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モバイルクリニック 妊産婦健診専用車両導入
伊那市は、オンライン診療の機能を持ったモバイルクリニックで妊産婦健診専用車両を来年度に導入します。
29日は市議会全員協議会が市役所で開かれ、概要が説明されました。
モバイルクリニックは移動診療車が患者の家に向かい、車内でテレビ電話を通じて医師の診療を受けることができるものです。
伊那市は火曜日・水曜日・土曜日を一般診療、月曜日に妊産婦健診を行っています。
令和5年度からモバイル分娩監視装置を導入したことで運行件数が伸び、昨年度から6月までの稼働率は117%となりました。
予約が取りづらく、運用が難しくなってきているため専用車両を導入するということです。
事業費は今年度と来年度合わせて4,000万円となっています。
伊那市では「今までの週1日ではなく、健診日も増やせるよう検討していきたい」としています。
妊産婦健診専用車両の導入は来年度の予定です。
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台風10号 9月1日に最接近か
台風10号は29日午後4時現在、九州を北上しています。
長野県には、早ければ9月1日の昼過ぎに最も近づく予想となっています。
長野地方気象台によりますと、台風10号は勢力を弱めながら九州を北上していて、その後進路を東に変え本州に向かってくる予想となっています。
早ければ9月1日の昼過ぎに、遅くても3日の朝に最も長野県に近づく予想です。
この影響で、伊那市と箕輪町では9月1日に予定していた防災訓練を中止しました。
南箕輪村では30日の午前中に判断するということです。
長野地方気象台では、強い風や雨に注意するよう呼び掛けています。
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伊那市議会開会 27議案提出
伊那市議会9月定例会が29日に開会し、今年度の一般会計に8億8千万円を追加する補正予算案など27議案が提出されました。
主な事業のうち、物価高騰の影響を受ける子育て世帯に対して対象児童1人あたり1万円を給付する臨時特別給付金におよそ1億円。
市民税非課税の75歳以上の人に冬の暖房費の支援として現金1万円を給付する事業におよそ8300万円などとなっています。
市議会9月定例会は9日から11日に一般質問、20日に委員長報告と採決が行われます。
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シルバーリハビリ体操指導士を要請
高齢者の介護予防として考案されたシルバーリハビリ体操の指導士養成講習会が29日、伊那市保健センターで開かれました。
シルバーリハビリ体操は日常生活の動作に必要な筋肉や関節の動きを保つために考案されたものです。
講習会には約20人が参加し体操を体験していました。
指導にあたったのは体操の普及活動を行っている石川県の理学療法士、石田修也さんです。
石田さんは「この体操は、がんばりすぎないようにすること、効果があらわれなくてもあきらめないことが大切です。」と話していました。
伊那市では昨年度からシルバーリハビリ体操指導士の養成を行っていて今回が2年目の取り組みとなります。
参加者は介護予防について6回の講習を受け指導士に認定された後はボランティアとして普及活動を行うことになっています。
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上農生がアレチウリ駆除作業
上伊那農業高校の生徒が26日、伊那市荒井の小沢川沿いでアレチウリの駆除作業を行いました。
作業を行ったのは上農里山コースの2年生21人です。
小沢川が流れる伊那市荒井の地区役員がアレチウリの繁殖を防ぐ活動を行っていることを知り、協力したものです。
アレチウリは北米原産の帰化植物で繁殖力が強く生態系に影響を及ぼすため、国から駆除すべき特定外来生物に指定されています。
秋に種をつけることから、繁殖を防ぐためこの時期に駆除が行われます。
上農里山コースでは、アレチウリを和紙を作るための原材料として活用できないか研究していくということです。
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こども計画策定 アンケート調査結果報告
箕輪町が令和7年度施行を目指す、こども計画策定に向けたアンケート調査結果が27日に報告されました。
今の自分に満足しているかとの問いに、小学生は66.3%、中学生は55.4%があてはまると回答しています。
27日は、こども・若者審議会が役場で開かれ、委員や町職員などおよそ30人が出席しました。
審議会では、こども計画策定に向け町内の小学6年生、中学2年生、17歳、19歳から30歳までの若者を対象にアンケート調査を行いました。
今の自分に満足しているかとの質問についてあてはまると回答したのは、小学生は66.3%、中学生は55.4%、17歳は61.3%、若者は59.5%でした。
ほとんどの対象で、女性よりも男性の方が割合が高いことがわかりました。
安心できる場所については、小学生は家庭との回答が88%を超えたのに対し、若者世代では家庭が73.6%、次いで自分の部屋が60.9%とより狭い空間を挙げています。
出席者はアンケート結果を参考にしながら、目指すべき町の姿について話し合いました。
参加者からは「こどもに主体性がある町」、「安心・安全な町」、「こどもの権利を守れる町」などの意見が出されていました。
27日に出た意見は事務局がとりまとめて案を作成し、次回10月29日の審議会で示す予定です。
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伊那市ローカル人材育成セミナー 女性キャリア編
自分について理解し、やりたいことをできる力を培う、伊那市ローカル人材育成セミナーの女性キャリア編が28日に防災コミュニティセンターで開かれました。
28日は、およそ20人が参加しました。
最初に、体と心のバランスを整えるためのリフレッシュヨガを行いました。
首を回して肩の凝りをほぐしたり、息を吐きながら体を揺らしてリラックスさせていきました。
ワークショップでは、南箕輪村在住でキャリアコンサルタントの富岡順子さんが毎回講師を務めます。
参加者は最近あった自分の喜怒哀楽を書き出していきました。
富岡さんは「表情や態度、言葉を変えると行動も変わる。不機嫌より機嫌よく生きる方がパフォーマンスは上がる」と説明していました。
このセミナーは、伊那市が国の交付金を活用した、ローカル人材育成事業として令和5年度から令和7年度にかけて行っているものです。
今年度は女性キャリアをテーマにしています。
ワークショップと、ヨガ、SNS、お金についてなどの講座がセットになった内容で全4回となっています。
セミナーの最後には、ヨガで呼吸を整えながら疲れた心を鎮めていきました。
次回は9月18日にSNS講座が開かれます。
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「かぜすず風作品展」300点展示
伊那市御園のイラスト作家伊藤勉さんによる「かぜすず風作品展」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、動物や自動車、人物、ハロウィンなど300点のイラストが並んでいます。
ほかにも展示会場のかんてんぱぱホールや伊那公園を舞台にしたものなどもあります。
伊藤さんはペンネーム「かぜすず風」で活動しています。
イラストは副業で個人や企業からの依頼を受け制作している他、オリジナル作品の販売をしています。
制作方法は、手書きした下絵をコンピューターに取り込み、色付けをして仕上げているという事です。
伊藤さんは「作品を見て笑顔になってもらえればうれしいです」と話していました。
かぜすず風作品展は9月3日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
新型コロナ週報 上伊那108人確認
28日発表の新型コロナウイルス感染症の8月19日から8月25日の週報です。
上伊那は108人、全県は1,105人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり12.56人で上昇しています。
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交通死亡事故多発警報発令で街頭啓発
箕輪町交通安全協会は、交通死亡事故多発警報が発令されたことを受け交通安全を呼びかける街頭啓発を28日に行いました。
28日は、出勤時間にあわせおよそ10人が国道153号箕輪バイパスで街頭啓発を行いました。
町交通安全協会が箕輪町交番と町役場の職員と協力しドライバーや歩行者に交通安全を呼びかけていました。
県内では今年1月から8月27日までに40件の交通死亡事故が発生していて、このうち1件が今年6月に伊那市で発生しています。
今月14日から20日までに県内で5件の交通死亡事故が連続で発生したことを受け、交通死亡事故多発警報が発令されました。
発令期間は29日までとなっています。
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信州大学と南箕輪中 カビの交配実験
南箕輪村の南箕輪中学校科学技術部3年生の生徒は、信州大学農学部でカビの交配実験を行っています。
26日は初回の実験が行われました。
行っている実験は、カビである麹菌の仲間「アスペルギルス菌」を使った交配実験です。
エンドウ豆の交配で遺伝の法則を見出したメンデルの実験をカビで行うものです。
異なる色のカビの胞子を水溶液の入ったマイクロチューブに入れます。
振動させて混ぜ、プレート上にスポイトで接種しフタをします。
これを30度の一定の温度で培養させます。
カビの交配によって次の世代がどうなるかを観察します。
生徒たちは夏休み前に理科の授業でメンデルの法則を学びました。
科学技術部顧問の矢口紘史教諭が、覚えるだけでなく体験しながら理解してほしいと、信州大学との連携で実験が行われました。
実験は9月中旬までにあと3回行われます。
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町郷土博物館 9月にリニューアルオープン
老朽化が進み工事が行われていた箕輪町郷土博物館のリニューアルオープンが、9月28日に決まりました。
27日は町役場で定例記者懇談会が開かれ、担当職員が概要を説明しました。
昭和49年(1974年)に開館した町郷土博物館は老朽化が進み、去年4月からリニューアル工事を行っていました。
リニューアル後は新たにエントランスや図書・講座室が設置されます。
また、入館料が無料になりました。
記念イベントとして10月5日から東京国立博物館から借用して風神雷神図屏風(高精緻複製品)と夏秋草図(高精緻複製品)展示されます。
オープン当日の9月28日にはセレモニーで古田人形芝居保存会による三番叟の奉納やテープカットが予定されています。
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17とりどり祭に向け高校生が合宿
11月に伊那市の高校2年生が主体で開く賑わい創出イベント「17とりどり祭」の実行委員は24日から合宿を行い、聞き取り調査やイベントの内容の検討を行いました。
初日は実行委員会のメンバーらが5グループに分かれ伊那市街地を散策しました。
高校生は商店街について店主に話を聞いていました。
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おたっしゃ教室 合同発表会
伊那市高遠町で介護予防を目的に地区ごとに開かれているおたっしゃ教室合同の活動発表会がきょう高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
発表会には高遠町のおたっしゃ教室に通う人たちや介護予防の推進を目的に活動するいきいきサポーターなど、およそ130人が参加しました。
おたっしゃ教室は高遠町で地区ごとに開かれている介護予防の教室で、体操や脳のトレーニングをしています。
活動発表会は毎年開かれているもので、きょうは11団体が活動の成果を披露しました。
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第76回県展 伊那市から知事賞2人
第76回長野県美術展の伊那会場の展示が、伊那市の伊那文化会館で25日から始まりました。
4部門のうち、伊那市から、二人が知事賞を受賞しています。
初日の25日は、伊那文化会館で授賞式が行われました。
日本画部門で、伊那市のババ モエナさんが知事賞を受賞しました。本人は都合により欠席で代理が賞状を受け取りました。
工芸部門で、伊那市の浦野真吾さんが、知事賞を受賞しました。
日本画・知事賞のババ モエナさんの作品「八分」です。独自の世界観を持った画面構成が魅力的で、風景部分は日本画材の色彩の良さを最大限に生かしていると評価されました。
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長谷中尾で棚田まつり
過疎化が進む伊那市長谷中尾を盛り上げようと、24日に棚田まつりが行われ、会場となった中尾座周辺は200人を超える賑わいとなりました。
棚田まつりは、長谷中学校の太鼓演奏で幕を開けました。
中尾座周辺には市内飲食店などが出店し、訪れた人たちが買い求めていました。
まつりでは子ども神輿が行われました。
集まった長谷の小中学生が区内の神社から中尾座までの約1キロを練り歩きました。
中尾地区には子どもがおらず、子ども神輿はおよそ15年ぶりだということです。
中尾座では、富県のまつり芸能集団田楽座などの公演が行われ、訪れた人達が楽しんでいました。
駐車場では尻相撲大会が開かれました。
棚田まつりは、中尾を中心に長谷で輸出用の米を栽培する農業法人Wakka Agriが、過疎化が進む中尾を盛り上げようと行いました。
まつりの最後は、田んぼの周りに設置したろうそくに火を灯し病害虫を追い払う「虫送り」の行事を再現しました。
棚田の周りに設置されたおよそ350個のろうそくに、参加した子どもたちが火を灯していきました。
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55歳以上対象 企業面接会
55歳以上の人が対象の企業面接会、シニア向け伊那チャレ面接会が27日に伊那市役所で開かれました。
今回の面接会の対象は、55歳以上の人です。
13の企業・団体の説明を全体で聞いた後、それぞれのブースで個別に説明を受けていました。
この日参加した13社のパートや正社員の求人は合わせて75人となっています。
このシニア向け面接会は、土日や夕方に働くことができるシニア世代の求人が増えていることからハローワーク伊那と伊那市が共催で開いていて、去年に続き2回目です。
説明会は、去年はおよそ100人の参加でしたが、今年はおよそ150人の参加がありました。
ハローワーク伊那では今後もこの面接会を開いていくほか、子育て世代向けなど範囲を絞った面接会を開いていきたいとしています。
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信州高遠美術館 若手アーティスト展「麓芸落合」 開催中
南信地域の若手芸術家6人の作品が並ぶ「麓芸落合」が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、伊那市出身の清水恵さん、南箕輪村出身の堀江大晴さん、同じく南箕輪村出身で高遠高校を卒業した大林佐和子さんなど、南信地域に縁のある作家6人の作品が展示されています。
信州高遠美術館では、2015年から、地元を中心に活動する若手作家を応援しようと「若手アーティスト展」を年に1回開いています。
イベント名の「麓芸落合」は、“中央アルプスと南アルプスの山麓で活躍する6人の芸術家が出会う”という意味が込められています。
県内や東京都を中心に個展を開いている清水さんは、透明水彩画を中心に10点を展示しています。
堀江さんは、版画作品を中心に6点を展示していて、日常風景に隠された不思議を独自の表現方法で表しています。
大林さんは、東京造形大学を去年卒業しました。
今回の展示会では、様々なジャンルを組み合わせた作品27点を展示しています。
若手アーティスト展「麓芸落合」は、11月4日月曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。 -
フェンシング 池上君全国大会へ
フェンシングの全国大会に出場する伊那市の西春近北小学校6年の池上泰平さんが白鳥孝市長を9日に表敬訪問しました。
池上さんは5月に開かれた県大会で2連覇を果たし、今月31日に静岡県で開かれる全国小学生フェンシング選手権大会・小学5・6年生の部男子フルーレ個人戦に出場します。
全国大会への出場は去年に続き2度目です。
池上さんは小学2年生でフェンシングを始め、箕輪町の長野フェンシングクラブで週に3日練習しています。
この大会でベスト8に入ると小学生の部で日本代表選手に選ばれるということで、
白鳥市長は「日本代表になれるよう頑張ってください」と激励していました。 -
箕輪中部小学校 駒ヶ岳集団遭難の慰霊の日
中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳集団遭難の慰霊の日の行事が26日に、箕輪町の箕輪中部小学校で行われました。
26日は、朝7時半ごろから全校児童およそ570人が登校し、児童玄関前にある慰霊碑に向かって手を合わせていました。
駒ヶ岳集団遭難事故は、1913年大正2年に箕輪中部小学校の前身となる中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳集団登山で発生しました。
登山を行った教師や生徒ら37人のうち、赤羽校長を含む11人が亡くなりました。
箕輪中部小では毎年、遭難のあった26日の前後に代表委員会が中心となって慰霊の日の行事を行っています。
自宅から持ってきた花を手向けている児童もいました。
箕輪中部小では、9月6日に「命の大切さを考える集会」を開く予定です。 -
上農生徒が整備してきた噴水跡地の作業 完了
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が3年計画で進めてきた伊那市の春日公園噴水跡地のブロックの敷き詰め作業が、26日に完了しました。
26日は、上農高校のコミュニティデザイン科里山コースの3年生およそ20人が最後の実習を行いました。
この場所には、1989年に噴水が整備されましたが、コストの削減のため使われなくなり、およそ30年間そのままになっていました。
実習は、人材育成などを目的に、上伊那の建設業者がサポートし、2022年度から3年計画で行われてきました。
今年度は、5月から5回にわたりおよそ180平方メートルにコンクリートブロックを敷き詰めてきました。
最後は、生徒の名前が入ったブロック20個を敷いて完成しました。
異なる色のブロックを使い、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラをデザインしました。
活動をサポートしてきた関係者は、「将来就職活動をする時に、建設業も選択肢の一つに入れて欲しい」と話していました。
9月3日には、建設業協会伊那支部の会員が仕上げをすることになっています。 -
台風10号 31日に県内最も接近か
台風10号は、26日午後4時現在日本の南の海上を西北西に進んでいて、長野県には31日土曜日に最も接近する見通しです。
長野地方気象台の発表によりますと、台風10号は31日土曜日に、県内に最も接近するとみています。
ただ、台風の動きが遅くなっているとして、気象台では最新の情報を常に確認するよう呼び掛けています。 -
ゴンベエさんら子どもの居場所「ひだまりの家」オープン
バルーンアートなどの大道芸人として活動してきた「ゴンベエワールド」矢野正貴さんは、地域の住民と協力し、子どもたちが集まれる居場所「ぽかぽかひだまりの家」を、伊那市西町の沢地域交流センターで毎月第1日曜日に開きます。
25日は、オープニングインベントとして地区の親子を招きました。
会場には、段ボールで作られた迷路や、恐竜などの装飾が設置されていました。
訪れた子どもたちは、さっそく段ボールの中に入ったり、スライムを作る体験をしたりして楽しみました。
会場となる沢地域交流センター入り口では、伊那中学校美術部の生徒が制作したアーチがお出迎えしました。
地域の竜南・竜西保育園の園児が制作した風鈴なども展示され、会場の雰囲気を盛り上げていました。
この子どもの居場所「SAWAぽかぽか ひだまりの家」は、ゴンベエワールドとして活動し去年大道芸人を引退した矢野正貴さんが中心となり、毎月1回、第一日曜日の午前9時から正午まで開きます。
沢町内会に呼びかけ集まった子ども向けの絵本や漫画・おもちゃなどが用意され、自由に遊ぶことが出来ます。
25日は、綿あめやポップコーンも配布され、子どもたちが味わっていました。
また、マジック歴20年以上という伊那部の伊藤光博さんがマジックを披露しました。
矢野さんは、この活動に協力してくれるボランティアを募集しています。
ぽかぽか ひだまりの家は、次回、9月1日(日)午前9時~正午まで開かれます。
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熱中症で1人搬送
上伊那広域消防本部によりますと午後4時現在、箕輪町で
80代男性が熱中症とみられる症状で搬送されたということです。
程度は中等症だということです。
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南ア鋸岳で山岳遭難
24日午後1時10分、南アルプス鋸岳山頂付近で40代の男性が滑落し大けがを負う山岳遭難が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、遭難したのは神奈川県川崎市の会社員、引地健さん47歳です。
引地さんは23日に一人で北沢峠から入山し登山をしていたということです。
鋸岳山頂付近で足を滑らせ、およそ10メートル滑落したということです。
本人から上伊那広域消防本部に救助要請があり、24日午後2時32分に救助されました。
引地さんは伊那市内の病院に搬送されましたが、肋骨骨折や頭部を打撲する大けがを負いました。
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第39回大芝高原まつり
上伊那の夏を締めくくる、南箕輪村の第39回大芝高原まつりが24日に行われました。
まつりでは、プロライダーによるフリースタイルモトクロスのショーが今年初めて開かれ、見に訪れた人は、迫力あるパフォーマンスに歓声をあげていました。
また南箕輪中学校3年生は運営側として、サッカーボールを使ったカーリングや輪投げなどのお楽しみ屋台を出店しました。
大芝高原メインストリートで行われたおまつりパレードには9連およそ530人が参加しました。
保育園児や小学生などが踊りを披露していました。
トワイライトステージでは、参加者がこの日のために練習してきた成果を披露していました。
まつりを締めくくる花火大会では、およそ1,000発の花火が打ち上げられました。
トワイライトステージとおまつりパレードの模様は9月にご覧のチャンネルで放送を予定しています。 -
旧陸軍伊那飛行場跡地から平和を考える
伊那市の旧陸軍伊那飛行場の跡地を周り、平和について考えるフィールドワークが25日に行われました。
25日は伊那市内からおよそ20人が参加し、上の原の旧陸軍伊那飛行場にあった格納庫跡地を見学しました。
説明を行ったのは、近くに住む久保田誼さん82歳です。
およそ40年前から伊那飛行場について調査・研究をしています。
太平洋戦争末期の昭和18年1943年に上の原の畑などで工事が行われ、150ヘクタールの飛行場が建設されました。
久保田さんは「全国から集まった学生などが訓練を受け、その中から特攻隊員となった人もいる」と説明をしていました。
また久保田さんの自宅の敷地内には、レンガで造られた弾薬庫として使われていた建物が残っています。
40年前に自宅として買った土地にあったもので、当時高校教諭だった久保田さんが伊那飛行場について調査を始めるきっかけとなりました。
このフィールドワークは、身近にある戦争の痕跡を巡りながら平和について考えてもらおうと、生活クラブ生活協同組合長野の伊那支部サークルが主催したものです。
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有賀徹さん いちじく出荷
伊那市手良の有賀徹さんは、果物「いちじく」を栽培していて現在、収穫期を迎えています。
伊那市手良の有賀ファームです。
主に米や花を中心に生産していて、いちじくも主力の一つです。
代表の有賀徹さんは、定年退職後、本格的に農業をはじめました。
比較的、手のかからない「いちじく」を栽培しようと、18年前に10本の苗木を植えました。
現在は、2棟のハウスで栽培していて、8月から出荷が始まっています。
1本の木からおよそ600個を収穫できるということです。
いちじくは、追熟しない果物のため収穫したてが美味しいタイミングだということで毎朝、熟したものを摘み取り出荷しています。
食物繊維が多く含まれていて、そのまま食べてもドライフルーツにしても良いということです。
有賀さんは、特に生ハムとの相性が良いと話していました。
収穫したものは、作業場でパック詰めを行います。
1パック4個入り500円で、伊那市のAコープ伊那中央店や南箕輪村のファーマーズあじ~ななどで販売しています。
いちじくの出荷は、10月いっぱい行われるということです。 -
森林の境界を明確化するアプリ開発へ
伊那市の信州大学発ベンチャー認定企業の精密林業計測株式会社の、ドローンとAIを用いた森林の境界を明確化する事業が、国の研究開発を補助する制度で採択されました。
精密林業計測株式会社は、信州大学農学部の加藤正人特任教授が代表取締役を務めるベンチャー企業です。
今年度、針葉樹林と広葉樹林の境界を明確化できるアプリ開発などの事業が国の補助制度で採択され、1,500万円の補助金交付を受けるということです。
ドローンで撮影した画像をAIが分析、木の種類を分類することで森林の境界線が明確化できます。
アプリは、タブレット端末などでGPSと連動した森林の境界線の情報を取得できるようにするものです。
市町村が森林整備、地籍調査などで活用することで、管理放棄と所有者不明の山林の把握につなげられるということです。
9月からアプリの開発を始める予定で、2025年2月の完成を目指します。
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伊那市 物価高騰対策予算案提出へ
伊那市は、長引く物価高騰下における子どもや高齢者の生活支援など市独自の事業を盛り込んだ3億6千900万円の補正予算案を29日に開会する9月定例会に提出します。
23日に開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が概要を話しました。
市独自の事業は、物価高騰の影響を受ける子育て世帯に対して対象児童1人あたり1万円を給付する臨時特別給付金におよそ1億円。
この冬の暖房費の支援として市民税非課税の75歳以上に現金1万円を給付する支援給付金におよそ8300万円。
燃料高騰の影響を受ける施設園芸農家に対し、燃料の使用量に応じて燃料上昇分の一部支援に、1千万円などとなっています。
物価高騰予算案は、29日に開会する伊那市議会9月定例会に提出されます。