笠原店の山浦彰典オーナーと従業員の有賀龍さんが伊那署を訪れ、熊谷猛彦署長から感謝状を受け取りました。 今月14日に、店を訪れた伊那市在住の50代の男性が「インターネットを利用した際、ウイルスに感染したとの画面が出て、表示された連絡先に電話をしたところ、コンビニで電子マネーカード1万5千円分を買うように言われた」と話したため、架空請求詐欺であると確信し、警察に電話するよう促したということです。 今年2月に、市内3店舗合同で、電子マネーを使った特殊詐欺を未然に防ぐための訓練が初めて行われました。 各店舗の店長が参加し、訓練が終わったあと従業員に内容を周知するなど日頃からの取り組みが今回の詐欺防止に繋がったと山浦オーナーは話します。 今年に入って伊那署管内では、2件、9万5千円の詐欺が、コンビニで未然に防がれています。
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県庁に爆破予告メール
長野県は県庁の爆破等を予告したメールが29日届いたとして関係機関と連携し警戒を強化していると発表しました。
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高遠高校3年生を対象に企業の求人票勉強会
伊那市高遠町の高遠高校で、就職を希望する3年生を対象に、企業の求人票の見方についての勉強会が、22日に開かれました。 3年生103人のうち就職を希望する59人が勉強会に参加しました。 講師は駒ヶ根市の中央アルプス観光株式会社の人事担当者の伊東俊弘さんがつとめました。 伊東さんは、求人票の情報から会社を選ぶ際に気を付ける点などを説明しました。 最初にチェックすべきところは補足、特記事項の記入欄だという事です。自由に記入できるこの欄は人材を探している人事担当者が熱意をもって書いているのでしっかり読むようにとアドバイスしていました。 高遠高校では昨年度、就職を希望する生徒40人全員が内定をもらい、そのうち39人が上伊那地域の企業に、1人が県外の企業に就職したという事です。 高遠高校では、企業の情報を良く知り自分にあった企業に就職できるよう、引き続き指導を続けていくという事です。
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箕輪町で戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人たちの霊を慰める戦没者慰霊祭が、28日に箕輪町文化センターで行われました。 慰霊祭には、遺族や町関係者など約100人が参列しました。 戦没者慰霊祭は、箕輪町社会福祉協議会と箕輪町が毎年この時期に行っています。 町内では、明治時代の西南戦争から太平洋戦争までに出征した兵士のうち602人が命を落としたという事です。 参列した遺族らは花を手向け手を合わせて冥福を祈っていました。 箕輪町社会福祉協議会の平井克則会長は式辞で「多くの教訓を深く心に刻み平和な社会実現にむけ一歩一歩着実に前進するよう改めて心に誓います」と話しました。 箕輪町遺族会の柴宮勇一会長は謝辞で「戦後72年が経過し戦争を知らない世代がほとんどとなる中、命を捧げた英霊が安らかに眠り続けられる社会を築き、戦争の悲惨さを語り継いでいきたい」と話していました。
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鳥獣被害額1億円下回る
昨年度の上伊那全体の野生鳥獣被害額が平成19年度以降初めて1億円を下回りました。 28日、伊那合同庁舎で開かれた上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会で報告されました。 それによりますと、上伊那地域の農林業の被害額はおよそ9,200万円で前年度に比べ1,800万円、平成19年度と比べて1億2,000万円減少しています。 市町村別では伊那市が3,400万円、箕輪町が2,600万円、南箕輪村が96万円となっています。 特に被害の多かったニホンジカについては県が定めた捕獲目標頭数3141頭に対して平成28年度は暫定値で3473頭を捕獲しています。 上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会では「今年度も引き続き関係機関と連携して被害減少に取り組んでいきたい」としています。
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伊那西小学校で音楽会
伊那市の伊那西小学校の音楽会が28日開かれ、練習の成果を発表しました。 伊那西小学校では、毎年この時期に音楽会を開いていて、児童たちは5月から練習に取り組んできました。 28日は、全校児童63人が合唱や合奏を披露し、訪れた保護者たちは演奏を楽しんでいました。
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東京芸大が空き家を利活用
東京芸術大学美術学部の学生は、今年の夏から伊那市高遠町長藤の空き家を利用して作品制作に取り組む計画です。 27日に開かれた高遠第2第3保育園と地域の未来を考える会の総会で報告されました。 この取り組みは、伊那市と東京芸大美術学部の連携による地域活性化事業の一環で実施するものです。 市内の古民家を探していたところ、考える会が管理する空き家を紹介し利用することが決まりました。 活用するのは、長藤塩供にある2階建ての古民家です。 ここで、美術学部の学生が合宿を行い、作品制作や展示などをする計画です。 また、地元の子ども達とデザインに関するワークショップも企画しています。 伊那市が借り受けて、東京芸大に無償で貸し出す予定です。 考える会では、学生たちが来ることで地域の活性化にもつながると期待しています。 旧高遠町出身の伊澤修二が東京芸大の初代校長を務めた縁で伊那市と交流が続いています。 今後、夏休みに学生たちが高遠町を訪れ、地元の人たちと意見交換をして方向性や活動内容を決めるということです。
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上戸自主防災会が救命救急訓練
伊那市西箕輪上戸の自主防災会の救出救護班は、救命救急訓練を25日に行いました。 この日は、上戸公民館で訓練が行われ、救出救護班のメンバー10人が胸骨圧迫やAEDの扱い方を学びました。 訓練は人が倒れているのを見つけた場合を想定して行われました。 上戸地区を担当する防災士の中村あかねさんが指導しました。 中村さんは「倒れている人が水に濡れている、金属を身につけている、などいろいろな場面が想定できる。その時々に応じた救助をしてほしい」と話していました。 上戸区には、現在およそ300戸があり、自分たちで地域を守ろうと救出救護班や消火水防班、避難誘導班など6つの班をつくって定期的に活動しています。 救出救護班の小松義文班長は「地区のみなさんにも参加してもらい、上戸の多くの人が出来るようになればうれしい」と話していました。 上戸区では、大地震の発生を想定した避難訓練を9月に行う計画です。
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IoT技術の活用について学ぶ
あらゆる物とインターネットがつながることで新たな価値を生み出す、「IoT技術」を事業に活用するためのセミナーが27日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。 会場には、商工業者や一般など、およそ30人が集まりました。 総務省の地域おこし企業人として、民間から伊那市役所に派遣されている平井孝明さんが講師を務め、製造業や工業に導入されている最新のIoT事例を紹介しました。 平井さんは「IoTを導入すると、いつもの業務が数値化され、目に見えるようになり、それを分析することで、事業の省力化、最適化につながる」と説明していました。 平井さんは「すでに教育や農業などでIoT技術が活用されている。まずはIoTを知るところから始めてほしい」と話していました。 衣類を取り扱っているというある参加者は「必要なサイズや数が、数値化され予測できるようになれば無駄を省ける。費用の問題をクリアできれば導入したい」と話していました。
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土砂災害危険か所パトロール 災害防止へ
6月の土砂災害防止月間に合わせて、地域の危険か所を確認するパトロールが27日、伊那市内で行われました。 パトロールには、市や伊那建設事務所の職員、消防団員などおよそ30人が参加しました。 土砂災害警戒区域に指定されている、東春近下殿島や富県上新山の山など4か所を点検しました。 北新公民館から西にある斜面は、土砂災害警戒区域の急傾斜地に指定されています。 崖崩れなどが発生した場合、公民館にも被害が出る可能性があるとされています。 伊那市危機管理課では「地域の危険か所を把握してもらい、それぞれの立場での対応を検討してもらいたい」としています。