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インターハイ(5)
女子100、200メートルバタフライで3年連続となる全国高校総体(8月17縲・0日・埼玉県川口市)に出場。高校3年間の集大成となるレースに臨む。新たなフォームが定着し手応えを感じている。「1、2年のときは悔しい思いだけが残った。目標達成のため、最後は気持ちで泳ぎたい」
フォームの改善は「体の伸び」を心掛け、速度に乗った泳ぎで体力消耗を減らす目的。昨夏以降、本格的に取り組んできた。25メートルの平均ストローク数は高校1年当時と比べ、7回から6回に減少。自己ベストは100メートル約1秒50、200メートル約5秒の短縮となった。
現在、長水路の100メートル1分3秒03、200メートル2分17秒23などや短水路の記録を含め計9つの県、県高校記録を保持。これらすべてを前大会以後、自分が持つ記録を更新、または新たに樹立してきた。1年間で大きく成長した成果だ。
「これまで達成できなかった両種目で決勝(予選上位8人)に残ることが目標。(小学5年から指導を受けるISC駒ヶ根スイミングクラブの)今井コーチに感謝の気持ちを込め、良い結果が出せれば。今年はまだ納得いくレースが出来ていない。本当に喜ぶのはインターハイに取っておきたい」
駒ヶ根市上赤須。祖父、父母、姉、弟との6人家族。赤穂中出身。17歳。 -
駒・産科、小児科の現状を知り、患者として心がけることを学ぶ学習会開催
「安心して安全な出産ができる環境を考える会(in駒ケ根)」による産科、小児科の現状を知り、患者として心がけることについての学習会が24日夜、駒ケ根市駅前ビル「アルパ」であった。昭和伊南総合病院、伊那中央病院の助産師や小児科看護師によるパネルディスカッションでは、医師不足の影響で労働環境が激務化する勤務医たちの現状が示され、患者の立場からできることを語った。
学習会は産科、小児科の集約化が進む中、地元の病院がどういう状況にあるかを知り、患者としてできることを学ぼう竏窒ニ計画。
パネルディスカッションでは、所属する産科、小児科の現状を助産師や看護師が説明。
本年度から常勤医師が一人になった昭和伊南・小児科看護師の竹上由紀さんは「医師が365日病院にいなければならない異常な事態が生じている」とし、医療を受ける側も「『何かあったら昭和伊南に行けばいい』と考えるのではなく、その状況の緊急性を見極めてほしい」と訴えた。
また、昭和伊南が分娩(ぶんべん)を扱わなくなったことで出産の取り扱いが増加している伊那中央病院の蟹沢みどり助産師は、多い時には1カ月100件以上のお産がある現状を語り、「常勤医師は夜勤の後でも、お産があれば38時間ぶっ通しで対応しなければならない状況もある」とし、こうした体制の中では、健診も受けていない患者を緊急に見ることが難しいことを説明。妊婦健診を受けることで、事前にできることは対処していくことが大切であると呼び掛けた。
出産の扱いを休止している昭和伊南の真木喜子助産師は「昭和伊南でお産ができなくなったことはショックだが、できる限りバックアップをしていきたいと考えている。妊娠することを躊躇(ちゅうちょ)しないでほしい」と語った。 -
赤穂公民館の女性セミナーが杉本市長と懇談
駒ケ根市赤穂公民館の「女性セミナー」の受講者が24日、杉本幸治市長との市政懇談会を開いた。同学級の受講者約10人が参加。今後の市政運営や7月に施行された協働のまちづくり条例などについて説明を受けた後、普段から感じている疑問や要望を杉本市長に率直に伝えた=写真。
同セミナーは公民館学級として毎年開催しているもので、子育てや仕事に一段落した女性を中心に本年度は19人が受講している。
市長との懇談は市の動きを身近に感じ、自分たちにできることを考えよう竏窒ニ、実施しているもので、杉本市長との懇談は今回が初めて。
懇談では「駒ケ根市の財政が一番心配。借金を返していける目途はたっているのか」などといった質問もあり、杉本市長は「市政運営とのバランスを見ながら、毎年減らしていくことを年頭に、努力していきたい」と語った。
そのほかにも「ぜひこの素晴らしい自然を残す政策をしてほしい」「住所表示が分かり図らい」などといった意見が出た。 -
駒ケ根市農業委員会、第19期会長に清水春雄さんを選出
第19期駒ケ根市農業委員会の08年度総会が25日、駒ケ根市役所であり、会長には最年長で今期3期目となる清水春雄さん(69)=市場割=を選出した。清水さんは「当面立ち向かう農業情勢の厳しさを感じているが、全身全霊を傾けて何とか乗り越えていきたい」と語った。
第19期の農業委員は今月1日告示の駒ケ根市農業委員会選挙で当選した18人と、各団体の推薦を受けてこの日辞令を受け取った5人。うち女性は2人、新任は8人となっており、各委員の任期は2年となる。
杉本幸治市長は「食の安全といった面からも自給率向上が求められているが、一方で担い手不足にあるというのが現状。委員のみなさまにはさまざまな面からの協力を願いたい」と語った。
また、会長の職務代理者(副会長)には、2期目となる北原光明さん(67)=中沢=を選出した。
各種団体の推薦を受けた農業委員は次のみなさん。
◇村沢邦雄(市場割)宮沢勝人(上赤須)渋谷宣吉(市場割)中坪京子(下平)佐藤香衣(東伊那) -
駒ケ根市を代表して10年ぶりに県の消防ポンプ操法大会、小型ポンプ操法の部に出場する第1分団3号の団員とそれを支える第1分団
操作始め!―。 早朝のグラウンドに声が響く。 今月13日に開かれた第50回上伊那消防ポンプ操法大会、小型ポンプ操法の部に出場。念願の優勝を果たし、県大会への出場を決めた駒ケ根市消防団の第1分団3号。過去にも上伊那大会では2位、3位という好成績を残してきたが、なかなか優勝できない悔しさを味わってきた。それをばねにして訓練に励んだ結果が、今回につながった。駒ケ根市消防団が県大会へ出るのは実に10年ぶり。 「『なぜ優勝できないのか。どうせなら優勝したい』と頑張ってきました。県大会に出場するのは初めてなので、上位に食い込めるよう精一杯頑張りたい」。 指揮者の杉山さんは意気込みを見せる。 ◇ ◇ “自分たちのまちは自分たちで守る”の精神に基づき、地域の非常時に備えて日々の訓練を重ねている団員たち。ほとんどが仕事を持ちながら活動しているため、必然的に訓練時間は早朝や夕方となる。大会前になると、訓練は毎朝。3号の団員たちは、それに加えて自主的に夕方にも訓練をしてきた。 「それでも、ここまでできたのは分団が一丸となってサポートしてくれたから。みんなの協力がなければ、ここまでできなかった」と振り返る。 団員たちを支えているのは分団だけではない。 家族や職場、地域―。 さまざまな支えを受ける中で、“地域のために”という思いを一層強めてきた。 ◇ ◇ 本番を直前に、最後の訓練にも熱が入る。 選手たちを見守ってきた北原分団長(35)は「かなり良い状態となっており、気合も入っている。練習の成果を当日発揮できれば、上位進出も夢でない」と期待を込める。 08年度第50回長野県消防ポンプ操法大会は27日、立科町の町総合運動場で開かれる。
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反核平和の火リレー上伊那を縦断
核廃絶や戦争のない平和な世界への願いを込めて火をつなぐ「反核平和リレー」が23、24日、上伊那地区であり、各自治体の青年部のメンバーがトーチの火を掲げながら、上伊那地区の48・9キロを縦走した=写真。
「反核平和の火リレー」は、原爆の被害に遭った広島県で始まり、そこから全国に広がった。長野県では県平和有効祭実行委員会の主催で毎年行われており、本年で21回目となる。
24日は宮田村から出発し、駒ケ根市へ。到着したメンバーを出迎えた駒ケ根市の清水亀千代副市長は「今もって世界各地では悲惨な戦争が繰り返されているが、永久の平和を求め、戦争のない世界を作っていきたい」と語り、飯島町へとつなぐ同市の職員11人にトーチの火を手わたした。
トーチの火は7日、安曇野市を出発し、22日に諏訪地区から上伊那地区へと運ばれた。今回のリレー距離は約1200キロとなる。 -
東伊那小学校で子どもの健康を考える会が健康講座
駒ケ根市の保健師や栄養士、保育士などでつくる「子どもの健康を考える会」は24日、東伊那小学校の5年生を対象に「健康講座」を開いた。同校の養護教諭・大西由美さん(41)が考案した手で覚える食事バランスガイド「5つのグー」などを交えながら、食事バランスの大切さ、生活習慣病にならないために、夏休み中に心がけるべきことなどを学んだ。
生活習慣病予防を目的として実施している血液検査に合わせて本年度初めて企画した同講座は、大人だけではなく、子どもたち自身に自分の健康を守るためにはどのような食事や生活が必要か知ってもらおうと企画した。
大西教諭の考案した「5つのグー」は、食事バランスガイドに記載されている▽ご飯やパン、麺類などの主食▽野菜を中心とする副菜▽肉、魚類▽牛乳、乳製品▽ビタミン類を補給する果物類竏窒フ5分類を、5本の指に置き換えて覚え、バランスよく摂取することを呼びかけるもの。今回はこの日食べてきた朝食に当てめて、実際にきちんとバランスの良い食事ができているかを確認した=写真。
また、竜東学校給食センターの神田由美子栄養士(31)は、おやつに含まれる油分や糖分の量を具体的に示し、夏休み中のおやつの摂り方に気を付けることを呼びかけた。
竹村力君(11)は「分かりやすく教えてくれ、自分たちが知らない間に摂っている砂糖や油のことが分かった。今後は気を付けたい」と話していた。
本年度は東伊那小と赤穂東小の2校で開催したが、来年度は市内の小中学校全校で実施する予定。 -
駒ケ根市で第1回行政評価市民委員会
駒ケ根市の第1回行政評価市民委員会が24日、市役所であった。公募を含む15人を委員に委嘱。今後同委員会は、市から依頼のあった15事業のほか、委員の要望があった5事業を加えた全20事業を評価する。評価対象となるのは07年度の実施事業(継続事業を含む)。10月から11月にかけて、各事業の評価をまとめ、最終的に行政サイドが総合評価を行い、市議会や一般市民に報告する。市民の声を行政評価に反映させる取り組みは駒ケ根市として初めてのことで、今回の評価結果は、次年度の事業計画や予算編成に反映していく。
取り組みは、同市が7月から施行した「協働のまちづくり条例」に基づくもので、透明性の確保や市民声に沿った事業展開を図ることなどを目的としている。
評価するを委ねた事業は▽駒ケ根インターの駐車場事業▽協働のまちづくり支援補助金事業▽企業誘致DMアンケート事業竏窒ネどのほか、懸案事項となっているシルクミュージアム、駒ケ根ふるさとの家運営事業など。
早速この日は、駒ケ根インター駐車場事業についての評価を開始。
同駐車場は現在、高速バス利用者などに無料貸し出ししているが、本来の目的以外で使用する人が増えてきている。そんな中、民間企業がインター周辺で民営の駐車場整備を進めており、市では市営駐車場を廃止し、今後は民営駐車場に事業を委ねる方針でいる。
委員からは「有料駐車場となることで違法駐車が増える可能性が高いため、その対策を考える必要がある」とする声もあったが、基本的には民設民営の駐車場に委ねる方針を認めた。
今後8月にかけて集中的に各事業の評価を進める。 -
・スカミカミマシーン・ス一般発売
喬木村の喬木第二小学校養護教諭の安富和子さん=中川村大草=が駒ケ根市の赤穂南小学校に勤務していた当時「児童の健康づくりのため、かむ回数をカウントする装置が欲しい」との思いから発案した・スカミカミマシーン・スが7月、商品名「かみかみセンサー」として全国に向けて一般発売された。
発売したのは学校などに保健や理科実験関係の機器などを卸している日陶科学(山田光彦社長、本社名古屋市)。「かみかみセンサー」は、あごの動きを感知する器具を耳に掛けて装着。物を食べると、かんだ回数が魚の形の表示部にデジタル表示される。安富教諭のアイデアをもとに駒ケ根工業高校(当時)の高田直人教諭の技術協力で3年前に完成して以来、赤穂南小で使用されてきた・スカミカミマシーン・スの基本的な仕組みを踏襲した上で各部を改良、発展させた。
昨年12月、販売代理店を通じて初めてカミカミマシーンを見た同社の企画開発担当者は「きっと役に立つものになると直感」し、商品化に向けた開発がスタートした。同社によると、試作品は十数個に及び、さまざまな点で改良を重ねてきたという。最も重視したのはかんだ回数の正確性。あごの動きを間違いなく検知するためのセンサーの選定などに関連して数多くの試行錯誤を繰り返したほか、消費者に受け入れられやすいデザインにするよう気を配ったという。赤穂南小の児童にモニターを依頼するなどして開発を進め、6月に最終試作品が完成した。発売は今月11日。直後から問い合わせが相次ぎ、県内の学校や歯科医院などを中心に十数カ所から注文があったという。 -
全国大会出場者激励会
駒ケ根市と市体育協会は22日、同市から各種目の全国大会に出場する選手26人を励ます激励会を開いた。各大会に出場する選手たちは「相手がどんなに強くても、最後まで諦めない試合をしたい」「ベスト8、入賞を狙って頑張ってきたい」と、大会に向けた意気込みを語った。
今回激励を受けた選手たちは中部日本卓球選手権大会、若葉カップ全国小学生バドミントン大会、小学生・中学生全国空手道選手権大会、全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権大会、高校総体ソフトボール大会、全日本レディースバドミントン選手権大会、全日本少年少女空手道選手権大会、全日本クラブ卓球選手権大会に出場する26人。いずれも7月から8月にかけて開催される。
中原稲雄教育長は「みなさんの後ろでは家族、友人、地域の人、そのほかの大勢の人たちが応援している。どうか本番に向けて体長を整え、できる限り良いコンディションで大会に臨んでほしい。健闘を祈りたい」と選手たちを激励した。
また、大会出場選手に向けて市と体育協会から激励金が贈呈された。 -
屋根まで届いたヒマワリ
あっという間に屋根まで到達竏秩B
駒ケ根市赤穂上赤須の農業・入谷武義さん(70)宅の玄関脇に生えてきた高さ3メートル56センチヒマワリが、家族や近所の人たちをを驚かせている=写真。
ヒマワリが生えてきたのはコンクリートで覆われた部分のすぐ脇で、家の東側。このヒマワリ、誰かが種をまいたわけではなく、勝手に生えてきたのだという。
入谷さんは「過去にもヒマワリを育てたことはないし、家族も誰一人として種をまいていないという。きっと鳥かなにかのフンに混ざって運ばれてきたのだと思う」と話す。
ヒマワリは4月始めころ芽を出し、ぐんぐんと成長。早いものは6月下旬ころから花が咲き始めたが、段々頭をもたげてくるようになったため、竹で添え木をしてあげたところ、高いものは屋根まで到達するほどの丈になった。
今回は市民チャンピオンの記録更新までには至らなかったが、入谷さんは「今回は肥料も何にもやらないでこれだけ大きくなった。来年は肥料をあげるなどして、ちょっと頑張ってみたい」と話していた。 -
駒ケ根市点字サークルが『平和へのいのり』の点訳した全6巻を完成
駒ケ根点字サークル(会員14人、今福富栄代表)はこのほど、駒ケ根市教育委員会が今年3月に発刊した戦争体験記録集『平和へのいのり』を点訳した点訳本(全6巻)を完成させた=写真。今福代表は「この本を読んで、戦争はもう二度としてはいけないと再認しました。この点訳を読む視覚障害者は戦争を知らない若い世代。実際に体験された方の言葉で読める機会はあまりないので、その気持ちを思いながら読んでいただければ」と話す。
『平和への祈り』は、次世代に戦争の記憶と平和への祈りをつないでいくことを目的として市教育委員会が発刊したもので、太平洋戦争のあらましや戦争体験者の証言、寄稿文などで構成されている。
同サークルでは「視覚障害者の人たちにもぜひ自分たちが住んでいる地元の人たちが体験した戦争の記憶を読んでもらおう」と、今年6月から点訳に着手。今福さんのほか、同サークルの中山章さん(83)、浦野孝之さん(65)、春日正弘さんの4人が協力した。
点訳には、漢字を平仮名に直すなどといった手間のかかる作業が必要となり、時間もかかるが、4人で協力し合うことで今回は2カ月足らずで完成することができた。
今後、点訳した本は市内外の希望者に貸し出しをしていく。
点訳本の貸し出しに関する問い合わせは障害者センター高砂園(TEL82・2012)へ。
なお、同サークルでは9、10月の第2、第3、第4土曜に一般市民向けの点字講習会を開くため、多くの参加を呼びかけている。
点字版を使って点字の基礎を学ぶほか、パソコンができる人にはパソコン点訳などを体験してもらう。
時間は午後1時半縲恁゚後3時半。場所は高砂園。
問い合わせは高砂園へ。 -
商店街の賑わい復活を目指す
わいわいワクワク市民の会の商店主メンバー
守屋博夫さん(59)
福沢治朗さん(56)
宮沢清高さん(55)まちの元気を取り戻そう竏秩B
思いを同じくする仲間やNPO法人とともに今月初め、駒ケ根市銀座商店街内の空き店舗を改装して「みんなの広場」をオープンした。ホールは気軽に立ち寄れるオープンカフェとして開放し、お年寄りや若者に利用してもらうほか、各種イベントの開催、学習会、展示会会場などとして、多くの市民に活用してもらいたいと考えている。
「これだけ間口の広いところが閉まっていたんじゃもったいない。広場としてオープンできて本当に良かった。今はまだ手探りの状態だけど、最終的には若者からお年寄りまで、さまざまな世代の人が集える場にしていきたい」と福沢代表。
今後は11月までの間、さまざまな取り組みを実施し、その中から良いものを選んで継続していく予定だ。
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第16回駒ケ根市小学生相撲大会で小学生力士らが練習の成果を競い合う
第16回駒ケ根市小学生相撲大会が19日、同市駒ケ根高原切石公園の土俵であった。市内の小学生力士約360人が出場し、優勝を目指して土俵の上でぶつかり合った。
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駒ケ根高原美術館で伊那市出身の板絵画、絵本作家・有賀忍さんの個展
彫った板に色彩を施した「板絵」を多く手がけ、絵本作家としても活躍している伊那市出身の有賀忍さん(62)=東京都=の個展「童心の風景竏瀦モヘ星・母は花竏秩vが19日、駒ケ根市の駒ケ根高原美術館で始まった=写真。幻想的で遊び心あふれる作品120点以上が、訪れた人の目を楽しませている。
有賀さんが板絵を制作し始めたのは30年以上前。版画の版木にヒントを得て、そこにアクリルで色彩を施すようになったのがきっかけで、彫りを施した板にさまざまな色を何度も塗り重ねることで、独特で神秘的な世界を表現している。
絵のテーマには父親と子どもが戯れている様子を描いたものが多く、有賀さんは「今の時代、父親の存在が薄くなっている中、子どもよりも夢中になっているお父さんを描き、そこから『子どもと一緒にいることが一番幸せなんだ』というメッセージを伝えたかった」と話す。
そのほかにも世界の民話をテーマとした板絵や有賀さんが手がけた絵本の原画やアニメーションの原画なども展示している。
8月31日まで(会期中は無休)。開館時間は午前9時縲恁゚後5時半。入館料は大人千円、大高性800円、小中学生500円(毎週土曜は小中学生無料。
問い合わせは駒ケ根高原美術館(TEL83・5100)へ。 -
熊の胆密輸の組長に実刑判決
輸入が規制されている医薬品の熊の胆(くまのい)を密輸したとして関税法、薬事法違反などの罪に問われていた駒ケ根市赤穂、指定暴力団山口組系小林組組長の無職小林正治被告(65)の判決公判が17日、地裁伊那支部であった。藤井聖悟裁判官は、被告の供述は不自然で信用できない竏窒ニした上で、前刑の執行猶予期間中に犯行に及ぶなど一向に反省の気配もないことから再犯の恐れは極めて高く、刑責は重大で実刑は免れない竏窒ニ断じ、懲役4年4月、および罰金200万円(求刑懲役4年6月、罰金200万円)の実刑判決を言い渡した。同被告は銀行法違反、強要未遂の罪にも問われていた。一貫して無罪を主張してきた弁護側は判決を不服として控訴する方針を示している。
判決によると小林被告は05年7月と11月の2回にわたり、熊の胆計約4・8キロを密輸入し、販売目的で貯蔵していた。06年1月から10月にかけ、利息を支払う約束で延べ22人から現金計2750万円を集めたほか、06年12月、駒ケ根市内の施設の男性職員に対し、施設にいる女性に電話をするように言っておけ、電話がなければ施設に火をつけるぞ、などと脅した。 -
伊那人現擁護委員協議会が研修会を開催
伊那人現擁護委員協議会(北條常信会長)が15日、研修会が駒ケ根市駅前ビル「アルパ」であった。上伊那地区の人権擁護委員約40人が集まり、活動を同じくする仲間の体験発表やインターネットを安心・安全に使うことなどをテーマとした講演会から、今後の活動に生かしていくべきことなどを学んだ。
研修会は人権擁護委員の資質向上と情報交換などを目的として開催しており、毎年開催地は各地区の持ち回りとなっている。今年は駒ケ根市で開催することとなった。
体験発表では、北部会、中部会の委員2人がこれまでの体験を交えて今後、自身が心がけていきたいことなどを発表。
人権擁護委員となって3年目となる白田信隆さん(65)=伊那市美原=は、過去の自身の失敗談から「よく聴き、受け止めた上で互いに解決策を共有できるまで、話し合うことが大切。あの時私はもっと聴くべきだった」と振り返った。一方、過去に相談に来た人が、その後立ち直り「『安心して暮らせるようになった』と話してくれたことが嬉しかった」と語った。 -
地区の農地を守れ!中沢地区営農組合の農地管理お助け隊が地区内の耕作放棄地を整備
先祖代々の農地を守ろう竏窒ニ、駒ケ根市の中沢地区営農組合(北沢満組合長)が16日、「農地管理お助け隊」として同地区中割で10年以上放置されていた耕作放棄地約27アールの整備に取り組んだ。作業には11集落から2人ずつ参加。ほ場を覆った草をビーバーなどで刈り倒し、汗を流した=写真。
農業者の高齢化、担い手の減少などが深刻化する中、全国的に荒廃農地が増加。また、放置されたままの荒廃農地に野生動物が入り込み、近隣の農作物が被害を受けるといった事態も生じている。
そんな中、同地区営農組合は、地区の農地を守ろう竏窒ニ一念発起。昨年度から地区独自で「中沢地区営農保全週間」を設け、この期間に集中して自身の農地管理に努めたり、組合員が地区内の耕作放棄地の整備に当たっている。
今年は山際近くにあり、ニホンジカの寝床となっている耕作放棄地を整備。どの地区にも土地利用組織はあるが、耕作放棄地の整備などに継続的に取り組んでいるのは珍しいという。
北沢組合長(55)=中沢中山=は「やっぱり、みんな自分の生まれ育った土地が好きだし、若い人たちに残していきたいと考えている。そのために、今自分たちが頑張らなければ」と話していた。
中沢地区の耕作放棄地は約30ヘクタール。今後、実態調査を進め、農地として復活する場所、山へ還元する場所などを検討していく。 -
東伊那小5年生がJA上伊那の農政対策委員のメンバーから稲の育て方を学ぶ
田んぼについて学ぼう竏窒ニ駒ケ根市東伊那小学校の5年生17人(春日美貴子教諭)が15日、上伊那農業協同組合(JA上伊那)駒ケ根東地区農政対策委員(下平士郎委員長)のメンバーから、稲の育て方や田んぼの多面的機能などを教わった=写真。
田んぼづくりは5年生の学習の一環として各学校で取り組まれており、同校の5年生も挑戦している。そんな中、実際に田んぼを育てている農家さんから稲の育て方や今後の管理方法を学ぶ目的で営農対策委員のメンバーを迎えた。
東伊那小の5年生の田んぼは先日まで中干ししていたが、これから穂が成長する時期を迎えるため、再び水を入れている。指導に当たったJA上伊那駒ケ根東支所の大槻憲治営農課長は「今、稲の穂は下の方にほんの5センチくらいしかないが、これから約1カ月でぐんぐん伸びる。田んぼの状態も良好」などとアドバイスした。
営農対策委員の下平委員長は「子どもたちに農業に目を向けてもらい、将来農業に取り組んでもらえれば」と話していた。
また、この日はJAバンクが全国の小学校高学年向けに作成した食農教育補助教材3種類の贈呈もあった。 -
赤穂東小の5、6年生が赤穂中学校を見学
駒ケ根市の中学校通学区変一部更の対象となる児童が通う赤穂東小学校の5、6年生約180人が15日、赤穂中学校の様子を見学した=写真。双方の中学校を見た児童らはその規模の違いに驚きながらも、自分の目的を実現するためにはどちらの学校へ通うのが良いのかを考えた。
中学校見学は前日の東中に続き開催した。赤穂中に到着した児童らは、同校の広田敦弘教頭から赤穂中が県内でも最も大きい規模の学校であること、生徒会、部活動とも活発な学校であることなどの説明を受けた。
その後、各教室の授業を見学。
両方の学校を見学した遊佐鼓さんは「東中は車いすの人にも良さそうな学校。赤穂中は東中と比べてすごく大きいことに驚いた」と話していた。
また、児童らとともに両校を見学を見学した赤穂東小保護者の一人は「赤穂中の方が一クラスの人数が大勢。今の環境と比べると、少し大きすぎるように感じる。やっぱり、小さい方が先生の目も行き届くし、自然環境といい、人的環境といい『東中が良いかな』と思った」と話した。
市教育委員会は「見学会は不安解消の意味で開催したもの。今回の見学会を参考に、各ご家庭で話し合っていただければ」としている。 -
赤穂東小5、6年が東中学校を見学
駒ケ根市立赤穂東小学校の5、6年生約180人は14日、教諭らの引率で東伊那の駒ケ根市立東中学校(小木曽伸一校長)を見学。見て聞いて「小さい学校」の良さを実感した。
市教育委員会が中学校通学区の一部変更の検討を進める中で、児童の不安解消などを目的に5年生も参加し、時期も初めて実施した昨年より2カ月早めた。15日は赤穂中学校でも行う。
バスで東中に到着した児童らは宮尾裕教諭の案内で、大規模改造された本校舎、音楽室や家庭科室などが並ぶ木造の北校舎、美術室、金工室のある南校舎などを見て回った後、体育館での歓迎会に臨んだ。
東中全校生徒166人は拍手で迎え、合唱「大地讃頌」で歓迎。眞木啓佑生徒会長は勤労班や部活、行事など東中の特長を紹介し「東中は本当に良い学校です。少しでもいいので、ぜひ入学を希望してください」と呼び掛けた。
小木曽校長は▽先生も生徒もみんなが知合いになれ、仲良しになれる▽1教室に20縲・0人と少なく、先生は一人ひとり丁寧に教えてくれるから、みんなが勉強ができるようになる-など小規模学校の良さを挙げ「校内はスロープやエレベターでバリアフリーになっている。どんな人とも仲良くしようと、心のバリアーフリーも進めている。小さな学校の良さを感じ、希望すれは入学できると思う。赤穂中学校と比較し、自分に(東中が)向いていると思ったらぜひ、来て」と期待を込めた。
見学を終えた5年の井川さおりさんは「歌や絵が上手。良い学校だなあと思った」。中原詩乃さんは「校舎はきれいで、みんな仲良く、明るそう」とそれぞれ印象を語った。 -
駒ケ根市の中間教室で子どもたちの成長を見守る
塩尻市
百瀬千秋さん中間教室は学校の校地外にある支援教室。ここには、さまざまな事情で学校に登校できなくなった子どもたちが通ってくる。その教室の指導員として、子どもが自分のペースで学校に復帰できるよう、支援している。
「ここに来る子たちは基本的に純粋でまじめ。善悪の判断もしっかりしている。しかし、世の中が変化する中で、そうした人間的な子どもたちほど、困っているのが現状。そういう姿を見ると『誰かがこの子たちの側にいてあげなければ』と強く感じます」と話す。
◇ ◇
十数年前までは教員として各地の学校で勤務していたが、当時の子どもたちは、反社会的な行動をとることで世の中への不満をぶつけていた。
「生徒指導もしていましたが、ネクタイをつかまれ持ち上げられることもよくありました」と振り返る。
しかし今、中間教室へ通ってくる子どもはそれとは正反対。親や友人、先生などとの対人関係に疲れ、さまざまなプレッシャーを背負いながら自分を見出せずにいる。一人ひとりが抱える不安や悩みのもさまざまだ。
「本当は親に悩みを打ち明けられるのが一番いいんです。それができないというのは切ないですね」と語る。
◇ ◇
ここへ来てからしばらく経ったころ、中間教室に通い始めた一人の女の子が思いを打ち明けてくれた。
生徒なら誰もがもらえる通知表。しかし、その子の通知表には「授業にでていないので評価できません」の文字。
ああ、私を見てくれる人はいないんだ竏秩B 彼女はそう実感したと話した。
衝撃を受けた。その子が感じた疎外感、孤独感がひしひしと伝わり、切なかった。
その後、急いで自分の家にあった画用紙を持ち出し、中間教室に通う児童や生徒一人ひとりのための通知表を手づくりして配った。一般的な通知表とは違い、子どもたち自身がメッセージを書き込む欄も設けた。
するとその子は1学期、2学期と月日を経るごと元気を取り戻していった。1年が終わる3学期の通知表には、こう書かれていた。
「この中間教室に来てとても良かったです。来年も毎日休まず、一日一日を大切にしていきたいな」。
嬉しかった。
「それぞれ時期は違いますが、多くの子どもたちがそうやって成長していきます。一日一日を肥やしにして。それが私の何よりの生きがいです」と笑顔を見せる。
◇ ◇
今では、ここを巣立った子どもたちが社会人となり、さまざまな職場で働いている。そして、時々顔を出す。
「職種もいろいろですが、それぞれ誇りを持って仕事をしている姿を見ると、心からすごいなと思います。自分が支える側となり、悩んでる後輩をサポートしてくれる子も多い。痛みを知っているからこそ、優しくすることもできる。だから、ここの子どもたちは一番人間らしいんです。子どもたちには自分で自分の生き方、進み方を見つけてほしい。そしてみんなに幸せになってほしい」 -
キッズわくわく宿開宿竏虫ゥ然の中で親子一緒に学ぶ
自然の中で親子一緒に学ぼう竏窒ニ12日、駒ケ根市内の保育園、幼稚園の年中、年長園児親子を対象とした「キッズわくわく宿」が東伊那の農林業体験宿泊施設「ふるさとの家」で始まった。初日のこの日は、竹を使った水鉄砲づくりに挑戦=写真。出来上がった水鉄砲で、早速水遊びを楽しんだ。
取り組みは市教育委員会が5年前から市内全園に呼びかけて実施している。園児らは1泊2日、保護者や友だちと同施設に宿泊し、自然の中でさまざまな体験をすることで協調性や個性を身に付けていくた。昨年からは各園で同様の取り組みを展開し始めており、本年の参加は13組に留まった。
自己紹介をした後、親子は早速水鉄砲づくりを開始。父親が切った竹に子どもがきりで穴を開けるなど、協力し合いながら一つの水鉄砲を作り上げた。
今年2回目の参加となる小林光樹君(5)の父親、正樹さん(31)=南割=は「去年、上の子と参加して良かったので今年も参加した。家族で宿泊することはあっても一対一で泊まることはなかなかない。楽しい思い出づくりができれば」と話していた。 -
駒ケ根市で津島神社宵祭開催
駒ケ根市津島神社の祇園祭宵祭(気賀沢徳義町部自治会祭典委員長)が12日、市内であった。大人みこしや子どもみこしが市内を練り歩いたほか、綿雨やヨーヨーなど、昔ながらの露店が並び、家族連れなどでにぎわいを見せた=写真。
神事の後、大人みこしと子どもみこし23基が三和森神社から出発。この日は最高気温30度を超える夏日となったが「わっしょい、わっしょい」という威勢のよい掛け声で暑さを吹き飛ばし、市内をにぎわせた。
また、涼しくなり始めた夕方から歩行者天国を開始。電飾を施した子どもみこしも登場したほか、商連こまがねが主催する「ゆかたまつり第1弾」もあり、訪れた人たちは夏の夜のまつりを楽しんでいた。
今はみこしが豪華になったので壊さなくなったが、一昔前は駒ケ根の祇園祭でもみこしを壊し、その破片をそれぞれの家の屋根の飾ったりして魔よけとしていたという。 -
サンポーが駒ケ根市に寄付
不動産コンサルタント会社・サンポー(本社・駒ケ根市、北村武夫社長)が8日、駒ケ根市役所を訪れ、同市の地域づくりに役立ててもらおうと10万円を寄付した=写真。北村社長は「何らかの形で役立てていただければ」と語った。
昨年40周年を迎えた同社では、住民や地域への感謝を込めて市に向けた寄付を実施。良いことは続けていきたい竏窒ニの思いから、今年も寄付をすることになった。
杉本幸治市長は「とりわけ今、地震などによる被害が発生している中、安心・安全のまちづくりに向けて使わせていただきたいと考えている」と語り、感謝の言葉を述べた。
市は今回の寄付金で防災用自家発電機を購入し、赤穂東小学校の防災倉庫に配備する予定。防災用自家発電機の配備はこれで3カ所目となる。 -
もてなしのまちづくり協議会が大御食神社の再発見をテーマとした講演会を開催
地元の観光資源を再発見しよう竏窒ニ、商工観光事業関係者や行政などでつくる「もてなしのまちづくり協議会」(会員約40人、小濱哲会長)は11日、同市赤穂にある「大御食(おおみけ)神社」をテーマとした講演会を開いた。一般市民など約40人が参加。風土工学の第一人者で同協議会の委員でもある須田清隆さんが同神社が担ってきた“食”との関係を説明し、それを生かした観光づくりについて語った=写真。
同協議会は04年に策定した「もてなしのまちづくり計画」に基づく観光づくりを進めており、講演会もその一環として開催した。
須田さんは駒ケ根市の場合、南アルプスや中央アルプスなどといった自然については一つの観光ブランドとして確立している一方、歴史的資源や食などに関する資源は生かしきれていない現状を指摘。そんな中、千年以上の歴史を持つ大御食神社に着目し「“大御食”という言葉は朝廷に食料を献上していた地区で用いられていることなどを説明。「同市でも朝廷に食材を献上していたことが考えられる」とした。
その歴史的背景から、安心、安全でおいしい食を提供する地域として、観光ブランド化できないかを提案。
また、観光に取り組んでいく過程の中では地域として思いを一つにし、「自分たちのための地域づくり」を進めることの重要性を語った。 -
駒ケ根高原美術館で橘学園高校デザイン美術コースの学生が「青春」をテーマにワークショップ
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館を10日、神奈川県横浜市の橘学園高校デザイン美術コースの学生35人が訪れ、「青春」をテーマに抽象絵画制作に挑戦した=写真。
同校の1年生は例年この時期、飯島町にある合宿所で1泊2日の合宿を行っており、同館への訪問もその一環。普段の制作の場とは異なる環境の中で刺激を受け、感性を磨くことなどを目的としている。
生徒らは松井君子副館長の説明を受けながら館内観賞をし、「青春」を題材とした抽象絵画制作を実施。
「青春とは楽しいもの。はじけているイメージで明るい色で表現した」という学生の一方、「青春には将来の夢への不安な気持ちがある。それを曲線や直線で表現した」とする学生も多かった。
松井副館長はそれぞれの制作絵画にアドバイスをしながら「人間誰でも生活の中に不安はある。豊かな感性と豊かな感受性を持って生きることが今の時代大切。不安があることが不幸なのではなく、それに挑戦していくのがいい」と語りかけていた。 -
第26駒ケ根高原マラソン大会に実施向けて事務所開き
第26回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会の実施に向け、大会実行委員会(委員長・広田喜宥中央アルプス観光社長)は11日、駒ケ根市役所内に事務所を開設した=写真。今後事務職員2人が常駐し、9月28日の大会にむけて準備を進める。広田実行委員長は「本日現在で約千人の申し込みがあり、申し込みが終わるころには3千人を超えると予想している。昨年にも増して、盛大に実施することができるよう、準備を進めたい」と語った。
本年は03年の世界選手権で銅メダルを獲得した元マラソン選手の千葉真子さんを招待選手として迎えるほか、ホノルルマラソンへの招待資格をはじめ、各種参加賞が用意されている。
昨年は25周年ということもあり、久々に3千人を超える出場者が集まった。また、数年前から小学生を対象とした3キロコースに合わせて中学生以上一般の部3キロコースを設置したところ、家族で参加する出場者も増えているという。
大会の実施種目は▽3キロ(小学4縲・年生男女別)、3キロ(中学生以上一般の部男女別)、6キロ(中学以上男女年代別)、15キロ(中学生以上男女年代別)の4種目。参加料は3千円(小学生の3キロは500円)。
申し込みは8月20日まで(必着、当日消印有効)。
問い合わせは市役所内大会事務局(TEL83・2111)へ。 -
看護大学交友市民の会が本年度新入生の激励会を開催
県看護大学との交流に取り組む駒ケ根市の看護大学交流市民の会(会長・杉本幸治駒ケ根市長)は9日夜、本年度の新入生91人を迎えた交流激励会をアイ・パルいなんで開いた。さまざまな団体などに所属する市民など約100人が集まり、互いの自己紹介をし合いながら交流を深めた=写真。
激励会は新入生に一日も早く駒ケ根に慣れ、地域住民との交流を深めてもらうことなどを目的として毎年開催している。
歓迎のあいさつで杉本会長は「駒ケ根市は自然豊かな場所。ぜひ、駒ケ根市が第2の古里となるよう、この4年間を過ごしてもらえれば嬉しい。また、現在全国的に看護に携わる人材が不足しており、駒ケ根市もそうした人材を求めている。ぜひ、卒業後に地元に残っていただければ」と語った。
その後、駒ケ根市の特産である「すずらん牛乳」や「すずらんヨーグルト」などで乾杯。商工会議所青年部などが地元や看護大に関することをクイズとしたゲームなどを実施し、和やかなムードで交流を楽しんでいた。 -
中原正純前駒ケ根市長が建設事業関係功労者国土交通大臣表彰を受ける
駒ケ根市の前市長・中原正純さん(67)が08年建設事業関係功労者国土交通大臣表彰の受けることとなり10日、国土交通省の冬柴鉄三大臣から表彰状が贈られた。中原さんは「大変な光栄。地域のみなさんのご協力のおかげで表彰の栄に属することになり、感謝に耐えない。今後も伊南バイパスをはじめ、道路整備が進み、地域が発展していくことを期待している」と語った。
同表彰は建設事業関係の功労者や優良団体に対して毎年実施している。本年は247人5団体が選ばれた。
5期20年間にわたり駒ケ根市を務めた中原正純市長は、国道153号伊南バイパス建設促進期成同盟会の会長も務めてきた。昨年末には伊南バイパス駒ケ根工区の全線開通を実現。道路事業の推進に尽力してきた。
道路事業関係で表彰を受けた県内関係者は中原さん一人。そのほかの分野では、県内の3人が今年の表彰を受けた。