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商業美術家の不折にスポット
明治から昭和初期にかけて新聞や雑誌の挿絵の他、会社のロゴマークを手がけた商業美術家としての中村不折にスポットを当てた展示会が伊那市創造館で開かれています。 兵庫県の「日本盛」株式会社のロゴマーク。 諏訪の宮坂醸造株式会社の地酒「真澄」。 東京新宿の老舗食品メーカー「中村屋」。 これらよく目にするロゴマークは伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折によるものです。 伊那市創造館では不折生誕150年記念企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」を開催しています。 1866年、慶応2年東京に生まれた不折は母親のふるさと高遠に移り住みます。 20歳を過ぎてから絵画の修行のため東京に戻り明治から昭和初期にかけて、洋画家としてまた書家としても活躍しました。 フランス留学も経験し絵画では西洋画法のもと中国の故事をテーマにした作品を次々と発表します。 洋画家としてまた書家としても名を馳せた不折が商業美術家として制作にあたっていた理由について伊那市創造館の捧剛太館長は「貯めたお金で絵画や書の研究をするため」と話します。 企画展では遊び心のある不折の一面を見ることができます。 掛け軸の中には一文字書き忘れていたため後から小さく書き加えた作品があります。 当時の新聞の付録として配られた世界一周双六もあります。 伊那市創造館の企画展「明治のイラストレーター、デザイナー不折」は10月31日まででしたが11月14日まで期間を延長し開かれます。 入場料は大人200円。上伊那の小中高生は無料です。
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園児と中学生がハロウィンで交流
伊那市の竜西保育園の園児と伊那中学校の生徒が28日、ハロウィンの仮装をして交流しました。 園児たちが、おやつをねだると生徒が一人一人に手渡していました。 竜西保育園と伊那中学校は近くにあり普段から交流を深めています。 28日は園児およそ100人が伊那中を訪れ3年3組の生徒とハロウィンを楽しみました。 おやつをもらった園児は歌を披露していました。 伊那中学校の生徒は「小さな子どもたちと触れ合うことでリフレッシュできました。」と話していました。
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イ~ナちゃんハイシニア全国へ
10月28日から奈良県で開催される第11回全日本シニアソフトボール大会に、伊那市のイ~ナちゃんハイシニアが出場します。 24日は、イ~ナちゃんハイシニアの伊藤易明監督ら3人が伊那市役所を訪れ林俊宏副市長に大会出場の挨拶をしました。 ハイシニアソフトボール大会は65歳以上のメンバーで構成するチームの大会です。 7月に行われた県予選で優勝し6年連続9回目の全国大会出場を決めました。 全国大会では、過去準優勝1回、3位2回の成績を残しています。 林副市長は「優勝を目指してケガの無いようプレーしていただきたい」と激励していました。 大会は、28日から30日までの3日間奈良県で開かれることになっていて、イ~ナちゃんハイシニアは初戦、香川代表と大分代表の勝者と対戦することになっています。
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長谷の2大紅葉スポット見ごろ
伊那市長谷の二大紅葉スポットといわれる、三峰川深部にある巫女淵と、南アルプス林道の紅葉が見ごろとなっています。 浦にある巫女淵は平家の巫女が身を投げたという悲しい伝説が残されています。 巫女淵は、通行止めとなっている三峰川林道を、入り口から17キロほど登った奥深い場所にあり、現在は、一般は立ち入ることのできない秘境となっています。 伊那市長谷総合支所によると見ごろは今週いっぱいだということです。
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赤羽敞子さん 箕輪町に墨絵を寄贈
箕輪町松島の赤羽敞子さんは、水芭蕉の墨絵を27日に箕輪町に寄贈しました。 この日は、赤羽さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に墨絵を寄贈しました。 赤羽さんは「玉珠」の名前で15年程前から墨絵を描いています。 今回町に寄贈した作品は、3年前に萱野高原に行ったときに見つけた水芭蕉を見ながら描いたものです。 縦1メートル20センチ横80センチで、麻の紙に描いています。 この作品は、今年6月に伊那文化会館で開かれた「日本墨絵展」で長野県知事賞を受賞しました。 また、今年7月から9月に行われたイルミネーションフェスタみのわ2016のポスターにも使われています。 白鳥政徳町長は「大切に扱って多くの人に見てもらえるところに飾りたい」と話しました。
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信州の名工 池上敬造さん
「長いことやってきたかなとは思うんですけど、まさかこういう賞をもらえるとは思っていなかったので、いいのかなあって」 建築板金工の池上敬造さん、60歳。 高遠高校卒業後、地元企業に就職し、19歳の時に父親が経営する池上板金店に入りました。 33歳の時に池上板金工業に改組し、社長に就任。 現在は長野県板金工業組合の理事も務めています。 建築板金工は、金属の板を加工し、建物の屋根や外壁などを作る仕事です。 屋根の吹き替えのリフォームが中心だということです。 「リフォーム工事をやっていて、お施主さんが「きれいになって嬉しい」って言われたときが一番うれしいですね」
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信大農学部 ゆりの木並木見ごろ
南箕輪村の景観10選に選ばれている信州大学農学部のゆりの木並木が見ごろとなっています。
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伊那飛行場訓練生の弟 来伊
終戦直前に伊那市六道原に建設された伊那飛行場で飛行訓練を行った男性の弟が、伊那市を訪れ、当時を懐かしみました。 26日、バスで伊那市を訪れたのは、福井 英人さん90歳です。 福井さんは、現在神奈川県在住ですが、数年前まで京都に住んでいました。 迎えに来たのは、境の神田福治さん86歳です。 福井さんは、神田さん宅に一泊し、思い出話に花を咲かせました。 福井さんの兄・祥七さんは、昭和19年の秋から冬にかけ、伊那飛行場で訓練を受けました。 福井さんは、祥七さんが伊那で訓練を受けていた3か月の間に、兄と面会するため、十数回、京都から伊那を訪れたということです。 その際、神田さんの家に立ち寄り、兄への土産品などをもらったということです。 その後、祥七さんは中国に派遣されましたが、無事に帰国し、56歳の時にがんで亡くなりました。 27日は、伊那飛行場に詳しい上の原の久保田 誼(よしみ)さんの案内で飛行場の遺構を巡りました。 今回、当時お世話になった神田さんに会い、兄との思い出の場所を巡ろうと、伊那市を訪れました。 伊那飛行場に詳しい久保田さんは、「当時の飛行場での面会の様子など生々しい貴重な証言だ」と話していました。
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命のカプセル無料配布で周知
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会は、安全・安心のまちづくり推進の一環で、携帯型命のカプセルと夜行反射材を26日、無料で配布しました。 命のカプセルは、名前や住所、血液型などを書いた緊急連絡カードを入れておくカプセルです。 この日は70歳以上の高齢者と障害者を対象に箕輪町役場で無料配布が行われました。 今回配布された、携帯型の命のカプセルは、キーホルダーやストラップなどとして身につけられるようになっています。 訪れた人たちは、職員から使い方の説明を受けながら受け取っていました。 命のカプセルを受け取ったある高齢者は「子どもと別々に暮らしているが、何かあった時のために自分の情報を伝えてくれるので安心」と話していました。 協議会では、今回の無料配布用に1000セットを用意していて、余ったものについては、今後随時配布することにしています。
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公立高校 募集定員公表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校の生徒募集定員を26日、公表しました。 辰野高校は普通科120人、商業科40人。 上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造、それぞれ40人。 高遠高校は、普通科120人。 伊那北高校は、普通科200人、理数科40人。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人。 赤穂高校は、普通科160人、商業科80人。 駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術の3つの学科一括で120人。 赤穂高校定時制は、40人。 箕輪進修高校は、普通科Ⅰ部・Ⅱ部合わせて80人、Ⅲ部は40人、工業科Ⅰ部は40人。 なお、選抜試験は前期が来年2月8日に、後期が3月8日に行われる予定です。
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来年度予算編成 現場主義徹底を
伊那市の平成29年度予算編成会議が26日市役所で開かれました。 白鳥孝市長は「現場主義を徹底し、真に必要な事業を見据え予算編成をしてほしい」と指示しました。 市役所で来年度の予算編成会議が開かれました。 白鳥孝市長は、「人口減少や少子高齢化、合併の優遇措置終了に伴う地方交付税の段階的な削減など厳しさがます。 限られた財源を有効に活用し選択と集中により、必要な取り組みを進めていく必要がある」と職員に話していました。 伊那市では、福祉向上など市民の視点に立った事業の構築や地方創生の推進、将来を見据えた事業の推進など7項目を来年度の主要項目としています。 平成29年度予算案は3月定例市議会に提出されます。
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高遠 移住ガイドブック完成
伊那市の高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会は、子育て世代をターゲットにした移住ガイドブック「信州高遠 すみかたろぐ」を製作しました。今回製作した移住ガイドブックです。 全部で30ページあり子育て世代の移住希望者をターゲットにした構成となっています。 衣食住など暮らしの情報と共に、地域での出産や産後ケアの相談体制、高遠第2第3保育園と高遠北小学校の活動など子育て環境に重点を置いています。 この他に高遠町に移住した10組の家族の暮らしの様子や地区の地図、高遠の自然などについても紹介しています。 移住ガイドブックは、市のまちづくり交付金などを活用し、全部で2000部作られる予定で、事業費はおよそ40万円です。 26日は、伊那市役所で会のメンバーが市の職員にガイドブックの完成を報告しました。 ガイドブック制作は会のメンバーが、企画や写真撮影、編集を分担して行ったという事です。 ガイドブックは無料で市役所の他、市内の観光施設などに置かれる事になっています。
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森林づくり県民税 活用の現場を視察
長野県森林づくり県民税を使った里山整備について考える「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」は26日、里山整備の現場を視察しました。 この日は、林業関係者や建築士など、委員10人が箕輪町三日町の現場で間伐作業の様子を視察しました。 視察は、支援金が使われた現場を見て、適切に税金が使われているかを確認するものです。 視察した林は、三日町の御射山三社が所有する社有林で、現在間伐した木材を搬送するための林道を整備しています。 伐採された木材は、加工されたあと東北復興支援材として活用されるということです。 ある委員は「実際に現場を見ることで適切に使われているということが実感できた」と話していました。
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食中毒の集団感染防止へ 研修会
ノロウイルスなどの食中毒が増える時期を前に、集団感染を防止するための研修会が24日、伊那市の創造館で開かれました。 研修会は、食中毒や感染症の発生が多くなる時期を前に、正しい衛生の知識を学んでもらおうと毎年開かれています。 研修会には福祉施設の関係者などおよそ120人が出席しました。 伊那地方事務所 食品・生活衛生課の北條博夫さんが講師を務め、食中毒を防ぐために気をつけることなどを説明しました。 北條さんは、注意すべき点として従事者の健康管理をあげ「家族が持つウイルスを持ち運んでしまうこともある。まずは自分やその家族の健康状態を確認し、感染を防ぐことが大事」と話していました。 伊那保健福祉事務所管内では今年度3件の食中毒事例が報告されていて、事務所では「これからの時期は食中毒が増える。手洗いの徹底、調理する人の体調管理など十分に気をつけてほしい」と注意を呼びかけています。
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高校生と園児が音楽で交流
伊那市高遠町の高遠高校の3年生は25日、授業の一環で地元の保育園児たちと音楽で交流しました。 25日は、高遠高校の幼児教育音楽を授業で選択している3年生16人が高遠第2第3保育園を訪れ、歌や手遊びで交流しました。 去年から保育園で実習を行っていて、生徒たちは歌や振付などを考え練習してきたということです。 童謡やディズニーの曲などを手遊びを交えながら披露しました。 園児たちは、手拍子をしたり、高校生の振付のマネをしたりして音楽を楽しんでいました。 野溝かをる園長は、「高校生たちは子供の扱いが上手く関心しました。子供たちに親しみやすい音楽で楽しめました」と話していました。
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地蜂今年は不作か 愛好者嘆き
秋も本番を迎え蜂追い好きにはたまらない季節となっています。 しかし、9月の長雨の影響で愛好者は「今年は不作の年になりそうだ」と話しています。 伊那市地蜂愛好会会長の田中耕一さんは、30日に市内で行われる巣の重さを競うコンテスに出品するため、自宅の庭で地蜂を飼っています。 7月に山で捕った巣を持ち帰り鳥の肝臓や心臓をエサとして与え7つの木箱で育てていました。 残った1つの巣には、たくさんの蜂がエサを運び巣をつくっています。 田中さんによると、10月に入り蜂が徐々に減っていったということです。 地蜂愛好会の他のメンバーからも、全滅してしまうなど思うように巣が作れずに苦労しているという声が田中さんの所に寄せられているということです。 また、里山の自然の巣も蜂が抜けて空になった巣が多いということで、田中さんは9月の長雨で蜂のエサとなる虫がいなかったことが原因ではないかと推測しています。 毎年、この時期に行われるコンテストには、自宅で育てた蜂の巣が持ち込まれます。 今年は、例年並みの26個の巣がコンテストに出品される予定ですが、「期待できないのではないか」と田中さんは話していました。 地蜂「巣」コンテストは、今月30日に伊那市のみはらしファームで行われることになっています。 蜂の子やざざ虫などの珍味を販売している伊那市の塚原信州珍味。 今年は、蜂やイナゴの入荷が大幅に少ないということです。 塚原では、数が少ない年でも、毎年楽しみにしている人がいるので値上げせずに例年通りの値段で販売しているということです。
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野溝嘉彦さん 油絵展
伊那市東春近の野溝嘉彦さんの油絵展が、ベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、野溝さんが1年以内に描いた近作40点が並んでいます。 野溝さんは、50歳の時に務めていた会社を退職し、本格的に油絵を描き始めました。 80歳になった現在も、伊那路や木曽路、安曇野地域など、県内を中心に現場に足を運んで作品を描いています。 野溝さんの絵のテーマは「暖かい雪」で、普段は寒さを感じる雪山を、絵を見た人に暖かく感じてもらえるよう表現しているということです。 こちらは、今年5月に駒ヶ根市東伊那で描いたもので、畑に咲いていた菜の花と中央アルプスの雪山を描いた野溝さんお気に入りの作品です。 野溝嘉彦さんの油絵展は、11月1日(火)まで、ベルシャイン伊那店で開かれています。
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南箕輪村消防団恒例の運動会
南箕輪村消防団は団結を強めようと、大芝陸上競技場で運動会を23日、行いました。 運動会は、団員同士の親睦を深め、団結を強めようと3年前から行われています。 23日は、秋季訓練が終わった後、大玉送りや綱引きなど4種目を行いました。 参加した103人の団員は、各地区混合で6つの小隊に分かれ競技を楽しみました。 このうち、放水用の筒先を使ったリレーでは、団員が交代で筒先を繋ぐ練習を兼ねながら、スピードを競っていました。 南簑輪村消防団では「今後も一致団結して防火に取り組んでいきたい」と話していました。
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伊那地域最低気温2.8度 寒い一日
25日の伊那地域は、午前5時55分に11月上旬並みの2.8度を記録し今季一番の寒さとなりました。 日中の最高気温も9.5度までしか上がらず、寒い一日となりました。 長野地方気象台によりますと、26日は県内各地で暖かさが戻り、日中は24度前後になると予想しています。 27日以降は寒さが戻り、最高気温も15度前後になる日が続くということです。
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「自主制作映画祭2016」 様々なジャンルの20作品を上映
「自主制作映画祭2016」が、伊那市創造館で22日に行われ、東京や大阪、伊那谷で制作された様々なジャンルの自主映画が上映されました。 映画祭には、東京や大阪で活動する自主制作映像作家の作品15本と、伊那谷で制作された作品5本が上演されました。 伊那谷で制作されたものは3分から15分のショートムービーで「1シーンに必ず伊那の名物が写っている事」が今年のテーマです。 中にはソースかつどんをテーマに取り上げた作品もありました。 映画祭では、コメディーや青春ドラマなど様々なジャンルの作品が上映されました。 誰もが簡単に動画撮影ができるようになった時代に伊那谷から新しい映像作品を生み出そうと伊那市創造館が企画した映画祭で、今年で2年目となっています。
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上伊那教育会が少年の塔 慰霊祭
上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州へ渡り命を落とした青少年の慰霊祭が24日伊那市の伊那公園にある少年の塔の前で行われました。 多くの義勇軍が上伊那から送り出された理由について上伊那教育会専務理事の矢澤静二さんは当時の上伊那教育会の内紛が背景にあると話しています。 義勇軍は太平洋戦争中、満州開拓のため国策として募られた16歳から19歳の男子です。 上伊那教育会が中心となり奨励し上伊那からはおよそ800人が海を渡りました。 敗戦後ソ連の捕虜になるなど91人が命を落としたということです。 満蒙開拓団について研究している矢澤さんによりますと昭和15年には上伊那で180人の募集がありましたが希望したのは22人に留まったということです。 その頃、上伊那教育会は生徒を満州に送り出すことに消極的な会長と積極的な副会長の対立が激しくなり両者が更迭される上伊那教育会事件が起きたと話します。 矢澤さんはこの事件を知る人はほとんどいないとしたうえで2人の更迭後、教育会はこの事件による名誉回復のために義勇軍の人数を増加させたと話しています。 矢澤さんの調べによりますと昭和17年には81人の募集に129人が集まったということで、教育会の内紛が義勇軍増加の一因だと話しています。 少年の塔は鍬を持ち遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で上伊那教育会や満蒙開拓青少年義勇軍遺族会などが昭和36年に建立したものです。 慰霊祭は上伊那教育会が毎年行っているものでおよそ30人が出席しました。
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全国学力テストの結果公表すべき
箕輪町の白鳥政徳町長は文部科学省が行っている全国学力テストの学校別結果について個人的考えとしたうえで公表すべきとの考えを24日示しました。 24日箕輪町役場で開かれた記者会見で白鳥町長は「結果は学校内でとどめず傾向を知る上で個人的には公表すべきだ」と述べました。 町ではこれまで結果について公表していませんでしたが、来年以降公表できないか検討するよう、町教育長に指示したということです。 また白鳥町長は現在町で行っている「一味違う子ども育成事業」の英語あそびについて抜本的に見直すとの考えを示しました。 英語あそびは保育園に講師を招き英語を学ぶものですが、その成果の論証が必要だとしています。 町では今後、英語あそびによりコミュニケーション能力がついているのか、テストを導入したほうか良いかなどそのあり方について検証していくとしています。
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病児・病後時保育実施で子育て支援
伊那市は子育て支援として病気療養中の子どもを預かる病児、病後児保育を箕輪町と駒ヶ根市の施設で24日から始めました。 病児、病後児保育は箕輪町の上伊那医療生協にある「いちごハウス」と駒ヶ根市の、まえやま内科胃腸科クリニックの「すずらん病児保育室」で行われます。 いちごハウスは1歳から小学校6年生まで、すずらん病児保育室は1歳から小学校3年生までとなっています。 料金はいちごハウスが1人1日3,000円、すずらん病児保育室は1人1日1,000円となっていて西箕輪診療所の病後児保育は継続していくということです。
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箕輪出身 征矢選手 松本興行をPR
箕輪町出身のプロレスラー征矢学選手が所属するプロレス団体「WRESTLE-1(レッスル-ワン)」は11月13日に松本市の信州スカイパークで興行を行います。 今回、上伊那の人達にも松本で開かれる興行に足を運んでもらおうと征矢選手が大会をPRしました。 征矢選手は「箕輪町出身の自分が試合を盛り上げるので、是非会場に足を運んでください」と話していました。 征矢選手は箕輪町出身のプロレスラーで、現在31歳です。 テレビなどでも活躍する武藤敬司選手が代表を務めるプロレス団体「WRESTLE-1(レッスル-ワン)」に所属しています。 松本での興行は11月13日日曜日・午後5時から、松本市の信州スカイパークで開催されます。 チケットは4000円から販売されています。
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大東太鼓&島唄コンサート
5回目となる沖縄県南大東島の太鼓や島唄のコンサートが22日、伊那市のいなっせで開かれました。 10年前の1回目のコンサートに出演した少年少女たちが大人になった姿を見せていました。 コンサートは、大東太鼓碧会の迫力あるパフォーマンスで始まりました。 南大東島は沖縄本島の約400キロ東に位置する島です。 青パパイヤが縁で始まり伊那市と民間レベルで交流を続けていて今年で11年目です。 コンサートは、平成17年からこれまで4回開かれていて、今回は、大東太鼓碧会のメンバーや民謡歌手グループボロジノ娘など23人が伊那市を訪れました。 ボロジノ娘はオリジナル曲などを披露しました。 中には10年前のコンサート当時中学生や高校生だったメンバーもいて成長した姿をステージで見せていました。 また、プロ歌手内里美香さんは、2人の子どもと一緒にステージに立ちました。 会場を訪れたおよそ300人は手拍子をして参加し、コンサートを盛り上げていました。 アンコールでは、出演したメンバー全員がステージに立ち、会場からは惜しみない拍手が送られていました。 コンサートの模様は来年1月に放送します。
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生誕120年 探偵作家 大下宇陀児展
箕輪町出身の探偵小説家、大下宇陀児(うだる)の生誕120年を記念した特別展が町郷土博物館で開かれています。 会場には、宇陀児(うだる)の直筆の原稿や写真、作品が掲載された雑誌など161点が展示されています。 大下宇陀児は、明治29年、箕輪町木下に生まれました。 九州帝国大学卒業後、商工省臨時窒素研究所に勤務していましたが、在職中に書いた小説「金口(きんぐち)の巻煙草」が雑誌に掲載され、探偵作家としてデビューしました。 宇陀児は69歳まで生き、370以上の小説を残しました。 江戸川乱歩と親交があり、乱歩に次ぎ、日本探偵作家クラブの2代目会長を務めました。 また、箕輪中部小学校の校歌も作詞しました。 23日は展示解説が行われ、学芸員の柴(しば)秀(ひで)毅(き)さんが宇陀児の作風やエピソードなどを紹介しました。 会場には、宇陀児の作品が読めるコーナーもあります。 生誕120年探偵作家大下宇陀児展は11月13日まで、箕輪町郷土博物館で開かれています。 11月3日には宇陀児のミステリークイズ、12日には未公開資料の特別見学が予定されています。
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JA上伊那年金友の会 第19回生きがい教室
JA上伊那年金友の会の生きがい教室が、20日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 生きがい教室では、地区毎の会員による発表が行われました。 このうち、伊那地区は西箕輪ハーモニカ教室のメンバーが演奏しました。 JA上伊那年金友の会は、およそ2万3千人の会員がいます。 生きがい教室は、会員同士の親睦を深めてもらおうと毎年開かれていて、今回で19回目です。 会場を訪れた人たちは、手拍子をしたり口ずさんだりして楽しんでいました。 会員の発表の後は、タレントでレポーターの彦摩呂さんによる講演も行われました。
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手話言語条例施行を受け県民手話講座
手話が広く日常生活で利用される社会を目指し、長野県手話言語条例が今年3月に施行されました。 これをうけ、県民手話講座が22日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 講座では、自己紹介や簡単な日常会話など、手話を使った聴覚障がい者とのコミュニケーション方法を学びました。 講師は上伊那聴覚障害者協会の田中みえさんが務めました。 講座には上伊那を中心に9人が参加し、2人一組になって日常で使う手話に挑戦していました。 長野県手話言語条例は、だれもが手話に親しみ、手話が日常生活で利用される社会を目指そうと今年3月に施行されました。 これを受け、長野県は県内10地域で手話の入門講座を開いています。 上伊那には、日常的に手話を使って会話をしている人が60人ほどいるということです。 田中さんは、「手話は聴覚障がい者の言語であることを多くの人に知ってもらい、手話への理解を深めてほしい」と話していました。 28日、11月29日、12月4日にも同じ内容の講座が開かれる予定で、県では参加を受け付けています。 なお、県レベルでの手話言語条例の制定は長野県が4番目です。
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5週連続そばイベント第2弾 信州伊那新そばまつり
「信州そば発祥の地伊那」をPRする5週連続秋の新そばイベントの第2弾、「信州伊那新そばまつり」が22日伊那市西箕輪のみはらしファームで行われました。 まつりでは、かけそば、せいろそば、行者そばが1人前500円で提供されました。 お昼時には訪れた人たちが長い列を作り、注文していました。 伊那市産のそば粉を使い、信州伊那そば打ち名人の会が打ちました。 このまつりは、信州そば発祥の地伊那をPRしようとみはらしファームが行っているもので、今年で5回目です。 また、そば粉を違う形で味わってもらおうと、ファーム内の体験交流施設では今年初めてそばガレット作りが行われました。 そば粉を使った生地を焼き、中に野菜や肉を包み込んでいました。 体験した人たちは自分たちが作ったガレットを早速味わっていました。 みはらしファームの州伊那新そばまつりはあすも行われることになっていて、そばは2日間でおよそ4000食が提供されます。
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定時制・通信制高校の生徒が生活体験を発表
定時制・通信制高校に通う生徒が生活の中で感じた事を発表する生活体験発表大会の県大会が、箕輪町文化センターで、22日に開かれました。 箕輪進修高校定時制4年の有賀光さんは、「私の挑戦」と題して体験談を発表しました。 有賀さんは人見知りの性格を克服するためスーパーのレジ打ちのアルバイトを始めました。積極的にお客さんに話しかける事を心掛けたところ、そこでの触れ合いにやりがいを感じたという事です。 将来は保育士になる事を目標にしていて「前向きにあきらめなければ夢は叶う事を子ども達に伝えたい」と話していました。 この日は、地区大会から選ばれた県内の10校から10人の生徒が発表しました。 この大会は働きながら学ぶ青少年を支援している定時制通信制教育振興会が開いているものです。 大会の結果、最優秀賞には諏訪実業高校定時制2年の関佳歩さんが選ばれ、来月東京で開かれる全国大会に出場する事になっています。