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県長寿社会開発センター上伊那「賛助会員の集い」開催
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会(高橋大八会長)の「賛助会員の集い」が22日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。会内の各グループによる実践発表や作品展示など、日ごろの活動を紹介し合って、交友を深めた。
会は県老人大学の卒業生を中心に約600人で構成。俳句や短歌、書道、手芸など文化活動や、マレットゴルフやペタンクなどスポーツなど34グループあり、生涯学習活動を展開している。全体でも、料理教室やスポーツ交流などを通して年数回、会員が集まって親ぼくを深めている。
「賛助会員の集い」は会員の資質向上を図る目的で毎年1回開く。各グループの展示発表によって、会の活動を広く一般に知ってもらう機会にもしている。
実践発表は、2グループが詩吟や童謡・唱歌を披露。記念講演は、辰野町の手話ダンスパフォーマー・深澤美和さんが「あなたも歌が見えますか」と題して、手話ダンスを交えながら話した。会場には、会員のさまざまな力品を飾り、日ごろの成果を披露した。
高橋会長は「会員の高齢化伴って、活動を取り巻く環境は年々厳しくなっている。高齢者の気持ちがわかるのは地域の高齢者であり、互いに助け合って、幸せづくりをしていきたい」と話した。 -
おしゃべりミュージックコンサート26日に
音楽指導者でつくる宮田ミュージックサークル(MMC)は26日午後2時から、おしゃべりミュージックコンサートを宮田村民会館で開く。メンバーによる演奏のほか、指導する同村の「サタデーシンガーズ」、飯島町の「音のカーニバル」の子どもたちがオペレッタを上演。本番に向けて練習に励んでいる。
コンサートは3部構成で、1部のオペレッタ「最終列車のあとで」は28人の児童が出演。宮田駅に季節を運んでくる列車をイメージし、楽しい歌声に乗ってストーリーが展開していく。
子どもたちは本番に向けて熱心に練習。最高の舞台にしようと、気持ちをひとつにして取り組んでいる。
2部はモーツアルトの名曲を特集し、3部はテレビ、映画、CMなどでおなじみの曲を演奏。MMCのメンバーがピアノ、声楽、フルート、三味線など、多彩な楽器でコラボレーションを繰り広げる。
「子どもたちの元気なオペレッタに、聴き慣れた曲の数々。多くの人に足を運んでもらい、みんなで楽しみたい」とMMCの瀧澤智恵子代表は話す。
チケットは5百円。問い合わせは村民会館85・2314まで。 -
白心寺で十夜法要
宮田村町2区の浄土宗・白心寺(山田弘之住職)は23日、十夜法要を営んだ。檀家を中心にした小学生12人が稚児となり、礼賛舞(らいさんまい)を奉納。先祖を供養し、五穀豊穣、安心した暮らしができることに感謝した。
同寺では毎年、礼賛舞を十夜法要にあわせて奉納。今年も小学3年から6年までの女子が稚児の衣装に着飾り、会場に集まった約100人の檀家の前で堂々と披露した。
十夜法要は同宗派の3大法要のひとつ。かつては陰暦の10月5日から十日十夜続けたことから、その名が付いた。今は農作物の収獲時期とも重なるため、天の恵みに感謝する意味も込められている。 -
心の健康を考えるつどい
宮田村は23日、「心の健康を考えるつどい」を村民会館で開いた。精神の障害を地域みんなで考えようと、約200人が参加した。当事者が徐々に社会参加しようと努力している姿を報告。心の問題には地域の支えと理解が大切なことを再認識した。
当事者でつくる村内の心を支えあう仲間づくりの会「さくら」が活動報告した。
福祉交流施設なごみ家を拠点に活動し、多くの人と多彩な交流を深めていると紹介。
「人と上手に付き合いたい。社会の中で生きていく力を養っていく」、「障害者は孤立しがちだが、地域に密着してきた。もっと自然に社会参加していければ」など、胸の想いも発表した。
「さくら」は、同じく活動報告した村福祉作業所、ボランティア、そして地域住民と一緒に合唱も披露。
多くの観衆が見守るステージに堂々と立ち、2カ月間に及んだ練習の成果を発揮。2部合唱で楽しい歌声を響かせた。
ボランティアで指導してきた鷹野綾子さんは「本当に素敵な合唱ができた」と感激。メンバーも「心をこめて歌うことができた」と喜んでいた。
講演会や作品展示、発表などもあり、参加者は心についての理解を深めていた。 -
日福大の留学生、リンゴオーナー収獲祭に参加
宮田村と友好宣言している日本福祉大学=愛知県美浜町=の留学生が23日、同村のリンゴオーナー収獲祭に参加。オーナーとしてリンゴのもぎ取りを体験するだけでなく、屋台も出店してイベントを盛り上げた。
中国からの留学生を主体に23人が来村。収獲祭会場の村農業者体育館前のテント村に屋台を設け、インドのお茶チャイを販売した。
あったかい飲み物に、訪れた人たちも大喜び。留学生代表で3年の林雪江さん(22)は「今年で宮田に来るのは3年目だけれど、色々な人と交流ができて本当に楽しい」と話した。
販売終了後は大学のオーナー木がある村内の園地に移動し、収獲を満喫。園主とのふれあいも深めた。 -
冬を彩るシクラメン、洋ランがずらり
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで23日縲・6日、飯島産のシクラメン・洋ランなど冬の鉢花の展示販売会が開かれている。
シクラメンは町内5軒の農家が家庭用のミディーから贈答用の大鉢まで色とりどりの5百鉢を、2軒の洋ラン農家は話題の新品種やキャスケード系、アーチ型など、直立系シンビジュームを中心に2百鉢を並べた。
初日は開場と同時に多くの家族連れが入場し、「色々あって悩む」と話しながら、1鉢2鉢と買い求めていた。
ちなみに価格はシクラメンが千円縲・千円が中心、シンビジュームは4千円縲・千円で、産地ならではの豊富な品ぞろえ、価格で販売している。 -
紅葉とごみ
渓谷の紅葉、ダム湖に写る紅葉、水のある風景には紅葉はよく似合う。広域農道の中田切川や与田切川に架かる橋を通過すると、息をのむほど美しい紅葉に出会う▼先日、中田切川の河川パトロールに同行。工場団地に通ずる町道の不法投棄防止の鳥居が設置された周辺ではごみや空き缶の投げ捨ては皆無だったが、その分、外から見えない段丘林の中や河川敷にはごみが多く、参加者は急斜面で足元を気にしながら、ごみを集めていた。捨てる人は拾う人がいるなどと思ってもいないから、気楽に「ポイ」っなのだろう▼工場団地への道である程度利用者が限られる。関係企業に働き掛ければ、かなりポイ捨ては減るのでは。紅葉の下はごみだらけではしゃれにもならない(大口国江)
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07年度予算編成方針
中川村は22日、役場で、係長以上の職員ら40人余が出席し、予算編成説明会を開き、村は「実施計画に掲載された事業のみを予算計上し、経常的経費は本年度当初予算の範囲内(ゼロシーリング)で、真に必要とする予算見積もりする」-など編成方針を示した=写真。
村の財政事情について、経常収支比率78・5%と前年度比5・0ポイント下がったが、起債制限比率13・7%(同+0・9ポイント)と6年連続上昇し、実質公債比率は17・7%、07年度は18%を超える見込み。
また、07年度から新型交付税が創設されるが、村への影響は大きく、現行と比べ、大幅な減額が予想される。公債費は05年度で7億9千万円で歳出の21%を占め、除々に減少していくが、歳出全体を圧迫し、厳しい財政運営となっている-と説明。
基本的事項は▽実施計画に掲載された事業のみ実施▽年間所要額を見積もり、年間予算として編成▽施策を重点的、効率的に計上▽有効かつ適切な財源確保に努める▽行財政改革の推進▽村債の発行は過疎債を最優先とする▽経常的経費は本年度当初予算の範囲内で、真に必要な予算見積もりとする-などとした。 -
伊那小5年剛組 通り町商店街に草木染めのれん
伊那市の通り町商店街の活性化に向けて活動する、伊那小学校5年剛組(大沼聡教諭、31人)は、同商店街に草木染めした手作りのれんを飾った。黄色や紫色の優しい色合いに染まったのれんを見て、買い物客らも和んでいる。飾り付けは12月中旬まで。
通り町一丁目を中心とした約100メートル間に26枚を飾った。家庭科の授業で作った幅80センチ、長さ90センチののれんを、マリーゴールドの花やタマネギの皮などで草木染め。自分たちで染め方を調べ、地元の呉服店の協力で作業を進めた。
剛組は、4年生の時から総合学習でさまざまな取り組みを始めた。これまでに、花のプランターや手作り木製ベンチなどを設置したり、地域住民にアンケート調査をしたりして活性化を目指してきた。
商店街の店主らは「剛組の取り組みに感謝している。お客さんも興味を持って見てくれている。子どもたちの思いがうれしい」と話している。 -
伊那ビジネス専門学校 来春新コーススタート
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三澤清美校長)は22日夕方、パソコンの高度な操作技術などを習得する新コース「パソコンエンジニア」を来年4月から設けることを発表した。同コースは、高度な技術を持った人材を求める、地域企業が増えたことへ対応するために設置した。
従来のワード、エクセルなどのアプリケーションソフトの習得のほか、パソコン本体のネットワークプログラムの設定、情報システムの開発サポートなどの基礎知識を2ヵ年で学習。一般教養、マナー、簿記などもカリキュラムに組まれている。
就職に向け、「初級システムアドミニストレータ」「MOS検定(マイクロソフト認定技術資格)」など、専門的な資格習得の支援もする。
伊那ビジネス専門学校では、新コース設置のほか、来年度新入生の募集に向け、特待生制度を設けたり、校内のバリアフリー化をするなど、地域に愛される学校づくりに取り組んでいる。
入学希望などの問い合わせは、同専門学校(TEL76・2260)へ。
新入生募集を呼び掛ける新コース「パソコンエンジニア」の担当講師 -
上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展
第33回上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展は23日、伊那市の市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで始まった。上伊那の小中学校と伊那養護学校の46校の生徒・児童約400人が図画工作、習字など260点を出品している=写真。27日まで。
子どもたちの表現活動の発表の場として設けた展示会で、地域住民に障害者に対する理解を深めてもらうなどの目的。関係者によると、この作品展を励みに、制作に取り組む児童・生徒らは多いという。
折り紙のパンダやゾウなどの動物、厚紙のビルや電車で「みんなの町」を作った共同制作品、野菜や紙粘土で表現した恐竜の模型などを出展。それぞれが楽しみながら制作した様子がうかがえる、個性豊かな展示に来場者の足が止まっている。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2時)。 -
第12回新「三峰川講座」
進徳館教育を学ぶ国土交通省三峰川総合開発工事事務所主催の第12回新「三峰川講座」は19日、伊那市のいなっせであった。前高遠町教育長の中原長昭さんが進徳館教育について講演し、「進徳館の学びの心を、教育の危機から脱し活力ある教育再生の源にしたい」と語った。
高遠藩の藩校である進徳館の歴史、教育方式、進徳館図書、高遠藩学の祖・阪本天山らについて紹介。進徳館教育の学問の内容は儒学中心で、実学を教育の目標にし、文武両道の教育をしたこと、自分で学び考える習慣をつけるよう勤めたこと、日常の生活習慣を正しくすることが学問をするための基礎としたことなどを説明した。
旧高遠町が95年に「進徳館の日」を創設し、進徳館教育の継承発展に努め、小・中学校、高遠高校でも教育理念を「学則得」「高遠の学」の継承発展に置き実践していることも紹介した。
中原さんは、「教育のあり方を抜本的に問い直し検討しなければ、今日の教育の危機は乗り越えられない状況。進徳館の学びの心を体して、新しい教育の創造に向かって努力しなければならない。教育改革を皆でやっていこうとする一助になれば幸い」と話した。 -
農事組合法人みのわ営農設立発起人会最終会議
農事組合法人みのわ営農設立発起人会の最終会議が21日夜、箕輪町役場であった。定款と役員選任を承認し、設立総会の日程、議題を確認した。
協議で定款、役員選任をそれぞれ承認。発起人が署名捺印した。総会の議事は、組合の定款などの承認、加入者の承認、理事及び監事の選任、07年度事業計画・収支計画の承認など8議案と付帯決議。
みのわ営農は21日現在で組合加入者数582、出資口数は3万137口。出資金の1口額は100円(水田面積1アール)。07年度事業計画案の事業量計画は農作業受託が耕起・代掻き、田植え、収穫いずれも150ヘクタール。
設立総会は当初予定を変更し、12月17日に町文化センターで開く。記念講演会は午後1時30分から。設立総会は午後3時から。
記念講演の演題は「本当の食卓とは…次世代に伝えたい心豊かな暮らし」。講師は料理研究家の横山タカ子さん。自宅で料理教室主宰。長野県カルチャーセンター講師。 -
【記者室】勤労感謝の日
今日は勤労感謝の日。祝日法で「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」日とされている。戦前は新嘗(にいなめ)祭と呼ばれ農産物の収穫に感謝する儀式が行われたが、農業だけでなく労働全般に感謝する趣旨から現行の名称となった▼今の景気回復は戦後最長というが肝心の成長率が鈍いために給与所得は一向に上がらず、生活上の実感はない。それでも上伊那は業績が好調な製造業関連企業が多いためか、求人数も多い方だ▼伊那公共職業安定所によると管内の9月有効求人倍率は1・57倍。都道府県別1位愛知の1・89倍には及ばないが、最下位青森の0・42倍に比べれば天国だ。これを幸せと言わずして何と言おう。勤労の場があることに感謝だ。(白鳥文男)
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消防本部・北消防署起工式
現庁舎の老朽化に伴う伊南行政組合消防本部・北消防署の新庁舎建設工事開始を前に22日、駒ケ根市飯坂の現地で安全祈願祭が行われた。伊南4市町村の消防関係者など約60人が出席し、玉ぐしをささげるなどの神事を行って工事の安全と庁舎の無事完成を祈った。
駒ケ根駅前ビル・アルパで行われた起工式で中原正純組合長は「長年の懸案であり、地域の安心、安全の確保のために何としても進めなければならなかった新庁舎の建設がようやく始まる。関係者のこれまでの尽力にあらためて感謝する」とあいさつした。
新庁舎は鉄骨2階建て・述べ床面積約1630平方メートル。3990平方メートルの敷地内には訓練塔2棟も併せて建設される。総事業費は約5億3千万円。完成時期は当初計画の08年から1年前倒しした07年10月ごろとしている。 -
ソースかつ丼売上寄付
10、11月に下諏訪町で開かれたイベント「しもすわうまいもん市」に参加した駒ケ根商工会議所青年部(倉田勇会長)は21日、イベントで販売したソースかつ丼などの売上の一部1万5千円を駒ケ根ソースかつ丼会(下平勇会長)に寄付した=写真。倉田会長はイベントでのソースかつ丼の売れ行きについて「すごく好評でびっくりした。ほかのテントには客がいないのに、うちだけ長い行列ができたほどで、たちまち売り切れで困った。駒ケ根名物としての認知度も高く、今後の展開にも大きな期待が持てる」などと報告し、ソースかつ丼会の会員らを喜ばせた。
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伊南訪問看護ステーションが血圧計寄贈
駒ケ根市の伊南訪問看護ステーション(樋掛裕美子所長、18人)の職員一同は今月事務所を移転するのを前に21日、事務所を置いていたふれあいセンターへの感謝をこめて自動式血圧計1台(55万円相当)を同センターに寄贈した。樋掛所長は「約10年間お世話になった感謝の気持ちを何か形にしたかった。福祉に役立てばうれしい」とあいさつした。市社会福祉協議会の竹内正寛会長は「家族が離れるようで寂しい気がするが新しい事務所でも頑張って」と礼を述べ、早速腕を通して使い初めをした=写真。購入費はステーション職員らが毎月積み立てている貯金から支出した。
血圧計は音声ガイド、記録印刷、音楽機能付き。同センターのロビーに設置され、誰でも自由に使える。 -
ファミリーウォークイベント「天竜健康ウォーク」プレ大会12月3日開催
天竜川流域の自然に親しみ、健康と友情を育み仲間の輪を広げるファミリーウォークイベント「天竜健康ウォーク」プレ大会が12月3日、箕輪町である。町民有志の実行委員会が準備を進めている。
実行委員会は、天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと取り組む住民有志の会「天竜せせらぎロードプロジェクト」で組織。町が昨年度から始めた熟年者の健康レベル向上を目的とした「みのわ健康アカデミー」1期生の有志、ランニングチームちいむもみじも協力している。
今大会は、協働のまちづくりに向け町保健福祉行政に役立てることができるよう、07年の正式大会(町共同開催)の準備のための大会。自分で歩いてイベント作りをする。企画段階から当日の運営まですべてを、来年度大会の検討材料にする。
コースは「にこにこコース(6キロ)」「しっかりコース(8キロ)」の2コース。天竜川の自然環境を守ること、町民の健康づくりや憩いの場として河畔道路の利活用も考える。コース途中で、7月豪雨災害で被災した北島地籍の天竜川堤防の現状も見学する。
会場は、みのわ天竜公園。午前9時半集合、10時スタート。公園の天竜河畔を発着とする東西橋までの上流3キロ地点折り返し。しっかりコースは、さらに下流帯無川合流点まで往復2キロ。歩き終わると公園でとん汁サービスがある。
参加は当日会場で受け付ける。小学生以下または重度の障害がある人の参加は保護者や介護者の同伴が必要。参加費200円(スポーツ障害保険など)。高校生以下は無料。
実行委員会は、「家族一緒に、友達を誘って参加し楽しいひとときを過ごしましょう」と多くの参加を呼びかけている。
問い合わせは実行委員会事務局の町公民館(TEL79・2178)へ。 -
かんてんぱぱで南信州の工芸作家展vol.3
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで22日から、飯田・下伊那を中心として活躍する8人のクラフト作家による「南信州の工芸作家展vol・3」が開かれている。木工や陶芸、ガラスクラフトなど多彩な約800点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
普段は別々に活動しているさまざまな分野の作家が年に一度開く合同展で3年目。幅広い人にさまざまな作品を見てもらおう竏窒ニ、下伊那よりも県内の各地区から訪れやすい上伊那地区での開催をしており、毎年多くの来場者でにぎわいを見せている。
今年は、器や皿、壁掛けなどといった日常生活雑貨から、染め織りのスカーフやトンボ玉のアクセサリーなど、身近で楽しめるクラフト作品を一堂に展示販売。それぞれの作家が取り組むクラフトの違いも楽しめる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時半(最終日は午後3時まで)。26日まで。 -
晩秋の紅葉の中に咲く山野草
暦の上では雪が降り始めるとされる「小雪」の23日、伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンでは咲き残ったホトトギスを囲むようにカエデやモミジ、ツツジなどが紅葉し、晩秋の寒空を彩っている=写真。
小鳥のホトトギスの胸の斑紋と似た模様を持つことからその名が付いたとされる「ホトトギス」は、ユリ科の山野草。花の開花時期は9月下旬縲・0月中旬とされているが、10月に温かな日が続いた影響からか、11月下旬となったこの時期までわずかな咲き残りがあった。 -
権兵衛トンネル開通後初の防災訓練
伊那谷と木曽谷を結ぶ国道361号「伊那木曽連絡道路」権兵衛トンネル(約4・5キロ)で22日、開通後初めての防災訓練があった。両地域の警察や消防、建設事務所から約90人が参加し、非常時における相互の体制を確認、連携を密にした。
伊那側から約300メートル地点で、乗用車がトラックに追突され、対向車線の乗用車と衝突し、対向の乗用車はトンネル壁面に衝突。両乗用車の運転手が重傷を負った。さらに、衝突によって両乗用車から漏れた燃料に引火して車両火災が発生した竏窒ニの想定。情報伝達、救急救助、消火、車両排除など7項目にわたって訓練した。
トンネル内に備える押しボタン式通報装置や火災探知機の作動によって、両側から消防車などが進入。油圧式救助器具を使って、車内に閉じ込められた運転手を救出したり、ポンプ車や消火栓などで消火にあたるなど迅速に対応した。
講評で、伊那消防組合消防本部・伊那消防署の早川正行署長は「これから冬場を迎え、吹雪や道路の凍結などによって災害の発生が高まる。有事には訓練の成果を発揮できるよう連携を強めたい」、伊那警察署の小嶋惣逸署長は「それぞれが連携して一体となり、効果的に行うことが大事だ」と述べた。
トンネルは24時間の監視装置、避難通路、火災検知器、排煙設備などの防災設備が整い、非常時に備えている。
有事には、トンネル内に設置してある非常電話や押ボタン式通報装置などで警察署や消防署に通報。建設事務所など関係機関に情報が流れ、坑内スピーカーやトンネル出入り口の情報板に表示される。開通からこれまで、交通事故や災害の発生はないが、非常電話の使用は車両の故障など5件ある。 -
合併後の上下水道料金 2回調整で11年度に統一
伊那市の上水道運営審議会が22日、市役所であった。市は、合併に伴う上・下水道料金を2回の調整で、11年度から統一する考えを示した。
合併協議で、料金は当面、旧市町村のまま引き継ぎ、合併後6年目から統一することになっている。
毎年度の変更は、住民の混乱を招く可能性があるとし、08年度、11年度の2回で調整する。料金は旧伊那市を基準に設定し、旧伊那市との差額を2分の1ずつ詰める。今後の収入状況などで設定額が変わることもある。
水道料金(一般家庭の2カ月分平均)は3684縲・253円で旧伊那市が高く、下水道使用料は4600縲・486円で旧高遠町(公共・農集排)が高い。
料金体系は、07年度の市議会12月定例会までに決定する。
また、下水道事業は07年度を目標に、公営企業法を適用。▽下水道事業の経営状態が明確に把握できる▽独立採算制の徹底で、職員の意識改革が促進される竏窒ネどの効果があるとした。
審議会は受益者代表ら20人で構成され、委員長に福沢良一さんを選んだ。
市側から、上・下水道の経営状況や上下水道料金の調整などについて説明を受けた。
滞納額は上下水道で1億9600万円。5縲・1月に122件の給水を停止した。 -
飯島地区教育懇談会
飯島中学校で20日夜、飯島地区教育懇談会があり、保護者や教諭ら40人余が全体会と分科会で、ニートなど教育問題について意見交換した。県教職員組合上伊那支部主催。
全体会で、飯島中学校の米山隆司教諭が「いじめや不登校など子どもに関わる問題が山積している。子どもたちの環境をより良いものとするように一緒に考え、語り合おう」と開催趣旨に触れてあいさつ。
続いて、赤穂東小学校の丸山元資教諭が、同支部児童・生徒理解専門委員会が9月に実施した「子ども・保護者の就業意識調査」結果について説明し、問題提起した。
この中で、丸山教諭は「就きたい仕事、就かせたい仕事」について、小学生男子は運動、スポーツ、女子は芸能、マスコミが多いが、中学生になると減っている。小学生男子に多い技術、技能、女子に多い医療、福祉は中学生になるとさらに増えている。これは自分の将来を現実的に考えるようになったからだと思われると分析。
また「仕事を選ぶ条件」に子ども、保護者ともに興味、関心ややりがいを重要視している。男子は中学生になると「お金を稼ぐこと」も大切だと考え、女子は小、中学生ともに「社会や人に役立つこと」に意味を見出している。
「親の仕事を知っているか」については、ほぼ知っているが、働いている親の姿を見たことがある子どもは半数。親と同じ仕事に就きたいという子どもは少ない。同様に同じ仕事に就かせたいという父親、母親も少ない。ほぼ半数の父親、母親は自分の仕事に就かせたくないと思っているとした。
最後に「子どもたちは仕事にたいする興味があり、やってみたい仕事に思いを馳せ、親の職業も良く知り、自分の将来を小中学生のうちから考えている」とし、子どもたちの働く意欲につながる6カ条に(1)仕事の内容について話しをする(2)職場を見せる(3)やたら物を買い与えない(4)家事を手伝わせる(5)子どもと一緒に何かを作る(6)よくほめる-を挙げた。 -
トリムバレーボールリーグ戦、開幕
中川村公民館の「トリムバレーボールリーグウインターカップ2006」の開会式が21日夜、社会体育館で48チームが参加して開いた。
1部、2部の各リーグにそれぞれ前回より1チーム増え、各24チームで、2月中旬までプレーする。
前回優勝チームによるカップ返還に続き、松村正明公民館長は「介護でも、老化でも、寝たきりでも予防が大切、体を動かし、運動することは予防につながる。トリムバレーを通じて、精神の調和と健康増進に努めて」と激励した。
この後、審判講習会と合同練習を行なった。第1試合は2部リーグが28日、1部リーグが30日の予定。 -
風景画家・奥村憲さん クレパスで描くアルプス
伊那市中央区の風景画家、奥村憲さん(65)の個展は12月5日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。「クレパスで描く2つのアルプス・伊那路の四季」をテーマにクレパス画26点を並べている=写真。
「残雪の中央アルプス」「経ヶ岳・黒の稜線」「桜咲く頃・南アルプスを臨む」などの伊那谷の雄大な風景を描いた作品を出品。奥村さんは両アルプスの魅力を「朝夕の光、四季によって変化する山は描き所が多い」と話す。
今回は、クレヨンとパステルを素地とした日本の描画材「クレパス」を使用。油絵具のように「重ね塗り」「混色」「盛り上げ」などのさまざまな技法で表現できる楽しさを展示会で伝えている。
愛知県岡崎市生まれの奥村さんは、01年に神奈川県から転居。画歴は42年で、伊那谷の四季折々の風景を中心に油絵で描いている。同ギャラリーでの個展は8回目。
奥村さんは「クレパスの世界を楽しんでもらいたい。手軽に描けるけれど奥深いクレパス画を、子どものころの気持ちになって描いていただけたら」と来場を呼び掛けている。
土・日曜日、祝日は休館日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
南箕輪村「まっくんファーム」設立総会
集落営農組織の南箕輪村「まっくんファーム」の設立総会が20日、村役場であった。加入者505人のうち450人の出席で、組合規約承認、役員選任など14議案を原案通り可決し、設立した。
「まっくんファーム」は加入者505人、加入面積274ヘクタール(水田265ヘクタール、畑9ヘクタール)。役員に組合長、副組合長、会計、監事を置き、専門部として総務、企画、作業の各部を設ける。11支部あり、組合員10人前後で班を編成。それぞれ支部長、班長を置く。
主な事業は、組合員が供した農用地での稲作、麦作、大豆、ソバ作などの農業。組合員はこれまで同様に自分の農地は自分で経営する。経理は一元化。出資は1人当たり千円。
06年度事業計画は、組合の体制作り、07年産麦作の共同事業など。06年度は種の小麦栽培面積は23ヘクタール。
組合長に選任された倉田庄衛さんは「皆さんのお知恵をいただき、スムーズにまっくんファームが進むよう一緒にやっていきたい」とあいさつした。
役員は次の皆さん。
▽組合長=倉田庄衛▽副組合長=原英雄、木下尊英、田中実▽会計=征矢誠之▽監事=唐沢俊次、五味一廣 -
チェルノブイリ原発事故
ナロジチ再生・菜の花プロジェクト現地訪問報告会チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地ナロジチ地区の再生のため「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」に取り組む伊那谷いのちがだいじ!連絡会(NPO法人チェルノブイリ救援・中部)と伊那谷菜の花楽舎は19日、現地訪問報告会を南箕輪村の村民センターで開いた。来年4月から5カ年計画で菜の花を栽培し実験に取り組む予定で、現地の写真を見せながらプログラムを説明した。
伊那谷いのちがだいじ!連絡会は16年間、チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた。
ナロジチ地区は事故現場から西へ70キロ、面積は伊那市の約2倍で人口1万300人。地区の90%以上が汚染地域で、日本の1万5千倍の汚染状況。現地では放射能に汚染された食品を食べざるを得ないため、日本人の800倍という体内放射能で病気が続発している現状という。
菜の花プロジェクトは、食品による体内被爆の連鎖を断つため、菜の花による放射能の吸着(土壌浄化)の技術に着目し、菜の花を栽培し土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料(BDF)の精製、葉・茎・根から熱源となるメタンガスの精製などに取り組む。菜種が吸収した放射能は低レベル放射性廃棄物として厳重に管理する。BDFはトラクターの燃料にし働く環境を整え、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。
9月5日から14日までの現地調査で、ナロジチ地区行政や国立農業生態学大学を訪問。連絡会の原富男さんとBDF製造に取り組む伊那谷菜の花楽舎の関浩行さんが報告した。
プロジェクトは大学の協力を得て4ヘクタールの畑で来年4月から菜の花栽培を始める。伊那谷菜の花楽舎の技術を基にBDF製造設備も整える。準備のため1月に再びナロジチを訪問するという。
全体では3千万円の事業だが、当面は菜の花の作付け、栽培、BDF製造装置の整備などで1千万円の費用が必要。カンパを募っている。問い合わせは原さん(TEL73・9355)へ。 -
冬の鉢花の女王、シンビジューム出荷始まる
飯島町岩間で冬を華麗に彩る鉢花の女王、シンビジュームの出荷が本格的に始まった。
ピンクの直立系を中心に数10種類、1万7千鉢を生産する小林洋蘭園(小林千晃園主)は現在、ピンク系中輪の「エレガントピンク」「ハレルヤ」、大輪の白花「シークレットラブ」など10種類が関東方面に送られている。ピークは11月末から12月中旬で、毎週1500鉢が出荷される。
新品種は「エレガントピンク」「ピンクペチュエル」など桜色が中心。近年、人気があるのは花付きのいいキャスレード系、コンパクトで飾りやすいテーブルシンビジューム、豪華なアーチタイプという。
小林さんは「シンビジュームは丈夫で長持ち。贈答にも最適」と話す。
23縲・6日、七久保の道の駅花の里いいじまで、飯島産のシクラメンや洋蘭の展示即売会があり、産地ならではの特別価格で販売される。 -
三洋グラビア人事
三洋グラビア(本社・伊那市)は21日、臨時株主総会を開き、新役員を選任した。
営業、生産、管理、経理、経営企画の責任体制を拡充、各工場の製造部長級には執行役員制を導入し、責任と権限を強化した。
同社では「新体制により、顧客ニーズに従来以上に俊敏に対応できる生産体制を構築し、さらなる飛躍を図る」としている。
新役員は次の通り。
▽代表取締役会長=原章▽代表取締役社長兼営業本部長=原敬明▽常務取締役兼生産本部長=和久田佳秀▽常務取締役兼管理本部長=矢野和雄▽常務取締役兼経理本部長=原貴子▽取締役経営企画室長=鈴木弘男▽取締役営業部長=中村秀人▽執行役員第一製造部長=有賀達彦▽執行役員第二製造部長=薮原芳信▽執行役員第二製造部長=田畑義幸▽執行役員第三製造部長=小松道雄 -
冬の鉢花の女王、シンビジューム出荷始まる
飯島町岩間で冬を華麗に彩る鉢花の女王、シンビジュームの出荷が本格的に始まった。
ピンクの直立系を中心に数10種類、1万7000鉢を生産する小林洋蘭園(小林千晃園主)では、現在、ピンク系中輪の「エレガントピンク」「ハレルヤ」、大輪の白花「シークレットラブ」など10種類が関東方面に送られている。ピークは11月末から12月中旬で、毎週1500鉢が出荷される。
今年の新品種は「エレガントピンク」「ピンクペチュエル」など桜色が中心。
近年、人気があるのは花付きのいいキャスレード系、コンパクトで飾りやすいテーブルシンビジューム、豪華
なアーチタイプとか。 小林さんは「シンビジュームは丈夫で長持ち。贈答にも最適」と話す。
23縲・6日まで七久保の道の駅花の里いいじまで飯島産のシクラメンや洋蘭の展示即売会があり、産地ならではの特別価格で販売される。
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