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議員が市民と意見交換
伊那市議会は、市民の話を聞いて地域課題について考えようと、21日の夜、いなっせで意見交換会を開きました。 会場には竜西地区を中心におよそ60人の市民が集まり、議員と意見を交わしました。この日は、総務文教、社会福祉、経済建設の3つの分科会に分かれて意見を交わしました。 このうち、総務文教分科会では「地域コミュニティ」について話し合い、多くの参加者から、区に加入する人が減少していることについて意見が出されました。 ある男性からは「区に入ることを含め、地区の必要性について考える必要があると思う。移住の障壁になっている部分もあると思う」という意見が出されていました。 また、ある地区の区長からは「安否確認など地域防災を考えると区に入ってもらいたいが、なかなか簡単にはいかない」という意見が出されていました。 市議会の黒河内浩議長は「直接話を聞くことで、課題について一歩踏み込んで考えていくきっかけにしていきたい」と話していました。 意見交換会は、市長に直接意見することができる市議会の存在価値を認識してもらおうと毎年開かれているもので、今年で3年目になります。
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お盆恒例 箕輪町民野球大会
お盆恒例の箕輪町民野球大会が14日、番場原運動場で開かれました。 この大会は、箕輪町が発足した昭和30年に始まり今回で63回となるお盆の恒例行事となっています。 健康増進や地域の親睦を図ろうと始まり、かつては公民館が主体となり地区対抗で行われていました。 ここ数年は、同級生などで作るチームの出場が増えてきたという事です。 今年は町内から17チーム、およそ260人が出場しました。 試合では、好プレーや珍プレーが出る中、選手たちは笑顔を見せ野球を楽しんでいました。 大会の結果、町内の友人や知人でつくる蒼天が優勝しました。
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千両千両井月さんまつり 広報車両でPR
9月2日と3日に伊那市内で開かれる「千両千両井月さんまつり」の実行委員会は、まつりを市民に広くPRしようと、22日から広報車両を市内で走らせています。 軽トラックの荷台部分にまつりのポスターなどを貼り、井月さんの歌を流しながら市内を走って宣伝しています。 実行委員会がまつりをPRしようと製作しました。 今年で5回目となる千両千両井月さんまつりは、漂泊の俳人井上井月が生きた時代に焦点をあて「井月さんと高遠藩の幕末維新」をテーマにシンポジウムが開かれます。 9月2日はシンポジウムのほか、高遠城の再現図を作成した池上典さんの解説、特別企画として古田人形芝居保存会による公演が企画されています。 3日は信州伊那井月俳句大会が予定されています
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日本共産党伊那市議団が用地取得に対し申し入れ 伊那市から回答
日本共産党伊那市議団は、伊那市が美篶の土地1万平方メートル余りを新たに産業用地として取得する方針を示していることについて疑問があるとして伊那市に説明を申し入れていましたが、22日に伊那市側から回答がありました。 伊那市は、六道原工業団地に隣接する美篶の土地1万平方メートル余りを、産業用地として取得するため地権者と交渉に入りたいとの考えを6月に示しています。 共産党伊那市議団では、伊那市には5万平方メートル以上の産業用地は保有しないとの方針があり、今回の事案はそれに逸脱するのではないかとして、伊那市に対し説明を求めていました。 22日に伊那市から共産党に対し回答が出されました。 それによりますと、「現在売却可能な土地は6万4千平方メートルほどだが、そのうちの一区画は業種を限定しているため、臨機応変に対応できるのは3万8千平方メートル程度である。産業用地の準備には一定期間が必要なことを考え取得することにした」としています。 共産党伊那市議団では、「納得できないのでその場で再度質問を申し入れた。今後もさらにこの問題を追及したい」としています。
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食生活改善推進員養成講座 旬の野菜を使って減塩料理
地域の健康づくりをすすめる食生活改善推進員の養成講座が22日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、旬の野菜を使った減塩料理を作りました。 講座には、上伊那の50代から70代の男女16人が参加していて、この日は管理栄養士を目指す大学生も実習の一環で参加しました。 食生活改善推進員は、地域での食育推進を図り、健康づくりの担い手として活躍する人です。 今回の調理のポイントは「減塩」で、野菜本来の味や香りを活かしたり、食材を大きく切って歯ごたえや食べ応えを出し減塩の効果を高めました。 また、旬の野菜をたっぷり摂ることで、塩分を排出するカリウムを多く摂ることができるということです。 およそ1時間で3品を作りました。 講座は9月5日にも開かれる予定です。
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農業の担い手・新規就農者対象合同セミナー
地域農業の中心的な担い手や新規就農者などを対象にした合同セミナーが22日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 セミナーにはおよそ180人が出席しました。 この日は、実践報告としてアスパラガスを中心に栽培している宮田村の森田一雄さんが話しました。 森田さんは、平成20年にJA上伊那のインターン研修に参加し、平成21年に就農しました。 現在は、上伊那でも最大規模となる42アールのハウスでアスパラガスを栽培しています。 森田さんは「病害虫の発生状況を把握し、適切な時期に薬剤を使うことで無駄のない防除を行うことができ、製造原価率を下げることに繋がった」と話しました。 セミナーでは、JA上伊那から米の販売戦略について説明がありました。 JA上伊那によりますと、上伊那の米はコンビニエンスストアや外食産業などから需要があるということで、今後は品質を保ちつつ更にシェアの拡大を図りたいとしています。
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箕輪町で長寿者訪問
今年88歳以上の節目を迎える高齢者を訪問し長寿を祝う箕輪町の長寿者訪問が21日から始まりました。 21日は、白鳥政徳町長が箕輪町沢の戸田矩子さん宅を訪れ祝いの品を手渡しました。 戸田さんは、昭和4年9月生まれの87歳で夫の清男(きよお)さんと二人暮らしです。 戸田さんは、読書や手芸を趣味としていて、自宅で採れた野菜を使ってバランスの取れた食事をするよう心がけているということです。 箕輪町では今年88歳以上となる高齢者は20日現在789人いて、去年より45人多いということです。 最高齢者は、男性が98歳、女性が108歳です。 長寿者訪問は25日まで行われます。
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第45回伊那混声合唱団演奏会
上伊那の合唱愛好者でつくる伊那混声合唱団の第45回演奏会が、伊那市の伊那文化会館で、11日に開かれました。 演奏会は4部構成で、合唱曲やポピュラー音楽などを披露しました。 最後の第4ステージでは、去年7月から伊那混声合唱団の音楽監督を務めている伊東恵司さんが指揮をつとめました。 京都府在住の伊東さんは作詞家でもあり、関西を中心に合唱団の指導を行っています。 団員の一人が学生時代に一緒に合唱をしていた事などが縁で音楽監督を務める事になりました。 伊那混声合唱団は昭和33年に伊那市民合唱団として発足し、現在は10代から70代まので34人が所属しています。 高さの違う音が重なりあうハーモニーを大切にしているということで、会場を訪れた約480人が演奏に聞き入っていました。
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信州高遠のご当地ブランド「百職屋」立ちあげ
伊那市高遠町藤沢を中心に杖突街道沿いの農家や職人でつくる「百職会(ひゃくしょくかい)」は信州高遠のご当地ブランド「百職屋(ひゃくしょくや)」を立ちあげました。 11日、12日の2日間、高遠町藤沢にある農家レストランこかげで開いた「百姓と職人市」で地域ブランド「百職屋」をお披露目するブースが設けられました。 杖突街道沿いの農家や職人でつくる百職会のメンバーが製作した日用品や農産物加工品などを「百職屋」のブランド名で売り出していく計画です。 商品にはブランド名が書かれた共通のタグを付けます。 これまで会員が個々で販売していた商品を集約する事で、全国にご当地ブランドとして発信していく狙いです。 百職屋の商品は地域のイベント会場などで今年中に販売を開始するという事です。 「百姓と職人市」では22のブースが設けられ、訪れた人たちが好みの品を買い求めていました。
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上伊那の小中学校で2学期スタート
上伊那地域の小中学校で21日、始業式が行われ、日焼けした子ども達が元気に登校していました。 伊那市の富県小学校2年ひかり組では、26人全員が登校し、夏休み中に出されていた自由研究を発表していました。 お菓子作りに挑戦したことや、蟻の観察、旅行に行ったことなどをまとめていました。 体育館で行われた始業式では、3人の児童が2学期にがんばりたいことを発表しました。 1年生の小牧利駆君は、「漢字をがんばりたい」3年生の須藤悠希さんは「運動会に向けて練習をがんばりたい」6年生の竹松大空君は「最初で最後の修学旅行を楽しみたい」と、それぞれ発表していました。 青木裕美恵校長は、「学習や生活のあらゆる場面で学校の重点目標である【伝え合い】を実践してほしい」と話していました。 なお、始業式のピークはあさって23日となっています。
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新ごみ中間処理施設 名称募集
上伊那広域連合は、平成31年稼働開始に向け建設を進めている新ごみ中間処理施設の名称を募集します。 応募資格は、上伊那8市町村に住む人で、1人3点まで可能です。 募集期間は9月1日金曜日から10月20日金曜日までで、結果は来年2月に発表されます。 今月下旬に配られる広報かみいな特別編の用紙に記入し、メール、FAX、郵送、または直接提出することができます。 建物は地下1階地上5階の鉄筋コンクリート造りで、平成31年3月の稼働を予定しています。
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信州大学見本市 伊那市で初開催
信州大学の研究の成果を披露する「信州大学見本市」が、21日、初めて伊那市で開かれました。 市役所で開かれた見本市には、信州大学の8学部が90のブースを出展し、研究内容について説明したパネルや試作品などを展示しました。 こちらは、リハビリ訓練や在宅での生活支援を目的に産学官が連携して開発している「装着型ロボット」です。 こちらは、農学部の動物資源生命科学コースが世界で初めて開発した「DNAを口から摂取する方法」をまとめたパネルです。 この研究により糖尿病やアトピーの予防治療に役立つ可能性があるということです。 信大見本市は、研究の発表を通して企業とのマッチングや学内の繋がりをつくることを目的に年1回開かれています。 4回目の今年は、初めて伊那市で開かれました。 信州大学では、「研究が地域や企業の役に立てばうれしい」と話していました。
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二七の会 フナを収穫
伊那市御園の住民有志でつくる二七(ふな)の会は、19日、休耕田で育てたフナを収穫をしました。 19日は会員14人が参加し、およそ20平方メートルの休耕田でフナを収穫しました。 休耕田からは水が抜かれ、会員がフナをバケツに入れていました。 二七の会は、子どものころ魚を捕まえて食べたことを懐かしみ、毎年自分たちで育てて味わっています。 今年は5月に130匹を放流し、 去年より5キロ多い32キロが収穫できたということです。 フナは20日甘露煮にして味わったということです。
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お盆成人式 伊那地区705人が節目祝う
お盆の帰省にあわせ、伊那地域で成人式が行われ、新成人が二十歳の節目を祝いました。 伊那市の高遠町、長谷地区を除く旧伊那地区では、14日と15日に8会場で式が行われました。 春近郷ふれあい館で行われた東春近地区の成人式には、新成人89人のうち63人が出席しました。 式では、二十歳を迎えた自分にあてた手紙や思い出の品がつめられたタイムカプセルが10年ぶりに開けられました。 新成人らは、手紙などを手にとり懐かしんでいました。 式で新成人代表の湯澤佑さんが決意表明しました。 旧伊那地区で新たに成人となったのは、平成8年4月2日から平成9年4月1日までに生まれた、男性337人、女性368人の合わせて705人となっています。
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年金受給者協会 伊那市に17万円寄付
上伊那年金受給者協会伊那支部は、福祉や介護に役立ててもらおうと伊那市に17万円を寄付しました。 18日は伊那支部の筒井弘支部長ら4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金17万円を手渡しました。 会員の中から、伊那支部として地元に貢献したいとの声があがり、初めて伊那市に寄付する事にしました。 寄付した17万円は、支部の事業費と会員150人から集めたものです。 筒井支部長は「みんなが喜んでもらえるよう、有意義な使い方をしてほしいです」と話していました。
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夏休みの終わりに 水泳大会で練習の成果発揮
上伊那選手権水泳大会が20日に伊那市の東部中学校プールで開かれ、子ども達が夏休みの終わりに練習の成果を発揮しました。 大会には、上伊那地域の保育園児から大人は60代まで、およそ160人が出場しました。 夏の間、学校やスイミングクラブで練習した成果を発揮する場として、上伊那水泳協会が平成3年に始めたもので、今年で27回目になります。 50・100・200mで競技が行われ、大会への出場経験がある選手達は、普段出場したことのない種目に挑戦していました。 西箕輪小学校2年の中道きま里さんは、今回初めて大会に出場しました。 出場した50メートル自由形では、無事に最後まで泳ぎ切っていました。 中道さんは「50メートルプールは長かったけど、頑張って泳げた」と話していました。 上伊那水泳協会では「大会の成績がこの夏どれぐらい成長したかの証になる。この結果を糧に世界に羽ばたく選手が育ってほしい」と話しています。
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第5回商工フェア
上伊那民主商工会の第5回商工フェアが20日伊那市のいなっせ北側広場で開かれました。 会場には、数々の飲食の屋台や体験コーナーが設けられ、訪れた人たちが楽しみました。 赤土をコテで壁に塗るぬりかべ体験コーナーでは、子どもたちがコツを教わりながら職人技に挑戦していました。 商工フェアは、それぞれの商売をアピールする場として開かれていて、今年で5回目となります。 実行委員会では、「多彩な職業や青年部の活動に触れてもらうきっかけにしていきたい。」と話しています。
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伊那文こどもまつり
夏休み最後の日曜日となった20日、伊那市の伊那文化会館で伊那文こどもまつりが開かれ、多くの家族連れで賑わいました。 1階の美術展示ホールでは、現在開かれている遺跡発掘展にあわせて「縄文人になろう」と題したイベントが行われていました。 子どもたちは、本物の縄文・弥生式土器を持ち比べたり、黒曜石に触れていました。 縄文時代をイメージした衣装を着て写真を撮ることもでき、家族一緒にポーズをとっていました。 小ホールでは、「どこでも水族館」と題したイベントが行われました。 子どもたちが描いた魚の絵がデジタル技術でスクリーンに投影されるというもので、スキャンした自分の絵が現れると歓声が上がっていました。 伊那文こどもまつりは、気軽に伊那文化会館に訪れてもらう機会にしようと毎年開かれています。 大ホールでは、子ども向けのミュージカルもあり、20日は、3,000人を超す家族連れで賑わいました。
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伊澤修二没後100年を記念して講演会とミニコンサート
伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二が大正6年に亡くなって今年で100年となります。19日は記念の講演会とミニコンサートが伊那市のいなっせで開かれました。 没後100年の今年、伊澤修二の功績を改めて称えようと伊那市教育委員会が開いたものです。 記念講演では東京芸術大学音楽学部教授の佐野靖さんが「伊澤修二の描いた音楽教育のビジョン」と題して話しました。 佐野さんは、修二の将来を見据えた想像力のたくましさと、ビジョンを実現するための熱心な調査、研究により今の音楽教育の道筋が立てられたと話しました。 ミニコンサートでは、芸大生が歌を披露しました。
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フェンシング銀メダリスト太田雄貴さんが指導
北京・ロンドンオリンピック男子フェンシングの銀メダリスト 太田雄貴さんを講師に招いた教室が19日箕輪町文化センターで開かれました。 午前中は初心者を対象に行われ、上伊那を中心に遠くは東京から園児と小学生25人が参加しました。 太田さんは、北京オリンピックで個人銀メダル、ロンドンオリンピックでは団体銀メダルを獲得し、現在は日本フェンシング協会の会長を務めています。 教室では、「マルシェ」は進む、「ファンデブ」は突くなど、基本的な構えを太田さんが指導しました。 子どもたちは剣を持ち、実際にまっすぐに突く体験をしていました。 箕輪町は「フェンシングの町みのわ」として毎年全国大会を開いていて、この教室は全国カデ・エペフェンシング選手権大会の第10回を記念して行われました。 箕輪町出身の西藤俊哉選手が先月の世界選手権で銀メダルを獲得していて、東京オリンピックへの出場が期待されています。 教室は10月29日にも行われる予定で、初心者向けの講座はまだ空きがあるということです。
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JR飯田線80周年記念列車 運行
JR辰野駅から豊橋駅までを結ぶ飯田線の全線開通80周年を祝う記念列車が19日伊那市駅から飯田駅まで運行されました。 鉄道ファンなどがのりこみ143席が満席となった記念列車は伊那市駅を出発し、飯田駅まで向かいました。 JR飯田線は辰野駅から豊橋駅までの195キロで、1937年に全線が開通し、今年で80周年となることを記念してJR東海が運行させました。 伊那市駅では出発セレモニーが行われ、テープカットをして運行を祝いました。 JR東海の宮川信太郎営業担当部長は「地元の足、観光路線としての2つの役目を担う飯田線を盛り上げていきたい」、白鳥孝伊那市長は、「飯田線に乗ってもらいその魅力を多くの人に味わってほしい」とあいさつしました。 記念列車は20日の午後1時26分から運行しますが、すでに満席だということです。 20日午前10時からは伊那市駅で、記念の「秘境駅入場券」が300セット販売されます。
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箕輪町でお盆成人式
箕輪町の成人式は町文化センターで行われ、185人が出席しました。 みのわ太鼓による祝い太鼓が打ち鳴らされ、新成人の門出を祝いました。 新成人を代表して川上弦さんと上田果歩さんが決意表明をしました。 会場には、写真をSNSに掲載し町をPRしてもらおうと、撮影用のスペースが設けられました。 箕輪町で新たに成人となったのは、男性135人、女性132人の合わせて267人となっています。 なお、エリア内の伊那市高遠町と長谷地区、南箕輪村の成人式は、正月に行われます。
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保育園に羊放牧で園児笑顔
保育園の園児と触れ合い園庭に生えた草を食べてもらおうと17日、伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園に羊が放牧されました。 羊は高遠町の住民有志でつくる高遠町山村活性化協議会が藤沢の耕作放棄地で放牧しているものです。 協議会では信州大学農学部と連携して羊を使った荒廃農地の再生に取り組んでいます。 園庭での放牧は園児が動物に触れる機会にしてもらおうと地域住民や保護者でつくる高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会が協議会に依頼したものです。 草が生えている約300平方メートルに柵が張られ3頭の羊が放されました。 羊は1か月ほどここで過ごす予定で高遠第2・第3保育園では「羊の絵を描いたり、水やりなどの世話をして触れ合いを楽しみたい」と話していました。
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迎え盆の伝統行事 まんど振り
迎え盆の伝統行事「まんど振り」が、13日に上伊那各地で行われました。 このうち、南箕輪村大泉では、およそ100人が参加してまんど振りを行いました。 PTAが中心となって、地区住民の協力のもと200本のまんどが用意され、子ども達が火のついたまんどを勢いよく回していました。 まんど振りは、上伊那地域で行われている伝統行事で、火をつけた麦わらを回して祖先の霊を迎えるものです。 大泉では伝統を継承していこうと大麦を育てているほか、子ども達に回し方の指導をしています。 まんど振りの最後には、通常の4倍ほどの大きさの「太鼓まんど」に火をつけ、大人たちがまわしていました。 南箕輪小地区子ども会の清水光也会長は「迫力があって子ども達には良い経験になる。伝統として今後も続けていきたい」と話していました。
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くくりワナ捕獲状況自動送信へ 検討会初会合
ニホンジカやイノシシのくくりワナによる捕獲状況を無線通信を使い自動で知らせる「くくりワナセンサー検討会」の初会合が18日伊那市役所で開かれました。 伊那市西春近のくくりワナが設置されている場所です。 会合を前に検討会のメンバーがワナの設置環境を確認しました。 ワナは、猟友会が中心となり設置していて、有害鳥獣がかかっているか、毎日見回りをしています。 しかし、猟友会員の減少や高齢化など、この見回りが大きな負担となっています。 見回りの負担を減らそうと無線通信を使い、スマートフォンに自動で知らせるシステムの検討会が伊那市役所で開かれました。 システムのアイディアは、6月に伊那市内で開かれた、無線通信の活用アイデアを発表するコンテストで提案され、伊那市では実用化に向け開発支援を行う事にしました。 市では今年度、試作品による実証実験を行い、来年度の実用化をめざします。
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条件見直しでも継続要望
伊那市の通り町とみはらしの湯を結ぶ無料送迎バスの今後の運行について考える懇談会が18日タウンステーション伊那まちで開かれ利用者が条件を見直しても継続してもらいたいと要望しました。 無料送迎バスは平成25年に市内唯一の銭湯が廃業したことを受け利用者からの要望で週3日の運行が始まりました。 1台あたりの平均は14人で年間延べ4,300人が利用しています。 また利用者はみはらしの湯の入湯料500円に対し50円の割引券が発行されていて運行にかかる年間の経費は約180万円となっています。 懇談会にはバス利用者でつくる「いい湯だな会」とバスを運行している伊那市観光株式会社の浦野芳一総支配人ら16人が出席しました。 浦野総支配人は「利用者の減少により継続は厳しい。」と話したのに対し、いい湯だな会は「料金負担やその他の条件を見直しても継続してもらいたい。」と要望しました。 伊那市観光株式会社は、バス運行はお風呂難民救済の特別な措置で検討する余地はあるとしたうえで8月中には判断したいとしています。
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伊那市の中心商店街で2年ぶりに盆踊り
伊那市の街部で途絶えかけている盆踊りを復活させようと、15日、歩行者天国に合わせて盆踊りイベントが行われました。 イベントでは、伊那節保存会による生唄に合わせて、浴衣姿の参加者が伊那節や伊那の盆唄を踊りました。 市内の街部ではこれまで、荒井区、山寺区、中央区で盆踊りが行われていましたが、中央区が去年中断を決め実施する地区がなくなっていました。 伝統芸能を継承しようと、通り町1丁目商店会、田楽座、伊那節保存会、アスタルプロジェクトでつくる実行委員会が、中心市街地の歩行者天国に合わせてイベントを企画しました。 市街地では、2年ぶりの開催です。 生憎の雨模様にも関わらず、飛び入りの参加者も加わるなど、夏の夜のひと時を楽しんでいました。 実行委員会では、来年以降も実施していく計画です。
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南小河内おさんやり 無病息災願う
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている南小河内の伝統行事「おさんやり」が16日に行われ、地区住民が無病息災を願いました。 南小河内の伝統行事おさんやりは、区内を流れる大堰と呼ばれる用水路が天竜川と逆に流れていることが疫病の原因と考えられ、その厄を払おうと200年程前から始まったとされています。 この日は、13日に区民およそ50人で造ったお舟の巡航が行われました。 白服に身を包んだ男性たちが、「よいしょよいしょ」の掛け声に合わせて区内を練り歩きました。 お舟の本体はカラマツとナラで造られていて、長さはおよそ10メートル、重さはおよそ600キロあります。 途中4つの辻では、「ヨイソレ」と呼ばれる踊りを披露しました。 大人がひくお舟の前では、小学生がミニお舟をひいていました。 2時間ほどかけて区内の巡航が終わりました。 夜になると、お舟壊しが行われました。 お堂の前にナラの木を立てて、その周りをお舟が3周します。 その後、左右に大きく揺らしながら壊していきます。 今年は5回で壊すことができました。 壊したお舟の木片は、厄除けのお守りとして区民が持ち帰り、家の玄関に飾ったということです。
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田畑の盆正月 「盆休みをもう1日」
区の役員宅にバリケードを張って盆休みの延長を要求する南箕輪村田畑の伝統行事「盆正月」が16日に行われました。 夜9時30分、区のPTAでつくる田畑区の伝統行事を守る会のメンバーが公民館に集まり、正月飾りの準備をしていました。 田畑の盆正月は、区の役員宅にバリケードを張り、盆休みの延長を要求する伝統行事です。 その後、近くの畑に行き、ひまわりを刈り取りました。 この日は、畑から何をとっても怒られない無礼講の日となっています。 子どもたちは背丈の高いひまわりを見つけて刈り取っていました。 再び公民館に戻り、いよいよバリケード張りに出発です。 夜11時30分、区長の小林耕一さん宅に到着しました。 庭にあったビールケースや物干し竿、脚立などを次々と持ち出しては玄関を封鎖していきます。 採れたての野菜も並べていきます。 真夜中に行うため、物音を立てないように手際よくバリケードを張っていました。 最後に石灰で「お正月」と書いて完成です。
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伊那弥生ヶ丘高校卒業30周年で記念同窓会
1988年に伊那弥生ヶ丘高校を卒業した同窓生でつくる「弥生88会」は、卒業30周年記念の同窓会を、11日に伊那市内で開きました。 A組からG組の7クラス310人のうち90人が同窓会に参加しました。 1988年に卒業し、今年で30年目になる事から、去年9月に同窓会の実行委員会を立ち上げ準備を進めてきました。 伊那弥生ヶ丘高校の卒業生は60歳の還暦の時に同窓会を開いていますが、30周年の記念同窓会を開いた学年は、今回が初めてだということです。 会場には、5人の恩師も駆けつけ近況を報告していました。 卒業生は今年度で48歳になります。 平澤賢司実行委員長は「家庭や職場でやりがいや生きがいを感じると共に、悩みや苦難も多い年齢です。同窓生が心をひとつにし今後の人生を語る機会になる事を願います」と挨拶しました。 会場では、高校時代の写真が、当時のヒット曲と共に上映されました。 参加者は写真を眺めながら思い出話に花を咲かせていました。