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フォレストがサービスで地方創生大臣賞
優れたサービスをつくり届ける仕組みを表彰する第1回日本サービス大賞の地方創生大臣賞に、伊那市に本社を置く建設業・フォレストコーポレーションが選ばれました。 第1回日本サービス大賞はサービス産業生産性協議会が主催し、今年初めて行われたもので、全国の優れたサービス表彰します。 フォレストコーポレーションは、全国で8件が選ばれる地方創生大臣賞を受賞しました。 フォレストコーポレーションは、家づくりにおいて、「施主自らが木を選び伐採するところからアフターケアまでサービス全体を通して家族の物語と感動を創出している」と評価されました。 なお、853件の応募から、最高賞となる内閣総理大臣賞には、クルーズトレイン「ななつ星㏌九州」が選ばれたほか、全31件が受賞しています。
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ふるさと納税寄付額 伊那市全国で8位
伊那市のふるさと納税の昨年度の寄付額は、25億8300万円で全国の自治体でトップ8位に入ったことが分かりました。 総務省が、14日発表したふるさと納税に関する現況調査の結果によると、伊那市は、件数にして3万400件、額にして全国の自治体で8位となる、25億8300万円をうけいれました。 伊那市では、返礼品として農産物や特産品、市内企業の商品など特典を充実させています。 総務省の結果を受けて、伊那市では、「海産物やブランド牛など、農水産物に恵まれた自治体が上位に入る中、8位の結果は健闘したといえる。多種多様な魅力ある特典をそろえたことや、PRに力を入れ、申請しやすい環境を作ったことが成果につながったのではないか」としています。 なお、昨年度の全国のふるさと納税の受け入れ額の総額は1653億円で、前の年度と比べ4.3倍に増加しています。
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伊那バス 信大が開発した夏秋いちご「恋姫」 栽培
伊那市の伊那バス株式会社は、信大農学部が開発した夏秋いちご「恋姫」の栽培に取り組んでいます。 7月には、このいちごを使ったイベントが伊那市のみはらしファームで開かれます。 伊那市西箕輪の伊那バスが管理するビニールハウスです。 およそ300平方メートルのハウスが7棟あり、1万700株の苗が植えられています。 伊那バスでは、去年アグリ事業部を立ち上げ、今年から恋姫の栽培に取り組んでいます。 いちごは、一般的に冬から春が旬ですが、恋姫は夏場の需要に応えようと信州大学農学部が平成21年に開発した品種です。 他の夏秋いちごと比べ糖度が高く生食にも向いているということです。 収穫のピークは、7月から8月を予定していて、主に関東方面に出荷され、東京の老舗フルーツ専門店「新宿高野」でも販売されることになっています。 7月17日には、このいちごを使ったイベントが伊那市のみはらしファームで開かれます。 イベントでは、タカノフルーツパーラーのメニュー開発総責任者森山登美男さんが講師を務め、恋姫と伊那市産のブルーベリーを使ったパフェの試食会などが開かれることになっています。
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MBC 東日本軟式野球大会に出場
17日から福井県で開かれる第38回東日本軟式野球大会に出場する箕輪町の軟式野球チーム、MBCは、7日役場で大会の出場報告をしました。 この日は、MBCの上田清監督と、川上啓次郎副キャプテンが役場を訪れ、白鳥一利副町長に出場の報告をしました。 MBCは、箕輪町を拠点に活動する軟式野球チームです。 箕輪町や伊那市などに住む19歳から41歳までの選手21人が所属しています。 去年10月に行われた県大会で優勝し、13年ぶりに東日本大会出場を決めました。 上田監督は「若い選手に期待して、まずは1勝したいです」と話しました。 白鳥副町長は「第一試合に勝てばチームに勢いがつくと思います。頑張ってください」と激励しました。 MBCが出場する第38回東日本軟式野球大会は、17日から福井県で開かれます。
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手づくりの「第九」演奏会
伊那市を中心に地元の音楽愛好家が出演する手づくりの「第九」演奏会12日日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 演奏会には伊那フィルハーモニー交響楽団、一般公募した第九合唱団、プロのソリスト4人が出演し、総勢250人でベートーヴェン作曲の交響曲第九番を演奏しました。 手づくりの演奏会は、1988年に伊那文化会館の落成記念をきっかけにスタートし、これまでに12回開かれてきました。 今回は伊那市合併10周年を記念し開かれたもので、音楽文化が地域に定着しその役割を果たしたとして今回で最後となります。 北沢理光実行委員長は、「この30年で地域にも音楽文化が根付いてきた。特に市民でオーケストラができるようになったのはとても意義のある取り組みだったと思う」と話していました。 この演奏会の模様は、7月にご覧のチャンネルで放送します。
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耕作放棄地 羊におまかせ
羊を活用した耕作放棄地対策が伊那市高遠町藤澤で行われます。 12日は、羊を放す予定の場所の草刈りや牧柵の設置が行われました。 高遠町藤澤水上の藤澤川の右岸約3,000平方メートルのこの荒廃地に羊が放される計画です。 羊に草を食べてもらい農地管理の省力化につなげようという狙いです。 12日は、事業を進める高遠町山村活性化協議会のメンバーら地元を中心に40人が参加し、放牧にじゃまになるススキを刈ったり、羊が逃げないようにする牧柵を設置しました。 ここは、もともと水田でしたが、鹿や猪の被害や担い手不足により耕作放棄地となっています。 羊を放すことで、景観の向上も期待でき、「メリーベリーファーム」として整備する計画です。 羊の放牧は、信州大学農学部の協力を得て、6月中に始まる計画です。
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南箕輪村が熊本地震被災地へ職員派遣
南箕輪村は全国町村会からの依頼を受けて、来月15日から熊本地震の被災地に職員2人を派遣します。 これは、13日に村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 派遣先は熊本県の上益城郡嘉島町です。 派遣されるのは、固定資産評価経験者2人で、現地で家屋被害の認定調査を行うということです。 派遣期間は来月15日から29日の予定です。 派遣費用見込額は80万円で、現在開かれている村議会の最終日に補正予算として提出されます。 なお、この費用は国の特別交付税で全額交付される予定だということです。
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にこりこ周辺 道の駅への登録を検討
箕輪町は、大出の農産物直売所にこりこ周辺について「道の駅」への登録を検討していることを13日に明らかにしました。 これは、13日に開かれた箕輪町議会6月定例会の一般質問で、議員の質問に白鳥政徳町長が答えたものです。 町では、道の駅化にむけて庁内の7つの課でつくるプロジェクトチームを今年2月に立ち上げ検討を進めています。 白鳥町長は、「施設そのものは登録のための要件を満たしているが、将来的に使っていくには一定のものを揃えなければならない。補助金の活用を含め検討している」と話していました。 道の駅は、休憩、情報発信、地域の連携の3つの機能を持った施設で、平成5年に登録制度が始まり現在全国に1,093か所あります。(5月10日現在) 上伊那では、伊那市長谷と飯島町の2か所にある他、南箕輪村が大芝高原を道の駅として整備していく考えを6月議会で示しています。
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若者が中心となり街頭集会
選挙権の18歳への引き下げを受け、11日伊那市のいなっせで、若者が中心となった街頭集会が開かれました。 若者たちに政治に関心を持ってもらうきっかけにしようと、市民有志でつくる信じられる未来プロジェクトが開きました。 いなっせ北側広場には、高校生を含む若者世代を中心に40人ほどが集まり、政治に対する思いや不満、反戦や脱原発を訴えました。 大学生有志による団体、シールズの中心メンバーで筑波大学4年の本間信和さんも加わり「自分で考え行動しよう」と訴えました。 参加者は、反戦や脱原発のプラカードをかかげアピールしていました。 プロジェクト代表の山本真吾さんは、「さまざまな意見があってしかるべきなので、まずは国や政治に対し自分たちで考えられるようにしたい」と話しています。
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東山山麓歴史の道三日町を散策
箕輪町の東山山麓歴史の道を散策するイベント「深緑の東山山麓ふれあい歩き」が12日に箕輪町の三日町で行われました。 この日はおよそ40人が参加し三日町を散策しました。 コースの一つ御射山三社御旅所では、神社の歴史や、毎年9月に行われる例祭について説明を受けていました。 東山山麓歴史の道は、箕輪町の北小河内から福与までの寺や神社、史跡などを巡るもので、平成19年から5年かけ、箕輪町竜東の5つの区で整備が行なわれました。 去年は新日本歩く道紀行100選にも選ばれました。
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向山県議会議長 就任祝賀会
3月15日付で長野県議会議長に就任した伊那市区選出で5期目の向山公人さんの就任祝賀会が12日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 祝賀会には阿部守一知事や市町村長、各種団体の代表など270人が出席し、向山さんの第90代議長就任を祝いました。 発起人代表の白鳥孝伊那市長は、「伊那谷の大きな転換期に就任された。上伊那全体の発展に尽力していただきたい」とあいさつしました。 阿部知事は、県議との昔のエピソードを披露しつつ、車の両輪として県政発展を誓い、「今年度は大きなイベントが目白押しなので、ともに長野のおもてなしをしていきたい」と祝辞をのべました。 孫3人から花束の贈呈を受けた向山さんは、表情をほころばせ議長就任の抱負を述べました。 向山さんは、「県民が安心して生活できる真の地方創生に実現を目標に取り組んでいきたい。信条としている普段着のままの政治姿勢を原点に今後も精一杯努力していきたい」と謝辞をのべました。
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諏訪形御柱祭「斧入れ」
七年に一度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭で四本の御柱を伐採する斧入れ式が12日、区内の山林で行われました。 午前7時半、最も太い一の柱の斧入れ式が貝付沢で行われました。 柱の近くには祭壇が設けられ、祭りの安全を祈願する神事が行われました。 塩や酒で清めを行い、斧入れ班の浦野明由班長が、柱に切りこみを入れました。 その後、木遣りが行われ一の柱の伐採が始まりました。 柱が倒れると、参加した氏子らは、写真を撮ったり、年輪を数えたりしていました。 その後、2から4の柱の伐採が行われ、午後1時半過ぎにすべての柱が倒されました。 四本の御柱は、山に寝かされ、9月の山出しの時を待ちます。
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第7回民謡交流発表会
第7回民謡交流発表会が11日南箕輪村の南殿コミュニティセンターで開かれました。 発表会には、県内を中心に東京や埼玉から11団体約100人が参加し41曲を披露しました。 発表したのは、地元に伝わる民謡のほか、東北地方の三味線や歌などです。 民謡交流発表会は、日頃の練習の成果を披露し交流を深めようと、南箕輪村を拠点に活動している伊那谷民謡会が2年に1度開いています。 伊那谷民謡会の荒和男会長は、「いろんな団体の歌を聴くことで、お互い技術を磨き、切磋琢磨していきたいです」と話していました。
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写真展 なんじゃもんじゃ
見た人が「これはなんじゃ?」と不思議に思う写真が並ぶ第14回写真展なんじゃもんじゃが、伊那市の伊那図書館で始まりました。 会場には、伊那市境のカメラ店カメラのキタハラに通う小学生から90代までの作品およそ60点が展示されています。 作品展の名前は、ヒトツバタゴ 別名なんじゃもんじゃの木からつけられています。 腕前を競うのでなはく、観た人が不思議に思うような写真を展示しています。 今回は「じまんのペット」というコーナーがあり、ペットを題材にした作品およそ30点が並びます。 中には、被り物をした猫の写真、猫耳をつけた人形の写真など、ユニークなものもあります。 第15回写真展なんじゃもんじゃは19日(日)まで、伊那図書館で開かれています。
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KEESに製品広がり スマホスタンド・積み木完成
伊那谷のアカマツの間伐材を使った組み立て式の木製キットをつくっている伊那市のキーズプロジェクトでは、新たに木製のスマホスタンドや積み木を製作しました。 今年4月に完成したキーズのスマートフォンスタンドは、溝にスマートフォンを入れ、立てかけることができます。 スピーカーの位置に穴が開いていて、音が聞こえるようになっています。 木のおもちゃ「キーズミニ」は、穴が開いたブロックと棒を組み合わせて、積み木のように遊べます。 キーズは伊那谷のアカマツの間伐材を使った木製キットで、これまで鉢カバーなどが作れる大きなものが販売されていました。 キーズプロジェクトでは、より日常に近いところで使ってもらおうと、4月から新たな製品づくりに力を入れています。 キーズプロジェクトでは伊那市荒井のワイルドツリーで14日(火)と18日(土)にスマホスタンドづくりのワークショップを開く予定で、料金は2000円となっています。
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松くい虫対策 手良にヒノキ200本植樹
伊那市手良沢岡下手良の住民でつくる下手良共有財産管理組合は、松くい虫対策で木の種類の転換を図るため、ヒノキの苗木200本を今日植樹しました。 松くい虫被害にさらされるアカマツからの転換を図るものです。 11日は、組合の役員と区内の児童とその保護者35人が、組合が所有する市道野底手良線沿いの土地にヒノキの苗木200本を植えました。 2メートル間隔で穴を掘り、そこに高さ50センチほどの苗木を植えていきました。 この場所はアカマツの松くい虫被害が深刻で、たびたび松枯れによる倒木が発生していました。 組合では樹種の転換を図ろうと、去年から県や市の補助金を使ってアカマツの伐採・破砕処理を進めてきました。 ここ一帯の16ヘクタールの土地に、合わせて3000本のヒノキを植える計画で、5日には植樹祭に合わせ組合員が800本を植えました。 11日は、山の働きや木の大切さを知ってもらおうと、児童と一緒に植樹しました。 植樹が終わると、児童の名前と日付が書かれた記念の札を苗木の前に立てていきました。 来週には、上伊那森林組合に委託してさらに2000本のヒノキを植える予定です。
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伊那中央病院メディカルシミュレーションセンター 2周年
2014年に伊那中央病院に開設されたメディカルシミュレーションセンターが2周年を迎えました。 2年間でのべ2,800人あまりの医療関係者が利用し、スキルアップや人材育成が図られています。 2周年を記念し、11日、伊那中央病院内の医師や看護師などが、専門家を招いてシミュレーショントレーニングを行いました。 心肺停止状態の人の足の付け根から挿入したカテーテルを動脈と静脈にいれ、人工心肺とつなぐトレーニングです。 伊那中央病院では、医師や看護師、薬剤師のほか、機器を操作する技士などがチームを組み、こうしたトレーニングを月に1回程度実施しています。 センターは内視鏡手術や血管内治療などの医療技術が習得できる最新鋭のシミュレーターを40機あまり導入し、2014年に開設されました。 これまで、病院内の医療関係者を始め、学生や薬剤師会、歯科医師会など、のべ2,800人あまりが利用しています。 東京慈恵会医科大学で救急医学を教えている武田聡教授は講評で、「シミューレーションした事を、治療を施す場所で実際にやってみて、薬品の取り出し方や自分の立つ場所を見直す事が必要です」とアドバイスしていました。 メディカルシミュレーションセンターでは、今年度2,000人の利用を目標に、地域医療の質の向上や教育体制の確立を図りたいとしています。
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子ども科学教室 東部中学校の生徒が講師つとめる
小学生に科学を楽しく学んでもらおうと伊那市生涯学習センターが行っている「子ども科学教室」が11日に開かれ、伊那市の東部中学校の生徒が講師を務めました。 東部中学校科学部の1年生から3年生17人が、顧問の鈴木崇晃教諭と一緒に講師を務めました。 教室には小学生15人が参加し、ヒイラギの葉を使ったしおりを作りました。 葉脈を観察するため、水酸化ナトリウムの溶液で20分ほど煮込んで柔らかくした葉を、歯ブラシで軽くたたいて葉の肉を落とします。 科学部の生徒は、葉脈には水と栄養を運ぶ役割がある事など、事前に自分たちで学習した内容を小学生に教えていました。 子ども科学教室は2年目の開催で、去年小学生として参加した事をきっかけに、今年科学部に入部した1年生もいるという事です。 次回は7月2日で、上昇気流で風車を回す実験を行う予定です。
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大泉まんどの会 盆の振りまんどで使う大麦を刈り取り
南箕輪村の大泉まんどの会は、今年8月の盆に行う「振りまんど」用の大麦を11日に刈り取りました。 大泉区の小学生や、まんどの会のメンバーなど20人が参加しました。 大泉まんどの会は、一時行われなくなっていた「振りまんど」を後世に伝えていこうと復活させ、今年で4年目になります。 振りまんどは、束ねた麦わらに火をつけ勢いよく振り回し、先祖の霊を迎えたり、もてなしたりする盆の伝統行事です。 大泉にある7aの畑に去年10月に種を撒き、12月と今年2月の2回、根を丈夫にする麦踏みを行いました。 まんどの会の唐澤俊男会長は「伝統行事を守っていく中で、住民同士の絆を深めていきたいです」と話していました。 刈り取った麦で、8月6日に230本ほどのまんどを作り、8月13日と15日に振りまんどを行う予定です。 11日の伊那地域の最高気温は平年より5度ほど高い29.7度で7月下旬並みの暑さとなりました。
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若林氏「県代表として政府との窓口を務めたい」
自民党現職の若林健太さんは、9日JA上伊那伊那支所で開かれた総決起大会で、「県を代表して政府との窓口を務めたい」と参院選への決意を新たにしました。 6月22日公示、7月10日投開票の参院選県区に立候補を予定している若林さんは、安倍首相の消費税増税再延期について「経済は生き物だから失速すれば元も子もない。臨機応変に対応することが政治には必要だ」と述べました。 またアベノミクスについては、「デフレ脱却、地方創生、社会保障改革で着実に成果を挙げてきている」と話しました。 最後に「県を代表して政府との窓口をしっかり務めながらそれぞれの市町村が地方創生の波に乗っていくために尽くして参りたい」と話しました。 若林さんは自民党の現職1期目で参議院農林水産委員長を務めています。 総決起大会は、選挙協力する公明党伊那市議団が開いたもので会場にはおよそ200人が集まりました。 改選定数1の県区からは若林さんの他に民進党新人の杉尾秀哉さん、幸福実現党新人の及川幸久さんが立候補を予定しています。
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全国植樹祭の記念の苗木を植樹
5日に開かれた全国植樹祭のサテライト会場になった伊那市の鳩吹公園で、10日、記念植樹が行われました。 この日は、伊那西小学校の6年生と市や南信森林管理署の職員が植樹を行いました。 今回植樹したのは、タカトオコヒガンザクラ・シナノキ・コウヤマキの苗木それぞれ1本です。 白鳥孝市長は「自分達が植えて手入れした木を、大人になっても見にきてもらいたい」と話していました。
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ラーメン「原点」 3か月ぶりに営業再開
「行くぞ甲子園」の横断幕をかかげ地元の高校球児を応援している伊那市荒井のラーメン店が、10日、3か月ぶりに営業を再開しました。 伊那市荒井のラーメン店「原点」です。 この時期になると店の入り口にかかげられる行くぞ甲子園の横断幕。 店主の酒井孝志さんは、腰をいため、この日3か月ぶりに店をあけました。 今日のオープンにあわせて今年も横断幕がお目みえしました。 午前11時30分。 開店と同時に、営業再開を待っていた客が次々と入ってきました。 厨房には、店主の酒井孝志さんと妻のなみよさんが並びます。 店内は、上伊那の高校の歴代野球部員たちが書いたメッセージで埋め尽くされています。 伊那市駅に近く、多くの高校生が原点のラーメンをすすります。 この日も多くの高校生たちが訪れ、独特の太麺を久しぶりに味わっていました。 昼の12時を過ぎると、店内は原点のラーメンを待ちわびていたファンで埋まりました。 客もご主人の体を労り手伝っていました。 原点の営業は、今月いっぱいは昼のみで、時間は午前11時30分から午後2時までです。 現在は少しメニューを減らしていますが、体調とも相談しながら徐々に元に戻すということです。
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高遠在来種のそば 信大井上教授と栽培方法確認
高遠の在来種のそばを復活させる取り組みを行っている伊那そば振興会は、信州大学農学部の協力を得て、種をまく時期や畑の管理など栽培方法の確認を拠点となる長谷浦の畑で10日行いました。 高遠在来種のそばの種です。 これは9日、振興会のメンバーが塩尻市の長野県野菜花き試験場から譲りうけたもので、全部で300グラムあります。 10日は、栽培のアドバイスを行う信州大学農学部の井上直人教授が拠点となる畑を訪れ、種の取り扱いの指導や栽培環境の確認をしました。 高遠在来種のそばは、一般の物と比べ小さい実です。 今年は、種を増やす事を目的に栽培し、今後は収量が安定してきたら小粒で色が良い物を選別していくとしています。 栽培初年度となる今年は、種をまく時期を2回に分けたり、一部は冷蔵で保存して、リスク回避を図るという事です。
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時の記念日 児童が「香時計」について教わる
時の記念日の10日、伊那市の美篶小学校の4年生の児童は、江戸時代の「香時計」について教わりました。 香時計は、香木やお香の粉が燃える速さで時間を計るものです。 およそ25センチ四方の箱にジグザグに筋をつけ、そこにお香を埋め、端から火をつけて時間を計ります。 10日は、時の記念日に合わせ、美篶小学校資料館運営委員の矢島信之さんが資料館に保管している香時計の使い方を説明しましました。 矢島さんは、「香時計は江戸時代に寺院などで所有していた。 寺では、お経を読むときの目安として使われたいた」などと説明していました。 児童達はこの他に、校庭近くにある日時計の見方についても教わりました。 ある児童は「昔の人は身の周りの物を利用し時間を計っていたことが分かりました。」と話していました。
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春日街道に交通安全人形設置
箕輪町交通安全協会が7日に木下の春日街道沿いに交通安全を呼び掛ける人形を設置しました。 箕輪町では今年に入って3件の死亡事故が発生しています。 人形は今年4月に春日街道で起きた死亡事故を受けて町のセーフコミュニティ活動の一環として設置されました。 箕輪町交通安全協会では、人形設置により、スピードの出し過ぎの防止やドライバーの安全意識の向上に繋げていきたいとしています。
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仙丈小屋 15日の本格営業に向け荷揚げ
南アルプスの仙丈小屋は今シーズンの営業開始に向け、ヘリコプターで食料や燃料などを輸送する荷揚げを10日行いました。 午前7時、伊那市長谷の標高1,680メートルにある歌宿から、仙丈ケ岳直下にある仙丈小屋への荷揚げが行われました。 荷揚げしたのは、食料や燃料などで約4.5トンを8往復して小屋に届けました。 仙丈小屋は南アルプスの標高2,900メートルにあり、去年の宿泊客は3,646人でした。 小屋のスタッフによりますと、今年は、残雪が少ないという事ですが、谷筋には雪渓があるので注意して上ってほしいという事です。 今シーズンの本格的な営業は今月15日から10月末までを予定しています。
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いも焼酎南箕輪会サツマイモの苗植え
南箕輪村の住民有志でつくるいも焼酎南箕輪会は8日に南殿の転作田で焼酎用のサツマイモの苗を植えました。 この日は、いも焼酎南箕輪会のメンバーおよそ20人が、焼酎用のサツマイモ「黄金千貫」の苗を植えました。 いも焼酎南箕輪会は自分たちで作ったサツマイモでオリジナルの焼酎を楽しもうと平成19年から毎年イモ作りを行っています。 苗を植える転作田は、農地を守るために、使われなくなった田んぼを借りています。 この日は6,400本の苗が植えられ、5.8トンの収穫が目標だということです。 植えられたサツマイモは10月に収穫した後、酒造会社で蒸留され、オリジナル焼酎「大芝の華」として販売されます。
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仙丈小屋へ天候で荷揚げできず
15日の南アルプス林道バスの全線開通を前に、仙丈ヶ岳の仙丈小屋を開くための荷揚げが9日に行われる予定でしたが、あいにくの天候のため、10日に延期となりました。 9日は、仙丈小屋を運営する伊那市観光株式会社や、管理人夫婦、電気など設備の点検をする技術者など10人ほどが歌宿に集まりました。 ヘリで飛ぶために、軽油やガスなどの燃料、野菜や米などの食料、消耗品など4.5トンが荷造りされています。 朝6時頃から荷揚げをするヘリコプターを待ちました。 雲が開けたため、午前8時半ごろ、八ヶ岳から歌宿にヘリが飛んできました。 ニホンジカの食害対策のための防護柵を設置する馬の背までは荷を積んで飛行することができました。 しかし、仙丈ヶ岳の山頂付近は、雲がかかってしまい荷揚げは10日に延期となりました。 参加者はヘリを見送ったあと、荷物が濡れないように、近くの小屋に移す作業などを行っていました。 10日の早朝は晴れる見込みで、関係者たちは明日こそ荷揚げができることを期待しています。
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高校生対象の性被害防止講話
県が制定を目指す淫行処罰条例に関連して、生徒たちを性被害から守るための講話が9日、伊那市高遠町の高遠高校で開かれました。 講話は、性被害の被害者・加害者にならないように生徒達の危機を察知する力を育成しようと1年生を対象に開かれました。 講師は、県警スクールサポーターの酒井康吉さんと伊那ケーブルテレビジョン㈱の向山重徳さんが務めました。 近年インターネットを使った性犯罪が増えていると説明した酒井さんは、「スマートフォンやアプリの普及で誰でも被害者、加害者になる可能性があります。知らなかったは通用しないので、間違った使い方はしないで、知らない人には会わないうようにしてください」と呼びかけました。 ソーシャルネットワーキングサービスの利用について説明した向山さんは、「SNSの投稿は一瞬だが、自分も相手も傷つけてしまう危険性がある。高校生活3年間は忙しく短いけれど、インターネットにとらわれず充実した学生生活を送ってください」と話しました。
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野草を安全に食べる勉強会
自然の野草を安全に美味しく食べようという勉強会が9日、伊那市の伊那西小学校で開かれ、児童たちが野草を味わいました。 これは、伊那西小学校の理科クラブの活動の一環で行われました。 講師は、元小学校教師で県自然インストラクターの野口輝雄さんが務めました。 先月、伊那市内の小学校で、ノビルと間違えて有毒植物のスイセンを食べたことによる集団食中毒が発生しました。 野口さんは、野草本来の美味しさや自然の大切さを子ども達に知ってもらおうと講座を開きました。 はじめに、学校の林間で食べられる野草と食べられない野草の見分け方などを教わりました。 野口さんの説明を聞いた後、ツユクサやミツバなど、採ってきた野草をてんぷらにして味わいました。 野口さんは「自分で採った野草は1人で食べないで必ず大人に見てもらうことを約束してください。野草は見つけるのも食べるのも楽しいので、家の周りでも家族と一緒に見つけてみてください」と児童に呼びかけました。 伊那西小学校では「自然に恵まれた環境の中で、新しい発見や驚きを体験しながら知識を増やしてもらいたい」と話していました。