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西箕輪北部保育園と大萱保育園で閉園式
伊那市の保育園整備計画により統合される西箕輪の西箕輪北部保育園と大萱保育園で25日閉園式が行なわれました。
西箕輪北部保育園と大萱保育園は、園児数の減少や施設の老朽化により統合され、今年度限りで閉園し、新年度からは、新築された西箕輪保育園での保育運営が始まります。
27日に行なわれた西箕輪北部保育園の閉園式では、園児の歌にあわせ、プロジェクターに1年間の思い出が映し出されました。
西箕輪北部保育園は、1954年昭和29年から57年間に699人が巣立っています。
閉園式の後、城田妙子園長らによって、園の名前が書かれた看板が外されました。
最後に園児たちが書いた手紙を風船につけて飛ばし、57年間の歴史に幕を閉じました。
閉園後の園舎は、取り壊さずに後利用を検討していくことになっています。 -
伊那市 新宿区に飲料水など届ける
伊那市は、24日に引き続き、給水支援の要請があった友好都市の東京都新宿区に25日、飲料水などを届けました。
1トンの給水タンクと20リットル入りのポリタンク40個を新宿区役所に職員4人が届けました。
25日朝、職員たちが、市役所の備蓄倉庫近くにある消火栓から1トンタンクや20リットル入りのポリタンクに水をつめ準備をしました。
水2リットル入りのペットボトル780本も用意しました。
ペットボトルの水は、乳児のミルク用として、1トンタンクやポリタンクの水は、洗浄用などに使われるということです。
伊那市が新宿区に水を届けるのは、24日に続き2日目です。
市役所で行なわれた出発式で、白鳥孝市長は、「昨日中山新宿区長から感謝してもしきれないというお礼の電話をいただいた。新宿の皆さんが待ち望んでいる水なのでお役にたてるようしっかり運んでもらいたい」と4人を激励しました。
25日は、17日から22日までの間に市民から寄せられた救援物資が自衛隊松本駐屯地に届けられました。
自衛隊の輸送ルートで、岩手県を中心に被災地に届けられます。
市民から寄せられたのは、毛布や粉ミルク、紙おむつなどで、トラック2台分、約6トンになりました。
特に毛布は、59枚、幼児向け、高齢者向けの紙おむつは、合わせて221パックにのぼりました。 -
西箕輪中生徒 義援金市に届ける
伊那市の西箕輪中の生徒代表が、25日、市役所に全校生徒から募った義援金を届けました。
生徒会長の木下楓平君ら正副会長3人が、現金19万円を届けました。
震災後の14日に全校生徒158人に協力を呼びかけ、各クラスごと募金箱を置いて集めたということです。
生徒たちからは、17万1,971円が集り、教師も協力して19万円にしました。
木下君は、「被災地のみなさんにはあきらめずがんばっていただいて、より強い絆を深め、地域の復興にあたっていただきたい」と話しています。
生徒会顧問の新井いずみ教諭は、「義援金集めは、お年玉を被災地に届けたいという一人の生徒から自発的に生まれた活動。人権宣言を採択している中学校として、人の大切さを考え、人の為に行動するというこうした気持ちを新一年生にも広げていきたい」と話しています。
24日現在までに伊那市に寄せられた義援金は、2,823万4,704円にのぼっています。 -
県議選伊那市区ポスター掲示場設置
4月1日告示、10日投票の県議会議員選挙伊那市区のポスター掲示場の設置作業が、25日から始まりました。
市役所前では、6区画分用意されたベニヤ製の掲示場を委託業者が設置していました。
25日から3日間かけて、市内297箇所に設置する予定です。
県議選伊那市区には、定数2に対し、これまでに現職2人、新人2人が立候補することを表明しています。
長野県議会議員選挙は、4月1日告示、10日投票が行われ即日開票されます。 -
剣心館 跳躍素振り記録会
上伊那の子供達が通う、剣道教室「伊那剣心館」は、19日、日頃の稽古の成果を披露する跳躍素振り記録会を開きました。
記録会は、太鼓の音に合わせて何回素振りを続けられるか競うもので、一年間の練習の成果を試す場として毎年、年度末に行われています。
この日は、伊那市を中心に小中学生19人の子供達が参加し記録更新を目指ました。
初めのうちは全員、力強く竹刀を振っていましたが、2千回を超えると疲れも見え7人ほどが脱落しました。
剣心館師範の矢野昌史さんは、「跳躍素振りをやり続けるには、我慢と粘りが必要。子ども達には、稽古を通して精神力の強い人間になってほしい」と話していました。
記録会の結果、今年は、記録4千回で、8人が優勝しました。 -
南箕輪村行政評価 来年度から新組織で
南箕輪村は村の行政評価について、外部の専門家を含めた評価組織を来年度設置する事を決めました。
これは、来年度から5年間の行革の基本施策を定めた、「南箕輪村第5次行政改革大綱」に示されているものです。
村民と行政の協働の村づくりを進める南箕輪村は、これまで行政評価をむらづくり委員会が行っていました。しかし、より専門的な立場から継続的に評価する組織が必要として、経理に詳しい人など専門家と住民代表を含めた新たな評価組織を設置する事にしました。
新しい組織では、行革、環境保全、滞納整理など、村が行う事務事業が効率的、効果的に行われているかなどを評価します。 -
中病の今年度の決算見込み額 8,200万円の黒字
伊那中央病院の今年度の決算見込み額は、およそ8,200万円の黒字であることが報告されました。
伊那中央病院の今年度の入院や外来などによる病院事業収益額は、当初予算に対し7,900万円多い99億3,800万円を見込んでいます。
それに対し、給与や材料費などの病院事業費用は、当初予算に対し1億3,200万円多い98億5,600万円を見込んでいます。
事業収益から事業費用を差し引いた純利益は、8,200万円の黒字となります。
伊那中央病院では、診療報酬の改定により料金があがったことや、職員が経費削減に務めたことなどが黒字の要因とみています。 -
伊那市から宮城県に給水車派遣
伊那市は、東日本大震災の被災地・宮城県塩釜市に向けて、24日、給水車と職員を派遣しました。
今回、派遣されるのは、水道部の職員4人と、2トン給水車1台などです。
日本水道協会長野県支部の要請を受けて行われるもので、県内からは、3番目の派遣になります。
宮城県塩釜市の浄水場で補給して、塩釜市内の各給水所で給水にあたり、現地の復旧状況によっては、宮城県内のほかの地区の応援に回ります。
派遣期間は、3月31日までの1週間となっています。
24日朝7時に行われた出発式で、白鳥孝市長は、「長丁場になるので、体調をくずさないよう気をつけてください」と激励しました。
伊那市では、現在避難所の運営支援で福島県会津若松市に派遣されている職員の交代要員として、24日、職員5人を派遣しました。
そのほか、東京都の水道水から乳児に対して基準を超えた放射性物質が検出された問題で、友好提携している新宿区から要請を受け、2リットルペットボトル750本の水、1.5トンを送ったということです。 -
ニシザワが150万円義援金
(株)ニシザワは、店頭などで募った東日本大震災被災者への義援金150万円を、24日、伊那市に届けました。
24日は、中谷雅行常務など3人が、市役所を訪れ、義援金を届けました。
ニシザワでは、13日から、18の店舗で義援金を募ったところ、21日までにおよそ100万円が集まりました。
そのほか、従業員やニシザワからの義援金を合わせて、24日、150万円を寄付しました。
ニシザワでは、4月30日まで、義援金を募るということですが、一刻も早く義援金を届けたいということから、ある程度まとまった額になり次第、順次、伊那市に届けたいとしています。
その他、ニシザワでは、保温下着・紙おむつ・マスクなど、4200点余りを、21日に被災地に送ったということです。 -
南相馬市の親子 箕輪の学校通学を相談
大震災による津波や原発事故の影響で、福島県南相馬市から長野県に避難している親子らが、箕輪町の小学校に通学できないか、町に相談している事が分かりました。
箕輪町によりますと、南相馬市から避難している親子は12組で、24日、箕輪南小学校と箕輪中学校への通学について、町に相談がありました。
親子12組は現在、岡谷市に避難しています。
避難している子どもは、小学生12人、中学生7人です。
避難している家族の1組が、以前箕輪町に住み、子どもが箕輪南小学校に通っていたことなどから、今回相談がありました。
箕輪町では、全面的に受け入れたいとして、箕輪南小学校に通学できる住居の手配も含めて、検討を進めています。
また、今回箕輪中学校に通うには、制服が必要になるため、箕輪中学校の卒業生に対して、不要になった制服の提供などを呼びかけていくということです。 -
箕輪町が「防災マップ」作成
箕輪町は、水害や土砂災害の危険地域や日頃の備えなどを記した防災マップを作成し、全戸に配布します。
主に、水害と土砂災害に備えるためのもので、危険箇所を記した地図や、非常持ち出し品のチェックリスト、AEDの使用方法などが記されています。
箕輪町では、去年10月からこのマップの作成を進め、94万5千円かけ、9500部を作成しました。
町では、「このマップを使って、家族で災害について話し合うなどして活用してもらいたい」としているほか、マップを使った出前講座などを計画しています。
防災マップは、今月末に、町の広報誌とともに、全戸に配布されるほか、町役場で希望者に配布されます。 -
大明化学工業が義援金届ける
南箕輪村北殿の大明化学工業株式会社は24日、東日本大震災の義援金を村役場に届けました。
福島士郎社長ら2人が村役場を訪れ、唐木一直村長に義援金を手渡しました。
義援金は、会社から100万円と、全従業員から募った25万2500円です。
大明化学工業は、浄水場で水道水のために使用する薬品を製造していて、東北地方でも使われているといいます。
福島社長は、「国民全体で応援しないといけない。東北にもユーザーさんがいるので、いくらかでも応援したい」と話していました。
南箕輪村にはこのほか、南箕輪小学校PTAから20万円、南箕輪小学校教職員から2万7450円が23日、義援金として届けられたということです。 -
南原住宅団地焼却灰処分費用9千万円可決
24日開かれた伊那中央行政組合議会で、南箕輪村の南原住宅団地に埋め立てられていた焼却灰の処分費用9000万円などを盛り込んだ来年度の一般会計予算案が可決されました。
南原住宅団地内の焼却灰は伊那中央清掃センターから搬入されたもので、1800トンあります。
処分は土が混入するため、全体の処分量は2500トンと推定しています。
処分費用は9000万円で、伊那中央行政組合議会を構成する3市町村で分担します。
焼却灰の掘り起こしと処分作業は来年度実施されます。
議会ではまた、医療体制の充実を求める意見書が議員から提出され、可決されました。
意見書では▽上伊那地域に医師を優先して配置する▽県による3機目のドクターヘリの配備を進める▽上伊那地域でのドクターヘリの運航に格別な配慮をする竏窒ニいう3点を挙げています。
意見書は県と県議会に提出するということです。 -
保育園卒園式 富県保で記念植樹
伊那市と箕輪町の保育園で24日、卒園式が行われました。
伊那市の富県保育園では、新しい園舎で保育園生活最後の1年を過ごした園児22人が卒園しました。
式では、山崎富子園長が卒園証書を一人ひとりに手渡しました。
山崎園長は、「おはようと、ありがとうを心を込めて言える元気な小学1年生になってください」とあいさつしました。
卒園児は、保育園生活を振り返って呼び掛けをし、歌を歌いました。
式のあと、卒園の記念に、保護者と園児が、古い園舎にあったナツメの木を植樹しました。
園児が実をとるなどした思い出の木で、今回、現在の園舎に移植しました。
保護者会では、「このナツメの木で遊び、季節を感じて、自然に溶け込める子どもになってほしい」と話していました。
25日は、伊那市の大萱保育園と西箕輪北部保育園、南箕輪村の全保育園で卒園式が行われます。 -
箕輪町議選 説明会に15派出席
任期満了に伴い、4月19日告示、24日に投開票が行われる箕輪町議会議員選挙の立候補届出手続き等説明会が24日、箕輪町役場で開かれ、定数15人に対し15派が出席しました。
説明会には、すでに立候補を表明している12派と、近く立候補の表明を予定している3派、合わせて15派が訪れました。
説明会では、立候補に関する手続きなどの説明が、町選挙管理委員会などからありました。
町内では、無投票を避ける為、候補者を擁立する動きもあります。
箕輪町議会議員選は4月14日に立候補届出書類の事前審査が行われ、19日に告示、24日投開票となっています。 -
伊那公民館 野草講演会
県植物研究会会員の柄山祐希さんの野草講演会が15日、伊那公民館で開かれました。
伊那公民館の野草講座は昭和59年から開かれていて今年で26年目です。
この講座の開始当初から講師を務めている柄山祐希さんが南アルプス入野谷の植物と題し講演しました。
柄山さんは「長谷の三峰川流域の地域には日本でも数少ない植物が見られる。入野谷は植物の名所だと思う」と話していました。
会場には市内などから80人が訪れ柄山さんの話に耳を傾けていました。
伊那公民館で開かれている柄山さんの講座は毎年人気で、新年度は7月からスタートするという事です。 -
天竜川漁協が、あまごの成魚放流
本格的な渓流釣りのシーズンを前に23日、天竜川漁業協同組合は、上伊那の主な河川で、あまごの成魚を放流しました。
23日は漁協の組合員が手分けして、伊那市の小沢川などにあまごの成魚500キロ分を放流しました。
渓流釣りは寒さがゆるむ、4月以降本格的なシーズンを迎えることから漁協では、4月にイワナの成魚の放流も計画しています。 -
寄せられた義援金2,000万円超える
これまでに伊那市に届けられた震災による義援金は2千万円を超えたことがわかりました。
伊那市に届けられた東日本大震災の義援金は、今月13日から、昨日22日までの10日間で21,749,650円となっています。
また被災者の受け入れ可能となっている住宅と人数は、22日現在で89戸145人、そのうち、4戸18人が入居しています。 -
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議
森林税を活用した事業について住民の意見を聞く「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」が11日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
11日は、今年度3回目となる会議が開かれ、事業実施状況や、来年度の事業概要について意見交換しました。
上伊那地域会議は、信大農学部の教授や、林業関係の代表者など10人で構成されています。
平成23年度事業の概要について県は、「上伊那からの木育推進事業の要望が増え、今年度の倍の事業費を予定している。」と説明しました。
他にも「手入れの遅れている里山での間伐を促進するため、間伐面積を増加させる」としました。
委員からは、木育に関しての意見はなかったものの、森林整備については「場所によってはまだまだ整備が進んだ実感がない」などの意見が出ていました。 -
南箕輪村議選 立候補説明会に10派出席
任期満了に伴い、4月19日告示、24日に投開票が行われる南箕輪村議会議員選挙の立候補届出手続き等説明会が、23日、村役場で開かれ、定員10人に対し、これまでに立候補を表明している10派が出席しました。
説明会では、立候補に関する手続きなどの説明が、村選挙管理委員会からありました。
南箕輪村の議員定数は10人で、これまでに10人が立候補を表明しています。
村内では、無投票を避けるため、候補者擁立を模索する動きなどもあります。
南箕輪村議会議員選挙は4月14日に立候補届出書類の事前審査が行われ、19日に告示、24日投開票となっています。 -
「美篶の歌」マップとDVDできる
伊那市の「美篶の歴史を学ぶ会」は、地区の史跡や歴史などを歌った「美篶の歌」に出てくる史跡などを紹介する地図と、歌詞にあわせ映像をつづったDVDを制作しました。
16日は、美篶の歴史を学ぶ会の橋爪 英峯(ひでたか)会長など3人が伊那市役所を訪れ、地図とDVDの完成を報告しました。
県の地域発元気づくり支援金から27万2千円の補助を受け、地図2000部、DVD100枚を制作しました。
美篶の歴史を学ぶ会では、平成21年から、美篶の歌を元にして地区の歴史について学んできました。
16日は、制作したDVDも上映されました。
美篶の歌は、12番まであり、地区の歴史や文化、史跡などが紹介されています。
白鳥市長は、「地域のことが全て盛り込まれていておもしろい。地域の歴史が形として残りますね」と話していました。
地図とDVDは今月25日に美篶公民館で開かれる講座で公開されます。
美篶の歴史を学ぶ会では、地図を使っての史跡巡りを計画しているほか、小中学校や公民館などへDVDを配布したいとしています。 -
南箕輪村 人事異動内示 大規模な異動
南箕輪村は23日、4月1日付けの人事異動を内示しました。全体の3割が異動する大規模の異動で、異動総数は30人、課長級への昇格は3人となっています。
収納対策課長には財務課税務係長の有賀由起子さん、建設水道課長には総務課行政係長の藤田貞文さん、教育次長に産業課商工林務係長の田中聡さんが昇格します。
南箕輪村では、健康に力をいれた行政の推進を図るため、今回新たに健康指導員1人を住民福祉課に配置し、大芝高原のセラピーロードや食を通した健康づくりを進めます。
また、収納対策課に新たに係長を配置し収納率の更なる向上を図るという事です。 -
南箕輪中学校、南箕輪建設組合 義援金届ける
南箕輪中学校の生徒会は、卒業式で集めた東日本大震災の義援金を23日南箕輪村役場に届けました。
この日は、生徒会役員3人が村役場を訪れ、加藤久樹副村長に義援金を届けました。
南箕輪中学校では、16日に行われた卒業式で、玄関に募金箱を置いて義援金を募りました。
卒業生の保護者や来賓にも協力をよびかけたところ、東日本大震災の義援金として14万1,321円、長野県栄村の義援金として5万円が集まったという事です。
生徒会長の福澤悠樹君は、「テレビで災害の悲惨さを知って何としても力になりたいと思った」と話していました。 -
子ども地球サミットを中止
南箕輪村は東日本大震災をうけ、今年7月末に予定していた子ども地球サミットを中止する事を決めました。
子ども地球サミットは、コンサートやイベントを通して、環境について問題意識を高める事を目的に毎年開かれています。
今年は7月末に南箕輪村民センターを主会場に行う計画でしたが、災害の被災地に配慮し中止する事としました。
また震災を受け、子ども地球サミット関係者は、27日日曜日の午後3時半から、南箕輪村の南殿コミュニティセンターで義援金を募ることにしています。
なお、8月27日に予定されている大芝高原まつりについては、4月に実行員会を開き、開催か中止か決定したいという事です。 -
箕輪町 義援金1,000万円
箕輪町議会臨時会が23日、箕輪町役場で開かれ、東日本大震災で被災地に寄付する義援金を1千万円とする補正予算案が可決されました。
箕輪町などが加盟する長野県町村会では東日本大震災による被災地の復興のため町村単位で支援することを決めました。
義援金の額については、人口に応じて決められ、2万人以上の箕輪町は250万円と決まっていました。
町では平成18年7月豪雨災害で他市町村から多額の支援を受けたことなどから、決められた額の4倍となる1千万円を補正予算案として提出し、可決されました。
この額について、平澤豊満町長は、町内20歳以上の住民およそ2万人から1人500円を集めた金額と説明しました。
また平澤町長は23日、みのわ祭りについて、執行部の間では、中止で意思統一されたとして、30日に開かれるみのわ祭り実行委員会に中止を提案すると述べました。
中止となった場合、祭り予算の700万円については、今回1,000万円を送ることから義援金にあてるのではなく、予備費に繰り入れるとしています。
ほかに災害への備えなどを示した「住民支え合いマップ」を全戸配布することが報告されました。
箕輪町にはこれまでに各団体や個人から307万8640円が義援金として届けられているほか、毛布79枚、ペットボトル入りの水113本などが集まっています。
ほかに町営住宅5戸や町内のホテル、旅館が被災者の受け入れ施設となっていて、福島県いわき市の2世帯9人が避難しているということです。 -
箕輪町人事異動内示 小規模
箕輪町は23日、4月1日付けの人事異動を内示しました。
59人が異動する小規模で課長級への昇格は4人となっています。
課長級の消防室長には、消防室庶務係長の桑沢國一さん。
総務課付け伊那中央行政組合派遣となる経営企画課企画財務係長の笠原毅さん。
産業振興課長に総務課付け、厚生労働省派遣の長井正さん。
教育課長兼用務係長に建設水道課上下水道管理係長の戸田勝利さんが昇格します。
箕輪町では平成24年度のセーフコミュニティWHO認証取得に向けてセーフコミュニティ推進室をあらたに設置し、室長には、県警の元警備部長の向山静雄さんが就くことになっています。 -
富県小学校6年生 タイムカプセルを預ける
伊那市の富県小学校6年生は14日、近くの寺にタイムカプセルを預けました。
タイムカプセルを預けたのは、富県小6年生22人です。
小学校の思い出を残そうと、学校のそばにある金鳳寺に、今年初めてタイムカプセルを預けました。
14日は、集合写真や1人ひとりの手形、将来の夢を書いた作文などが詰められた箱を、児童が運び、寺の建物に預けました。
学級長の鹿野香沙さんは「8年後の成人式の日にとりに来るので、預かってください」と金鳳寺の山・ス智性副住職に挨拶しました。 -
伊那市の宮原徹也さんが青年海外協力隊でドミニカ国へ
伊那市の宮原徹也さんが、JICAの青年海外協力隊として3月28日にドミニカ国に出発します。
15日は、宮原さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出発の挨拶をしました。
宮原さんが行く中南米のドミニカ国は、カリブ海に面した国で、人口、面積とも伊那市と同じ規模の国です。
ドミニカ国は、水産資源が豊富な国ですが、漁業資源の組織的な管理がされておらず、現状把握や状況分析が十分に行われていません。
宮原さんは、統計を専門としていて現地ではデータの管理や、管理についての指導などを行います。
宮原さんの滞在期間は平成25年までの2年間を予定しています。
伊那市からの派遣は、37人目となります。 -
福島県会津若松市に伊那市職員を派遣
伊那市は、福島第一原子力発電所の事故で避難者を受け入れている福島県会津若松市に21日、職員5人を派遣しました。
この日は、伊那市役所で出発式が行われました。
伊那市は親善交流を結ぶ会津若松市からの要請を受け、避難所の運営を支援する職員5人を派遣しました。
現在、会津若松市は、福島第一現原発の事故により近隣市町村の避難者を4か所の避難所で受け入れています。
白鳥孝伊那市長は、「現地の様子を報告する事、現場の指示に従って安全に留意しながら支援にあたる事をお願いしたい」と激励しました。
5人は、24日(木)まで、会津若松市の総合体育館で避難所の運営を支援することになっていて、伊那市では、今後も継続して職員の派遣を行う予定です。 -
なでしこジャパン佐々木監督が講演
世界ランキング4位のサッカー日本女子代表チーム「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督が20日に箕輪町のながたドームで講演しました。
佐々木監督は、すべての人に感謝することを忘れないで欲しいと前おきし、「アジア地域の女子は、サッカーに向いている。自信とプライドを持ってプレーして欲しい」と話しました。
県内の部活などでプレーしている高校生や中学生80人が、女子サッカーの頂点でチームを引っ張る佐々木監督の話しに耳を傾けていました。
佐々木監督は、山口県出身で、選手引退後、なでしこジャパンコーチを経て監督に就任。
2008年の北京オリンピックでは、女子サッカー史上最高の4位にチームを導き、去年のアジア大会では、初優勝を果たしました。
佐々木監督は、6月にドイツで開催される女子ワールドカップや来年のロンドンオリンピックに向けてのチームの目標などについても熱く語りました。
佐々木監督は「2年前に世界のチャンピオンになろうという目標をたてた。今後皆さんも一緒にトップを目指してがんばりましょう」と集まった選手たちに呼びかけていました。