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中南信消防広域化協議会 「将来ビジョン」策定
中南信の消防広域化について検討している協議会は、広域化を前提とする将来ビジョンを、4日策定しました。このビジョンに基づいて、今後、広域化を進めるかどうかを判断していきます。
4日は、塩尻市の市民交流センターで6回目の協議会が開かれました。
協議会は、中南信の広域連合や消防組合など7団体の代表で組織されています。
4日は、各団体から出された、広域化についての方向性を元にまとめられた将来ビジョンについて話し合われました。
将来ビジョンは、広域化をすすめるかどうかを判断する材料として示されたものです。
ビジョンでは、面積が広い・中山間地が多いなどの特性を考慮し、消防本部などを一元化する方式とすること、固定電話や携帯電話から発信地を特定し、車両の動態を管理できる高機能の消防本部とすることなどが示されました。
メリットとしては、住民サービスの向上、人員配置の効率化と充実、課題としては、市町村や地域医療機関との関係性、職員の処遇などが挙げられています。
委員からは、消防団との連携について、もっと具体的に示してほしいなどの意見が出されていました。
協議会では、示されたビジョンを承認しました。
このビジョンを基に、消防組合や、構成する市町村などで、今後、広域化を進めるかどうかについて意思を確認します。
協議会は、次回、来年2月に予定されていて、7団体が、広域化についての判断を示す事になっています。 -
御園 循環タクシー路線示される
来年度の伊那市の公共交通について検討する協議会が、4日伊那市役所で開かれました。
伊那本線の廃止により公共交通がなくなった御園地区に循環タクシーを運行させる計画などが示されました。
4日は、協議会に来年度のバスとタクシー路線の運行計画が示されました。
運行計画では、伊那本線の廃止により、公共交通がなくなった御園地区と公共交通がない上牧地区を通る循環タクシーの路線が新たに示されました。
市街地循環バスでは、外回りを廃止し、全て内回りにすることで、待ち時間や、運行時間を短縮する案が示されました。
また、手良・新山・高遠・長谷などを循環しているそれぞれのバスについて、交通量の少ない場所で降りるときは、バス停でない場所でも降りられるフリー降車を取り入れたいとの案も示されました。
委員からは、「降りるときだけでなく、乗るときもフリーにできないか」などの意見が出されていました。
計画は、出された意見を反映して、次回26日の協議会で検討される予定です。 -
オリンパス(株)辰野事業所の樋代卓司さん 黄綬褒章受章
オリンパス株式会社辰野事業場に勤める樋代卓司さんは、その道の業務に専念し、功績をあげた人などに贈られる黄綬褒章を受章しました。
県内のオリンパスでは、3人目の受章となります。
樋代さんは、昭和27年生まれの58歳。
駒ヶ根工業高校工業化学科を卒業後、オリンパス光学工業株式会社伊那工場に入社しました。
顕微鏡などの光学機器に使われる金物部品の表面処理業務におよそ40年間携わり、高い技術を取得しました。
陽極酸化処理と呼ばれるこの技術は、アルミニウムを着色したり摩耗を防ぐ為に表面に薄い膜をはることです。
樋代さんは「ここで得た技術を伝えるためにも、後進の指導に取り組んでいきたい」と話していました。 -
伊那市表彰式典
文化の日に合わせ3日、各市町村で功労者の表彰式が行われました。
伊那市では、市役所で式典が行われ、永年地域の発展に尽くした功労者に白鳥孝市長から表彰状が贈られました。
今年度表彰されたのは、地方自治功労として市政の発展に尽くした前伊那市長の小坂樫男さんをはじめ個人12人と1団体です。
団体では、教育文化功労として59年間にわたり、クラシック音楽会などを企画運営した伊那市音楽協会に表彰状が贈られました。
白鳥孝市長は、「伊那市が順調な発展を遂げてこられたのは、皆さまの多大なご尽力のおかげと心から感謝申し上げます」と式辞を述べました。
受賞者を代表して小坂樫男さんは、「今日を契機に、
また、市政に対して協力をしていきたい」と謝辞を述べました。 -
市街地の再生に向けた指針案示す
伊那市の中心市街地再生プラン策定委員会が2日に開かれ、各分科会から、プランの具体的な取り組みを示す指針の案が報告されました。
この日は5回目の委員会が伊那商工会館で開かれ、4つの分科会が9月から検討してきた指針の案が報告されました。
案では、来年度、再来年度実施する短期プランとして、市街地のビューポイントの発掘、空店舗を活用した情報発信拠点の設置、いなっせやセントラルパークなどを「街のステージ」とした、発表の場の提供、バラのまちづくり、などがあげられました。
これらの案は、内容を精査し、11月26日に開かれる伊那市中心市街地再生協議会に「伊那市中心市街地の再生に向けた指針」の案として提案することになっています。 -
ごみの減量化 伊那市へ提言
伊那市のごみ減量化・資源化推進委員会は2日、これまで検討してきた、ごみの減量やリサイクルなどについて伊那市に提言しました。
この日は、今年度最後の委員会が伊那市役所で開かれ、北原文明委員長が白鳥孝市長に提言書を手渡しました。
提言には、レジ袋削減にむけ消費者と事業者、行政が協議する場を設ける事、資源ごみの収集ステーションに目立つ看板を設置すること、分別のエキスパートの養成、などがもり込まれています。
白鳥市長は「ごみの削減は重要課題。実施できるものはすぐに実施し、ごみにかかわる地域の活動に活用していきたい」と話していました。 -
東山魁夷館開館20周年記念版画展
東山魁夷館の開館20周年を記念した東山魁夷版画展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、東山魁夷の生涯の作品の中でも代表的な作品の版画100点ほどが並んでいます。
版画は、魁夷の日本画を基に複製されたものが主で、そのほか、オリジナルの版画もあります。
東山魁夷は、昭和を代表する日本画家で1999年に90歳で亡くなりました。
横浜に生まれ神戸で育ち、千葉県にすまいを構えますが、長野県を「作品を育ててくれた故郷」と呼び、79歳のときに、作品を長野県に寄贈します。
それを記念して東山魁夷館が長野市に建てられ、今年20周年を迎えました。
今回は、東山魁夷の足跡を辿れるように、時代に沿って作品が展示されています。
この東山魁夷展は、11月21日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
入場料は、一般300円、高校生以下は無料です。 -
南箕輪村 上下水道使用料金の検討諮問
南箕輪村上下水道運営審議委員会が2日、村役場で開かれ、唐木一直村長が上下水道の適正な使用料金の検討を諮問しました。
唐木村長は、「上水道は引下げ、下水道は引き上げで、適正な使用料金を検討いただきたい」とあいさつしました。
村の上水道使用料は平成10年から12年間、下水道使用料は平成9年から13年間、それぞれ据え置かれています。
村長は、上水道については、経営が健全化しているので引下げたいと話しました。
下水道については、経営の健全化を図るため使用料を引き上げたいとしています。
委員会では使用料について検討し、24日までに答申するということです。 -
届け出書類事前審査 1派のみ
任期満了に伴い今月9日、告示、14日投開票の日程で行われる箕輪町長選挙の立候補届出書類の事前審査が2日、箕輪町役場で行われ1派のみが審査を受けました。
審査には現職で3期目の再選を目指している平澤豊満さんの1派が訪れ届出書類の審査を受けました。
現在出馬を表明しているのは、無所属で現職2期目、沢の平澤豊満さん(69)のみでほかに表立った動きはありません。
箕輪町長選挙は、9日告示14日に投開票が行われます。 -
井月の俳句 新たに4句見つかる
漂泊の俳人、井上井月の俳句を集めた本、「井月全集」に掲載されていない俳句が新たに4句見つかりました。
新たに見つかった俳句は伊那市美篶の井月研究家、春日愚良子さんが訪ねた家にあったものです。
新しく見つかった俳句のうち 「小春とも呼びたき菊の籬かな」は秋の句です。
井月全集にはない新句で、春日さんは明治10年代に書かれたものと推測しています。
「鹿なくや入るさに月もやどる頃」も同じく秋の句の新句で書かれた年代も同じころだということです。
「翌日しらぬ日和を菊のながめかな」も秋の句で春日さんによりますと井月の他の俳句に上の句が同じものがあることから類句にあたるということです。
「どこやらに鶴の声きく初旭かな」は、新年の句でこれも類句だということです。
春日さんは、江戸末頃から明治時代にかけて井月が立ち寄った家から見つかったことや筆跡などからこれらは直筆で、全て井月が作った句だと話しています。 -
下水道使用料金などの改正
伊那市の上下水道事業運営審議会は、下水道使用料金などの改正はやむを得ないとする審議結果を白鳥孝市長に答申しました。
1日の夜、審議会が伊那市役所で開かれ、審議会の横森孝心会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
市では現行の使用料のまま運営を続けた場合、平成23年度から平成25年度までの3年間の赤字額がおよそ11億円になるとしています。
一般家庭の支払っている使用料は2か月で平均6200円だったものがおよそ7100円となります。
また、改正に伴い合併前の旧市町村ごとに異なっていた下水道使用料金は統一されます。
審議会は、水洗化率の向上目標は必要最低条件として取り組む事、市民へ経済状況などの情報公開を徹底するなどの附帯意見をつけました。
白鳥市長は「答申を重く受けとめ健全化に向け取り組んでいききたい」と話していました。
この下水道料金などの改正案は伊那市議会12月定例会に提出され可決されれば来年4月から実施されます。 -
新山小で地域公開参観日
昨年度から小規模特認校に指定されている、伊那市の新山小学校で30日、地域公開参観が行われました。
地域公開参観は祖父母参観に合わせて行われたもので、この日は保護者の他学区外から3家族が訪れ、授業の様子を見学しました。
新山小学校は、昨年度から少人数の特色ある学習環境を活かし、市内全域から入学、または転学することのできる「小規模特認校」に指定されています。
地域公開参観は昨年度から行われていて、現在、見学にきた子ども2人が学校で学んでいます。
見学後に入学を決めた児童の保護者は「」と話していました。
見学に訪れた親子は授業に参加しながら、新山小ならではの教育を体感していました。
見学したある親は「」と話していました。
岩崎勝幸校長は「新山小の普段通りの生活を見てもらい、小規模校ならではの良さを感じてほしい」と話していました。 -
年賀はがきの販売開始
1日から郵便局で年賀はがきの販売が始まりました。
箕輪町の箕輪郵便局でも年賀はがきの販売が始まり、さっそく買い求める人の姿が見られました。
箕輪郵便局によると、販売開始となった1日だけで2千枚以上の年賀はがきを販売したということです。
パソコンでオリジナルの年賀状を作るインクジェットプリンター用や、切手部分にディズニーキャラクターがデザインされたものが人気だということです。
年賀はがきの販売枚数は年々減少傾向にありますが、箕輪郵便局では、例年並みの24万枚を販売目標にしているということです。
年賀状の受け付けは12月15日からで、箕輪郵便局では「年賀状が元旦に届くよう、12月25日までに投函してほしい」と話しています。 -
園児が「光と影の世界」楽しむ
伊那市の竜西保育園で10月29日、光と影の世界を楽しむイベントが行われ、園児が保護者と一緒に楽しみました。
この日は、午後5時に庭に並べられたランタンに火が灯され、辺りは幻想的な雰囲気に包まれました。
イベントは、竜西保育園の「収穫祭ハロウィン」の一環で行われたもので、子ども達に普段とは違った雰囲気を楽しんでもらおうと「暗闇と光のファンタジー」と題して夜の園舎で行われました。
ランタンは、園児がペットボトルを使って手作りしたもので、およそ100個が庭に並べられました。
子ども達は保護者と一緒にランタンのほのかなあかりを眺めていました。
また、園の中では影の世界を楽しんでもらおうと、お化け屋敷や影絵などが企画され、子ども達が楽しんでいました。
小林政子園長は「普段とは違った雰囲気で親と子の触れ合いの場にもなった。楽しんでもらえて良かった」と話していました。 -
伊那市 平成23年度予算編成会議
伊那市の部課長以上の職員を対象とした、新年度予算編成会議が1日開かれ、白鳥孝市長は「事業の選択と集中を行うよう」指示しました。
白鳥市長は「国の来年度の予算方針が不透明であり、経済も円高・デフレにより先行きが見えない状況となっている中、歳入の確保、歳出削減に取り組み、事業の選択と集中を徹底し、重点的かつ効率的な予算配分を進めてほしい」と指示しました。
平成23年度の経費は、投資的経費を除き、一般財源ベースで今年度と同額のおよそ209億円となる見込みです。
伊那市では、11月下旬までに各部局からの見積もりを受け、査定・折衝を行い来年1月下旬に予算案を内示する事にしています。 -
南箕輪村民文化祭
南箕輪村の秋の恒例行事村民文化祭が、30日31日の2日間、村民センターで行われました。
村民文化祭は村内の文化団体の活動の発表の場として毎年行われています。
村民センターでは、作品展示が行われ、生け花や陶芸など様々な分野の作品、およそ700点が展示されています。
また、公民館で茶道を習っている小学生や中学生が、訪れた人たちに抹茶を振る舞っていました。
2日目の31日は、ステージ発表が行われ、ハーモニカの演奏や子ども達のダンスなど、24団体が日ごろの成果を発表していました。 -
もみじ湖夢まつり
箕輪ダムの秋の恒例イベント、もみじ湖夢まつりが、31日、箕輪ダムイベント広場で開かれました。
もみじ湖夢まつりは、地域農業の活性化を目的に活動する、信州もみじ湖夢くらぶが毎年開いているもので、今年で8回目になります。
まつりでは住民有志や地元消防団などによる出店が並んだ他、長靴飛ばしなど様々なイベントが行われ、会場を盛り上げていました。
まつりの人気イベント、ロール転がしでは、重さ300キロのロールをチームごと転がして、およそ30メートルのコースを往復してスピードを競いました。
根橋英夫会長は「あいにくの天気のなか、大勢の人が来てくれてうれしい。これからも定着したイベントとして育てていきたい」と話していました。 -
伊那公民館文化祭
第33回伊那公民館文化祭が1日から3日まで、伊那公民館で開かれています。
会場には、講座やサークルなどで取り組んだ作品、およそ2千点が並んでいます。
伊那公民館には、およそ90のサークルなどがあり、文化祭はその活動の発表の場として開かれているものです。
会場2階の展示スペースには、陶芸や絵画、写真など11グループの作品が展示されています。
3階には、2年間で学んだ書道の成果を発表した展示など18グループが展示しています。
伊那公民館の武田登館長は「1つに偏らずに様々なジャンルの作品が展示されているので、多くの人に見に来てもらいたい」と話していました。
伊那公民館文化祭は、3日まで開かれていて、最終日には公民館講堂で大正琴や歌、マジックなどのステージ発表が行われます。 -
阿部知事 伊那合同庁舎で県幹部と懇談会
阿部守一長野県知事が1日、伊那合同庁舎を訪れ、上伊那地方事務所長ら県幹部と懇談しました。
午前11時過ぎ、阿部知事は県幹部と懇談するため、公務としては初めて上伊那を訪れました。
懇談は、冒頭のみ公開で行われました。
挨拶の中で阿部知事は「現場の声を聞く機会を持つことは、県民の声を反映させる近道だと思っている。
地域の実情や、県民の思いにあった取組みができるよう地方分権に力をいれ、行政と県民が同じ方向を向いて歩んでいけるようにしていきたい」と話しました。
懇談会では、上伊那地域の製造業がおかれている現状や、組織をいかに運営していくかなど意見交換が行われたということです。
上伊那地方事務所の市川武ニ所長は「上伊那の製造業は海外依存率が高く円高の影響をうけている現状を伝えた。直接話す機会を大切にしていきたい」と話していました。 -
伊那中学校吹奏楽部
伊那市の伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が31日、伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は今年で7回目で、31日は、コンクールの自由曲をはじめポップスやクラッシックなど10曲を演奏しました。
生徒達は、この演奏会に向けて練習を重ねてきたということで、息のあった音色を響かせていました。
会場には、保護者などが訪れ演奏に聞き入っていました -
雑穀プロジェクトin伊那2010
機能性の高い食品として注目されている雑穀を使った料理教室が31日、伊那市長谷で開かれました。
料理教室には、伊那市を中心に約30人が参加し、粉状にしたアマランサスとタカキビを使いスイーツ2品を作りました。
教室は伊那市が主催する雑穀の振興イベント「雑穀プロジェクトin伊那」の一環で開かれ、今回で10回目となります。
講師を務めたのは、雑穀を使ったお菓子作りの本などを出している、広島市在住の料理研究家の江島雅歌さんです。
江島さんは、「雑穀の粉だけでケーキなどを作ると、固くなってしまう場合がある。小麦粉や米の粉などとブレンドして使うとよい」といったアドバイスや、「卵や乳製品を使っていないので、アレルギーのある人も大丈夫」など、雑穀を良さを説明していました。
アマランサスの粉を使ったココア風味のケーキと、タカキビ団子のコーンクリームがけが完成すると、参加者は早速味わっていました。
ある参加者は「しっとりとした触感があり家でも作ってみたい」と話していました。
雑穀は遊休農地の有効活用や特産化による地域活性化などに期待が寄せられています。しかし、特に雑穀を粉状にした物は入手しにくいのが現状で、今後、雑穀の供給体制を整えていく事が課題という事です。 -
みはらしの湯がりんご風呂
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、今日から露天風呂で「りんご風呂」を始めました。
浮いているりんごは、地元農家が収穫した西箕輪産のジョナゴールドなどです。
このりんご風呂は、11月7日まで楽しむことができます。 -
感染症食中毒予防研修会
学校や福祉施設などの給食関係者を対象にした感染症や食中毒の発生防止研修会が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
研修会は、ノロウィルスやインフルエンザなどが集団発生しやすい冬を前に、毎年伊那保健福祉事務所が開いているものです。
研修会は午前、午後の2回開かれ、そのうち午前の部には上伊那の学校や福祉施設で働く給食関係者およそ80人が参加しました。
研修会では、伊那保健福祉事務所の職員が感染症や食中毒、インフルエンザなどの予防対策や、発生した場合の対応について説明しました。
そのうち、食中毒の予防対策では、細菌やウイルスの増殖を防ぐため▽調理器具などを常に清潔に保つこと▽調理は手早く行い、必要以上は作らないこと▽調理する時は、食品を十分加熱すること竏窒ネどをあげていました。
また、食中毒と思われる事態が発生した場合、発症者の数や症状などを、保健福祉事務所に通報するよう呼び掛けていました。 -
高遠商店街の象徴に 太鼓櫓完成
伊那市高遠町の高遠公園下交差点に、太鼓櫓が完成しました。
太鼓櫓は伊那市商工会高遠支部が建てたもので30日、関係者が集まって完成を祝いました。
太鼓櫓は、高遠城址公園にある櫓の3分の2の縮尺で造られています。
木造2階建てで、2階部分に太鼓が吊り下げられています。
国道152号高遠バイパスの開通により、商店街への人の流れが少なくなったことから、商店街への入り口を示す象徴として造られました。
総工費はおよそ470万円で、積立金や寄付などで賄いました。
式典で伊那市商工会の森本光洋会長は、「太鼓櫓が観光と地域活性化の一助になるように期待している」とあいさつしました。
白鳥孝市長は、「櫓の完成を機に地域の皆さんが中心となって高遠の観光振興を担ってほしい」と話しました。
太鼓櫓は、高遠城址公園の桜の時期などにライトアップするということです。 -
西春近で初 新そばまつり
伊那市西春近のそば打ち愛好家でつくる「春近そばの会」が30日、初めての新そばまつりを開きました。
新そばまつりは、JA上伊那西春近支所の旧店舗で開かれ、地域住民が手打ちの新そばを味わっていました。
まつりは、昔は宿場町として栄えた西春近沢渡地域を再び活性化させ、区全体を盛り上げようと開かれました。
まつりを計画した「春近そばの会」は、そば打ちの技術向上のため月1回の例会でそばを打ち、皆で味わって勉強しながら交流を深めています。
この日は、日頃鍛えた腕前を披露し、地元でとれたそば粉を使っておよそ500食のそばを用意しました。
訪れた人たちは、地元の愛好家が打ったそばにした舌鼓を打っていました。
春近そばの会では、地域を盛り上げるため、今後もそばまつりを開きたいとしています。 -
おいしんぼコンテスト最優秀賞に「みのわのイモイモ丼」
箕輪町の名物料理を決めるおいしんぼコンテストの最終審査が30日に行われ、最優秀賞に箕輪町沢の黒田洋子さんの「みのわのイモイモ丼」が選ばれました。
みのわのイモイモ丼は、輪切りにして焼いた地元産の長いもをご飯の上にのせたもので、イモのサクサク、ホクホクした食感が特徴です。
この日は、おいしんぼコンテストの最終審査が行われ、書類審査と二次審査を経て選ばれた5点が審査されました。
コンテストは、商工会や飲食店組合でつくる箕輪名物料理研究会が開いたもので、最終審査には、箕輪町の中高生や消費者の会など地域住民も加わり、独創性や味、料理のしやすさなどを点数評価しました。
審査の結果、黒田さんのみのわのイモイモ丼が最優秀賞に選ばれ、表彰状が贈られました。
研究会ではコンテストを町おこしにつなげていきたい考えで、この日審査された5品は、11月13日に行われる箕輪町のイルミネーションフェスタの点灯式の会場で販売されることになっています。 -
高遠城址の秋まつり 開幕
あと1週間ほどで紅葉の見ごろを迎える伊那市高遠町の高遠城址公園で、30日から「高遠城址の秋まつり」が始まりました。
この日は雨が降るあいにくの天気となり、高遠閣の中でテープカットが行われました。
白鳥孝伊那市長は「高遠町と言えば、高遠城址を中心とした桜や紅葉のある街並みが特徴の一つ。みんなで秋まつりを盛り上げていきたい」と話していました。
「高遠城址の秋まつり」は、「天下第一の桜」として知られる高遠城址公園の、秋の装いを楽しんでもらおうと開かれているもので、今年で9回目になります。
現在、ちょうど紅葉し始めたところで、去年よりも1週間ほど遅いということです。
東京都から訪れたある女性は「高遠の桜は知っていたけど、紅葉は知らなかった。少し早かったけどとても綺麗」と話していました。
高遠城址公園の紅葉の見頃は11月6日頃になりそうです。
まつり期間中公園内では、菊の展示や、クラフト作家による手作り作品の販売などが行われます。
また13日からは、高遠から岐阜県高山市までの、国道361号沿線地域の麺料理を楽しむことができる「山麓一の麺街道フェスタ」も開かれることになっています。 -
ソフトバレーボール 第8回PRAIA杯
ソフトバレーボールフェスティバル「第8回PRAIA杯」が、伊那市の勤労者福祉センター体育館などで、30日から始まりました。
大会は誰でも気軽に楽しむことができるソフトバレーを通じて参加者同士交流を深めてもらおうと、伊那市長谷のソフトバレーチーム「はせくらぶ」が毎年開いています。
この日は県内外から72チームが参加し、40歳以上の「トリムシルバー」と、年齢制限なしの「トリムフリー」の2部門に分かれて予選を行いました。
「トリムシルバー」の部には、女子バレーボール元日本代表の丸山(旧制:江上)由美さんや、ビーチバレーの元日本代表監督の岩本洋さんのチームが出場して試合を盛り上げていました。
松本市から参加したある男性は「広範囲からこれだけのチームが参加する大会はあまりない。いろんな地域のチームと交流できた」と話していました。
大会は31日まで開かれていて、31日は決勝リーグの試合が行われる予定です。 -
伊那女声コーラス 50周年記念演奏会
伊那女声コーラス創立50周年記念演奏会が、30日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那女声コーラスは、昭和36年に母親コーラスの先駆けとして発足しました。
現在は伊那市を中心に40代から70代の主婦およそ30人が所属していて、定期演奏会のほか福祉施設などでボランティアの発表会を行っています。
創立50周年を迎えた今年の演奏会は、歴代の指揮者やピアニストを迎え、唱歌など21曲を披露しました。
実行委員長の上林幸江さんは「これからも美しいハーモニーを大切に、歌い続けていきたい」と話していました。 -
西春近北小学校 枝打ちや間伐を体験
伊那市の西春近北小学校の児童は27日、地域の山林で、枝打ちや間伐を体験しました。
この日は、西春近北小学校の5年生と6年生68人が、西春近小出三区の山林で枝打ちや間伐などの森林整備を行いました。
これは、子供達が中心となって自然保護や森を育てる活動をする「みどりの少年団」の活動の一環で、森林の果たす役割を学びふるさとの自然を大切にしようと毎年行われています。
指導したのは、西春近財産区議会の議員9人です。
子ども達は「枝は、幹に一番近いところから、ノコギリの全体を使って切る」など指導を受けていました。
ある児童は「高いところの枝を切るのは、手が疲れて大変だけど、楽しい」と話していました。