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ろうきんがチャリティ収益金寄付
長野県労働金庫伊那支店は、10月に行ったチャリティーイベントの収益金で購入した図書カード10万円分を、14日、南箕輪村に寄付しました。
14日は、ろうきん伊那支店小林 正昭さんら3人が、南箕輪村民センターを訪れ、征矢 艦教育長に目録を手渡しました。
ろうきんは、10月に、「親子ふれあいアニメ祭り」をおこない、1200人が訪れました。
今年で13回目で、その収益金を支店の管内の4市町村に2年に1度寄付しています。
全額を寄付していて、今年は収益金24万5000円のうち南箕輪村に10万円分、伊那市に14万5000円分を寄付しました。
毎年、社会福祉協議会に送っていましたが、今年から、次代を担う子どもたちに役立ててもらいたいと、図書カードにしました。
征矢教育長は「子供たちのために大切に使わせていただきたい」と感謝していました。 -
村議会テレビ中継 議会の結論出れば事業化
南箕輪村の唐木一直村長は、村議会のテレビ中継について、議会の結論が出れば事業化を図る考えを15日示しました。
これは同日開かれた村議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
唐木村長は、議会のテレビ中継について、「開かれた議会、見える議会を考えれば必要」とし、「議会内部で検討してもらい、結論が出れば事業化を図っていく」と述べました。
上伊那8市町村で議会のテレビ中継を実施していないのは南箕輪村だけとなっています。
村議会では今後、議会活性化委員会の中の研究会で正式な議題として研究していくということです。
唐木村長はこのほか、園児数が増えている南部保育園について、来年度、給食室の増改築と保護者用の駐車場の整備を行いたい考えも示しました。 -
国際ボランティアに参加した人達の写真展
大学を休学したり仕事を辞めるなどして国際ボランティアに参加した人達の写真展が13日から、南箕輪村の信州大学農学部で開かれています。
ボランティアは、世界各地で合宿型のボランティアを行っているNGO、NICEが主催したもので、全国から16人が参加しました。
信州大学農学部4年生の古川博一さんもその1人です。
古川さんは、大学3年の夏から7か月間、インドとアメリカに渡りました。
現地では、飲み水を確保する為のタンクを作ったり、ダムを作る作業をしました。
写真展は、活動について知ってもらおうと開かれているもので、会場には16人が現地で撮影した写真およそ600枚が展示されています。
写真展は、15日木曜日まで信州大学農学部で開かれています。 -
第49回技能五輪全国大会
青年技術者の技能レベルを競う第49回技能五輪全国大会が12日から始まりました。
技能五輪全国大会は、ものづくりや技能の大切さを実感してもらうことを目的に、昭和38年から開かれているものです。
静岡県を中心に行われている今年の技能五輪全国大会には、40種目におよそ1,000人が参加しています。
このうち、フライス盤の競技が南箕輪村の伊那技術専門校で行われました。
競技は、自動車や家電製品の部品を作るのに使われるフライス盤で、4種類の金属部品を作ります。
決められた時間の中で、品質、スピード、見た目などを競います。
会場には、出場者の家族や会社の同僚が訪れ、作業を見守っていました。
技能五輪全国大会は19日月曜日まで開かれます。 -
村農業集落排水施設いずみ苑 後利用計画示す
南箕輪村は、公共下水道への統合を計画している農業集落排水施設いずみ苑の後利用について、防災施設として利用する計画を12日、示しました。
村が関東農政局に提出していた後利用計画の報告が受理されたことから、12日開かれた南箕輪村議会全員協議会で示されたものです。
いずみ苑は平成6年の供用開始から15年が経過し老朽化しているため、村では公共下水道への統合を計画しています。
いずみ苑の後利用計画は、地域に役立つ防災施設と位置付け、防災備蓄倉庫、防火水槽として利用するというものです。
残りのスペースは、郷土資料保管庫、資料品の復元や整理を行う作業所として使います。
改築工事は平成25年度に行う予定です。 -
年末の交通安全運動はじまる
11日から年末の交通安全運動が始まりました。
南箕輪村では交通安全協会や警察など20人が交通安全を呼びかけました。
南箕輪村のファーマーズあじ縲怩ネでは、交通安全協会のメンバー達が買い物客に交通安全を呼び掛けるチラシなどを配っていました。
メンバーたちは、チラシを配りながら「安全運転でお願いします」と呼びかけていました。
伊那警察署管内では、今年1月から昨日までに12件の死亡事故が発生しています。
前の年に比べて5件増となっていて多くが高齢者による事故ということです。
年末の交通安全運動は今月31日にまでとなっていて、高齢者の事故防止、飲酒運転の根絶などを重点目標としています。 -
高校野球部員が少年野球チームを指導
高校野球部員が少年野球チームの小学生を指導する野球教室が10日、南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
この日は上農高校と高遠高校の野球部員が、伊那市内の少年野球チーム、4チームの小学生を指導しました。
この野球教室は、上伊那地域の野球人口の底辺拡大を目的に、上伊那高校野球連盟が毎年開いているものです。
教室では、キャッチボールや守備、バッティングなど基礎練習が行われました。
守備の練習では、実際に高校生が動きを見せながらグラブの出し方などを指導していました。
ある小学生は「ボールを捕る時の腰の落とし方など、今までは知らなかったことが分かった」指導にあたった高校生は「指導をしてみて今まで気づかなかった部分に気付かされた。良い経験になった」と話していました。
上農高校野球部の久保村智監督は「小学生には高校野球の魅力を感じてもらい、高校生には小学生の手本となる姿勢を身につけてもらいたい」と話していました。
上伊那高野連では「地元の高校に進学して、地元で野球を続けてもらいたい」と話しています。 -
上農生がAEDの使い方学ぶ
AED自動体外式除細動器に関する知識や使い方を習得するための講習会が6日、上伊那農業高校で行われました。
講習会は毎年1年生を対象に行われていて6日は生徒およそ30人が参加しました。
上農は近くの伊那中央病院と連携協定を結んでいることから講師には、中病の医師や看護師を招きました。
講習会ではまず心臓マッサージのほか、倒れている人に大きな声で呼びかけることや近くにいる人に救急車を呼んでもらうことなど、初期対応について学びました。
次にAEDの使い方について指導を受けました。
講師からは、電極パッドを肌に直接貼ることや、倒れている人から離れてボタンを押すなど使い方の説明がありました。
県内では平成13年度から全ての公立高校にAEDが設置されていて、上農では「万一の際、対応ができるようにしておきたい。」と話しています。 -
村行政評価委員会 中間結果を答申
南箕輪村が行っている事業について評価する行政評価委員会は、不要な事業はないとする中間結果を9日、唐木一直村長に答申しました。
9日は、池上昭雄委員長など委員4人が役場を訪れ、唐木村長に答申書を手渡しました。
委員会は、村の事業について専門的な立場から継続的に評価してもらおうと、今年度組織されました。
村がピックアップした427項目のうち、今年度は27項目について検討しています。
9日は、これまで検討してきた▽大芝高原松くい虫予防事業▽高齢者交流事業▽新エネルギー導入の推進事業など、12事業について中間結果を答申しました。
評価は、妥当、要検討、不要の3つに分けられます。
これを受け唐木村長は、「不要という評価はなかったが、検討の余地があると評価されたものがいくつかあった。答申に沿って、内部で検討していきたい」と話していました。
委員会では、27事業すべての検討結果を、来年4月をめどに答申するということです。 -
まっくん日本一人気のないキャラに
南箕輪村のキャラクターまっくんが日本一人気のないゆるキャラとなり、注目を集めています。
まっくんは、平成6年に大芝高原のキャラクターとして誕生。平成17年から村のキャラクターとしてイベントなどで活躍しています。
ゆるキャラサミット協会が主催するゆるキャラグランプリには、全国各地や、海外から349種類のキャラクターが出場しました。
グランプリはインターネット投票で行われ、1位は熊本県のキャラクターでおよそ28万票、まっくんは68票で最下位でした。
村ではこの結果を受け、ホームペ竏茶W上に特集ページをつくり、今回の結果についてのコメントやまっくんの仲間について紹介しています。
村では、「日本一人気のないキャラクターを売りに、村内外にPRしていきたい」と話しています。 -
南箕輪村議会12月定例会開会
南箕輪村議会12月定例会が6日開会しました。
今議会には、5400万円を減額する一般会計補正予算案など5議案が提出されました。
補正予算案減額は国の子ども手当の制度改正により、補助金減額などによるものです。
南箕輪村議会12月定例会は14日、15日に一般質問、16日に委員長報告、採決が行われ閉会する予定です。 -
南箕輪村食生活改善推進協議会 食についての寸劇披露
南箕輪村の食生活改善推進協議会は、子ども達に食の大切さを知ってもらおうと5日、南原保育園で寸劇を披露しました。
寸劇を披露したのは、食生活改善推進協議会の推進委員5人です。
協議会では、園児達に食育について学んでもらおうと、年に1回村内の保育園で寸劇などを披露しています。
5日は、園児達にも分かりやすいよう推進委員が戦隊もののヒーローに扮し、「朝ご飯は1日を元気に過ごせる力を持っているのでしっかり食べましょう」などと呼び掛けました。
松崎由紀子園長は「小さいうちから食育について学ぶ事で好き嫌いせずに、何でも挑戦して食べるようになってもらいたい」と話していました。 -
中央自動車道 伊那料金所で防犯訓練
南箕輪村の中央自動車道伊那料金所で、強盗を想定した防犯訓練が、8日、行なわれました。
訓練は、料金所で集金していた係員が、集めた現金を事務所に運ぶ際に、刃物を持った犯人が現れ、現金を強奪して逃げるとの想定で行なわれました。
現金を奪われた係員と、現金の運搬を監視していた係員は、カラーボールを逃走する犯人の車に投げつけていました。
係員は、車のナンバーをその場でメモしていました。
事務所では、伊那警察署に通報が行われ、犯行時の様子などを伝えていました。
この訓練は、料金所での凶悪犯罪に備えて、ネクスコ中日本や警察などの関係機関が互いに協力し、事件発生時の対応を向上させようと行われました。
ネクスコ中日本・飯田営業所管内の従業員45人ほどが参加し、訓練を見学しました。
通報後、4分後には、伊那警察署の署員が、その後、県警の高速道路交通警察隊も到着しました。
伊那署では、「逃走した方向や、犯人の特徴など、1つでも多くの情報を覚えて欲しい」と呼びかけていました。 -
恩徳寺 銀杏種取り作業
南箕輪村の恩徳寺で4日、落ちたイチョウの実から銀杏を取り出す作業が行われました
恩徳寺では毎年、境内にある樹齢およそ380年の大イチョウから実が落ちるこの時期に作業を行っています。
この日は、地元住民など、およそ10人が集まり、作業をしました。
銀杏は、最初に足で実を踏み、銀杏と実を分け選別を行います。
その後、水洗いし、10日ほど天日干しをします。
参加したある女性は「同じ姿勢で作業をするのは大変だが、毎年この銀杏取りをすると、年の瀬を実感する」と話していました。
取り出した銀杏は来年2月の節分の豆めきで大豆と一緒にまかれるということです。 -
まっくんバス利用者増
今年10月から2台運行をスタートさせた南箕輪村の巡回バスまっくんバスの1日の平均利用者数が1台での運行時に比べ12人増えました。
まっくんバスは9月まで1台体制で運行してきましたが利用者の利便向上を目的に10月から2台体制で運行を始めました。
1日の平均利用者数は56人で、今年の4月から9月までと比べ12人増となりました。
また試験的に土日運行し、1日の平均は30人でした。
土日のバス利用が少なかったことから村では試験運行を休止しました。
村では今後、夏休みなどに土日の試験運行を実施したいとしています。 -
園児に地元産リンゴをプレゼント
南箕輪村西部保育園の園児に5日、地元でとれたリンゴがプレゼントされました。
リンゴは、南箕輪村営農センターの地産地消事業の一環として、村内の5つの保育園の園児にプレゼントされました。
この日は西部保育園に営農センターの宮下かつみ勝美会長や、地元農家らが訪れ、園児にリンゴを手渡していました。
宮下会長は「地元で採れた安心・安全なリンゴ。風邪をひかないよう、リンゴをたくさん食べ、健やかに育ってほしい」と話していました。
営農センターでは、プレゼント用に全部で750個を用意していて地元のリンゴを食べてもらうことで、味の良さを知ってもらい、消費拡大につなげていきたいとしています。 -
かいご家で焼きいも大会
南箕輪村田畑の宅老所かいご家で、近くの保育園児を招いて焼きいも大会が1日開かれました。
かいご家が野菜を育てている畑に、南部保育園の年長園児が訪れました。
かいご家は去年から畑で野菜作りをしていて、今年、サツマイモがたくさん収穫できたことから焼いも大会を計画し、初めて園児を招待しました。
園児は、アルミ箔で包まれたサツマイモをおきに入れていました。
芋を焼いている間、一人1本ずつ大根の収穫もしました。
かいご家が育てた大根で、園児へのお土産です。
園児は、大根を収穫して、芋が焼き上がるのを待っていました。
かいご家では、今後も地域と関わるイベントを考えていきたいと話していました。 -
クリスマスツリーの飾りつけ
南箕輪村の中部保育園で、2日園児たちがクリスマスツリーの飾りつけをしました。
年小児から年長児までの150人が、二人一組でサンタクロースやベルなどをツリーの枝に飾っていきました。
高さ3メートルほどのツリーは、飾り付けがしやすいように2つに分けられていて、年小児から順番につけていきました。
最初は、低いところがにぎやかでしたが、年長児が飾り始めると次第に高いところにも飾りがつけられていきました。
最後に2つを一つにあわせて大きなクリスマスツリーが完成しました。
電飾が点灯されると、子どもたちは、歓声を上げ喜んでいました。
中部保育園では、22日にこのツリーを囲んでクリスマス会を予定していて、ケーキを食べたりサンタクロースからプレゼントももらえるということです。 -
唐木村長「着実に課題解決を」
南箕輪村の平成24年度予算の編成方針会議が2日役場で開かれ、唐木一直村長は、「着実に1歩一歩課題解決をできるような予算にしたい」と述べ、職員の創意・工夫を求めました。
予算編成方針会議には、課長や係長など幹部職員が出席し、24年度の予算方針を確認しました。
唐木村長は、「前年踏襲でなく、徹底した歳出削減を図り、限られた財源で最大の効果を生む予算編成にしたい。産業振興や活性化を促し、村民の生活を守るという行政の基本を1から問い直し作業にあたってほしい。」と話しました。
さらに「無駄を省く努力は、職員のやる気やチャレンジ精神。山積する課題を1歩一歩着実に解決できるような予算にしたい。」と述べ、創意・工夫・独自の発想を求めました。
南箕輪村の平成24年度予算案は、年内から編成作業に入り、1月中旬に査定、2月に公表される予定です。 -
郵便事業(株) りんご集中配送センター設置
郵便事業(株)伊那支店は、最盛期となっているりんごの出荷に対応しようと専用のセンターを開設し、配送作業を行っています。
南箕輪村塩ノ井のホームセンターの跡地に発送作業を行うセンターがあります。
贈答用のりんごパックの出荷がピークとなる11月中旬から、短期間のアルバイトを雇用して、対応に当たっています。
郵便番号の記入間違えによる宅配ミスなどがないように、機械に番号を入力し確認しながら作業をすすめていました。
このセンターは、去年からシーズン中に設置されています。
これまで、南信のりんごも松本の集荷センターに発送されていましたが、伊那から直接発送する事で、作業の効率化、配達時間の短縮につながっているということです。
この作業は12月23日まで行われ、去年より5万個ほど多い、20万個の荷物を発送する予定です。 -
南部小児童と信大農学部留学生が交流
南箕輪村の南部小学校の児童と信州大学農学部の留学生が30日、ゲームなどで交流しました。
30日は、中国やインドネシア、マレーシアなどから信大農学部に留学している8人が南部小学校を訪れました。
児童らは、全員で歌を歌い留学生を歓迎しました。
この交流は、児童に様々な国のことやそこの文化に触れてもらおうと開かれたものです。
児童会会長の米持希理子さんは、「交流を通して仲良くなりたいです。みなさんの国のことをたくさん教えてください。」とあいさつしました。
訪れた留学生は、日本語で自分の国を紹介したり、現在学んでいることなどについて、話しをしていました。
この日はほかに、児童会が企画したゲームも行われ、児童らは、楽しみながら留学生と交流を深めていました。 -
南箕輪村 ふれあいの森林づくり会長賞受賞
南箕輪村は、地域住民らと協力した森林整備など、ふれあいの森林(もり)づくりに貢献したとして、公益社団法人国土緑化推進機構から表彰されました。
28日は、南箕輪村役場で記者会見が開かれ、唐木一直村長がふれいあの森林づくり、国土緑化推進機構会長賞受賞の報告をしました。
唐木村長は「大芝高原は先人たちから守り、受け継がれてきた場所。村民全員で頂いた賞」と話していました。
村によりますと、今回の受賞は、村民がボランティアで、大芝高原の森林整備をしている事や、森林に親しむ教育の場として大芝高原を活用している事が、評価されたと言うことです。
大芝高原は、明治28年に南箕輪村尋常小学校の学校林として、どんぐりおよそ1万本を植樹したのがはじまりという事です。
唐木村長は、大芝高原のこれからについて、「未来に引き継いで行く事が大切。いっそう整備に力をいれ、親しまれる森にしてきたい」と話していました。 -
信州大学大学院 江田さん学会で奨励賞受賞
信州大学大学院 博士課程2年の江田慧子さんは、日本環境動物昆虫学会で学生では初となる、奨励賞を受賞しました。
28日は、江田さんと、指導する中村寛志教授が、中村宗一郎農学部長の元を訪れ、受賞の報告をしました。
江田さんは、修士課程の頃から環境省のレッドデータブック、絶滅危惧I類に指定されている、蝶のオオルリシジミの生態について研究をしています。
今回の受賞は、人口飼育したオオルリシジミの繁殖を阻害している原因を実験的に証明した事や、研究を行うと同時に、絶滅危惧種のチョウ類の保全・保護活動に積極的に参加した事などが評価されたと言うことです。
江田さんは「論文をまとめるのは大変だが、やりがいも感じる。今後も長野でしかできない、貴重な生物の研究を続けていきたい」と話していました。
中村学部長は、「学生での受賞は快挙で信州大学にとってもうれしい話。今後も、大学で研究を続けていってもらいたい」と話していました。 -
上農生徒 雑穀カレーを被災地へ
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、学校で育てた雑穀を使って製品化した「雑穀カレー」を被災地に届けます。
25日は、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市と名取市への訪問を前に結団式が行われました。
「雑穀カレー」は、去年から雑穀の活用について取り組んでいる生産環境科の作物班が作ったものです。
カレーには、もちきびやアマランサスなどの雑穀が使われています。
栄養価の高いカレーを被災地に届けたいという思いから、試食会や研究を重ね、先月レトルトカレーとして製品化しました。
販売会での売り上げ全てを今回のカレー代に充て、500食分用意しました。
27日と28日の2日間、作物班7人の他、保護者と教師の合わせて9人で宮城県の石巻北高校と宮城県農業高校を訪問します。
カレーの他に、全校生徒に呼びかけて作った寄せ書きと、試食のイベントの際に集めた義援金4万5,250円と同窓会の募金8万円も届けます。
上農高校では、訪問を通し現地で必要とされている支援や、今後の復興に向け取り組むべき課題について生徒自らが考える機会にしたいと話していました。 -
村が年末の集中滞納整理実施へ
南箕輪村は来月15日から、年末の集中滞納整理に取り組みます。
村の職員でつくる未収金徴収特別対策チーム会議が24日開かれ、滞納整理について協議しました。
平成22年度までの滞納金額は、村民税など税金がおよそ1億8千万円、保育料などの料金を含めるとおよそ2億円です。
年末の集中滞納整理の対象は、平成22年度分と23年度分の税金と料金です。
係長以下の職員62人が2人1組で対象者宅を訪問します。
昨年度実施した集中滞納整理は、対象者93人、滞納額およそ630万円、徴収額はおよそ87万円で、徴収率は13.87%でした。
集中滞納整理は12月15日から来年1月16日までで、対象は去年とほぼ同じ件数を見込んでいます。 -
大芝高原にお菜洗い場 開設
南箕輪村の大芝高原に、冬の風物詩お菜洗い場が、18日から開設しました。
19日には、雨の中朝から2人が野沢菜を洗っていました。
お菜洗い場は、冬の寒い時期に温かいお湯で菜っ葉を洗ってもらおうと毎年開設されています。
大芝高原管理事務所によりますと、今年はまだ気温が高めで、利用者の出足は鈍いということです。
お菜洗いに訪れた女性は「年の暮れが来たなという感じ。この作業が終わらないと年を越せない感じがします」と話していました。
大芝高原お菜洗い場は、来月18日までで、村内在住の人が1時間200円、村外在住の人が600円となっています。
予約制となっていて、管理事務所では早めの予約を呼びかけています。 -
妊娠中の生活やお産について考える集い
妊娠中の生活やお産について考える集いが18日、南箕輪村保健センターで開かれました。
これは、お産に関する疑問や不安を解消してもらおうと、村内で助産院を開設している萩元聡子助産師が開いたものです。
会場には、出産を控えている母親やその家族など10人が参加し、妊娠中の過ごし方や、体の痛みを和らげる方法についての話を聞きました。
萩元さんは「妊娠した時から子育ては始まります。お母さんの感情がお腹の子に伝わるので、リラックスして過ごして下さい」などと話していました。
来年1月に出産を控える母親は「普段、なかなか聞く事ができない話が聞けた。これからのマタニティライフに活かしていきたい」と話していました。 -
信大農学部で冬の花シクラメンの販売開始
冬の花、シクラメンの販売が16日から信州大学農学部で始まりました。
販売されているのは信大農学部食料生産科学科の2年生が実習で栽培したシクラメンです。
今年は26品種、およそ2千鉢を栽培していて、赤や白、ピンクなどのシクラメンが販売所に並んでいます。
安くて長持ちすると評判で、毎年買いに来るという常連客の姿も見られました。
実習で学生の指導にあたっている技術職員の中村篤さんは「学生が丹精込めた花。多くの人に買ってもらえたらうれしい」と話していました。
信州大学農学部のシクラメンは1鉢1200円で、来月25日まで、水曜日と木曜日に販売しています。 -
中学生が模擬議会で質問
南箕輪中学校の生徒が村政について考える模擬議会が15日、南箕輪村役場で開かれました。
模擬議会は行政を身近に感じてもらおう、村議会が開いたものです。
15日は、南箕輪中学校の3年生7人が普段疑問に感じていることや、より良い村づくりを進めるためにはどうすればよいかを唐木一直村長に質問していました。
このうち、山下直志君は、住宅のために田んぼや畑が減少することなど土地利用について質問しました。
唐木村長は「農地法の範囲内で行っていて乱開発はないと思っている。農業委員会を含め検討し、整合性を図って秩序ある発展を目指したい。」と答えました。
また加藤真理子さんは、子どものうちからボランティアに参加するための、啓発について質問しました。
唐木村長は、「啓発は社協と村で常に行っている。ともに助け合う精神が村をつくっていくので、身近なことから手がけてほしい。」と答えました。
模擬議会の終わりに生徒会長の
福澤悠貴君は「村政運営に関心をもつことができた。これから村を担っていく自分たちが村のさらなる発展に役立てるようがんばいりたい。」と決意を語っていました。 -
村入札に最低制限価格制度導入 来年1月から
南箕輪村は来年1月から、入札に最低制限価格制度を導入します。
14日開かれた南箕輪村議会全員協議会で村が説明しました。
最低制限価格制度は、極端な低価格の受注により、工事の品質確保への支障などの弊害が起きないように、最低制限価格を設けて入札を行うものです。
村では、ここ1年半位の間に低価格と思われる入札が出てきているため、制度の導入を決めたということです。
対象は、設計額が130万円以上の土木工事や建築工事と、設計額50万円以上の測量や設計などの業務委託です。
最低制限価格は国の基準を参考に決定し、入札公告時には最低制限価格の有無を公表し、価格については入札後に公表します。
村では来年1月から試行を始め、4月から本格運用したいとしています。
また同日は村議会臨時会が開かれ、7千万円を追加する補正予算案が可決されました。
主な事業は、村内企業の工場用地あっせんに7千万円、消防団の南原屯所新築工事に270万円などとなっています。