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小松養蜂園がイチゴ贈る
伊那市御園の小松養蜂園は3日、伊那市の障害者社会就労センターを利用している人たちに、イチゴをプレゼントしました。
市内には障害者社会就労センターが4か所あり、およそ140人が利用しています。
3日は、小松養蜂園の小松実治社長が伊那市の障害者社会就労センター「ゆめわーく」を訪れ、イチゴおよそ140パックを贈りました。
ゆめわーくでは小松養蜂園で使う巣箱を作っていて、イチゴはそのお礼に贈りました。
小松さんによりますと、ゆめわーくでは年間およそ4千箱の巣箱をつくり全国に出荷しているということです。
利用者は、嬉しそうにイチゴを受け取り、小松さんに感謝していました。 -
冬の花県内各地から集まる
アルストロメリアなど冬の花が県内各地から集まる信州フラワーショーが3日から伊那市のJA南信会館で始まりました。
信州フラワーショーは花き園芸の発展や花の品質向上を図ろうとJA全農長野などが毎年、夏と冬に開いています。
今回は上伊那の生産者を中心に、アルストロメリアやアネモネ、ダリアなどおよそ380点が出品されました。
信州フラワーショーにあわせて行われた品評会では、最優秀賞にあたる農林水産大臣賞に伊那市の春日清一さんのアルストロメリアが選ばれました。
春日さんのアルストロメリアはピンクサプライズと呼ばれる品種で、花の形や色付き、茎とのバランスなどが、特に優れていたということです。
会場には、花の愛好者や、生産者など多くの人が訪れ、色とりどりに咲いた花を楽しんでいました。
信州フラワーショーは、4日まで伊那市のJA南信会館で開かれています。 -
節分 無量寺で福豆まき
2月3日は節分です。
箕輪町北小河内の無量寺では、恒例の福豆まきが行われました。
境内では、裃を着た年男・年女およそ20人が豆をまきました。
世の中の邪気を払う豆まきですが、無量寺では、訪れた人に向けて豆をまくため、掛け声は「福は内」だけで、「鬼は外」の掛け声は使いません。
「福は内」の掛け声に合わせ、豆や景品の引換券が投げられました。
地域住民や檀家など訪れた80人ほどの人たちは、手を伸ばし、豆などを拾っていました。
中川弘道住職は、「たくさん福を持ち帰ってほしい」と話していました。 -
味工房で味噌の寒仕込み
南箕輪村の大芝高原味工房で、販売用味噌の寒仕込みが行われています。
3日は、味工房の大豆班のメンバー3人が仕込み作業をしました。
大豆班は、地元産の大豆や米を使い、味噌を製造販売しています。
去年11月から仕込みが始まり、メンバー8人が交代で作業して、冬の間に1年分の味噌を仕込みます。
同日は、自家製の麹に塩を交ぜ、圧力窯で炊き上げた大豆を機械ですりつぶし、大豆と麹を交ぜる作業が行われました。
1回の仕込みで出来る味噌は168キロで、この冬は30回ほど仕込みをするということです。
メンバーは、「おいしくなれと思いを込めて造っています」と話し、手際良く作業していました。
仕込んだ味噌は桶に詰めて寝かせ、8月に天地返しをし、11月頃から販売するということです。 -
三日町保育園 節分の豆まき
2月3日の節分に合わせて箕輪町の三日町保育園で2日、豆まきが行われました。
三日町保育園ではこの日、全園児68人が節分の豆まきをしました。
園児達は、自分達で作ったお面をつけて、赤鬼と青鬼にむかって豆を投げていました。
無事鬼を退治すると福の神が登場し、福と春が訪れるようにと教室に花をまきました。
押野久子園長は、「泣き虫鬼や弱虫鬼を退治して暖かい春をむかえたい」と話していました。 -
三峰川河川敷で樹木伐採作業
三峰川の環境保護活動を行っている三峰川みらい会議は30日、河川の環境と景観を守ろうと、河川敷内の樹木の伐採作業をしました。
三峰川みらい会議の会員や一般のボランティアなど35人が参加し、高遠町小原の三峰川河川敷で、外来種のニセアカシアなどを伐採しました。
三峰川みらい会議は、河川環境と景観の保全、治水対策などを目的に、毎年この時期に伐採をしていて、今年で6年目になります。
参加者は、グループに分かれてチェーンソーで木を切り倒し、運びやすい長さに切っていました。
伐採した樹木は、参加者が持ち帰り、薪として利用するということです。
関係者は、「伐採作業によって少しでも環境を良くして、皆が河原で憩えるようにしたい」と話していました。 -
公立高校前期選抜試験
公立高校の前期選抜試験が2日、県内一斉に行われました。
このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時すぎから受験生が次々と訪れ試験会場に向かっていました。
県教育委員会では、今年度から各高校に前期選抜の実施の判断をゆだねたため、上伊那では、伊那北高校、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科で前期選抜は実施していません。
前期選抜を実施した上農高校は各科募集定員が20人で、倍率は、生産環境が1.55倍、園芸科学が2倍、生物科学が2.1倍、緑地創造が1.8倍となっています。
公立高校前期選抜試験の合格発表は、10日(木)となっています。 -
山・ス貴也君 弓道全国大会へ
南箕輪村南殿に住む赤穂高校2年生の山・ス貴也君は、来月鹿児島県で開かれる弓道の全国大会に出場します。
この日は、山・ス君が南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に大会出場の挨拶をしました。
山・ス君が出場する大会は、第29回全国高等学校選抜弓道大会です。
山・ス君が所属する赤穂高校弓道部は、去年12月に開かれた県大会で優勝し全国大会出場を決めました。
大会は1チーム4人一組で対戦し、一人4本的へ矢を放って当たり外れで勝敗を決めます。
山・ス君が出場する第29回全国高等学校選抜弓道大会は3月18日から鹿児島県で開かれます。 -
西箕輪米加工グループ「恵方巻き」販売
また、伊那市西箕輪みはらしファームの米加工グループは節分にあわせて、恵方巻きの販売を2日から始めました。
恵方巻きを作っているのは、西箕輪米加工グループのメンバーです。
酢飯をのりの上に広げて、キュウリや玉子、シイタケなどの具を乗せてまいていました。
米加工グループでは、5縲・年前から、恵方巻きを作って販売しています。
魚介類などの生ものが入らない昔ながらの太巻きで、お袋の味に仕上がっているということです。
今年は、みはらしファームの恒例のイベントである節分会が中止となったため、会員が、知り合いなどに声をかけ、予約を多くとりました。
初日の2日は、2本入りのパック、80パックを作り、とれたて市場などで販売しました。
節分の3日は、200パックを作るということです。
米加工グループでは、「味が濃くて、食べやすいおかあちゃんの味に仕上がっています。南南東をむいて食べて、幸せになってください」と話していました。
米加工グループの恵方巻きは、1パック480円で、とれたて市場や、JA上伊那の直売所・あじ縲怩ネなどで販売する予定です。 -
ジャパンロジスティックス 福与の用地拡張調印式
箕輪町福与の工業団地に物流センターを構えるジャパンロジスティックス(株)の企業用地を拡大するための調印式が2日、箕輪町役場で開かれました。
2日は、ジャパンロジスティックスの井出 純一社長と、同じ福与の工業団地で製造業を営み、今回用地を提供する帝国通信工業(株)の早川隆巳執行役員、土地の売買を仲介した箕輪町の3者が調印を行いました。
ジャパンロジスティックスは、静岡県に本拠地を構える物流業者で、福与の工業団地には、綿半ホームエイド専用の物流センターがあります。
中南信地域の綿半6店舗の食品以外の商品をほぼ100%取り扱っています。
綿半の取引商品が急激に増加したことに対応するため、物流センターの増築を迫られていました。
箕輪町が仲介し、隣接する帝国通信工業が用地を提供する事になりました。
今回、ジャパンロジスティックスが取得した用地は、町有地1,270平方mを含む、およそ1万5,300平方mです。
平澤豊満町長は、「町にとって2つともなくてはならない会社。今後も町にご協力いただきたい」と挨拶しました。
ジャパンロジスティックスの井出社長は、「町の発展に寄与していきたい」と話していました。
ジャパンロジスティックスは一年を目途にセンターの建設に着工したいとしています。
また、今後2縲・年間で、新たに30人の雇用を見込んでいます。 -
故・板山弘さん作品展
平成17年に亡くなった、伊那市富県の板山弘さんの作品展が、伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれています。
みはらしの湯 ロビーには、板山さんが木を彫って作った人形や、廃材を利用して描いた絵などが並んでいます。
板山さんは、平成17年9月、85歳でなくなりました。
板山さんは、山作業でふと見つけた木の枝のこぶを持ち帰り、七福神の人形を仕上げて以来、こぶや、つるが巻きついて成長できない木などを使って人形を作るようになりました。
また、古い農家などが取り壊され、捨てられる運命の板戸などに風景画を描いてきました。
板山さんは、戦時中、全員玉砕の命令で自爆をはかり、重傷を負いましたが、一命を取り留めました。
命を無駄にしてはいけないとの思いが作品にこめられているということです。
7回忌を迎える今年、父親の作品をそのままにしていては申し訳ないと、今回の作品展を開いた長女の千鶴子さんは「父は、使われなくなったものに命を吹き込んだ。華やかさはないが、温かみのある作品だと思う」と話していました。
この板山弘さんの作品展は、28日(月)まで、伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれています。 -
今年の桜開花 平年並みか早め
日本気象協会は、2日、今年1回目の桜の開花予想を発表しました。
全国的に、平年並みか、平年より早くなる見込みです。
日本気象協会の発表によりますと、今年1月は、全国的に気温が平年を下回る厳しい寒さとなりましたが、今後、気温は平年並みか高めになり、桜の開花は平年並みか平年より早くなると見込んでいます。
県内のソメイヨシノは、長野市で、平年並みの4月13日ごろの開花を予想しています。
高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラのつぼみは現在、固く閉じていますが、2ミリほどに成長していました。
高遠城址公園も平年並みの開花が見込まれます。
なお、2日の伊那地域の最高気温は8.6度まで上がり、2月下旬から3月中旬並の暖かさとなりました。 -
厳し寒さから一転、最高気温7.7度に
1日の伊那地域は1月31日の厳しい寒さから一転し最高気温が7.7度と、2月下旬並みの気温となりました。
1日は、春の味覚、ナズナを摘む人の姿が見られました。
長野地方気象台によりますと1日の伊那地域の最高気温は7.7度で平年より2.3度、また1月31日より7.3度暖かくなりました。
長野地方気象台ではこの陽気は今週いっぱいは続くと予想しています。 -
伊那市第2次行政改革大綱案を審議
伊那市の行政改革審議会は、白鳥孝市長から去年諮問された第2次行政改革大綱案について27日、審議しました。
委員11人が出席し、第2次行政改革大綱案の項目ごとに審議しました。
大綱案は、来年度から平成27年度までの5年計画で、市民の視点に立った効率的な行政運営の推進を基本方針に、具体的な取り組み78項目を挙げています。
委員からは、公共施設のあり方について、「全施設をリストアップして検証する内容を盛り込んだほうがいい」「いらない施設は一般財産として処分することを入れたほうがいい」などの意見が出されました。
滞納整理については、「大きな問題なので、きちんと今後の計画を立てたほうがよい」「外部意見を取り入れることも大切」などの意見がありました。
次回は2月8日に開き、さらに審議を行い、2月下旬に答申したいとしています。 -
セーフコミュニティについて理解を深める研修会
箕輪町は、セーフコミュニティについて理解を深めようと研修会を31日、箕輪町役場で開きました。
研修会には、町職員や地域住民などおよそ100人が参加しました。
町では、事故や自殺のない安心安全なまちづくりに向け、セーフコミュニティ認証取得を目指しています。
研修会では、神奈川県の厚木市役所でセーフコミュニティの担当をしている、平野亮二課長が講演しました。
厚木市では、去年11月にセーフコミュニティを認証取得しています。
平野さんは、厚木市の取り組みを説明しながら「怪我や事故は必ず起きるものではなく、予防ができる。住民と行政機関が協働することが大切。」などと話していました。
箕輪町では、今後も研修会などを開いて、さらに理解を深めていきたいとしています。 -
伊那市上下水道事業運営審議会
改選後初となる伊那市上下水道事業運営審議会が31日、伊那市役所で開かれました。
31日は、去年12月の改選後初となる伊那市上下水道事業運営審議会が開かれました。
審議会では、正副会長が選任され、会長には上島憲さんが、副会長には野々田高芳さんと橋爪美重子さんがそれぞれ選ばれました。
伊那市では、下水道事業の赤字決算が続いていて、水洗化率の向上や施設の統廃合を進める必要があるとしています。
白鳥孝市長は「平成35年度を目途に大胆な改革を行って、なんとしても経営の改善を図りたい」と話しました。
委員の任期は平成24年の11月30日までで、年に2回程度審議会を開いていくとして -
伊那小学校の児童不法投棄防止を呼びかける啓発チラシ配布
伊那市の伊那小学校の児童は、西天竜幹線用水路へのゴミの不法投棄防止を呼びかける啓発チラシを1日、市内各地で配りました。
1日は、伊那小学校4年仁組の児童28人が、市内5か所に分かれ不法投棄防止を呼びかけるチラシを配りました。
仁組では、去年4月から西天について学んでいます。
チラシの配布は、水路内に大量のゴミが捨てられていることを知った児童らが、ゴミを減らす為に出来ることを考え、今回初めて行ったものです。
先月には、南箕輪村の西天沿いに啓発ポスターを設置しています。
児童らは、西天について説明したり現状などを伝えながらチラシを配っていました。
仁組では、今後も作った野菜を販売するなどして資金をつくり、チラシの作成費用にあてていきたいとしています。 -
インフルエンザ警報発令
長野県は、1日、全県にインフルエンザ警報を発令しました。
先月24日から30日までの一週間の、長野県内の一医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、31.89人となりました。
県は、警報の基準値30人を超えたことから、1日、全県にインフルエンザ警報を発令しました。
上伊那地区の一医療機関あたりの患者数は、38.75人で、上田地区の66.5人についで、県内12地区で2番目に高い数値となっています。
県では、過去の状況から流行のピークは、この先1縲・週間後と予測していて、手洗いやうがいなど感染予防の他、発熱の症状がある場合は休養を取るなど、感染拡大防止に努めるよう、注意を呼びかけています。 -
南アルプス総合学術検討委員会
南アルプス総合学術検討委員会が1日伊那市役所で開かれ、南アルプスの世界自然遺産の登録基準の項目をまとめた結果が報告されました。
総合学術検討委員会は、長野県・山梨県・静岡県の各県の学識経験者など36人で構成されています。
検討委員会では平成21年度から世界自然遺産の登録基準にそって南アルプスの「地形・地質」・「生態系・生物多様性」「自然景観・共生」の3つの部会にわかれ検討してきました。
3回目の1日は、各部会から登録基準項目をまとめた結果が報告されました。
項目は、◎、○、△の三段階に分けられています。
報告によりますと世界的に見て有望な登録基準として地形地質部会が南アルプスを走る中央構造線など36項目、生態系・生物多様性部会が南アルプスにしか生息しない植物や動物を中心に44項目をあげています。
自然景観・共生部会の報告は次回に持ち越しとなりました。
学術検討委員会では1日報告された項目をまとめ南アルプス世界自然遺産登録に向けた資料として有効活用していきたいとしています。
平成23年度はこれらの成果を南アルプス世界自然登録推進協議会などに報告し、南アルプスのジオパークやユネスコ・エコパーク登録に向けた活動をサポートしていくことを確認しました。 -
セーフコミュニティ推進協議会
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会が31日開かれ、対策委員会がこれまでの活動経過について報告しました。
箕輪町では、行政と住民が協働で安全安心のまちづくりに取り組んでいます。
31日に開かれた推進協議会では、交通安全や子どもの安全などの5つの対策委員会とモデル地区となっている北小河内地区がこれまで取り組んできた経過を報告しました。
それによりますと平成4年から平成21年までの自殺者は80人となっています。
年代別にみますと40代と60代がそれぞれ16人、50代が14人となっています。
また箕輪町が平成22年どに実施した心の健康調査によりますと回答した461人のうち、これまで自殺を考えた人の人数は75人、また4人が最近1年以内に自殺を試みました。
それぞれの対策委員会の報告を受けセーフコミュニティの公認コーディネーターの白石陽子さんは「これからも分野をこえた協議の場を持っていく事が必要。こうした事がセーフコミュニティが一番大切にしている協働につながっていく」と話していました。 -
地震体験車で揺れを体感
防災意識を高めてもらおうと伊那市の西春近北小学校の子ども達が1日地震体験車に乗って揺れを体感しました。
1日は、西春近北小学校の高学年の子ども達が地震体験車に乗って揺れを体感しました。
地震体験車は、長野県が平成19年度に導入したもので震度1から震度7までの揺れを体験できます。
また、阪神淡路大震災を再現したものや想定されている東海地震などの揺れを体験できます。
子ども達は机の下に隠れしっかり机の脚に掴まっていました。
伊那消防署では、「体験を通し今後に備えて欲しい」と話していました。 -
この冬一番の冷え込み
31日の伊那地域は、午前7時にマイナス13.2度と、この冬一番の寒さとなりしました。
午前7時4分の伊那地域の気温は、平年より、4.9度低い、マイナス13.2度と、この冬一番の寒さとなりました。
長野地方気象台によると、日本上空にある寒気と放射冷却によるもので、この寒さは、2月1日まで続くという事です。 -
南箕輪村 国保税引き上げについて諮問
南箕輪村の唐木一直村長は、村国保運営協議会に対し、来年度からの国保税引き上げについて諮問しました。
27日は、南箕輪村役場で村国保運営協議会が開かれ、唐木村長が堀精冶協議会長に、国保税引き上げについて諮問しました。
村内では、自営業者や未成年者、定年退職した人など、およそ3500人が国保に加入しています。
村では、平成14年に改定をして以来、国保税を8年間据え置いてきました。
しかし、今年度に入り加入者1人当たりの医療費の増加や、国からの交付金の削減により、来年度は1億3千万円ほどの赤字が試算されます。
唐木村長は「医療費の増加や景気状態などから引き上げはやむを得ないと判断している。加入者が安心して医療を受けられるよう、協議会で議論してほしい」と話しました。
協議会では、来月中旬までに答申するとしています。 -
清水慎一さん出版記念講演会
伊那市の菓匠Shimizuシェフパティシエの清水慎一さんが本を出版し、記念講演会が30日、伊那市内で開かれました。
会場にはおよそ90人が集まり、清水さんの講演を聞きました。
清水さんは去年、本「世界夢ケーキ宣言!」を出版しました。
この本には、「菓子創りは夢創り。世界中の子どもたちと夢と感動を共有したい。お菓子を通じて夢と笑顔を創造していきたい」という清水さんの思いが込められています。
講演会で清水さんは、働くことは人の喜びのためであること、一緒に働く仲間や家族を大事にすることを基本にしていることなどを話しました。
また、本のタイトルにもある夢ケーキは、家族で夢を語る時間を提供したいとの思いで始めたと話しました。
夢ケーキは、子どもたちが描いた夢の絵を忠実に再現したケーキをプレゼントするものです。
清水さんは、「大人が夢を語れば素晴らしい世の中になる。それを菓子屋から発信したい」と話していました。 -
インフルエンザ 警報レベルに
つとめる上伊那地域でインフルエンザの発生が警報レベルを超えました。
伊那保健福祉事務所では、感染予防に努めるよう注意を呼びかけています。
伊那市の竜西保育園では、感染予防の為、遊んだ後や食事の前の、手洗いとうがいを徹底しています。
伊那保健福祉事務所によりますと、今月30日までの一週間の1医療機関あたりのインフルエンザ患者の届出数は前の週の、23・88人から、14.87人増加し、38.75人となりました。
この値は、大きな流行が発生、または継続しつつある事が疑われる、警報レベルの基準値30人を超えた数値となっています。
31日現在、伊那市内の保育園1園が休園。また、別の保育園では、あすから2クラスが学級閉鎖。伊那市内の小中学校では3クラスが学級閉鎖しています。箕輪町や南箕輪村の保育園や小中学校ではこれまで、学級閉鎖などの措置はとられていません。
伊那保健福祉事務所では警報レベルを超え、集団発生が増加していることから、うがい、手洗いの実施やマスクの着用など感染予防に努めるよう注意を呼びかけています。 -
伊那ミニ 2年連続全国大会へ
伊那市の伊那ミニバスケットボール教室の女子チームは、30日長野市で開かれた全国選抜長野県ミニバスケットボール大会で優勝し、2年連続5度目の全国大会出場を決めました。
大会には、去年11月に開かれた県大会の男女それぞれ上位8チームが出場し、全国大会出場をかけて戦いました。
伊那ミニは、予選を勝ち、上位4チームの決勝リーグ戦に進出。リーグ戦、最後の試合は、駒ヶ根市のチームと対戦しました。
共に、ここまで2勝0敗と、この試合に勝った方が全国大会への出場権を手にします。
試合は序盤、互いに点を取り合う展開になりましたが、固い守備を見せた伊那ミニが主導権を握り、前半を終え34対11と大きくリードしました。
後半に入ってさらに、駒ヶ根をつき放し、63対20で優勝を決め、2年連続5回目の全国大会出場の切符を手にしました。
松永義夫監督は「優勝できてうしい。子ども達が、日々の練習でやってきた事を出し、チームとして力を出し切った事が優勝につながった」と話していました。
全国大会に向け、主将の唐澤美空さんは「全国制覇目できるよう、また、練習を行っていきたい」と話していました。
全国大会は、3月に、埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれる予定です -
町長・副町長の給与等10%削減
箕輪町特別職報酬等審議会は31日、来年度の町長と副町長の給料と期末手当について、今年度と同様10%減額とする答申をしました。
この日は審議会の黒田重行会長が、平澤豊満町長に答申しました。
町長と副町長の給料等は、今年度10パーセント減額しています。
審議会では、来年度も町を取り巻く情勢を踏まえ、この難局に対処する必要があるとして、引き続き、抑制措置を継続する事を答申しました。
これにより、町長の給料月額は74万7千円、副町長は60万3千円、年間およそ348万円抑制されます。
平澤豊満町長は、「内容を十分尊重したい」と話しました。 -
木育おもちゃ第2弾お披露目
伊那市が木育事業として取り組んでいるオリジナルおもちゃが31日、西春近北保育園でお披露目されました。
木育おもちゃは、前回竜東保育園での木製ツリーに継ぐ第2弾です。
今回は、檜の積み木とテーブルが製作されました。
積み木は、縦8センチ横4センチ、幅2センチの物で、300個作られました。
テーブルは、2つ。
園児が使いやすい大きさに作られていて、木目がいかされています。
木のおもちゃ製作は、木育事業として伊那市が今年度取り組んでいるもので、市内の木工職人などに委託しています。
今回作られたおもちゃは、西箕輪保育園建設地で伐採された檜が使用されています。
未満児から年長までの園児が、積み木を積み上げたり、ままごとでテーブルを囲むなどして楽しんでいました。
西春近北保育園の篠田千栄子園長は「檜の香りがとてもいい。木の色や匂い、感触などを五感で感じながら遊んでほしい」と話していました。 -
下県交流センター 竣工式
伊那市美篶下県地区の新しい地域交流施設「下県交流センター」が完成し、30日に竣工式が行われました。
この日は関係者およそ90人が参加して、テープカットなどで施設の完成を祝いました。
下県地区では、これまで使われていた公民館が老朽化していたため、新しい施設の建設が進められてきました。
新しい施設は、敷地面積1,339平方メートル、延床面積308平方メートルの木造平屋建てで、主に県産材が使われています。
総事業費は6,400万円で、そのうち、4,300万円は国からの補助が充てられ、残りは地区住民が負担しています。
あいさつで白鳥孝伊那市長は「県産材を使った暖かい施設ができた。地区のみなさんの語らいの場にしてもらいたい」と話していました。
赤羽正義区長は「地域の輪を大切にする下県地区にとって素晴らしい施設ができた。交流の場として、災害拠点として幅広く活用していきたい」と話していました。 -
文化財防火デーで消防訓練
1月26日の第57回文化財防火デーにあわせて、30日に伊那市高遠町の遠照寺で消防訓練が行なわれました。
訓練は、焚き火の火が、国の重要文化財に指定されている釈迦堂に燃え移る危険があるとの想定で行なわれました。
高遠消防署や地域住民ら30人が参加して、釈迦堂から貴重な文化財を運び出す訓練が行なわれました。
通報からまもなく、消防車両が到着し、ホースを延長して放水しました。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に、法隆寺金堂の壁画を焼いたことを契機に、制定されました。
遠照寺の松井教一住職は、「今作ろうと思ってもできない先人たちの宝があり、子々孫々に伝えていかねばならない。住民や檀家の力を借りて守っていきたい。」と話していました。
高遠消防署の小松研署長は、「後世に伝えるためには、日頃からの防火管理と、こうした訓練が大切」と参加者に呼びかけていました。