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信州そば発祥の地伊那 行者そば祭り
信州そば発祥の地伊那をPRする5週連続の秋の新そばイベントが始まりました。 初回の16日は、行者そば祭りが伊那市荒井の内の萱スポーツ公園で行われました。 地元有志でつくるそば打ち愛好者達が会場でそばを打ち、5つの釜を使って茹で1盛り700円で提供されました。 打ち立てのそばを味わおうと昼前から長い行列が出来ていました。 行者そばは、今から1300年ほど前に修行で内の萱を訪れた行者が一握りのそばの種を置いていったことが始まりとされています。 16日は、およそ2000食が用意され、訪れや人たちは打ち立てのそばを辛つゆにつけて味わっていました。 5週連続新そばイベントの次回は22日と23日にみはらしファームで行われます。 伊那市では、信州そば発祥の地伊那をPRするプロ―モーション映像を公開しています。 動画サイトユーチューブでは、再生回数が4万2000回にのぼっているということです。 16日は、その監督を務め、伊那市芸術文化大使で人物デザイナーの柘植伊佐夫さんも訪れそばを味わっていました。
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井月と山頭火について対談 ビデオ上映
井上井月顕彰会会長の北村皆雄さんと種田山頭火の研究者、村上護さんの対談を収録したビデオの上映会が14日、伊那市のいなっせで開かれました。 ビデオは一昨年東京で撮影されたものです。 2人は俳人の井月と山頭火について詳しくそれぞれの立場から井月と山頭火の俳句や生き様について話をしました。 対談で村上さんは山口県に住んでいた山頭火は井月の墓がある伊那谷まで墓参りに来たことがあるとしたうえで「心から井月の俳句に共感していたのではないか」と 話していました。 北村さんは「山頭火は放浪の旅をするなかで自らの身を清めていったように思える。井月にもそれがいえるのではないか」と話していました。 ビデオ上映は伊那市生涯学習センターの井月さん入門講座で行われたもので15人が参加しました。 井上井月顕彰会では「村上さんは去年病のため亡くなっていることからこのビデオは大変貴重だ」と話していました。
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あさみちゆきさんコンサート 10周年
伊那市観光大使で歌手のあさみちゆきさんのコンサートが15日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 あさみさんは、2007年から毎年伊那市でコンサートを開いていて、今年で10周年となります。 15日はあさみさんのオリジナル曲やカバー曲など16曲を披露しました。
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暴力追放・地域安全 伊那市民大会
暴力や犯罪、交通事故のない社会の実現に向けた、暴力追放・地域安全 伊那市民大会が15日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会では市中パレードが行われ、消防団や交通安全協会の会員ら約300人が、暴力の追放や安全運転などを呼びかけました。 大会は、暴力追放や交通安全に対する意識を高め、住みよい伊那市の実現を目指し開かれています。 大会では、伊那警察署の署員が事件や事故による報告を行いました。 それによりますと、「長野県の刑法犯の件数は14年連続で減っている」ということです。 大会の最後には、参加者が頑張ろう三唱をして意識を高めていました。
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伊那市西箕輪大萱 7年ごとに一度の長持ち担ぎ
7年ごとに一度行われる伊那市西箕輪大萱の長持ち担ぎが15日に行われ、地元住民が地区内を練り歩きました。 大萱の長持ち担ぎは、地元にある熊野社の秋の例大祭に合わせて行われました。 大正時代に寒天作りの出稼ぎに行っていた若者が諏訪の御柱祭を見て地元でも何か祭りをやろうと長持ちを奉納したのが始まりとされています。 以来、7年ごとに一度、諏訪の御柱祭と同じ年に行われています。 この日は一日かけて区内を周り11か所で長持ち担ぎと笠踊りを披露しました。 長持ちを担ぐ時に歌う歌は3種類あり、歌詞は仙丈ヶ岳や西駒ヶ岳、天竜川といった地元の風景などを歌ったものにアレンジしているという事です。 各所で長持ちや笠踊りが披露されると、長持ち担ぎを奉納する熊野社を目指して出発します。 大萱区では「祭りに対する関心が薄れつつあるが、色々な形で継続していきたい」と話していました。
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箕輪の農産物や雑貨を販売 いいこといち
箕輪町の農家やクラフト作家、飲食店などが出店する「いいこといち」が15日みのわ天竜公園で初めて開かれました。 伊那地域の今朝の最低気温は平年より3.3度低い4,7度で、今期最低となりました。 寒い朝となった15日、いいこといちでは、無農薬の野菜や、手作りの小物、コーヒーや軽食などが提供されました。 朝8時過ぎには地域住民が訪れ、パンや野菜などを購入していました。 いいこといちは、箕輪町の農産物やものづくりの魅力を、地域の人たちに再確認してもらおうと初めて開かれました。 主催したのは、箕輪町地域おこし協力隊の廣瀬(ひろせ)桃子(ももこ)さんを中心に、有志で立ち上げた実行委員会です。 会場にはテーブルやパラソルが設置され、訪れた人たちがコーヒーを飲んだり朝食を食べてくつろいでいました。 廣瀬さんは、「これからも継続してイベントを行っていきたい」と話していました。
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長野県では初 DMAT実動訓練
大規模地震を想定した、災害医療派遣チームDMATの実動訓練が、長野県を会場に15日行われ、中部地方の9県のチームが参加しました。 訓練は、伊那市・駒ヶ根市・飯田市などで震度7の地震が起きた想定で行われました。 伊那市陸上競技場にはドクターヘリを使って患者を搬送するための設備、SCUが設けられ、信州まつもと空港と連携して患者を広域的に搬送する訓練が行われました。 SCUには伊那中央病院の職員のほか、他県から派遣されたDMATが配置されました。 訓練では、患者が乗っているとの想定でベッドを積み込み、まつもと空港に向け搬送しました。 DMAT実動訓練は、中部地方の9県が持ち回りで毎年行っていて、長野県で行われるのは初めてです。 松本市に長野県DMAT調整本部が設置され、9つの県から集まった77チーム、374人が、伊那中央病院、諏訪赤十字病院、飯田市立病院に派遣されました。 また、災害拠点病院となっている伊那中央病院には、DMAT活動拠点本部が設置され、県内外から派遣されたチームを受け入れ、指示を出していました。 なお、伊那中央病院のDMATチームはこれまでに、東日本大震災や御岳山噴火の際に出動し、活動しています。
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中村不折 個人所有のコレクション74点を展示
伊那で幼少期を過ごした書家で画家の中村不折生誕150年を記念して、個人が所有する不折の作品を展示する「私たちのコレクション展」が、伊那文化会館で15日から始まりました。 日本画や洋画、書、不折が個人に宛てた手紙やはがきのほか、解剖学を研究していた不折が書いた書籍など74点が展示されています。 中村不折生誕150年を記念して伊那文化会館が企画した展示会です。 個人が所有していて公の場で展示されていない作品を多くの人に見てもらおうと公募したところ、上伊那を中心に南信地域から200点を超える応募がありました。 こちらは伊那市の77歳の男性が所有する日本画です。 若者が老人に靴を履かせている中国の物語のひとこまを描いた作品で今回初公開です。 中村不折生誕150年記念 私たちのコレクション展は11月13日まで伊那文化会館で開かれています。10月22日(土)と11月5日(土)には学芸員によるギャラリートークが行われるほか、11月3日には、美術品を集める楽しみ方を専門家が教える講演会も予定されています。
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赤穂高校創立100周年で柴田光さんが記念講演
駒ヶ根市の赤穂高校創立100周年記念式典が15日に行われ、伊那市出身で昭和35年に赤穂高校野球部で甲子園に出場した柴田光さんが記念講演を行いました。 昭和17年生まれの柴田さんは、伊那市西春近出身です。 当時赤穂高校野球部に所属していて、昭和35年に甲子園に出場しました。昭和40年に東海大学付属相模高校に保健体育の教諭として就職し野球部を創設、初代監督を務めました。相模高校は昭和45年に甲子園で全国優勝し、転任先の東海大学付属浦安高校でも野球部を甲子園へと導きました。 この日は、母校の赤穂高校創立100周年記念式典に合わせて柴田さんの記念講演が行われました。 柴田さんは野球部時代甲子園に出場した経験から「運を味方にするには日々の努力が必要です」と話していました。 赤穂高校は大正6年に開校し今年創立100周年を迎えました。 記念式典で、創立百周年記念事業実行委員会の中原正純会長は「100年という歴史的な重みの上にこれからの100年を築いていくかは私共にかかっている。若い人が地域をつくりあげる先頭にたってほしい」と式辞を述べました。 式典には赤穂高校の生徒や卒業生が参加し、100年の節目を祝いました。
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南箕輪中伝統の「落ち穂拾い」
南箕輪中学校伝統の落ち穂拾いが14日、学校近くの田んぼで行われました。 この日は、全校生徒453人が稲刈りの時に落ちた「落ち穂」を拾いました。 落ち穂拾いは南箕輪中学校の伝統行事で、昭和33年に学習資材の購入を目的に始まり、今年で59回目になります。 5年前からは東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町の志津川中学校に送っています。 今年は長雨の影響で稲刈りが終わっていないところも多く、例年に比べて拾える田んぼも少ないということです。 ある生徒は「今年は落ち穂を拾うのが大変だけど、少しでも役に立てれば」と話していました。 生徒たちは、1人1キロを目標に落ち穂を拾っていました。
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高齢者がニュースポーツで交流
高齢者がニュースポーツを通じて交流を深める「ニュースポーツ交流会」が14日、南箕輪村の大芝高原で開かれました。 交流会は、ニュースポーツの普及や、交流の輪を広げてもらおうと毎年開かれているもので、この日はおよそ80人が参加しました。 会場では、ペタンク・スポーツ吹矢・マレットゴルフ・フライングディスクの4競技が行われました。 このうち、フライングディスクを体験した人たちは、リング型のゴールをめがけてディスクを投げていました。 10回投げたうち何枚入るかを競うもので、参加した人たちは楽しみながら交流を深めていました。 交流会を企画している長野県長寿社会開発センターの職員は「普段体験したことのないスポーツを通じて交流し、健康づくりにつなげてもらいたい」と話していました。
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宮原淳一さんが水彩画を寄贈
伊那市在住で日本水彩画会会員の宮原淳一さんは14日、伊那市の伊那文化会館内の喫茶店「カフェミルク」に水彩画1枚を寄贈しました。 この日は宮原さんがカフェミルクを訪れ、作品について説明しました。 カフェミルクのオーナー向山美絵子さんが宮原さんに依頼して実現したもので、「深林」と名付けられた60号の水彩画が贈られました。 宮原さんは、木々の緑を基調とした作品を得意としていて、この作品は10年ほど前に描かれたものです。 宮原さんは「窓から緑の見える素晴らしい場所に飾ってもらえてうれしい。いろんな方に見ていただきたい」と話していました。 宮原さんの作品は、伊那文化会館内の喫茶店「カフェミルク」に常設されていて、誰でも自由に見ることができます。
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伊那市民美術展 会員の力作70点並ぶ
第39回伊那市民美術展が伊那市のいなっせで14日から始まりました。 美術展は地域の美術愛好家でつくる伊那市民美術会が開いたもので会員61人が出品しています。 会場には洋画56点、日本画2点、工芸品12点の合わせて70点が並べられています。 伊那市民美術会による美術展は18日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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信州そば発祥の地で16日に行者そば祭り
伊那市では今月16日からそばイベント5週連続ぶっとおしそば三昧を開催します。 その1週目となる行者そば祭りの準備が14日会場の伊那市荒井区の内の萱スポーツ公園で行われました。 14日は区民が案内看板を設置したりそばを入れるケースの運び出しを行うなど準備を進めていました。 このイベントは信州そば発祥の地伊那のイメージ定着を図り誘客につなげようと行われるものです。 内の萱に伝わる行者そばは奈良時代に修行のためこの地を訪れた行者が住民によるもてなしの礼にそばの実を渡したのが始まりという話が残されています。 荒井区の山岸康弘区長は現在インターネットで公開されている伊那市プロモーションビデオのそばイベント紹介で行者役として出演し伊那のそばのPRに一役買っています。 5週連続ぶっとおしそば三昧は行者そば祭りに続いて、22日と23日にみはらしファーム、29日、30日に高遠城址公園、29日から11月6日まで高遠城址公園内の高遠閣、11月13日に伊那スキーリゾートで行われます。
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身障者トイレの困りごとを訴える
車いす利用者が、日常生活に欠かせないトイレの困りごとについて訴えています。 伊那市福祉まちづくりセンターの中にある身障者用トイレで検証が行われました。 横開きの扉を開けますが自然にしまってしまい中に入るのに苦労します。 トイレについて考えるイベントは車いす利用者3人でつくるサークルひまわりのたねが主催しました。 会員の一人、伊那市荒井の市川直哉さんは、脳性まひで重度の障害があり、電動車いすで生活しています。 外出した時にトイレで困ることが多いことから、デリケートな部分でも問題提起しようと今回、イベントを行いました。 サークルひまわりのたねでは、これまでに、身障者トイレがある場所などを掲載したマップを作るなどの活動を行っています。 脳性まひで重度の障害がある伊那市中央の唐澤浩さんは、介助がないとトイレに行くことができません。 身障者トイレが設置されることだけでなく、サポートの必要性も訴えていました。 サークルひまわりのたねでは、困っていることに対し声をあげることで、障害者が地域で暮らしやすいまちづくりにつながってほしいと考えています。
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酒井一さん来年の干支「酉」の置物制作
伊那市西春近の酒井一さんは、来年の干支「酉」の置物を制作しています。 酒井さんは、子年から毎年木で置物を作っていて、来年の干支「酉」で10年目です。 イラスト集から、イメージを膨らませたオリジナルのデザインです。 お金持ちになった酉が、札束に足を乗せ、ダイヤモンドの指輪を付け葉巻をくゆらせています。 現在65歳になる酒井さんは、56歳の時に脊髄の狭窄症で手術を受け、建築大工を引退しました。 それ以来、木工作品を作るようになりました。 子どもにも喜んでもらえるようにと、面白いイラストを取り入れて作品を作っています。 酉の置物は、大中小あわせて90個作る予定で、友人や親せき、お世話になっている病院などに配るということです。
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地方創生交付金 地域再生計画認定書 伊那市に届く
国の地方創生推進交付金を活用した伊那市地域再生計画の認定書が届きました。 8月30日付けで国から伊那市が認定されたのは、伊那バレーを実証フィールドとする新産業技術推進事業計画と、ソーシャルフォレストリー都市創造促進事業計画の2つです。 今年度から3年間の事業に対し、事業費の1/2が交付されます。 伊那バレー計画では、560万円がソーシャルフォレストリー計画では、1,072万円が交付されます。 伊那市では、認定を受け、地方創生を進めていくとしています。
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上伊那の情報掲載したテキスト「伊那谷学」作成検討へ
上伊那の8市町村長と経営者の懇談会が12日、伊那市のいなっせで開かれ、上伊那地域の魅力を掲載したテキスト「伊那谷学」を作成したいとの考えが示されました。 会議は冒頭のみ公開で行われました。 会議終了後の事務局の話によりますと、産学官が連携して取り組む郷土愛プロジェクトの一環で、上伊那の文化や生活などを掲載したテキスト「伊那谷学」を作りたいとの考えが示されたということです。 上伊那の祭りや人々の生活などを掲載し、地元の魅力を発信します。 広域的に取り組み、上伊那全体を若い世代を中心に学んでもらう目的です。 冒頭の挨拶で白鳥孝上伊那広域連合長は「少子高齢化が進む中で、子ども達が地域を支え、これを繰り返していくシステムづくりが大切になってくる」と話しました。 会議では他に、広域農道沿いの景観形成を目的に案内看板の統一化を進める「三風の会」が、中央道駒ヶ根インターチェンジ付近のバス停看板の整備を、来年4月を目途に実施することが確認されました。
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柴和彦さん 木彫り作品を箕輪町に寄贈
箕輪町松島で木彫りの渓流魚を作っている柴和彦さんは、箕輪町に作品を13日に寄贈しました。 柴さんが寄贈したのは、カジカ・アマゴ・イワナが泳いでいる様子を表現した作品です。 魚の表情や色、動きまで細かく再現されています。 制作期間はおよそ3か月で、ヒノキの端材から作っていて、作品は大きいもので35センチあります。 柴さんは、56歳の時に会社を早期退職し、趣味の渓流釣りがきっかけで魚の木彫りを本格的に始めました。 自宅横に工房を構え、日々作品作りに励んでいるということです。 白鳥政徳町長は「魚の表情がおもしろい。大切にして多くの人に見てもらえる場所に展示したいです」と話しました。 柴さんは「今後は美術展にも積極的に出展していきたい」と話していました。
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生誕150周年記念 中村不折の世界展
伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折の生誕150周年を記念した展示会が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、掛け軸と額の作品あわせて60点が並んでいます。 今回の展示は、中村不折が今年で生誕150周年を迎えることを記念して行われました。 中村不折は1866年に東京で生まれ、幼少期は両親の故郷である伊那市高遠町で過ごしました。 その後、書家・洋画家として活躍しました。 今回は、はら美術で所蔵している作品を展示していて、中には100年以上前の作品もあります。 「孟母断機図」は、孟子が学業を途中でやめて帰ってきたところ、母親が手に持っていた刃物で機(はた)の糸を切り「学問を途中でやめるのはこういうことだ」という戒めを表現しています。 はら美術では「不折の書家としての様々な表現を作品を通して感じてもらいたい」と話していました。 中村不折の世界展は、23日(日)まで、はら美術で開かれています。
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西箕輪保育園の園児がサツマイモ掘り
伊那市西箕輪保育園の園児は12日、園舎近くの畑でサツマイモ掘りをしました。 この日は、年長・年中の園児およそ80人がサツマイモ掘りに挑戦しました。 園児たちはイモのまわりの土を掘ってから一本一本抜いていました。
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上農生が商品化「みたらしアマ団子」
南箕輪村の上伊那農業高校生産環境科作物班の生徒が商品化に取り組んできた、雑穀アマランサスを活用したみたらし団子が、このほど完成しました。 11日、伊那市の和菓子店大西屋で商品のお披露目会が開かれました。 上農高校生産環境科作物班では、雑穀の栽培や活用・普及に取り組んでいます。 雑穀アマランサスの活用について考えている、伊那地域アマランサス研究会で大西屋社長の小池保彦さんと知り合ったのがきっかけで、みたらし団子の開発が始まりました。 商品名は「みたらしアマ団子」で、ラベルも生徒が考えました。 団子に使われているのは、アマランサスの水煮です。 水を吸っている分、粒が大きくなり、歯ごたえを感じやすいのが特徴です。 作物班の藤原未有希班長は「みなさんが好きな食べ物にアマランサスを入れて、美味しいと言っていただければうれしい。」と話していました。 大西屋の小池保彦さんは「若い人たちの発送で新しい商品が完成した。これからもその感性で新たな商品を作って欲しい」と話していました。 「みたらしアマ団子」は、16日の上農祭一般公開で販売されることになっています。 価格は、1カップ5個入りで200円となっています。
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伊那中央病院北棟 来年10月完成
伊那中央病院は、放射線治療や健診センターの充実を目的に北棟の増築工事を行います。 完成は来年10月の予定です。 12日、伊那中央病院で起工式が行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。 北棟は、鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積はおよそ4,300平方メートルで建設費は22億円となっています。 1階には、一度に全身のがん検査を行うことができるPET-CTを完備した放射線検査室のほか、放射線治療室、健診センター、訪問看護ステーションなどが設置される予定です。 また、2階にはレストランを移転オープンする予定です。 伊那中央病院の川合博院長は「がん拠点病院としてこれまで以上に充実した環境になる。地域のみなさんに安心して利用していただける病院を目指していきたい」と話していました。 伊那中央行政組合長の白鳥孝伊那市長は「増築により、これまで以上に地域の医療にとって大きな役割を果たせるようになる。完成に期待したい」と話していました。 伊那中央病院北棟は、来年10月の完成を目指し建設が進められます。
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大萱の里 初の防犯訓練実施
7月の神奈川県の障害者支援施設の殺傷事件を受け、伊那市西箕輪の障害者支援施設「大萱の里」で初めて防犯訓練が11日に行われました。 訓練は不審者役の伊那警察署の署員が非常口から侵入したとの想定で行われました。 不審者を見つけた職員は、声をかけ止まるよう促し警察へ通報していました。 しばらくすると不審者が急に暴れだし、男性職員が3人がかりでサスマタやモップを使い壁際に追い込んでいました。 大萱の里では7月の神奈川県の障害者施設の事件を受け、これまでに侵入しやすい場所や防犯用具の確認など防犯体制について警察に相談してきたという事です。 今回は、不審者への対応を確認しようと初めて訓練を実施しました。 伊那警察署の山崎仁生活安全課長は、「侵入者に声をかけるときは、襲われないよう距離を取る事」「サスマタは、下から突き上げるように使うと動きを止めることができます」などとアドバイスしていました。 大萱の里では、年1回の訓練のほか、出入り口にカメラやセンサーライトを設置し防犯体制を強化していくとしています。
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小林さんパッチワークキルト展 23日まで
伊那市西箕輪在住の小林恵子さんのパッチワークキルト作品展が伊那市の旧井澤家住宅で12日から開かれています。 会場には、およそ2メートル四方のタペストリーやバッグなど57点が展示されています。 小林さんは20年前に趣味でパッチワークを始め、現在は市内で教室を開き、長野県工芸美術展にも作品を出展しています。 花の写真や絵本などを基にデザイン描き、作品作りをしているという事です。 こちらは、1年がかりで作った作品です。 円を組み合わせて作った柄に、赤や黄色のバラの花が縫い付けられています。 赤色のバラは小林さんが幼少期に着ていた着物で作ったという事です。 作品では着物を利用する事が多く、小林さんは「着物を使っていた母や祖母の事を思いながら作品を作っています」と話していました。 小林恵子個展 パッチワークキルト作品展は23日まで伊那市の旧井澤家住宅で開催されています。 時間:午前9時~午後5時(最終日23日は午後3時まで) 入場:大人200円 高校生以下無料 休館:18日(火)
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写仏で仏様を敬う心を養う
県内外で仏画の教室を開いている松尾隆康さんによる写仏指導が11日伊那市のいなっせで行われました。 高森町在住の松尾さんは仏教絵画を制作する父親の後を継ぎ、県内外で教室を開いています。 指導を受けたのは松尾さんの教室に通う伊那仏画研究会の会員です。 松尾さんは「仏様を敬い見守ってくれているという気持ちを持って描くと心が伝わります。」と話していました。 会場には伊那仏画研究会会員11人の仏画も展示されました。 研究会は平成13年に発足し仏画を学んでいます。 研究会会員は「作品の制作を通して心のやすらぎを感じまわりの人を尊重する心を養っていきたいです。」と話していました。
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南箕輪村こども館安全祈願 起工式
子どもを主体に幅広い世代の人が交流できる施設「南箕輪村こども館」の安全祈願祭と起工式が11日、現地で行われました。 こども館は、役場北側に建設するもので、来年3月の完成を目指します。 鉄骨造り平屋建てで延べ床面積は1400㎡。 事業費は5億3千万円となっています。 こども館は、放課後児童クラブや子育て支援、村民の交流などの機能をもつ複合施設で、学習コーナーや創作室、多目的室などを配置します。 また、こども館では女性の妊娠、出産から就学前までの育児を切れ目なく継続的に支援します。 子育て支援を行うため相談室や授乳室、不登校対策ルームなどを整備し専門家を設置します。 11日は、村の関係者や建設業者などおよそ50人が出席し工事の安全を祈願しました。 こども館は、来年3月の完成目指していて、開館は夏ごろを予定しています。
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秋晴れの下 天竜健康ウォーク
自然と触れ合いながらウォーキングを楽しむ「天竜健康ウォーク」が10日、箕輪町内で開かれました。 この日は秋晴れのもと、420人が箕輪町松島のみのわ天竜公園を出発していきました。 イベントは、自然に触れながら健康づくり・体力づくりをしてもらおうと開かれているもので、今年で9回目になります。 5キロ・9キロ・13キロの3つのコースが用意されていて、自分の体力に合った距離を歩けるようになっています。 このうち13キロのコースは、長岡にあるみのわダムを経由するルートで、参加した人たちは色づき始めた木々の中、箕輪ダムを目指していました。 また、5キロのコースは天竜川護岸を往復する平坦なコースで、ベビーカーを押しながら参加する人の姿も見られました。 ある親子連れは「自然に触れながら歩けるのでとても気持ちが良い」と話していました。
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有名店と提携 ガレット販売へ
南箕輪村は、東京やパリなどでレストランやカフェを展開している「ル ブルターニュ」と提携し、地元産の食材を使ったガレットを来月4日から味工房で販売します。 これは、11日開かれた村議会全員協議会で唐木一直村長が明らかにしたものです。 村では、観光人口増につなげようと新たなご当地メニューの商品開発を進めています。 ル ブルターニュはそば粉を使ったクレープ「ガレット」で有名な人気店で、村が協力の依頼をし、提携することになりました。 地元産のリンゴとジェラートをのせたガレットなど3品が完成しています。 今後は、味工房に設備を導入しカウンターでガレットを作る所を見せながら販売する予定です。 ル ブルターニュが開発したガレット以外にも、村観光協会が募集しグランプリになったガレットも販売することになっています。 値段は600円からで、来月4日から販売となります。 唐木村長は「本格的な味を多くの人に味わっていただきたい」と話していました。
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とみがた そばと松茸まつり
地元で採れたマツタケや打ち立てのそばが味わえる「とみがたそばと松茸まつり」が10日、伊那市富県のJA上伊那富県支所で開かれました。 会場には家族連れなどが訪れ、秋の味覚を味わっていました。 イベントは、地元ならではの味を提供し、地域に足を運んでもらおうと去年から開かれています。 この日は、マツタケご飯とそばのセットが300食用意されました。 松茸ご飯には、合計で6キロほどのマツタケが使われたということです。 訪れた人はマツタケを見つけながら食べていました。 実行委員会では「イベントを通じて富県産の味の良さを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。